JPH0483547A - 不良導体の静電塗装におけるアースチェック方法 - Google Patents
不良導体の静電塗装におけるアースチェック方法Info
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- JPH0483547A JPH0483547A JP19592390A JP19592390A JPH0483547A JP H0483547 A JPH0483547 A JP H0483547A JP 19592390 A JP19592390 A JP 19592390A JP 19592390 A JP19592390 A JP 19592390A JP H0483547 A JPH0483547 A JP H0483547A
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Landscapes
- Measurement Of Resistance Or Impedance (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Electrostatic Spraying Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
A0発明の目的
(1)産業上の利用分野
本発明は、例えば自動車の合成樹脂製バンパー等の不良
導体に導電性プライマを塗布した後に上塗り塗料を静電
塗装する際のアースチェック方法に関する。
導体に導電性プライマを塗布した後に上塗り塗料を静電
塗装する際のアースチェック方法に関する。
(2)従来の技術
従来、自動車のボディのような導電性の被塗物に適用さ
れていた静電塗装は、近年では、その塗料の塗着効率の
良さからバンパー等の合成樹脂製の被塗物に対しても利
用されている。その際、不良導体である合成樹脂製の被
塗物の表面を通電させるべく、導電性を有するカーボン
粒子を混入した塗料(以下、導電性プライマと呼ぶ)を
予め被塗物に塗装しておき、その導電性プライマの連続
塗膜上に上塗り塗料を静電塗装する方法が提案されてい
る(特開昭61−249570号公報参照)。
れていた静電塗装は、近年では、その塗料の塗着効率の
良さからバンパー等の合成樹脂製の被塗物に対しても利
用されている。その際、不良導体である合成樹脂製の被
塗物の表面を通電させるべく、導電性を有するカーボン
粒子を混入した塗料(以下、導電性プライマと呼ぶ)を
予め被塗物に塗装しておき、その導電性プライマの連続
塗膜上に上塗り塗料を静電塗装する方法が提案されてい
る(特開昭61−249570号公報参照)。
また、静電塗装を行う際には被塗物をアースすることに
より通電させる必要があるが、そのアースが確実になさ
れているかをチエツクする装置が公知である(実開昭5
7−39663号公報参照)。この装置によれば、給電
手段に接続したブラシを導電性の被塗物における未塗装
のエツジに接触させ、その時の導電状態に基づいてアー
スチェックが行われる。
より通電させる必要があるが、そのアースが確実になさ
れているかをチエツクする装置が公知である(実開昭5
7−39663号公報参照)。この装置によれば、給電
手段に接続したブラシを導電性の被塗物における未塗装
のエツジに接触させ、その時の導電状態に基づいてアー
スチェックが行われる。
(3)発明が解決しようとする課題
しかしながら、上記従来のアースチェック装置を導電性
プライマを塗布した不良導体のアースチェックに適用し
た場合には、 ■ 被塗物の導電性の大小、すなわち導電性プライマの
膜厚の大小を検知することができないため、導電性プラ
イマの膜厚管理が不可能である。
プライマを塗布した不良導体のアースチェックに適用し
た場合には、 ■ 被塗物の導電性の大小、すなわち導電性プライマの
膜厚の大小を検知することができないため、導電性プラ
イマの膜厚管理が不可能である。
■ 導電性プライマの上に二層の上塗り塗料をウェット
・オン・ウェット方式で塗装する場合、ブラシを未乾燥
の一層目の塗膜に接触させることができないため、二層
目の塗装を行う際の導電状態をチエツクすることができ
ない。
・オン・ウェット方式で塗装する場合、ブラシを未乾燥
の一層目の塗膜に接触させることができないため、二層
目の塗装を行う際の導電状態をチエツクすることができ
ない。
といった不都合がある。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、導電性プ
ライマを塗布した不良導体のアースチェックを行う際の
上記不都合を解消することを目的とする。
ライマを塗布した不良導体のアースチェックを行う際の
上記不都合を解消することを目的とする。
B0発明−の構成
(1)課題を解決するための手段
前記目的を達成するた袷に、本発明は、導電性プライマ
を塗装して連続塗膜を形成した不良導体上に上塗り塗料
を静電塗装するに先立ち、前記不良導体上の連続塗膜の
接地状態を検査するアースチェック方法であって、前記
連続塗膜表面に、給電手段と導電量検出手段とに接続さ
れた導電性触手を接触させることを第1の特徴とする。
を塗装して連続塗膜を形成した不良導体上に上塗り塗料
を静電塗装するに先立ち、前記不良導体上の連続塗膜の
接地状態を検査するアースチェック方法であって、前記
連続塗膜表面に、給電手段と導電量検出手段とに接続さ
れた導電性触手を接触させることを第1の特徴とする。
また本発明は、導電性プライマを塗装して連続塗膜を形
成した不良導体上に二層の上塗り塗料をウェット・オン
・ウェット方式で静電塗装するに当たり、その一層目の
上塗り塗料の塗膜の接地状態を検査するアースチェック
方法であって、前記一層目の上塗り塗料の塗膜に、高電
圧発生器に接続された印加電極と、帯電量検出手段とを
接近させることを第2の特徴とする。
成した不良導体上に二層の上塗り塗料をウェット・オン
・ウェット方式で静電塗装するに当たり、その一層目の
上塗り塗料の塗膜の接地状態を検査するアースチェック
方法であって、前記一層目の上塗り塗料の塗膜に、高電
圧発生器に接続された印加電極と、帯電量検出手段とを
接近させることを第2の特徴とする。
(2)作 用
前述の本発明の第1の特徴によれば、不良導体の表面に
形成した導電性プライマの連続塗膜を接地させ、その連
続塗膜に給電手段と導電量検出手段に接続された導電性
触手を接触させると、接地状態が不良である場合には前
記導電量検出手段が検出する連続塗膜と接地部間の導電
量が減少し、逆に接地状態が良好である場合には導電量
検出手段が検出する導電量が増加するので、その導電量
の変化から接地状態を検査することができる。また、前
記導電性プライマの連続塗膜の膜厚が大きい程導電量が
増加するので、検出された導電量の大小から導電性プラ
イマの膜厚を知ることができる。
形成した導電性プライマの連続塗膜を接地させ、その連
続塗膜に給電手段と導電量検出手段に接続された導電性
触手を接触させると、接地状態が不良である場合には前
記導電量検出手段が検出する連続塗膜と接地部間の導電
量が減少し、逆に接地状態が良好である場合には導電量
検出手段が検出する導電量が増加するので、その導電量
の変化から接地状態を検査することができる。また、前
記導電性プライマの連続塗膜の膜厚が大きい程導電量が
増加するので、検出された導電量の大小から導電性プラ
イマの膜厚を知ることができる。
また、本発明の第2の特徴によれば、不良導体の表面に
形成した導電性プライマの連続塗膜を接地させ、その連
続塗膜の表面に一層目の上塗り塗料の塗膜を形成した後
、その未乾燥の上塗り塗料の塗膜に高電圧発生器に接続
された印加電極と帯電量検出手段を近接させる。そして
、接地状態が不良である場合には前記帯電量検出手段が
検出する帯電量が増加するため、その帯電量の大小から
接地状態の良・不良を塗膜に直接接触せずに知ることが
できる。
形成した導電性プライマの連続塗膜を接地させ、その連
続塗膜の表面に一層目の上塗り塗料の塗膜を形成した後
、その未乾燥の上塗り塗料の塗膜に高電圧発生器に接続
された印加電極と帯電量検出手段を近接させる。そして
、接地状態が不良である場合には前記帯電量検出手段が
検出する帯電量が増加するため、その帯電量の大小から
接地状態の良・不良を塗膜に直接接触せずに知ることが
できる。
(3)実施例
以下、図面に基づいて本発明の詳細な説明する。
第1図〜第8図は、本発明の一実施例を示すもので、第
1図は合成樹脂製バンパーの塗装ラインの概略平面図、
第2図は第1図の■−■線矢視図、第3図は第2図の■
方向矢視図、第4図は接触式アースチエカーの回路図、
第5図は第4図の等価回路図、第6図は第1図のVI−
VI線矢視図、第7図は非接触式アースチエカーの回路
図、第8図は第7図の等価回路図である。
1図は合成樹脂製バンパーの塗装ラインの概略平面図、
第2図は第1図の■−■線矢視図、第3図は第2図の■
方向矢視図、第4図は接触式アースチエカーの回路図、
第5図は第4図の等価回路図、第6図は第1図のVI−
VI線矢視図、第7図は非接触式アースチエカーの回路
図、第8図は第7図の等価回路図である。
第1図に示すように、合成樹脂製バンパーの塗装ライン
Lは、床面に敷設されたチェンコンベア1に沿って搬送
方向上流側から下流側に向けてプライマブース2、プラ
イマオーブン3、クーリングブース4、カラーブース5
、セツティングブース6、クリヤーブース7、および上
塗りオーブン8を備え、そのチェンコンベア1に所定間
隔で支持された被塗物であるバンパーWは、前記プライ
マブース2〜上塗りオーブン8を順次通過する間に静電
塗装が施される。
Lは、床面に敷設されたチェンコンベア1に沿って搬送
方向上流側から下流側に向けてプライマブース2、プラ
イマオーブン3、クーリングブース4、カラーブース5
、セツティングブース6、クリヤーブース7、および上
塗りオーブン8を備え、そのチェンコンベア1に所定間
隔で支持された被塗物であるバンパーWは、前記プライ
マブース2〜上塗りオーブン8を順次通過する間に静電
塗装が施される。
プライマブース2には、チェンコンベア1の両側に沿っ
てバンパーWに導電性プライマを塗布するための4台の
塗装ロボット9が配設され、同様に前記カラーブース5
とクリヤーブース7には、それぞれ一層目の上塗り塗料
であるカラー塗料を塗布するだめの4台の塗装ロボット
10と、二層目の上塗−り塗料であるクリヤー塗料を塗
布するための4台の塗装ロボット11が配設される。そ
して、防爆地域であるクーリングブース4とセツティン
グブース6には、それぞれ後述の接触式アスチェッカー
12と非接触式アースチエッカ−13が配設される。
てバンパーWに導電性プライマを塗布するための4台の
塗装ロボット9が配設され、同様に前記カラーブース5
とクリヤーブース7には、それぞれ一層目の上塗り塗料
であるカラー塗料を塗布するだめの4台の塗装ロボット
10と、二層目の上塗−り塗料であるクリヤー塗料を塗
布するための4台の塗装ロボット11が配設される。そ
して、防爆地域であるクーリングブース4とセツティン
グブース6には、それぞれ後述の接触式アスチェッカー
12と非接触式アースチエッカ−13が配設される。
第2図および第3図に示すように、チェンコンベア1か
ら所定間隔で立設したステー14の上端には載置台15
が設けられ、その載置台15の上面に設けた左右一対の
受は台16によって前記バンパーWの裏面が支持される
。そして、一端を前記載置台15に接続した導線17の
他端に設けたクリップ18が、前記バンパーWの裏面の
適所に結合される。一方、クーリングブース4にチェン
コンベア1を跨ぐように設けられたゲート19の上辺に
は、絶縁部材20を介して導電性ブラケット21が設け
られ、その導電性ブラケット21にはバンパーWの表面
に接触する導電性触手としての多数の導電性繊維22が
吊り下げられる。前記導電性繊維22としてはカーボン
、コバルト、ステンレス等の極細線を東ねたもの、ある
いは前記極細線を編み込んだ繊維状生地が用いられる。
ら所定間隔で立設したステー14の上端には載置台15
が設けられ、その載置台15の上面に設けた左右一対の
受は台16によって前記バンパーWの裏面が支持される
。そして、一端を前記載置台15に接続した導線17の
他端に設けたクリップ18が、前記バンパーWの裏面の
適所に結合される。一方、クーリングブース4にチェン
コンベア1を跨ぐように設けられたゲート19の上辺に
は、絶縁部材20を介して導電性ブラケット21が設け
られ、その導電性ブラケット21にはバンパーWの表面
に接触する導電性触手としての多数の導電性繊維22が
吊り下げられる。前記導電性繊維22としてはカーボン
、コバルト、ステンレス等の極細線を東ねたもの、ある
いは前記極細線を編み込んだ繊維状生地が用いられる。
第4図に示すように、チェンコンベア1に載置されたバ
ンパーWは、前記クリップ18、導線17、載置台15
、およびチェンコンベア1を介シて接地部23に接続さ
れ、導電性繊維22を支持する導電性ブラケット21は
アース確認回路24を介して接地部25に接続される。
ンパーWは、前記クリップ18、導線17、載置台15
、およびチェンコンベア1を介シて接地部23に接続さ
れ、導電性繊維22を支持する導電性ブラケット21は
アース確認回路24を介して接地部25に接続される。
そして、前記アース確認回路24は、直列に接続した内
部抵抗26、電流制限抵抗27、および給電手段として
の直流電源28を備え、面抵抗26.27の中間部は導
電量検出手段としての電圧計29を介して直流電源26
と接地部25の中間部に接続される。
部抵抗26、電流制限抵抗27、および給電手段として
の直流電源28を備え、面抵抗26.27の中間部は導
電量検出手段としての電圧計29を介して直流電源26
と接地部25の中間部に接続される。
第6図および第7図は非接触式アースチエッカ−13、
およびその回路図を示すもので、前記セツティングブー
ス6にチェンコンベア1を跨ぐように設けられたゲート
30の上辺には、高電圧発生器31を介して接地部32
に接続された針状の印加電極33と、電圧計34を介し
て接地部35に接続された帯電量検出手段としての非接
触型帯電チエッカ−36とが、それぞれ絶縁部材37゜
38を介して支持される。そして、印加電極33と非接
触型帯電チエッカ−36はバンパーWの表面に適切な位
置に所定の間隔を存して対向するように設けられる。
およびその回路図を示すもので、前記セツティングブー
ス6にチェンコンベア1を跨ぐように設けられたゲート
30の上辺には、高電圧発生器31を介して接地部32
に接続された針状の印加電極33と、電圧計34を介し
て接地部35に接続された帯電量検出手段としての非接
触型帯電チエッカ−36とが、それぞれ絶縁部材37゜
38を介して支持される。そして、印加電極33と非接
触型帯電チエッカ−36はバンパーWの表面に適切な位
置に所定の間隔を存して対向するように設けられる。
次に前述の構成を備えた本発明の実施例の作用について
説明する。
説明する。
チェンコンベア1に支持されたバンパーWは塗装ロボッ
ト9を備えたプライマブース2に搬入され、その表面と
裏面の一部に導電性プライマが塗装される。導電性プラ
イマの連続塗膜はプライマオーブン3において加熱乾燥
された後、クーリングブース4において冷却される。次
に、カラーブース5においてカラー塗料の静電塗装を行
う前に、前記クーリングブース4の終端に設けた接触式
アースチエッカ−12によってバンパーWの接地状態の
検査が行われる。すなわち、バンパーWの裏面の部分的
に導電性プライマを塗装した位置にクリップ18を接続
し、そのバンパーWの表面に形成された導電性プライマ
の連続塗膜を接地させる。
ト9を備えたプライマブース2に搬入され、その表面と
裏面の一部に導電性プライマが塗装される。導電性プラ
イマの連続塗膜はプライマオーブン3において加熱乾燥
された後、クーリングブース4において冷却される。次
に、カラーブース5においてカラー塗料の静電塗装を行
う前に、前記クーリングブース4の終端に設けた接触式
アースチエッカ−12によってバンパーWの接地状態の
検査が行われる。すなわち、バンパーWの裏面の部分的
に導電性プライマを塗装した位置にクリップ18を接続
し、そのバンパーWの表面に形成された導電性プライマ
の連続塗膜を接地させる。
次に、コンベア1の走行に伴って前記バンパーWの表面
にゲート19から垂下した導電性繊維22を接触させる
。このとき、第5図の等価回路から明らかなように、若
しバンパーWの接地状態が不良である場合、すなわちバ
ンパーWと接地部23間の抵抗Rの値が極めて大きい場
合(例えば、1070以上)には、電圧計29の指針が
直流電源28の電圧とほぼ等しい値を指し示す。一方、
若しバンパー Wの接地状態が正常である場合には直流
電源28、電流制限抵抗27、内部抵抗26、およびバ
ンパーWと接地部23間の抵抗Rよりなる閉回路に電流
が流れ、電圧計29の読みは前記抵抗Rの値に見合った
大きさまで低下する。そして、その抵抗値が所定値以下
(例えば、107Ω以下)である場合には、バンパーW
の接地状態が正常であって静電塗装が可能であると判断
される。
にゲート19から垂下した導電性繊維22を接触させる
。このとき、第5図の等価回路から明らかなように、若
しバンパーWの接地状態が不良である場合、すなわちバ
ンパーWと接地部23間の抵抗Rの値が極めて大きい場
合(例えば、1070以上)には、電圧計29の指針が
直流電源28の電圧とほぼ等しい値を指し示す。一方、
若しバンパー Wの接地状態が正常である場合には直流
電源28、電流制限抵抗27、内部抵抗26、およびバ
ンパーWと接地部23間の抵抗Rよりなる閉回路に電流
が流れ、電圧計29の読みは前記抵抗Rの値に見合った
大きさまで低下する。そして、その抵抗値が所定値以下
(例えば、107Ω以下)である場合には、バンパーW
の接地状態が正常であって静電塗装が可能であると判断
される。
その際、バンパーWの導電性プライマの連続塗膜の厚さ
が大きいほど導電性が良好となって前記抵抗値が低下す
るたt1電圧計29の読みに基づいて導電性プライマの
連続塗膜の厚さを管理することができる。
が大きいほど導電性が良好となって前記抵抗値が低下す
るたt1電圧計29の読みに基づいて導電性プライマの
連続塗膜の厚さを管理することができる。
さて、接触式T−スチェッカー12によってバンパーW
の接地状態が良好であると判断された場合には、静電塗
装を行うカラーブース5において塗装ロボット10によ
る一層目の上塗り塗装が施され、その一層目の上塗り塗
装の塗膜が乾燥する前に、次のセツティングブース6に
おいて非接触式アースチエッカ−13によるバンパーW
の接地状態の検査が行われる。すなわち、チェンコンベ
ア1の走行によりバンパーW表面のウェー/ )なカラ
ー塗膜に印加電極33と非接触型帯電チエッカ−36が
接近した時、若しバンパーWの接地状態が良好である場
合には、第8図の等価回路から明らかなように、前記塗
膜表面の帯電量は不変であって電圧計34の読みは変化
しない。しかるに、バンパーWと接地部32間が絶縁さ
れている場合には、前記塗膜表面が帯電されて電圧計3
4の読みが変動する。そして、この電圧の変動量が例え
ば−1,0k V以上になった場合には静電塗装が不可
能であると判断される。而して、バンパーWの接地状態
が良好である場合には、次のクリヤーブース7において
二層目の上塗り塗料であるクリヤー塗料が未乾燥のカラ
ー塗料の塗膜の上にウェット・オン・ウェット方式で静
電塗装され、最後に上塗りオーブン8において前記二層
の上塗り塗料の塗膜が加熱乾燥される。
の接地状態が良好であると判断された場合には、静電塗
装を行うカラーブース5において塗装ロボット10によ
る一層目の上塗り塗装が施され、その一層目の上塗り塗
装の塗膜が乾燥する前に、次のセツティングブース6に
おいて非接触式アースチエッカ−13によるバンパーW
の接地状態の検査が行われる。すなわち、チェンコンベ
ア1の走行によりバンパーW表面のウェー/ )なカラ
ー塗膜に印加電極33と非接触型帯電チエッカ−36が
接近した時、若しバンパーWの接地状態が良好である場
合には、第8図の等価回路から明らかなように、前記塗
膜表面の帯電量は不変であって電圧計34の読みは変化
しない。しかるに、バンパーWと接地部32間が絶縁さ
れている場合には、前記塗膜表面が帯電されて電圧計3
4の読みが変動する。そして、この電圧の変動量が例え
ば−1,0k V以上になった場合には静電塗装が不可
能であると判断される。而して、バンパーWの接地状態
が良好である場合には、次のクリヤーブース7において
二層目の上塗り塗料であるクリヤー塗料が未乾燥のカラ
ー塗料の塗膜の上にウェット・オン・ウェット方式で静
電塗装され、最後に上塗りオーブン8において前記二層
の上塗り塗料の塗膜が加熱乾燥される。
前述のように、導電性プライマの連続塗膜の接地状態を
検査する接触式アースチエッカ−12の導電性繊維22
に導電性材料の極細線が用いられているため、その導電
性プライマの連続塗膜を傷付ける虞れがないばかりか、
塗料ミストの付着に対する耐久性が向上する。また、非
接触式アースチエッカ−13はバンパーWに表面に接触
することなく接地状態の検査を行うことができるので、
ウェット・オン・ウェット方式で二層の上塗り塗装を行
う場合に、未乾燥の一層目の塗膜を傷付けることがない
。
検査する接触式アースチエッカ−12の導電性繊維22
に導電性材料の極細線が用いられているため、その導電
性プライマの連続塗膜を傷付ける虞れがないばかりか、
塗料ミストの付着に対する耐久性が向上する。また、非
接触式アースチエッカ−13はバンパーWに表面に接触
することなく接地状態の検査を行うことができるので、
ウェット・オン・ウェット方式で二層の上塗り塗装を行
う場合に、未乾燥の一層目の塗膜を傷付けることがない
。
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実
施例に限定されるものでなく、特許請求の範囲に記載さ
れた本発明を逸脱することなく、種々の小設計変更を行
うことが可能である。
施例に限定されるものでなく、特許請求の範囲に記載さ
れた本発明を逸脱することなく、種々の小設計変更を行
うことが可能である。
例えば、本アースチェック方法は、自動車の合成樹脂製
バンパーに限らず、他の任意の不良導体のアースチエッ
カ−に適用可能である。
バンパーに限らず、他の任意の不良導体のアースチエッ
カ−に適用可能である。
C1発明の効果
以上のように本発明の第1の特徴によれば、不良導体に
導電性プライマの連続塗膜を形成して静電塗装を行う際
に、導電量検出手段で前記連続塗膜と接地部間の導電量
を知ることにより、その連続塗膜の接地状態を容易かつ
確実に検査することができ、しかも前記連続塗膜と接地
部間の導電量の大小から導電性プライマの膜厚を知るこ
とが可能となる。
導電性プライマの連続塗膜を形成して静電塗装を行う際
に、導電量検出手段で前記連続塗膜と接地部間の導電量
を知ることにより、その連続塗膜の接地状態を容易かつ
確実に検査することができ、しかも前記連続塗膜と接地
部間の導電量の大小から導電性プライマの膜厚を知るこ
とが可能となる。
また、本発明の第2の特徴によれば、帯電量検出手段で
塗膜の帯電量を検出することにより、その塗膜の接地状
態を非接触で検査することができる。した−かって、導
電性プライマの連続塗膜上に二層の上塗り塗膜をウェッ
ト・オン・ウェア)方式で形成する場合、未乾燥の一層
目の塗膜を傷付けること無く接地状態の検査を行うこと
が可能となる。
塗膜の帯電量を検出することにより、その塗膜の接地状
態を非接触で検査することができる。した−かって、導
電性プライマの連続塗膜上に二層の上塗り塗膜をウェッ
ト・オン・ウェア)方式で形成する場合、未乾燥の一層
目の塗膜を傷付けること無く接地状態の検査を行うこと
が可能となる。
第1図〜第8図は、本発明の一実施例を示すもので、第
1図は合成樹脂製バンパーの塗装ラインの概略平面図、
第2図は第1図の■−■線矢視図、第3図は第2図の■
方向矢視図、第4図は接触式アースチエカーの回路図、
第5図は第4図の等価回路図、第6図は第1図のVl−
■線矢視図、第7図は非接触式アースチエカーの回路図
、第8図は第7図の等価回路図である。 22・・・導電性繊維(導電性触手)、28・・・直流
電源(給電手段)、29・・・電圧計(導電量検出手段
)、31・・・高電圧発生器、33・・・印加電極、3
6・・・非接触型帯電チエッカ−(帯電量検出手段)、
W・・・バンパー(不良導体) @t、art 7−yf 1511! 第2111 Q
1図は合成樹脂製バンパーの塗装ラインの概略平面図、
第2図は第1図の■−■線矢視図、第3図は第2図の■
方向矢視図、第4図は接触式アースチエカーの回路図、
第5図は第4図の等価回路図、第6図は第1図のVl−
■線矢視図、第7図は非接触式アースチエカーの回路図
、第8図は第7図の等価回路図である。 22・・・導電性繊維(導電性触手)、28・・・直流
電源(給電手段)、29・・・電圧計(導電量検出手段
)、31・・・高電圧発生器、33・・・印加電極、3
6・・・非接触型帯電チエッカ−(帯電量検出手段)、
W・・・バンパー(不良導体) @t、art 7−yf 1511! 第2111 Q
Claims (2)
- (1)導電性プライマを塗装して連続塗膜を形成した不
良導体(W)上に上塗り塗料を静電塗装するに先立ち、
前記不良導体(W)上の連続塗膜の接地状態を検査する
アースチェック方法であって、前記連続塗膜表面に、給
電手段(28)と導電量検出手段(29)とに接続され
た導電性触手(22)を接触させることを特徴とする、
不良導体の静電塗装におけるアースチェック方法。 - (2)導電性プライマを塗装して連続塗膜を形成した不
良導体(W)上に二層の上塗り塗料をウェット・オン・
ウェット方式で静電塗装するに当たり、その一層目の上
塗り塗料の塗膜の接地状態を検査するアースチェック方
法であって、 前記一層目の上塗り塗料の塗膜に、高電圧発生器(31
)に接続された印加電極(33)と、帯電量検出手段(
36)とを接近させることを特徴とする、不良導体の静
電塗装におけるアースチェック方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2195923A JP2532001B2 (ja) | 1990-07-24 | 1990-07-24 | 不良導体の静電塗装におけるア―スチェック方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2195923A JP2532001B2 (ja) | 1990-07-24 | 1990-07-24 | 不良導体の静電塗装におけるア―スチェック方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0483547A true JPH0483547A (ja) | 1992-03-17 |
JP2532001B2 JP2532001B2 (ja) | 1996-09-11 |
Family
ID=16349232
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2195923A Expired - Fee Related JP2532001B2 (ja) | 1990-07-24 | 1990-07-24 | 不良導体の静電塗装におけるア―スチェック方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2532001B2 (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5932011A (en) * | 1994-05-09 | 1999-08-03 | The Procter & Gamble Company | Electrostatic spraying devices with hazardous condition warning system |
JP2003071330A (ja) * | 2001-09-04 | 2003-03-11 | Toyota Motor Corp | 塗装対象検査装置及び塗装対象の検査方法 |
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JP2014079704A (ja) * | 2012-10-17 | 2014-05-08 | Trinity Industrial Co Ltd | 静電塗装装置及びアース状態検査方法 |
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JP2014079703A (ja) * | 2012-10-17 | 2014-05-08 | Trinity Industrial Co Ltd | 静電塗装装置及びアース状態検査方法 |
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CN108303448A (zh) * | 2018-02-28 | 2018-07-20 | 上海发那科机器人有限公司 | 一种喷涂接地检测装置及其应用 |
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-
1990
- 1990-07-24 JP JP2195923A patent/JP2532001B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2014079702A (ja) * | 2012-10-17 | 2014-05-08 | Trinity Industrial Co Ltd | 静電塗装装置及びアース状態検査方法 |
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CN108303448A (zh) * | 2018-02-28 | 2018-07-20 | 上海发那科机器人有限公司 | 一种喷涂接地检测装置及其应用 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2532001B2 (ja) | 1996-09-11 |
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