JP2006167692A - 静電塗装される被塗物のアース状態検査方法及び装置 - Google Patents

静電塗装される被塗物のアース状態検査方法及び装置 Download PDF

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【課題】信頼性に優れ、しかも設備投資を抑制することが可能な静電塗装される被塗物のアース状態検査方法及び装置を提供する。
【解決手段】静電塗装される被塗物2の塗装面のアース状態を検査する装置1は、被塗物2の塗装面にプライマ塗料を吹き付けてその摩擦により当該塗装面に電荷を印加するプライマ塗装装置11と、電荷が印加された塗装面の電荷量を非接触の状態で測定する電荷量測定センサ12と、電荷量測定センサ12により測定された電荷量が所定範囲にあるか否かを判定する判定装置13と、を備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、電気絶縁性の高い被塗物に導電性を付与し、これに静電塗装を行う場合に用いて好ましいアース状態検査方法及び装置に関する。
樹脂部品等の電気絶縁性の高い被塗物に静電塗装を施す場合には、素材自体にカーボンブラック等の導電性フィラーを混入したり素材に導電性を付与したり、素材表面に導電性塗膜を形成して表面のみに導電性を付与したりするが、何れの場合においても、これら被塗物の導電部をアースし、アースされた被塗物の塗装面に対して静電塗装を行うことが一般的である。
この種の樹脂部品の静電塗装においては、塗装面の導電性が、金属等の良導体と異なって一般的に極めて低いため、導電性能の良否や接地の良否が静電塗装の品質を左右する。即ち、導電性の高い被塗物には静電塗装によって多くの塗料が付着するのに対し、導電性の低い被塗物には塗料の付着量が少なくなる。これにより、製品の仕上がり品質において膜圧が不均一となったり、塗膜の色目にムラが出来たりする。また、導電性が高くてもアースが不確実であると被塗物に静電塗装による電荷が蓄積され、スパークが発生する等のおそれもある。
このため、静電塗装を行う前に被塗物のアースチェックが行われている。このアース状態検査装置として、高電圧発生器により放電プローブを介して被塗物に電圧を印加し、非接触表面電位センサにより当該電圧を印加された被塗物の過渡状態における電位を検出し、コンピュータが当該検出された電位に基づいて被塗物の電気的状態を判定するものが従来から知られている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、塗装工程の短縮化のためにプライマ塗装と上塗り塗装とをウェットオンウェットで行う場合があるが、この場合にはプライマ塗装工程と上塗り塗装工程とが同一ブース内に設けられているため、アース状態検査装置を防爆仕様とする必要がある。このようにアース状態検査装置を防爆仕様とした場合には、高電圧発生器の電流値を低く抑えざるを得ないため湿度が高い環境下等では誤検出が多くなり、装置の信頼性の確保が困難となる。また、アース状態検査装置を防爆仕様とすると、設備投資の増加を招来することとなる。
特開2003−71330号公報
本発明は、信頼性に優れ、しかも設備投資を抑制することが可能な静電塗装される被塗物のアース状態検査方法及び装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1の観点によれば、静電塗装される被塗物の塗装面のアース状態を検査する方法であって、前記塗装面に流体を吹き付けてその摩擦により前記塗装面に電荷を印加する電荷印加工程と、電荷が印加された前記塗装面の電荷量を非接触の状態で測定する電荷量測定工程と、前記電荷量測定工程で測定された電荷量が所定範囲にあるか否かを判定する判定工程と、を備えた静電塗装される被塗物のアース状態検査方法が提供される。
また、上記目的を達成するために、本発明の第2の観点によれば、静電塗装される被塗物の塗装面のアース状態を検査する装置であって、前記塗装面に流体を吹き付けてその摩擦により前記塗装面に電荷を印加する電荷印加手段と、電荷が印加された前記塗装面の電荷量を非接触の状態で測定する電荷量測定手段と、前記電荷量測定手段により測定された電荷量が所定範囲にあるか否かを判定する判定手段と、を備えた静電塗装される被塗物のアース状態検査装置が提供される。
本発明では、静電塗装される被塗物のアース状態の検査に際して、流体を吹き付けた際に発生する摩擦により被塗物に電荷を印加する。このため、被塗物に電荷を直接的に付与する手段が不要となるので、アース状態検査装置の信頼性を向上させ、しかも当該装置の投資を抑制することが出来る。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の実施形態におけるウェットオンウェットの塗装ラインを示す概略平面図、図2は本発明の実施形態に係る被塗物のアース状態検査装置の構成を示すブロック図、図3は本発明の実施形態に係るアース状態検査装置の電荷量測定器の移動機構の一例を示す斜視図である。
本発明の実施形態に係る被塗物のアース状態検査方法及び装置は、樹脂製バンパ等の電気絶縁性の高い素材にプライマ塗装と上塗り塗装をウェットオンウェットで行う場合に適用して好ましい。この場合、部品に導電性プライマ等を塗布することで素材の表面の塗装面に導電性を付与するケースに適用することが出来る。被塗物2は、図2に示すように、搭載台車3に載置された状態で塗装ラインLに搬入されるが、塗装面のアース性を確保するために、被塗物2の一部と搭載台車3(コンベアCを介して接地されている。)との間にアース線4が接続されている。
この塗装ラインLは、図1に示すように、搭載台車3(図2参照)に載置された被塗物2を搬送するコンベアCに沿って配置されたプライマ塗装工程P、上塗りベース塗装工程UB、及び、上塗りクリア塗装工程UCから構成されており、4台のプライマ塗装用ロボットR、6台の上塗りベース塗装用ロボットR、及び、4台の上塗りクリア塗装用ロボットRが同一ブース内に設けられている。そして、この塗装ラインLでは、被塗物2に対してプライマ塗料及び上塗り塗料を各ロボットR、R及びRによりウェットオンウェットで塗装し、当該塗装後の被塗物2をコンベアCにより焼付炉に搬送することが可能となっている。
また、この塗装ラインLには、同図に示すように、プライマ塗装工程Pと上塗りベース塗装工程UBとの間にプライマ塗装用フラッシュオフゾーンFが設けられており、被塗物2がこのプライマ塗装用フラッシュオフゾーンFを通過する間に、塗布されたプライマ塗料をある程度蒸発させることが可能となっている。
同様に、上塗りベース塗装工程UBと上塗りクリア塗装工程UCとの間に上塗りベース塗装用フラッシュオフゾーンFが設けられており、被塗物2がこの上塗りベース塗装用フラッシュオフゾーンFを通過する間に、塗布された上塗りベース塗料をある程度蒸発させることが可能となっている。
本実施形態に係るアース状態検査装置1は、被塗物2の塗装面にプライマ塗料を吹き付けるプライマ塗装装置11と、電荷が印加された塗装面の電荷量を非接触の状態で測定する電荷量測定センサ12と、を備えている。
プライマ塗装装置11は、図1及び図2に示すように、塗装ラインLのプライマ塗装工程Pに設けられており、プライマ塗料を塗料タンク113からポンプ112によりエア霧化塗装ガン111に供給し、当該プライマ塗料をコンプレッサ114から供給された所定流量の圧縮空気で霧化することにより、被塗物2の塗装面に対してプライマ塗料をスプレ塗装することが可能となっている。そして、このプライマ塗装装置11は、圧縮空気でプライマ塗料を吹き付けた際に発生する摩擦により被塗物2の塗装面に電荷を印加することが可能となっている。なお、エア霧化塗装ガン111は、コンベアCに沿って設けられたそれぞれのプライマ塗装用ロボットRに、エンドエフェクタとして取り付けられている。
以上のような構成のプライマ塗装装置11により被塗物2の塗装面に電荷が印加されるが、被塗物2に付与された導電性が良好な場合はアース線4を介してこの電荷は接地ポイントに流れる。従って、ある一定時間経過後においては、被塗物2の塗装面には電荷は蓄積されていないはずである。仮に印加された電荷が観察されたら、それはアース不良と判定することが出来る。この場合のアース不良には、被塗物2の塗装面の導電性不良とアース線4の接続不良の両者が含まれるが、何れにしても静電塗装を行う際に塗着効率が低下したり電荷の蓄積によるスパークの発生の原因となる。
本例では、プライマ塗装装置11により電荷が印加された被塗物2の電荷量を電荷量測定センサ12にて測定する。この電荷量測定センサ12は非接触式表面電位計であって、その出力値は判定装置13に送出される。判定装置13では、電荷量測定センサ12からの測定値が、予め決められた範囲内にあるか否かを判定し、所定範囲内にある場合は「良」の判定を行い、所定範囲内にない場合には「否」の判定を行う。
そして、判定装置13による判定が「否」の場合には、その旨の指令信号を警報器19に送出し、警報を鳴らすことで異常の発生を喚起する。
上述した電荷量測定センサ12は、三次元移動が可能とされた移動機構16に設けられ、被塗物2の仕様に応じて適切な位置に移動する。この移動機構16の一例を図3に示す。
同図に示す移動機構16は、被塗物2を搬送するコンベア(不図示)のサイドに固定されたスタンド161と、このスタンド161に設けられた第1レール162に沿って図示するZ軸方向に第1基台163を往復移動させる第1シリンダ164と、第1基台163に設けられた第2レール165に沿って図示するY軸方向に第2基台166を往復移動させる第2シリンダ167と、第2基台166に設けられロッドの先端に電荷量測定センサ12が固定されたブラケット168を図示するX軸方向に往復移動させる第3シリンダ169と、を有する。本実施形態では、この移動機構16は、図1に示すように、プライマ塗装用フラッシュオフゾーンFの直後に設けられている。
なお、本発明においては、プライマ塗装用フラッシュオフゾーンFを通過する前に被塗物2のアース状態を検査しても良いが、コンベアCの搬送に伴ってアース線4の接続不良が発生する場合があるので、本実施形態のように、出来る限り静電塗装直前で被塗物2のアース状態の検査を行う方が好ましい。
そして、この移動機構16は、図2に示す制御装置18からの指令信号によりこれら第1シリンダ164、第2シリンダ167及び第3シリンダ169を動作させ、被塗物2の塗装面に対する電荷量測定センサ12の位置を調整する。こうした移動機構16を設けることで、形状が異なる被塗物2が流れる多種混合ラインであっても、電荷量測定センサ12の位置を適切な位置に設定することが出来る。
なお、図3に示す移動機構16は本発明の移動手段の一例であってこれに限定される趣旨ではない。例えば、被塗物2の形状等の仕様によっては二次元移動又は一次元移動の移動機構としても良く、さらに同じ形状の被塗物2しか流れないラインにあっては移動機構16そのものを省略しても良い。
図2に戻り、上述した移動機構16を制御する制御装置18は、塗装ラインLの生産管理システム(不図示)からの情報を取得することで、電荷量測定センサ12の位置を適切な位置に設定する。このために、生産管理システムからラインを流れる被塗物2の仕様情報を取得する被塗物情報取得装置14と、被塗物の形状仕様に応じた適切な電荷量測定センサ12の位置を予め記憶しておく位置記憶装置15と、被塗物情報取得装置14により取得された被塗物の形状仕様に基づいて、位置記憶装置15に記憶された適正位置を抽出する位置抽出装置17と、を有する。
次に動作を説明する。
アース線4が接続され搭載台車3に搭載された被塗物2が、コンベアCにより塗装ラインLに搬送され、プライマ塗装装置11により被塗物2に対してプライマ塗料がエア霧化塗装される。このとき、プライマ塗料の吹き付けに伴って発生する摩擦により被塗物2の塗装面に電荷が印加される。プライマ塗装された被塗物2は、コンベアCによりプライマ塗装用フラッシュオフゾーンFを通過する。
次いで、被塗物2は上塗りベース塗装工程UBの直前に設けられたアース状態検査装置1の側方にコンベアCにより搬送される。このとき、被塗物情報取得装置14によってその被塗物2の仕様を取り込む。ここでいう仕様とは、被塗物2の部品名(バンパ、フロントグリル等)や品番等、電荷量測定センサ12との相対位置が変化する要因となるワークの形状等の仕様をいう。
被塗物情報取得装置14でその被塗物2の仕様を取得したらこれを位置抽出装置17に送出し、位置抽出装置17では、被塗物情報取得装置14により取得された仕様に最適な電荷量測定センサ12の位置を、位置記憶装置15から抽出し、これを制御装置18へ送出する。
制御装置18は、被塗物2が検査位置に到着したら移動機構16の第1シリンダ164、第2シリンダ167及び第3シリンダ169を動作させ、その被塗物2に対して最適な測定位置に電荷量測定センサ12を移動させ、電荷量測定センサ12により被塗物2の塗装面における電荷量を測定する。電荷量測定センサ12で測定した電位は判定装置13に送出され、ここで予め設定された基準範囲と比較される。この基準範囲とは例えば±2kV以内である。
ここで、アース線4を適切に接続した被塗物2においては、電荷は被塗物2及びアース線4を介してグランドに流れるため、電荷量測定センサ12にて測定される表面電位は±2kVの範囲内にある。これに対し、アース線4を接続しない被塗物2においては、印加された電荷が被塗物2の表面に蓄積され、これが電荷量測定センサ12によって検出されるので表面電位が+2kVよりも高くなったり−2kVよりも低くなったりする。
こうした原理を用いて、判定装置13によりアース状態の良否を判定し、アース状態が「良」の場合はその被塗物2をそのまま静電塗装工程へ流すが、アース状態が「否」の場合には警報器19によって警報を発し、その被塗物2のアース状態が適切でない旨を喚起する。
以上のように、本実施形態のアース状態検査装置1及び方法によれば、静電塗装される被塗物2のアース状態の検査に際して、霧化されたプライマ塗料を吹き付けた際に発生する摩擦により被塗物2に電荷を印加するので、被塗物に電荷を直接的に付与する手段が不要となり、アース状態検査装置1の信頼性を向上させ、しかも当該装置の投資を抑制することが出来る。
なお、以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
図1は、本発明の実施形態におけるウェットオンウェットの塗装ラインを示す概略平面図である。 図2は、本発明の実施形態に係る被塗物のアース状態検査装置の構成を示すブロック図である。 図3は、本発明の実施形態に係るアース状態検査装置の電荷量測定器の移動機構の一例を示す斜視図である。
符号の説明
1…アース状態検査装置
11…プライマ塗装装置
111…エア霧化ガン
112…ポンプ
113…塗料タンク
114…コンプレッサ
12…電荷量測定装置(電荷量測定手段)
13…判定装置(判定手段)
14…被塗物情報取得装置(被塗物情報取得手段)
15…位置記憶装置(位置記憶手段)
16…移動機構(移動手段)
17…位置抽出装置(位置抽出手段)
18…制御装置(制御手段)
19…警報器(警報手段)
2…被塗物
L…塗装ライン
P…プライマ塗装工程
UB…上塗りベース塗装工程
UC…上塗りクリア塗装工程
C…コンベア
、F…フラッシュオフゾーン
…プライマ塗装用ロボット
…上塗りベース塗装用ロボット
…上塗りクリア塗装用ロボット

Claims (12)

  1. 静電塗装される被塗物の塗装面のアース状態を検査する方法であって、
    前記塗装面に流体を吹き付けてその摩擦により前記塗装面に電荷を印加する電荷印加工程と、
    電荷が印加された前記塗装面の電荷量を非接触の状態で測定する電荷量測定工程と、
    前記電荷量測定工程で測定された電荷量が所定範囲にあるか否かを判定する判定工程と、を備えた静電塗装される被塗物のアース状態検査方法。
  2. 前記電荷印加工程において、前記塗装面にプライマ塗料を塗布することにより前記塗装面に電荷を印加する請求項1記載の静電塗装される被塗物のアース状態検査方法。
  3. 前記電荷印加工程において、エア霧化塗装により前記プライマ塗料を前記塗装面に塗布する請求項2記載の静電塗装される被塗物のアース状態検査方法。
  4. 前記電荷量測定工程は、前記プライマ塗料を塗布してフラッシュオフゾーンを通過した被塗物に対して行われる請求項1〜3の何れかに記載の静電塗装される被塗物のアース状態検査方法。
  5. 前記被塗物の仕様に関する情報を取得する被塗物情報取得工程と、
    前記被塗物の仕様に応じた電荷量測定位置を記憶する位置記憶工程と、
    前記被塗物情報取得工程により取得された仕様に基づいて前記位置記憶工程で記憶された電荷量測定位置を抽出する位置抽出工程と、をさらに備え、
    前記電荷量測定工程は、前記位置抽出工程により抽出された電荷量測定位置において前記塗布面の電荷量を非接触の状態で測定する請求項1〜4の何れかに記載の静電塗装される被塗物のアース状態検査方法。
  6. 前記判定工程により、測定された電荷量が所定範囲にないと判定された場合には、その被塗物のアース状態が異常である旨を喚起する工程をさらに備えた請求項1〜5の何れかに記載の静電塗装される被塗物のアース状態検査方法。
  7. 静電塗装される被塗物の塗装面のアース状態を検査する装置であって、
    前記塗装面に流体を吹き付けてその摩擦により前記塗装面に電荷を印加する電荷印加手段と、
    電荷が印加された前記塗装面の電荷量を非接触の状態で測定する電荷量測定手段と、
    前記電荷量測定手段により測定された電荷量が所定範囲にあるか否かを判定する判定手段と、を備えた静電塗装される被塗物のアース状態検査装置。
  8. 前記電荷印加手段は、前記塗装面にプライマ塗料を塗布することにより前記塗装面に電荷を印加するプライマ塗布装置を含む請求項7記載の静電塗装される被塗物のアース状態検査装置。
  9. 前記プライマ塗布装置は、エア霧化塗装により前記プライマ塗料を前記塗装面に塗布する請求項8記載の静電塗装される被塗物のアース状態検査装置。
  10. 前記電荷印加手段と前記電荷量測定手段との間にフラッシュオフゾーンが設けられている請求項7〜9の何れかに記載の静電塗装される被塗物のアース状態検査装置。
  11. 前記被塗物の仕様に関する情報を取得する被塗物情報取得手段と、
    前記被塗物の仕様に応じた電荷量測定位置を記憶する位置記憶手段と、
    前記被塗物情報取得手段により取得された仕様に基づいて前記位置記憶手段に記憶された電荷量測定位置を抽出する位置抽出手段と、
    前記電荷量測定手段の前記被塗物に対する位置を移動させる移動手段と、
    前記位置抽出手段により抽出された電荷量測定位置に前記電荷量測定手段を移動させる指令を前記移動手段に送出する制御手段と、をさらに備えた請求項7〜10の何れかに記載の静電塗装される被塗物のアース状態検査装置。
  12. 前記判定手段により、測定された電荷量が所定範囲にないと判定された場合には、その被塗物のアース状態が異常である旨を喚起する警報手段をさらに備えた請求項7〜11の何れかに記載の静電塗装される被塗物のアース状態検査装置。

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