JPH0488612A - E型コア - Google Patents

E型コア

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JPH0488612A
JPH0488612A JP20342190A JP20342190A JPH0488612A JP H0488612 A JPH0488612 A JP H0488612A JP 20342190 A JP20342190 A JP 20342190A JP 20342190 A JP20342190 A JP 20342190A JP H0488612 A JPH0488612 A JP H0488612A
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JP
Japan
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magnetic leg
side magnetic
leg
width
central
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Pending
Application number
JP20342190A
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English (en)
Inventor
Daisuke Kaino
戒能 大助
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiyo Yuden Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Yuden Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、 トランス、チョークコイル及びノ(従来
の技術) 近年、電子機器への小型化の要求が高まり、殊に、屋外
或いは屋内において、携帯して使用することが可能な薄
型軽量な電子機器が要望されている。
このため、これらの電子m器に用いられるトランス、チ
ョークコイル及びノイズフィルタ等も小型軽量化が切望
されている。
従って、前記トランス、チョークコイル及びノイズフィ
ルタ等の磁芯として使用されている磁性材料よりなるコ
アに就いても、薄型化及び軽量化が強(求められ、これ
までにも種々の提案がなされてきた。
前記トランス等に組込まれる磁芯としては、E型コアが
一般的であり、該E型コアの従来例を第9図を参照しな
がら説明する。
フェライト等の磁性材料よりなるE型コア1は、略正方
形の断面を有する中央磁脚2の両側に、各々第1溝6及
び第2溝7を有して一対の第1側磁脚3並びに第2側磁
脚4が配置されるとともに、該中央磁脚2、第1側磁[
13及び第2側磁脚4の各々一端がヨーク部5により連
結されることにより構成されている。
この際、前記中央磁1!2、第1側磁脚3及び第2側磁
脚4の他端面は、同一面上に形成されるとともに、前記
E型コアlの磁気特性を最良とするために、該中央磁脚
2の断面積が該第1側磁脚3及び第2側磁脚4の各々の
断面積の和に等しくなるように形成されている。
前記E型コア1をトランス等に組込む場合には、同図に
仮!!締にて示すように、エナメル線等が捲回されたコ
イル等よりなるコイルボビン8を、前冒己中央磁脚2に
嵌装し、さらにE塑成いは1型のコアと組合わせて、図
示しない固定金具等により固定している。
前記E型コア1にコイルボビン8を嵌装すると、該コイ
ルボビン8の巻線上部及び下部が、該E型コア1の中央
磁1112上下面より7幅突出されており、従って前記
E型コア1の構造設計において各部寸法を有効活用して
いるとは言えなかった。
しかも、該トランス等を電子回路基板等に搭載する際に
は、該突出した7幅の巻線部が、該基板等への搭載部と
なるために安定が悪い等の不具合があった。
このため、中央磁脚の断面積が第1側磁脚及び第2側磁
脚の断面積の和に等しいという条件を満足しつつ、各部
寸法を有効活用した構造設計の為されたE型コアが案出
されており、このE型コアを第10図を参照しながら説
明する。
E型コア11は、横方向に長形化された中央磁I!12
がヨーク部15の正面略中央下部より延設されるととも
に、該中央磁11112の両側に第1溝16及び第2溝
17を有して第1側磁脚13及び第2側[1114が配
設され、該第1側磁脚13並びに第2側磁脚14の各々
一端が前記ヨーク部16により連結されている。
さらに前記E型コア11は、該中央磁脚12、第1側磁
l!13及び第2側磁WJ14の他端面が同一面上に形
成されるとともに、該中央磁脚12、第1側磁#13及
び第2側磁脚14の下面が同一面上に形成されることに
より構成されている。
前記E型コア11の中央磁脚12には、同図に仮想線に
て示すようにコイルボビン■8が嵌装され、さらにE塑
成いは■型のコアと組合わされることにより、トランス
等が形成されるようになっている。
前記E型コア11によると、前記中央磁脚12が横方向
に長形化されることにより、該中央磁脚12の高さが、
前記第1側磁脚13、第2側磁脚14及びヨーク部15
の高さに比して低背になり、従って該中央磁脚12の上
部に空間を有するようになり、該中央磁脚12に嵌装さ
れたコイルボビン18の上巻線部が、第1側磁脚13、
第2側磁脚14及びヨーク部15の上面よりも突出する
ことがなくなり、よって該E型コア、11の小型化等に
対応した構造設計が為されている。
前記E型コア11は、例λば複数の加圧面を有する複動
型ブレス装置(図示省略)により、磁性材料を加圧成型
することにより、成型加工される。
上記の複動型ブレス装置によれば、各々の加圧面が複式
連動して、前記磁性材料を加圧するため該磁性材料を均
一な密度を有するように成型加工することが困難であり
、該#1勧加圧される際に内部応力により、前記E型コ
ア11にマイクロクラック等が発生する恐れがあった。
さらに、前記複動型ブレス装置は、大型であり、動作制
御が複雑且つ成型速度が遅いために、大量生産に不向き
であった。
このため、第11図(a)〜(d)に示すようなE型コ
アの製造方法が提案された。
該方法によると、磁性材料を単動型ブレス装置(図示省
略)により成型部材28に成型加工しく同図(a))、
該成型部材28に例えば旋盤等により切削溝27a、2
7bを切削加工する(同図(b))。
次に、所定幅に前記成型部材28を順次切断しく同図(
C))、該切断片の略中央上部を切削加工することによ
り、中央磁脚22の両側部に第1側磁脚23及び第2側
磁脚24が配置形成されるとともに、該中央磁脚22、
第1!11!!脚23及び第2側磁脚24の各々一端を
連結するヨーク部25が形成されたE型コア21が製造
される。
前記E型コア21には、切削加工により中央磁脚切削部
26a及びヨーク部切削部26bとが同一面をなす切削
溝部26が形成されており、該切削溝部26のヨーク部
切削部26bの幅W4″は、中央磁脚切削部26aの幅
Wl’に対して幅広に形成されて、該ヨーク部切削部2
6bの両側部に今期大部30が形成されるのが一般であ
った。
該E型コア21は、図示しないコイルボビンが中央磁脚
22に嵌装されるとともに、他のE塑成いは1型のコア
と組合わされることにより、トランス等を構成するよう
になっている。
この際、前記切削溝部26が形成されていることにより
、第12図に示すように1.n記中央磁脚22の高さH
1’が、前記第1側磁脚23及び第2側磁脚24の高さ
H2’に対して、H1′〈H2’となっており、従って
前記コイルボビンの上巻線部は、該第1s磁脚23及び
第2側磁脚24の上面より突出することが防止され、電
子回路基板等への安定搭載並びに小型低背化に寄与して
いた。
上記E型コアの製造方法によると、前記複動型ブレス装
置を使用する必要がなくなり、一般的な装置並びに工程
により該E型コア21を製作することができた。
また、第13図に示すように、前記E型コア21と異な
る形状を有するE型コア31は、中央磁脚32の両側に
、各々切削溝37a、37bを有して一対の第N11l
Fi11脚33並びに第2側磁脚34が配置されるとと
もに、該中央磁脚32、第1側磁脚33及び第2側磁1
034の各々一端がヨーク部35により連結されること
により構成されている。
さらに5 前記E型コア31においては、該中央磁脚3
2の上面が高さH1’に切削加工されるとともに、該ヨ
ーク部35が前記高さH1’より高背な高さH3’に、
テーバ部4oを有して切削加工されて切削溝部36が形
成されている。
前記E型コア31の切削溝部36は、切削加工された該
中央磁脚32の上面と、該ヨーク部35の上面とが、同
一面上に形成されていなかった。
また、第14図に示すように、E型コア41は、中央磁
脚42の両側に各々切削溝47a、47bを有して一対
の第1側磁脚43及び第2側磁脚44が配置されるとと
もに、該中央磁脚42、第1側磁11143及び第2側
磁脚44の各々一端がヨーク部45により連結されるこ
とにより構成されている。
さらに、前記E型コア41においては、該中央磁脚42
の上下面が高さH1’に切削加工されるとともに、該ヨ
ーク部45が前記高さH1′より高背な高さH4’に、
テーバ部5oを有して切削加工されて切削溝部46.4
6bが形成されている。
前記E型コア41の切削溝部46a、46bの各面は、
切削加工された該中央磁脚42の上下面に対して同一面
上に形成されていなかった。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記従来のE型コアによれば、中央磁脚
切削部の暢Wl’とヨーク部切削部の幅W4’とが、w
t’<w4’なる関係を有することにより、ヨーク部に
おいて今期大部が形成され、また第1側磁脚及び第2側
iamの幅W2′とヨーク部の幅W3’とが、略W2 
’ =W3 ’なる関係を何することにより、該今期大
部の断面積が第1側磁脚及び第2側磁脚の断面積よりも
小さくなるため、第1側磁脚及び第2側磁脚の断面積の
和が中央磁脚の断面積に等しくなる関係が保持できない
ことになり、該E型コアが組込まれたトランス等に高い
負荷が与えられた場合等、前記今期大部が所定の特性値
以下において磁気飽和を生じ、結果として該トランス等
の所望特性が得られないという問題点があった。
また、前記全切欠部による磁気飽和を回避するために5
 前記wi’とW4’とを、略W1’=W4′なる関係
に、前記中央磁脚及びヨーク部を切削加工するにしても
、該切削加工の際の切欠位置の少しのずれにより、前記
中央磁脚面に切削加工の行われない凸部が残留し、外観
不良が発生してしまうため、該切削加工に高い加工精度
を要し、該加工精度により作業効率が低下するという問
題点があった。
また、前記E型コアの中央磁脚にコイルボビンを嵌装し
てトランス等を組立る際に、該組立工程において前記中
央磁脚とヨーク部との連結部等に内部応力が集中するこ
とにより、該連結部等が破損される恐れがあるという問
題点があうた。
さらに、前記E型コアにコイルボビンを装着してトラン
ス等を組立てる組立工程において、該コイルボビンを中
央磁脚に嵌装しているだけで仮固定されないため、該組
立に支障をきたすという問題点があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、全切
欠部の断面積が小さくなることによる所定特性値以下で
の磁気飽和を防止するとともに、該全切欠部を幅広にし
て加工精度を緩和し、さらにトランス等組立工程の際に
中央磁脚等の連結部を破損する恐れなく、確実な組立を
行えるE型コアを提供するものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、この発明は、中央磁脚と、
該中央磁脚を挟もように対向配置された一対の側部脚と
、前記中央m脚の一端及び前記−対の側Fa!l!lの
各々一端を互いに連結するヨーク部と、を有するE型コ
アにおいて、前記ヨーク部の幅を、該側部脚の幅よりも
幅広にするとともに、前記E型コアの双方のE型面を、
該偏磁脚部、並びに該中央磁脚と側部脚との間に設けら
れた溝部に沿って複数に分割加工したことにより、上記
目的を達成するものである。
(作用) 本発明においては、E型コアのヨーク部の幅を該側部脚
の幅よりも幅広にすることにより、第1側磁脚または第
2側磁脚の断面積に対して、ヨーク部の全切欠部におけ
る断面積が、小となることを防止していることにより、
該E型コアが組込まれたトランス等に、高負荷が加えら
れた場合であっても、前記全切欠部での所定特性値以下
における磁気飽和の発生を防止できる。
また、前記E型コアのE型面を、該中央磁脚と側部脚と
の間に設けられた溝の略中央部に沿って複数に分割する
ように加工しているため、切削加工の際に、切欠位置が
多少ずれても、中央磁脚面に切削加工の行われない凸部
が残留する恐れはなく、外観不良の発生を防止できる。
また、前記E型コアの偏磁脚部を複数に分割加工するこ
とにより、コイルボビンの係止部を係止する切欠部が形
成されるため、該コイルボビンをE型コアの中央IiB
#に嵌装する際の内部応力を。
該切欠部にて緩和することができる。
さらに、前記切欠部により中央磁脚に嵌装されたコイル
ボビンを係止することにより、トランス等の組立工程に
おいて該コイルボビンを仮固定できる。
(実施例) 本発明の実施例を、図面に基いて詳細に説明する。
第1図は本発明に係わるE型コアの実施例を示す斜視図
1第2図(a)は同実施例のE型コアを示す平面図、第
2図(b)は同実施例のE型コアのX−X断面を示ス断
面図、第3図(a)、  (b)は同実施例のE型コア
に嵌装されるコイルボビンを示す斜視図、第4図は同実
施例のE型コアにより構成されたトランスを示す斜視図
、第5図(a)(b)は本発明に係わるE型コアの他の
実施例を説明する説明図、第6図(a)、  (b)は
本発明に係わるE型コアの他の実施例を説明する説明図
、第7図及び第8図は本発明に係わるE型コアに嵌装さ
れるコイルボビンの一部を示す斜視図が示されている。
第1図に示すE型コア51は、下記の工程等により製造
される。
磁性材料を単動型ブレス装置等により、一対の側柱と、
該側柱の両端部を各々連結する一対の共通柱と、該一対
の側柱の中央部を連結する中心共通柱と、を有する日型
成型部材に成型加工する。
該日型成型部材の中心共通柱に沿って、双方の日型蘭を
研摩材等より形成された円板型グラインダ等により切削
加工する。
この際、前記切削加工は、稜部がテーバ形状を有する円
板型グラインダを使用し、該円板型グラインダの両端面
が前記側柱に掛かるようにするとともに、該円板型グラ
インダが軸着された回転軸の設置高さによる切削深度j
ζて行われる。
また、前記単動型ブレス装置のプレス面が平面加工され
ていることにより、前記日型成型部材の一対の側柱、一
対の共通柱及び中心共通柱の上面及び下面は、各々同一
面を成している。
次に、前記日型成型部材の一対の共通柱及び中心共通柱
を略中央部にて切断することにより、対のE型コアが製
造される。
上記の方法により製造されたE型コア51は、第1図に
示すように、中央磁脚52の両側部に第1溝56及び第
2溝57を有して、第1側磁脚53及び第2側磁脚54
が配置され、前記中央磁脚52、第1側磁脚53並びに
第2側磁脚54の各々一端がヨーク部55により連結さ
れることによって構成されており、さらに該E型コア5
1の中央磁脚52及びヨーク部55に切削溝部61が切
削形成されている。
該E型コア51は、前記切削加工により形成された切削
溝部61の中央磁脚切削部61aと、ヨーク部切削部6
1bと、が同一面上になるとともに、前言己円板型グラ
インダを使用して該E型コア51のE型面の上下面を切
削加工しているため、第1側磁脚53及び第2側磁脚5
4に、W5なる幅を有する第1(111Fin脚切欠部
63a、63b及び第2側磁脚切欠部64a、64bが
それぞれ形成されている。
この際、該中央磁脚切削部61aの幅W1とヨーク部切
削部61bの幅W4と、の藺に、Wl<W4なる関係が
あり、該W4からWlを差引いた左右の部位が糸切大部
60になっている。
該E型コア51においては、第2図(a)を参照しても
判るように、第1側磁脚53或いは第2側磁脚54の幅
W2と、ヨーク部55の幅W3と、の関係が、W2<W
3なるが如く、ヨーク部55カ)R1f111I!i!
脚53並ヒニ第21磁!lII]54よ’)M広になっ
ている。
即ち、前記W2<W3の関係より、ヨーク部55におけ
る糸切大部60の断面積は、前記第1 I’11M1脚
53並びに第2側磁脚54の断面積より小とならない範
囲内を踏襲するとともに、前記中央磁脚52の断面積が
、第1側磁脚53及び第2側磁脚54の断面積の和にな
っている。
また、前記中央磁脚52及びヨーク部55を切削加工す
る際に、該第1側磁脚53及び第2側磁1lI154の
各々上下部にW5幅を有する第1側磁脚切欠部63a、
63b及び第2側Wa!i11切欠部64a、64bが
それぞれ形成されるが、前記W2<W3なる関係より、
該糸切大部60の断面積が前記第1側1iflE153
及び第2側磁脚54より小とならないように、前記切削
工程において、該切削溝部61の切削幅及び切削深度を
決定している。
また、第3図(a)に示すように、エナメル線等が捲回
されたコイル等よりなるコイルボビン101は、前記E
型コア51の中央磁脚52が挿通される挿通孔94が貫
通形成された巻枠93の長平方向両端部に嵌装枠95が
付設されるとともに、該嵌装枠95が台座96により支
持されている。
この際、該嵌装枠95の左右上下部には、前記E型コア
51の第1側磁脚53及び第2側磁!i!I54に切削
形成された第1側磁脚切欠部63a、63b及び第21
11Fall!l切欠部64a、64bが当接仮固定さ
れるように、係止突起103a、103b並びに係止突
起104a、104bが形成されている。
さらに、前記台座96には、外部との電気的信号の授受
に供する入出力ビン92が、下方部に植設されている。
従って、同図矢印に沿って一対のE型コア51の中央磁
脚52、第1側磁脚53及び第2側磁脚54が、前記コ
イルボビン101に嵌装されることにより、該中央磁脚
52は挿通孔94により、また該第1側磁脚切欠部63
a、63b及び第2側磁脚切欠部64a、64bは係止
突起103a103b及び係止突起104a、104b
によりそれぞれ固定及び係止される。
上記のようにして構成されたコイルボビン101がE型
コア51に組込まれた状態は、第2図(b)を参照する
ことにより理解することができ、さらに同図によれば前
記中央磁脚52の高さHlが、前記切削溝部61が上下
面に切削形成されていることにより、第1側磁脚53及
び第2側磁脚54の高さH2よりも低背に形成されてい
る。
即ち、エナメル線等が捲回されたコイル等より構成され
るコイルボビン101 (仮想線表示)が、前記中央磁
脚52に嵌装された際に、該コイルボビンの双方の上下
巻線部が、該第・l側磁脚53及び第2側磁脚54の高
さH2より突出することを防止している。
前記E型コア51によれば、W 1 <W4なる関係を
有し、さらに糸切大部60の幅が、前記第1溝56及び
第2溝57の略中央部まで切削加工されるため、該切削
加工の際に、切欠位置が多少ずれても、中央磁脚52面
に切削加工の行われない凸部の残留を防止できる。
また、該E型コア51は、Wl<W4なる関係によりヨ
ーク部切削部61bの左右に糸切大部60が形成される
が、W2<W3なる関係を有しているために、該第1側
磁脚53または第2側磁脚54の断面積に対して、該糸
切大部60における断面積が小となること奢防止するこ
とができ2 該糸切大部60における所定値以下での磁
気飽和を回避できる。
また、前記E型コア51の第1側磁脚53及び第2側磁
脚54にそれぞれ第1側磁脚切欠部63a、63b及び
第2側磁脚切欠部64a、64bを形成して、前記コイ
ルボビン101の係止突起103a、103b及び係止
突起104a、104bにより該コイルボビン101を
係止するように構成しているため、該E型コア51の中
央磁脚52、第1側磁脚53及び第2側磁!1l154
を該コイルボビン101に嵌装する際に発生する内部応
力を分散緩和させることができる。
さらに、前記第1側磁脚切欠部63a、63b及び第2
側磁脚切欠部64a、64bと、係止突起103a、1
03b及び係止突起104a、104bとをそれぞれ当
接係止することにより、該コイルボビン101をE型コ
ア51に仮固定できるため、トランス等の組立工程を援
助することができる。
なお、第3図(b)に示すように、前記入出力ビン92
の代わりに、台座96の側面からフレームリード98が
延出されたコイルボビン105を使用してもよい。
次に、前述したE型コア51を一組使用して、トランス
を構成した例を、第4図を参照して説明する。
前記E型コア51及び該E型コア51と対をなす他のE
型コアが組合わされるとともに、コイル90が嵌装され
たコイルボビンlotの挿通孔94に該E型コア51の
中央磁脚52が、また係止突起103a、103b及び
係止突起104a104bに第1側磁脚53及び第2側
磁脚54が、それぞれ嵌装または係止され、図示しない
固定金具等により固定されてトランス100が構成され
る。
次に、本発明の他の実施例を第3図(a)。
(b)を参照しながら説明する。
なi3. 先の実施例と同一箇所には、同一符号を符し
て説明を省略する。
第1側磁脚53及び第2側磁脚54は、稜部が曲部形状
を有する円板型グラインダ等により画面が切削加工され
て、曲部形状を有する第1側磁脚切欠部73a、73b
及び第2側方切欠部74a。
74bが形成されている。
この際、前記中央磁脚52の断面積は、第1側磁脚53
と第2側磁脚54との断面積を和したものであるという
規約を踏襲しつつ、前記切削加工が行われている。
上記のように構成されたE型コア71には、第7図にて
示すように、曲部を有する係止突起113a、113b
及び係止突起114a、114bが形成されたコイルボ
ビン111が使用される。
前2E型コア71によれば、先の実施例と同様の優れた
効果を奏する。
また、本発明の他の実施例を第6図(a)。
(b)を参照しながら説明する。
なお、先の実施例と同一箇所には、同一符号を符して説
明を省略する。
E型コア81の第1側磁脚53及び第2側磁脚54の対
向面には、各々上面から切削溝部61にかけてテーバ状
の第1側磁脚切欠部83a、83b及び第2側磁脚切欠
部84a、84bが形成されている。
該E型コア81には、第8図に示すようにテーパ加工さ
れた係止突起123a、123bを有するコイルボビン
121が使用される。
上記のように構成されたE型コア81は、先の実施例と
同様の優れた効果を奏する。
なお、前記磁性材料に鉄粉を適用した場合は、加圧成型
することにより圧粉磁芯が形成され、またフェライト粉
を適用した場合は、該フェライト粉にバインダを加えて
造粒し、加圧成型し、さらに焼成することによりフェラ
イトコアが形成される。
(発明の効果) 本発明に係わるE型コアは、上記のように構成されてい
るため、以下に記載するような効果を有する。
(1)E型コアの切削溝部における中央磁脚切削部の幅
W1と、ヨーク部切削部の幅W4とが、W 1 <W4
なる関係を有し、さらに該W4からWlを差引いた左右
の糸切欠部幅を有することにより、切削加工の際に、切
欠位置が多少ずれても、中央磁脚上面に切削加工の行わ
れない凸部が残留する恐れはなく、外観不良の発生を防
止できるとともに、該切削加工に高い加工精度を必要と
しないため、作業効率の向上が図れるという優れた効果
を有する。
(2)また、前記WL<W4なる関係を有することによ
り、該ヨーク部上に糸切大部が形成されるが、該第11
111a脚または第2側磁脚の断面積に対して、ヨーク
部の糸切大部における断面積が小となることを防止する
ように、第1側磁脚または第2側磁脚の幅W2と、中央
磁脚の幅W3とが、W2〈W3なる関係を有するように
しているため、該E型コアが組込まれたトランス等に大
きい負荷が与えられた場合であっても、前記糸切大部に
おいて所定特性以下での磁気飽和が生じることを防止す
ることができ、従って該トランス等の所望特性を損なう
ことを未然に防止することができるという優れた効果を
有する。
(3)また、前記E型コアの第1側磁脚及び第2側磁脚
にそれぞれ第1側磁脚切欠部及び第2側磁脚切大部を形
成して、前記コイルボビンの係止突起により該コイルボ
ビンを係止するように構成して、該E型コアの中央磁脚
、第tiqfIi脚及び第2側磁脚を該コイルボビンに
嵌装する際に発生する内部応力を分散緩和させているた
め、トランス等を組立てる際に該E型コアの破損を防止
できるという優れた効果を有する。
(4)さらに、前記第1側磁脚切欠部及び第2側磁脚切
欠部と、係止突起とをそれぞれ当接係止することにより
、該コイルボビンをE型コア51に仮固定できるため、
トランス等の組立工程を援助することができ、確実な組
立を行うことができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係わるE型コアの実施例を示す斜視図
、 第2ヌ(a)は同実施例のE型コアを示す平面図、 第2図(b)は同実施例のE型コアのX−X断面を示す
断面図、 第3図(a)、、  (b)は同実施例のE型コアに嵌
装されるコイルボビンを示す斜視図 第4図は同実施例のE型コアにより構成されたトランス
を示す斜視図、 第5図(a)、  (b)は本発明に係わるE型コアの
他の実施例を説明する説明図、 第6図(a)、  (b)は本発明に係わるE型コアの
他の実施例を説明する説明図、 第7図及び第8図は本発明に係わるE型コアに嵌装され
るコイルボビンの一部を示す斜視図、第9図及び第1O
図は従来のE型コアを示す斜視図、 第11図(a)〜(d)は従来のE型コアの製造工程を
説明する説明図 第12図は同従来例の一部を切欠いた断面を示す断面図
、 第13図は他の従来例の一部を切欠いた断面を示す断面
図、 第14図は他の従来例の一部を切欠いた断面を示す断面
図である。 5 l ・ ・ 55 ・ 56 ・ ・ 60 ・ 63 ・ ・ 64 ・ ・ E型コア、52・・・中央Fii脚、 第1側磁脚、54・・・第2側磁脚、 ヨーク部 第1溝、57・・・第271Il 糸切大部、61・・・切削溝部 第1側磁脚切欠部、 第2側磁脚切欠部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)中央磁脚と、該中央磁脚を挟むように対向配置さ
    れた一対の側磁脚と、前記中央磁脚の一端及び前記一対
    の側磁脚の各々一端を互いに連結するヨーク部と、を有
    するE型コアにおいて、前記ヨーク部の幅を、該側磁脚
    の幅よりも幅広にするとともに、前記E型コアの双方の
    E型面を、該側磁脚部、並びに該中央磁脚と側磁脚との
    間に設けられた溝部に沿って複数に分割加工したことを
    特徴とするE型コア。
JP20342190A 1990-07-31 1990-07-31 E型コア Pending JPH0488612A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5760671A (en) * 1995-09-15 1998-06-02 Celestica Inc. Transformer with dual flux path

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5760671A (en) * 1995-09-15 1998-06-02 Celestica Inc. Transformer with dual flux path

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