JPH0482837A - ネオリグナン誘導体と燐脂質との複合体、その使用法及び該複合体を含む製薬学的及び化粧品的製剤 - Google Patents

ネオリグナン誘導体と燐脂質との複合体、その使用法及び該複合体を含む製薬学的及び化粧品的製剤

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JPH0482837A
JPH0482837A JP2196382A JP19638290A JPH0482837A JP H0482837 A JPH0482837 A JP H0482837A JP 2196382 A JP2196382 A JP 2196382A JP 19638290 A JP19638290 A JP 19638290A JP H0482837 A JPH0482837 A JP H0482837A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はペルーラタニア(Krameria tria
ndraRuiz et Pav、)及び他のユーポマ
シア(Eupomatia)属の植物の抽出物、並びに
ネオ−リグナン又はノルー不オリダナンの或種のフェノ
ール成分と燐脂質との複合体;該抽出物及び複合体の製
造方法、及びそれらを含む製薬学的な組成物に関する。
本発明を要約すれば、本発明はペルーラタニア又はユー
ボマシア属の植物からの親油性抽出物及び同じ抽出物か
ら単離された或種のネオリグナンど天然又は合成燐脂質
との複合体に関し;該複合体は医薬品及び化粧品を製造
する新規活性要素として有用であるような、抗ラジカル
(antiradical)的、抗菌的及び杭機的活性
を有することが認められ、それらの抗酸化性、抗菌及び
杭機的活性により、それらは製薬学的及び化粧品製剤に
おいて天然の保存剤として使用できることである。
ペルーラタニアの根からの抽出物は、ラタニア(Rat
ania)−タンニンの存在によるその収斂性、及び他
の成分と関連した抗炎性、下痢止め性及び抗菌性的性質
のために従来薬剤として広く使用されてきた。これらの
特性の一部はマーチンゾール(Martindale)
、“The Extrapharmacopeia”、
28版により、及び他の報告書(カニツァロ[Can1
zzarol、Boll、 Soc、 Ital、 B
iol、 Sperm、、1.22.1964;及びV
、ホッペ[Hoppe]、Drogenkunde B
d I、つオルレター牽デ・グルイタ−[Walter
 De Gruyter]編、1975)に報告されて
いる。ネオ−リグナン性の二つの成分は化粧品用として
有望な日焼は止めとじて記載されている(スクール[S
ta旧コ、Planta Med、、42.144.1
981)。該植物の医薬的性質に関する最初の注目は、
口腔の衛生(”raiz para los dien
tes″)のために根を使用したペルー人の経験に始ま
り、この用法は近代に至って他の国々にも迅速に広がっ
ている。
英国特許第2.184,353A号はペルーラタニアか
らの抽出物及びラタニア−フェノールと称している酸成
分の抗菌性及び杭機性について特許の請求を行っており
、その場合、好気性及び嫌気性菌株により起こった感染
によるアクネ、皮膚真菌症、床ずれの潰瘍の治療に局所
塗布方式による使用を想定している。ペルーラタニア誘
導体に関する新たな興味がイタリアの予備的研究から発
し、抗菌性及び杭機性に関するその結果は1st In
t。
Symposium on Organic Chem
istry of MedicinalNatural
 Products、 Shanghaiにおいて報告
され、又ミラノ大学におけるその詳細な論文中にも報告
されている。
上記の文献のデータから、抗菌及び杭機的活性一 は、本質的にネオリグナン性のラタニア−フェノールに
関連していることが判明している;該化合物は試験管内
で顕著な抗菌的活性を示すが、本発明者等が確認した所
によると、フェノール基は容易に酸化を受け、又は他の
酵素的分解が生起するので、全身的な経路での化合物の
投与後は、該活性は殆ど完全に消滅する。全体的な又は
精製された抽出物を用いる局所的治療も又全身的経路と
同じ程度の著しい欠点を示し、従って活性成分の効能が
減少する。
ところが驚くべきことには、これらの物質を非プロトン
溶剤中で燐脂質と反応させると、後記の親油性複合体を
生じ、遊離の活性成分と同じ抗菌活性を試験管内で得る
ことができ、生体内でも同時に抗菌性、抗炎性、抗ラジ
カル活性に顕著な改善が得られることが新規に見出され
た。
上記の複合体を製造するためには、生物学的活性の主要
な成分の一つである、ユーポマテノイド(Eupoma
tenoid) 6又は2 (2,4−ジヒドロキシフ
ェニル)−プロペニルベンゾフラン化合物のような、ラ
チニアーフェノール群の主成分、又はこれらの活性分か
らの標準的方法により精製された抽出物のいずれかが使
用された。後者は塩化メチレン、クロロホルム、ジクロ
ロエタン、等のような塩素化された溶剤で根を抽出し、
濃縮物を脂肪族アルコール又は芳香族炭化水素の間で分
別することにより主として製造される。一般に根を塩化
メチレンで抽出し、抽出物を少容積まで濃縮し、残渣を
90%メタノール水溶液に溶解し、n−ヘキサンで逆抽
出(counter−extraction)する;メ
タノール相を水で適当に希釈後、活性成分を抽出する塩
素化溶剤で逆抽出する;塩素化有機相を少容積まで濃縮
し、残渣をn−ヘキサンで不溶化する。
本発明の好適な目的によれば、抽出工程の間の活性成分
の安定性を維持するために、微細に粉砕された根を40
°Cの温度で及び120バールの圧力下に作動する超臨
界条件下で二酸化炭素で抽出する:該条件で抽出後、植
物成分を温度45℃で及び200バールの圧力下でアセ
トンを添加した二酸化炭素で更に抽出する:この二回目
の抽出からの残渣は気体を蒸発させた後、塩化メチレン
に溶解し、脱水し、木炭で脱色し、ヘキサン中で不溶化
させる。
上記のように製造された抽出物から、単一の純粋な成分
が、生成物それ自体について、又は好適にはそのアセチ
ル誘導体について行われる、シリカゲル上のクロマトグ
ラフィー技術を用いて単離できる。アセチル誘導体は制
御された条件下で引き続き脱アセチル化される。
上記の抽出物はガスクロマトグラフィー又はHPLCに
より測定すると、約50%のユーポマテノイド6及び2
5%の2 (2,4−ジヒドロキシフェニル)−プロペ
ニルベンゾフランを含ンでいる。これらの物質は純粋な
状態で、及びそれらを含む抽出物の状態で抗ラジカル的
、抗菌的及び杭機的活性について、遊離の化合物として
及びその複合体としての両方について試験管内で試験さ
れ、及び抗炎性、抗微生物性的活性について試験された
得られた結果は第工表、■表及び■表に報告されている
試験管内抗微生物活性(M 、 I 、 C、mcg 
/ mQで表現される)は寒天培養培地イソセンシテス
ト・アガー彎オキソイド(Isosensitest 
agar 0xoid)中で収集物及び病院単離物の両
者からのダラム陽性及びダラム陰性微生物について評価
された;標準的手法に従って各種の接種菌をインキュベ
ートすることにより、連鎖球菌についてはデイ7コ(D
ifco)血液寒天が使用され、一方サバロード(Sa
bouraud)・マルトース寒天デイフコは酵母、黴
及び皮膚糸状菌に使用された。結果は下記の第1表に報
告されている。
一 局所的方法による抗炎症活性はAgents and 
Ac−tions、17.347−49.1985に報
告された手法に従ってクロトン(Croton)油試験
によりマウス中で評価された。結果は下記の第■表に総
括されている。
第   ■   表 マウスのクロトン油試験における、最大浮腫時(6時間
)の、ペルーラタニア抽出物、その活性性分及び関連複
合体の抗炎症的活性物  質 対照量 ユーポマテノイド6 ラタニア=フェノール* ペルーラタニア抽出物 燐脂質。
投与量/mcg/耳  浮腫 mg 7.4±0.2 56     ]、、5土0.2 28    4.5±0.1 56     1.9fO,2 284,7±0.2 70     1.8±0.3 157     6.5±0.3 78     6.2±0.2 ユーポマテノイド/ 複合体 IM+IM    96 ベル−シタニア抽出物/複合体 1.9±0.2 減少率 % 78.5*本 40.2 73.7** 34.8 75、O*木 10.2 14.0 73.7木木 *  2(2,4−ジヒドロキシフェニル)0 ジステ
アロイルホスファチジルコリン** P<0.01  
スチュデント式テストプロペニルベンゾ7ラン 1〇− 抗ラジカル活性は文献に記載された方法に従い、競合体
としてDPPHを用いて評価された。下記の第■表は得
られた結果を報告している。
第   ■   表 ペルーラタニア標準的抽出物及びその二種の成分の抗ラ
ジカル活性 物    質   濃度mcg/mQ  破壊されたD
PNH%ユーポマテノイド 6    6.6    
  −75.72.8      −40.8 ラタニア=7エノール木   6.6      −8
0.52.8      −46.4 ペルーラタニア抽出物  10       −72.
45       −41.6 クエルセチン       6.2      −68
.2燐脂質と複合体を形成するためには、純粋な大豆ホ
ス7アチジルコリン、又は90%又は100%の力価(
tiLre)を有する植物性燐脂質の標準的な混合物、
又は飽和又は不飽和アシル鎖を有し、基本的な部分とし
てコリン又はエタノールアミンを有する純粋な合成燐脂
質を複合剤として選択した。
該複合体の形成は’H−NMR,13C−NMR。
”P−NMR分光法及び溶解度試験により確認された。
溶解度に関していえば、芳香族炭化水素のような非プロ
トン性溶剤に不溶性の物質は、複合体形成後は容易に可
溶性となる。’H−NMRスペクトルにおいては、複合
体となった物質の信号はもはやスペクトル中で明示でき
ない程度に、強いブロード化を受ける;13C−NMR
スペクトルにおいては、複合体となった物質の信号は複
合体のコリン及びグリセリル部分と同様にもはや記録で
きない;燐核自体はバンド幅がブロード化し、複合体形
成中に取り込まれたことを示している;1H及び13C
スペクトルの両者において、若干の不動化(immob
ilization)を呈しているが、事実上脂質調信
号のみが現れる。上記のデータは燐脂質の極性の頭部と
複合体の活性部位との間の相互作用を立証するものであ
り、これに対し脂質鎖は自由に回転でき、複合体を屈曲
させて顕著な親油性を与えることができるので、脂質鎖
は相互作用に含まれていない。
この屈曲性は複合体が水性媒体に分散された時に特殊な
立体配置をもたらし、分子自体に安定性を付与するもの
である。
本発明の複合体は水に不溶性であり、この媒体中では形
成できない。従って同じ生成物と複合体燐脂質又はそれ
らのりポゾーム製剤との会合は同じ生物学的結果を与え
ない:本発明の生成物は双極性であるために、水性媒体
中でリポゾーム構造に著しく類似したミセル状の微分散
を生じる。本発明による新規構造体は遊離形の同じ構造
と比較して、特定の活性の増大並びに局所的経路(皮膚
及び接近し得る粘膜)による長い持続作用を含む、生体
内での種々の生体利用性を示す。
この部類の物質に対して、燐脂質は分子の皮膚の角質層
の透過性の改善、及び細胞及び細菌の細胞壁との良好な
相互作用の両者を可能とする、選択的担体である。遊離
形中の分子は修復され、長時間作用部位に保持される。
分子中に界面活性剤、即ち燐脂質の存在によって、分子
自身が接触する表面に、より強く付着することが可能と
なる。この態様は接触時間が言うまでもなく非常に短い
、口腔の処置を目標とする化粧品及び製薬学的製剤にお
いて極めて重要である;生成物の粘膜への、又は歯への
付着を増加し、及び各種の分子を細胞構造物と相互作用
させる機会は実際上基本的に重要であり、そして本発明
の一つの目的である。
本発明の複合体の投薬量は意図する治療上の目的によっ
て広範囲に変えることができ、0.00■ないし1%の
範囲に変えることができる。本発明の複合体は軟膏、液
剤及び粘稠な0/W又はW10エマルション、溶液、咀
嗜用(Chewab le)錠剤、散布用粉剤のような
伝統的な製薬学的形態中に、又は硬膏又は薬物添加(m
ed ica Led)ガーゼの形態中に含ませること
ができる。該製剤は表面部位の炎症性の過程の治療のた
めに、純度した潰瘍に及び口腔の総ての炎症症状に、ヒ
ト又は動物に対し使用することができる;より詳細には
口腔に関する限りでは、それらは薬物添加練歯磨き、獣
薬又はゲルの形態で投与される時に、備蓄の形成に対す
る有効な保護剤である。化粧品の分野において、該複合
体はアクネの治療に、脱臭剤として、ふけ防止剤として
、及び身体的な衛生製品として使用することができる。
下記の実施例は本発明を限定するものではなく、本発明
を更に説明するために掲げられる。
実施例 1 ペルーラタニア抽出物の標準的製造法 1072gの微粉砕されたペルーラタニアの根を4倍容
量の塩化メチレンで窒素雰囲気中で温和に還流しながら
4回抽出する;抽出物を一緒にして通常の圧力下で少容
積まで濃縮する。濃縮物を5Qの90%メタノール水溶
液中に入れ、溶液を1゜512のn−ヘキサンで3回抽
出する;ヘキサン相は活性成分を含んでいないのでこれ
を捨て、メタノール相を1.24に濃縮する。この濃縮
物を1゜5Qの塩化メチレンで3回抽出する。水性アル
コール相を捨て、塩化メチレン抽出物を貯留し、そして
脱水剤として無水硫酸ナトリウムの存在において25g
の脱色用木炭で処理する;脱色された塩化メチレン溶液
を少容積に濃縮し、濃縮物を強く撹拌しながら1.51
2のヘキサン中に注加する。
沈澱を濾過し、40°Cで真空下に一夜乾燥すると、約
50%のユーポマテノイド及び27%の2(2゜4−ジ
ヒドロキシフェニル)−5−プロペニルベンゾフランを
含む生成物300gが得られる。
実施例 2 ユーポマテノイド6及び2 (2,4−ジヒドロキシフ
ェニル)−5−プロペニルベンゾフランの製造 実施例1に報告された手法に従って製造された100g
の抽出物を、予めトルエン/酢酸エチル9:1混合物で
平衡化されている1、5Jigのシリカゲルを含むカラ
ム上でクロマトグラフィーにかけ、生成物を同じ溶剤混
合物で溶離する;薄層クロマトグラフィーにより類似の
組成を示す画分を貯留し、濃縮乾燥させる。ユーポマテ
ノイド6(54g)を含む一層濃密な画分をヘキサン−
イソプロピルエーテル混合物から結晶化し、こうして純
粋な化合物を回収する;同様にベンゾフラン誘導体を含
む画分をもこの化合物を単離するために結晶化する;生
成物の物理化学的性質及び分光学的特性は、文献中に報
告されたものと同一である。
実施例 3 超臨界条件下の二酸化炭素による純粋なペルーラタニア
抽出物の製造 1.5 kgの微粉砕されたペルーラタニアの根を加熱
及び冷却マン]・ルを備えた適当な反応器中で、二段階
に分けて超臨界条件下で二酸化炭素で連続的に抽出する
。第一の段階は35°Cの温度及び110バールの圧力
下で行われる:蒸発器中では温度及び圧力は夫々25°
C及び50バールである。2時間後に抽出された物質を
凝縮器から抜き取り、1.5%のアセトンを含む二酸化
炭素を抽出器中に循環させる。活性のない親油性の物質
だけを含む第一の抽出物を捨て、温度を45°Cに及び
圧力を200バールに上げることによって得られる第二
の抽出物を集める。凝縮器中に集められた抽出物をイソ
プロピルエーテルに溶解し、溶液を硫酸ナトリウム上で
乾燥し、引き続き少容積に濃縮する。濃縮物をn−ヘキ
サン中に注加する:乾燥すると実施例1で得られた生成
物と同じ組成を有するが顕著に色の薄い、46N+の重
量のある多量の沈澱が形成される。
実施例 4 標準的ペルーラタニア抽出物と大豆ホスファチジルコリ
ンとの複合体の形成 1.5g純粋なペルーラタニア抽出物を3gの大豆ホス
7アチジルコリンと共に30mQの塩化メチレンに溶解
し、穏やかに還流させながら2時間加熱する;塩化メチ
レン溶液を溶剤が完全に蒸発するまで30°Cで真空下
に濃縮乾固する。得られた生成物の’H−NMRスペク
トルは、脂質鎖の脂肪族メチルのプロトン信号を0.8
ppmに、=18 及びCH,信号を1.5及び2.8ppmの間に、極め
てブロードなN−CH3信号を約3ppmに、脂肪族鎖
の二重結合の水素の信号を5.5ppmに及びラタニア
−フェノールの極めてブロードな未解析の芳香族プロト
ンの信号を66−8ppに示す。”C−NMRスペクト
ルにおいては、102及び135ppmの間のラタニア
−7ェノールに特徴的な信号は存在しないか又は未解析
であり、燐脂質グリセリン部分の炭素の信号も存在しな
いか又は極めてブロード化しており、コリン部分も同様
である。
実施例 5 ユーポマテノイド6と大豆ホス7アチジルコリンとの複
合体の形成 2.8g (0,02モル)のユーポマテノイド6を7
.8g (0,001モル)の純粋な大豆ホス7アチジ
ルコリンと一緒に過酸化物を含まない30m(2のジオ
キサン中に溶解し、溶液を凍結乾燥する;98−101
 ’Cの融点、及び複合体の分光特性と一致する分光特
性を有する、]0.5gの白色生成物が得られる。’H
−NMR(C,D6溶液)二66−8ppに芳香族プロ
トンの強いブロード化;3.3ppmに1l−CH3信
号のブロード化。脂質鎖の特徴的な信号が0.55−2
ppに現れる。
13CN M R(C6D 6溶液):] 005−1
40ppにおけるユーポマテノイドの炭素の信号及び6
60−80ppにおける脂質の信号も不存在。
実施例 6 2−(2,4−ジヒドロキシフェニル)−5−プロペニ
ルベンゾフランとジステアロイルホスファチジルコリン
との複合体の製造 2.78gの2−(2,4−ジヒドロキシフェニル)−
5−7’ロベニルベンゾフランを、7.95gのジステ
アロイルホスファチジルコリンと一緒に50mQのジオ
キサンに溶解し、アルゴン雰囲気中で50°Cで3時間
強力に撹拌しながら加熱する。
完全に溶解した時、全体を凍結乾燥すると、複合体の分
光特性に対応する分光特性を有する白っぽいベージュ色
の生成物が得られる。
実施例 7 ユーポマシア轡うウリナ(Eupomatia 1au
rina)の標準的抽出物の製造 10kgの微粉砕したユーボマシア・ラウリナの根を窒
素雰囲気中で穏やかに還流しながら4倍の容積の塩化メ
チレンで4回抽出し、抽出物を貯留し、常圧下で少容積
に濃縮する。次いで濃縮物を212の90%メタノール
水溶液に溶解し、得られる溶液を1.5ffの石油エー
テルで三回抽出する。
活性成分を含んでいない石油エーテル相を捨て、メタノ
ール相を0.9Q、に濃縮する。この濃縮物を300m
(lの水で希釈し、0.812の塩化メチレンで三回抽
出する。水性アルコール相を捨て、貯留された塩化メチ
レン抽出物を脱水剤として無水硫酸すl−IJウムの存
在下に25gの脱色用木炭で処理する。脱色された塩化
メチレン溶液を少容積に濃縮し、濃縮物を激しく振盪し
ながらIQのヘキサン中に注加する。沈澱を濾過後、4
0°Cで一夜真空下に乾燥すると、主成分としてユーポ
マテノイド6を含む190gの生成物が得られる。
実施例 8 ユーポマシア・ラウリナの標準的抽出物と大豆ホスファ
チジルコリンとの複合体の製造 20gの精製されたユーポマシア・ラウリナの抽出物を
40gの大豆ホスファチジルコリンと共に300+n+
2の塩化メチレンに溶解し、穏やかな還流下に2時間加
熱する。塩化メチレン溶液を溶剤が完全に除去されるま
で30°Cで真空下に濃縮乾燥する。最終生成物の’ 
H−N M Rスペクトルは、脂質鎖の脂肪族メチル基
に由来するプロトン信号を0.8ppmに、CH2信号
を1.5及び2.8ppmの間に、非常にブロード化し
たN−CH3倍号を約3.4ppmに、脂肪族鎖の二重
結合の水素からの信号を55−5ppに、及びユーポマ
テノイド6フェノールに類似した芳香族プロトンの極め
てブロードな未解析の信号を6.2及び8ppmの間に
示す。炭素スペクトルにおいては、102及び135p
pmの間のユーポマテノイド類似物質の典型的な信号の
不存在又は解析不能、及び燐脂質のグリセリン及びコリ
ン部分に属する炭素の信号の不存在又は極端なブロード
化が顕著である。この複合体は塩素化溶剤中及び植物油
中に自由に溶解する。
実施例 9 標準化されたペルーラタニア抽出物の複合体を含む練歯
磨きの製造 100g中の含量: 標準化されたペルーラタニア抽出物の複合体0.1g カルボキシメチルセルロ−スナトリウム1、0g ソルビトール 70%     20.0gグリセリン
          18.0gコロイド状シリカ  
     15.0g二酸化チタン         
 2.5gトウモロコシ殿粉         2.0
gラウリル硫酸ナトリウム     2.0g30%ラ
ウリルサルコシンナトリウム塩1、09 芳香剤組成物          1.0g純水   
適量を加えて   loO.Og実施例 lO 標準化されたペルーラタニア抽出物の複合体を含む用明
性錠剤の製造 各1gの錠剤中の含量: 標準化されたペルーラタニア抽出物の複合体5、0++
+g メチルセルロース        2.0mgコロイド
状シリカ         8.0mgステアリン酸マ
グネシウム   lO.0mgマンニトール     
−  250.0mgグリ力ミル(グリシルシリジン酸
モノアンモニウム塩)               
5.0mg芳香剤            20.0m
gスクロース(圧縮性)     700.0mg実施
例 11 ユーポマテノイド/ホスファチジルコリン複合体を含む
薬物添加クリームの製造 100gのO/Wエマルションの含量:ユーポマテノイ
ド/ホスファチジルコリン複合体0.1g P E G  8 C12−18アルキルエステル10
.0g グリセリンステアレート及びPEG−8ステアレト  
                         
    2 、5 gイソプロピルミリステート   
 7,0g保存剤             0.1g
グリセリン           5.0g芳香組成物
           0.5g純水   適量を加え
て   I O0,0g実施例 12 標準化されたペルーラタニア抽出物の複合体を含む水性
ゲルの製造 100gのゲルの含量: 標準化されたペルーラタニア抽出物の複合体0.1g PEG−6カブリル/カプリン酸グリセリド10.0g エトキシル化オレイルアルコール 5.Ogカルボキシ
ビニル重合体     1.5g保存剤       
      0.3g芳香組成物          
 0.2g水酸化ナトリウム        0.39
純水   適量を加えて   100.0g実施例 1
3 標準化されたペルーラタニア抽出物の複合体を含む油性
ゲルの製造 100gのゲルの含量: 標準化されたペルーラタニア抽出物の複合体0.1g PEG−45ドデシルグリコレ一ト共重合体4.0g ヒドロキシステアレート      4.0gポリイソ
プレン        37.5gイソプロピルミリス
テート   38.9gシリコーン油 350cps 
   3.5g水素化ひまし油         3.
5gコロイド状シリカ         3.0gポリ
ソルベート80        3.Og芳香組成物 
          0.5g実施例 14 標準化されたペルーラタニア抽出物の複合体を含む散布
粉末剤の製造 100gの粉末の含量: 標準化されたペルーラタニア抽出物の複合体0.1g コロイド状シリカ        2.0g微粉化され
た水素化ひまし油  49.0gトウモロコシ殿粉  
     48.9g本発明の主なる特徴及び態様は以
下の通りである。
1、ペルーラタニア又はユーポマシア属の植物からの親
油性抽出物と天然又は合成燐脂質との複合体。
2、ラタニア−フェノールと天然又は合成燐脂質との複
合体。
3、ユーポマテノイド6と天然又は合成燐脂質との複合
体。
4.2− (2,4−ジヒドロキシフェニル)5−プロ
ペニルベンゾフランと天然又は合成燐脂質との複合体。
5、燐脂質が大豆ホス7アチジルコリン、大豆ホスファ
チジルエタノールアミン、90ないし100%の力価を
有する天然燐脂質及び基本部分としてエタノールアミン
又はコリンを有する飽和又は不飽和アクリル鎖を持った
純水の合成燐脂質である、上記のいずれかの項に記載の
複合体。
6、抽出溶剤として超臨界条件下の二酸化炭素を使用し
、引き続き該溶剤を蒸発することを含んで成る、ペルー
ラタニア又はユーポマシア属の植物からの親油性抽出物
の製造方法。
7、ペルーラタニアの根が抽出に暴露される、上記6に
記載の方法。
8、抽出が約40℃の温度で及び約120バールの圧力
下で行われる、上記6及び7に記載の方法。
9、最初の抽出後、物質が約40°Cの温度で及び約2
00バールの圧力下で、超臨界条件下の二酸化炭素を用
いる第二の抽出に暴露される、上記8に記載の方法。
10.得られた抽出物が引き続き脱水に暴露できる、上
記のいずれかの項に記載の方法。
11、上記1ないし5に記載の複合体を活性成分として
含む、抗炎症的、抗菌的、抗黴的及び抗ラジカル的活性
を有する製薬学的及び化粧品的組成物。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ペルーラタニア又はユーポマシア属の植物からの親
    油性抽出物と天然又は合成燐脂質との複合体。 2、ラタニア−フェノールと天然又は合成燐脂質との複
    合体。 3、ユーポマテノイド6と天然又は合成燐脂質との複合
    体。 4、2−(2,4−ジヒドロキシフェニル)−5−プロ
    ペニルベンゾフランと天然又は合成燐脂質との複合体。 5、燐脂質が大豆ホスファチジルコリン、大豆ホスファ
    チジルエタノールアミン、90ないし100%の力価を
    有する天然燐脂質及び基本部分としてエタノールアミン
    又はコリンを有する飽和又は不飽和アクリル鎖を持った
    純水の合成燐脂質である、特許請求の範囲のいずれかの
    項に記載の複合体。 6、抽出溶剤として超臨界条件下の二酸化炭素を使用し
    、引き続き該溶剤を蒸発することを含んで成る、ペルー
    ラタニア又はユーポマシア属の植物からの親油性抽出物
    の製造方法。 7、特許請求の範囲1ないし5項に記載の複合体を活性
    成分として含む、抗炎症的、抗菌的、抗黴的及び抗ラジ
    カル的活性を有する製薬学的及び化粧品的組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002302416A (ja) * 2001-03-30 2002-10-18 Naris Cosmetics Co Ltd 脂肪合成促進剤および化粧料
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CN115353528B (zh) * 2022-08-17 2024-03-15 东北林业大学 一种粉末磷脂的绿色生产新工艺

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