JPH0482156A - リチウム２次電池用電極 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はリチウム２次電池用電極に関するものである。

従来技術とその問題点 近年、エレクトロニクスの進歩に伴い、機器類の軽量化
、小型化が進み、それに伴い負荷電源、特に電池の小型
化への要求が日増しに高まっている。こうした要求を背
景に、小型、軽量且つ、高エネルギー密度を有するリチ
ウム１次或は２次電池、更にはベーパー電池の開発が盛
に行われている。１次電池の場合、負極に金属リチウム
を使用してもその用途からして特に問題を生ずるもので
はない。しかし２次電池の場合、その充放電の過程にお
いて負極表面上にリチウムプントフィトが形成される。

このプントフィトはそれ自身非常に活性である。それ故
に、非水溶媒（を解質）を分解しサイクル特性を劣化さ
せ、更には正・負極間に介在するセパレータを貫通し、
短絡を生ずる。こうした問題点を解決するべく負極にリ
チウムを吸着、或は吸蔵する能力を有する炭素繊維や合
金を使用する事が提案されている。

しかしこの提案においても、プントフィトの防止はなさ
れるが、充放電を繰返している間に、を極活物質と集電
部との接触が悪くなりその性能を除徐に低下させる。こ
の問題点を解決するべく、気相成長法により集電基板の
上に直接炭素を生成させる方法や、合金中に微量の不純
物を添加する事により、金ＩＩ（合金）部と集電部の接
触を緊密にする方法等種々の提案がなされている。これ
らの提案は、作製工程上、時間を要し生産性が悪い、或
はコストが高い等の問題点を有する。

発明の目的 本発明は上記従来の問題点に鑑みなされたものであり、
電極活物質と集電体との接触が良好であり、サイクル寿
命特性に優れたリチウム２次電池用電極を提供すること
を目的とするものである。

発明の構成 本発明は上記目的を達成するべく、 活物質をバインダーにより結着する電極において、該バ
インダーの濃度勾配により生ずる粘着部を用いて、活物
質を集電体に圧着したことを特徴とするリチウム２次電
池用電極である・又、活物質が比表面積０．５〜５０”
／ｐ、平均繊維長０．１〜２ＯＮｍ、平均繊維径０．１
〜１５ｐｍである前記のリチウム２次電池用電極である
。

実施例 以下、本発明の詳細について一突施例により説明する。

アセトン３ｏＣＣｔｃリチウム吸蔵能力を有するカーボ
ン粉末４．８ｉｉ’（比表面積１２′／９、繊維径８声
調、［ｉ長７声ＩＦＴ）とニトリルゴム０．２＋１ヲ混
合し、１００ＣＣメスフフスコで１５分間攪拌した。上
記混合物を水平にしたテフロンプレート上にたらし、乾
燥した。カーボン粉末が沈積するため、テフロンとの界
面ではカーボンリフトとなり、外気と接する面ではバイ
ンダーリッチになり、シート内のバインダー濃度に勾配
が生じる。乾燥後、バインダーリッチな面を集電体の面
に当接させ圧着する。このようにして製作したカーボン
を負極とし、対極にＬｉを用いてｅ　カーボン／　ＰＣ
−ＤＭＥ　、　Ｌｉ０ＩＯａ／Ｌｉｅ　ナル電池を作成
した。

サイクル試験を実施し、その結果を第１図に示した。

尚、比較のために従来品として、粘着剤としてポリフッ
化ビニリデンゴムを用いて、その他はすべて同条件によ
り製作した電池を試験した。

発明の効果 上述した如く、本発明は電極活物質と集電体との接触が
良好であり、サイクル寿命特性に優れたリチウム２次電
池用電極を提供することが出来るので、その工業的価値
は極めて大である。

尚、活物質の比表面積０．５〜５０’″２／ｇ、平均ａ
ｍ長０．１〜２０声ｍ　、平均繊維径０．１〜１５声ｍ
としたが、これよりも大きい場合には、活物質表面に吸
着するバインダー量が余りにも多くなり・濃度勾配を設
けることが困難である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の電極を用いた電池と従来品の電極を用
いた電池のサイクル特性比較を示した図である。 第１図 充放電サイクル数（〜） 三菱瓦斯化学株式会社

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）活物質をバインダーにより結着する電極において
   、該バインダーの濃度勾配により生ずる粘着部を用いて
   、活物質を集電体に圧着したことを特徴とするリチウム
   ２次電池用電極。
2. （２）活物質が比表面積０．５〜５０ｍ＾２／ｇ、平均
   繊維長０．１〜２０ｐｍ、平均繊維径０．１〜１５ｐｍ
   である請求項１記載のリチウム２次電池用電極。