JPH0483772A - 発泡セラミックス成形体の製造方法 - Google Patents

発泡セラミックス成形体の製造方法

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JPH0483772A
JPH0483772A JP19426090A JP19426090A JPH0483772A JP H0483772 A JPH0483772 A JP H0483772A JP 19426090 A JP19426090 A JP 19426090A JP 19426090 A JP19426090 A JP 19426090A JP H0483772 A JPH0483772 A JP H0483772A
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JP
Japan
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foamed ceramic
temperature
molded body
ceramic molded
cooling
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JP19426090A
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English (en)
Inventor
Hideyuki Tokumaru
秀幸 徳丸
Takashi Mutsuda
睦田 孝
Atsushi Tagawa
田川 厚
Takashi Hisada
隆司 久田
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Nippon Steel Chemical and Materials Co Ltd
Original Assignee
Nippon Steel Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は発泡セラミックス成形体の製造方法に係り、詳
しくは、割れやクラック発生がない発泡セラミックス成
形体を製造する方法に関するものである。
〔従来の技術〕
発泡セラミックス成形体は、軽量であるとともに、耐候
性、曲げ強度、圧縮強度、表面強度、遮音性等の性質か
優れており、建築用材料として有望視されている。
発泡セラミックス成形体の製造方法としては、各種セラ
ミックス原料に発泡剤を配合してなる発泡セラミックス
原料を型枠内に仕込み、加熱炉て焼成して発泡させる方
法か知られている。
この場合、焼成温度は800℃以上、場合によっては1
000℃以上の高温であるので、焼成して発泡させた後
に冷却する必要がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
そして、冷却方法としては、加熱炉内雰囲気温度を室温
にして冷却する方法が考えられるが、この方法では、発
泡セラミックス成形体が割れたり、表面や内部にクラッ
クが発生したりするという問題が起こる(特開昭62−
59580号公報)。
そこで、加熱炉内を保温しながら徐冷する方法が行われ
ている。しかし、冷却速度の基準が明確でないため、い
たずらに長時間かけて冷却することになり、この場合、
割れやクラック発生という問題はないが、生産効率が悪
い(特開昭62−223073号公報)。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者は上記のような課題を解決するため研究を行い
、割れ及びクラック発生の原因が、発泡セラミックス成
形体の熱膨張係数、弾性係数及び強度か温度により変化
することにあり、発泡セラミックス成形体の表面部温度
と中心部温度との差かある温度以上になるとき割れ及び
クラック発生か起こることを見い出して本発明を完成し
た。
すなわち、本発明は、二酸化珪素分含有率が40〜95
重量%て酸化カルシウム分含有量が1〜50重量%であ
る発泡セラミックス原料を焼成して発泡させた後に冷却
して発泡セラミックス成形体を製造する方法において、
冷却する際に、発泡セラミックス成形体の表面部温度が
該発泡セラミックス成形体の軟化温度以下て熱膨張係数
転移温度を超える範囲にある間は、発泡セラミックス成
形体の表面部温度と中心部温度との差を50℃以下に保
ち、発泡セラミックス成形体の表面部温度が該発泡セラ
ミックス成形体の熱膨張係数転移温度以下の範囲にある
間は100℃以下に保ちながら400℃以下まで冷却す
ることを特徴とする発泡セラミックス成形体の製造方法
である。また、前記発泡セラミックス原料を焼成して発
泡させた後に冷却して発泡セラミックス成形体を製造す
る方法において、冷却する際に、発泡セラミックス成形
体の表面部温度が該発泡セラミックス成形体の軟化温度
以下で熱膨張係数転移温度を超える範囲にある間は、発
泡セラミックス成形体の表面部温度の降温速度A(’C
,/分)と発泡セラミックス成形体の厚さB (nun
)との積A×Bか10〜80(mm・℃/分)となる条
件で冷却し、発泡セラミックス成形体の表面部温度が該
発泡セラミックス成形体の熱膨張係数転移温度以下の範
囲にある間は、発泡セラミックス成形体の表面部温度の
降温速度A (”C/分)と発泡セラミックス成形体の
厚さB (a+a)との積A×Bか10〜200(II
lm・℃/分)となる条件で400℃以下まで冷却する
ことを特徴とする発泡セラミックス成形体の製造方法で
ある。
以下に本発明の詳細な説明する。
本発明で用いる発泡セラミックス原料は珪酸針を含む各
種セラミックス原料に発泡剤を配合したものであり、二
酸化珪素分含有率が40〜95重量%で酸化カルシウム
分含有量が1〜50重量%であり、加熱した場合に流動
化する温度が750℃以上、一般には950℃以上であ
り、流動化する温度以上の温度まで加熱して焼成すると
発泡剤の作用により発泡する。
セラミックス原料としては、キラ粘土、蛙目粘土、木節
粘土及びベントナイト等の粘土、珪石、シラス、抗火石
、窯業原料の精製残渣、鋳造洗砂並びに水砕スラグ等の
鉄鋼スラグ等がある。
発泡剤は、焼成温度に加熱したときに気体を発生するも
のであり、炭素又は炭化珪素、木、紙、プラスチック、
ゴム等の炭素含有物質があり、これらの発泡剤は加熱し
たときに酸素と反応して二酸化炭素をガスとして発生す
る。なお、発泡の均一性や得られる発泡セラミックス成
形体の強度の点では炭化珪素が優れている。
その他、発泡セラミックス原料は、融剤や発泡助剤等を
配合してもよい。
融剤は、発泡セラミックス原料が流動化する温度を低下
させる作用を有するもので、ソーダ灰のようなアルカリ
化合物、ホウ砂やホウ酸のようなホウ酸塩、ガラスカレ
ット、フリット原料等があるか、流動化する温度を低下
させる作用の点てアルカリ化合物及びホウ酸塩か優れて
いる。このような天然鉱物としてはウレキサイトかある
発泡助剤は、発泡剤の発泡を促進する作用を有するもの
で、無水石膏、三水石膏、硫酸ナトリウム、酸化鉄、酸
化第二鉄等の硫黄化合物があるか、発泡促進作用の点て
無水石膏及び三水石膏が優れている。
なお均一な発泡セラミックス成形体を得るためには各原
料は粉末として用いるのがよい。また発泡剤については
細かいものを用いるほど、発泡か緻密になりやすい傾向
がある。
本発明においては発泡セラミックス原料を、該発泡セラ
ミックス原料が流動化する温度以上に加熱して焼成し、
発泡させて発泡セラミックス成形体とする。発泡セラミ
ックス成形体の成形は、原料を焼成して発泡させて得た
発泡体を耐熱性のロルやプレス板を用いて成形してもよ
いが、原料の焼成・発泡を型枠内でおこなって冷却途中
てプレス成形する方法が簡便である。
発泡セラミックス成形体は温度により熱膨張係数が変化
し、通常550〜700℃程度の範囲内に熱膨張係数の
大きく変わる点を有し、650〜800℃程度の範囲内
に軟化温度を有する。
なお、本発明では、前記の熱膨張係数の大きく変わる点
を熱膨張係数転移温度と呼ぶ。また、本発明での軟化温
度は、それ以上の温度になると材料の剛性がなくなる温
度であり、温度による熱膨張係数の変化において、その
傾きが負の方向になる点を言い、熱膨張係数転移温度は
、軟化温度以下で、温度による熱膨張係数の変化が最大
となる温度である。
例としてシラス90重量部、炭化珪素0.2重量部、ウ
レキサイト10重量部及び三水石膏0゜27重量部を配
合してなる発泡セラミックス原料(二酸化珪素分食有量
65重量%、酸化アルミニウム分含有量11重量%、酸
化カルシウム分含有量3重量%)を焼成して発泡させた
発泡セラミックス成形体の温度変化による歪みの量を示
すグラフを第1図に示す。第1図より常温状態にある発
泡セラミックス成形体を加熱していく場合に、627℃
の前後で温度変化に対する歪みの変化か大きくなり、軟
化温度である714℃付近まで大きく変化する。
そして本発明者の知見によれば、この軟化温度未満の範
囲において、表面部温度と中心部温度との差(以下、内
部温度較差と呼ぶ)かある温度以上になると発泡セラミ
ックス成形体が割れたり、クラックが発生したりするこ
とかわかった。
そこで本発明では発泡セラミックス成形体を冷却する際
に、あるヒートパターンにすることにより、発泡セラミ
ックス成形体の内部温度較差を、発泡セラミックス成形
体の表面部温度が該発泡セラミックス成形体の軟化温度
以下で熱膨張係数転移温度を超える範囲にある間は50
℃以下好ましくは30℃以下に保ち、熱膨張係数転移温
度以下の範囲にある間は100℃以下に保つことで割れ
やクラックの発生を防く。
このとき発泡セラミックス成形体の表面部温度が該発泡
セラミックス成形体の軟化温度以下て熱膨張係数転移温
度を超える範囲内にある間に、発泡セラミソ2ス成形体
の内部温度較差か50℃を超えると、発泡セラミックス
成形体は割れたりり、クラックが発生したりする。
発泡セラミックス成形体の内部温度較差を小さく保つ方
法としては、雰囲気を一定時間一定温度に維持すること
により中心部温度が表面部温度に近づくようにする方法
と、発泡セラミックス成形体の表面部温度が該発泡セラ
ミックス成形体の軟化温度以下て熱膨張係数転移温度を
超える範囲内にある間は、ゆっくりと徐冷する方法があ
り、効果は発泡セラミックス成形体の厚さにより異なる
が、発泡セラミックス成形体の表面部温度を軟化温度の
±5℃の範囲内にて1時間以上好ましくは2〜4時間程
度維持したり、また、発泡セラミックス成形体の表面部
温度が該発泡セラミックス成形体の軟化温度以下で熱膨
張係数転移温度を超える範囲にある間は、発泡セラミッ
クス成形体の表面部温度の降温速度A (℃/分)と発
泡セラミックス成形体の厚さB (v++)との積A×
Bが1501・℃/分以以下ましくは10〜80am・
℃/分更に好ましくは50〜80mm・℃/分となる条
件で冷却する方法かある。
一方、発泡セラミックス成形体の表面部温度か熱膨張係
数転移温度以下の範囲にある間に、発泡セラミックス成
形体の内部温度較差か100℃を超えると、発泡セラミ
ックス成形体は割れたり、クラックが発生したりする。
発泡セラミックス成形体の割れやクラ・ンク発生を防止
するための方法として、発泡セラミックス成形体の表面
部温度が熱膨張係数転移点以下になったら、発泡セラミ
ックス成形体の表面部温度の降温速度A (℃/分)と
発泡セラミ・ソクス成形体の厚さB (Ilon)との
積A×Bが10〜200ff1m・℃/分以以下ましく
は100〜200mm・℃/分更に好ましくは100〜
150mm・℃/分となる条件で冷却する方法がある。
例えば、厚さ1501の場合は、平均1℃/分以下好ま
しくは平均0゜5℃/分程度、厚さ100IIIII+
の場合は、平均1゜5℃/分以下好ましくは平均1℃/
分程度、厚み50mn+の場合は、平均4℃/分以下好
ましくは平均2℃/分程度、厚み25開の場合は、平均
8℃/分以下好ましくは4℃/分程度の速度で冷却する
のがよい。たたし、発泡セラミックス成形体の内部温度
較差を、発泡セラミックス成形体の表面部温度が軟化温
度以下て熱膨張係数転移温度を超える範囲内にある間に
、30℃以上にするとともに、表面部温度か熱膨張係数
転移温度以下の範囲にある間に、30℃以上好ましくは
50〜100℃にするように冷却することによって、得
られるセラミックス発泡体の曲げ強度が大きくなるので
、各温度範囲において、それぞれ割れたりクラ・ンクが
発生したりしない範囲で、できるたけ急速に冷却するの
がよい。
なお、表面部温度か400℃未満になると、内部温度較
差が100℃を超えても、発泡セラミックス成形体が割
れない場合もあるか、クラックか発生する恐れかあるの
で、表面部温度が400℃未満になってからち、内部温
度較差を150℃以下好ましくは100℃以下に保つの
がよく、例えば、発泡セラミックス成形体の表面部温度
の降温速度A (℃/分)と発泡セラミックス成形体の
厚さB(IIlffl)との積A×Bが300111f
fl・℃/分以以下ましくは100〜200+nm・℃
/分となる条件で冷却する方法かある。
以下、本発明の詳細な説明する。
実施例1 シラス90重量部、炭化珪素0.2重量部、ウシキサイ
ト10重量部及び三水石膏0.27重量部を配合してな
る発泡セラミックス原料(二酸化珪素分画有量65重量
%、酸化アルミニウム分含有量11重量%、酸化カルシ
ウム分含有量3重量%)をボールミルで平均粒径が14
μm以下になるまで粉砕した後、0.25%メチルセル
ロース水溶液23重量部を加えて混練し、造粒機てφ1
゜2ilfflに造粒し、乾燥したちの55kgを縦1
0001fflX横101000i高さ150IIfl
lのセラミックス製の型枠内に仕込み、電気炉を用いて
室温から1060℃まで昇温速度4℃/分で加熱してい
き、温度1060℃で30分間焼成して発泡させた後、
電気炉内雰囲気の温度を120時間かけて1060℃か
ら30℃まで冷却(平均冷却速度=0.14℃/分)し
て得られた発泡セラミックス成形体は厚さ100mm、
嵩比重0.5であり、割れもなく、表面のクラック発生
もなく、切断して発泡体内部を観察したところ内部のク
ラック発生もなかった。
なお、セラミックス製型枠内の中央部の発泡セラミック
ス成形体の中心部及び上部表面の高さにあたる位置には
熱電対を設置してあり、それぞれ発泡セラミックス成形
体の中心部温度及び表面部温度を連続的に測定できるよ
うにした。また、得られた発泡セラミックス成形体の軟
化温度は714℃、熱膨張係数転移温度は627℃であ
った。
第1表に、電気炉内雰囲気の温度を1060℃から30
℃まで冷却するのに要した時間(冷却時間)、表面部温
度が各範囲(01060℃未満で714℃以上の範囲、
■714℃以下で627℃を超える範囲、■627℃以
下40以下以上の範囲)にあるときの内部温度較差の最
大値及び発泡セラミックス成形体の表面部温度の降温速
度Aと発泡セラミックス成形体の厚さBとの積A×B並
びに発泡セラミックス成形体の曲げ強度を示す。
実施例2 実施例1と同様の方法で発泡させたのち、電気炉内雰囲
気の温度を714℃まで1時間27分て冷却し、その状
態で1時間保温し、その後627℃まで2時間54分て
冷却したのち、常温まで平均1.3℃/分で冷却した。
得られた発泡セラミックス成形体は厚さ100IIII
11、嵩比重0.5であり、割れもなく、表面のクラッ
ク発生もなく、切断して発泡体内部を観察したところ内
部のクラック発生もなかった。
結果を第1表に示す。
実施例3 実施例1と同様の方法で発泡させたのち、電気炉内雰囲
気の温度を900℃までは4℃/分の速度で冷却し、そ
の後30℃まで0.5℃/分の速度で冷却した。
得られた発泡セラミックス成形体は厚さ100IIlf
fl、嵩比重0.5であり、割れもなく、表面のクラッ
ク発生もなく、切断して発泡体内部を観察したところ内
部のクラック発生もなかった。
結果を第1表に示す。
実施例4 実施例1と同様の方法で発泡させたのち、電気炉内雰囲
気の温度を900℃までは4℃/分の速度で冷却し、そ
の後30℃まで0.25℃/分の速度で冷却した。
得られた発泡セラミックス成形体は厚さ100■、嵩比
重0.5であり、割れもなく、表面のクラック発生もな
く、切断して発泡体内部を観察したところ内部のクラッ
ク発生もなかった。
結果を第1表に示す。
実施例5 実施例1と同様の方法で発泡させたのち、電気炉内雰囲
気の温度を900℃までは4℃/分の速度で冷却し、そ
の後30℃まで0.125℃/分の速度で冷却した。
得られた発泡セラミックス成形体は厚さ100m1t+
、嵩比重0.5であり、割れもなく、表面のクラック発
生もなく、切断して発泡体内部を観察したところ内部の
クラック発生もなかった。
結果を第1表に示す。
比較例1 実施例1と同様の方法で発泡させたのち、電気炉内雰囲
気の温度を1060’Cがら30℃まで平均0. 9℃
/分で冷却した。
得られた発泡セラミックス成形体を、切断して内部を観
察したところ多数のクラックが発生していた。
結果を第1表に示す。
比較例2 発泡セラミックス成形体の冷却の際に、電気炉内雰囲気
の温度を10分間で1060’Cがら40℃まで冷却し
た(平均冷却速度=102℃/分)他は、実施例1及び
2と同様にしたところ、発泡セラミックス成形体が割れ
、健全な発泡セラミックス成形体を得ることができなか
った。
結果を第1表に示す。
実施例6 実施例1て用いた発泡セラミックス原料(二酸化珪素分
含何量65M量%、酸化アルミニウム分含有量11重量
9b、酸化カルシウム分含有量3重量%)をボールミル
で平均粒径が14μm以下になるまで粉砕した後、0.
25%メチルセルロース水溶液23重量部を加えて混練
し、造粒機でφ1.211mに造粒し、乾燥したちの8
2.5kgを縦100100O横100100O高さ1
50mmのセラミックス製の型枠内に仕込み、電気炉を
用いて室温から900℃まで昇温速度4℃/分で加熱し
ていき、温度900℃で60分間加熱した後、さらに1
060℃まて昇温速度4℃/分で加熱していき、温度1
060℃で50分間焼成して発泡させた後、電気炉内雰
囲気の温度を900℃までは4℃/分の速度で冷却し、
その後627℃までは0゜5℃/分の速度で冷却し、そ
の後30℃までは1℃/分の速度で冷却した。
得られた発泡セラミックス成形体は厚さ150■15嵩
比重0. 5であり、割れもなく、表面のクラック発生
もなく、切断して発泡体内部を観察したところ内部のク
ラック発生もなかった。
結果を第1表に示す。
比較例3 実施例7と同様の方法で発泡させたのち、電気炉内雰囲
気の温度を1060℃から900℃までは4℃/分の速
度で冷却し、その後627℃までは0.5℃/分の速度
で冷却し、その後30℃までは2℃/分の速度で冷却し
た。
得られた発泡セラミックス成形体を、切断して内部を観
察したところ多数のクラックが発生していた。
結果を第1表に示す。
実施例7 実施例1で用いた発泡セラミックス原料(二酸化珪素分
食有量65重量%、酸化アルミニウム分含有量11重量
%、酸化カルシウム分含有量3重量%)をボールミルで
平均粒径が14μm以下になるまで粉砕した後、0.2
5%メチルセルロス水溶液23重量部を加えて混練し、
造粒機てφ1.2+nmに造粒し、乾燥したちの27.
5kgを縦101000a横100On+iX高さ15
0+nmのセラミックス製の型枠内に仕込み、電気炉を
用いて室温から990℃まで昇温速度4℃/分で加熱し
ていき、温度990℃で60分間加熱した後、さらに1
060℃まて昇温速度4℃/分で加熱していき、温度1
060℃で50分間焼成して発泡させた後、電気炉内雰
囲気の温度を900℃までは4℃/分の速度で冷却し、
その後714℃までは2゜8℃/分の速度で冷却し、そ
の後30℃までは4℃/分の速度で冷却した。
得られた発泡セラミックス成形体は厚さ50mm、嵩比
重0. 5であり、割れもなく、表面のクラック発生も
なく、切断して発泡体内部を観察したところ内部のクラ
ック発生もなかった。
結果を第1表に示す。
比較例4 実施例8と同様の方法で発泡させたのち、電気炉内雰囲
気の温度を1060℃から900℃まては4℃/分の速
度で冷却し、その後714℃までは2.8℃/分の速度
で冷却し、その後30℃までは6℃/分の速度で冷却し
た。
得られた発泡セラミックス成形体を、切断して内部を観
察したところ多数のクラックか発生していた。
結果を第1表に示す。
実施例8 実施例1で用いた発泡セラミックス原料(二酸化珪素分
食有量65重量%、酸化アルミニウム分含有量11重量
%、酸化カルシウム分含有量3重量%)をボールミルで
平均粒径が14μm以下になるまで粉砕した後、0.2
5%メチルセルロス水溶液23重量部を加えて混練し、
造粒機てφ1.2an+に造粒し、乾燥したちの13.
8kgを縦100100O横1000a+mx高さ15
0mmのセラミックス製の型枠内に仕込み、電気炉を用
いて室温から990℃まで昇温速度4℃/分で加熱して
いき、温度990℃で60分間加熱した後、さらに10
60℃まで昇温速度4℃/分で加熱してぃき、温度10
60℃で50分間焼成して発泡させた後、電気炉内雰囲
気の温度を714℃までは10℃/分の速度で冷却し、
その後627℃までは4℃/分の速度で冷却し、その後
30℃までは8℃/分の速度で冷却した。
得られた発泡セラミックス成形体は厚さ25mm、嵩比
重0. 5であり、割れもな(、表面のクラック発生も
なく、切断して発泡体内部を観察したところ内部のクラ
ック発生もなかった。
結果を第1表に示す。
比較例5 実施例9と同様の方法で発泡させたのち、電気炉内雰囲
気の温度を1060℃から30℃まで10℃/分の速度
で冷却した。
得られた発泡セラミックス成形体を、切断して内部を観
察したところ多数のクラックが発生していた。
結果を第1表に示す。
〔発明の効果〕
本発明によれば、焼成し発泡させて得た発泡セラミック
ス成形体を冷却する際の割れ及びクラック発生を防止で
きるので強度の優れた発泡セラミックス成形体を効率よ
く製造できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例による発泡セラミックス成形体
の温度による歪みの量の変化を示すグラフである。図中
、横軸は温度、縦軸は室温における発泡セラミックス成
形体の長さを基準とした場合の温度による長さの変化(
歪み)量の割合を示す。 特許出願人  新日鐵化学株式会社

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)二酸化珪素分含有率が40〜95重量%で酸化カ
    ルシウム分含有量が1〜50重量%である発泡セラミッ
    クス原料を焼成して発泡させた後に冷却して発泡セラミ
    ックス成形体を製造する方法において、冷却する際に、
    発泡セラミックス成形体の表面部温度が該発泡セラミッ
    クス成形体の軟化温度以下で熱膨張係数転移温度を超え
    る範囲にある間は、発泡セラミックス成形体の表面部温
    度と中心部温度との差を50℃以下に保ち、発泡セラミ
    ックス成形体の表面部温度が該発泡セラミックス成形体
    の熱膨張係数転移温度以下の範囲にある間は100℃以
    下に保ちながら400℃以下まで冷却することを特徴と
    する発泡セラミックス成形体の製造方法。
  2. (2)請求項1記載の発泡セラミックス成形体の製造方
    法において、発泡セラミックス成形体の表面部温度が該
    発泡セラミックス成形体の軟化温度以下で熱膨張係数転
    移温度を超える範囲にある間に表面部温度と中心部温度
    との差の最大値が30℃以上になり、該発泡セラミック
    ス成形体の熱膨張係数転移温度以下の範囲にある間に表
    面部温度と中心部温度との差の最大値が50℃以上にな
    ることを特徴とする曲げ強度の大きい発泡セラミックス
    成形体の製造方法。
  3. (3)二酸化珪素分含有率が40〜95重量%で酸化カ
    ルシウム分含有量が1〜50重量%である発泡セラミッ
    クス原料を焼成して発泡させた後に冷却して発泡セラミ
    ックス成形体を製造する方法において、冷却する際に、
    発泡セラミックス成形体の表面部温度が該発泡セラミッ
    クス成形体の軟化温度以下で熱膨張係数転移温度を超え
    る範囲にある間は、発泡セラミックス成形体の表面部温
    度の降温速度A(℃/分)と発泡セラミックス成形体の
    厚さB(mm)との積A×Bが10〜80(mm・℃/
    分)となる条件で冷却し、発泡セラミックス成形体の表
    面部温度が該発泡セラミックス成形体の熱膨張係数転移
    温度以下の範囲にある間は、発泡セラミックス成形体の
    表面部温度の降温速度A(℃/分)と発泡セラミックス
    成形体の厚さB(mm)との積A×Bが10〜200(
    mm・℃/分)となる条件で400℃以下まで冷却する
    ことを特徴とする発泡セラミックス成形体の製造方法。
JP19426090A 1990-07-23 1990-07-23 発泡セラミックス成形体の製造方法 Pending JPH0483772A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007176788A (ja) * 2005-11-29 2007-07-12 Gako Imai 多孔質セラミックス用組成物及びそれを用いた多孔質セラミックス並びにその製造方法

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JP2007176788A (ja) * 2005-11-29 2007-07-12 Gako Imai 多孔質セラミックス用組成物及びそれを用いた多孔質セラミックス並びにその製造方法

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