JPH0489505A - ステアリング舵角検出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、車両のステアリング舵角検出装置に関する。

（従来の技術） 従来のステアリング舵角検出装置としては、例えば、実
開昭５９−９０７号公報に記載されたものが知られてい
る。このものは、互いに対向する発光素子および受光素
子の間にステアリングシャフトと共に回転する円盤を配
設し、円盤の所定位置に形成された貫通穴が発光素子と
受光素子の間りこ位置したときのみ、発光素子からの光
が受光素子に受光されるようにして、円盤の１回転毎の
受光をパルスカウンタにより検出し、このカウンタをメ
モリ−等に記憶しながら、ステアリングの舵角を検出す
るようにしている。上述の発、受光素子、パルスカウン
ター等は何れも車両のイグニ・ノションＯＮ時に作動す
るようになっている。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、このような従来のステアリング舵角検出
装置にあっては、上述のような理由により、舵角が誤っ
て検出される可能性があった。

すなわち、例えばステアリングの舵角が中立状態のとき
、車両のイグニッションをＯＦＦにして、ＯＦＦ状態で
ステアリングが１回転した場合、イグニッションＯＮ後
、舵角検出装置はこの１回転を検出することができない
で、ステアリングが中立状態のままであると誤認識し、
誤った舵角の検出をすることになる。

そこで、本発明は、簡単な構造により、イグニッション
のＯＮ１０　Ｆ　Ｆに拘らず、ステアリングの舵角を常
に正確に検出することができるステアリング舵角検出装
置を提供することを課題としている。

（課題を解決するための手段） 本発明によるステアリング舵角検出装置は、上記課題を
解決するため、ステアリングシャフトとともに一体的に
回転する回転部材と、該回転部材に固定され、回転部材
に略直交する方向に突出する突起部と、車体に固定され
、ステアリングシャフトの軸線に一致した軸線を有する
螺旋歯を有するとともに、螺旋歯から離隔した筒状部お
よび螺旋歯と筒状部とを連結する円盤部を有するガイド
部材と、ガイド部材の螺旋歯に係合する第１係合穴およ
び回転部材の突起部に係合する第２保合穴を有し、回転
部材の回転に応じて回転しながら螺旋歯の軸線方向に沿
って移動する円盤状の移動部材と、移動部材に支持され
、移動部材から放射外方向に突出する第１ブラシ部およ
び第１ブラシ部の突出方向に略直交する方向に突出する
第２ブラシ部を有する導電部材と、ガイド部材の筒状部
Ｃ二支持され、第１ブラン部に接触する螺旋状の抵抗体
と、ガイド部材の円盤部に支持され、第２ブラシ部に接
触するリング状の電極と、を備え、前記移動部材が回転
移動するとき、第１ブラシ部と抵抗体との接触および第
２ブラシ部と電極との接触カ常に保持されるようＬこし
たことを特徴とするものである。

（作用） 本発明では、ステアリングシャフトの回転に応じて、移
動部材が螺旋歯の軸線方向に沿って移動すると、第１ブ
ラシ部および抵抗体の接触位置から抵抗体の延在方向に
沿った抵抗体の一端位置までの距離と、抵抗体の他端位
置までの距離との比が、移動部材の移動に応じて変化す
る。

したがって、抵抗体の一端および電極間と抵抗体の他端
および電極間との抵抗比に基づいて、ステアリングシャ
フトの回転、すなわちステアリングの舵角が検出される
。

（実施例） 以下、本発明を図面に基づいて説明する。

第１〜８図は本発明に係るステアリング舵角検出装置の
一実施例を示す図である。

まず、構成を説明する。

第１〜３図において、１は回転部材であり、回転部材１
はステアリングシャフト２とともに一体的に回転する。

また、回転部材ｌには突起部３が固定されており、突起
部３は回転部材１に略直交する方向に突出している。４
は車体（図示しない）に固定されたガイド部材であり、
ガイド部材４はステアリングシャフト２の軸線に一致し
た軸線を有する螺旋歯５を有するとともにに、螺旋歯５
から離隔した筒状部６および螺旋歯５と筒状部６とを連
結する円盤部７を有する。ガイド部材４の螺旋歯５には
移動部材８の第１保合穴９が係合しており、移動部材８
は第１保合穴りの他に回転部材ｌの突起部３に係合する
第２係合穴１０を有している。また、移動部材εは回転
部材ｌの回転に応して回転しながら螺旋歯５の軸線方向
に沿って移動する。移動部材８は導電部材１１を支持さ
れており、すなわち、導電郡部材１１は溶接またはボル
ト締め等により移動部材８に固定されている。導電部材
１１は、移動部材８から放射外方向に突出する第１ブラ
シ部１２および第１ブラシ部１２の突出方向に略直交す
る方向に突出する第２ブラシ部１３を有する。

ガイド部材４の筒状部６は螺旋状の抵抗体１４を支持し
ており、抵抗体１４は第１ブラシ部１２に接触している
。ガイド部材４の円盤部７はリング状の電極１５を支持
しており、電極１５は第２ブラシ部１３に接触している
。ここで、移動部材８が回転しがら移動するとき、第１
ブラシ部１２と抵抗体１４との接触および第２ブラシ部
１３と電極１５との接触が常に保持されるようになって
いる。また、抵抗体１４の一端部は接点Ａに接続され、
抵抗体１４の他端部は接点Ｂに接続され、電極１５は接
点Ｃに接続されている。

なお、導電部材１１の展開図は第４図に示され、図中点
線箇所の折り曲げ加工後の正面図および側面図はそれぞ
れ第５図および第６図に示される。

また、導電部材１１は第７図に示すような形状のもので
あってもよく、この導電部材１１の展開図は第８図に示
され、図中点線は折り曲げ箇所を示し、この形状の導電
部材１１も移動部材８に溶接やボルト締めにより固定す
る。

次に、作用を説明する。

まず、ステアリングシャフト２０回転に応じて回転部材
１が回転すると、移動部材８が、回転部材１の回転方向
に応した方向に、また、回転部材１の回転量に応じた移
動量だけ、螺旋歯５の軸線方向に移動する。また、移動
部材８が移動する間、第１ブラシ部１２と抵抗体１４と
の接触および第２フラジ部１３と電極１５との接触が保
持される。したがって、第１ブラシ部１２および抵抗体
１４の接触位置から抵抗体１４の延在方向に沿った抵抗
体１４の一端位置までの距離と、抵抗体１４の他端位置
までの距離との比が、移動部材８の回転方向および移動
量に応して変化する。このため、抵抗体１４の一端部お
よび電極間と抵抗体１４の他端部および電極間との抵抗
比、すなわち、第３図に示すように、接点Ａおよび接点
Ｃ間と接点Ｂおよび接点Ｃ間の抵抗比に基づいて、ステ
アリングシャフト２の回転、すなわちステアリングの舵
角が検出される。

上述のように本実施例では、ステアリングシャフト２の
回転方向および回転量に応して、抵抗体１４の一端部お
よび電極間と抵抗体１４の他端部および電極間との抵抗
比が変化し、この抵抗比はステアリングシャフト２の回
転位置に１対ＩＬこ対応しているので、抵抗比からステ
アリングの舵角の絶対値を直接検出することができ、ス
テアリングの舵角を正確に検出することができる。

また、イグニッションＯＦＦ時にステアリングシャフト
２が１回転した場合でも、上述の抵抗比はステアリング
シャフト２の回転方向および回転量に応して変化するの
で、イグニッションＯＮ後でも、確実に舵角を検出する
ことができる。

さらに、抵抗体の抵抗比によりステアリングの舵角を検
出しているので、発、受光素子やパルスカウンタを用い
ていた従来のものに比較すると、装置の構造を簡単にす
ることができる。

またさらに、本実施例はポテンションタイプの装置であ
るため、温度変化による出力変動を小さくすることかで
き、温度変化によらないでステアリングの舵角を正確に
検出することができる。

（効果） 本発明によれば、移動部材が移動する間、第１ブラシ部
と抵抗体との接触および第２ブラシ部と電極との接触が
保持されので、抵抗体の一端部および電極間と抵抗体の
他端部および電極間との抵抗比に基づいて、ステアリン
グの舵角の絶対値を正確に検出することができ、舵角が
誤って検出されるのを確実に防止することができる。

また、抵抗体の抵抗比により、舵角を検出することがで
きるので、装置構造も簡単にすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１〜８図は本発明に係るステアリング舵角検出装置の
一実施例を示す図であり、第１図はその要部断面図、第
２図は第１図におけるＹ−Ｙ矢視断面図、第３図はその
抵抗体の抵抗比変化を説明するための図、第４図はその
導電部材の展開図、第５図はその導電部材の上面図、第
６図はその導電部材の側面図、第７図はその導電部材の
他の態様を示す斜視図、第８図は第７図に示す導電部材
の展開図である。 １・・・−・・回転部材、 ２・・・・・・ステアリングシャフト、３・・・・・・
突起部、 ４・・・・・・ガイド部材、 ５・・・・・・螺旋歯、 ６・・・・・・筒状部、 ７・・・・・・円盤部、 ８・・・・・・移動部材、 ９−・・・−・第１保合穴、 １０・・・・・・第２係合穴、 １１・・・・・・導電部材、 １２・・・・・・第１ブラシ部、 １３・・・・・・第２ブラシ部、 １４・・・・・・抵抗体、 １５・−・・・・電極。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ステアリングシャフトとともに一体的に回転する回転部
   材と、該回転部材に固定され、回転部材に略直交する方
   向に突出する突起部と、車体に固定され、ステアリング
   シャフトの軸線に一致した軸線を有する螺旋歯を有する
   とともに、螺旋歯から離隔した筒状部および螺旋歯と筒
   状部とを連結する円盤部を有するガイド部材と、ガイド
   部材の螺旋歯に係合する第１係合穴および回転部材の突
   起部に係合する第２係合穴を有し、回転部材の回転に応
   じて回転しながら螺旋歯の軸線方向に沿って移動する移
   動部材と、移動部材に支持され、移動部材から放射外方
   向に突出する第１ブラシ部および第１ブラシ部の突出方
   向に略直交する方向に突出する第２ブラシ部を有する導
   電部材と、ガイド部材の筒状部に支持され、第１ブラシ
   部に接触する螺旋状の抵抗体と、ガイド部材の円盤部に
   支持され、第２ブラシ部に接触するリング状の電極と、
   を備え、前記移動部材が回転移動するとき、第１ブラシ
   部と抵抗体との接触および第２ブラシ部と電極との接触
   が常に保持されるようにしたことを特徴とするステアリ
   ング舵角検出装置。