JPH0482932A - 耐摩擦溶融性2層構造複合糸 - Google Patents

耐摩擦溶融性2層構造複合糸

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JPH0482932A
JPH0482932A JP18886490A JP18886490A JPH0482932A JP H0482932 A JPH0482932 A JP H0482932A JP 18886490 A JP18886490 A JP 18886490A JP 18886490 A JP18886490 A JP 18886490A JP H0482932 A JPH0482932 A JP H0482932A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、主として運動時の床との摩擦により生じる衣
料の穴あきを防止する性能(以下、単に耐摩擦溶融性と
称す。)に優れた熱可塑性繊維より成る複合糸に関する
(従来の技術) 耐摩擦溶融性に優れた織編物を得んとする提案は従来か
ら数多くなされている。
例えば、織編物仕上げ工程にて耐熱性及び平滑性に富ん
だシリコンエラストマーをもって繊維表面を被覆する方
法(特開昭63−243379号)、非摩擦溶融性繊維
であるレーヨンを特定比率で混用する方法(実願昭51
−26076号)、耐熱性繊維を特定編組織下に混用す
る方法(実願昭61−8590号)等がある。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、特開昭63−243379号の織編物表
面を薬剤で処理する方法は、風合いとの関係に於いて付
着量に制約があるため耐久性が課題となる。
また、実願昭59−26076号のようにレーヨンを混
用することは染色堅牢性の保持に課題があり、実願昭6
1−8590号のような耐熱性繊維の混用は3層編組織
とするためコスト上に課題が残る。
熱可塑性繊維を用いたスポーツ衣料は運動時に起きる床
との摩擦によって穴あき現象が生じ易いことは良く知ら
れている。この穴あき現象は主として摩擦によって生じ
た熱が衣料を構成する繊維を溶融したり、熱脆化させる
ことに起因する。
即ち、本発明の目的は耐摩擦溶融性に優れた繊維を開発
すると共に、同繊維を用いて耐摩擦溶融性を保持し、か
つ衣料としての風合に優れた2層構造複合糸を提供する
ことにある。
(課題を解決するための手段及び作用)本発明に係る下
記複合糸によって製編織される編織物は耐摩擦溶融性と
嵩高性に優れたものとなる。
芯部を構成するポリマーの溶融温度が鞘部を構するポリ
マーの溶融温度より40℃以上低いポリマーによって構
成された芯/鞘複合紡糸繊維よりなる仮撚加工糸を花糸
とした2層構造複合糸であって、花糸と芯糸の糸長差が
5%以上であり、かつ花糸の混用率が30%以上である
ことを特徴とした耐摩擦溶融性2層構造複合糸。
ただし、糸長差={(花糸の糸長−芯糸の糸長)/芯糸
の糸長lX100%、 花糸の混用率−(花糸の重量/単位長 さ当たり複合糸の重量)x100% ここで、芯/鞘複合紡糸繊維とは溶融紡糸法によって得
られるものであって、第1図に示す如く、芯部1を構成
するポリマー成分が鞘部2を構成するポリマー成分によ
って完全に被覆されたもの(A)、もしくは第2図に示
す芯部の一部が繊維表面に存在するもの(B)を意味す
る。また、芯部及び鞘部の断面形状は特に限定されない
本発明を達成する重要な要件の一つは複合紡糸繊維の芯
部及び鞘部を構成するポリマーの溶融温度の組み合わせ
を選択することである。即ち、芯部を構成するポリマー
の溶融温度は鞘部を構成するポリマーの溶融温度より少
なくとも40℃、好ましくは80℃低いポリマーの組み
合わせとする必要がある。なお、ポリマー溶融温度は示
差熱走査熱量計によって測定される吸熱ピークであり、
本発明に於いてはPerkin  E1mor製DSC
Z型を用いて測定した。
芯/鞘部を成すポリマーの溶融温度差が40℃未満であ
ると、本発明の耐摩擦溶融性を持った複合糸は得られな
い。
本発明の複合紡糸繊維が耐摩擦溶融性能に優れるメカニ
ズムは明確ではないが、床と高溶融温度ポリマーである
鞘部との間で生じた摩擦熱は低溶融温度ポリマーの融解
熱として瞬時に吸収される結果、鞘部の溶融や熱脆化が
防止されるものと推定される。逆に、芯/鞘部を構成す
るポリマー溶融温度差が40℃未満になると鞘部の摩擦
熱を芯部の溶解熱として吸収出来ないため繊維が破壊さ
れると推定される。
従って、理論上は鞘部を構成するポリマーの溶融温度は
高ければ高いほど好ましく、鞘部を構成するポリマーと
の溶融温度が大きいほど耐摩擦溶融性能は優れたものと
なる。しかし、工業的には複合防止時には、ノズルパッ
ク内温度は同一となるため芯/鞘ポリマーの溶融温度差
が大きいほどノズルパック内で低融点温度ポリマーが熱
分解するため紡糸性が低下するが、芯/鞘ポリマーの溶
融温度差の限界は芯をなすポリマーの吐出量、紡糸機中
のポリマー滞在時間等によって複雑に変化するため、適
宜、実験によって決定する必要がある。
また、芯部/鞘部を構成するポリマーの適正比率(体積
比率)は主として使用ポリマーの溶融温度差、単繊維繊
度等によって差があり一義的に決定することは不可能で
あるが、概して芯部体積:鞘部体積=1=1〜1:5で
あれば充分な効果が得られる。このような構造を持った
原糸はそれ自体、耐摩擦溶融性能を持つものであるが、
スポーツ衣料としたときの感性が不充分となる。
この機能と感性とを同時に満足させるには、芯部lを構
成するポリマーの溶融温度が鞘部2を構成するポリマー
の溶融温度より40℃以上低いポリマーによって構成さ
れた芯/鞘複合紡糸繊維よりなる仮撚加工糸を花糸とし
た2層構造複合糸であって花糸と芯糸の糸長差が5%以
上であり、かつ花糸の混用率が30%以上である複合糸
とすれば良い。
ただし、糸長差={(花糸の糸長−芯糸の糸長)/芯糸
の糸長1x1.00%、花糸の混用率−(花糸の重量/
単位長さ当たり複合糸の重量) x100%である。
即ち、芯糸に対し本発明の複合紡糸繊維よりなる仮撚加
工糸を、特定混用率以上で過供給し、複合糸の外周に位
置せしめることにより耐摩擦溶融性を保持した嵩高性に
富んだ複合糸となる。
さらに説明すれば、上記の糸長差が5%未満であると感
性の改良が達成されず、花糸の混用率が30%未満では
、耐摩擦溶融性に欠ける編織物となる。感性と耐摩擦溶
融性を一層向上させる手法には、複合糸とする段階で、
適宜、芯糸と花糸の糸長差を大きくするか、花糸の混用
率を大きくすればよいが、芯糸と花糸の糸長差を大きく
するとループが多発した複合糸となって、編織物の規格
によってはテキスタイル・プロセスの通過性が著しく低
下することがある。また、花糸の混用率を大きくすると
、その分芯糸の混用率が小さくなるため、細繊度複合糸
を必要とする場合には編織物の物理的性能が低下する。
さらに、最も基本的なことではあるが、芯糸と花糸の糸
長差を5%以上付与したとしても、両糸の収縮率の大き
さによっては仕上げ工程に至る過程の熱処理により糸長
差が消滅する場合もある。
かかる場合には、(芯糸の洲本収縮率−花糸の潜水収縮
率)≧5%とすることにより、即ち、編織物と成した後
に熱処理することにより花糸と芯糸の糸長差を強調する
ことが可能となり、上記した課題を解決することができ
る。ここで、花糸である複合紡糸繊維よりなる仮撚加工
糸は通常の手法によって得られるものであり、複合紡糸
繊維は延伸糸もしくはPOYの状態であっても構わない
また、仮撚手法はピン方式、フリクション方式、ベルト
方式の任意の方式を採用できる。
さらに、捲縮率等の仮撚糸の糸質は特定されるものでな
く、嵩高性等の初期の希望によって適宜設定すればよい
。一方、芯糸は天然繊維、化合繊のどちらも使用可能で
あり、形態はフィラメント糸、紡績糸のどちらでもよい
なお、潜水収縮率の測定方法はJIS−LIO77、L
1073によった。
本発明の2層構造複合糸を得る手段の一例は第3図に示
す如く、本発明の複合紡糸繊維よりなる仮撚加工糸であ
る花糸3を供給するローラ4、芯糸5を供給するローラ
6、両糸3,5を混繊、交絡する空気交絡器7、デリベ
リ−ローラ8、巻取機9から構成される複合糸製造装置
を用い、それぞれの供給ローラ4,6の周速に差を与え
ることによって、((花糸供給ローラ4の周速−芯糸供
給ローラ6の周速)/芯糸供給ローラ6の周速)×10
0%≧5%となるように条件設定すればよい。空気交絡
器7はインターレースノズルであってもタスランノズル
であってもかまわないが、概してタスランノズルの方が
、花糸3が芯糸5を被覆する能力に優れる点でより好ま
しい。勿論、本発明の2層構造複合糸とする手法は、こ
れに限定する必要はなく、リング撚糸機で糸長差を付与
しつつ、巻取る方法はもとより、高破断伸度である複合
紡糸繊維と低破断伸度である芯糸を引き揃えるか、混繊
、交絡後、同時仮撚加工する方法によってもよい。また
、耐摩擦溶融性の評価方法は第4図に示すように、評価
用複合糸を筒編地10に編成し、該編地10を幅5cm
、長さ5cm、硬度80のネオプレンゴムの平板に取り
付け、支点11を持つ試料取付は用アーム12に固定し
、1800rpmで回転する接材の80φの円柱13表
面へ、荷重14を調整して編地面の荷重6kgにて3秒
間接触させた時の編地の破断の有無で耐摩擦溶融性能を
判断した。
(実施例) 以下本発明を実施例により具体的に説明する。
ただし、本発明は以下の実施例に限定されない。
実直桝上 芯部を構成するポリマーを溶融温度175℃のナイロン
12.鞘部を構成するポリマーを溶融温度255℃のポ
リエステル、芯部:鞘部の体積比率−1:1.芯/鞘部
は共に円形断面、芯部が鞘部のほぼ中心にある複合繊維
延伸糸であるB98d/36f(湛水収縮率9%、伸度
46%)を得た。該延伸糸を仮撚加工機(三菱重工製、
LS6)にてスピンドル回転数40X10’  rpm
、撚数3,200T/m、温度160℃/160℃(第
1ヒータ/第2ヒータ)、オーバーフィード率2%の条
件下にて仮撚糸とした。 この仮撚糸の糸質は、繊度1
01 d、強度3.6g/d、伸度24%であった。該
仮撚糸を花糸とし、ポリマーの溶融温度255℃の単一
ポリマーよりなるポリエステル延伸糸、B49d/24
f(洪水収縮率8,0%)、B98d/24f (洪水
収縮率85%)、B148d/24f (洪水収縮率8
゜3%)、B248d/48f (洪水収縮率8.5%
)、B298d/48f (洪水収縮率9.2%)を各
々芯糸とした第3図に示したと同様の装置である流体系
加工機(愛機製作所、AT501)を用い、空気交絡器
としてヘパ−ライン社製へマジェットLBO2のコアー
をT321とし、空気圧力? kg f /cd、デリ
ベリ−ローラ周速150m/分、芯糸の供給ローラの周
速152m/分にて芯糸に対する花糸の糸長差を変更し
、混繊、交絡処理を施して複合糸を得た。
得られた複合糸を天竺編地10に編成し、芯糸と花糸の
各供給系の熱収縮率の影響をキャンセルする意味で染色
等の熱処理をすることなく耐摩擦溶融性の評価に供した
耐摩擦溶融性の測定方法は第4図に示す如く、該編地1
0を幅5an、長さ5cm、硬度80のネオプレンゴム
の平板に取り付け、支点11を持つ試料取り付は用アー
ム12に固定し、接材の80φの円柱13が1800r
pmで回転する表面へ、荷重14を調整して、編地面の
荷重6kgにて3秒間接触さぜた時の編地10の破断の
有無で耐摩擦溶融性能を判断した。その結果を第1表に
示すが、糸長差を0%とした場合には通常の仮撚加工糸
に類似した糸形態となり、嵩高性のない感性に欠けた編
地となった。また、耐摩擦溶融性の評価では穴あきには
至らないものでも複合糸を構成する単繊維が高い割合で
切断していた。この耐摩液溶1 】 触性を評価した編地10をポリエステル用分散染料(テ
ラシールネイビーブルー5GL)で98℃×30分染色
し顕微鏡下で被荷重部を観察したところ、単一ポリマー
成分繊維が溶融、切断したものとなっていた。同様な手
法で、糸長差5%(花糸の供給用ローラの周速は159
.6m/分)とした場合の検討結果は第2表の如くであ
った。編地10は、何れも嵩高性のある感性に優れたも
のとなった。また、耐摩擦溶融性は花糸の混用率が30
%(試4)以上で耐摩擦溶融性が優れたものとなった。
なお、花糸の混用率は、複合糸の芯糸と花糸を分離する
ことが困難なため、((花糸の供給用ローラの周速×花
糸繊度)/(芯糸の供給用ローラの周速×花糸繊度十花
糸の供給用ローラの周速×花糸繊度))xloo%で算
出した。なお、繊度はJIS  L−1073によって
測定した。また、第2表中の試4の花糸と芯糸の組合わ
せにて糸長差を10%、20%、30%、50%とした
場合には、糸長差が大きくなるに従って、糸の解舒性張
力変動が認められたが、編成性には大きな影響を与える
ことはなかった。また、得られた編地は嵩高性に富んだ
、しかも耐摩擦溶融性が一層向上したものとなった。
(以下余白) 実11鉗圀 花糸として、芯部を構成するポリマー溶融温度が171
℃のポリプロピレン、鞘部を構成するポリマー溶融温度
が255℃のポリエステル、芯部の断面形状を円形、鞘
部の断面形状を三角形、芯部:鞘部の体積比率−1=3
、紡速2700m/分にて破断伸度143%のB165
d/30fのPOYを得た。該POYをフリクションデ
ィスクを具備した延伸仮撚機(石川製作新製、FK5)
にてデリベリ−速度260m/分、D/Y2. 10、
温度170℃/160℃(第1ヒータ/第2ヒータ)、
延伸倍率1.48とし、繊度115d。
製水収縮率3,5%の仮撚加工糸を得た。
一方、芯糸として実施例1で得た製水収縮率85%のB
 248 d/48 fと、延撚時の熱セツト温度を高
くして製水収縮率6.0%のB247d/48 fを得
た。これらの芯糸と芯糸を使って、実施例1と同様に花
糸と芯糸の糸長差を10%とした複合糸を得た。該複合
糸に200T/mの追撚を施し、サイザー(河本製機製
、EX3C)にてアクリル糊剤(互応化学工業製、プラ
スサイズJ6)を付着量10%として乾燥温度100℃
/100℃/80℃(第1チヤンバー/第2チヤンバー
/シリンダー)、ストレッチャー2%10%(チャンバ
ー/シリンダー)、糸速40m/分で経糸ビームを得た
このビームをウォータジェットルーム(津田駒工業製、
ZW200)にて緯糸を5I150d/4、8 fの1
ヒータ仮撚加工糸とし、密度を経×緯20本/GIIX
23本/ an 、回転数250rprnにて製織し、
耐摩擦溶融性を評価した。この結果を第3表に示すが、
このような比較的経糸密度が高い織物の製織時には、試
1の如く経糸間でループが絡み合うことによる開口不良
現象が発生した。
一方、製水収縮率8.5%の芯糸を用い糸長差5%とし
、上記と同一準備、製織条件にて得た試2は全く問題の
ない工程通過性を示した。得られた生機はループが少な
い、嵩高性に乏しいものであったが、糊抜き、精錬(何
れも温度80℃×15分)し、染色(130℃×60分
)したものは芯糸と花糸の製水収縮率差の顕在化により
嵩高性に富んだ織物となった。この織物を実施例1と同
一の耐摩擦溶融性の評価を実施したところ、やや織物表
面に光沢が生じたが、穴あきの無い結果を示した。
また、製水収縮率6%の花糸を用い糸長差を5%とし、
上記と同一条件にて得た試3は工程通過性は全く問題が
無かったが染色後も嵩高性に乏しいものとなった。この
原因は芯糸と花糸の製水収縮率が小さいことにあると判
断した。
凡敢桝土 芯部を構成するポリマーの溶融温度が217℃のナイロ
ン6、鞘部を構成するポリマーの溶融温度が238℃の
イソフタル酸ブレンド変性ポリエステル、芯部:鞘部の
ポリマ一体積比−1:1、芯部は鞘部とほぼ同一中心に
位置した円形断面であるB 100/36の延伸糸を得
た。仮撚温度を207℃から127℃まで10℃毎に変
更しつつ、オーバーフィード率を+2%とする以外の条
件を実施例]と同一条件にて該延伸糸を仮撚加工し、そ
の評価を実施したが、何れも耐摩擦溶融性に優れるもの
は得られなかった。
ル較勇又 単一ポリマーである溶融温度255℃のポリエステルを
紡糸、延撚し、円形断面であるB100/36を得た。
仮撚温度を220℃から140℃の範囲で10℃毎に変
更しつつ、オーバーフィード率を+2%とした以外は実
施例1と同一条件にて該延伸糸を仮撚加工し、その評価
を実施したが、何れも耐摩擦溶融性に優れるものは得ら
れなかった。
(以下余白) (発明の効果) 以上の説明から明らかな如く本発明によれば、運動時に
床との摩擦により生じる熱可塑性繊維より成る衣料の穴
あきが防止でき、しかも嵩高性に富んだ複合糸が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の複合紡糸繊維の単繊維断面
図、第3図は本発明の複合糸を得るための装置の概略図
、第4図は耐摩擦溶融性能測定装置の説明図である。 図の主要部分の説明 ■−−−−芯部    2−・鞘部    3−−−−
花糸5−−m−芯糸   10−・−試料

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 芯部を構成するポリマーの溶融温度が鞘部を構成するポ
    リマーの溶融温度より40℃以上低いポリマーによって
    構成された芯/鞘複合紡糸繊維よよりなる仮撚加工糸を
    花糸とした2層構造複合糸であって、花糸と芯糸の糸長
    差が5%以上であり、かつ花糸の混用率が30%以上で
    あることを特徴とする耐摩擦溶融性2層構造複合糸。 ただし、糸長差={(花糸の糸長−芯糸の糸長)/芯糸
    の糸長}×100%、 花糸の混用率=(花糸の重量/単位長 さ当たり複合糸の重量)×100%。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1997028299A1 (fr) * 1996-02-02 1997-08-07 Kanebo Limited Vetements a configuration stable et/ou resistant a l'eau et fil composite gaine les composant

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