JP2004107191A - 軽量ボードの製造方法 - Google Patents
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- C03B19/00—Other methods of shaping glass
- C03B19/08—Other methods of shaping glass by foaming
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Abstract
【目的】廃ガラスびんや廃板ガラスを主原料としたガラスカレットから、断熱、吸音、不燃効果の高い板状発泡ガラスを製造し、軽量建築資材等として使用する。
【構成】廃ガラスびんや廃板ガラスを主原料としたガラスカレットを微粉砕し、発泡剤として炭化ケイ素や炭酸カルシウム等を使用し、さらに発泡助剤としてホウ砂を添加、混合し、この混合微粉末をベルトコンベアを内蔵するトンネルキルン乃至はローラーハースキルン内ベルト上に一定の厚みで連続的に板状に敷き詰め、同キルン内において温度700〜950℃にて溶融、発泡、焼成せしめた後焼鈍・徐冷し、必要に応じ切断整形し、板状発泡ガラスを製造する。
【選択図】 図1
【構成】廃ガラスびんや廃板ガラスを主原料としたガラスカレットを微粉砕し、発泡剤として炭化ケイ素や炭酸カルシウム等を使用し、さらに発泡助剤としてホウ砂を添加、混合し、この混合微粉末をベルトコンベアを内蔵するトンネルキルン乃至はローラーハースキルン内ベルト上に一定の厚みで連続的に板状に敷き詰め、同キルン内において温度700〜950℃にて溶融、発泡、焼成せしめた後焼鈍・徐冷し、必要に応じ切断整形し、板状発泡ガラスを製造する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、廃ガラスびんや廃板ガラスとして通常最終処分場へ廃棄されるガラスを主原料として、これを微粉砕し、発泡剤及び発泡助剤を混合後、溶融、発泡、焼成せしめ更に焼鈍・徐冷して板状の発泡ガラスを得、これを建築用軽量不燃材等に使用するものである。
なお、本方法により製造された板状発泡ガラスが歪み或いは機械的等なんらかの理由により損傷を受け板状として使用不可能となった場合は、更に機械的に破砕して1〜5cm径の塊状発泡ガラスとして、そのまま軽量土木資材、建築用軽量骨材さらには保温、断熱材として使用することが出来る。
【0002】
【従来の技術】
建築用保温材、吸音材乃至は不燃材として一部使用されている板状発泡ガラスは、これを製造する際その形状を保つためガラス微粉末に多量の粘結剤を加え、あるいは型枠に入れ発泡、焼成し、さらには焼鈍のために充分な時間をかけ製造している。又、発泡ガラスを中間原料的に使用した軽量ボードは、粒状若しくは塊状の発泡ガラスを単に軽量化するために使用しているに過ぎず工程が複雑なため高価なものとなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
板状の発泡ガラスの製造に際しては、粘結剤を大量に使い型枠により成型するような複雑な前処理工程は出来るだけ避け、又、製品を粒状若しくは塊状にする必要もなく、最も単純に「ガラスの粉砕〜焼成・発泡〜ボード」の工程を単純な1工程で行うことが出来る。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明による板状発泡ガラスの製造は、粘結剤を大量に使い型枠により成型するような複雑な前処理工程は簡略化され不要となり、又、発泡ガラスを中間的に粒状や塊状とする工程も不要となる。更に発泡助材としてホウ砂を使用することにより気泡が内部コーティングされ完全に独立したハニカム構造となるため強度が増すことが出来た。
【0005】
【作用】
本発明における板状発泡ガラスは前処理工程としての成型、型枠の使用等が省略され、又、粒状や塊状の中間製品の必要もないため、大幅なコストダウンが可能となった。
但し型枠の使用を妨げるものではないが、いずれにせよ全体のコストが安くなった分板状発泡ガラスの用途を広げることが出来、廃ガラスの処分及びリサイクルに多大の貢献をすることが可能となった。
【0006】
【発明の効果】
本発明に基づき製造される板状発泡ガラスは、軽量且つその断熱効果、吸音効果、さらに不燃性が高いことから新建築材料としての用途が広がっている。又、吸水性が大きいもの(100%以上)は、緑化用途として環境改善の為に使用されている。
又、製品化出来なかった未完成品も、破砕処理後断熱材として製鋼炉の断熱用として使用されている。又、家屋床下・屋根裏等への使用により冷暖房費の低減が期待され、またコンクリートの骨材として使用することによりこれらの軽量化が等の用途もおおいに期待される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例を示す断面図である。
【図2】本発明に係る実施例を示す平面図である。
ローラーハースキルン(5)に付帯するベルトコンベア(3)上に、自動フィーダー(1)より供給された混合微粉末は、厚み調整器具(2)により厚み調整されて、必要な長さに敷き詰められ(4)、しかる後ローラーハースキルン内にて溶融、発泡、焼結され、板状発泡ガラスとなり更に焼鈍工程を経て板状発泡ガラス製品となる。
【符号の簡単な説明】
1 混合微粉末自動フィーダー
2 厚み調整用器具
3 ベルトコンベアー
4 敷き詰められた混合微粉末
5 ローラーハースキルン
【産業上の利用分野】
本発明は、廃ガラスびんや廃板ガラスとして通常最終処分場へ廃棄されるガラスを主原料として、これを微粉砕し、発泡剤及び発泡助剤を混合後、溶融、発泡、焼成せしめ更に焼鈍・徐冷して板状の発泡ガラスを得、これを建築用軽量不燃材等に使用するものである。
なお、本方法により製造された板状発泡ガラスが歪み或いは機械的等なんらかの理由により損傷を受け板状として使用不可能となった場合は、更に機械的に破砕して1〜5cm径の塊状発泡ガラスとして、そのまま軽量土木資材、建築用軽量骨材さらには保温、断熱材として使用することが出来る。
【0002】
【従来の技術】
建築用保温材、吸音材乃至は不燃材として一部使用されている板状発泡ガラスは、これを製造する際その形状を保つためガラス微粉末に多量の粘結剤を加え、あるいは型枠に入れ発泡、焼成し、さらには焼鈍のために充分な時間をかけ製造している。又、発泡ガラスを中間原料的に使用した軽量ボードは、粒状若しくは塊状の発泡ガラスを単に軽量化するために使用しているに過ぎず工程が複雑なため高価なものとなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
板状の発泡ガラスの製造に際しては、粘結剤を大量に使い型枠により成型するような複雑な前処理工程は出来るだけ避け、又、製品を粒状若しくは塊状にする必要もなく、最も単純に「ガラスの粉砕〜焼成・発泡〜ボード」の工程を単純な1工程で行うことが出来る。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明による板状発泡ガラスの製造は、粘結剤を大量に使い型枠により成型するような複雑な前処理工程は簡略化され不要となり、又、発泡ガラスを中間的に粒状や塊状とする工程も不要となる。更に発泡助材としてホウ砂を使用することにより気泡が内部コーティングされ完全に独立したハニカム構造となるため強度が増すことが出来た。
【0005】
【作用】
本発明における板状発泡ガラスは前処理工程としての成型、型枠の使用等が省略され、又、粒状や塊状の中間製品の必要もないため、大幅なコストダウンが可能となった。
但し型枠の使用を妨げるものではないが、いずれにせよ全体のコストが安くなった分板状発泡ガラスの用途を広げることが出来、廃ガラスの処分及びリサイクルに多大の貢献をすることが可能となった。
【0006】
【発明の効果】
本発明に基づき製造される板状発泡ガラスは、軽量且つその断熱効果、吸音効果、さらに不燃性が高いことから新建築材料としての用途が広がっている。又、吸水性が大きいもの(100%以上)は、緑化用途として環境改善の為に使用されている。
又、製品化出来なかった未完成品も、破砕処理後断熱材として製鋼炉の断熱用として使用されている。又、家屋床下・屋根裏等への使用により冷暖房費の低減が期待され、またコンクリートの骨材として使用することによりこれらの軽量化が等の用途もおおいに期待される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例を示す断面図である。
【図2】本発明に係る実施例を示す平面図である。
ローラーハースキルン(5)に付帯するベルトコンベア(3)上に、自動フィーダー(1)より供給された混合微粉末は、厚み調整器具(2)により厚み調整されて、必要な長さに敷き詰められ(4)、しかる後ローラーハースキルン内にて溶融、発泡、焼結され、板状発泡ガラスとなり更に焼鈍工程を経て板状発泡ガラス製品となる。
【符号の簡単な説明】
1 混合微粉末自動フィーダー
2 厚み調整用器具
3 ベルトコンベアー
4 敷き詰められた混合微粉末
5 ローラーハースキルン
Claims (1)
- びんや板ガラスなどの廃ガラスを主原料としたガラスカレットを平均粒経200ミクロン以下に微粉砕し、発泡剤として炭酸カルシウムや炭酸マグネシウムなどの炭酸塩や炭化ケイ素のうち少なくとも1種類を0.1〜5.0重量%、さらに発泡助剤としてホウ砂を0.1〜5.0重量%添加、混合し、この混合微粉末をベルトコンベアを内蔵するトンネルキルン乃至はローラーハースキルン内ベルト上に5〜200mmの厚みで連続的に板状に敷き詰め、同キルン内において温度700〜950℃にて10〜120分間溶融、発泡、焼成せしめた後0.1〜10時間焼鈍・徐冷し、必要に応じ切断整形し、板状発泡ガラスを製造する方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002307632A JP2004107191A (ja) | 2002-09-17 | 2002-09-17 | 軽量ボードの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002307632A JP2004107191A (ja) | 2002-09-17 | 2002-09-17 | 軽量ボードの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004107191A true JP2004107191A (ja) | 2004-04-08 |
Family
ID=32289388
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002307632A Pending JP2004107191A (ja) | 2002-09-17 | 2002-09-17 | 軽量ボードの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004107191A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006161430A (ja) * | 2004-12-08 | 2006-06-22 | Te Engineering:Kk | 建築物の外断熱構造 |
GB2455974A (en) * | 2007-12-20 | 2009-07-01 | United States Borax Inc | Boron-containing compositions |
US7892997B2 (en) | 2006-06-21 | 2011-02-22 | U.S. Borax Inc. | Glaze compositions |
AU2005273880B2 (en) * | 2004-08-19 | 2011-07-07 | Glapor Gmbh & Co. Kg | Foamed glass cooling run |
CN104118980A (zh) * | 2013-04-28 | 2014-10-29 | 浙江高明玻璃有限公司 | 一种可控孔径的低温泡沫玻璃的制备方法 |
CN108017264A (zh) * | 2017-12-13 | 2018-05-11 | 重庆市合川区金星玻璃制品有限公司 | 泡沫玻璃毛坯退火装置 |
-
2002
- 2002-09-17 JP JP2002307632A patent/JP2004107191A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU2005273880B2 (en) * | 2004-08-19 | 2011-07-07 | Glapor Gmbh & Co. Kg | Foamed glass cooling run |
JP2006161430A (ja) * | 2004-12-08 | 2006-06-22 | Te Engineering:Kk | 建築物の外断熱構造 |
US7892997B2 (en) | 2006-06-21 | 2011-02-22 | U.S. Borax Inc. | Glaze compositions |
GB2455974A (en) * | 2007-12-20 | 2009-07-01 | United States Borax Inc | Boron-containing compositions |
US8623423B2 (en) | 2007-12-20 | 2014-01-07 | U.S. Borax, Inc. | Boron-containing compositions |
CN104118980A (zh) * | 2013-04-28 | 2014-10-29 | 浙江高明玻璃有限公司 | 一种可控孔径的低温泡沫玻璃的制备方法 |
CN104118980B (zh) * | 2013-04-28 | 2016-12-07 | 浙江高明玻璃有限公司 | 一种可控孔径的低温泡沫玻璃的制备方法 |
CN108017264A (zh) * | 2017-12-13 | 2018-05-11 | 重庆市合川区金星玻璃制品有限公司 | 泡沫玻璃毛坯退火装置 |
CN108017264B (zh) * | 2017-12-13 | 2020-05-12 | 重庆市合川区金星玻璃制品有限公司 | 泡沫玻璃毛坯退火装置 |
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