JP2004189732A - 藍草から得られた抗菌活性物質及びこれを含有する各種組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】 藍由来抗菌活性物質の存在する、マラセチア属真菌のような真菌に対する抗菌作用を有する物質を提供すること。
【解決手段】 藍草由来の有機溶媒可溶成分であって、以下の理化学的性質を有する抗菌活性物質:
(1)展開溶媒としてジクロロメタン:エ−テル:ヘキサン(10:1:1)を用いたシリカゲルプレ−ト上での薄層クロマトグラフィ−によるRf値=0.65;
(2)NMRデータ:
NMR(CDCl3)δ(ppm):
11.16(1H,s), 10.35(1H,s), 9.65(1H,s), 8.55(2H,t),
8.40(1H,d),
7.99(2H,q), 7.90-7.57(6H.m), 7.52(1H,q), 7.38(1H,t), 6.37(1H,d), 6.22(1H,t),
5.15(1H,m), 4.47(3H,m), 4.21(3H,m), 4.06(2H,q), 3.90(3H,s), 3.67(3H,s),
3.48(1H,s), 3.37(3H,s), 2.73-2.10(3H,m), 1.94-1.75(7H,m), 1.74-0.65(67H,m) 、
該抗菌活性物質又はトリプタンスリンを有効成分として含有する抗真菌剤、特に、マラセチア・フルフル等のマラセチア属に属する真菌に対する抗真菌剤、及び、これらを含有する各種組成物。
【選択図】 なし

Description

本発明は、藍草から得られた抗菌活性物質、該抗菌活性物質を有効成分として含有する抗真菌剤、特に、マラセチア・フルフル等のマラセチア属に属する真菌に対する抗真菌剤、及び、これらを含有する各種組成物に関する。
担子菌系不完全酵母マラセチア・フルフル(Malassezia furfur)に代表されるマラセチア属に属する菌は好脂質性の皮膚常在真菌であり、ほぼ90%以上の人で存在が確認され、ほぼ全身、特に、脂漏部位である、被髪頭部、顔面、上背部、頚部などに高頻度で存在する。
最近、以下に挙げる非特許文献1〜3などに示されるように、このマラセチア属真菌が、菌毛包炎、間擦疹、脂漏性皮膚炎、尋常性乾癬、アトピー性皮膚炎等の様々な皮膚疾患にも関与する可能性が強く指摘され、また、その増殖がフケの主な発生原因であることが解明されている(J.Soc.Cosmet.Chem.Japan Vol.22,No.3,1988)。更には、各種ペット(特に、垂れ耳の犬)の外耳で繁殖するカビもマラセチア・フルフルとされている。
特許文献1には、トリコマイシンを有効成分として含有するマラセチア属菌に対する抗真菌剤が記載されている。
特許文献2には、糖質のアルケニルコハク酸エステル塩、陽イオン高分子、高級脂肪酸又はその誘導体を含む、抗ふけ洗髪用組成物が記載されている。
特許文献3には、藍由来の生理活性抽出物及びその各種作用が記載されている。但し,真菌に対する抗菌作用の具体的な実施例は開示されていない。
特開平9−249571号公報 特開2000−273027号公報 特開2001−31581号公報 照井正、他著、「Malassezia furufur の引き起こす皮膚の炎症・免疫反応」、ジャパン・ジャーナル・メド・マイコル(Jpn.J. Med. Mycol.) 、第40巻、1999年、63−67頁 照井正、他著、「アトピー性皮膚炎と真菌アレルギー」、ジャパン・ジャーナル・メド・マイコル(Jpn. J. Med. Mycol.) 、第41巻、2000年、157−160頁 比留間政太郎、他著、「真菌とアトピー性皮膚炎」、ジャパン・ジャーナル・メド・マイコル(Jpn. J. Med. Mycol.) 、第40巻、1999年、79−83頁
従来、アトピー性皮膚炎の治療にステロイド系化合物が多く用いられてきたが、種々の副作用を引き起こすなど問題点も多かった。そこで、アトピー性皮膚炎等の発症原因菌に対して優れた抗菌作用を有する、異なった種類の薬剤の開発が待望されている。
ところで、我国において、藍草は衣類の染色に用いられ、民間伝承として、藍染された衣服は皮膚病に効果あるといわれており、実際に明治時代前記までの藍染め全盛期にはアトピー性皮膚炎のような皮膚疾患が少なかった。
そこで、本発明者は、藍由来の抽出物のなかに、マラセチア属真菌のような真菌に対する抗菌作用を有する物質が存在するものと考え、このような物質を見出すことを目的として鋭意検討の結果、本発明を完成させた。
即ち、本発明は、第一の態様として、藍草由来の有機溶媒可溶成分であって、以下の理化学的性質を有する抗菌活性物質:
(1)展開溶媒としてジクロロメタン:エ−テル:ヘキサン(10:1:1)を用いたシリカゲルプレ−ト上での薄層クロマトグラフィ−によるRf値=0.65;
(2)NMRデータ:
NMR(CDCl3)δ(ppm):
11.16(1H,s), 10.35(1H,s), 9.65(1H,s), 8.55(2H,t),
8.40(1H,d),
7.99(2H,q), 7.90-7.57(6H.m), 7.52(1H,q), 7.38(1H,t), 6.37(1H,d), 6.22(1H,t),
5.15(1H,m), 4.47(3H,m), 4.21(3H,m), 4.06(2H,q), 3.90(3H,s), 3.67(3H,s),
3.48(1H,s), 3.37(3H,s), 2.73-2.10(3H,m), 1.94-1.75(7H,m), 1.74-0.65(67H,m)、
に係る。
本発明は、第二の態様として、上記抗菌活性物質を有効成分として含有する、マラセチア・フルフル等のマラセチア属真菌を含む真菌に対する抗真菌剤に係る。
本発明は、第三の態様として、藍草由来の有機溶媒可溶成分である、トリプタンスリンを有効成分として含有する、マラセチア・フルフル等のマラセチア属真菌を含む真菌に対する抗真菌剤に係る。
本発明は、第四の態様として、このような抗菌活性物質又は抗真菌剤を含有する、マラセチア属に属する真菌が関与する皮膚疾患に対する医薬組成物、及び各種の抗菌活性組成物又は抗菌活性製品に係る。
本発明によって、トリプタンスリン及び緑色画分(Fr.T2B-1)に含まれている物質が、真菌に対して優れた抗菌作用を有していることが確認された。従って、これらの物質を有効成分として含有する抗真菌剤、特に、マラセチア・フルフル等のマラセチア属に属する真菌に対する抗真菌剤、及び、これらを含有する各種組成物、特に、医薬組成物が本発明によって提供される。
本明細書において、「藍草」とは、タデ科に属する1年生の植物(ポリゴナム・ティンクトリウム:Polygonum tinctorium)であり、「蓼藍」とも呼ばれているものである。有機溶媒による抽出には、藍の地上部の全体又はその適当な部分、例えば、葉、茎などを適宜使用することが出来る。
本発明の抗菌活性物質は当業者に周知の抽出操作方法により得ることが出来る。例えば、ジクロロメタン、酢酸メチル及び酢酸エチル等などから抽出効率等を考慮して適当に選択された各種有機化合物又はそれらの二種以上の混合物を用いて、抽出操作を行うことが出来る。
即ち、有機溶媒を用いて、適当な温度(通常は室温)及び時間(一晩〜数日)で攪拌しながら抽出した後、濾過、分液、分別沈殿、遠心分離などの操作により不溶成分を除き、エバポレーター等を使用して有機溶媒を留去し、その後真空ポンプなどで乾燥させる。その後、液体クロマトグラフィ、薄層クロマトグラフィ、及び結晶化などの当業者に周知の各種手段を用いて、本発明の抗菌活性物質を分離・精製することが出来る。尚、クロマトグラフィの充填剤としては例えばシリカゲルを用い、展開溶媒としては例えば、n−ヘキサン、酢酸エチル、ジクロロメタン、ジエチルエーテル、及びこれらの混合溶媒を使用することが出来る。
その結果、本発明の抗真菌剤の有効成分である抗菌活性抽出成分として、少なくとも2種類の物質が見出された。その一つは上記の本発明の第一の態様に係る新規な抗菌活性物質であり、以下の実施例で示されるように、薄層クロマトグラフィ−によるRf値及びNMRスペクトルデータにより特定される。
更に、もう一つの抗菌活性物質は、実施例に記載するようにトリプタンスリン(Tryptanthrin)であることが判明した。尚、トリプタンスリンは既に市販され容易に入手可能な化合物であり、又、適当な方法によって合成することも可能である。
マラセチア属に属する真菌には、脂質要求性、発育温度、細胞形態、及びrDNAの塩基配列における違いにより、マラセチア・フルフル(Malassezia furfur)の他に、マラセチア・パキデルマティス(M. pachydermatis)、マラセチア・レストリカ(M.
restrica)、マラセチア・グロボサ(M. globosa)、マラセチア・オブツサ(M. obtusa)、マラセチア・スルーフィエ(M.
slooffiae)、及びマラセチア・シンポディアリス(M. sympodialis)の合計7種類の種類があるとされている。本発明の抗真菌剤は真菌に対して、特に、マラセチア属に属する真菌、より好適には、マラセチア・フルフルに対する優れた抗菌作用を示すものである。
本発明の抗真菌剤には、当業者に公知の各種補助剤、例えば、溶解補助剤、安定化剤、保湿剤、防腐剤などを組合わせて配合することもできる。これら補助剤の製剤中に占める有効成分の含有割合は、通常、0.01〜90重量%、好ましくは0.01〜50重量%程度である。
本発明の医薬組成物は上記抗菌活性物質又は上記抗真菌剤を含有する。
本発明の医薬組成物はマラセチア属に属する真菌が関与する皮膚疾患に対する治療、予防、及び/又は抑制などの効果を有するものである。本明細書中で、「真菌が関与する皮膚疾患」とは、真菌が皮膚疾患の発症に直接又は間接的に原因となる、又は、真菌が皮膚疾患の発症や増悪・悪化に関与する等の、真菌と何らかの関係を有する皮膚疾患を広く意味し、その発症メカニズム等に特に制限はない。
「真菌が関与する皮膚疾患」の例として現在判明している代表的な疾患としては、例えば、アトピー性皮膚炎、脂漏性皮膚炎、乾癬、真菌性外耳道炎、癜風、マラセチア毛包炎(夏季ざ瘡、にきび)及び等を挙げることが出来る。従って、本発明の医薬組成物は、特にこれら皮膚疾患に対する治療、予防、及び/又は抑制医薬剤として効果を発揮することが出来る。更に、皮膚疾患の中で、今後、真菌が関与することが明らかになったものに対しても、本発明の医薬組成物が効果を有することは明らかである。
更に、本発明の医薬組成物には、当業者に公知の抗真菌作用を有するその他の物質、例えば、クロトリマゾール、ミコナゾール、エコナゾール、イソコナゾール、ケトコナゾール、ビフォナゾール、フルコナゾールなどのイミダゾール系物質、並びに、鎮痒、消炎、鎮痛もしくは局所麻酔剤、殺菌剤、角質軟化浸透剤、収斂剤もしくは修復剤などの当業者に公知の各種薬剤を適宜配合することが出来る。
本発明の医薬組成物の剤型は特に限定されず、慣用の、例えば、錠剤、カプセル剤、液剤、エアゾール剤、ゲル剤、クリーム剤、粉剤、軟膏剤、膣坐剤などとして用いることができる。好ましくは外用の剤型で用いられる。これらの製剤中に占める有効成分の含有割合は、0.01〜50重量%、好ましくは0.01〜10重量%程度である。
本発明の医薬組成物は各種慣用の方法により、製剤の当業者に周知の各種の基剤、担体と配合して前記のような各種の剤型に製剤化することができる。
即ち、例えば、水、低級アルコール、エチレングリコール、グリセリン類、その他各種の有機溶媒から成る液剤の担体;例えば、上記のような液剤の担体とヘプタフルオロプロパンガスとを配合したエアゾールの担体;例えば、上記のような液剤の担体とゲル生成剤とを組合わせたゲル基剤;例えば、カルボキシビニルポリマーと有機アミンもしくは水酸化ナトリウム水溶液などの塩基の組合せまたはヒドロキシプロピルセルロースなどのセルロースエーテル、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコール等のゲル生成剤;非イオン性界面活性剤のような乳化剤;例えば、落花生油、オリーブ油、ゴマ油、ヤシ油、パラフイン油、ラノリン、ワセリン、酸化亜鉛、ビーズワックス、マクロゴール、ステアリルアルコール、プロピレングリコール等の軟膏基剤;例えば、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、乳糖、殿粉、ゼラチン、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸アルミニウム、タルク、シリコン等の不活性な希釈剤、造粒剤、分散剤、並びに結合剤等の各種基剤及び担体を単独で又は組合わせて使用できる。
これらの各種の製剤は慣用の方法、例えば、日本薬局方に記載の方法と同様にして製造することができる。
また、本発明の医薬組成物は、その剤型に応じて、経口投与、皮膚への塗布、又は粘膜への噴霧等により患部に適用することが出来、その際の有効成分の投与量は剤型、治療対象となる起因菌の種類、症状等に応じて適宜選択されるが、一般的には、成人一人当たり、0.01〜500mg/kg/日、好ましくは1〜50mg/kg/日の範囲で適用される。
尚、トリプタンスリンは、特公昭62−59685号に記載されているマウスにおける毒性試験に示されるように、LD50は1000mg/kgを超える極めて毒性の低い物質であることが知られている。
更に、本発明は、上記の医薬組成物に加えて、本発明の抗菌活性物質又は抗真菌剤を含有する各種の抗菌活性組成物にも係る。このような抗菌活性組成物の種類・用途に特に制限はないが、例えば、育毛・養毛剤、ポマード、ヘアスティック、ヘアオイル、ヘアクリーム、ヘアソリッド、ヘアリキッド、セットローション、ヘアスタイリングジェル、ウォーターグリース、ヘアブロー、エアゾール整髪料、パーマネントウェーブ液、染毛剤などの毛髪化粧品、シャンプー、ボディーシャンプー、ヘアリンス、洗髪用石鹸、化粧石鹸、クレンジングフォームなどの洗浄用化粧品、化粧水、クリーム、乳液、ローション、パック、ファンデーション、口紅、ほほ紅、アイライナー、マスカラ、アイシャドー、まゆずみ、マニキュア、おしろいなどの皮膚化粧品、粉歯磨、潤性歯磨、練歯磨、水歯磨、薬用歯磨、口中清涼剤、うがい薬などの口中化粧料、日焼止化粧品、髭剃り用化粧品、浴用化粧品、さらには、香水、オーデコロン、わきが止、ベビーパウダー、アイローション、漂白クリームなどが挙げられる。
特に、マラセチア・フルフル属の増殖がフケの主な発生原因であることから、例えば、フケ防止用の洗髪用組成物(シャンプー又はヘアリンスなど)が有効である。更には、犬などの各種ペットに使用する抗菌活性組成物も本発明の範囲である。
以上の抗菌活性組成物には、その目的及び用途などに応じて、当業者に公知の、例えば、油性基剤、水性基剤、着香剤、着色剤、染料、清涼剤、湿潤剤、エモリエント剤、乳化剤、ゲル化剤、増粘剤、柔軟剤、可溶化剤、界面活性剤、泡安定剤、透明剤、酸化防止剤、過脂肪剤、防腐剤、被膜形成剤、及び噴射剤などの化粧品に通常用いられる各種成分、並びに、ビタミン、アミノ酸、ペプチド、エキス、血管拡張剤、血行促進剤、細胞賦活剤、殺菌剤、消炎剤、止痒剤、収斂剤、皮膚機能亢進剤、角質軟化剤などの薬剤の一種又は複数とともに配合することが出来る。
抗菌活性組成物の使用形態に応じて、溶液状、乳液状、クリーム状、ペースト状、粉末状、顆粒状、あるいは、それ以外の所望の形状に成形された固形状に調製する。使用目的に応じて、例えば、化粧品の場合には、通常、当該抗菌活性物質を0.001重量%以上、好ましくは、0.05重量%以上含有する。
又、本発明は、上記抗菌活性物質又は上記抗真菌剤で処理された各種の抗菌活性製品にも係る。このような抗菌活性製品の代表例としては、例えば、ジーパン、トレーナー、ジャージ、パジャマ、下着、ストッキング及び靴下等の衣料品、おむつ、肌着等のベビー用品及び介護用品、並びに、タオル、布団、毛布、肌掛、及びシーツ等の寝具のような肌に直接接する可能性のある製品を挙げることができる。
これらの製品は、処理対象となる素材等の性質に応じて、当業者に公知の任意の方法により、上記抗菌活性物質又は上記抗真菌剤で処理することができる。例えば、上記抗菌活性物質又は上記抗真菌剤を予め含浸などにより付着又は吸着させた繊維、若しくは、上記抗菌活性物質又は上記抗真菌剤を含む染料で染めた繊維を使用して製造したり、又は、出来上がった製品に上記抗菌活性物質又は上記抗真菌剤を塗布又は噴霧する等して製造することができる。
以下に、実施例により本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はそれに限定されるものではない。尚、実施例中の「%」は重量%を意味する。
トリプタンスリン(Tryptanthrin)と抗菌活性物質の藍葉からの抽出・単離方法
弘前大学教育学部千年農場で栽培した藍(Polygonum tinctorium)の乾燥葉100gを細かく粉砕し、1リットルのナス型フラスコに入れ,ジクロロメタン(又は酢酸メチル、又は酢酸エチル)を800ml加え窒素気流下、攪拌機で1晩撹拌した。得られた混合液を吸引ろ過し、ロ液と沈殿物に分け、ロ液を1回目の抽出液とした。この沈殿物を
1リットルのナス型フラスコに入れ、ジクロロメタン(又は酢酸メチル、又は酢酸エチル)を600ml加え,攪拌機で1晩撹拌して得られた混合液を吸引ろ過し、ロ液と沈殿物に分け、ロ液を2回目の抽出液とした。1回目と2回目の抽出液の溶媒をエバポレ−タ−で留去させ、真空ポンプで乾燥して有機溶媒抽出画分2.0736gを得た。
この画分を少量のジクロロメタンに溶かし,シリカゲル(シリカゲル60N、Cat.No. 37561-79,関東化学)176gを充填したフラッシュ用カラムに吸着させた後、n-ヘキサンと酢酸エチルの4:1の混合溶媒で溶出させた。展開溶媒を1,350mlから2,600ml溶出させた画分を集め,溶媒を留去してFr.1を99.3mg得た。Fr.1を分離用薄層クロマトグラフィ−・プレ−ト(20×20cm,シリカゲル60F254
、Cat.No. 1.05715,関東化学)4枚で分離(展開溶媒,ジクロロメタン:エ−テル:ヘキサン=40:1:2)し、Rf値= 0.5の画分Fr.T1(黄色,13.8mg)とRf値=
0.27の画分Fr.T2(緑色,37.2mg)を得た。Fr.T2は更に分離用薄層クロマトグラフィ−・プレ−ト(20×20cm,シリカゲル60F254、Cat.No.
1.05715,関東化学)2枚を用いて分離(展開溶媒,ジクロロメタン:エ−テル:ヘキサン=10:1:1)し、Rf値=0.75の画分Fr.T2A (8.9mg)とRf値=0.70の画分
Fr.T2B (11.8mg)およびRf値=0.57の画分Fr.T2C (3.5mg)を得た。
更に、画分
Fr.T2B(11.8mg)を分離用薄層クロマトグラフィ−・プレ−ト(20×20cm,シリカゲル60F254、Cat.No. 1.05715,関東化学)1枚を用いて分離(展開溶媒,ジクロロメタン:エ−テル:ヘキサン=10:1:1)し、緑色画分であるFr.T2B-1(4.8mg)を得た(Rf値=0.62)。
この緑色画分(Fr.T2B-1)の分析用薄層クロマトグラフィ−・プレ−ト(2×5
cm,シリカゲル60F254、Cat.No. 1.05715,関東化学;展開溶媒,ジクロロメタン:エ−テル:ヘキサン=10:1:1)を用いて分析・確認した結果、Rf値=0.65(平均値)を得た。
Fr.T1のNMR(使用装置:JEOL Alpha400)データは以下に示すとおりであり、これは、市販のトリプタンスリン(和光純薬)及び文献(K.Seifert
and W.Unger, Verl.Zeitsch.Naturforsch.,1994,49,44)に記載されたトリプタンスリンのNMRと値が完全に一致したので、この物質はトリプタンスリンであると特定された。
NMRデータ:
NMR(CDCl3)δ(ppm): 8,58(1H,ddd, J= 8.1, 0.9, 0.6
Hz),8.39(1H,ddd, J=7.9, 1.5, 0.4 Hz),7.99(1H,ddd,J=8.1, 1.2, 0.4 Hz),
7.88(1H,ddd,J=7.6, 1.4,0.6Hz),7.82(1H,ddd,J=8.1, 7.3, 1.5Hz),7.75(1H,ddd,J=8.1,
7.6, 1.4Hz,),7.63(1H,ddd,J=7.9, 7.3, 1.2Hz),7.39(1H,ddd,J=7.6, 7.6, 0.9Hz)。
同様、NMR装置(使用装置:JEOL JNM270)を用いて緑色画分(Fr.T2B-1)に含まれている物質の NMR も測定した。その結果を以下に示す。
NMRデータ:
NMR(CDCl3)δ(ppm):
11.16(1H,s), 10.35(1H,s), 9.65(1H,s), 8.55(2H,t),
8.40(1H,d),
7.99(2H,q), 7.90-7.57(6H.m), 7.52(1H,q), 7.38(1H,t), 6.37(1H,d), 6.22(1H,t),
5.15(1H,m), 4.47(3H,m), 4.21(3H,m), 4.06(2H,q), 3.90(3H,s), 3.67(3H,s),
3.48(1H,s), 3.37(3H,s), 2.73-2.10(3H,m), 1.94-1.75(7H,m), 1.74-0.65(67H,m)。
抗菌試験
千葉大学真菌医学研究所からマラセチア・フルフル48428(IFO 0656)を試験菌として使用して、以下の抗菌試験を実施した。
試験菌の継体用培地
ポテトデキストロース寒天培地 3.9%
ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノオレエート(Tween 80)1.0%。
この培地から試験菌を掻きとり、滅菌生理食塩水で懸濁、希釈し、菌量約10CFU/mLとしたものを接種菌液として使用した。この場合、試験菌は35℃にて5日間継体培養を行った後に使用した。
被検物質の調製
硝酸ミコナゾール:ジメチルスルフォキシドに溶解
Tryptanthrin:ジメチルスルフォキシドに溶解
緑色画分(Fr.T2B-1):ジメチルスルフォキシドに溶解
試験培地
ポテトデキストロース寒天培地 7.8%
ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノオレエート(Tween 80)2.0%
抗マラセチア・フルフル活性試験方法
上記の各被検物質溶液に滅菌精製水を加え、原液を作製し、さらに滅菌精製水を使用して2倍段階希釈により所定濃度とした。組織培養用24穴滅菌プレートの各穴にこれらの希釈液を0.3mL、約50℃の試験培地を0.3mL加えて混釈し、平板を作製した。この培地表面を30分間乾燥後、接種菌液を各穴に10μL接種し、35℃で7日培養後、被検物質による試験菌の発育が阻止される最小発育阻止濃度(MIC:μg/mL)を求めた。試験結果を以下の表1に示す。以下の結果から、トリプタンスリン及び緑色画分(Fr.T2B-1)に含まれている物質が優れた抗菌活性を有する物質であることが判明した。
Figure 2004189732
アトピー性皮膚炎に対するトリプタンスリン軟膏の治療効果
以下の要領で、トリプタンスリンの外用剤刺激性試験を実施した。
(1)健常者ボランティアによるパッチテスト
日時:平成15年3月24日〜26日
目的:健常人を対象に,トリプタンスリンの正常皮膚における忍容性を皮膚テスト(パッチテスト)により検討した。
対象:皮膚疾患を有しない健康成人
総症例数:10例
使用薬剤:トリプタンスリン軟膏(1%および0.1%トリプタンスリン・親水軟膏)
方法:背部正常皮膚面に,1% トリプタンスリン軟膏、0.1% トリプタンスリン軟膏・対照親水軟膏をそれぞれ貼布し,48時間後に国際接触皮膚炎学会基準(ICDRG基準)(表2)に基づき判定した。
Figure 2004189732
結果:判定結果は表3の如くで、1名に基材によると思われる刺激症状をみたが9名は陰性であった。トリプタンスリンの抽出源となった藍は漢方薬のひとつとして解熱、解毒を目的に内服もされており、一成分であるトリプタンスリンは、外用した場合でも安全性に優れるといえる。
Figure 2004189732
(2)臨床効果
1.軟膏外用法
1日2回,病変部にトリプタンスリン軟膏(0.5%)を塗布する。1〜2週間に一回観察(入院の場合は毎日)し、外用により原疾患が悪化する可能性や,外用により皮膚炎が起こる場合は直ちに中止する。
2.対象症例
2症例におけるアトピー性皮膚炎(atopic dermatitis)の診断は、日本皮膚科学会のアトピー性皮膚炎診断基準に従って行われた。すなわち、6カ月以上持続する掻痒性の湿疹病変、ならびに関連する検査成績(好酸球、IgE、LDH、他)である。
症例1
患者:15歳、男児。
初診:2003年9月18日
家族歴:特筆事項なし。
既往歴:特筆事項なし。
現病歴:初診の4年前より、全身の蕁麻疹様皮疹にはじまり、顔面、耳介、下肢に湿疹病変をみるようになった。掻痒は全身にみられ、不眠が続いているという。
現症:全身皮膚は乾燥傾向、顔面を除く全身に掻破痕、紅斑、小水疱が散在、あるいは集合する。両耳介には亀裂、鱗屑、びらん局面を認める。下肢、臀部には小結節が散在、毛包性丘疹、痒疹形成をみる。
経過:9月26日より10月10日まで、治療のため入院。その間、トリプタンスリン軟膏(耳介、臀部)を塗布する。退院時における、トリプタンスリン塗布14日目では、刺激症状ないし接触皮膚炎の症状はみられず。耳介はびらん消失、亀裂軽快。臀部では乾燥症状の軽快、紅斑、丘疹の消失をみた。掻痒感も低下している。検査成績は皮疹の軽快とともに、好酸球の減少(正常化)、炎症の指標となるLDH、CRPの軽快をみている。なお、肝機能に影響は与えていない(表4)。
症例2
患者:30歳、男性。
初診:2003年8月25日
家族歴:特筆事項なし。
既往歴:特筆事項なし。
現病歴:15歳頃より、体幹に掻痒性皮疹出現。しだいに全身に拡大した。某医院にてステロイド外用による治療を行っていたが、ステロイド療法の副作用を心配して、大学病院を訪れている。
現症:全身皮膚は高度に乾燥、鱗屑、色素沈着が目立つ。顔面を含む全身の湿疹病変、毛包性丘疹、掻破痕が目立つ。
経過:9月4日より9月7日まで、アトピー性皮膚炎の教育を目的に入院。肩甲部を中心にみられる体幹の皮疹にトリプタンスリン軟膏を外用する。退院時、トリプタンスリン塗布4日目では、刺激症状なく、おおむね経過良好であったが、掻破の抑制を目的として使用した拘束帯部位には繁城症状(紅斑、小水疱)を認めた。入院前の検査成績は好酸球、LDH高値を示し、アトピー性皮膚炎の診断に有益であった(表4)。その後の検査は外来にてフォローする。
尚、マラセチア属真菌は皮膚常在菌であること、成人アトピー性皮膚炎の場合にテープストリッピングテスト法では80%の患者にマラセチア属真菌が認められること、並びに、鱗屑及び毛包性丘疹が多発していたことから、上記の病例1及び病例2のアトピー性皮膚炎はマラセチア属真菌が発症原因菌として関与する皮膚疾患と判断された。
Figure 2004189732
(3)トリプタンスリンの臨床効果の判定
症例1では、明らかな感染病変が軽快しており、それに伴い、掻痒感が低下している。また、炎症の指標となる検査成績の改善もみられ、トリプタンスリン軟膏は有効と判定した。症例2では、充分な治療経過を観察していないものの、塗布部位の皮膚炎、乾燥傾向は軽快しており、継続が有益と判定した。
その他の皮膚疾患に対するトリプタンスリンの効果
1.マラセチア毛包炎(Malassezia folliculitis)
症例3
患者:22歳、男性。
初診:2003年2月13日
家族歴:特筆事項なし。
既往歴:左胸鎖関節炎。
現病歴:初診の数日前より、顔面、体幹に自覺症のない皮疹が多発しいる。上記疾患のため全身的にステロイド剤(30mg/日)が1月より投与されている。
現症:顔面では両頬部、体幹では前胸部、上背部に毛孔に一致して赤色丘疹が多発する。
経過:ステロイド投与によるマラセチア毛包炎と診断、初診日よりトリプタンスリン軟膏(0.5%)を塗布した結果、3月3日の時点で赤色丘疹は略消失した。外用による繁城症状はみられない。外用を中止後、皮疹は再燃傾向をみたが、再度使用したところ、ふたたび赤色丘疹は消失した。血液検査はとくに行っていない。
2.癜風(Pityriasis versicolor)
症例4
患者:25歳、女性。
初診:2003年3月25日
家族歴:特筆事項なし。
既往歴:特筆事項なし。
現病歴:2週間前より、右上肢に赤色斑出現、軽度掻痒をともなった。某医にてステロイド外用による治療を行ったが軽快しなかった。
現症:右上肢に貨幣大の赤色斑出現、辺縁に丘疹、鱗屑を伴う。他部位には類似の皮疹はみられない。
経過:臨床像、顕微鏡検査(カセイカリ標本)にてマラセチア菌を認めたことにより、癜風と診断、同日よりトリプタンスリン軟膏(0.5%)を塗布した。その結果、速やかに紅斑、丘疹は消失、鱗屑も消え、約1週間で治癒した。外用による繁城症状はみられない。
Figure 2004189732
3.トリプタンスリンの臨床効果の判定
症例3,4の皮膚病変は直接マラセチア菌により引き起こされる。症例3ではマラセチア毛包炎における顕微鏡検査でマラセチア菌の陽性所見をみることは困難であるが、好発部位と臨床像からステロイド投与によるマラセチア毛包炎と診断できた。トリプタンスリン軟膏塗布後では、急速な消失をみていること、ならびに再燃時の再投与で消失していることからトリプタンスリン軟膏は有効と考えた。症例4では、ステロイドの外用が増悪因子となった癜風と診断できる。速やかな消失をみたことからトリプタンスリン軟膏は癜風にも有効と考えられた。

Claims (15)

  1. 藍草由来の有機溶媒可溶成分であって、以下の理化学的性質を有する抗菌活性物質:
    (1)展開溶媒として、ジクロロメタン:エ−テル:ヘキサン(10:1:1)を用いたシリカゲルプレ−ト上での薄層クロマトグラフィ−によるRf値=0.65;
    (2)NMRデータ:
    NMR(CDCl3)δ(ppm):
    11.16(1H,s), 10.35(1H,s), 9.65(1H,s), 8.55(2H,t),
    8.40(1H,d),
    7.99(2H,q), 7.90-7.57(6H.m), 7.52(1H,q), 7.38(1H,t), 6.37(1H,d), 6.22(1H,t),
    5.15(1H,m), 4.47(3H,m), 4.21(3H,m), 4.06(2H,q), 3.90(3H,s), 3.67(3H,s),
    3.48(1H,s), 3.37(3H,s), 2.73-2.10(3H,m), 1.94-1.75(7H,m), 1.74-0.65(67H,m)。
  2. 有機溶媒がジクロロメタンである、請求項1記載の抗菌活性物質。
  3. 請求項1又は2記載の抗菌活性物質を有効成分として含有する抗真菌剤。
  4. マラセチア属に属する真菌に対する、請求項3記載の抗真菌剤。
  5. マラセチア属に属する真菌がマラセチア・フルフルである、請求項4記載の抗真菌剤。
  6. トリプタンスリンを有効成分として含有する抗真菌剤。
  7. マラセチア属に属する真菌に対する、請求項6記載の抗真菌剤。
  8. マラセチア属に属する真菌がマラセチア・フルフルである、請求項7記載の抗真菌剤。
  9. 請求項1若しくは2記載の抗菌活性物質、又は請求項3ないし8のいずれか一項に記載の抗真菌剤を含有する、マラセチア属に属する真菌が関与する皮膚疾患に対する医薬組成物。
  10. 皮膚疾患がアトピー性皮膚炎である、請求項9記載の医薬組成物。
  11. 皮膚疾患がマラセチア毛包炎である、請求項9記載の医薬組成物。
  12. 皮膚疾患が癜風である、請求項9記載の医薬組成物。
  13. 有効成分がトリプタンスリンである、請求項9ないし12のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  14. 請求項1若しくは2記載の抗菌活性物質、又は請求項3ないし8のいずれか一項に記載の抗真菌剤を含有する、抗菌活性組成物。
  15. 請求項1若しくは2記載の抗菌活性物質、又は請求項3ないし8のいずれか一項に記載の抗真菌剤で処理された抗菌活性製品。
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