JPH0489345A - 水硬性材料 - Google Patents

水硬性材料

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Publication number
JPH0489345A
JPH0489345A JP20165890A JP20165890A JPH0489345A JP H0489345 A JPH0489345 A JP H0489345A JP 20165890 A JP20165890 A JP 20165890A JP 20165890 A JP20165890 A JP 20165890A JP H0489345 A JPH0489345 A JP H0489345A
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JP
Japan
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gypsum
slag
hydraulic
reduced slag
hydraulic material
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Pending
Application number
JP20165890A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsuhiro Honda
本多 淳裕
Tadashi Kuwayama
忠 桑山
Masaru Yamada
優 山田
Shigeru Kobayashi
繁 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daido Steel Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0489345A publication Critical patent/JPH0489345A/ja
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  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は舗装材、建築用構造材等として有用な水硬性材
料に関するものである。
〔発明の背景〕
鉄鋼の生産によって副生されるスラグには高炉スラグ、
転炉スラグ、電気炉スラグの3種類がある。鉄鉱石を主
原料とした製鉄から発生する高炉スラグ、転炉スラグは
発生量が多く、セメントへの混合等の有効利用が進んで
いる。一方くず鉄を原料とした製鋼から発生する電気炉
スラグは1ケ所当りの発生量が少なく、また発生場所が
分散しているために上記高炉スラグや転炉スラグ程有効
利用が進んでいない、しかしながら、近年、くず鉄利用
の増加にともなって、電気炉を利用した製鋼の占める割
合が増加し、スラグの発生量も増加傾向にある。
電気炉スラグには、くず鉄を溶解し、溶鋼中の不純物を
酸化除去する酸化精練で発生する酸化スラグと、溶鋼の
脱酸、脱硫と成分調整を行なう還元精練で発生する還元
スラグがある。
上記電気炉スラグのうち還元スラグは水硬性を有し、有
効利用の可能性が示唆されていたが、還元スラグ単独で
は硬化時の体積変化が大きく、水硬物に亀裂が生じると
云う問題があった。
〔従来の技術〕
そこで従来では、該還元スラグに石膏を添加することが
提案されている(特公平1−55919号)、上記石膏
の添加によって水硬物の亀裂は顕著に防止される。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来技術では還元スラグに酸化スラ
グが混合し、該酸化スラグ中の酸化鉄が還元スラグの水
硬性を抑制すると云う問題があった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記従来の課題を解決するための手段として、
塩基度2以上で酸化鉄0.4重量%以下を含む還元スラ
グと、石膏とを混合した水硬性材料を提供するものであ
る。
本発明を以下に詳細に説明する。
[還元スラグ] 本発明に用いられる還元スラグとは、前記したように電
気炉精練において還元精練で発生するスラグのことであ
り、該スラグにはSin、、Ca Oが主成分として含
有され、その他の成分としてはMgO,Al、03を更
に微量成分としてFe、○、。
Tie、、MnO,Cr、O,、P、○St S等が含
まれている。
上記還元スラグは上記したようにSio、とCaOが存
在するから水分存在下でケイ酸カルシウム反応によって
硬化する性質、即ち水硬性を有する。
上記水硬性は該還元スラグの塩基度によって影響され、
該塩基度が高い程、上記水硬反応は円滑に進み得られる
成形体の強度も大きくなる。即ち塩基度は下式で表わさ
れる。
Sio。
そして該還元スラグの塩基度は円滑な水硬反応を得、そ
して強度の大きい水硬物を得るためには2以上であるこ
とが望ましい、しかしながらFe。
O□等の酸化鉄は上記水硬反応を妨害するので多量含ま
れると、上記塩基度に関わらす水硬反応が抑制され、か
つ水硬物の強度が低下する。したがって酸化鉄は上記還
元スラグ中に0.4重量%以下の範囲で含まれることが
望ましい。
上記酸化鉄は主として前記酸化スラグに由来するもので
あるから、還元スラグ中の酸化鉄を0゜4重量%以下に
規制するには、酸化スラグが還元スラグに出来るだけ混
入しないようにすることが必要である。そのためには電
気炉精練において、酸化精練を行なった後に一旦炉から
溶湯を取出した状態で酸化スラグを出来るだけ完全に除
去してから、再び炉内に該溶湯を投入して還元精練を行
なうか、または酸化精練と還元精練とを別個の炉で行な
うことが望ましい。
炉から取出した還元スラグは急冷すればβ−2CaO・
Sin、が析出するが、徐冷すればγ−2CaO−8i
02が析出する。β−2Ca()Sin、は体積変化を
起し易く、得られる成形物の強度が低いので1本発明に
おいては徐冷によって体積変化が少なく安定で強度の高
い水硬物が得られるγ−2CaO・Sio、を析出させ
ることが望ましい。
[石膏] 本発明に用いられる石膏は一般に二本石膏と呼ばれるC
aS○、・2H,Oであるが、該二本石膏を熱処理して
結晶水を除去した焼さい石膏が用いられてもよい。上記
石膏としては例えば酸化チタン製造工場から排出される
硫酸含有廃水を石灰によって処理する工程で生成する石
膏や、ボイラー等の焼煙の脱硫工程で生成する石膏を利
用すれば、価格的に低廉になり本発明にとって望ましい
[調合] 上記石膏は通常上記還元スラグに対して5重量%以上、
望ましくは50重量%以下の範囲で添加される。そして
上記還元スラグと上記石膏との混合物には水が添加され
混練される。上記混線は用途や成形方法によりスラリー
状からペースト状まで種々の粘度に調節され、したがっ
て水の添加量もそれに応じて種々に調節されるべきであ
る。
[成形] 上記混練物は鋳込成形、押出成形、射出成形等の周知の
成形方法により成形されるが、上記したように混線物の
粘度は上記成形方法に応じて適当に調節される。得られ
た成形物は通常常温、常湿下に養生されてもよいが、望
ましくは100%RH程度の湿度下で養生を行なう、更
には加熱加圧下のオートクレーブ養生を行なってもよい
このようにして本発明の水硬性材料から成形物が得られ
るが、本発明の水硬性材料は成形物を製造する以外に土
壌硬化剤、止水剤、舗装材料としても用いられる。
〔作用・効果〕
本発明の水硬性材料は、主成分としてS io、とCa
Oとを含むから水分存在下両者のケイ酸カルシウム反応
によって硬化する。この水硬反応はA1□03、MgO
の存在により促進される。該水硬性材料の塩基度は2以
上であるから、該水硬反応は円滑に進行する。そして該
水硬性材料には酸化鉄が0.4重量%以下の含有量に制
限されているから、該水硬反応は酸化鉄に妨害されるこ
となく進行する。しかしながら、本発明の水硬性材料の
みからなる水硬物は体積変化率が大きく、そのために亀
裂等が生じ易い。しかし石膏を該水硬性材料に添加する
ことにより体積変化を抑制出来、このようにして亀裂を
生じない高強度の水硬物が得られるようになった。
〔実施例〕
実験1(塩基度) 第1表に記載の組成の還元スラグを用いる。
第1表 上記組成の還元スラグと二本石膏とを70=30重量比
に混合し、フロー値が150〜200■となるように水
を添加して混練し、直径25■、高さ50■のポリ塩化
ビニル製モールドに充填して空隙のできないように突き
固め、20℃飽和の湿潤状態で24時間養生してから端
面を成形して脱型する。得られた成形物はその後20℃
飽和の湿潤状態で3日間養生してから一軸圧縮強度を測
定した。その結果は第1図Aグラフに示される。
第1図Aグラフをみると、成形物の一軸圧縮強度は塩基
度の低下とともに低下するが、塩基度2以下の試料No
、1では一軸圧縮強度の低下は著しいことが判る。
実験2(酸化鉄量) 第2表に記載の組成の還元スラグを用いる。
第2表 上記組成の還元スラグを用いて実験1と同様にして成形
物を作製し、実験1と同様にして一軸圧縮強度を測定し
た。その結果は第1図Bグラフに示される。
第1図Bグラフをみると、Fe2O3が0.4重量%以
上含まれている場合には塩基度が2以上であっても一軸
圧縮強度は低いことが判る。
実験3(石膏添加量) 実験1で用いた試料N004の還元スラグに二本石膏を
各種割合で混合し、実験1と同様にして成形物を作製し
、実験1と同様にして一軸圧縮強度を測定した。その結
果は第2図に示される。
第2図をみると、二本石膏無添加では成形物は20kg
f/c+J以下の低い一軸圧縮強度を示し、5重量%の
添加で既に一軸圧縮強度は40kgf/j以上の高い値
を示す、しかし50重量%以上の添加で一軸圧縮強度は
急速に低下することが判る。
【図面の簡単な説明】
第1図は実験1(グラフA)、実験2(グラフB)にお
ける塩基度と一軸圧縮強度との関係を示し、第2図は石
膏添加量と一軸圧縮強度との関係を示す。 塩基度 石柱力0t(it>ζ)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、塩基度2以上で酸化鉄0.4重量%以下を含む還元
    スラグと、石膏とを混合したことを特徴とする水硬性材
    料 2、該石膏は5〜50重量%である特許請求の範囲1に
    記載の水硬性材料 3、該還元スラグの主要鉱物はγ−2CaO・SiO_
    2である特許請求の範囲1または2に記載の水硬性材料
JP20165890A 1990-07-30 1990-07-30 水硬性材料 Pending JPH0489345A (ja)

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JPH0489345A true JPH0489345A (ja) 1992-03-23

Family

ID=16444748

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JP20165890A Pending JPH0489345A (ja) 1990-07-30 1990-07-30 水硬性材料

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024090581A1 (ja) * 2022-10-28 2024-05-02 グローバル・マテリアルリサーチ株式会社 電気炉スラグを用いた水硬性セメント組成物の製造方法

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