JPH0487777A - セグメントの取付構造 - Google Patents

セグメントの取付構造

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JPH0487777A
JPH0487777A JP19840990A JP19840990A JPH0487777A JP H0487777 A JPH0487777 A JP H0487777A JP 19840990 A JP19840990 A JP 19840990A JP 19840990 A JP19840990 A JP 19840990A JP H0487777 A JPH0487777 A JP H0487777A
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  • Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)
  • Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、例えば各種の切断工具等においで、平板状基
体の端面に砥粒セグメン)・等のセグメントを固定する
t、lめの構造に関する、′従来の技術−: 上記切断工具の一例として、石材用の切断砥石を例に挙
げて説明する。
この欅の切断砥石は、第15図および第16図に示すよ
うに、大径の円板状基体1の外周にダイヤモンド砥粒層
チップ2を間欠的に配置し、たもので、一般には前記チ
ップ2かろう付は等により固定されている3 しかし、このようにチップ2をろう付けした構造では、
磨耗15たチップ2の交換に加執設備が必要で手間がか
かるうえ、基体1に熱劣化を引き起こす等の問題があっ
た。
そこで、例えばドイツ国特許2314977号では、第
17図ないし第19図に示すようなセグメント取付構造
が提案されている。これは、基体1の外周面に、断面が
逆台形状で先細の蟻溝3を有するソケット4を固定する
一方、砥粒層チップ2の裏面には、前記蟻溝3と相補的
な形状をなす両端の開口した蟻突条5を形成し、この蟻
突条5を前記蟻溝3に滑り込ませてチップ2を固定する
ものである。
ところがこの構造では、切削中にチップ2が受ける切削
抵抗により、蟻突条5が蟻溝3に強く押し込まね、蟻溝
3が楔作用で開いてしまい、長期使用後にはチップ2の
取付位置が狂ったり、甚だしい場合はチップ2が固定で
きなくなる等の欠点があった。
そこで、この問題を解決するため、実公昭616050
号公報では、第20図および第21図に示すチップ取付
構造が提案されている。これは、ソケット4の上面を蟻
1113側で高く、ソケット4の幅方向両側に向けて低
くなる傾斜面4Aにするとともに、チップ2の蟻突条5
の両側を前記傾斜面4Aと相補的な傾斜面6にしたもの
で、この傾斜面6により傾斜面4Aを図中矢印イのよう
に挾み込み、蟻溝3が変形して開くことを防止する。
「発明が解決しようとする課題」 ところで、この種の切断砥石においては、基体1の剛性
を増し、基体1を薄くすることにより切断代の低減を図
る試みがなされているが、上記のセグメント取付構造で
は、基体1がある程度薄型化すると、十分なセグメント
固定強度を確保てきなくなるとともに加工が困難になり
、対応できな(なる欠点があった。
また、セグメント2は基体lの接線方向に着脱されるの
で、セグメント2の配置間隔を挟めると隣接するセグメ
ント2に干渉して着脱が困難になり、セグメントの配置
間隔が制限される問題を有していた。
さらに、蟻溝3の側面および蟻突条5の両側面のみなら
ず、各傾斜面4A、6 まで高精度に形成しなければな
らないため、現実的には成形が困難で、加工コストかか
かり過ぎる欠点があった。
「課題を解決するための手段」 本発明は上記課題を解決するためになされたもので、基
体のセグメント取付箇所の端面に、第1の側縁が前記端
面に対し略垂直である装着用凹部を形成するとともに、
前記第1側縁には波影状の波形係合部を形成し、 前記セグメントには、前記装着用凹部と相補的な形状を
なす装着用凸部を設け、この装着用凸部の前記第1側縁
と対応する側縁には、前記波形係合部と嵌合しうる波形
係合部を形成し、さらに、前記装着用凹部の内周面の少
なくとも一部と、前記装着用凸部のそれと対応する箇所
とには、互いに前記基体の厚さ方向離脱不能に嵌合しあ
う係合部をそれぞれ形成し、 装着用凹部の開口幅を弾性的に広げることにより、この
装着用凹部内に前記装着用凸部がはめ込まれていること
を特徴とする。
なお、セグメントの側に前記装着用凹部を形成する一方
、基体に装着用凸部を設けた構成も可能である。
また、装着用凹部の内周面にスリットを形成し、このス
リットの幅を弾性的に開くことにより、基体およびセグ
メントの前記各波形係合部の係合か解除されるようにし
てもよい。
また、装着用凹部の第1側縁と対向する第2の側縁、お
よび前記装着用凸部のこの第2側縁と対応する側縁は、
中心が第2側縁の近傍に位置する円弧状に形成されてい
てもよいし、さらに第1側縁およびこれと対応する装着
用凸部の端縁も、中心が第2側縁の近傍に位置する円弧
状に形成されていてもよい。
さらに、各波形係合部は鋸刃状とされ、その個々の鋸刃
片の装着用凹部の内方側の斜辺は、装着用凹部の外方側
の斜辺に比して、前記セグメントの取付箇所の端面に対
する角度が小さくされていてもよい。
「作 用」 このセグメント取付構造では、従来のセグメント固定構
造に比して、基体の厚さ方向に複雑な蟻溝加工等を要せ
ず、基体の薄肉化に対応できるうえ、基体のセグメント
取付端面と直交する方向にセグメントの着脱を行なうの
て、着脱時に隣接する他のセグメントと干渉せず、セグ
メントの配置密度が制限されない。
また、セグメントの着脱方向と切断抵抗のかかる方向が
直交するため、楔作用などによって装着用凹部が開く等
の問題が生じず、長期使用後にもセグメントの着脱性悪
化や取付位置の狂いが生じないうえ、高精度加工の要求
される面数が少ないため、加工コスト低減が図れる。
また、各波形係合部の嵌合深さは比較的小さいにも拘わ
らず、セグメントの脱落方向に対する嵌合力が大きくと
れるうえ、各波形係合部の基準面はセグメントの取付端
面に対してほぼ垂直に形成されているから、セグメント
着脱時に第1側縁の変位量が小さくてよく、セグメント
着脱が容易である。
一方、装着用凹部の内周面にスリットを形成した場合に
は、装着用凹部の開口径を弾性的に拡大することが容夙
になり、セグメントの着脱がいっそう容5になる。
また、装着用凹部の第2側縁および装着用凸部の対応す
る側縁が、ともに中心が第2側縁の近傍に位置する円弧
状に形成された場合、ならびに第1側縁が、中心が第2
側縁の近傍に位置する円弧状に形成された場合には、前
記中心点を中心としてセグメントを回動させ、装着用凹
部へ着脱することができ、各波形係合部の嵌合・離脱に
必要な第1側縁の変位量がさらに小さくなる。
さらに、各波形係合部が鋸刃状とされ、その個々の鋸刃
片の装着用凹部の内方側の斜辺が、同じ鋸刃片の装着用
凹部の外方側の斜辺に比して、セグメント取付箇所の端
面に対する角度が小さく設定されている場合には、各波
形係合部の嵌合力をさらに高めることができる。
「実施例」 第1図は、本発明に係わるセグメントの取付構造の第1
実施例として、円板型切断砥石の外周部を示す平面図で
ある。
図中符号10は大径の円板型台金(基体)で、この合金
IOの外周部には半径方向に延びるスリブ)+2が周方
向等間隔に形成され、矩形状のセグメント取付座10A
か多数形成されている。
各セグメント取付座10Aの外周中央には、台金IOの
周方向に長い矩形状の装着用凹部14が形成され、その
底辺の端面には全長に亙って断面V字状の係合溝(係合
部)16が形成されている。
装着用凹部14の合金回転方向(第1図中矢印)の前方
側の側縁(第1側縁)20は、セグメント取付座10A
の外周縁とほぼ垂直で、かつ反対側の第2側縁24の若
干後方に位置する点0を中心とした円弧状に形成されて
いる。
第1側縁20には、その全長に亙り鋸刃状の波形係合部
22が形成されている。この波形係合部22は、第4図
に示すように突出量が揃った小さな鋭角三角形状の鋸刃
片23を一定間隔毎に多数形成したものである。
これら鋸刃片23の合金中心側の端面23Aが台金lO
の接線方向に対してなす角度αは、合金外周側の端面2
3Bが同接線方向(3対してなす角度βよりも小さくな
っている。具体的には角度αは3〜30°、角度βは3
0〜60゛程度であることが望ましい。
角度αが上記範囲未満であるとセグメント着脱に要する
労力が増し、上記範囲を越えると後述するセグメント側
の波形係合部50との嵌合力が低下する。一方、角度β
か上記範囲未満であると個々の鋸刃片23の幅か小さく
なって強度が低下し、逆に上記範囲を越えると鋸刃片2
3の数か減り、その分、嵌合力か低下する。
第1側縁20の基準面2OAから各鋸刃片23の頭頂部
まての高さは、後述する弾性係止片34の弾性変形許容
値、および波形係合部22.50に要求される嵌合力を
考慮して決定すべきである。
一方、第2側縁24は、その合金外周側の部分24Aが
前記円弧中心Oを中心とする円弧状に形成されている一
方、合金中心側の部分24Bは前記底辺と鋭角をなす直
線状に形成されている。
また、第2側縁24の端面には全長に亙って断面V字状
の係合溝26が形成されるとともに、前記底辺と第2側
縁24との間には、応力緩和用の半円状のぬすみ18が
形成されている。
装着用凹部14の底辺と第1側縁20との間には、スリ
ット12とほぼ平行にスリット28が形成されている。
これらスリット28の末端にはぬすみ30が形成され、
またスリット28の開口端側には、半円状の治具挿入孔
32が形成されている。スリット28で区画されるセグ
メント取付座10Aの細長い部分は弾性係止片34とさ
れ、これを回転方向府方に向けて弾性変形できるように
なっている。
一方、符号40は装着用凹部14に着脱可能に固定され
る砥粒セグメントである。このセグメント40は、台金
10と同厚で矩形板状をなす金属製のチップ支持体42
と、このチップ支持体42の端面中央に固定された直方
体形の砥粒層チップ44とから構成され、砥粒層チップ
44の肉厚はチップ支持体42よりも厚い。
この実施例の場合、第2図および第3図に示すように、
チップ支持体42の全体が装着用凸部となっており、そ
の形状は前述した装着用凹部14と相補的に形成されて
いる。
すなわち、装着用凹部14の係合溝16と対応する端縁
には、断面V字状の係合突条46が形成され、前記波形
係合部22と対応する箇所には波形係合部50が、また
第2側縁の係合溝26と対応する箇所には断面V字状の
係合突条48がそれぞれ形成されている。
波形係合部50は、第4図に示すように波形係合部22
の鋸刃片23と同形・同寸法の鋸刃片52を、波形係合
部22と逆向きに形成したもので、セグメント装着時に
は、各鋸刃片52と鋸刃片23が噛合するようになって
いる。
一方、砥粒層チップ44は、例えばダイヤモンドやCB
N等の砥粒を含むメタルポンド砥粒層であり、チップ支
持体42にろう付けや一体焼結、レーザー溶接、電子ビ
ーム溶接等の手段により固定されている。なお、砥粒の
粒度、集中度および厚さは、切断砥石の用途に応じて決
定される。
第6図および第7図はセグメント着脱用の治具を示して
いる。このセグメント着脱治具60はハンドル62と軸
64とからなる1字状をなし、軸64の先端部64Aは
、前記治具挿入孔32に挿入可能な半円形とされている
。そしてこの先端部64Aを治具挿入孔32に差し入れ
、/Sンドル62を180°回転すると、先端部64A
により弾性係止片34がこじ開けられ、波形係合部22
52 の嵌合が解除され、セグメント40か装着用凹部
14内へ装入可能となる。
次いて、セグメント40を装着用凹部14に装入した後
、治具60を半回転して治具挿入孔32から引き抜けば
、弾性係止片34が戻って各波形係合部22.50  
が嵌合するとともに、係合溝I6と係合突条46、およ
び係合溝26と係合突条48の各組が厚さ方向移動不能
に嵌合しあい、セグメント40がいずれの方向にも離脱
不能に固定される。
上記構成からなるセグメントの取付構造によれば、従来
のセグメント固定構造に比して、基体の厚さ方向に複雑
な蟻溝加工等を要任ず、基体の薄肉化に対応できるうえ
、台金lOの半径方向にセグメントの着脱を行なうので
、着脱時に隣接する他のセグメント40と干渉せず、セ
グメント40の配置密度が制限されない。
また、セグメント40の着脱方向と切断抵抗のかかる方
向が直交するため、楔作用によって装着用凹部が開く等
の問題が生じず、長期使用後にもセグメント40の着脱
性悪化や取付位置の狂いか生しない。
また、各波形係合部22,50  の嵌合深さは比較的
小さいにも拘わらず、個々の鋸刃片23.52の力を受
ける面23Aの総和か大きく、しかも面23Aが第1側
縁20に対してほぼ垂直(角度α)に形成されているた
め、セグメント40の脱落方向に対する嵌合力が大きく
とれる。
さらに、装着用凹部14にスリット28が形成されてい
るから、装着用凹部14の開口径を弾性的に拡大するこ
とが容易で、セグメント40の着脱が容易である。
また、この例では、第1側縁20が台金外周縁に対して
ほぼ垂直であり、かつ第1側縁20および第2側縁24
がいずれも中心Oを有する円弧状に形成されているため
、セグメント装着時には、第2側縁24にセグメント4
0の突条48を当接させつつ、セグメント40を回動さ
せて装着用凹部14に収めることができる。これにより
、波形係合部22,50  の嵌合を解くのに必要な弾
性係止片34の変位量が小さくて済み、その分セグメン
ト40の装着が楽で、弾性係止片34の金属疲労も最小
限に抑えることが可能である。
なお、本発明は上記のような円板状台金10以外に、幅
の狭い板状台金を用いるギヤングソーや、後述するフラ
ップチェーンカッタ等の異形状台金にも適用可能である
また、セグメント40に装着用凹部14およびスリット
28を形成する一方、台金lOのセグメント取付座10
Aに装着用凸部42を形成してもよい。
この場合には、台金10の側に多数のスリットを形成す
るのに比して加工が容易で、量産しやすく、製造コスト
を低減することができる。また、弾性係止片34に変形
や破損等の支障が生じても、セグメント40のみを交換
すれば済むから、台金10の使用寿命を延長することが
できる。
なお、装着用凹部14および装着用凸部42の形状は上
記の例にのみ限定されず、必要に応じて適宜変更してよ
い。例えば、第5図に示すように第2側縁24の形状を
凸円弧状から凹円弧状に変更してもよい。ただし、この
場合にも、円弧の中心は第1側縁20と一致しているこ
とが望ましい。
また、装着用凹部14の内周と装着用凸部42の外周に
形成される係合部の形状は、例えば第8図ないし第12
図に示すように変更してもよい。
第8図に示す例は、台金10の側に断面V字状の突条6
6を形成し、チップ支持体42に係合溝68を形成した
ものである。この例によれば、突条66の傾斜面が切粉
の流れ方向後方に向いているため、突条66と係合溝6
8の隙間に切粉が入り込みにくく、切粉の蓄積によりセ
グメント40の着脱が困難になる等の問題が生じにくい
また、第9図は係合溝68および突条66の形状を断面
コ字状とした例、第1θ図は断面半円状とした例を示し
ている。
第11図に示す例は、3枚の金属片42A 42B、4
2Cをスポット溶接等により張り合わせてチップ支持体
42を構成し、中間の金属片42Bの寸法を他より短く
することによって凹溝68を形成したものである。
また、第12図は、台金lOの側も3枚の金属板10B
、l QClI ODを張り合わせて構成した例であり
、中間層の金属板IOCを突出させることによって突条
66を形成している。
これらの構成によれば、各金属板42A−Cと10B−
Dは単純な打ち抜き加工で成形できるから、係合溝68
や突条66の加工コストが低下でき、しかも嵌合深さを
十分に確保することが容易になる。
次に、第13図および第14図は本発明をチェーンカッ
タに適用した例を示す平面図および側面図である。
このチェーンカッタは、本発明者らが発案した新規な切
断工具で、一定厚の矩形状をなす金属製フラップ(基体
)70を、平面内でのみ回動可能に多数連結して無端状
のチェーン体を構成し、各フラップ70の外周側端面に
砥粒セグメント40をそれぞれ固定したものである。そ
して、互いに離間した一対のスプロケットSの間に巻回
したうえ、各スプロケットSを回転してチェーンカッタ
を走行させることにより、その直線部において石材等の
被削材を切断する。
この例においても、セグメント40の固定構造は前述し
た第1実施例と全く同様であり、図面に同一符号を付し
てその説明は省略する。
各フラップ70には、回転方向前方側の側面中央部に半
円板状の連結用凸部72が一体に形成されるとともに、
回転方向後方側の側面には連結用凸部72とほぼ同寸法
の半円状をなす連結用凹部74が形成されている。
連結用凸部72の一対の円弧面には、全長に亙って凸V
字形の係合突条72Aが形成されている一方、連結用凹
部74の各円弧周面にはこれら係合突条72Aと嵌合す
る係合溝74Aが形成されている・そして、連結用凸部
72は連結用凹部74内にはめ込まれ、係合突条72A
と係合溝74.Aを噛合した状態で、一定角度回動可能
とされている。また、連結用凸1472を連結用凹部7
4内に押し込むと、係合突条72Aと係合溝74Aの噛
合力外れ、連結用凸部72はフラップ70の厚さ方向に
外せるようになっている。
各フラップ70の内周端の両側には、それぞれ円弧状に
切り欠かれて被駆動用凹部76.78とされ、これらは
スプロケットSの外周部に一定間隔毎に固定された駆動
ピンPと係合し、チェーンカッタの空転を防止する。
また、各フラップ70の回転方向前方の側面には凸部8
0が形成され、各フラップ70が直線状に並んだ状態で
、隣接するフラップ70の側面に当接するようになって
いる。
上記のチェーンカッタにおいても、本発明のセグメント
固定構造は、前述した第1実施例の場合と同様に優れた
効果を奏する。また、この例では、各スプロケットSの
間のチェーン直線部において、隣接するフラップ70が
凸部80を介して互いに当接しあうため、スリット28
が開かない。しr二がって、切断中に砥粒セグメント4
0が脱落するおそれがないという効果も有する。
なお、上記いずれの例においても、砥粒セグメント40
を鋸刃セグメント等に変更してもよいし、切断以外の作
用を有する各種セグメントを固定する構成も可能である
。さらに本発明の適用分野は必ずしも工具に限定されず
、比較的薄手の基体に何等かのセグメントを固定する構
造であれば、いかなる物品にも適用可能である。
「発明の効果」 以上説明したように、本発明に係わるセグメントの取付
構造によれば、以下のような優れた効果が得られる。
■ 高精度の蟻溝加工が必要な従来のセグメント固定構
造に比して、基体の厚さ方向に複雑な加工を要せず、基
体の薄肉化に対応できる。
■ 基体のセグメント装着面と直交する方向にセグメン
トの着脱か可能なので、着脱時に隣接する他のセグメン
トと干渉せず、セグメントの配置密度が制限されない。
■ セグメントの着脱方向と切断抵抗のかかる方向が直
交するため、楔作用などによって装着用凹部が開く等の
問題が生しず、長期使用後にもセグメントの着脱性悪化
や取付位置の狂いか生じない。
■ 各波形係合部の嵌合深さは比較的小さいにも拘わら
ず、セグメント脱落方向に対する嵌合力が大きくとれる
ため、セグメント着脱時に第1側縁の変位量が小さくて
よく、セグメント着脱か容易である。
■ 装着用凹部の内周面にスリーノドを形成した場合に
は、装着用凹部の開し]径を弾性的に拡大することが容
易になり、セグメントの着脱かいっそう梨に行なえる。
■ 装着用凹部の第2側縁および装着用凸部のこれと対
応する側縁が、ともに円弧中心か第2側縁の近傍に位置
する円弧状に形成された場合、ならびに各波形係合部の
基準面が、円弧中心が第2側縁の近傍に位置する円弧状
に形成され1こ場合には、第2側縁側を中心としてセグ
メントを回動さ七て装着用凹部へ着脱することかでき、
各波形係合部の嵌合・離脱に必要な第1側縁の変位量か
さらに小さくなり、セグメントの着脱が一層容易になる
■ 各波形係合部か鋸刃状とされ、その個々の鋸刃片の
装着用凹部の内方側の斜辺か、同し鋸刃片の装着用凹部
の外方側の斜辺に比して、前記セグメントの取付端面に
対する角度か小さくされている場合には、各波形係合部
の嵌合力をさらに高めることがで島る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係わるセグメントの取付構造を適用I
また円板状切断砥石の刻周部を示す平面図、第2図およ
び第3図はそのセグメントを示す平面図および側面図、
第4図はその波形係合部を示す拡大図、第5図は他の実
施例を示す平面図、第6図および第7図はセグメント着
脱治具を示す平面図および部分側面図、第8図ないし第
12図は装着用凸部と装着用凹部の係合部の変形例を示
す断面図、第13図および第14図は本発明をチェーン
カッタに適用した例を示す平面図および側面図である。 一方、第15図および第16図は一般的な切断砥石を示
す平面図および側面図、第17図ないし第21図はいず
れも従来のセグメント取付構造を示す説明図である。 10・台金(基体)、IOA・セグメント取付座、14
・装着用凹部、16 係合溝(係合部)、20第1側縁
、22−波形係合部、23・鋸刃片、24 第2側縁、
26−係合溝(係合部)、28・スリット、32・・治
具挿入孔、34 弾性係止片、40・セグメント、42
・チップ支持体(装着用凸部)、44・・砥粒チップ、
46.48・係合突条、50・波形係合部、52・・鋸
刃片、60・セグメント装着治具、70 フラップ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)平板状の基体の端面にセグメントを着脱可能に固
    定するための取付構造であって、 前記基体のセグメント取付箇所の端面に、第1の側縁が
    前記端面に対し略垂直である装着用凹部を形成するとと
    もに、前記第1側縁には波形状の波形係合部を形成し、 前記セグメントには、前記装着用凹部と相補的な形状を
    なす装着用凸部を設け、この装着用凸部の前記第1側縁
    と対応する側縁には、前記波形係合部と嵌合しうる波形
    係合部を形成し、 さらに、前記装着用凹部の内周面の少なくとも一部と、
    前記装着用凸部のそれと対応する箇所とには、互いに前
    記基体の厚さ方向離脱不能に嵌合しあう係合部をそれぞ
    れ形成し、 前記装着用凹部の開口幅を弾性的に広げることにより、
    この装着用凹部内に前記装着用凸部がはめ込まれている
    ことを特徴とするセグメントの取付構造。
  2. (2)平板状の基体の端面にセグメントを着脱可能に固
    定するための取付構造であって、 前記セグメントの取付側の端面に、第1側縁が前記基体
    のセグメント装着箇所の端面に対し略垂直である装着用
    凹部を形成するとともに、前記第1側縁には波形状をな
    す波形係合部を形成し、前記基体には、前記装着用凹部
    と相補的な形状をなす装着用凸部を設け、この装着用凸
    部の前記第1側縁と対応する側縁には、前記波形係合部
    と嵌合しうる波形係合部を形成し、 さらに、前記装着用凹部の内周面の少なくとも一部と、
    前記装着用凸部のそれと対応する箇所とには、互いに前
    記基体の厚さ方向離脱不能に嵌合しあう係合部をそれぞ
    れ形成し、 前記装着用凹部の開口幅を弾性的に広げることにより、
    この装着用凹部内に前記装着用凸部がはめ込まれている
    ことを特徴とするセグメントの取付構造。
  3. (3)前記装着用凹部の内周面にスリットを形成し、こ
    のスリットの幅を弾性的に開くことにより、基体および
    セグメントの前記各波形係合部の係合が解除されること
    を特徴とする請求項1または2記載のセグメントの取付
    構造。
  4. (4)前記装着用凹部の前記第1側縁と対向する第2の
    側縁、および前記装着用凸部のこの第2側縁と対応する
    側縁は、中心が第2側縁の近傍に位置する円弧状に形成
    されていることを特徴とする請求項1、2または3記載
    のセグメントの取付構造。
  5. (5)前記第1側縁およびこれと対応する装着用凸部の
    端縁は、中心が第2側縁の近傍に位置する円弧状に形成
    されていることを特徴とする請求項1、2、3または4
    記載のセグメントの取付構造。
  6. (6)前記各波形係合部は鋸刃状とされ、その個々の鋸
    刃片の装着用凹部の内方側の斜辺は、装着用凹部の外方
    側の斜辺に比して、前記セグメントの取付箇所の端面に
    対する角度が小さいことを特徴とする請求項1、2、3
    、4または5記載のセグメントの取付構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2018231104A1 (en) * 2017-06-12 2018-12-20 Husqvarna Ab A cutting tool and a method for producing the cutting tool

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6478764A (en) * 1987-09-18 1989-03-24 Inoue Japax Res Grindstone
JPH0278260U (ja) * 1988-12-06 1990-06-15

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