JPH0485705A - ビデオテープレコーダ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば映像のディジタル信号を磁気テープに
記録するビデオテープレコーダに関するものである。

〔発明の概要〕

本発明は、磁気テープにディジタル信号を記録するビデ
オテープレコーダにおいて、ディジタル信号を多層化し
て記録するようにしたことにより、記録密度を上げて、
長時間、高品位の記録再生を可能とするビデオテープレ
コーダを提供するものである。

〔従来の技術〕

従来の、映像信号をディジタル信号として記録再生する
ディジタルビデオテープレコーダにおいては、映像信号
を例えば通常のＰＣＭ（パルス符号化）によってディジ
タル化し、このディジタルビデオ信号を、例えばいわゆ
るヘリカルスキャンタイプの回転ヘッドによって、磁気
テープの斜め記録トラック上に記録するようにしている
。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところで、上記ＰＣＭによりディジタル化された映像信
号は、通常の音声のＰＣＭディジタル信号等と比較して
、情報量が膨大なものとなる。このため、上述したＰＣ
Ｍディジタルビデオ信号を、そのまま従来のビデオテー
プ（例えば２インチ。

１インチ、３／４インチ、或いはいわゆるＶＨ３方式、
ヘータ方式、３ｍｍ方弐等のビデオテープ）に記録しよ
うとすると、その記録される情報量の多さのために、非
常に多くのテープ量が必要となってしまう。

このようなことから、例えば、ディジタルビデオ信号を
圧縮符号化して記録することで、記録される情報量その
ものを少なくしてテープ消費量を減らすことが考えられ
ている。しかし、上記圧縮符号化を行うと、通常のＰＣ
Ｍによるディジタルビデオ信号よりも再生される映像の
品質が低下するようになる。

また、再生映像の品質が低下しないようにするために、
例えばＰＣＭディジタルビデオ信号をそのまま用いるか
、或いは圧縮率の低い信号を用いるようにし、記録波長
を短波長化させて記録するようにしたり、記録トラック
を狭トランクピッチ化して記録するようにしたりして、
記録密度を高めることも考えられている。しかし、この
記録波長の短波長化、狭トラツクピッチ化を実現するた
めには、磁気テープ、ヘッド等のデバイスの高性能化が
必要になる。

更に、上記圧縮符号化と記録波長の短波長化狭トラック
ビ・ッチ化を共に用いることも考えられるが、この場合
も同様に再生映像の劣化と、デバイスの高性能化との問
題がある。

そこで、本発明は、上述のような実情に鑑みて提案され
たものであり、通常の磁気テープ、ヘッド等のデバイス
であっても、記録密度を上げることができ、長時間、高
品位の記録再生ができるビデオテープレコーダを提供す
ることを目的とするものである。

〔課題を解決するだめの手段〕

本発明のビデオテープレコーダは、上述の目的を達成す
るために提案されたものであり、磁気テープの記録トラ
ンクにディジタル信号を記録するビデオテープレコーダ
において、２以上のディジタル信号を、上記磁気テープ
の記録トラックに２以」二の層に多層化して記録するよ
うにしたものである。ここで、上記２以上の層に多層化
して記録される上記２以上のディジタル信号としては、
例えば、ディジタルビデオ信号を、低域成分を多くもつ
信号と高域成分を多くもつ信号との２つに分けて得られ
るディジタル信号、或いは、ディジタル化したビデオ信
号とディジタル化したオーディオ信号（サブコードも含
む）との２つのディジタル信号を挙げることができる。

（作用〕 本発明によれば、２つ以上のディジタル信号を同一記録
トラックの例えば深い層と浅い層に多層化して記録する
ようにしているため、記録密度が上がるようになる。

〔実施例〕

以下、本発明を適用した実施例について図面を参照しな
がら説明する。

第１図に本発明実施例のビデオテープレコーダの要部で
ある磁気へンドの概略構成及び、この磁気ヘッドによっ
てディジタル信号が記録される磁気テープの概略断面を
示す。

この第１図に示す本実施例磁気ヘッドＨ，，Ｈ２は、磁
気テープＭＴの記録トランク（いわゆる斜め記録トラッ
ク）にディジタル信号を記録するビデオテープレコーダ
に用いられる磁気ヘッドであって、２以上のディジタル
信号を、上記磁気サブＭＴの記録トラックの磁性層ｍｊ
２に２以上の層（例えば第１層１．と第２層２ｇ）に多
層化して記録するようにしたものである。なお、第１図
中ｔｂはテープ基材であり、図中矢印ＲＶはヘッド走行
方向である。

すなわち、本実施例の磁気ヘッドＨ，，Ｈ，は、例えば
、後述する第７図或いは第８図に示すような、いわゆる
ヘリカルスキャンタイプの回転ヘッドドラムＤに配置さ
れ、第２図に示すように、同じ高さにベアリングされた
いわゆるダブルアジマスヘッドである。第２図中Ｇはギ
ャップである。

また、第２図中矢印ＲＶのヘッド走行方向に該磁気ヘッ
ドＨ，，Ｈ，が走行することによって、上記磁気ヘッド
Ｈ２が先行ヘッドとなり、磁気ヘッドＨ１が後行ヘツド
となっている。更に、上記磁気ヘットＨ２は上記記録ト
ランクの磁性層ｍＩ！、ヘアジマス角θ２で深層記録（
第２層！２）するものであり、上記磁気ヘッドＨ１は、
該記録トラックの磁性層ｍｌにアジマス角θ１で浅層記
録（第１層ｆ、）を行うものである。このようにして磁
気ヘッドＨ＋、Ｈｚで磁気テープＭＴの各記録トラック
毎に信号が記録されることで、上記アジマス角θ、の上
記第２層！２と、上記アジマス角θ、の上記第１層１と
で構成される２層構造の記録層が形成されるようになる
。すなわち、上記磁気ヘッドＨ１，Ｈ！で信号が記録さ
れた磁気テープＭＴの例えば１本の記録トランクには、
第３図に示すように、上記第２層ｉ２　（深層）に図中
点線Ｓ２で示すアジマス角θ２の信号が記録され、上記
第１層！、（浅層）に図中実線Ｓｌで示すアジマス角θ
１の信号が記録されるようになる。

また、実際のシステムの構成の際に、例えばいわゆるガ
ードハンドレス記録を行う場合は、隣合う記録トラック
の信号を区別するために、当該隣合う記録トラックでの
アジマス角を異なるものとすることが必要である。更に
、上述したように、１本の記録トラックを第１層ｌ、と
第２層２□に多層化するので、この第１層１１と第２層
！、及び上記隣合う記録トラックでのアジマス角を変え
るようにするため、合計４種類のアジマス角が必要にな
る。すなわち、第４図に示す第１層においては、隣合う
記録トラックＴＲの一方の記録トラックＴＲに例えばア
ジマス角＋θ１で信号を記録し、更に、隣合う他方の記
録トラックＴＲに例えばアジマス角−θ１で信号を記録
するというように、アジマス角を例えばプラスとマイナ
スとで異ならせるようにする。また、第５図に示す第２
層においては、隣合う記録トラックＴＲの一方の記録ト
ラックＴＲに、上記第１層！１でのθ１とは異なる角度
の例えばアジマス鉤子θ２で信号を記録し、更に、他方
の記録トラックＴＲに例えばアジマス角−０２で信号を
記録するというようにする。本実施例では、上記アジマ
ス角土θ、を例えば±１０″とし、上記アジマス角±θ
２を例えば土３０＠とじている。もちろん、これらアジ
マス角は、上述したプラス、マイナスで異ならせるもの
に限らず、実際に実現可能な範囲でアジマス角が全て異
なるものであればどの様な角度であってもよい。これに
より、ガートバンド記録を行うことが可能となり、第１
層１１と第２層１２及び上記隣合う記録トラックに記録
された信号を区別可能に再生することができるようにな
る。

ここで、上述の第１層ｌＩ及び第２層１２に多層化して
記録される上記２以上のディジタル信号（本実施例では
２つの信号）としては、例えば、第６図に示すように、
ディジタル化したビデオ信号を、低域成分を多くもつデ
ィジタルビデオ信号ＶＳＬと高域成分を多くもつディジ
タルビデオ信号■Ｓ、Ｉとの２つに分け、更にそれぞれ
をコーディングしたものを挙げることができる。この時
、上記低域成分を多くもつディジタルビデオ信号ＶＳＬ
すなわち記録波長の長い（中心周波数ｒｔ）信号を、上
記磁気ヘッドＨ２によって上記第２層１２に記録するよ
うにし、上記高域成分を多くもつディジタルビデオ信号
■ＳＨすなわち記録波長の短い（中心周波数ｆＨ）信号
を、上記磁気ヘッドＨ１によって上記第１層！１に記録
するようにする。

或いは、例えば、上記記録される２つのディジタル信号
を、ディジタル化したビデオ信号と、ディジタル化した
オーディオ信号（その他サブコードを含むこともできる
）との２つのディジタル信号とすることもできる。この
時、上記ディジタルオーディオ信号は、通常、上記ディ
ジタルビデオ信号よりも波長が長い（低域成分が多い）
ため、当該ディジタルオーディオ信号を上記磁気ヘッド
Ｈ２によって第２層！、に記録するようにし、波長の短
い（高域成分の多い）ディジタルビデオ信号を、上記磁
気ヘッドＨ，によって第１層１１に記録するようにする
。

更に、上述した磁気へラドＨ１，Ｈｚの回転ヘッドドラ
ムＤにおける配置位置は、例えば、第７図に示すように
、図中矢印Ｒで示す方向に回転する回転ヘッドドラムＤ
の１８０°対抗する位置に、それぞれ−組の磁気ヘッド
ＨＩＩ＋　Ｈ２１及びＨ１２Ｈａｔを配置するようにな
すことができる。この場合、上記回転ヘッドドラムＤが
半回転する間に、−組の磁気ヘッド（例えばＨ，、、Ｈ
，、）で１つの記録トラックに信号が記録されるように
なる。また、例えば、第８図に示すように、二組の磁気
ヘッドＨ＋　＋　＋　　Ｈｔ　＋及びＨ＋ｚ＋　　ｋを
近接した位置に並べて、上記回転ヘッドドラムＤの１ス
キヤン（１回転）で２つの記録トラックに信号を略同時
に記録できるような配置とすることもできる。この時、
第８図での２＆Ｉｌの磁気ヘッドＨｚ、Ｈ□及びＨ＋ｚ
、Ｈｚｚは、上記回転ヘッドドラムＤ上で例えば、第９
図に示すように、図中矢印ＲＶで示すヘッド走行方向に
対して直角方向に、１．［の磁気ヘッドＨ１１＋　　）
ｌｚ＋と１組の磁気ヘッドＨＩ２＋　　Ｈｔｚとの配置
位置が、■記録トラックの幅Ｗ、１分ずらされて配置さ
れることになる。

上述したように、本実施例のビデオテープレコーダにお
いては、上記磁気テープＭＴの記録トラック（斜め記録
トラック）ＴＲに、上記磁気へラドＨ＋、Ｈｚを用い、
例えば周波数成分が高域、低域のように異なるディジタ
ルビデオ信号、或いは、ディジタルビデオ信号とディジ
タルオーディオ信号のような２以上のディジタル信号を
、上記磁気テープＭＴの記録トラックの磁性層ｍ！に２
以上の層（例えば第１Ｎｌ＋と第２層１２）に多層化し
て記録するようにしたことにより、通常の磁気テープ、
ヘッド等のデバイスであっても、記録密度を向上させて
多くの情報量を記録できるようになり、長時間５高品位
の記録再生が可能となっている。

なお、本実施例のように、ディジタルビデオ信号を扱う
ものとは異なるが、アナログの映像信号と、例えばいわ
ゆるハイファイオーディオ信号とを扱う従来のアナログ
ビデオチーブレコーダにおいて、磁気テープの磁気記録
層を深い所と浅い所との２層に分けると共に、深い層と
浅い層とでアジマスを異ならせて信号を記録するものが
ある。

この場合、記録波長の短いアナログの映像信号を上記浅
い層に記録し、記録波長が比較的長いハイファイオーデ
ィオ信号を上記深い層に記録するようにしている。この
例では、記録される信号が全てアナログ信号であり、本
実施例とは異なっている。また、アナログの映像信号の
アジマス角は±６′で、アナログのオーディオ信号のア
ジマス角は±３０１となっている。

〔発明の効果〕

本発明のビデオテープレコーダにおいては、２以上のデ
ィジタル信号を、上記磁気テープの記録トラックに２以
上の層に多層化して記録するようにしたことにより、通
常の磁気テープ、へラド等のデバイスであっても、記録
密度を向上させて多くの情報量を記録できるようになり
、長時間、高品位の記録再生が可能となった。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明実施例のビデオテープレコーダの要部で
ある磁気ヘッドの概略構成及び磁気テープの断面を示す
図、第２図は磁気ヘッドの構成と配置及びギャップを示
す図、第３図は記録トラックを示す図、第４図は第１層
に記録された信号を説明する図、第５図は第２層に記録
された信号を説明する図、第６図は２つのディジタル信
号の一例を示す図、第７図及び第８圀は回転ヘッドドラ
ムと磁気ヘッドの配置を示す図、第９図は第８図の回転
ヘッドドラムに配される磁気ヘッドの配置を説明するた
めの図である。 Ｈ＋、Ｈｇ・・・・・・磁気ヘッド ｍｌ・・・・・・・・・・磁性層 ｌｌ・・・・・・・・・・第１層 ！２・・・・・・・・・・第２層 ＭＴ・・・・・・・・・・磁気テープ 特許出願人　　　　ソニー株式会社

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 磁気テープの記録トラックにディジタル信号を記録する
   ビデオテープレコーダにおいて、 ２以上のディジタル信号を、上記磁気テープの記録トラ
   ックに２以上の層に多層化して記録するようにしたこと
   を特徴とするビデオテープレコーダ。