JPH0485045A - インクジェット記録装置 - Google Patents
インクジェット記録装置Info
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- JPH0485045A JPH0485045A JP2202762A JP20276290A JPH0485045A JP H0485045 A JPH0485045 A JP H0485045A JP 2202762 A JP2202762 A JP 2202762A JP 20276290 A JP20276290 A JP 20276290A JP H0485045 A JPH0485045 A JP H0485045A
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Landscapes
- Ink Jet (AREA)
- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は記録ヘッドのインク吐出口からインク滴を吐出
飛翔させ、これを被記録材に付着させて記録を行うイン
クジェット記録装置に関する。
飛翔させ、これを被記録材に付着させて記録を行うイン
クジェット記録装置に関する。
プリンタ、複写機、ファクシミリ等の記録装置は、転送
されて(る画像情報に基づいて、記録ヘッドのエネルギ
ー発生体を駆動することにより、紙やプラスチック薄板
等の記録シート上にドツトパターンから成る画像を記録
していくように構成されている。
されて(る画像情報に基づいて、記録ヘッドのエネルギ
ー発生体を駆動することにより、紙やプラスチック薄板
等の記録シート上にドツトパターンから成る画像を記録
していくように構成されている。
前記記録装置は、記録方式により、インクジェット式、
ワイヤドツト式、サーマル式、レーザービーム式等に分
けることができ、そのうちのインクジェット式(インク
ジェット記録装置)は、記録ヘッドの吐出口からインク
を吐出飛翔させ、これを記録シートに付着させて記録す
るように構成されている。
ワイヤドツト式、サーマル式、レーザービーム式等に分
けることができ、そのうちのインクジェット式(インク
ジェット記録装置)は、記録ヘッドの吐出口からインク
を吐出飛翔させ、これを記録シートに付着させて記録す
るように構成されている。
インクジェット記録装置は、記録ヘッドの吐出口から記
録液(インク)滴を吐出飛翔させて、これを用紙等の被
記録材に付着させて記録するものである。
録液(インク)滴を吐出飛翔させて、これを用紙等の被
記録材に付着させて記録するものである。
インク滴吐出エネルギーとして熱を用いるインクジェッ
ト記録装置では、記録ヘッドの前面に吐出口を設けると
ともに、内部に共通液室から前記吐出口に通じる液路を
形成し、該液路に配置した電気熱変換体に通電してイン
クを加熱することにより、インクに急激な体積増大を伴
う状態変化を与えて、吐出口からインク滴を吐出飛翔さ
せるように構成されている。前記電気熱変換体への通電
は画像(記録)情報に基づいて行われる。
ト記録装置では、記録ヘッドの前面に吐出口を設けると
ともに、内部に共通液室から前記吐出口に通じる液路を
形成し、該液路に配置した電気熱変換体に通電してイン
クを加熱することにより、インクに急激な体積増大を伴
う状態変化を与えて、吐出口からインク滴を吐出飛翔さ
せるように構成されている。前記電気熱変換体への通電
は画像(記録)情報に基づいて行われる。
記録ヘッドはキャリッジモータによって駆動されるキャ
リッジに搭載され、キャリッジを被記録用紙(用紙)に
対して水平方向に往復駆動するとともに記録ヘッド先端
の複数のインク吐出口からインク滴を用紙に向けて噴射
することにより画像記録を行う。また、用紙送りモータ
によって駆動される搬送ローラにより、用紙をキャリッ
ジの移動方向に対して垂直方向に搬送する構成になって
いる。
リッジに搭載され、キャリッジを被記録用紙(用紙)に
対して水平方向に往復駆動するとともに記録ヘッド先端
の複数のインク吐出口からインク滴を用紙に向けて噴射
することにより画像記録を行う。また、用紙送りモータ
によって駆動される搬送ローラにより、用紙をキャリッ
ジの移動方向に対して垂直方向に搬送する構成になって
いる。
インクジェット記録装置は液体インクを使用しているこ
とから、その記録品位はインクの特性に強く影響される
。特に、インクの粘性は吐出液滴径や吐出速度などの吐
出特性に影響するため重要である。
とから、その記録品位はインクの特性に強く影響される
。特に、インクの粘性は吐出液滴径や吐出速度などの吐
出特性に影響するため重要である。
一般に、インクの粘度は温度と相関し、温度の低下に伴
って増加する傾向にあり、低温時には吐出不良が発生し
易い。
って増加する傾向にあり、低温時には吐出不良が発生し
易い。
そこで、従来のインクジェット記録装置にあっては、低
温時におけるインク粘度の増加を防止して良好なインク
吐出状態を得るため、記録ヘッドのインク吐出口近傍に
加熱手段(保温用ヒータ)を設け、低温時にはインク吐
出を行う前に保温用ヒータを制御して記録ヘッド内のイ
ンク温度を適正温度まで上昇させるようにしていた。
温時におけるインク粘度の増加を防止して良好なインク
吐出状態を得るため、記録ヘッドのインク吐出口近傍に
加熱手段(保温用ヒータ)を設け、低温時にはインク吐
出を行う前に保温用ヒータを制御して記録ヘッド内のイ
ンク温度を適正温度まで上昇させるようにしていた。
保温用ヒータへの通電は、第6図に示すように記録装置
のスループットを低下させることなくインク温度を適正
温度にするため、1行分のインク吐出が終了した時点か
ら次行のインク吐出を開始するまでの期間、すなわちキ
ャリッジモータの加減速時や用紙送りモータを駆動して
改行動作をする期間にオーバーラツプさせて行う構成と
なっていた。
のスループットを低下させることなくインク温度を適正
温度にするため、1行分のインク吐出が終了した時点か
ら次行のインク吐出を開始するまでの期間、すなわちキ
ャリッジモータの加減速時や用紙送りモータを駆動して
改行動作をする期間にオーバーラツプさせて行う構成と
なっていた。
第6図において、キャリッジモータの減速駆動と用紙送
りモータの加速駆動が重なる期間(図中AI)、および
用紙送りモータの減速駆動とキャリッジモータの加速駆
動が重なる期間(図中A2)は、記録動作中で最も消費
電力が多く、記録動作中の平均電力の2倍以上に達する
。
りモータの加速駆動が重なる期間(図中AI)、および
用紙送りモータの減速駆動とキャリッジモータの加速駆
動が重なる期間(図中A2)は、記録動作中で最も消費
電力が多く、記録動作中の平均電力の2倍以上に達する
。
一方、保温用ヒータはインク温度を瞬時に適正温度まで
上昇させるため大電力を必要とし、例えば上記キャリッ
ジモータ駆動と用紙送りモータ駆動が重なる期間に匹敵
する位の電力を消費する。
上昇させるため大電力を必要とし、例えば上記キャリッ
ジモータ駆動と用紙送りモータ駆動が重なる期間に匹敵
する位の電力を消費する。
したがって上記従来例では、低温時には第6図中のAl
およびA2の期間にキャリッジモータ駆動と用紙送りモ
ータ駆動、そして更に保温用ヒータによるインクの加熱
との3つの負荷が重なり、その期間の消費電力がとび抜
けて大きくなっていた。このため、これに合わせてより
容量の大きな電源を搭載しなければならず装置のコスト
アップを招いていた。また、電池を電源とする場合は、
短時間の駆動しか行なえないという欠点を有していた。
およびA2の期間にキャリッジモータ駆動と用紙送りモ
ータ駆動、そして更に保温用ヒータによるインクの加熱
との3つの負荷が重なり、その期間の消費電力がとび抜
けて大きくなっていた。このため、これに合わせてより
容量の大きな電源を搭載しなければならず装置のコスト
アップを招いていた。また、電池を電源とする場合は、
短時間の駆動しか行なえないという欠点を有していた。
そこで、低温時には印字方向を片方向に制限する方法が
考えられる。保温用ヒータへの通電は、自然冷却によっ
てインク温度が低下し、保温用ヒータの効果が失われて
しまうのを避けるため、インク吐出開始直前に行うこと
になる。
考えられる。保温用ヒータへの通電は、自然冷却によっ
てインク温度が低下し、保温用ヒータの効果が失われて
しまうのを避けるため、インク吐出開始直前に行うこと
になる。
一方、片方向印字モード時の改行動作は1行分のインク
吐出終了後に行い、それに続けてインクの吐出を伴わな
いキャリッジの駆動(キャリッジリターン)によってキ
ャリッジをホーム位置方向の印字開始位置へ戻す処理が
行われることになるため、保温用ヒータへの通電はキャ
リッジモータ駆動のみとしか重ならず前述のように3つ
の負荷が重なって消費電力が極大化するのを緩和するこ
とができる。
吐出終了後に行い、それに続けてインクの吐出を伴わな
いキャリッジの駆動(キャリッジリターン)によってキ
ャリッジをホーム位置方向の印字開始位置へ戻す処理が
行われることになるため、保温用ヒータへの通電はキャ
リッジモータ駆動のみとしか重ならず前述のように3つ
の負荷が重なって消費電力が極大化するのを緩和するこ
とができる。
しかしながら、片方向印字モードでは、キャリッジリタ
ーン動作の分、記録に要する時間が長(なり、スループ
ットが低下するという課題があった。
ーン動作の分、記録に要する時間が長(なり、スループ
ットが低下するという課題があった。
そこで、本発明は以上従来技術の課題に鑑み、より安価
な電源を搭載した構成で、低温時においても記録装置の
スループット低下を極力避け、かつ吐出用インク温度を
短時間で適正値に上昇させる制御が可能なインクジェッ
ト記録装置を提供することを目的とする。
な電源を搭載した構成で、低温時においても記録装置の
スループット低下を極力避け、かつ吐出用インク温度を
短時間で適正値に上昇させる制御が可能なインクジェッ
ト記録装置を提供することを目的とする。
そのため、本発明のインクジェット記録装置は記録ヘッ
ドから吐出されるインクの温度を制御するインク加熱手
段、キャリッジモータ及び搬送モータが全て同時に駆動
されないように各々の駆動を制御する駆動制御手段を具
備したことを特徴とする。
ドから吐出されるインクの温度を制御するインク加熱手
段、キャリッジモータ及び搬送モータが全て同時に駆動
されないように各々の駆動を制御する駆動制御手段を具
備したことを特徴とする。
上記構成によれば、インク加熱手段、キャリッジモータ
、搬送モータの全てが同時に駆動されることがないので
、低容量で安価な電源を用いることが可能となり、また
2つを同時に駆動可能なのでスルーブツトを向上させる
ことができる。
、搬送モータの全てが同時に駆動されることがないので
、低容量で安価な電源を用いることが可能となり、また
2つを同時に駆動可能なのでスルーブツトを向上させる
ことができる。
以下、図面を参照して、本発明のインクジェット記録装
置に係る実施例を詳細に説明する。
置に係る実施例を詳細に説明する。
第1図は本発明の一実施例を示す外観構成図である。
第1図において、14はヘッドカートリッジであり、第
2図につき後述するヒータボードを用いて構成した記録
ヘッド9と、インク供給源たるインクタンクとを一体と
したものである。このヘッドカートリッジ14は、押さ
え部材41によりキャリッジ15の上に固定されており
、これらはシャフト21に沿って長手方向に往復移動可
能となっている。記録ヘッドより吐出されたインクは、
記録ヘッド9と微少間隔をおいて、プラテン19に記録
面を規制された記録媒体18に到達し、記録媒体18上
に画像を形成する。
2図につき後述するヒータボードを用いて構成した記録
ヘッド9と、インク供給源たるインクタンクとを一体と
したものである。このヘッドカートリッジ14は、押さ
え部材41によりキャリッジ15の上に固定されており
、これらはシャフト21に沿って長手方向に往復移動可
能となっている。記録ヘッドより吐出されたインクは、
記録ヘッド9と微少間隔をおいて、プラテン19に記録
面を規制された記録媒体18に到達し、記録媒体18上
に画像を形成する。
記録△、ラド9には、ケーブル16およびこれに結合す
る端子を介して適宜のデータ供給源より画像データに応
じた吐出信号が供給される。ヘッドカートリッジ14は
用いるインク色等に応じて、1ないし複数個(例えば図
示例では2個)を設けることができる。
る端子を介して適宜のデータ供給源より画像データに応
じた吐出信号が供給される。ヘッドカートリッジ14は
用いるインク色等に応じて、1ないし複数個(例えば図
示例では2個)を設けることができる。
なお、第1図において、17はキャリッジ15をシャフ
ト21に沿って走査させるためのキャリッジ(CR)モ
ータであり、パルスモータで構成される。
ト21に沿って走査させるためのキャリッジ(CR)モ
ータであり、パルスモータで構成される。
22はモータ17の駆動力をキャリッジ15に伝達する
ワイヤである。また、20はプラテンローラ19に結合
して記録媒体18を搬送させるための用紙送り(LF)
モータ、4はキャリッジ15のホームポジションを検出
するHP(ホームポジション)センサである。
ワイヤである。また、20はプラテンローラ19に結合
して記録媒体18を搬送させるための用紙送り(LF)
モータ、4はキャリッジ15のホームポジションを検出
するHP(ホームポジション)センサである。
第2図は実施例に係る記録ヘッド9の構成例である。こ
こで、41はヒータボードであり、シリコン基板上に電
気熱変換体(吐出ヒータ)45と、これに電力を供給す
るAf等の配線46とが成膜技術により形成されて成る
。そして、このヒータボード1に対して、記録用液体の
液路(ノズル)25を限界するための隔壁を設けた天板
30を接着することにより、記録ヘッド9が構成される
。
こで、41はヒータボードであり、シリコン基板上に電
気熱変換体(吐出ヒータ)45と、これに電力を供給す
るAf等の配線46とが成膜技術により形成されて成る
。そして、このヒータボード1に対して、記録用液体の
液路(ノズル)25を限界するための隔壁を設けた天板
30を接着することにより、記録ヘッド9が構成される
。
記録用の液体(インク)は、天板30に設けた供給口2
4より共通液室23に供給され、ここより各ノズル25
内に導かれる。そして、通電によってヒータ45が発熱
すると、ノズル29内に満たされたインクに発泡現象が
生じ、この気泡の成長・収縮吐出口26よりインク滴が
吐出されるわけである。
4より共通液室23に供給され、ここより各ノズル25
内に導かれる。そして、通電によってヒータ45が発熱
すると、ノズル29内に満たされたインクに発泡現象が
生じ、この気泡の成長・収縮吐出口26よりインク滴が
吐出されるわけである。
第3図(A)および(B)は、それぞれ、本実施例に係
るヒータボード41の平面図およびその部分拡大図であ
る。
るヒータボード41の平面図およびその部分拡大図であ
る。
同図(A)において、43は吐出ヒータ部である。
44は端子であり、ワイヤボンディングにより外部と接
続される。42は温度検知手段たる温度センサであり、
吐出ヒータ部43等と同じ成膜プロセスにより吐出ヒー
タ部43に形成しである。同図(B)は同図(A)にお
けるセンサ42を含む部分Bの拡大図であり、48はヘ
ッドを加熱するための加熱手段たる保温ヒータである。
続される。42は温度検知手段たる温度センサであり、
吐出ヒータ部43等と同じ成膜プロセスにより吐出ヒー
タ部43に形成しである。同図(B)は同図(A)にお
けるセンサ42を含む部分Bの拡大図であり、48はヘ
ッドを加熱するための加熱手段たる保温ヒータである。
センサ42は、他の部分と同様に、半導体同様の成膜プ
ロセスによって形成しであるため極めて高精度であり、
他の部分の構成材料であるアルミニウム、チタン、タン
タル、5酸化タンタル、ニオブ等、温度に応じて導電率
が変化する材料で作成できる。例えば、これらのうちア
ルミニウムは電極に用いることができる材料、チタンは
電気熱変換素子を構成する発熱抵抗層と電極との接着性
を高めるために両者間に配置可能な材料、タンタルは発
熱抵抗層上の保護層の耐キャビテーション性を高めるた
めにその上部に配置可能な材料である。また、プロセス
のバラツキを小とするために線幅をなお、センサ42と
しては、これをダイオードとし、温度に対する順方向電
圧が変化する特性を利用することも有効である。
ロセスによって形成しであるため極めて高精度であり、
他の部分の構成材料であるアルミニウム、チタン、タン
タル、5酸化タンタル、ニオブ等、温度に応じて導電率
が変化する材料で作成できる。例えば、これらのうちア
ルミニウムは電極に用いることができる材料、チタンは
電気熱変換素子を構成する発熱抵抗層と電極との接着性
を高めるために両者間に配置可能な材料、タンタルは発
熱抵抗層上の保護層の耐キャビテーション性を高めるた
めにその上部に配置可能な材料である。また、プロセス
のバラツキを小とするために線幅をなお、センサ42と
しては、これをダイオードとし、温度に対する順方向電
圧が変化する特性を利用することも有効である。
保温ヒータ48は、吐出ヒータ45の発熱抵抗層と同一
材料(例えばHfB 2)を用いて形成できるが、ヒー
タボードを構成する他の材料、例えばアルミニウム、タ
ンタル、チタン等を用いて形成しても良い。
材料(例えばHfB 2)を用いて形成できるが、ヒー
タボードを構成する他の材料、例えばアルミニウム、タ
ンタル、チタン等を用いて形成しても良い。
次に、上述のように構成された実施例の各部を制御する
制御構成を、第4図を参照して説明する。
制御構成を、第4図を参照して説明する。
同図において、lOは操作パネルからの記録指示に基づ
いて各部を動作させる制御部である。この制御部10は
、各種の制御手順を実行するMPU100O1上記制御
手順やデータ等を格納するROM 1001、上記制御
実行におけるワークエリア等に用いられるRAM100
2、所定の時間を計測するタイマ1003、および各部
との接続を行うインターフェース111004で構成さ
れる。
いて各部を動作させる制御部である。この制御部10は
、各種の制御手順を実行するMPU100O1上記制御
手順やデータ等を格納するROM 1001、上記制御
実行におけるワークエリア等に用いられるRAM100
2、所定の時間を計測するタイマ1003、および各部
との接続を行うインターフェース111004で構成さ
れる。
上記制御部lOによって制御されるのは、ヘッド9、キ
ャリッジモータ17、用紙送りモータ20および保温ヒ
ータ48であり、それぞれヘッドドライバ9A、モータ
ドライバ17A、2OAおよびヒータドライバ48Aに
よって駆動される。また、温度センサ42やホームポジ
ションセンサ4の検出に基づいて、制御部IOはインク
の温度やキャリッジ15の移動位置を認識することがで
きる。100は制御部10をはじめとして、装置全体に
電源を供給する電源である。
ャリッジモータ17、用紙送りモータ20および保温ヒ
ータ48であり、それぞれヘッドドライバ9A、モータ
ドライバ17A、2OAおよびヒータドライバ48Aに
よって駆動される。また、温度センサ42やホームポジ
ションセンサ4の検出に基づいて、制御部IOはインク
の温度やキャリッジ15の移動位置を認識することがで
きる。100は制御部10をはじめとして、装置全体に
電源を供給する電源である。
次に、上記構成の実施例の動作について、第5図のフロ
ーチャートを用いて説明する。
ーチャートを用いて説明する。
第5図は本実施例の保温ヒータ48への通電手順を示し
たフローチャートの一例である。第5図において、キャ
リッジモータ17と用紙送りモータ20の駆動は、割り
込み処理として行われ、所定パルスの駆動が終了した時
点で停止するように処理される。
たフローチャートの一例である。第5図において、キャ
リッジモータ17と用紙送りモータ20の駆動は、割り
込み処理として行われ、所定パルスの駆動が終了した時
点で停止するように処理される。
保温ヒータ48への通電は、そのタイミングによって大
きく二つに分けられる。一つは、一部分の画像印字処理
毎にそのときのキャリッジモータ加速駆動に同期させて
行う保温ヒータ48への通電(以下、行頭温調という)
である。もう一つは、環境温度が著しく低かったり、低
温時に待機状態などでインク吐出が行われない状態が比
較的長く続いた事によりインクが自然冷却されていて、
行頭温調だけではインク温度を適正温度まで上昇させる
ことができないと判断された場合に、行頭温調開始直前
に所定時間行う保温ヒータ48への通電(以下、印字頭
温調という)である。
きく二つに分けられる。一つは、一部分の画像印字処理
毎にそのときのキャリッジモータ加速駆動に同期させて
行う保温ヒータ48への通電(以下、行頭温調という)
である。もう一つは、環境温度が著しく低かったり、低
温時に待機状態などでインク吐出が行われない状態が比
較的長く続いた事によりインクが自然冷却されていて、
行頭温調だけではインク温度を適正温度まで上昇させる
ことができないと判断された場合に、行頭温調開始直前
に所定時間行う保温ヒータ48への通電(以下、印字頭
温調という)である。
第5図において、印字開始信号が送られてきたときに(
ステップ5401)、キャリッジモータ17が駆動中で
あったならば終了するまでウェイトする(ステップ54
02)。次に印字頭温調時間nおよび行頭温調パルス数
mを設定する(ステップ5403.5404)。n、m
の値は、あらかじめ環境温度、印字待機時間等に応じて
最適な保温ヒータ48への通電時間を割り当てたテーブ
ルをROM l 001内に作成しておき、これを参照
して設定すればよい。ただし、mの値はキャリッジモー
タ17の加速駆動パルス数以下とする。
ステップ5401)、キャリッジモータ17が駆動中で
あったならば終了するまでウェイトする(ステップ54
02)。次に印字頭温調時間nおよび行頭温調パルス数
mを設定する(ステップ5403.5404)。n、m
の値は、あらかじめ環境温度、印字待機時間等に応じて
最適な保温ヒータ48への通電時間を割り当てたテーブ
ルをROM l 001内に作成しておき、これを参照
して設定すればよい。ただし、mの値はキャリッジモー
タ17の加速駆動パルス数以下とする。
次に、設定された時間nだけ保温ヒータ48をON状態
にし、印字頭温調を行う(ステップ5405〜8408
)。
にし、印字頭温調を行う(ステップ5405〜8408
)。
キャリッジモータ17の駆動はステップ5402にて必
ず終了している。つまり、印字頭温調はキャリッジモー
タ17の駆動終了後に行なわれるので、この印字頭温調
を行っている期間にオーバーラツプする可能性があるの
は、用紙送りモータ20の駆動のみとなる。
ず終了している。つまり、印字頭温調はキャリッジモー
タ17の駆動終了後に行なわれるので、この印字頭温調
を行っている期間にオーバーラツプする可能性があるの
は、用紙送りモータ20の駆動のみとなる。
次に、用紙送りモータ減速駆動の残りパルス数が設定値
X以下となっていれば次のステップに進む(ステップ5
409)。これはスループットを向上させるために、用
紙送りモータ20の減速処理と次のキャリッジモータ1
7の加速処理を同時に行えるようにしたものである。X
は、用紙送りモータ駆動とキャリッジモータ駆動がクロ
スするパルス数であり、モータの加減速に要するパルス
数よりも小さい値に、あらかじめ設定しておけばよい。
X以下となっていれば次のステップに進む(ステップ5
409)。これはスループットを向上させるために、用
紙送りモータ20の減速処理と次のキャリッジモータ1
7の加速処理を同時に行えるようにしたものである。X
は、用紙送りモータ駆動とキャリッジモータ駆動がクロ
スするパルス数であり、モータの加減速に要するパルス
数よりも小さい値に、あらかじめ設定しておけばよい。
次に設定された行頭温調のパルス数mを調べ0でなかっ
たならば、用紙送りモータ20の駆動が終了するのを待
って、保温ヒータ48をONL、キャリッジモータ17
の駆動を開始する。つまり、行頭温調は用紙送りモータ
20の駆動終了後に行なわれる。ただし、nが用紙送り
モータ20の駆動時間よりも長く設定された場合には、
印字頭温調終了後にキャリッジモータ17の加速駆動を
開始する(後述する第8図、第9図参照)。つまり、キ
ャリッジモータ17の駆動は、印字頭温調の終了後に開
始される。
たならば、用紙送りモータ20の駆動が終了するのを待
って、保温ヒータ48をONL、キャリッジモータ17
の駆動を開始する。つまり、行頭温調は用紙送りモータ
20の駆動終了後に行なわれる。ただし、nが用紙送り
モータ20の駆動時間よりも長く設定された場合には、
印字頭温調終了後にキャリッジモータ17の加速駆動を
開始する(後述する第8図、第9図参照)。つまり、キ
ャリッジモータ17の駆動は、印字頭温調の終了後に開
始される。
一方、m = Oならば直ちにキャリッジモータ17の
駆動を開始する(ステップ8409〜5412)。以上
によって行頭温調と用紙送りモータ20の駆動とが重な
らないように制御される。
駆動を開始する(ステップ8409〜5412)。以上
によって行頭温調と用紙送りモータ20の駆動とが重な
らないように制御される。
mの値は、割り込み処理によってキャリッジモータの加
速処理が1パルス終了する度にデクリメントされ、0に
なった時点で保温ヒータ48がOFFされて行頭温調は
終了する(ステップ5413〜5416)。
速処理が1パルス終了する度にデクリメントされ、0に
なった時点で保温ヒータ48がOFFされて行頭温調は
終了する(ステップ5413〜5416)。
キャリッジモータ17の加速が終了(ステップ5417
)後、記録情報に基づいて一部分の画像印字が行われる
(ステップ8418)。印字終了後キャリッジモータ1
7の減速処理が開始される(ステップ5419)。
)後、記録情報に基づいて一部分の画像印字が行われる
(ステップ8418)。印字終了後キャリッジモータ1
7の減速処理が開始される(ステップ5419)。
キャリッジモータ17の減速駆動パルス数が残りXパル
ス以下となったところで用紙送りモータ20の駆動要求
があれば、用紙送りモータ20を駆動して改行処理を開
始する(ステップ8420〜5422)。
ス以下となったところで用紙送りモータ20の駆動要求
があれば、用紙送りモータ20を駆動して改行処理を開
始する(ステップ8420〜5422)。
以上が一部分の記録動作手順である。一部分の記録動作
終了後、記録開始情報が有ればステップ5401へ戻り
、以上説明した処理手順を繰り返す。
終了後、記録開始情報が有ればステップ5401へ戻り
、以上説明した処理手順を繰り返す。
次に、第5図によって説明した手順に従って記録動作を
制御した場合の各モータ17.20の加減速駆動および
保温ヒータ48への通電タイミングの一例を第6図乃至
第9図に示す。
制御した場合の各モータ17.20の加減速駆動および
保温ヒータ48への通電タイミングの一例を第6図乃至
第9図に示す。
これらの図において(A)はモータ17.20の駆動シ
ーケンスの一部を、(B)は保温ヒータ48の駆動シー
ケンスをそれぞれ示す。また点線付きの太い実線はキャ
リッジモータ17の駆動、−点破線は用紙送りモータ2
0の駆動をそれぞれ表わす。Iはモータの駆動速度であ
る。Xはキャリッジモータ17と用紙送りモータ20を
クロスさせて駆動できる最大のパルス数、noは一部分
の改行処理時間からXを2倍した時間を引いた残りの時
間、moはキャリッジモータ17の加速パルス数、nは
印字頭温調時間、mは行頭温調パルス数である。
ーケンスの一部を、(B)は保温ヒータ48の駆動シー
ケンスをそれぞれ示す。また点線付きの太い実線はキャ
リッジモータ17の駆動、−点破線は用紙送りモータ2
0の駆動をそれぞれ表わす。Iはモータの駆動速度であ
る。Xはキャリッジモータ17と用紙送りモータ20を
クロスさせて駆動できる最大のパルス数、noは一部分
の改行処理時間からXを2倍した時間を引いた残りの時
間、moはキャリッジモータ17の加速パルス数、nは
印字頭温調時間、mは行頭温調パルス数である。
第6図は、環境温度や印字待期時間等を基に設定される
n、mの値がそれぞれ、 nun (、+x、0<m<m O であった場合を示す。このとき、キャリッジモータ17
の減速駆動が終了した時点から用紙送りモータ20の駆
動に重ねて印字頭温調がnだけ行われる。
n、mの値がそれぞれ、 nun (、+x、0<m<m O であった場合を示す。このとき、キャリッジモータ17
の減速駆動が終了した時点から用紙送りモータ20の駆
動に重ねて印字頭温調がnだけ行われる。
また、次の行のキャリッジ加速時に重ねて行頭温調を行
なうため、用紙送りモータ2oの駆動が終了するまで待
ってから、キャリッジモータ17の駆動とそのmパルス
分の行頭温調を開始する。ここでXパルス駆動するのに
要する時間をnxとすると、本実施例では各行毎のスル
ーブツトの低下をn8に抑えることができる。
なうため、用紙送りモータ2oの駆動が終了するまで待
ってから、キャリッジモータ17の駆動とそのmパルス
分の行頭温調を開始する。ここでXパルス駆動するのに
要する時間をnxとすると、本実施例では各行毎のスル
ーブツトの低下をn8に抑えることができる。
なお、
(1)1行の画像記録と次行の画像記録との間に複数の
改行処理を行う場合には、最後の改行処理に重ねて印字
頭温調を行う。
改行処理を行う場合には、最後の改行処理に重ねて印字
頭温調を行う。
(2)1行分の画像記録の直前に改行処理が行われ、例
えば、印字開始時や前の行に重ねて印字する場合には、
3つの負荷が重ならないので説明を省いた。
えば、印字開始時や前の行に重ねて印字する場合には、
3つの負荷が重ならないので説明を省いた。
上記(IL (2)は他の動作例においても共通である
。
。
第7図は、印字頭温調時間nと行頭温調パルス数mがそ
れぞれ次のように設定された場合を示す。
れぞれ次のように設定された場合を示す。
n≦n o、 m=0
同図かられかるように、行頭温調パルス数mがOであり
、かつ印字頭温調時間nがn。以下であれば、スルーブ
ツトを低下させることなく、環境温度がインク吐出に適
している時と同じ処理速度で同じように良好な画像を記
録することができる。
、かつ印字頭温調時間nがn。以下であれば、スルーブ
ツトを低下させることなく、環境温度がインク吐出に適
している時と同じ処理速度で同じように良好な画像を記
録することができる。
第8図は、印字頭温調時間nと行頭温調パルス数mがそ
れぞれ次のように設定された場合を示す。
れぞれ次のように設定された場合を示す。
no<n≦n(、+x、m=:0
図においてキャリッジモータ17の減速駆動が終了した
時点より、用紙送りモータ20の駆動に重ねて印字頭温
調を開始する。用紙送りモータ20の減速駆動が開始し
、残りの駆動パルス数がX以下になると次行の画像記録
を行うためキャリッジモータ17の加速を開始するとこ
ろであるが、n(、<nであるため第5図で説明した手
順に従い、印字頭温調が終了するまで待つことになる。
時点より、用紙送りモータ20の駆動に重ねて印字頭温
調を開始する。用紙送りモータ20の減速駆動が開始し
、残りの駆動パルス数がX以下になると次行の画像記録
を行うためキャリッジモータ17の加速を開始するとこ
ろであるが、n(、<nであるため第5図で説明した手
順に従い、印字頭温調が終了するまで待つことになる。
仮に行頭温調パルス数mがm≠0に設定されているとす
ると、第6図の動作例と同じ(さらに用紙送りモータ2
0の駆動が終了するまで待つことになるが、この動作例
ではm = Oであるから印字頭温調が終了次第、残っ
ている用紙送りモータ20の駆動に重ねてキャリッジモ
ータ20の駆動を開始できる。
ると、第6図の動作例と同じ(さらに用紙送りモータ2
0の駆動が終了するまで待つことになるが、この動作例
ではm = Oであるから印字頭温調が終了次第、残っ
ている用紙送りモータ20の駆動に重ねてキャリッジモ
ータ20の駆動を開始できる。
したがって、本動作例では第8図から分るようにスルー
プットの低下を(n−no)に抑えることができる。
プットの低下を(n−no)に抑えることができる。
第9図は、印字頭温調時間nと行頭温調パルス数mがそ
れぞれ次のように設定された場合を示す。
れぞれ次のように設定された場合を示す。
n>n O+x、mum 、)
図において、キャリッジモータ17の減速駆動が終了し
た時点より、用紙送りモータ20の駆動に重ねて印字頭
温調を開始する。用紙送りモータ20の減速駆動が開始
し、残りの駆動パルス数がX以下になると次行の画像記
録のためキャリッジモータ17の加速駆動を開始すると
ころであるが、nun o +xであるため第5図で説
明した手順に従い印字頭温調が終了するまで待ってから
キャリッジモータ17の加速駆動と行頭温調を行うこと
になる。
た時点より、用紙送りモータ20の駆動に重ねて印字頭
温調を開始する。用紙送りモータ20の減速駆動が開始
し、残りの駆動パルス数がX以下になると次行の画像記
録のためキャリッジモータ17の加速駆動を開始すると
ころであるが、nun o +xであるため第5図で説
明した手順に従い印字頭温調が終了するまで待ってから
キャリッジモータ17の加速駆動と行頭温調を行うこと
になる。
したがって、スルーブツトの低下は、Xパルス駆動する
に要する時間をn8とすると(n−n工)に抑えること
ができる。
に要する時間をn8とすると(n−n工)に抑えること
ができる。
以上説明したように、この実施例では印字頭温調はキャ
リッジモータ17の駆動時には行なわず、一方行類温調
は用紙送りモータ20の駆動時には行なわないので、モ
ータ17.20及び保温ヒータ48が3つ同時に駆動さ
れることがなく、電源のコストダウンとコンパクト化を
図ることが可能となる。
リッジモータ17の駆動時には行なわず、一方行類温調
は用紙送りモータ20の駆動時には行なわないので、モ
ータ17.20及び保温ヒータ48が3つ同時に駆動さ
れることがなく、電源のコストダウンとコンパクト化を
図ることが可能となる。
また、キャリッジモータ17と用紙送りモータ20、用
紙送りモータ20と印字頭温調(保温ヒータ48)、キ
ャリッジモータ17と行頭温調(保温ヒータ48)を同
時に駆動可能としているので、インク温度の最適化処理
によるスルーブツトの低下を最小限に抑えることができ
る。さらに、短時間でインク温度を適正温度に制御する
ことも可能となる。
紙送りモータ20と印字頭温調(保温ヒータ48)、キ
ャリッジモータ17と行頭温調(保温ヒータ48)を同
時に駆動可能としているので、インク温度の最適化処理
によるスルーブツトの低下を最小限に抑えることができ
る。さらに、短時間でインク温度を適正温度に制御する
ことも可能となる。
本発明は、インクジェット記録方式の中でも上述実施例
で示したバブルジェット方式の記録装置において優れた
効果をもたらすものである。かかる方式によれば記録の
高密度化、高精細化が達成できるからである。
で示したバブルジェット方式の記録装置において優れた
効果をもたらすものである。かかる方式によれば記録の
高密度化、高精細化が達成できるからである。
その代表的な構成や原理については、例えば、米国特許
第4723129号明細書、同第4740796号明細
書に開示されている基本的な原理を用いて行うものが好
ましい。この方式は所謂オンデマンド型、コンティニュ
アス型のいずれにも適用可能であるが、特にオンデマン
ド型の場合には、液体(インク)が保持されているシー
トや液路に対応して配置されている電気熱変換体に、記
録情報に対応していて核沸騰を越える急速な温度上昇を
与える少なくとも1つの駆動信号を印加することによっ
て、電気熱変換体に熱エネルギーを発生せしめ、記録ヘ
ッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結果的にこの駆
動信号に一対一で対応した液体(インク)内の気泡を形
成できるので有効である。この気泡の成長、収縮により
吐出用開口を介して液体(インク)を吐出させて、少な
くとも1つの滴を形成する。この駆動信号をパルス形状
とすると、即時適切に気泡の成長収縮が行われるので、
特に応答性に優れた液体(インク)の吐出が達成でき、
より好ましい。このパルス形状の駆動信号としては、米
国特許第4463359号明細書、同第4345262
号明細書に記載されているようなものが適している。
第4723129号明細書、同第4740796号明細
書に開示されている基本的な原理を用いて行うものが好
ましい。この方式は所謂オンデマンド型、コンティニュ
アス型のいずれにも適用可能であるが、特にオンデマン
ド型の場合には、液体(インク)が保持されているシー
トや液路に対応して配置されている電気熱変換体に、記
録情報に対応していて核沸騰を越える急速な温度上昇を
与える少なくとも1つの駆動信号を印加することによっ
て、電気熱変換体に熱エネルギーを発生せしめ、記録ヘ
ッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結果的にこの駆
動信号に一対一で対応した液体(インク)内の気泡を形
成できるので有効である。この気泡の成長、収縮により
吐出用開口を介して液体(インク)を吐出させて、少な
くとも1つの滴を形成する。この駆動信号をパルス形状
とすると、即時適切に気泡の成長収縮が行われるので、
特に応答性に優れた液体(インク)の吐出が達成でき、
より好ましい。このパルス形状の駆動信号としては、米
国特許第4463359号明細書、同第4345262
号明細書に記載されているようなものが適している。
なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特
許第4313124号明細書に記載されている条件を採
用すると、さらに優れた記録を行うことができる。
許第4313124号明細書に記載されている条件を採
用すると、さらに優れた記録を行うことができる。
記録ヘッドの構成としては、上述の各明細書に開示され
ているような吐出口、液路、電気熱変換体の組合わせ構
成(直線状液路または直角液流路)の他に熱作用部が屈
曲する領域に配置されて構成を開示する米国特許第45
58333号明細書、米国特許第4459600号明細
書を用いた構成も本発明に含まれるものである。加えて
、複数の電気熱変換体に対して、共通するスリットを電
気熱変換体の吐出部とする構成を開示する特開昭59−
123670号公報や熱エネルギーの圧力波を吸収する
開孔を吐出部に対応させる構成を開示する特開昭59〜
138461号公報に基づいた構成としても本発明の効
果は有効である。すなわち、記録ヘッドの形態がどのよ
うなものであっても、記録を確実に効率よく行いつるか
らである。
ているような吐出口、液路、電気熱変換体の組合わせ構
成(直線状液路または直角液流路)の他に熱作用部が屈
曲する領域に配置されて構成を開示する米国特許第45
58333号明細書、米国特許第4459600号明細
書を用いた構成も本発明に含まれるものである。加えて
、複数の電気熱変換体に対して、共通するスリットを電
気熱変換体の吐出部とする構成を開示する特開昭59−
123670号公報や熱エネルギーの圧力波を吸収する
開孔を吐出部に対応させる構成を開示する特開昭59〜
138461号公報に基づいた構成としても本発明の効
果は有効である。すなわち、記録ヘッドの形態がどのよ
うなものであっても、記録を確実に効率よく行いつるか
らである。
また、本発明に記録装置の構成として設けられる、記録
ヘットに対しての回復手段、予備的な補助手段等を付加
することは本発明の効果を一層安定できるので、好まし
いものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッド
に対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧
或は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子
或はこれらの組み合わせによる予備加熱手段、記録とは
別の吐出を行なう予備吐出モードを行なうことも安定し
た記録を行なうために有効である。
ヘットに対しての回復手段、予備的な補助手段等を付加
することは本発明の効果を一層安定できるので、好まし
いものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッド
に対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧
或は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子
或はこれらの組み合わせによる予備加熱手段、記録とは
別の吐出を行なう予備吐出モードを行なうことも安定し
た記録を行なうために有効である。
さらに加えて、本発明記録装置の形態としては、コンピ
ュータ等の情報処理機器の画像出力端末として用いられ
るものの他、リーグ等と組合せた複写装置、さらには送
受信機能を有するファクシミリ装置の形態を採るもので
あってもよい。
ュータ等の情報処理機器の画像出力端末として用いられ
るものの他、リーグ等と組合せた複写装置、さらには送
受信機能を有するファクシミリ装置の形態を採るもので
あってもよい。
本発明によれば、装置電源部のコストダウンとコンパク
ト化を実現でき、また低温時においても、記録用インク
温度の最適化処理によるスループットの低下を最小限に
抑えて、短時間でインク温度を適正温度に制御し得る。
ト化を実現でき、また低温時においても、記録用インク
温度の最適化処理によるスループットの低下を最小限に
抑えて、短時間でインク温度を適正温度に制御し得る。
第1図は本発明のインクジェット記録装置に係る一実施
例を示す外観構成図、 第2図は第1図の記録ヘッドの構成図、第3図は第2図
のヒータボードの構成図、第4図は実施例の制御構成を
示すブロック図、第5図は保温ヒータへの通電手順を示
すフローチャート、 第6図乃至第9図は実施例の動作例を示すタイミングチ
ャート、 第10図は従来の保温ヒータへの通電動作を示すタイミ
ングチャートである。 9・・・記録ヘッド 17・・・キャリッジモータ 20・・・用紙送りモータ 42・・・温度センサ 48・・・保温ヒータ 100・・・電源 1000・・・MPU 1001・・・ROM 1002・・・RAM 教 男 図(夕 n丘na+メ 72 t n。 第 図 第2図 々、 < 72 t )’2o+X n〉為−?X 第 図
例を示す外観構成図、 第2図は第1図の記録ヘッドの構成図、第3図は第2図
のヒータボードの構成図、第4図は実施例の制御構成を
示すブロック図、第5図は保温ヒータへの通電手順を示
すフローチャート、 第6図乃至第9図は実施例の動作例を示すタイミングチ
ャート、 第10図は従来の保温ヒータへの通電動作を示すタイミ
ングチャートである。 9・・・記録ヘッド 17・・・キャリッジモータ 20・・・用紙送りモータ 42・・・温度センサ 48・・・保温ヒータ 100・・・電源 1000・・・MPU 1001・・・ROM 1002・・・RAM 教 男 図(夕 n丘na+メ 72 t n。 第 図 第2図 々、 < 72 t )’2o+X n〉為−?X 第 図
Claims (4)
- (1)記録ヘッドから吐出されるインクの温度を制御す
るインク加熱手段と、前記記録ヘッドを走査するキャリ
ッジモータと、記録媒体を搬送する搬送モータとを有す
るインクジェット記録装置において、 前記インク加熱手段、前記キャリッジモータ及び前記搬
送モータが全て同時に駆動されないように各々の駆動を
制御する駆動制御手段を具備したことを特徴とするイン
クジェット記録装置。 - (2)前記駆動制御手段は、前記キャリッジモータの駆
動終了後に前記インク加熱手段を駆動することを特徴と
する請求項(1)に記載のインクジェット記録装置。 - (3)前記駆動制御手段は、前記用紙送りモータの駆動
終了後に前記インク加熱手段を駆動することを特徴とす
る請求項(1)に記載のインクジェット記録装置。 - (4)前記記録ヘッドは、インクを吐出する複数の吐出
口と、対応する吐出口毎に設けられ、インクに熱による
状態変化を生起させ該状態変化に基づいてインクを前記
吐出口から吐出させて飛翔的液滴を形成する熱エネルギ
ー発生手段とを有したことを特徴とする請求項(1)に
記載のインクジェット記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2202762A JP2675910B2 (ja) | 1990-07-30 | 1990-07-30 | インクジェット記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2202762A JP2675910B2 (ja) | 1990-07-30 | 1990-07-30 | インクジェット記録装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0485045A true JPH0485045A (ja) | 1992-03-18 |
JP2675910B2 JP2675910B2 (ja) | 1997-11-12 |
Family
ID=16462749
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2202762A Expired - Fee Related JP2675910B2 (ja) | 1990-07-30 | 1990-07-30 | インクジェット記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2675910B2 (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US5631677A (en) * | 1992-09-08 | 1997-05-20 | Canon Kabushiki Kaisha | Printing apparatus and method of charging battery therein |
US6260940B1 (en) | 1998-05-04 | 2001-07-17 | Canon Kabushiki Kaisha | Ink jet printing system having ink preheating during non-printing periods |
JP2003089196A (ja) * | 2001-09-17 | 2003-03-25 | Canon Inc | インクジェット記録装置及び該装置におけるインクの温度制御方法 |
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US7780257B2 (en) | 2003-06-06 | 2010-08-24 | Canon Kabushiki Kaisha | Recording apparatus and electronic apparatus |
JP2011088413A (ja) * | 2009-10-26 | 2011-05-06 | Seiko Epson Corp | 液体吐出装置及び液体吐出方法 |
US10166793B2 (en) | 2016-09-09 | 2019-01-01 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Serial-type recording apparatus |
JP2019025791A (ja) * | 2017-07-31 | 2019-02-21 | キヤノン株式会社 | 記録装置、記録装置の制御方法、及びプログラム |
-
1990
- 1990-07-30 JP JP2202762A patent/JP2675910B2/ja not_active Expired - Fee Related
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