JPH048521Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH048521Y2
JPH048521Y2 JP1984071248U JP7124884U JPH048521Y2 JP H048521 Y2 JPH048521 Y2 JP H048521Y2 JP 1984071248 U JP1984071248 U JP 1984071248U JP 7124884 U JP7124884 U JP 7124884U JP H048521 Y2 JPH048521 Y2 JP H048521Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotating member
control plate
cassette
magnetic head
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1984071248U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60183949U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP7124884U priority Critical patent/JPS60183949U/ja
Publication of JPS60183949U publication Critical patent/JPS60183949U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH048521Y2 publication Critical patent/JPH048521Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、演奏位置と着脱位置との間を回動変
位可能に取付けられているカセツトホルダーを備
えたカセツト式テープレコーダーに関し、特に誤
操作防止装置に係る。
(ロ) 従来技術 磁気テープがカセツトと呼ばれる容器内に収納
されているカセツトテープを使用するカセツト式
テープレコーダーが普及しているが、斯かるカセ
ツト式テープレコーダーでは、再生動作状態にあ
るとき磁気ヘツドがカセツトテープの前面に設け
られている開口部内に挿入されて磁気テープと接
触するように構成されている。また斯かるカセツ
ト式テープレコーダーはカセツトテープが挿入さ
れる収納部が形成されていると共に演奏位置と着
脱位置との間を回動変位可能に取付けられている
カセツトホルダーを一般に備えている。そして、
斯かるカセツトホルダーを備えたカセツト式テー
プレコーダーでは、テープレコーダーが再生動作
状態にあるとき即ちヘツドがカセツトテープの開
口部内に挿入されているときにカセツトテープの
排出操作が行なわれると磁気ヘツドやカセツトテ
ープが損傷するという問題を有している。斯かる
問題を解決した技術として例えば実公昭57−
28284号公報に開示されたものがあるが、斯かる
技術は、一つの操作釦によつて停止動作とカセツ
トの排出動作とを行なうようにしたものである。
即ち、テープレコーダーが再生動作状態にあると
きに斯かる操作釦を操作すると停止動作が行なわ
れ、斯かる動作が行なわれた後に再度該操作釦を
操作するとカセツトテープが排出されるように構
成されている。斯かる技術によればカセツト排出
操作によつて磁気ヘツドやカセツトテープが損傷
するという問題を確かに解決することが出来るも
のの停止釦や停止のための操作レバーを備えてい
ないカセツト式テープレコーダーに実施すること
は不可能である。またカセツト式テープレコーダ
ーが再生動作状態にあるときにはカセツト排出用
の操作釦が押圧操作が行なえないようにした技術
が実公昭53−30888号公報に開示されているが、
斯かる技術は、磁気ヘツドが取付けられているヘ
ツドスライド板の変位動作を利用しているためヘ
ツドスライド板の変位動作や磁気ヘツドの位置決
め精度等に悪影響を与えるという問題を有してい
る。
(ハ) 考案の目的 本考案は、テープレコーダーが再生動作状態に
あるときにはカセツトテープの排出操作が行なわ
れないようにした簡単な構成の誤操作防止装置を
提供しようとするものである。
(ニ) 考案の構成 本考案は、演奏位置と着脱位置との間を回動変
位可能に取付けられているカセツトホルダーを備
えたカセツト式テープレコーダーにおいて、カセ
ツトテープの排出操作が行なわれると前記カセツ
トホルダーの演奏位置から着脱位置への回動変位
を可能にする位置に変位せしめられる排出制御板
と、同一の操作釦への操作により停止位置と再生
位置に変位せしめられる動作切換板と、該動作切
換板が停止位置にあるとき非動作位置にあると共
に再生位置にあるとき動作位置に回動変位せしめ
られ、且つ磁気ヘツドを磁気テープに接触する動
作位置に変位せしめる第1回動部材と、該第1回
動部材の回動変位に伴なつて回動すると共に前記
排出制御板の変位動作を制御する第2回動部材と
より成り、前記動作切換板が再生位置にあるとき
前記第1回動部材の回動変位に伴なう第2回動部
材の回動変位により前記排出制御板の変位動作を
阻止するようにしたものである。
(ホ) 実施例 図面は、何れも本考案の誤動作防止装置に関
し、第1図は停止状態を示す要部の平面図、第2
図は再生状態を示す要部の平面図である。図にお
いて、1は磁気ヘツド、2は固定基板3にピン
4,5及びガイド孔6,7によつて矢印A及びB
方向への変位を可能に取付けられていると共に前
記磁気ヘツド1を停止位置と再生動作位置に変位
せしめる磁気ヘツド制御板であり、スプリング8
によつて停止位置である矢印B方向へ付勢されて
いる。9は固定基板3に軸10によつて回動可能
に取付けられていると共に端部11が前記磁気ヘ
ツド制御板2と前記スプリング8の弾性力より大
なる弾性力を有するスプリング12によつて連結
されている第1回動部材であり、他方の端部13
には切換ローラー14が回転可能に取付けられ、
その中央部には連結円形部15が形成されてい
る。16は同一の操作釦への操作により停止位置
と再生位置に変位せしめられる動作切換板であ
り、ピン17とガイド孔18との協動により矢印
C及びD方向への変位を可能に取付けられている
と共に停止位置にあるとき前記第1回動部材9に
取付けられている切換ローラー14と係合する凹
部19が形成されている。20は軸21によつて
固定基板3に回動可能に取付けられていると共に
阻止片22が形成されている第2回動部材であ
り、前記第1回動部材9に形成されている連結円
形部15と係合されている連結溝23が形成され
ている。24は固定基板3にピン25,26及び
ガイド孔27,28との協動により矢印C及びD
方向への変位を可能に取付けられていると共にス
プリング29によつて矢印D方向に付勢されてい
る排出制御板であり、前記第2回動部材20に形
成されている阻止片22と係合する係合突片30
及びカセツトホルダー(図示せず)に設けられて
いる係合片31と係合する制御片32が形成され
ている。斯かる構成において、前記排出制御板2
4はカセツトテープの排出操作が行なわれると矢
印C方向へ変位せしめられると共に前記カセツト
ホルダーを着脱位置より演奏位置に回動変位せし
めると係合片31及び制御片32に夫々形成され
ている斜面部31a,32aが互いに当接するこ
とによつて矢印C方向へ少しく変位せしめられる
よう関係付けられている。
以上の如く本考案の誤操作防止装置は構成され
ており、次に動作について説明する。テープレコ
ーダーが停止状態にあるときには、動作切換板1
6は第1図に示した停止位置にあり、該動作切換
板16に形成されている凹部19に第1回動部材
9に形成されている切換ローラー14が係合した
状態にある。従つて該第1回動部材9は反時計方
向に回動した位置にあり、該第1回動部材9の端
部11とスプリング12によつて連結されている
磁気ヘツド制御板2はスプリング8の付勢力によ
つて矢印B方向である停止位置に変位せしめられ
た状態にある。また前記第1回動部材9に形成さ
れている連結円形部15と連結溝23との係合に
よつて連結されている第2回動部材20は時計方
向に回動変位せしめられた状態にあるので該第2
回動部材20に形成されている阻止片22は排出
制御板24に形成されている係合突片30と係合
し得ない位置にある。従つて斯かる状態にあると
きにカセツトホルダーにカセツトテープを挿入し
た後該カセツトホルダーを演奏位置に回動変位せ
しめると該カセツトホルダーに形成されている係
合片31が排出制御板24に形成されている制御
片32と係合し、該カセツトホルダーは演奏位置
に保持される。第1図に示した状態は、斯かる動
作が行なわれた停止状態であり、斯かる状態では
磁気ヘツド1はカセツトテープに設けられている
開口部内に挿入されていない。また斯かる状態に
あるとき第1回動部材9及び第2回動部材20は
スプリング8,12の付勢力によつて反時計方向
及び時計方向に回動付勢された状態にある。
前述した停止状態にあるときに使用者が再生操
作をすると停止位置にあつた動作切換板16が再
生位置である矢印C方向へ変位せしめられる。前
記動作切換板16が矢印C方向へ変位すると該動
作切換板16に形成されている凹部19と係合さ
れていた第1回動部材9の切換ローラー14が該
凹部19より離脱せしめられ、該切換ローラー1
4は該動作切換板16の平坦部33に当接する。
斯かる動作が行なわれると前記切換ローラー14
が取付けられている第1回動部材9が軸10を中
心として時計方向に回動変位せしめられる。該第
1回動部材9が時計方向に回動変位すると該第1
回動部材9の端部11とスプリング12によつて
連結されている磁気ヘツド制御板2がスプリング
8の付勢力に抗して再生動作位置である矢印A方
向へ変位せしめられる。その結果、該磁気ヘツド
制御板2によつて位置が制御される磁気ヘツド1
が再生動作位置に変位せしめられカセツト内にあ
る磁気テープに接触する。また前記第1回動部材
9が時計方向に回動すると該第1回動部材9に連
結されている第2回動部材20が軸21を中心と
して反時計方向に回動変位し、該第2回動部材2
1に形成されている阻止片22が排出制御板24
に形成されている係合突片30と係合する状態に
位置せしめられる。第2図に示した状態は斯かる
状態を示すものであり、斯かる状態のままでテー
プレコーダーの再生動作が行なわれることにな
る。斯かる再生動作状態にあるときに使用者が停
止操作をすることなくカセツトテープの排出操作
を行なうと排出制御板24が矢印C方向への押圧
力を受けるが該排出制御板24に形成されている
係合突片30が第2回動部材20に形成されてい
る阻止片22に当接するため矢印C方向への変位
が阻止される。従つて前記排出制御板24に形成
されている制御片32とカセツトホルダーに形成
されている係合片31との係合状態が解除される
ことはなく、カセツトホルダーが演奏位置より着
脱位置に変位せしめられることはない。それ故磁
気ヘツド1やカセツトテープが損傷するという事
故が発生することはない。
テープレコーダーが第2図に示した再生動作状
態にあるときに停止操作をすると再生位置にあつ
た動作切換板16が停止位置である矢印D方向へ
変位せしめられる。該動作切換板16が矢印D方
向へ変位して停止位置になると該動作切換板16
に形成されている凹部19に第1回動部材9に形
成されている切換ローラー14が係合する。斯か
る動作が行なわれると第1回動部材9が反時計方
向に回動変位するので該第1回動部材9の端部1
1とスプリング12によつて連結されている磁気
ヘツド制御板2はスプリング8の付勢力によつて
停止位置である矢印B方向へ変位せしめられる。
前記第1回動部材9が反時計方向に回動変位する
と該第1回動部材9に連結されている第2回動部
材20が軸21を中心として時計方向に回動変位
し第1図に示した停止状態になる。斯かる停止状
態にあるときに使用者がカセツトテープの排出操
作を行なうと排出制御板24が矢印C方向への押
圧力を受ける。斯かる状態では、第2回動部材2
0に形成されている阻止片22が前記排出制御板
24に形成されている係合突片30と係合し得な
い位置にあるため該排出制御板24はスプリング
29の付勢力に抗して矢印C方向変位せしめられ
る。該排出制御板24が矢印C方向へ変位すると
該排出制御板24に形成されている制御片32と
カセツトホルダーに形成されている係合片31と
の係合状態が解除され、該カセツトホルダーは演
奏位置より着脱位置に変位せしめられる。斯かる
動作によつてカセツトテープをテープレコーダー
本体より取り出すことが出来る。
(ヘ) 考案の効果 本考案の誤操作防止装置によれば、テープレコ
ーダーが再生動作状態にあるとき、即ち磁気ヘツ
ドがカセツト内に挿入された状態にあるときにカ
セツトテープの排出操作を行つてもカセツトホル
ダーが着脱位置に変位せしめられないようにした
ので、磁気ヘツドや磁気テープが損傷するという
事故を確実に防止することが出来る。また、同一
操作釦の操作により変位せしめられると共にテー
プレコーダーを再生状態と停止状態に切換えるべ
く設けられている動作切換板の変位によつて動作
位置と非動作位置との間を回動変位せしめられ、
且つ磁気ヘツドを再生位置に変位させる第1回動
部材の変位動作を利用してカセツトホルダーの着
脱位置への変位を制御する排出制御板の動作を制
御するようにし、然も該第1回動部材と磁気ヘツ
ド制御板とをスプリングによつて連結したので磁
気ヘツドの位置決め精度等に悪影響を与えること
がなく、本考案は停止釦や停止のための操作レバ
ーを備えていない超小型のカセツト式テープレコ
ーダーに実施した場合に非常に大きな効果を奏す
るものである。
【図面の簡単な説明】
図面は、何れも本考案の誤操作防止装置に関
し、第1図は停止状態を示す要部の平面図、第2
図は再生状態を示す要部の平面図である。 主な図番の説明、1……磁気ヘツド、2……磁
気ヘツド制御板、9……第1回動部材、14……
切換ローラー、16……動作切換板、19……凹
部、20……第2回動部材、22……阻止片、2
4……排出制御板、30……係合突片、31……
係合片、32……制御片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 磁気ヘツドを停止位置と磁気テープに接触する
    再生位置に変位せしめる磁気ヘツド制御板を備え
    ていると共に演奏位置と着脱位置との間を回動変
    位可能に取付けられているカセツトホルダーを備
    えたカセツト式テープレコーダーにおいて、カセ
    ツトテープの排出操作が行われると前記カセツト
    ホルダーの演奏位置から着脱位置への回動変位を
    可能にする位置に変位せしめられる排出制御板
    と、同一の操作釦への操作により停止位置と再生
    位置に変位せしめられる動作切換板と、該動作切
    換板が停止位置にあるとき非動作位置にあると共
    に再生位置にあるとき動作位置に回動変位せしめ
    られる第1回動部材と、該第1回動部材と連結さ
    れていると共に該第1回動部材の回動変位に伴つ
    て回動し、前記排出制御板の変位動作を制御する
    第2回動部材と、前記第1回動部材と磁気ヘツド
    制御板に両端が取付けられていると共に該第1回
    動部材の回動力を該磁気ヘツド制御板に伝達し、
    且つ該第1回動部材に回動付勢力を与えるスプリ
    ングとより成り、前記動作切換板が停止位置より
    再生位置に変位せしめられると前記第1回動部材
    の動作位置への回動変位により前記磁気ヘツド制
    御板を再生位置に変位せしめると共に前記第2回
    動部材を前記排出制御板の変位動作を阻止する位
    置に変位せしめるようにしたたことを特徴とする
    カセツト式テープレコーダーの誤操作防止装置。
JP7124884U 1984-05-15 1984-05-15 カセツト式テ−プレコ−ダ−の誤操作防止装置 Granted JPS60183949U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7124884U JPS60183949U (ja) 1984-05-15 1984-05-15 カセツト式テ−プレコ−ダ−の誤操作防止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7124884U JPS60183949U (ja) 1984-05-15 1984-05-15 カセツト式テ−プレコ−ダ−の誤操作防止装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60183949U JPS60183949U (ja) 1985-12-06
JPH048521Y2 true JPH048521Y2 (ja) 1992-03-04

Family

ID=30608559

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7124884U Granted JPS60183949U (ja) 1984-05-15 1984-05-15 カセツト式テ−プレコ−ダ−の誤操作防止装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60183949U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5042735U (ja) * 1973-08-13 1975-04-30

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5042735U (ja) * 1973-08-13 1975-04-30

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60183949U (ja) 1985-12-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5396381A (en) Apparatus for identifying a type of tape cassette inserted into a tape recorder
JPH048521Y2 (ja)
US4495534A (en) Tape player
JPH0325307Y2 (ja)
JPH064420Y2 (ja) カセット式テープレコーダーの誤録音防止装置
JPH054101Y2 (ja)
JPH0753142Y2 (ja) カセツト式テ−プレコ−ダ−の操作レバ−ロツク装置
JPS6023776Y2 (ja) テ−プレコ−ダ
JPH0437310Y2 (ja)
JPS5935881Y2 (ja) テ−プレコ−ダの操作装置
JPH0329792Y2 (ja)
JPS6037709Y2 (ja) テ−プレコ−ダ
JPH039139Y2 (ja)
JPH0610519Y2 (ja) カセット式テープレコーダーの磁気ヘッド切換装置
JPH0127154Y2 (ja)
JPS5919963Y2 (ja) テ−プレコ−ダの切換装置
JPH026525Y2 (ja)
JPH0135304Y2 (ja)
JPS626590Y2 (ja)
JPH0373948B2 (ja)
JPH0633547Y2 (ja) 磁気ヘツド取付基板の変位動作制御装置
KR840002237Y1 (ko) 테이프 레코오더의 조작장치
JPS5819719Y2 (ja) カセツトシキテ−プレコ−ダ−
JPH0516644Y2 (ja)
JPH0426982Y2 (ja)