JPH0483835A - 耐応力腐食性に優れた含Zr高強度銅合金 - Google Patents
耐応力腐食性に優れた含Zr高強度銅合金Info
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- JPH0483835A JPH0483835A JP19648290A JP19648290A JPH0483835A JP H0483835 A JPH0483835 A JP H0483835A JP 19648290 A JP19648290 A JP 19648290A JP 19648290 A JP19648290 A JP 19648290A JP H0483835 A JPH0483835 A JP H0483835A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、電子機器や電気機器等の配線接続に用いられ
る端子金具の素材として好適な、耐応力腐食性に優れた
高強度銅合金に間するものである。
る端子金具の素材として好適な、耐応力腐食性に優れた
高強度銅合金に間するものである。
[従来の技術]
従来、配線接続のために必要な端子金具の素材としては
、その強度に於いてリン青銅等の高価格合金に劣るもの
の価格的に有利であるために、般に、黄銅が用いられて
来た。
、その強度に於いてリン青銅等の高価格合金に劣るもの
の価格的に有利であるために、般に、黄銅が用いられて
来た。
[発明が解決しようとする課題]
しかし乍、近年に於ける様に機器装置の小形化、軽巖化
がより要求されて来るに従って、従来に増した強度を持
つ材v4の出現が待たれる様になって来た。
がより要求されて来るに従って、従来に増した強度を持
つ材v4の出現が待たれる様になって来た。
強度の高いという点からのみ考えれば、ベリリウム銅や
リン青銅等を利用すれば良いのであるが、何れも価格的
にみて高価であると共に、リン青銅の場合には、導電率
も低いという欠点があった。
リン青銅等を利用すれば良いのであるが、何れも価格的
にみて高価であると共に、リン青銅の場合には、導電率
も低いという欠点があった。
一方、通常の黄銅は、価格的には手頃であるものの、腐
食雰囲気で応力のかけられた場合に発生して来る応力腐
食割れ現象には極めて敏感であり、コネクター用の素材
として利用するには問題があった。
食雰囲気で応力のかけられた場合に発生して来る応力腐
食割れ現象には極めて敏感であり、コネクター用の素材
として利用するには問題があった。
本発明は、端子用の素材に要求される性能を満足させる
ものとして、熱伝導性や電気伝導性を低下させることな
く、素材価格もさほど高騰させずに、耐応力腐食性に優
れ、しかも、強度が高いという銅合金を提供する事を目
的とするものである。
ものとして、熱伝導性や電気伝導性を低下させることな
く、素材価格もさほど高騰させずに、耐応力腐食性に優
れ、しかも、強度が高いという銅合金を提供する事を目
的とするものである。
[課題を解決するための手段]
本発明者等は、銅合金の高強度化を検討している段階で
、Cu−Zn合金にZrを含有させることによって材料
強度が高められる事を見出だし、更に、この合金に第4
の金属を微量添加する事によって、材料の耐応力腐食性
を改善せんとして種々なる実験を重ねた結果、微量のM
gを添加する事によって、材料の耐応力腐食性が大幅に
改善される事を見出だし本発明に至ったものである。
、Cu−Zn合金にZrを含有させることによって材料
強度が高められる事を見出だし、更に、この合金に第4
の金属を微量添加する事によって、材料の耐応力腐食性
を改善せんとして種々なる実験を重ねた結果、微量のM
gを添加する事によって、材料の耐応力腐食性が大幅に
改善される事を見出だし本発明に至ったものである。
即ち、本発明は重量%でZn1O〜40%と、Zr0.
02〜0.3%と、Mg0.02〜0゜3%とを含み、
残部がCuおよび不可避不純物からなるものであって、
熱伝導性や電気伝導性を低下させることなく、素材価格
もさほど高屈させずに、耐応力腐食性に優れ、しかも、
強度の高い含Zr銅合金をここに提供するものである。
02〜0.3%と、Mg0.02〜0゜3%とを含み、
残部がCuおよび不可避不純物からなるものであって、
熱伝導性や電気伝導性を低下させることなく、素材価格
もさほど高屈させずに、耐応力腐食性に優れ、しかも、
強度の高い含Zr銅合金をここに提供するものである。
[作用]
本発明に於いて、ZnはCuに固溶して材料強度を向上
させる機能を持たせる為のものであって、ここに、Zn
の含有量を10〜40重量%と限定した理由は、Znの
含有量が10重量%未満では材料強度が十分でなく、ま
た、Znの含有量が40重量%を超えた場合にはβ相の
析出量が多量になり、材料の加工性が劣化して来るため
である。
させる機能を持たせる為のものであって、ここに、Zn
の含有量を10〜40重量%と限定した理由は、Znの
含有量が10重量%未満では材料強度が十分でなく、ま
た、Znの含有量が40重量%を超えた場合にはβ相の
析出量が多量になり、材料の加工性が劣化して来るため
である。
次いで、Zrは合金素地に固溶して材料強度を高める作
用を為すものであるが、ここに、Zrの含有量を0.0
2〜0.3重量%と限定した理由は、Zrの含有量が0
.02重置火未満では材料強度の向上が認められず、更
に、Zrの含有量が03重量%を超えて含有されていて
も、Zrの添加による材料強度の向上効果が飽和してし
まいさらに、端子材として後工程で処理されるハンダ付
は操作時のハンダ付は性が悪化して来る為である。
用を為すものであるが、ここに、Zrの含有量を0.0
2〜0.3重量%と限定した理由は、Zrの含有量が0
.02重置火未満では材料強度の向上が認められず、更
に、Zrの含有量が03重量%を超えて含有されていて
も、Zrの添加による材料強度の向上効果が飽和してし
まいさらに、端子材として後工程で処理されるハンダ付
は操作時のハンダ付は性が悪化して来る為である。
最後に、Mgは、材料の耐応力腐食性を大幅に改善させ
る役割を果たすものであるが、Mgの含有量が0.02
重量%未満では耐応力腐食性の改善を果たす事が出来ず
、また、Mgが0.3重量%を超えて含有していても、
Mgの添加による耐応力腐食性の改善効果が飽和してし
才い、さらに、合金の加工性が急速に悪化して来る為で
ある。
る役割を果たすものであるが、Mgの含有量が0.02
重量%未満では耐応力腐食性の改善を果たす事が出来ず
、また、Mgが0.3重量%を超えて含有していても、
Mgの添加による耐応力腐食性の改善効果が飽和してし
才い、さらに、合金の加工性が急速に悪化して来る為で
ある。
本発明合金の製造に際して、必要に応じて、脱酸剤とし
てのPを0.01重量%以下添加する事は可能である。
てのPを0.01重量%以下添加する事は可能である。
[実施例]
実施例1
電気lR3479gと5電気亜鉛1500gと、35%
Zr−Cu母合金15gと、50%MgCu母合金7.
0gとを原料とし、分析値としてZn30.0重量%、
Zr0.10重量%、Mg0.07重量%1、残部Cu
からなる銅合金を大気溶解炉で溶製し、厚さ30mm、
幅100mm、長さ150mmのインゴットを得た。
Zr−Cu母合金15gと、50%MgCu母合金7.
0gとを原料とし、分析値としてZn30.0重量%、
Zr0.10重量%、Mg0.07重量%1、残部Cu
からなる銅合金を大気溶解炉で溶製し、厚さ30mm、
幅100mm、長さ150mmのインゴットを得た。
得られたインゴットは表面を片側2mmづつ開削りした
後、温度850°Cにて熱間圧延して厚さ10mmの中
間材とし、さらに、この中間材の表面を片側1mmづつ
開削した後、3mmの厚さまで冷間圧延を施し、あらた
めて温度600°Cにて1時間の中間焼鈍を窒素雰囲気
中で行った。
後、温度850°Cにて熱間圧延して厚さ10mmの中
間材とし、さらに、この中間材の表面を片側1mmづつ
開削した後、3mmの厚さまで冷間圧延を施し、あらた
めて温度600°Cにて1時間の中間焼鈍を窒素雰囲気
中で行った。
中間焼鈍を施した材料について、引き続いて冷間圧延を
施して厚さ0.6mmの条材とした後、温度450°C
にて1時間にわたる最終焼鈍を窒素雰囲気中で行い、条
材の結晶粒度を5μmに調整した後、さらに、冷間加工
を施して厚さ03mmの条材とし、この条材から@ 1
0 m m 、長さ120mmの試験片を切り出し、導
電率、耐応力腐食性の試験に供した。
施して厚さ0.6mmの条材とした後、温度450°C
にて1時間にわたる最終焼鈍を窒素雰囲気中で行い、条
材の結晶粒度を5μmに調整した後、さらに、冷間加工
を施して厚さ03mmの条材とし、この条材から@ 1
0 m m 、長さ120mmの試験片を切り出し、導
電率、耐応力腐食性の試験に供した。
耐応力腐食性を調べる試験方法としては、定歪法を採用
したが、この場合、試験片に対する応力の負荷方法とし
ては、厚さ15mmで、円弧長を120mmに設定した
不透明ポリ塩化ビニール製の治具の円弧端面に試験片の
一面を密着させt:後、試験片の両端を治具に固着する
事により実施した。
したが、この場合、試験片に対する応力の負荷方法とし
ては、厚さ15mmで、円弧長を120mmに設定した
不透明ポリ塩化ビニール製の治具の円弧端面に試験片の
一面を密着させt:後、試験片の両端を治具に固着する
事により実施した。
また、試験に供した応力値は10Kg/mm220 K
g / m m 2の2種類としたが、この場合の応
力の変更は、不透明ポリ塩化ビニール製の治具の曲率半
径が、次の式によって算出された値をしめす様に形成さ
れた治具を用いる事によって為された。
g / m m 2の2種類としたが、この場合の応
力の変更は、不透明ポリ塩化ビニール製の治具の曲率半
径が、次の式によって算出された値をしめす様に形成さ
れた治具を用いる事によって為された。
即ち、
R=1/σ・E T/2
但し、
R:治具の曲率半径(mm)
σ・負荷応力(K g / mm x )E:黄銅のヤ
ング率(10500Kg/mm’ )T:試験片の厚さ
(0,3mm) 次に、耐応力腐食性を調べる試験環境としては、AST
M規格による黄銅の耐応力腐食性試験方法を採用した。
ング率(10500Kg/mm’ )T:試験片の厚さ
(0,3mm) 次に、耐応力腐食性を調べる試験環境としては、AST
M規格による黄銅の耐応力腐食性試験方法を採用した。
即ち、耐応力腐食性を調べる試験液としては、CIJ
S Oa ・5H20および(Nf(4)2 SO4を
用いてCuイオンが3.17g/リットル、NH4イオ
ンが18g/リットルとなる様に萎留水中に添加し、5
0時間の放置熟成処理を施した後、pHを7.2に調整
した、いわゆるマトソン液を用いた。
S Oa ・5H20および(Nf(4)2 SO4を
用いてCuイオンが3.17g/リットル、NH4イオ
ンが18g/リットルとなる様に萎留水中に添加し、5
0時間の放置熟成処理を施した後、pHを7.2に調整
した、いわゆるマトソン液を用いた。
試験液は幅250mm、長さ200mm、高さ300m
mのPVC容器中に10リツトル注入されたのち、上記
の治具に固着された試験片12個が試験液中に投入され
、24時間の浸漬を経て試験液より引き上げられた試験
片について、試験片表面の亀裂の発生度、引っ張り強さ
並びに導電率が測定された。
mのPVC容器中に10リツトル注入されたのち、上記
の治具に固着された試験片12個が試験液中に投入され
、24時間の浸漬を経て試験液より引き上げられた試験
片について、試験片表面の亀裂の発生度、引っ張り強さ
並びに導電率が測定された。
この場合、導電率の測定に際しては、直流4端子法が採
用された。
用された。
この合金の耐応力腐食性の試験に入る前の特性として計
測された導電率は28%lAC3、引っ張り強さは7]
、3kg/mm2であったが、耐応力腐食性の試験後の
引っ張り強さの計測結果として得られた、負荷応力]O
Kg/mm2の場合に70.1Kg/mm” 、負荷応
力20 K g / mm2の場合に69゜4 K g
/ m m ”という材料強度の試験結果をみると、
耐応力腐食性を調べる試験環境に長時間浸漬された耐応
力腐食性試験終了後の材料強度について、本発明合金は
、その材料特性に劣化現象が殆ど認められない事が明ら
かにされた。
測された導電率は28%lAC3、引っ張り強さは7]
、3kg/mm2であったが、耐応力腐食性の試験後の
引っ張り強さの計測結果として得られた、負荷応力]O
Kg/mm2の場合に70.1Kg/mm” 、負荷応
力20 K g / mm2の場合に69゜4 K g
/ m m ”という材料強度の試験結果をみると、
耐応力腐食性を調べる試験環境に長時間浸漬された耐応
力腐食性試験終了後の材料強度について、本発明合金は
、その材料特性に劣化現象が殆ど認められない事が明ら
かにされた。
実施例2
電気銅3397gと、電気亜鉛1570gと、35%Z
r−Cu母合金19gと、50%MgCu母合金14.
0gとを原料とし、分析値としてZn31.4重量%、
Zr0.13重量%、Mgo、14重量%、残部Cuと
した以外、すべて実施例1と同様な方法によって得られ
た本発明合金No2について、実施例1と同様な試験を
行つた。
r−Cu母合金19gと、50%MgCu母合金14.
0gとを原料とし、分析値としてZn31.4重量%、
Zr0.13重量%、Mgo、14重量%、残部Cuと
した以外、すべて実施例1と同様な方法によって得られ
た本発明合金No2について、実施例1と同様な試験を
行つた。
この合金の耐応力腐食性の試験に入る前の特性として計
測された導電率は28%lAC3、引っ張り強さは71
.6kg/mm2であったが、耐応力腐食性の試験後の
引っ張り強さの計測結果として得られた、負荷応力10
Kg/mm’の場合に71.2Kg/mm’ 、負荷応
力20 K g / mm2の場合に69.8Kg/m
m2という材料強度の試験結果をみると、耐応力腐食性
を調べる試験環境に長時間浸漬された耐応力腐食性試験
終了後の材料強度について、本発明合金は、その材料特
性に劣化現象が殆ど認められない事が明らかにされた。
測された導電率は28%lAC3、引っ張り強さは71
.6kg/mm2であったが、耐応力腐食性の試験後の
引っ張り強さの計測結果として得られた、負荷応力10
Kg/mm’の場合に71.2Kg/mm’ 、負荷応
力20 K g / mm2の場合に69.8Kg/m
m2という材料強度の試験結果をみると、耐応力腐食性
を調べる試験環境に長時間浸漬された耐応力腐食性試験
終了後の材料強度について、本発明合金は、その材料特
性に劣化現象が殆ど認められない事が明らかにされた。
実施例3
電気銅3164gと、電気亜鉛1785gと、35%Z
r−Cu母合金11gと、50%MgCo母合金10.
5gとを原料とし、分析値としてZn35.7重量%、
Zr0.21重量%、Mgo、21重量%、残部Cuと
した以外、すべて実施例1と同様な方法によって得られ
た本発明合金No3について、実施例1と同様な試験を
行った。
r−Cu母合金11gと、50%MgCo母合金10.
5gとを原料とし、分析値としてZn35.7重量%、
Zr0.21重量%、Mgo、21重量%、残部Cuと
した以外、すべて実施例1と同様な方法によって得られ
た本発明合金No3について、実施例1と同様な試験を
行った。
この合金の耐応力腐食性の試験に入る前の特性として計
測された導電率は27%lAC3、引っ張り強さは74
.1kg/mm2であったが、耐応力腐食性の試験後の
引っ張り強さの計測結果として得られた、負荷応力10
Kg/mm”の場合に73.3Kg/mm” 、負荷応
力20 K g / mm2の場合に72.9Kg/m
m”という材料強度の試験結果をみると、耐応力腐食性
を調べる試験環境に長時間浸漬された耐応力腐食性試験
終了後の材料強度について、本発明合金は、その材料特
性に劣化現象が殆ど認められない事が明らかにされた。
測された導電率は27%lAC3、引っ張り強さは74
.1kg/mm2であったが、耐応力腐食性の試験後の
引っ張り強さの計測結果として得られた、負荷応力10
Kg/mm”の場合に73.3Kg/mm” 、負荷応
力20 K g / mm2の場合に72.9Kg/m
m”という材料強度の試験結果をみると、耐応力腐食性
を調べる試験環境に長時間浸漬された耐応力腐食性試験
終了後の材料強度について、本発明合金は、その材料特
性に劣化現象が殆ど認められない事が明らかにされた。
実施例4
電気銅3132gと、電気亜鉛1815gと、35%Z
r−Cu母合金37.0gと、50%Mg−Cu母合金
]、6.0gとを原料とし、分析値としてZn36.3
重量%、Zr0.26重量%、Mg0.16重量%、残
部Cuとした以外、すべて実施例1と同様な方法によっ
て得られた本発明合金No4について、実施例1と同様
な試験を行った。
r−Cu母合金37.0gと、50%Mg−Cu母合金
]、6.0gとを原料とし、分析値としてZn36.3
重量%、Zr0.26重量%、Mg0.16重量%、残
部Cuとした以外、すべて実施例1と同様な方法によっ
て得られた本発明合金No4について、実施例1と同様
な試験を行った。
この合金の耐応力腐食性の試験に入る前の特性として計
測された導電率は26%lAC3、引っ張り強さは73
.8kg/mm2であったが、耐応力腐食性の試験後の
引っ張り強さの計測結果として得られた、負荷応力10
Kg/mm”の場合に72.3Kg/mm2.負荷応力
20 K g / mm2の場合に71.8Kg/mm
2という材料強度の試験結果をみると、耐応力腐食性を
調べる試験環境に長時間浸漬された耐応力腐食性試験終
了後の材料強度について、本発明合金は、その材料特性
に劣化現象が殆ど認められない事が明らかにされた。
測された導電率は26%lAC3、引っ張り強さは73
.8kg/mm2であったが、耐応力腐食性の試験後の
引っ張り強さの計測結果として得られた、負荷応力10
Kg/mm”の場合に72.3Kg/mm2.負荷応力
20 K g / mm2の場合に71.8Kg/mm
2という材料強度の試験結果をみると、耐応力腐食性を
調べる試験環境に長時間浸漬された耐応力腐食性試験終
了後の材料強度について、本発明合金は、その材料特性
に劣化現象が殆ど認められない事が明らかにされた。
比較例1
実施例1と同様の原材料を用いて、分析値としてZn3
0.2重責%、Zr0.12重重量、Mgo 33重量
%、残部Cuの素材を得た以外、すべて実施例1と同様
な方法によって得られた本比較合金Nolについて、実
施例1と同様な試験を行った。
0.2重責%、Zr0.12重重量、Mgo 33重量
%、残部Cuの素材を得た以外、すべて実施例1と同様
な方法によって得られた本比較合金Nolについて、実
施例1と同様な試験を行った。
この合金の耐応力腐食性の試験に入る前の特性として計
測された導電率は29%I AC5、引っ張り強さは7
2.4kg/mm’であったが、耐応力腐食性の試験後
の引っ張り強さの計測結果として得られた、負荷応力1
0Kg/mm”の場合に71.3Kg/mm2、負荷応
力20 K g / mm2の場合に68.2Kg/m
m2という材料強度の試験結果をみると、耐応力腐食性
を調べる試験環境に長時間浸漬された耐応力腐食性試験
終了後の材料強度について、本比較例の合金材料につい
ても、その材料特性に劣化現象が殆ど認められない事が
明らかにされた。
測された導電率は29%I AC5、引っ張り強さは7
2.4kg/mm’であったが、耐応力腐食性の試験後
の引っ張り強さの計測結果として得られた、負荷応力1
0Kg/mm”の場合に71.3Kg/mm2、負荷応
力20 K g / mm2の場合に68.2Kg/m
m2という材料強度の試験結果をみると、耐応力腐食性
を調べる試験環境に長時間浸漬された耐応力腐食性試験
終了後の材料強度について、本比較例の合金材料につい
ても、その材料特性に劣化現象が殆ど認められない事が
明らかにされた。
しかしながら、本比較例の合金は、Mgの含有量が0.
3%を超えた為、これを製品化する場合の加工性に難点
が認められる様になった。
3%を超えた為、これを製品化する場合の加工性に難点
が認められる様になった。
比較例2
実施例1と同様の原材料を用いて、分析値としてZn3
0.3重量%、ZrO,OR重量%、残部Cuの素材を
得た以外、すべて実施例1と同様な方法によって得られ
た本比較合金No2について、実施例Iと同様な試験を
行った。
0.3重量%、ZrO,OR重量%、残部Cuの素材を
得た以外、すべて実施例1と同様な方法によって得られ
た本比較合金No2について、実施例Iと同様な試験を
行った。
この合金の耐応力腐食性の試験に入る前の特性として計
測された導電率は29%lAC3、引っ張り強さは69
.7kg/mm”であったが、耐応力腐食性の試験後の
引っ張り強さの計測結果として得られた、負荷応力10
Kg/、inm’の場合に61.8Kg/mm2、負荷
応力20 K g / mm2の場合に37.1Kg/
mm”という材料強度の試験結果をみると、耐応力腐食
性を調べる試験環境に長時間浸漬された耐応力腐食性試
験終了後の材料強度について、本比較例の合金材料につ
いては、高応力の負荷された状態になると、材料特性に
大幅な劣化現象が認められる様になる事が明らかにされ
た。
測された導電率は29%lAC3、引っ張り強さは69
.7kg/mm”であったが、耐応力腐食性の試験後の
引っ張り強さの計測結果として得られた、負荷応力10
Kg/、inm’の場合に61.8Kg/mm2、負荷
応力20 K g / mm2の場合に37.1Kg/
mm”という材料強度の試験結果をみると、耐応力腐食
性を調べる試験環境に長時間浸漬された耐応力腐食性試
験終了後の材料強度について、本比較例の合金材料につ
いては、高応力の負荷された状態になると、材料特性に
大幅な劣化現象が認められる様になる事が明らかにされ
た。
比較例3
実施例1と同様の原材f1を用いて、分析値としてZn
35.6重量%、Zr0.37重置火、残部Cuの素材
を得た以外、すべて実施例1と同様な方法によって得ら
れた本比較合金No3について、実施例1と同様な試験
を行った。
35.6重量%、Zr0.37重置火、残部Cuの素材
を得た以外、すべて実施例1と同様な方法によって得ら
れた本比較合金No3について、実施例1と同様な試験
を行った。
この合金の耐応力腐食性の試験に入る前の特性として計
測された導電率は27%lAC3、引っ張り強さは74
4kg/mm2であったが、耐応力腐食性の試験後の
引っ張り強さの計測結果として得られた、負荷応力10
Kg/mm2の場合に65゜3Kg/mm”、負荷応力
20 K g / mm2の場合に38.4Kg/mm
2という材料強度の試験結果をみると、耐応力腐食性を
調べる試験環境に長時間浸漬された耐応力腐食性試験終
了後の材料強度について、本比較例の合金材料について
は、高応力の負荷された状態になると、材料特性に大幅
な劣化現象が認められる様になる事が明らかにされた。
測された導電率は27%lAC3、引っ張り強さは74
4kg/mm2であったが、耐応力腐食性の試験後の
引っ張り強さの計測結果として得られた、負荷応力10
Kg/mm2の場合に65゜3Kg/mm”、負荷応力
20 K g / mm2の場合に38.4Kg/mm
2という材料強度の試験結果をみると、耐応力腐食性を
調べる試験環境に長時間浸漬された耐応力腐食性試験終
了後の材料強度について、本比較例の合金材料について
は、高応力の負荷された状態になると、材料特性に大幅
な劣化現象が認められる様になる事が明らかにされた。
比較例4
実施例1と同様の原材料を用いて、分析値としてZn3
0.2重量%、残部Cuの黄銅素材を得た以外、すべて
実施例Iと同様な方法によって得られた本比較合金No
4について、実施例1と同様な試験を行った。
0.2重量%、残部Cuの黄銅素材を得た以外、すべて
実施例Iと同様な方法によって得られた本比較合金No
4について、実施例1と同様な試験を行った。
この合金の耐応力腐食性の試験に入る前の特性として計
測された導電率は29%lAC3、引っ張り強さは66
、2 k g、/mm2であったが、耐応力腐食性の
試験後の引っ張り強さの計測結果として得られた、負荷
応力10Kg/mm2の場合に48.2Kg/mm”
、負荷応力20 K g / mm2の場合に30.1
Kg/mm”という材料強度の試験結果をみると、耐応
力腐食性を調べる試験環境に長時間浸漬された耐応力腐
食性試験終了後の材料強度について、本比較例の合金材
料については、負荷された応力の大小に関係なく、材料
特性に大幅な劣化現象が認められる様になる事が明らか
にされた。
測された導電率は29%lAC3、引っ張り強さは66
、2 k g、/mm2であったが、耐応力腐食性の
試験後の引っ張り強さの計測結果として得られた、負荷
応力10Kg/mm2の場合に48.2Kg/mm”
、負荷応力20 K g / mm2の場合に30.1
Kg/mm”という材料強度の試験結果をみると、耐応
力腐食性を調べる試験環境に長時間浸漬された耐応力腐
食性試験終了後の材料強度について、本比較例の合金材
料については、負荷された応力の大小に関係なく、材料
特性に大幅な劣化現象が認められる様になる事が明らか
にされた。
比較例5
実施例1と同様の原材料を用いて、分析値としてZn3
5.6重量%、残部Cuの黄銅素材を得た以外、すべて
実施例1と同様な方法によって得られな本比較合金N0
5について、実施例1と同様な試験を行った。
5.6重量%、残部Cuの黄銅素材を得た以外、すべて
実施例1と同様な方法によって得られな本比較合金N0
5について、実施例1と同様な試験を行った。
この合金の耐応力腐食性の試験に入る前の特性として計
測された導電率は28%IACS、引っ張り強さは68
.1kg/mm”であったが、耐応力腐食性の試@後の
引っ張り強さの31測結果として得られた、負荷応力1
0Kg/mm”の場合に42.7Kg/mm’ 、負荷
応力20 K g / mm2の場合に32.3Kg/
mm”という材料強度の試験結果をみると、耐応力腐食
性を調べる試験環境に長時間浸漬された耐応力腐食性試
験終了後の材料強度について、本比較例の合金材料につ
いては、比較例4と同様に、負荷された応力の大小に関
係なく、材料特性に大幅な劣化現象が認められる様にな
る事が明らかにされた。
測された導電率は28%IACS、引っ張り強さは68
.1kg/mm”であったが、耐応力腐食性の試@後の
引っ張り強さの31測結果として得られた、負荷応力1
0Kg/mm”の場合に42.7Kg/mm’ 、負荷
応力20 K g / mm2の場合に32.3Kg/
mm”という材料強度の試験結果をみると、耐応力腐食
性を調べる試験環境に長時間浸漬された耐応力腐食性試
験終了後の材料強度について、本比較例の合金材料につ
いては、比較例4と同様に、負荷された応力の大小に関
係なく、材料特性に大幅な劣化現象が認められる様にな
る事が明らかにされた。
以上、実施例1〜4及び比較例1〜5の材料特性の結果
を纏めると、以下の如くなる。
を纏めると、以下の如くなる。
即ち、
(イ)黄銅のみの試料(比較例4.5)は応力腐食性環
境下での強度がいたって低い。
境下での強度がいたって低い。
(ロ)黄銅にZrを加えたもの(比較例2.3)は腐食
性環境下での高応力負荷に対しての強度が低応力負荷の
それより急減する。
性環境下での高応力負荷に対しての強度が低応力負荷の
それより急減する。
(ハ)Mgiが発明の範囲を超えたもの(比較例I)は
冷間加工性が不良となる。
冷間加工性が不良となる。
(ニ)上に対して、本発明のものは応力腐食性環境下に
於ける高、低、何れの応力に対しても十分高い強度を保
持すると共に、冷間加工性も良好であり、導電率につい
てみても、黄銅に近似した結果を示している。
於ける高、低、何れの応力に対しても十分高い強度を保
持すると共に、冷間加工性も良好であり、導電率につい
てみても、黄銅に近似した結果を示している。
上記の試験結果を第1表に纏めて示す。
(この頁以下余白〉
[発明の効果]
本発明は叙述より理解されたように、黄銅をベースとし
、これに強度向上用のZr及び耐応力腐食性改善のMg
を微量加えることによって、耐応力腐食性に優れて高強
度の特性を発揮し、導電性も黄銅に近く、且つ、冷間加
工性も良好であると共に、コストも比較的安価な、有益
な銅合金をここに提供したものである。
、これに強度向上用のZr及び耐応力腐食性改善のMg
を微量加えることによって、耐応力腐食性に優れて高強
度の特性を発揮し、導電性も黄銅に近く、且つ、冷間加
工性も良好であると共に、コストも比較的安価な、有益
な銅合金をここに提供したものである。
従って、本発明合金は、配線接続に用いる端子金具等の
素材として優れた適性を備えている。
素材として優れた適性を備えている。
Claims (1)
- 重量%でZn10〜40%と、Zr0.02〜0.3%
と、Mg0.02〜0.3%とを含み、残部がCuおよ
び不可避不純物からなる事を特徴とする耐応力腐食性に
優れた含Zr高強度銅合金。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19648290A JPH0483835A (ja) | 1990-07-25 | 1990-07-25 | 耐応力腐食性に優れた含Zr高強度銅合金 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19648290A JPH0483835A (ja) | 1990-07-25 | 1990-07-25 | 耐応力腐食性に優れた含Zr高強度銅合金 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0483835A true JPH0483835A (ja) | 1992-03-17 |
Family
ID=16358522
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19648290A Pending JPH0483835A (ja) | 1990-07-25 | 1990-07-25 | 耐応力腐食性に優れた含Zr高強度銅合金 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0483835A (ja) |
-
1990
- 1990-07-25 JP JP19648290A patent/JPH0483835A/ja active Pending
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