JPH048257A - 乾燥こんにゃくの製造方法 - Google Patents

乾燥こんにゃくの製造方法

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JPH048257A
JPH048257A JP2108944A JP10894490A JPH048257A JP H048257 A JPH048257 A JP H048257A JP 2108944 A JP2108944 A JP 2108944A JP 10894490 A JP10894490 A JP 10894490A JP H048257 A JPH048257 A JP H048257A
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JP
Japan
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konjak
dried
water
konjac
konnyaku
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JP2108944A
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English (en)
Inventor
Takashi Fukuda
敬志 福田
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TOKI BUSSAN KK
Original Assignee
TOKI BUSSAN KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、水戻し可能な乾燥こんにゃくの[従来の技術
] こんにゃくはおよそ1500年以上の歴史を持つ日本の
伝統的な食品で、庶民に広く親しまれている。こんにゃ
くの成分は大部分が水分で、固形分は僅かに数%しかな
い。固形分の中の主成分はグルコマンナンと呼ばれる多
糖類であり、人の消化酵素で分解されることなく小腸を
素通りして大腸に送られる。グルコマンナン以外では脂
質も蛋白質もほとんど含まれず、従って、こんにゃくの
カロリーはほとんど無いといって良い。
従来こんにゃくは、こんにゃく粉に水を加えて加熱凝固
させて製造し、アルカリ水中に置く等してアルカリ性の
まま保存、流通している。最近先進諸国の間で、成人病
の増加と共にカロリーの過剰摂取が問題となり、食品の
低カロリー化が社会的な傾向となってきている。この様
な状況の中でノンカロリーであるこんにゃくを食生活の
中に積極的に取り入れることは健康上大いに意義のある
ことと考えられる。
[発明が解決しようとする課題] しかし乍ら、実際に日常的に食べられているのは、おで
ん、煮しめ等非常に限られた料理でしか使用されていな
いのが実情である。
これは、こんにゃくが有する離水作用の特性に、起因す
るためである。即ち、ゲル化したグルコマンナンはその
組繊細胞の網目構造が強固となり、当該マンナンの結合
組織を残したまま離水してスポンジ状の組織のみを残す
こととなり、こんにゃくは経時変化によって水和性、膨
潤性を欠き、更に弾力性を全く失って食感を得ることが
出来なくなる。当該離水作用はこんにゃくを冷凍した後
、解凍することによりいっそう顕著に表われる。従フて
、こんにゃくが冷凍、乾燥によって本来の弾力を失いス
ポンジ状になる不可逆生の変性を生じる性質のために、
保存及び流通をアルカリ性のまま水分が多く含まれた状
態で行なわなければならないことが料理への利用を大き
く制限している原因と考えられる。
本発明は、上記従来技術の改善を目的でなされたもので
あり、幅広く様々な食品に利用できろ水戻し可能な乾燥
こんにゃくの製造方法を提供するものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は、こんにゃくの乾燥時の不可逆的な変性を防止
する方法を種々検討した結果、乾燥前に水易溶性の少糖
類をこんにゃくに含浸又は混合することが有効であるこ
とを見比したものである。即ち、こんにゃくにブ/ドウ
糖、ショ糖、麦芽糖、乳糖、果糖等の少糖類の内一種類
又は数種類を含浸又は混合することにより、こんにゃく
が乾燥時にスポンジ状に変性するのを防止することがで
き、乾燥後水を加えることにより再び元の弾力性を有す
るこんにゃくに復元することを確認したものである。
[作用コ 本発明は前記の手段により、離水による乾燥前のこんに
ゃくの表面に小糖類の内一種又は数種類を付着させるか
、或はゲル化前のこんにゃく粉に小糖類の内一種又は数
種類を混合し、水を加えてこんにゃく糊とした後にアル
カリを加えこんにゃくとすることで、こんにゃく内部の
水と小糖類の置換が行われ、こんにゃく内部の水が外へ
出て小糖類がこんにゃく内部に浸透するものとなる。
こんにゃくはコンニャクマンナンの分子同士が網目状に
結合すると同時に、水分子とも水和によって結合しゲル
化しており、これを乾燥又は凍結によって水を遊離させ
ると、コンニャクマンナンと水の水和が外れマンナンの
分子同士が結合して水との水和の部分が減少するために
水戻しが出来なくなるが、小糖類の含浸又は混合によっ
て水和を外れたマンナン分子同士の結合を防ぐものとな
る。即ち、水の代りに小糖類をこんにゃくに含浸させて
マンナン分子を小糖類でコーティングすることにより、
マンナン分子同士の結合を防止するものとなる。
[実施例] 以下、本発明の実施例によって具体的に説明する。
(実施例1) 固形分2.8%のこんにゃ<(2mmX10mmx 3
0mm) 1 k gにシal1500g(以下実施例
に係る小糖類は全て相状態である)を加え、良く混合し
て室温で3時間放置した。
こんにゃくから溶出する水分を除去して水分が10〜1
5%になるまで風乾した。水晶に水を加えて10分間放
置したところ、元のこんにゃくの食感に戻フていた。
(実施例2) 固形分3.0%の糸こんにゃく(シらたき)IKgに麦
芽糖500gを加え、良く混合して室温で4時間放置し
た。糸こんにゃくから溶出する水分を除去して水分が1
0〜15%になるまで50℃で熱風乾燥した。水晶に8
0℃の熱水を加えて3分間放置したところ、元の糸こん
にゃくの食感に戻っていた。尚、乾燥したこんにゃくを
水戻しするに際しては、水温が高い程復元が早く行われ
る。
(実施例3) こにんやく粉100gに水1800gを加えて良く攪拌
して2時間放置した後、ブドウ$I2000 gを加え
良く混合した。これを85℃で30分加熱した後室温に
なるまで放置して、水酸化カルシウム4.0gを加えて
良く混合し、85℃で1時間加熱してこんにゃくを作フ
た。これを水分が10〜15%になるまで50℃で熱風
乾燥した。水晶に水を加えて1時間放置したところ、弾
力性のあるこんにやくの食感に戻っていた。
(実施例4) 固形分3.0%の糸こんにや< (PH=11.5)I
Kgにクエン酸を加えて中和し、果糖600gを加えて
室温で3時間放置した。糸こんにゃくから溶出する水分
を除去して水分が10〜15%になるまで50℃で熱風
乾燥した。水晶に水を加えて5分間放置したところ、元
の糸こんにゃくの食感に戻っており、こんにゃく特有の
臭いも感じられなかった。
(実施例5) 固形分2.8%のこんにゃ<IKg(PH=11.5)
をミキサーで細かく粉砕しクエン酸で中和した。乳糖5
00gを加えた後、重量が元の二分の−になるまで煮詰
めた。これを水分が10〜15%になるまで50℃で熱
風乾燥した。水晶に水を加えて3時間放置した後、遊離
水を除去して肉の30%を置き換えてハンバーグを作っ
て食したところ、全く違和感無く食べることができた。
[発明の効果] 以上の構成に係る本発明によれば以下の効果を奏する。
従来、こんにゃくはアルカリ性で多量の水分を含んだま
ま保存あるいは流通していた。
本発明によってこんにゃくを乾燥することにより、中性
の状態で余分な水分を含まなくても保存あるいは流通す
ることができ、多様な食品への利用が可能となり流通コ
ストも低減できるものとなる。
例えば、乾燥して小さく切った板こんにゃくは水戻しが
容易にできるため、乾燥状態のインスタント食品等に利
用できるものとなる。
乾燥糸こんにゃく(乾燥しらたき)はすき焼きの材料と
して、湯どうし等の灰汁抜きを行なわなくてもそのまま
使用することができるものとなる。
乾燥したフレーク状のこんにゃくを、ハンバーグやソー
セージに使用する肉の代用として利用すれば、加工食品
のカロリー低減ができるものとなる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、こんにゃくにブドウ糖、ショ糖、麦芽糖、乳糖、果
    糖等の少糖類の内一種類又は数種類を含浸させた後に乾
    燥することを特徴とする乾燥こんにやくの製造方法。 2、こんにゃく粉にブドウ糖、ショ糖、麦芽糖、乳糖、
    果糖等の少糖類の内一種類又は数種類を混合し、水を加
    えてこんにゃく糊とした後、アルカリを加えてこんにゃ
    くとして該こんにゃくを乾燥することを特徴とする乾燥
    こんにゃくの製造方法。
JP2108944A 1990-04-26 1990-04-26 乾燥こんにゃくの製造方法 Pending JPH048257A (ja)

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