JPS62125502A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、複数個の磁気ヘッドを備えたヘリカルスキャ
ン方式の磁気記録再生装置に係り、特に高品質の画像、
音声を得ることを可能とした磁気記録再生装置に関する
。

〔発明の背景〕

近年ヘリカルスキャン方式のＶＴＲの急速な発展にとも
ない、画質、音質ともにより高品質なものが要求されて
いる。

従来のヘリカルスキャン方式のＶＴＲの記録式としては
、第２図にヘッドシリンダを示し、第３図にパター図を
示す様に、映像信号を輝度信号（以下Ｙ信号という）と
色信号（以下Ｃ信号という）とに分離し、Ｙ信号をＦＭ
変調波とし、Ｃ信号をＹ信号より低い周波数領域でＡＭ
変調波とし、これらを同時に１ヘツドで記録している。

従来の方式では、１つの記録・両生信号の中に少なくと
もＹ信号、Ｃ信号の２つ以上の信号が入っている。この
ため、これらの信号相互間での妨害が生じ、Ｓ　、／　
Ｎ低下させるという問題が生じる。

たとえば、Ｙ信号とＣ信号間の相互変調によるＹ−２Ｃ
の信号は、Ｙ信号の周波数帯域内に生ずるため１画像に
障害を与える。実際には。

Ｙ信号Ｃ信号の記録レベルを調整することにより、Ｙ−
２Ｃ信号を障害とならない程度まで減少させている。こ
のため、Ｙ、Ｃレベルは、必ずしも最適値とはなってな
い。

また音声に関しては、ヘリカルスキャン方式を用いず、
固定ヘッドを用いて記録する方式と、映像用ヘッドを用
い１画像に障害とならない周波数帯域を用し、音声をＦ
Ｍ変調して記録する方式、更に、映像用ヘッドとは別の
ヘッドを設け、ヘリカルスキャン方式を用いる方式があ
る。

固定ヘッドを用いた方式では、構造、方式とも最も簡単
であるが、テープ速度が遅いため。

音質が悪く、記録の長時間化が進むとともにこの傾向は
著しくなるという欠点がある。

映像用のヘッドを用いる場合には、記録周波数帯域が限
られること、映像の周波数帯域によっては音声記録用の
帯域がとれないこと、などの欠点がある。

映像用のヘッドとは別のヘッドを設ける方式では、音声
信号を比較的低い周波数でＦＭ変調し、テープ深層部へ
記録する深層記録方式を用いて、いる。このため記録周
波数、クロストーク等に欠点がある。

また固定ヘッドの場合を除いてアフレコができない。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、上記従来技術の欠点を除き、画質・音
質が著しく向上した、磁気記録再生装置を提供すること
にある。

〔発明の概要〕

上記目的を達成するために本発明では、複数の磁気ヘッ
ド素子の作動ギャップを１軸上に配置した磁気ヘッドを
用い、それぞれ独立に、Ｙ信号、Ｃ信号、または映像信
号、音声信号の異なる数種の信号を記録することにより
、信号間での干渉をなくすことができるものである。

〔発明の実施例〕

以下本発明の一実施例を図を用いて説明する。

第１図は、本発明による磁気記録再生装置に用いたヘッ
ド構造を示す。この構造のヘッドは、■形とＣ形のフェ
ライト８を突き合わせ作動ギャップ９　ａ　、　’９　
ｂを形成するヘッド素子を非磁性材１２を介し接着し一
体化したものである。

各素子は所定のトラック幅を得るためにトラック幅規制
用加工を行い、低融点ガラス１０で埋め込んである。ま
た信号用巻線１１ａ、ｌｌｂはそれぞれのヘッド素子に
巻かれている。

第４図は本発明による磁気記録再生装置のシリンダの側
面図を示す。ヘリカルスキャン方式であるため回転シリ
ンダー２に対し磁気テープ１は斜めに巻きつけられる。

磁気ヘッドは３で示す位置に置かれる。第５図は、磁気
ヘッドをテープ摺動面から見た図である。作動ギャップ
９ａ、９ｂは、テープ摺動方向に垂直な６軸上にある。

第６図は、本発明による磁気記録再生装置の回転シリン
ダー上のヘッド配置を示したものである。回転シリンダ
ー上に磁気ヘッド３，４は、１８０°対向した位置にあ
る。またテープ１は。

ガイドピン５．６によりＡからＢの間磁気ヘッドに接触
する。Ａ−８間は１８０°＋２８の間隔である。２８は
画面のつなぎ上必要なオーバーラツプ部である。

第７図は、第６図に示した磁気ヘッド３，４の摺動面か
らみた図である。（ａ）、（ｂ）は、れぞれ磁気ヘッド
３．４に対応する。ヘッド３．４はアジマス角の正負を
除いて同じ形状である。

以下第７図（ａ）、磁気ヘッド３の場合について述べる
。磁気ヘッドはそれぞれヘッド素子３ａ、３ｂより成る
。各ヘッド素子は作動ギャップ９を有している。作動ギ
ャップは所定のアジマス角θ５　トラック幅Ｔｗであり
、ヘッド素子間の間隔は、ギャップ間隔ｄにより決定し
ている。

各ヘッド素子のアジマス角θ、トラック幅ＴＷギャップ
間隔ｄは、記録フォーマットによって決定するものであ
り、各素子が必ずしも同じである必要はない。

本実施例では、アジマス角θ＝６°　トラック幅Ｔｗ＝
４０μｎ　ギャップ間隔ｄ＝５０μｎで用いた。

第８図にテープ上の記録パターンを示す。

ＣＨｌ、ＣＨ２のパターンは、２個のヘッド素子から成
る一方の磁気ヘッドで書かれたもので、ＣＨ３，−ＣＨ
４は他方の磁気ヘッドで記録されたものである。ＣＨｌ
とＣＨ−４，ＣＨ２とＣＨ３の間にはガートバンドがな
く、アジマスロスを利用しクロストークを利用しクロス
トークによるＳ／Ｎの低下を防いでいる。

第９図記録信号を示す。

■は、映像信号、Ｓは音声信号を示す。映像信号は、従
来と全く同じ信号を用いた。また音声信号は、ＦＭ変調
された。信号を用いた。

音声信号に関しては、ＰＣＭ記録を用いてもよい。

本実施例によれば、映像信号と音声信号を異なるヘッド
素子を用い、異なるトラックに記録するために、映像信
号、音声信号の干渉は生じない。また、音声信号専用に
トラックが確保されるためＦＭ信号は、もち論、ＰＣＭ
等のより高品質な音声信号を記録できる。

更に、従来固定ヘッドでしかできなかった、アフレコ、
等の特殊機能が可能となる。

他の実施例を第１０図、第１１図を用いて説明する。本
実施例では、記録する映像信号をＹ信号とＣ信号に分離
し記録する。

第１０図に、記録パターンを、第１１図に記録信号を示
す。ＣＨＬ、ＣＨ２２個のヘッド素子から成る一方の磁
気ヘッドによって記録された信号。ＣＨ−３，ＣＨ４が
他方の磁気ヘッドによるものである。ＣＨ−１及びＣＨ
−３は。

第１１図に示すようにＹ信号を記録し、ＣＨ−２、ＣＨ
−４でＣ信号を記録する。

この場合音声信号は考慮していないが、Ｙ。

Ｃ信号の空き周波数帯にそれぞれＳＬ　、ＳＲというＦ
Ｍステレオ信号を加え、Ｙ＋ＳＬ信号。

Ｃ＋ＳＲ信号として記録することにより音声も記録可能
である。

本実施例によれば、映像信号をＹ信号とＣ信号に分離す
ることにより＋　Ｙ−Ｃ信号間の干渉をなくすことがで
き、特に、相互変調によるＹ−Ｃ間の３次の高調波歪、
Ｙ−２Ｃの妨害を除去でき＋　Ｓ／Ｈの改善効果を図る
ことができる。

更に他の実施例として、構造の異なる磁気ヘッドを用い
た場合を説明する。

第１２図は、薄膜パターニング技術を用いたインライン
ギャップ磁気ヘッドの全体図である。

このヘッドは、非磁性基板１５上に溝を形成しこれを埋
め込むように形成された下部コアとなる磁性膜１６と、
該磁性膜の少なくともギャップ上のギャップスペーサ材
となる非磁性膜１７を介し上部コアとなる磁性膜１８か
ら磁気コアを形成している。また信号巻線１９はパター
ニング技術により形成している。更に、保護膜２０を形
成する。

本実施例では、上、下部磁気コアに、Ｇ　ｏ　−Ｎｂ−
Ｚｒ非晶質合金薄膜を用いた。膜形成にはスパッタリン
グ法を用いた。また、巻線用コイルはＣｕの蒸着膜を用
している。ギャップ材は、Ｃｒ膜をスパッタリングで形
成している。

これらの材料、形成方法は、上記に限るものではないこ
とはいうまでもない。

本実施例による磁気ヘッドを用いた場合、２つのヘッド
素子間でのタロストークを著しく減することができる。

これは薄膜パターニング技術を用い磁気コアの磁路長を
減少させることにより得られている。このため、２つの
素子間での信号の干渉がなくＳ／Ｎを向上させることが
可能となる。

更に他の磁気ヘッドを示す。

第１３図において非磁性基板２１上には軟磁性薄膜から
なる下部コア２２と上部コア２３とが一部絶縁層２４を
挟んで積層されており、この絶縁層２４には導体コイル
２５が貫通して設けられている。上部コア２３は絶縁層
２４の上部でヘッドスペーサ２６を挟んでおり作動ギャ
ップを形成している。

上部コア２３のうち絶縁層２４の上部が摺動面を形成し
ている。

本実施例による磁気ヘッドを本発明における磁気記録再
生装置に用いた場合、ヘッド相互間のクロストークを減
じることができ、異なる信号間での干渉を減じることが
でき、Ｓ／Ｎを改善できる。

平面上にギャップがあるため、ギャップのトラック幅、
ギャップ間隔、アジマス角Ｏ、ヘッド素子間の相対的な
位置等の選択が自由となる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、１つの磁気ヘッドを形成する複数のヘ
ッド素子に磁気テープが当接する期間、夫々のヘット素
子に別々の信号を供給するものであるから、それぞれの
信号に対応したテープパターンが得られ、信号間での干
渉がなくなり、Ｓ／Ｎを改善することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明一実施例の磁気ヘッドの斜視図。 第２図は従来のヘッドシリンダ部を示す平面図、第３図
は１〜ラツクパターンを示す模式図、第４図はヘッドシ
リンダの側面図、 第５図は磁気ヘッド摺動面の平面図。 第６図はヘッドシリンダ部を示す平面図、第７図は磁気
ヘッド摺動面の平面図、 第８図はトラックパターンを示す模式図、第９図は信号
のタイミングチャート、 第１０図はトラックパターンを示す模式図、第１１図は
信号のタイミングチャート、第１２．第１３図は磁気ヘ
ッド摺動面の斜視図である。 １・磁気テープ、２−・・シリンダ、３，４・・・磁気
ヘッド、５，６・・・ガイドポール、７・・・記録パタ
ーン、８・・・フェライト　コア、９・・・作動ギャプ
、　１５，２１・・非磁性基板、　　１６．２２・・下
部コア、　１８．２３・・・上部コア、　１７゜２６・
・・非磁性材＋　　１９．２４・・・導体コイル。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、ヘリカルスキャン方式の磁気記録再生装置において
   、作動ギャップを有する複数個のヘッド素子を、ヘッド
   シリンダの回転軸方向の位置が異なるよう近接配置し、
   少なくとも異なる２種以上の信号を同時にテープ上に記
   録することを特徴とした磁気記録再生装置。