JP2532273Y2 - 投射研掃装置におけるワークの停止装置 - Google Patents

投射研掃装置におけるワークの停止装置

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JP2532273Y2
JP2532273Y2 JP2527691U JP2527691U JP2532273Y2 JP 2532273 Y2 JP2532273 Y2 JP 2532273Y2 JP 2527691 U JP2527691 U JP 2527691U JP 2527691 U JP2527691 U JP 2527691U JP 2532273 Y2 JP2532273 Y2 JP 2532273Y2
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projection
work
roller conveyor
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chamber
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勝一 辻本
孝之 立松
一敏 西村
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新東ブレーター株式会社
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Control Of Conveyors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ショットなどの投射材
をローラーコンベアで搬送されるワークへ高速で投射し
てディスケーリングやバリ取り等の研掃を行う投射研掃
装置おいて、投射室へ搬入されてきたワークを所定の位
置に停止させるワークの停止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ローラーコンベアによりワークを投射室
内へ搬送して研掃を行う従来のローラーコンベア搬送式
の投射研掃装置では、ワークがローラーコンベアにより
投射室内へ搬入されて投射室外へ搬出される間に投射装
置から投射される投射材の投射流によりローラー上で表
面が研掃される構成となっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、ローラ
ーコンベアのローラ上をその自転により搬送されてくる
ワークは、投射研掃域通過時にその上面と側面は研掃さ
れるが、ローラーコンベア装置が損傷するため下面への
投射材投射はできず、したがって、全面研掃を要する場
合は、投射研掃域を通過して上面と側面の研掃を終わっ
たワークを投射室外で上下反転したり横転させて未処理
部分である底部側を上面又は側面に位置させ、再度ロー
ラーコンベアにより投射室内へ搬入し、投射研掃域を通
過させて研掃を行う必要があり、ワークの反転又は横
転、積み変え等の厄介な操作を要するとともに、2度投
射室内を通過させねばならぬという問題点がある。そこ
で、投射室内の投射研掃域にワークを停止させ、該ワー
クを所定時間吊り上げて全面の研掃を行っているが、投
射室内には研掃時に発生する多量の粉塵のため光電管方
式、磁気方式等による検知停止装置を利用できないの
で、ワークを投射域に停止させるには防塵カバーを備え
たリミットスイッチとスプリング、ロータリーアクチュ
エータ等よりなる停止装置を投射室内のワーク通路に配
設して検知、制御を行っている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、投射材
の砕片、ワークの破砕片等は多方面に反射飛散して防塵
カバーの隙間等よりリミットスイッチのレバー軸受部等
に侵入し、レバーの作動不良等を起こしてローラーコン
ベアの停止の不整、誤動作を生じ、また、リミットスイ
ッチは破損し易いので頻繁に交換を要する等の問題があ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は前記のような課
題を解決した投射研掃装置におけるワークの停止装置を
提供するもので、ローラーコンベアによりワークを投射
室内へ搬送して研掃を行う投射研掃装置において、前記
投射室内の投射研掃域の近傍には該投射室の外側におい
て外部アームが支軸により枢支された揺動自在なレバー
部材の内部アームを延設して該内部アームの先端に取付
けた係合部材をローラーコンベアにより搬送されてくる
ワークに当接可能とし、さらに、前記投射室の外部には
前記ローラーコンベアの起動停止用の制御装置を設けて
該制御装置が前記外部アームに設けられて該外部アーム
の揺動に伴い進退動する作動体により作動されるように
したことを特徴とするものである。
【0006】
【実施例】次に、本考案を図示の実施例に基づいて説明
する。1は箱状の投射室で、該投射室1の一方の側壁2
には斜め下方に向けて投射材の投射流を形成する投射装
置3と、斜め上方に向けて投射流を形成する投射装置4
がそれぞれ配設してあり、両投射装置3、4の投射流に
より投射室1内には図1の斜線域で示す投射研掃域5が
形成されている。また、投射室1内の下方部分には投射
研掃域5を横切る方向としてワーク搬送用のローラーコ
ンベア6が設置してあり、その各ローラ7は図示されな
いフレーム又は側壁に設けた軸受により所定の間隔で軸
支されて所定の間隔で投射室1内に配列されており、各
ローラ7の軸10にはそれぞれ鎖歯車11が固定され、
それぞれにかみ合うローラーチェーン12を介して各ロ
ーラ7は図示されない駆動装置により回転されるように
なっている。
【0007】投射室1の天井壁13には後記するワーク
ホルダ25の昇降回転装置14が設置してあり、この昇
降回転装置14は天井壁13に立設したブラケット15
に上下の軸受16、16により保持された一対のガイド
バー17、17を有し、各ガイドバー17に案内されて
板状のベース18が水平状に昇降可能に組付けられてい
る。また、ガイドバー17、17の中間の天井ブラケッ
ト13には流体圧シリンダ19が立設してあり、そのピ
ストンロッド20の先端はベース18中間ブラケットに
立設した門形の連結ブラケット材21に固定され、流体
圧シリンダ19の作動によりピストンロッド20の昇降
により、ベース18はガイドバー17、17に案内され
て水平状態を保持したまま昇降可能とされている。更
に、ベース18の一端には軸受22により縦形の回転軸
23が軸支され、その上部側はベース18に取付けた駆
動装置24にキーなどにより結合させてあり、したがっ
て、回転軸23は流体圧シリンダ19により昇降される
とともに駆動装置24により水平を保持したまま回転さ
れる構成となっている。
【0008】また、回転軸23の下部側は天井壁13を
貫通して投射室1内の投射研掃域5に位置されてその下
端には鋼材などよりかご状に形成されたワークホルダ2
5が取付けてある。ワークホルダ25は回転軸23が下
降するとローラーコンベア6のローラ7、7間の間隙に
脚端のワーク保持桁が介入される複数の枠体26を備え
たかご状のもので、図1に示すように、ワークの通過に
支障のない十分な広さの開口27を有し、回転軸23の
昇降に伴いローラ7上を移動してくるワークを複数の枠
体26の下端の保持桁が受け取って吊上げ、逆に、該ロ
ーラ7上にワークを吊り降ろして移し渡し可能とされて
いる。28はローラーコンベア6により投射室内へ搬入
されたワークを所定の位置に停止させる停止装置のレバ
ー部材で、該レバー部材28は投射室1外に水平に設け
た支軸29を支点として揺動可能に支持されて該投射室
1内外にわたり延設され、その投射室1内に位置される
後記の内部アーム36は投射研掃域5近傍とされてい
る。そして、レバー部材28はローラ7の軸10の軸線
と平行状とされてその投射室外に位置する外部アーム3
0の側端部は側壁8より突設したブラケット31に立設
された調節ボルト32に係止されたコイルばねなどの弾
性部材33を介して投射室1と連結されている。なお、
前記支軸29は側壁8に突設したブラケット34に設け
られた一対の軸受35、35に保持されている。
【0009】レバー部材28の投射室1内に位置される
内部アーム36は、前記したように側壁8に形成した開
口部37を通って投射研掃域5の近傍のローラ7、7間
に臨ませてあり、その先端にはローラーコンベア6によ
り搬送されてくるワークに当接する係合部材38が取付
けてある。係合部材38は弾性部材33と前記ブラケッ
ト34に立設した高さ調節可能なストッパ39とによ
り、常時は搬送されてくるワークに当接可能にローラ7
の表面より上方へ突出した状態で弾性的に保持されてお
り、そのワークへの当接面は図3に示すように緩やかな
傾斜面に形成してある。また、前記外部アーム30は実
施例では上方へ屈曲させてあり、その上部側は揺動によ
り投射室1に対し進退動し、進退動位置に対応する投射
室1の側壁8にはローラーコンベア6の起動停止用の制
御装置40が配設してある。
【0010】制御装置40は側壁8に突設したブラケッ
ト41に取付けた近接スイッチ42を備えており、ま
た、外部アーム30の上部一側には該近接スイッチ42
に対応して作動体43が固定してあり、ワーク侵入等に
より当接された係合ブラケット材38の下降により揺動
を起こすレバーブラケット材28により前記作動体43
が近接スイッチ42に接近し、ローラーコンベア6の駆
動装置の停止あるいは駆動を行わせるようになってい
る。なお、44は開口部37閉鎖用の耐摩耗性ゴム等よ
りなるカバー、Wはワークを示す。
【0011】
【作用】このように構成されたものは、まず、昇降回転
装置14の流体圧シリンダ19の作動により回転軸23
下端のワークホルダ25を下降位置に停止させてローラ
ーコンベア6の図示されない駆動装置を起動すると、ロ
ーラチェーン12が走行して鎖歯車11を介し各ローラ
7が回転し、該ローラ7上へ載せられたワークWが進行
して投射室1内へ搬入される。そして、ワークWが待機
しているワークホルダ25の枠体26を通って投射研掃
域5へ進入すると、その近傍に設けられたワークの停止
位置におけるレバー部材28の内部アーム36の先端でロ
ーラ7の上面より突出させてある係合部材38に前記ワ
ークWの下部が当接し、更に、ワークWが進行すること
により係合部材38は下方へ押されることとなって、レ
バー部材28は弾性部材33の弾発力に抗して支軸29
を中心に時計回り方向へ揺動し、一点鎖線に示す状態と
なる。この結果、外部アーム30の作動体43が制御装
置40の近接スイッチ42側へ前進接近してこれを作動
させ、その信号によりローラーコンベア6の駆動装置が
停止し、ワークWは投射研掃域5の部分に保持される。
次いで、昇降回転装置14の流体圧シリンダ19が逆作
動して回転軸23が上昇し、これと共にワークWはワー
クホルダ25に収容されて上昇し、所定の高さで停止さ
れるとともに係合部材38は弾性部材33により元の上
昇位置へ復帰する。つづいて、駆動装置24が作動して
回転軸23が回転するとともに投射装置3、4が作動し
て投射材投射が開始され、ワークWは自転しながらその
全面を均等に研掃される。
【0012】次に、研掃終了後は回転軸23の回転及び
投射装置3、4の投射作業を停止させるとともに流体圧
シリンダ19により再び回転軸23と共にワークホルダ
25を下降させてワークWをローラ7上へ戻すと、再び
係合部材38が押し下げられ、前記同様にレバー部材2
8が揺動して外部アーム30の作動体43が近接スイッ
チ42を作動させる。この場合はローラーコンベア6の
駆動装置が再起動されてローラ7群によりワークWは投
射室1外ヘ搬出され、同時に次のワークが投射室1内へ
搬入されて前記の作動が繰返えされる。なお、制御装置
40は地上より立設してもよく、また、レバー部材28
の形状は種々の形状が使用でき、更に、制御装置として
他に光電管方式や普通のリミットスイッチ等も本方式に
おいては適用できる。
【0013】
【考案の効果】本考案は以上の説明より明らかなよう
に、ローラーコンベアにより投射室へ搬入されたワーク
は、投射研掃域近傍に設けたレバー部材により停止され
るので研掃作業に好適であり、また、レバー部材は投射
室外に支点となる支軸を設けた構成とされて投射室内に
は回動軸支持部等は全くなく、かつ、近接スイッチ等の
制御装置も投射室外に位置させてあるので、研掃時に発
生する粉塵や高速の投射材及びその破砕片等による前記
各部の摩耗、損傷等がなく、したがって、レバー部材の
揺動作動は常に確実、円滑に行われるとともに制御装置
関係も正確に作動し、これらの作動不良、誤作動等がな
くなって生産性が大幅に向上する。従って、本考案は従
来のこの種投射研掃装置におけるワークの停止装置の問
題点を解決したものとして実用的価値極めて大きいもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す一部切欠正面図である。
【図2】本考案の実施例を示す一部切欠側面図である。
【図3】ローラとレバー部材の内部アームとの関係を示
す側面図である。
【符号の説明】
1 投射室 5 投射研掃域 6 ローラーコンベア 7 ローラ 28 レバー部材 29 支軸 30 外部アーム 36 内部アーム 38 係合部材 40 制御装置 43 作動体

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ローラーコンベア(6) によりワークを投
    射室(1) 内へ搬送して研掃を行う投射研掃装置におい
    て、前記投射室(1) 内の投射研掃域(5) の近傍には該投
    射室(1) の外側において外部アーム(30)が支軸(29)によ
    り枢支された揺動自在なレバー部材(28)の内部アーム(3
    6)を延設して該内部アーム(36)の先端に取付けた係合部
    材(38)をローラーコンベア(6) により搬送されてくるワ
    ークに当接可能とし、さらに、前記投射室(1) の外部に
    は前記ローラーコンベア(6) の起動停止用の制御装置(4
    0)を設けて該制御装置(40)が前記外部アーム(30)に設け
    られて該外部アーム(30)の揺動に伴い進退動する作動体
    (43)により作動されるようにしたことを特徴とする投射
    研掃装置におけるワークの停止装置。
JP2527691U 1991-03-22 1991-03-22 投射研掃装置におけるワークの停止装置 Expired - Lifetime JP2532273Y2 (ja)

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JPH04112772U JPH04112772U (ja) 1992-09-30
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Effective date: 19961129