JPH0487486A - 映像信号表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、ＶＴＲ部（ビデオテープレコーダ部）で再生
した映像信号を液晶表示部で表示する映像信号表示装置
に関する。

［発明の概要］ 本発明はＶＴＲ部で再生した映像信号を液晶表示部に伝
送する、他に垂直同期信号とフレーム周期で且つノイズ
バー区間と同期したライト／ホールド信号とを伝送し、
ノイズが少ない映像信号のフィールドでは前記液晶表示
部をライト状態としノイズが多い不要信号が発生するフ
ィールドでは前記液晶表示部をホールド状態として変速
再生時におけるノイズバーの発生を防止する映像信号表
示装置において、 前記ＶＴＲ部には前記垂直同期信号と前記ライト／ホー
ルド信号を加算する加算手段を設けて前記双方の信号を
三値の合成信号として伝送し、前記液晶表示部にはこの
合成信号を入力する二個の比較器を設けて合成信号を垂
直同期信号とライト／ホールド信号に分離することによ
り、垂直同期信号とライト／ホールド信号を一本の信号
線で送ることができ信号線の削減になるものである。

［従来の技術］ 回転ヘッド型のＶＴＲ部と液晶表示部とから成るハンデ
ィタイプの映像信号表示装置が知られている。かかる映
像信号表示装置はＶＴＲ部をノーマル再生動作以外の変
速再生動作で得た映像信号をも液晶表示部で表示する。

ところが、変速再生時にはヘッドがアジマス角の異なる
トラックをも走査するため再生映像信号をそのまま表示
すると画面にノイズバーが発生する。このノイズバーを
防止する種々の手段があり、本出願人は先に液晶表示部
のホールド効果が利用する手段を提案した。

この手段はＶＴＲ部から液晶表示部に垂直同期信号とフ
レーム周期で且つノイズバー区間と同期するライト／ホ
ールド信号とを伝達し変速再生時の再生信号が供給され
たときに信号レベルが不充分なフィールド区間では前の
フィールドのレベルが充分な映像信号による表示をホー
ルドするものである。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、上記手段では映像信号の他に垂直同期信
号とライト／ホールド信号を伝送しなければならない。

この種の映像信号表示装置は他にも多数の制御信号を送
るためできるだけ信号線の削減が望まれている。特に、
ＶＴＲ部と液晶表示部を分離したセパレートタイプの装
置ではケーブル内の信号線の制約で送れなかったり、ケ
ーブルが太くなる等の不具合が生じる。

そこで、本発明は垂直同期信号とライト／ホールド信号
を一本の信号線で伝送でき信号線の削減となる映像信号
表示装置を提供することを課題とする。

［課題を解決するための手段］ 上記課題を達成するだめの本発明の映像信号表示装置は
、磁気テープにアジマス記録された映像信号をヘッドで
再生するＶＴＲ部と、マトリックス状に液晶セルが配列
され、入力映像信号から形成された表示信号を表示する
液晶表示部とを有し、前記ＶＴＲ部から前記液晶表示部
へは映像信号の他に垂直同期信号とフレーム周期で且つ
ノイズバー区間と同期したライト／ホールド信号とを伝
送し、ノイズが少ない映像信号のフィールドでは前記液
晶表示部をライト状態としノイズが多い不要信号が発生
するフィールドでは前記液晶表示部を前のフィールドの
表示信号による表示をホールドするホールド状態とする
映像信号表示装置において、前記ＶＴＲ部には前記垂直
同期信号と前記ライト／ホールド信号を加算する加算手
段を設け、前記垂直同期信号と前記ライト／ホールド信
号を三値の合成信号として伝送し、前記液晶表示部には
前記合成信号を各々入力する比較器を二個設け、の比較
器にはＨレベルとＭレベルの間に位置する基準信号を与
え、他の比較器にはＭレベルとＬレベルの間に位置する
基準信号を与えて前記合成信号を垂直同期信号とライト
／ホールド信号に分離したものである。

［作用］ 垂直同期信号とライト／ホールド信号を加算手段で加算
して合成信号として液晶表示部に伝送し、伝送された合
成信号を二個の比較器で垂直同期信号とライト／ホール
ド信号に分離し、変速再生時にはこれらの信号でホール
ド効果を利用してノイズレスの画像を得ることができる
。分離して作成されたライト／ホールド信号には垂直同
期信号成分が一部乗るが、その箇所は映像信号外である
ため動作上の不具合がない。

［実施例］ 以下、本発明の実施例を図面を用いて説明する。

第１図及び第２図には本発明の一実施例が示されている
。映像信号表示装置はＶＴＲ部と液晶表示部から成り、
各部は分離独立してケーブルを介して接続されている。

ＶＴＲ部は磁気テープにいわゆる傾斜アジマス記録され
た映像信号を回転のヘッドで再生し、この再生映像信号
を液晶表示部にケーブル内の信号線で伝送している。液
晶表示部はマトリックス状に液晶セルが配列され、液晶
セルと電極の間にスイッチング素子を挿入するアクティ
ブマトリックス方式で駆動するよう構成され、入力映像
信号から形成された表示信号で動作する。一方、ＶＴＲ
部の変速再生時においてノイズバーの発生を阻止するた
め垂直同期信号とライト／ホールド信号がＶＴＲ部から
液晶表示部に伝送され、その詳しい構成が第１図に示さ
れている。

第１図において、垂直同期信号として擬似的な垂直同期
信号（ＱＶＤ）を用いており、変速再生時のノイズによ
って何ら影響を受けずに液晶表示部の垂直同期が正しく
とれるようにしている。ライト／ホールド信号（Ｗ／Ｈ
）はフレーム周期で、且つ、アジマス角の異なるトラッ
ク走査区間（ノイズバー区間）と同期し、アジマス角が
同じトラック走査区間がＨレベルでノイズバー区間がＬ
レベルとなっている。擬似的な垂直同期信号（ＱＶＤ）
とライト／ホールド信号（Ｗ／　Ｈ”）はマイクロコン
ピュータ又はパルス発生回路において、ヘッド切換用の
スイッチングパルスから形成される。

擬似的な垂直同期信号（ＱＶＤ）とライト／ホールド信
号（Ｗ／　Ｈ）は加算手段Ａにて三値の合成信号に加算
される。加算手段Ａはバッファ１，２と抵抗Ｒ，，Ｒ２
から成る公知の抵抗ミックス回路であり、擬似的な垂直
同期信号（ＱＶＤ）に対しライト／ホールド信号（Ｗ／
Ｈ）が半分のレベルで合成されて、合成信号は第２図に
示す如くＨレベルとＭレベルとＬレベルから成る。この
ようにして合成された合成信号はケーブル内の信号線Ｃ
１を介して液晶表示部に伝送される。液晶表示部には二
個の比較器３．４が設けられ、この各比較器３．４に前
記合成信号がそれぞれ入力されている。一の比較器３に
は合成信号がＨレベルとＭレベルの間に位置する第１の
基準信号が入力され、他の比較器４には合成信号のＭレ
ベルとＬレベルの間に位置する第２の基準信号が入力さ
れている。

以下、上記構成の作用について説明する。

変速再生時にはヘッドで再生した映像信号か液晶表示部
に伝送されると共に第２図に示すような擬似的な垂直同
期信号（ＱＶＤ）及びライト／ホールド信号（Ｗ／Ｈ）
が作成され、且つ、加算手段Ａで合成されてこの合成信
号が信号線Ｃ１を介して液晶表示部に伝送される。液晶
表示部に伝送された合成信号は二個の比較器３．４にて
分離され、第２図に示すような擬似的な垂直同期信号（
ＱＶＤ）及びライト／ホールド信号（Ｗ／Ｈ）に分けら
れる。そして、映像信号より表示信号が形成され、この
表示信号が液晶セルに供給され、擬似的な垂直同期信号
（ＱＶＤ）等にて走査信号が形成され、この走査信号か
スイッチング素子の制御電極に供給される。又、映像信
号のノイズが少ない映像信号のフィールドではライト／
ホールド信号（Ｗ／Ｈ）がＨレベルとなり液晶表示部を
ライト状態とし、ノイズが多い不要信号が発生するフィ
ールドではライト／ホールド信号（Ｗ／Ｈ）がＬレベル
となり液晶表示部をホールド状態とするため前のフィー
ルドの表示状態が液晶セルにホールドされノイズバーの
ない再生画像が得られる。

ここで、第２図に示す如くライト／ホールド信号（Ｗ／
Ｈ）のＬレベルに垂直同期信号成分のパルスａが乗るが
、このパルスａの箇所は映像信号外であるため動作上の
不都合は生じない。

この実施例によれば、ＶＴＲ部に加算手段Ａを設け、液
晶表示部に二個の比較器３．４等を設けるという簡単な
構成で擬似的な垂直同期信号とライト／ホールド信号を
一本の信号線ｃ１で伝送できる。

［発明の効果］ 以上述べたように本発明によれば、ＶＴＲ部で再生した
映像信号を液晶表示部に伝送する他に垂直同期信号とフ
レーム周期を持つライト／ホールド信号とを伝送し、ノ
イズが少ない映像信号のフィールドでは前記液晶表示部
をライト状態としノイズが多い不要信号が発生するフィ
ールドでは前記液晶表示部をホールド状態として変速再
生時におけるノイズバーの発生を防止する映像信号表示
装置において、前記ＶＴＲ部には前記垂直同期信号と前
記ライト／ホールド信号を加算する加算手段を設けて前
記双方の信号を三値の合成信号として伝送し、前記液晶
表示部にはこの合成信号を入力する二個の比較器を設け
て合成信号を垂直同期信号とライト／ホールド信号に分
離したので、垂直同期信号とライト／ホールド信号を一
本の信号線で送ることができ信号線の削減になるという
効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は本発明の一実施例を示し、第１図は
映像信号表示装置の一部回路図、第２図はタイムチャー
ト図である。 Ａ・・・加算手段、３．４・・・比較器。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）磁気テープにアジマス記録された映像信号をヘッ
   ドで再生するＶＴＲ部と、マトリックス状に液晶セルが
   配列され、入力映像信号から形成された表示信号を表示
   する液晶表示部とを有し、前記ＶＴＲ部から前記液晶表
   示部へは映像信号の他に垂直同期信号とフレーム周期で
   且つノイズバー区間と同期したライト／ホールド信号と
   を伝送し、ノイズが少ない映像信号のフィールドでは前
   記液晶表示部をライト状態としノイズが多い不要信号が
   発生するフィールドでは前記液晶表示部を前のフィール
   ドの表示信号による表示をホールドするホールド状態と
   する映像信号表示装置において、 前記ＶＴＲ部には前記垂直同期信号と前記ライト／ホー
   ルド信号を加算する加算手段を設け、前記垂直同期信号
   と前記ライト／ホールド信号を三値の合成信号として伝
   送し、前記液晶表示部には前記合成信号を各々入力する
   比較器を二個設け、一の比較器にはＨレベルとＭレベル
   の間に位置する基準信号を与え、他の比較器にはＭレベ
   ルとＬレベルの間に位置する基準信号を与えて前記合成
   信号を垂直同期信号とライト／ホールド信号に分離した
   ことを特徴とする映像信号表示装置。