JPH0482911A - 難燃性ポリエステル繊維 - Google Patents

難燃性ポリエステル繊維

Info

Publication number
JPH0482911A
JPH0482911A JP19146790A JP19146790A JPH0482911A JP H0482911 A JPH0482911 A JP H0482911A JP 19146790 A JP19146790 A JP 19146790A JP 19146790 A JP19146790 A JP 19146790A JP H0482911 A JPH0482911 A JP H0482911A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyester
fiber
flame
pigment
organic fluorescent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19146790A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiji Ichihashi
市橋 瑛司
Nobuaki Takagi
伸明 高木
Katsuaki Tanaka
田中 克皓
Takashi Katagiri
孝 片桐
Atsuko Ueda
敦子 植田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Ester Co Ltd
Original Assignee
Nippon Ester Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Ester Co Ltd filed Critical Nippon Ester Co Ltd
Priority to JP19146790A priority Critical patent/JPH0482911A/ja
Publication of JPH0482911A publication Critical patent/JPH0482911A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Artificial Filaments (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、耐汚染性及び耐光性に優れた難燃性ポリエス
テル繊維に関し、特に、カーペット、カーテン地、座席
シート地用等の産業資材用途に好適な難燃性ポリエステ
ル繊維に関するものである。
(従来の技術) 一般に、ポリエステルは優れた機械的特性及び化学的特
性を有し、衣料用、産業資材用等の繊維として広く利用
されている。特に、産業資材用途に使用されるポリエス
テル繊維は、各分野毎に要求される性能が異なっており
、カーテン、カーペット、座席用シート等に利用される
ポリエステル繊維には従来の特性以外に、難燃性、耐へ
たり性。
耐汚染性、耐光性等が要求されている。中でも難燃性と
耐汚染性は特に要求される性能であり、前者は火災の防
止の観点から、後者は審美性、コストの面から要求度が
高い。
従来、ポリエステル繊維に難燃性を付与する試みは種々
なされており、ハロゲン化合物やリン化合物をポリエス
テル繊維表面に付与したり、繊維中に練り込んだり1重
合段階で共重合したりする方法がある。ハロゲン化合物
を使用して難燃性を付与した場合は、燃焼時の有毒ガス
の発生や難燃性能があまり良好でないといった問題がが
あり。
現在はあまり実施されていない。リン化合物を使用した
ポリエステル繊維、特にリン化合物を共重合又は配合し
たポリエステルからなる繊維は難燃性に関して満足でき
るレベルにあるものが多いが。
上記のような耐汚染性を同時に考慮したポリエステル繊
維はなかった。
ポリエステル繊維に耐汚染性を付与する技術としては、
ポリアルキレングリコール等を共重合したもの、ポリエ
ステル繊維の表面に親水化薬剤をコーティングしたもの
、プラズマ処理によりポリエステル繊維表面をエツチン
グし、親水性官能基を有する化合物をグラフトしたもの
等がある。しかしながら、ポリアルキレンゲリコール等
を共重合したものは、確かにポリエステル繊維が親水化
はされるものの、ポリエステル繊維の耐光性を損なった
り、工程性を悪化させたりする。また、ポリエステル繊
維の表面に親水性薬剤をコーティングしたものは、洗濯
耐久性に乏しい。プラズマ処理では、プラズマ処理をす
るための設備導入費用が高価であると共に、処理速度が
遅いという欠点を有していた。
また、リン化合物を共重合又は配合した難燃性ポリエス
テル繊維に上記のような親水化処理を施す場合には1機
械的特性や工程性の低下を起こすという問題点があった
一方、最近においては有機蛍光増白顔料を繊維中に練り
込み、耐汚染性を向上させる試みもなされている(特開
平1−306673号公報)。しかしながら、有機蛍光
増白顔料を添加したものでは、耐汚染性は向上するもの
の有機蛍光増白顔料そのものの耐光性が乏しいという問
題があった。
(発明が解決しようとする課題) 本発明者らは従来技術の欠点に鑑み、リン化合物を共重
合又は配合したポリエステルからなる難燃性繊維に、ポ
リエステル繊維が有する性能を損なわずに耐汚染性及び
耐光性の性能を付加したポリエステル繊維を経済的に提
供することを課題とするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記の課題を解決するために鋭意検討の結果
、リン化合物を共重合又は配合したポリエステルに有機
蛍光増白顔料と共に紫外線を吸収する白色系無機顔料を
配合した組成物からなる繊維とすることにより目的が達
成されることを見出し1本発明に到達した。
すなわち1本発明の要旨は次のとおりである。
リン化合物を共重合又[ま配合したポリエステルもしく
はこれを含むポリエステルからなる繊維であって、リン
原子を繊維全体に対して2000ppm以上含有すると
共に、有機蛍光増白顔料0.02〜2重量%及び平均一
次粒子径が0.4μ以下の白色系無機顔料0.3〜5重
量%を含有していることを特徴とする難燃性ポリエステ
ル繊維。
本発明において、リン化合物を共重合又は配合したポリ
エステルは、ジカルボン酸成分とジオール成分及び/又
はヒドロキシカルボン酸成分からポリエステルを製造す
る際にリン化合物を添加することにより得られる。そし
て、ジカルボン酸成分としてはテレフタル酸、ジオール
成分としてはエチレングリコール及び1,4−ブタンジ
オール。
ヒドロキシカルボン酸成分としては4−ヒドロキシ安息
香酸(これらのエステル形成性誘導体を含む。)が好ま
しく用いられる。必要に応じてこれらと共に共重合成分
として、イソフタル酸、5−ナトリウムスルホイソフタ
ル酸、アジピン酸、トリメリット酸、ジエチレングリコ
ール、1.4−シクロヘキサンジメタツール、ペンタエ
リスリトル等を少量併用してもよい。
また、リン化合物としては、リン酸エステル及びその誘
導体、ホスホン酸及びその誘導体、ホスフィン酸及びそ
の誘導体があり、これらは1種又は2種以上併用して使
用することができる。リン酸エステル及びその誘導体の
具体例としては、トリメチルホスフェート、)!Jエチ
ルホスフェート。
トリプロピルホスフェート等があり、ホスホン酸及びそ
の誘導体の具体例としては、フェニルホスホン酸、ジメ
チルホスホン酸、ジエチルホスホン酸等があり、ホスフ
ィン酸及びその誘導体の具体例としては、ホスホラン、
9.10−ジヒドロ−9オキサ−10−ホスファフェナ
ントレン−10−オキシドのマレイン酸付加物やイタコ
ン酸付加物等がある。また、ジフェニルホスフィンオキ
シトとpベンゾキノンとの反応物にエチレンカーボネー
トを付加した化合物等もある。
リン化合物の添加量は、繊維全体に対して、リン原子と
して2000ppm以上となるようにすることが必要で
ある。より好ましくは、リン原子の量が4000〜20
000ppm、最適には5000〜12000ppmと
なるようにするのがよい。リン化合物の添加量が少ない
場合、難燃性が不十分となり、多過ぎる場合には、ポリ
マー価格が高価になると共に、ポリエステル繊維の物性
面に悪影響を及ぼす場合がある。
次に、耐汚染性を付与するために添加する有機蛍光増白
顔料としては、ピレン系、オキサゾール系、クマリン系
、チアゾール系、イミダゾール系。
イミダシロン系、ピラゾール系、ベンチジン系。
ジアミノカルバゾール系、ナフタール系、ジアミノスチ
ルベンジスルホン酸系等の蛍光増白顔料があり、特に、
耐熱性に優れているオキサゾール系蛍光増白顔料が好ま
しい。
有機蛍光増白顔料の添加量は、0.02〜2重量%とす
る必要がある。この添加量が0.02重量%未渦の場合
は、洗濯後の汚染防止効果が乏しくなり。
また、2重量%を超える場合には8有機蛍光増白顔料そ
のものの色調が繊維に反映され、黄変等の問題が発生し
好ましくない。
有機蛍光増白顔料をポリエステルに配合する方法として
は、ポリエステルチップを溶融する工程以前でチップに
粉体として添加混合する方法、予め混練機でポリエステ
ルと混練し、高濃度のマスターチップとし、ペースチッ
プと特定の割合で混合する方法等がある。
次に、白色系無機顔料は、リン化合物を共重合又は配合
したポリエステルの耐光性が通常のポリエステルに比較
して若干劣るのをカバーし、また。
耐光性の良好でない有機蛍光増白顔料の効力を長期に維
持するために添加するものである。
そして、白色系無機顔料としては、平均一次粒子径0.
4μ以下、好ましくは0,2μ以下のものが使用される
。平均一次粒子径が0.4μを超えるものでは、耐光性
を向上させる効果が乏しく、また。
粗大粒子では当然のことながら製糸性が低下する。
白色系無機顔料の具体例としては、TiO2゜ZnO,
Aff120a、S IO2,ZrO7等の酸化物系=
8 セラミックスからなる上記粒子径を有するものが挙げら
れる。
白色系無機顔料の添加量は、0.3〜5重量%とするこ
とが必要である。添加量が、0.3重量%未滴の場合、
紫外線に対するバリアー効果が乏しく。
耐光性が十分改良されず、5重量%を超えると製糸上の
問題(減圧の早期上昇、糸切れ数の増加等)が発生する
ので好ましくない。
白色系無機顔料をポリエステルに配合する方法としては
、これをポリエステルのモノマーやオリゴマー又は重合
原料の中に分散させ9重合時に配合する方法、有機蛍光
増白顔料と同様に混練機でポリエステルと混練し、高濃
度のマスターチップとし、ペースチップと特定の割合で
混合する方法等がある。
リン化合物を共重合又は配合したポリエステルに有機蛍
光増白顔料及び白色系無機顔料を配合した組成物を単独
で紡糸して繊維としてもよいが。
この組成物とポリエチレンテレフタレート、ポリブチレ
ンテレフタレート及びこれらを主体とじたポリエステル
等とを混合紡糸して繊維としてもよい。また、リン化合
物を共重合又は配合したポリエステルと有機蛍光増白顔
料及び白色系無機顔料を配合したポリエチレンテレフタ
レート、ポリブチレンテレフタレート及びこれらを主体
としたポリエステル等とを混合紡糸して繊維としてもよ
い。
なお、繊維の固有粘度が難燃性能や繊維強度に影響を与
えるので、繊維の固有粘度が四塩化エタンとフェノール
の等重量混合溶媒中、20℃で測定した値で0.4〜1
.2.より好ましくは0.5〜1.1となるようにする
ことが望ましい。繊維の固有粘度が0.4未満となると
強度が低く、後加工性が損なわれると共に、操業性が悪
化する場合がある。また。
繊維の固有粘度が1.2を超えると溶融時の粘性が高く
なるため、燃焼時、溶融落下性が悪化する場合がある。
また、繊維の形状は、丸断面はもとより三角断面、六角
断面、扁平断面、その他特殊な断面形状であってもよく
、用途や使い勝手により長繊維。
短繊維どちらでも選択できる。
(実施例) 次に、実施例を挙げて本発明を説明する。
なお、実施例においてポリエステル繊維の特性値等は次
のようにして測定した。
固有粘度〔η〕 四塩化エタンとフェノールの等重量混合物を溶媒として
、温度20.0℃で測定した。
リン原子含有量 蛍光X線法により定量した。
難燃性 ■接炎回数 溶融紡糸、延伸して得た長繊維糸又は短繊維を紡績糸と
したものを筒編地にし、その1gを長さ10cmに丸め
て直径10cmの針金コイル中に挿入し。
45度の角度に保持して、下端から口径0.64cmの
ミクロバーナーで点火し、火源を遠ざけて消火した場合
は再び点火を繰り返し、全試料が燃焼し尽くすまでに要
する点火回数を求め、5個の試料についての点火回数の
平均で表す。
■限界酸素指数(LOI) JIS K 7201に準拠して測定した。
耐汚染性 トリポリリン酸ナトリウム0.3g、  ラウリルベン
ゼンスルホン酸ナトリウム0.3g、使用済エンジンオ
イル0.5g及び粘土0.5gを蒸留水1β中に溶解し
たものを汚染液とする。
10cm X 10c+++の筒編地4枚をサンプルと
して、汚染液200社中で50℃×60分間撹拌しなが
ら、汚染処理を行った。この試料を流水ですすぎ、風乾
した後、家庭用自動洗濯機(東芝社製A11l−40S
L)を使用し、第一工業製薬社製モノゲンを濃度3 g
 / Rとなるように添加した洗濯液で、40℃×10
分間洗濯し、すすぎ−脱水を2回繰り返し、風乾した後
日本重色社製Σ80型色差計でC光源を使用し。
試料の色相値L l+ a In b +を測定した。
また、汚染処理を行わずに同一条件で洗濯処理したブラ
ンク試料について同一測定条件で測定し。
色相値り。+ a O+ b Oを求めた。
そして2次式により汚染度を算出した。
HO= 100− [(100−L O) 2+ aa
’+ bo’] ”2Hl= 100− [(10(1
−L +)2+al’+b121”2汚染度−HoH+ なお、汚染度の数字が高いほど耐汚染性に劣る。
耐光性 10cmX 10cmの筒編地5枚を分散染料液(明放
化学社製分散剤Disper TLI g/β、硫安2
g/l。
蟻酸0.01g/Cバイエル社製分散染料Re5ol 
1nRed GR3,0%owf)中に入れ、浴比1:
50で、130℃×60分間染色処理した。
この中の4枚を紫外線透過率が98%のパイレックスガ
ラス板(イワキ硝子社製、 50cm X 50cm、
厚さ2+nm)をカバーとした暴露容器(内部に水が入
らないようにした箱体)の底面に皺がよらないように固
定し、100日間天日暴露を実施した。他の1枚は冷暗
所に100日間保存した。冷暗所に保存したサンプルを
対照とし、天日暴露したサンプルとのグレースケール差
を判定した。
そして、平均グレースケール差が1.5級以内のものを
耐光性良好、1.5級を超えるものを耐光性不良とした
実施例1〜2.比較例1 ポリエチレンテレフタレートにトリエチルホスフェート
を共重合してリン原子含有量が8000゜4000及び
11000ppのポリエステルを製造するに当たり9重
合段階で平均一次粒径が0.13μの酸化亜鉛粉末(Z
nO)を0.5重量%添加し、固有粘度が0.61.0
.62及び0.61の共重合ポリエステルチップA、B
及びCを得た。これらのチップに有機蛍光増白顔料とし
てイーストマンコダック社製のイーストブライ)OB−
1を0,1重量%混合してから溶融紡糸した。溶融紡糸
は、孔数270の紡糸口金を用い、吐出量180g/分
、紡糸温度293℃、紡糸速度1000m /分で行っ
た。得られた未延伸糸条を10万デニールのトウとして
、延伸倍率3.4倍で延伸し、150℃のヒートドラム
で熱処理してから押込み式クリンパ−で捲縮を付与し、
長さ51mmに切断して単繊維の繊度が2デニールの短
繊維を得た。
また、これらの短繊維を常法に従い、混打綿。
梳綿、線条、粗紡、精紡の各工程に通し、20番手の紡
績糸を得た。これらを筒編地として、難燃性。
耐汚染性及び耐光性を測定した。
短繊維の物性値及び難燃性等の試験結果を第1表に示す
実施例3.比較例2〜3 ジフェニルホスフィンオキシトとp−ベンゾキノンとの
反応物1モルにエチレンカーボネート2モルを付加させ
たリン化合物(特開昭1−1730号公報参照)を共重
合した。リン原子含有量が110000ppで、固有粘
度が0.62のポリエチレンテレフタレート系共重合ポ
リエステルと、平均一次粒径が0.13μのZnOを1
重量%練り込んだ固有粘度が0.67のポリエチレンテ
レフタレートチップにイーストブライ)OB−1をそれ
ぞれ0.02,0.4及び6重量%添加混合したものと
を重量比1:1で混合し、孔数265の紡糸口金を用い
、吐出量174g/分、紡糸温度293℃、紡糸速度1
000m 7分で紡糸した。得られた未延伸糸条を10
万デニールのトウとして延伸倍率3.0倍で延伸し、1
50℃のヒートドラムで熱処理してから押込み式クリン
パ−で捲縮を付与し、長さ51mmに切断して単繊維の
繊度が2デニールの短繊維を得た。
また、これらの短繊維から実施例1と同様にして20番
手の紡績糸を得た。
この結果、有機蛍光増白顔料の添加量が少ない比較例2
では耐汚染性が著しく劣っており、有機蛍光増白顔料の
添加量が多い比較例3では耐汚染性は良好ではあるが、
繊維の色調が著しく黄ばんでいた。
短繊維の物性値及び難燃性等の試験結果を第2表に示す
実施例4.比較例4〜5 実施例3で用いた共重合ポリエステルと、平均一次粒径
が0.13μのZn○をそれぞれ0,4.3.0及び1
2.0重量%練り込んだ固有粘度0.67、0.66及
び0.65のポリエチレンテレフタレートチップにイー
ストブライ)OB−1を0.2重量%添加混合したもの
とを重量比1:1で混合し、孔数265の紡糸口金を用
い、吐出量174g/分、紡糸温度293℃。
紡糸速度1000m 7分で紡糸した。得られた未延伸
糸条を10万デニールのトウとして8延伸倍率3.0倍
で延伸し、150℃のヒートドラムで熱処理してから押
込み式リンパ−で捲縮を付与し、長さ51mmに切断し
て単繊維の繊度が2デニールの短繊維を得た。また、こ
れらの短繊維から実施例1と同様にして20番手の紡績
糸を得た。
この結果、Zn○の添加量が少ない比較例4では耐光性
が乏しく、添加量が多い比較例5では紡糸パックの源氏
が激しく、糸切れも多かった。
短繊維の物性値及び難燃性等の試験結果を第3表に示す
第3表 比較例6 実施例3で用いた共重合ポリエステルと、平均一次粒径
が0.45μのZn○を1重量%練り込んだ固有粘度が
0.66のポリエチレンテレフタレートチップにイース
トブライト○B−1を0.2重量%添加混合したものと
を重量比1:1で混合し、孔数265の紡糸口金を用い
、吐出量174g/分、紡糸温度293℃、紡糸速度1
000m /分で紡糸した。得られた未延伸糸条を10
万デニールのトウとして延伸倍率3.0倍で延伸し、1
50℃のヒートドラムで熱処理してから押込み式クリン
パ−で捲縮を付与し。
長さ51mmに切断して単繊維の繊度が2デニールの短
繊維を得た。また、この短繊維から実施例1と同様にし
て20番手の紡績糸を得た。
実施例1と同様に難燃性、耐汚染性、耐光性を評価した
ところ、接炎回数4.5回、 LOI値30.3と難燃
性が良好であり、汚染度3.24と耐汚染性も良好であ
ったが、耐光性は不良であった。
実施例5 実施例3で用いた共重合ポリエステルと、平均一次粒径
が0.13μのZnOを0.8重量%練り込んだ固有粘
度が1.08のポリブチレンテレフタレートチップにイ
ーストブライト0B−1を0.2重量%添加混合したも
のとを重量比1:1で混合し1孔数36の紡糸口金を用
い、吐出量35g/分、紡糸温度293℃、紡糸速度1
400m /分で紡糸し、延伸倍率3.0倍、ヒーター
プレート温度160℃で延伸し。
75d/36fの長繊維糸を得た。
この長繊維糸を筒編地にし、実施例1と同様に難燃性、
耐汚染性、耐光性を評価した。その結果。
接炎回数4.7回、し旧位31,3と難燃性が良好であ
り。
汚染度3.33と耐汚染性も良好であり、耐光性も良好
で、難燃カーテン地等に適する素材であった。
(発明の効果) 本発明によれば、リン化合物を共重合又は配合したポリ
エステルからなる難燃性繊維に、ポリエステル繊維が有
する性能を損なわずに耐汚染性及び耐光性の性能を付加
したポリエステル繊維を経済的に得ることが可能となる
そして9本発明の繊維は、カーペット1 カーテン、座
席シート地等の産業資材用途に幅広く利用することがで
きるものである。
特許出願人  日本エステル株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)リン化合物を共重合又は配合したポリエステルも
    しくはこれを含むポリエステルからなる繊維であって、
    リン原子を繊維全体に対して2000ppm以上含有す
    ると共に、有機蛍光増白顔料0.02〜2重量%及び平
    均一次粒子径が0.4μ以下の白色系無機顔料0.3〜
    5重量%を含有していることを特徴とする難燃性ポリエ
    ステル繊維。
JP19146790A 1990-07-19 1990-07-19 難燃性ポリエステル繊維 Pending JPH0482911A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19146790A JPH0482911A (ja) 1990-07-19 1990-07-19 難燃性ポリエステル繊維

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19146790A JPH0482911A (ja) 1990-07-19 1990-07-19 難燃性ポリエステル繊維

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0482911A true JPH0482911A (ja) 1992-03-16

Family

ID=16275141

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19146790A Pending JPH0482911A (ja) 1990-07-19 1990-07-19 難燃性ポリエステル繊維

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0482911A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05279921A (ja) * 1992-03-31 1993-10-26 Sekisui Plastics Co Ltd 難燃性の熱可塑性ポリエステル系繊維の製造のための組成物及び方法
WO2006070969A1 (en) * 2004-12-31 2006-07-06 Hyosung Corporation Polyester fiber having excellent lightshielding and flame retardant characteristic and textile goods using the same
KR101037123B1 (ko) * 2004-12-30 2011-05-26 주식회사 효성 난연성이 우수한 산업용 폴리에스테르 섬유 및 이의 제조방법
CN105401358A (zh) * 2015-06-16 2016-03-16 诺奥(福建)环保家居用品有限公司 一种阻燃簇绒印花工程毯的制备工艺
CN105401241A (zh) * 2015-05-22 2016-03-16 诺奥(福建)环保家居用品有限公司 一种阻燃无纺针刺展览毯
KR101958578B1 (ko) * 2017-12-29 2019-03-14 효성티앤씨 주식회사 화이트 폴리에스테르 원착사의 제조방법

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05279921A (ja) * 1992-03-31 1993-10-26 Sekisui Plastics Co Ltd 難燃性の熱可塑性ポリエステル系繊維の製造のための組成物及び方法
KR101037123B1 (ko) * 2004-12-30 2011-05-26 주식회사 효성 난연성이 우수한 산업용 폴리에스테르 섬유 및 이의 제조방법
WO2006070969A1 (en) * 2004-12-31 2006-07-06 Hyosung Corporation Polyester fiber having excellent lightshielding and flame retardant characteristic and textile goods using the same
KR100615781B1 (ko) * 2004-12-31 2006-08-25 주식회사 효성 차광성 및 난연성이 우수한 폴리에스터 섬유 및 이를이용한 섬유 제품
JP2008525652A (ja) * 2004-12-31 2008-07-17 ヒョスン・コーポレーション 優れた遮光性および難燃性を有するポリエステル繊維およびこれらを使用するテキスタイル物品
US7776945B2 (en) 2004-12-31 2010-08-17 Hyosung Corporation Polyester fiber having excellent light-shielding and flame retardant characteristic and textile goods using the same
CN105401241A (zh) * 2015-05-22 2016-03-16 诺奥(福建)环保家居用品有限公司 一种阻燃无纺针刺展览毯
CN105401358A (zh) * 2015-06-16 2016-03-16 诺奥(福建)环保家居用品有限公司 一种阻燃簇绒印花工程毯的制备工艺
KR101958578B1 (ko) * 2017-12-29 2019-03-14 효성티앤씨 주식회사 화이트 폴리에스테르 원착사의 제조방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR910007559B1 (ko) 방오염성 폴리에스테르 섬유
US4526738A (en) Polyester fiber and method for the production thereof
JP4575959B2 (ja) 優れた遮光性および難燃性を有するポリエステル繊維およびこれらを使用するテキスタイル物品
EP0023664A1 (en) Process for producing the same of hollow water-absorbing polyester filaments
USRE32741E (en) Polyester fiber and method for the production thereof
JPH0482914A (ja) 難燃性ポリエステル複合繊維
JPH0482911A (ja) 難燃性ポリエステル繊維
JPS62282071A (ja) ポリエステル系合成繊維およびその製造方法
JPH07166422A (ja) 難燃性ポリエステル繊維
JP2020117827A (ja) 紫外線遮蔽ポリエステル繊維
JPH03182546A (ja) ポリエステル組成物および繊維
JPH11124732A (ja) 耐候、難燃性ポリエステル繊維
US4209606A (en) Self-extinguishing and thermostable copolyesters and process for making the same
JP2008088193A (ja) 難燃性ポリエステル共重合体および難燃性ポリエステル繊維
JP4833610B2 (ja) 難燃性ポリエステル系繊維構造物およびその製造方法
JP2865910B2 (ja) 難燃性ポリエステル共重合体
JPS5836092B2 (ja) 艶消ポリエステル繊維及びその製造方法
JPH07258520A (ja) 耐光性難燃性ポリエステル組成物
JP2023019232A (ja) 共重合ポリエステル組成物
JPH06123012A (ja) 鞘芯型吸湿性ポリエステル繊維
EP0731124A1 (en) Flame retardant polyester
JPS5915512A (ja) ポリエステル繊維の製造法
JPS62292850A (ja) 難燃性ポリエステル組成物
JPH02269762A (ja) ポリエステル組成物および繊維
JPH0653984B2 (ja) 防汚性ポリエステル繊維の製造法