JPH0481853B2 - - Google Patents

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JPH0481853B2
JPH0481853B2 JP59239455A JP23945584A JPH0481853B2 JP H0481853 B2 JPH0481853 B2 JP H0481853B2 JP 59239455 A JP59239455 A JP 59239455A JP 23945584 A JP23945584 A JP 23945584A JP H0481853 B2 JPH0481853 B2 JP H0481853B2
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JP
Japan
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aluminum nitride
nitride film
film
silicon
silicon oxide
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JP59239455A
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JPS61118754A (ja
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Hideo Kato
Masaaki Matsushima
Keiko Matsuda
Hirofumi Shibata
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Canon Inc
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Canon Inc
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Publication date
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Priority to US06/794,180 priority patent/US4677042A/en
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Publication of JPH0481853B2 publication Critical patent/JPH0481853B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F1/00Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
    • G03F1/22Masks or mask blanks for imaging by radiation of 100nm or shorter wavelength, e.g. X-ray masks, extreme ultraviolet [EUV] masks; Preparation thereof

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はX線リソグラフイー法及びそれに使用
されるマスク保持体に関する。
[従来の技術] X線リソグラフイーは、X線固有の直進性、非
干渉性、低回折性などに基づき、これまでの可視
光や紫外光によるリソグラフイーより優れた多く
の点を持つており、サブミクロンリソグラフイー
の有力な手段として注目されつつある。
X線リソグラフイーは可視光や紫外光によるリ
ソグラフイーに比較して多くの優位点を持ちなが
らも、X線源のパワー不足、レジストの低感度、
アラインメントの困難さ、マスク材料の選定及び
加工方法の困難さなどから、生産性が低く、コス
トが高いという欠点があり、実用化が遅れてい
る。
その中でX線リソグラフイー用マスクを取上げ
てみると、可視光および紫外光リソグラフイーで
は、マスク保持体(即ち光線透過体)としてガラ
ス板および石英板が利用されてきたが、X線リソ
グラフイーにおいては利用できる光線の波長が1
〜200Åとされており、これまでのガラス板や石
英板はこのX線波長域での吸収が大きく且つ厚さ
も1〜2mmと厚くせざるを得ないためX線を充分
に透過させないので、これらはX線リソグラフイ
ー用マスク保持体の材料としては不適である。
X線透過率は一般に物質の密度に依存するた
め、X線リソグラフイー用マスク保持体の材料と
して密度の低い無機物や有機物が検討されつつあ
る。この様な材料としては、たとえばベリリウム
(Be)、チタン(Ti)、ケイ素(Si)、ホウ素(B)の
単体およびそれらの化合物などの無機物、または
ポリイミド、ポリアミド、ポリエステル、パリレ
ンなどの有機物が挙げられる。
これらの物質をX線リソグラフイー用マスク保
持体の材料として実際に用いるためには、X線透
過量をできるだけ大きくするために薄膜化するこ
とが必要であり、無機物の場合で数μm以下、有
機物の場合で数十μm以下の厚さに形成すること
が要求されている。このため、たとえば無機物薄
膜およびその複合膜からなるマスク保持体の形成
にあたつては、平面性に優れたシリコンウエハー
上に蒸着などによつて窒化シリコン、酸化シリコ
ン、窒化ボロン、炭化シリコンなどの薄膜を形成
した後にシリコンウエハーをエツチングによつて
除去するという方法が提案されている。
一方、以上の様な保持体上に保持されるX線リ
ソグラフイー用マスク(即ちX線吸収体)として
は、一般に密度の高い物質たとえば金、白金、タ
ングステン、タンタル、銅、ニツケルなどの薄膜
望ましくは0.5〜1μm厚の薄膜からなるものが好
ましい。この様なマスクは、たとえば上記X線透
過膜上に一様に上記高密度物質の薄膜を形成した
後、レジストを塗布し、該レジストに電子ビー
ム、光などにより所望のパターン描画を行ない、
しかる後にエツチングなどの手段を用いて所望パ
ターンに作成される。
しかして、以上の如き従来のX線リソグラフイ
ーにおいては、マスク保持体のX線透過率が低
く、このため十分なX線透過量を得るためにはマ
スク保持体をかなり薄くする必要があり、その製
造が困難になるという問題があつた。
[発明の目的] 本発明は、以上の様な従来技術に鑑み、X線透
過性の良好なマスク保持体を提供し、もつてX線
リソグラフイーを良好に実施することを目的とす
る。
[発明の概要] 本発明によれば、以上の如き目的は、マスク保
持体を少なくとも窒化アルミニウムと無機物との
積層体により形成することによつて達成される。
[実施例] 本発明において積層体を構成する無機物として
は少なくとも膜形成性及びX線透過性を有するも
のを使用することができる。この様な無機物とし
ては、たとえば窒化シリコン、酸化シリコン、炭
化シリコン、チタン等が例示される。
本発明によるマスク保持体を構成する積層体は
窒化アルミニウムと無機物との2層からなるもの
であつてもよいし、または窒化アルミニウム及び
無機物の少なくとも一方を2層以上用いて全体と
して3層以上からなるものとしてもよい。
更に、本発明によるマスク保持体を構成する積
層体は窒化アルミニウムと無機物と有機物とを用
いて3層以上からなるものとしてもよい。有機物
としては少なくとも膜形成性及びX線透過性を有
するものを使用することができ、この様な有機物
としては、たとえばポリイミド、ポリアミド、ポ
リエステル、パリレン(ユニオンカーバイド社
製)等を例示することができる。
本発明によるマスク保持体の厚さは特に制限さ
れることはなく適宜の厚さとすることができる
が、たとえば2〜20μm程度とするのが有利であ
る。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明す
る。
実施例 1 第1図aに示される様に、直径10cmの円形のシ
リコンウエハー1の両面に1μm厚の酸化シリコ
ン膜2を形成した。
次に、第1図bに示される様に、プラズマ
CVD法により、シリコンウエハー1の片面側の
酸化シリコン膜2上に0.5μm厚の窒化シリコン膜
3を形成した後、リアクテイブスパツタ法により
アルミニウム(Al)ターゲツト、アルゴン
(Ar):窒素(N2)=1:1の混合ガス、ガス圧
8×10-3Torr、放電電力200Wで1μm厚の窒化ア
ルミニウム膜4を形成した。
次に、第1図cに示される様に、窒化アルミニ
ウム膜4上に保護のためのタール系塗料層6を形
成した。
次に、第1図dに示される様に、露出している
酸化シリコン膜2の直径7.5cmの円形の中央部分
をフツ化アンモニウムとフツ酸との混合液を用い
て除去した。尚、この際、リング状に酸化シリコ
ン膜2を残すため、その部分に保護のためのアピ
エゾンワツクス(シエル化学社製)の層7を形成
し、酸化シリコン膜の中央部分を除去した後、該
ワツクス層7を除去した。
次に、第1図eに示される様に、3%フツ酸水
溶液中で電解エツチング(電流密度0.2A/dm2
を行ない、シリコンウエハー1の露出している直
径7.5cmの円形の中央部分を除去した。
次に、第1図fに示される様に、フツ化アンモ
ニウムとフツ酸との混合液を用いて、露出部分の
酸化シリコン膜2を除去した。
次に、第1図gに示される様に、リングフレー
ム(パイレツクス製、内径7.5cm、外径9cm、厚
さ5mm)8の一面にエポキシ系接着剤9を塗布
し、該接着剤塗布面に上記シリコンウエハー1の
窒化シリコン膜3及び窒化アルミニウム膜4形成
面側と反対の面を接着した。
次に、第1図hに示される様に、アセトンでタ
ール系塗料層6を除去した。
かくしてリングフレーム8及びシリコンウエハ
ー1により固定された状態の窒化シリコン膜3及
び窒化アルミニウム膜4の積層体からなるX線リ
ソグラフイー用マスク保持体を得た。
本実施例において得られた窒化シリコン膜;窒
化アルミニウム膜の構成を有するマスク保持体は
特に透光性が良好であつた。
実施例 2 直径10cmの円形のシリコンウエハーの片面に
CVD法により0.5μm厚の酸化シリコン膜を形成
した後、実施例1と同様にして該酸化シリコン膜
上に1μm厚の窒化アルミニウム膜を形成した。
次に、実施例1と同様にして窒化アルミニウム
膜上に保護のためのタール系塗料層を形成した。
次に、実施例1と同様にしてシリコンウエハー
の直径7.5cmの円形の中央部分を電界エツチング
により除去した。尚、この際、リング状にシリコ
ンウエハーを残すため、その部分に保護のための
タール系塗料層を形成し、シリコンウエハーの中
央部分を除去した後、該塗料層を除去した。
次に、実施例1と同様にして、シリコンウエハ
ーの酸化シリコン膜及び窒化アルミニウム膜形成
面側と反対の面に、リングフレームを接着し、タ
ール系塗料層を除去した。
かくしてリングフレーム及びシリコンウエハー
により固定された状態の酸化シリコン膜及び窒化
アルミニウム膜の積層体からなるX線リソグラフ
イー用マスク保持体を得た。
本実施例において得られた酸化シリコン膜;窒
化アルミニウム膜の構成を有するマスク保持体は
特に透光性が良好であつた。
実施例 3 実施例1の工程において、窒化シリコン膜3及
び窒化アルミニウム膜4を形成した後に、窒化ア
ルミニウム膜4上に保護のためのタール系塗料層
を形成した。
以下、実施例1と同様にして、酸化シリコン膜
2の所定の部分及びシリコンウエハー1の円形の
中央部分を除去した。
次に、アセトンでタール系塗料層を除去した。
次に、窒化アルミニウム膜4上にフオトレジス
トAZ−1370(シプレー社製)を塗布した。
次に、ステツパーを用いてマスクパターンを縮
小投影しレジストの焼付を行なつた後に所定の処
理を行ない、レジストパターンを得た。
次に、蒸着により上記レジストパターン上に
0.5μm厚にタンタル(Ta)層を形成した。
次に、アセトンを用いてレジストを除去し、タ
ンタル膜パターンを得た。
以下、実施例1と同様にしてリングフレームの
接着を行ない、リングフレーム及びシリコンウエ
ハーにより固定された状態の窒化シリコン膜と窒
化アルミニウム膜との積層体からなるマスク保持
体を用いたX線リソグラフイー用マスクを得た。
本実施例において得られたマスクの窒化シリコ
ン膜;窒化アルミニウム膜の構成を有するマスク
保持体は特に透光性が良好であつた。
実施例 4 実施例2の工程において、酸化シリコン膜及び
窒化アルミニウム膜を形成した後に、窒化アルミ
ニウム膜上に保護のためのタール系塗料層を形成
した。
以下、実施例3と同様の工程を行なつた。
かくしてリングフレーム及びシリコンウエハー
により固定された状態の酸化シリコン膜と窒化ア
ルミニウム膜との積層体からなるマスク保持体を
用いたX線リソグラフイー用マスクを得た。
本実施例において得られたマスクの酸化シリコ
ン膜;窒化アルミニウム膜の構成を有するマスク
保持体は特に透光性が良好であつた。
実施例 5 第2図aに示される様に、直径10cmの円形のシ
リコンウエハー1の両面に1μm厚の酸化シリコ
ン膜2を形成した。
次に、第2図bに示される様に、プラズマ
CVD法により、シリコンウエハー1の片面側の
酸化シリコン膜2上に0.5μm厚の窒化シリコン膜
3を形成した後、リアクテイブスパツタ法により
アルミニウム(Al)ターゲツト、アルゴン
(Ar):窒素(N2)=1:1の混合ガス、ガス圧
8×10-3Torr、放電電力200Wで1μm厚の窒化ア
ルミニウム膜4を形成し、更にその上に上記と同
様にしてプラズマCVD法により0.5μm厚の窒化
シリコン膜5を形成した。
次に、第2図cに示される様に、窒化シリコン
膜5上に保護のためのタール系塗料層6を形成し
た。
次に、第2図dに示される様に、露出している
酸化シリコン膜2の直径7.5cmの円形の中央部分
をフツ化アンモニウムとフツ酸との混合液を用い
て除去した。尚、この際、リング状に酸化シリコ
ン膜2を残すため、その部分に保護のためのアピ
エゾンワツクス(シエル化学社製)の層7を形成
し、酸化シリコン膜の中央部分を除去した後、該
ワツクス層7を除去した。
次に、第2図eに示される様に、3%フツ酸水
溶液中で電解エツチング(電流密度0.2A/dm2
を行ない、シリコンウエハー1の露出している直
径7.5cmの円形の中央部分を除去した。
次に、第2図fに示される様に、フツ化アンモ
ニウムとフツ酸との混合液を用いて、露出部分の
酸化シリコン膜2を除去した。
次に、第2図gに示される様に、リングフレー
ム(パイレツクス製、内径7.5cm、外径9cm、厚
さ5mm)8の一面にエポキシ系接着剤9を塗布
し、該接着剤塗布面に上記シリコンウエハー1の
窒化シリコン膜3,5及び窒化アルミニウム膜4
形成面側と反対の面を接着した。
次に、第2図hに示される様に、アセトンでタ
ール系塗料層6を除去した。
かくしてリングフレーム8及びシリコンウエハ
ー1により固定された状態の窒化シリコン膜3,
5及び窒化アルミニウム膜4の積層体からなるX
線リソグラフイー用マスク保持体を得た。
本実施例において得られた窒化シリコン膜;窒
化アルミニウム膜;窒化シリコン膜の構成を有す
るマスク保持体は特に透光性が良好であつた。
実施例 6 実施例2の工程において窒化アルミニウム膜を
形成した後に更にCVD法により0.5μm厚の酸化
シリコン膜を形成し該酸化シリコン膜上に保護の
ためのタール系塗料層を形成することを除き、実
施例2と同様の工程を行なつた。
かくしてリングフレーム及びシリコンウエハー
により固定された状態の酸化シリコン膜;窒化ア
ルミニウム膜;酸化シリコン膜の構成を有する積
層体からなるX線リソグラフイー用マスク保持体
を得た。
本実施例において得られた酸化シリコン膜;窒
化アルミニウム膜;酸化シリコン膜の構成を有す
るマスク保持体は特に透光性が良好であつた。
実施例 7 実施例1の工程において窒化シリコン膜3の形
成の前に実施例1におけると同様にして1μm厚
の窒化アルミニウム膜を形成しておくことを除い
て、実施例1と同様の工程を行なつた。
かくしてリングフレーム及びシリコンウエハー
により固定された状態の窒化アルミニウム膜;窒
化シリコン膜;窒化アルミニウム膜の構成を有す
る積層体からなるX線リソグラフイー用マスク保
持体を得た。
本実施例において得られた窒化アルミニウム
膜;窒化シリコン膜;窒化アルミニウム膜の構成
を有するマスク保持体は特に放熱性が良好であつ
た。
実施例 8 実施例2の工程において酸化シリコン膜の形成
の前に実施例2におけると同様にして1μm厚の
窒化アルミニウム膜を形成しておくことを除い
て、実施例2と同様の工程を行なつた。
かくしてリングフレーム及びシリコンウエハー
により固定された状態の窒化アルミニウム膜;酸
化シリコン膜;窒化アルミニウム膜の構成を有す
る積層体からなるX線リソグラフイー用マスク保
持体を得た。
本実施例において得られた窒化アルミニウム
膜;酸化シリコン膜;窒化アルミニウム膜の構成
を有するマスク保持体は特に放熱性が良好であつ
た。
実施例 9 実施例5の工程において、窒化シリコン膜3,
5及び窒化アルミニウム膜4を形成した後に、窒
化シリコン膜5上に保護のためのタール系塗料層
を形成した。
以下、実施例5と同様にして、酸化シリコン膜
2の所定の部分及びシリコンウエハー1の円形の
中央部分を除去した。
次に、アセトンでタール系塗料層を除去した。
次に、窒化シリコン膜5上にスピンコートによ
りフオトレジストRD−200N(日立化成社製)の
層を1.2μm厚に形成した。
次に、石英−クロムマスクを用いて遠紫外光に
よりをレジストの焼付を行なつた後に規定の処理
を行ない、マスクに対しネガ型のレジストパター
ンを得た。
次に、エレクトロンビーム蒸着機を用いて上記
レジストパターン上にタンタル(Ta)を0.5μm
厚に蒸着した。
次に、リムーバーを用いてレジストを除去し、
リフトオフ法によりタンタル膜パターンを得た。
以下、実施例5と同様にしてリングフレームの
接着を行ない、リングフレーム及びシリコンウエ
ハーにより固定された状態の窒化シリコン膜と窒
化アルミニウム膜との積層体からなるマスク保持
体を用いたX線リソグラフイー用マスクを得た。
本実施例において得られたマスクの窒化シリコ
ン膜;窒化アルミニウム膜;窒化シリコン膜の構
成を有するマスク保持体は特に透光性が良好であ
つた。
実施例 10 実施例5と同様にして、シリコンウエハーの両
面に酸化シリコン膜を形成した後、その片面に実
施例5と同様にして窒化アルミニウム膜を形成し
た。
次に、窒化アルミニウム膜上に保護のためのタ
ール系塗料層を形成した。
以下、実施例5と同様にして、酸化シリコン膜
2の所定の部分及びシリコンウエハー1の円形の
中央部分を除去した。
次に、アセトンでタール系塗料層を除去した。
次に、抵抗加熱蒸着機を用いて窒化アルミニウ
ム膜上に一様に300Å厚のクロム(Cr)膜を形成
し次いで一様に0.5μm厚の金(Au)膜を形成し
た。
次に、該金膜上に一様にフオトレジストAZ−
1350を0.5μm厚に塗布した。
次に、レジスト上にマスターマスクを密着せし
め遠紫外光を用いてレジストの焼付を行なつた後
に規定の処理を行ない、マスターマスクに対しポ
ジ型のレジストパターンを得た。
次に、ヨウ素(I2)系金エツチヤントを使用し
て金膜のエツチングを行ない、マスターマスクに
対しポジ型の金膜パターンを得た。
以下、実施例5と同様にしてリングフレームの
接着を行ない、リングフレーム及びシリコンウエ
ハーにより固定された状態の窒化アルミニウム膜
とクロム膜との積層体からなるマスク保持体を用
いたX線リソグラフイー用マスクを得た。
本実施例において得られたマスクの窒化アルミ
ニウム膜;クロム膜の構成を有するマスク保持体
は特にX線透過性が良好であつた。
実施例 11 窒化アルミニウム膜を形成する際にスパツタ法
により焼結窒化アルミニウムターゲツトを用いて
行なうことを除いて、実施例10と同様の工程を行
ない、X線リソグラフイー用マスクを得た。
本実施例においては、窒化アルミニウム膜の成
膜速度が大きかつた。
実施例 12 実施例2の工程において窒化アルミニウム膜上
に更にPIQ液(ポリイミド前駆体、日立化成社
製)をスピンコートした後に、50〜350℃で4時
間のキユアーを行なつて2μm厚のポリイミド膜
を形成することを除いて、実施例2と同様の工程
を行なつた。
かくしてリングフレーム及びシリコンウエハー
により固定された状態の酸化シリコン膜;窒化ア
ルミニウム膜;ポリイミド膜の構成を有する積層
体からなるX線リソグラフイー用マスク保持体を
得た。
本実施例において得られた酸化シリコン膜;窒
化アルミニウム膜;ポリイミド膜の構成を有する
マスク保持体は特に強度が大きかつた。
実施例 13 実施例12と同様の方法により、但し酸化シリコ
ン膜の形成と窒化アルミニウム膜の形成との順序
を逆にして行なうことにより、リングフレーム及
びシリコンウエハーにより固定された状態の窒化
アルミニウム膜;酸化シリコン膜;ポリイミド膜
の構成を有する積層体からなるX線リソグラフイ
ー用マスク保持体を得た。
本実施例において得られた窒化アルミニウム
膜;酸化シリコン膜;ポリイミド膜の構成を有す
るマスク保持体は特に強度が大きかつた。
実施例 14 実施例12と同様の方法により、但し窒化アルミ
ニウム膜の形成とポリイミド膜の形成との順序を
逆にして行なうことにより、リングフレーム及び
シリコンウエハーにより固定された状態の酸化シ
リコン膜;ポリイミド膜;窒化アルミニウム膜の
構成を有する積層体からなるX線リソグラフイー
用マスク保持体を得た。
本実施例において得られた酸化シリコン膜;ポ
リイミド膜;窒化アルミニウム膜の構成を有する
マスク保持体は特に強度が大きかつた。
[発明の効果] 以上の如き本発明によれば、マスク保持体の構
成要素として用いられる窒化アルミニウムはX線
透過率及び可視光線透過率が高く(1μm厚の光
学濃度が約0.01)、熱膨張率が低く(3〜4×
10-6/℃)、熱伝導率が高く、且つ成膜性が良好
であるなどの特長を有するので、以下の様な効果
が得られる。
(1) 窒化アルミニウムはX線透過率が高いので比
較的厚くしても比較的高いX線透過量が得られ
るので、マスク保持体の製造を容易且つ良好に
行なうことができる。
(2) 窒化アルミニウムは成膜性が良好であるので
極めて薄い膜からなるマスク保持体を製造する
ことができ、これによりX線透過量を高め焼付
のスループツトを向上させることができる。
(3) 窒化アルミニウムは可視光線の透過率が高い
ため、X線リソグラフイーにおいて可視光線を
用いて目視により容易且つ正確にアラインメン
トができる。
(4) 窒化アルミニウムの熱膨張係数はX線リソグ
ラフイーにおけるシリコンウエハー焼付基板の
熱膨張係数(2〜3×10-6/℃)とほぼ同じ値
であるから、極めて高精度の焼付けが可能とな
る。
(5) 窒化アルミニウムの熱伝導性が高いため、X
線照射による温度上昇を防止でき、特に真空中
での焼付けの際に効果が大である。また、窒化
アルミニウムは電気伝導性が高いためマスク保
持体の帯電を防止することができる。
(6) 窒化アルミニウムと無機物との積層体を用い
ることにより、上記の如き窒化アルミニウムの
特性に加えて該無機物の有する特性を付加した
マスク保持体とすることができる。即ち、本発
明に係るマスク保持体は透光性、熱伝導性に優
れ、強度、耐薬品性も比較的大きいといつた無
機物の特長をあわせもつものである。また、更
に有機物が積層されると強度が大きく、ストレ
スが実質的にないといつた有機物の特長が加え
られる。
【図面の簡単な説明】
第1図a〜h及び第2図a〜hは本発明による
X線リソグラフイー用マスク保持体の製造工程を
示す図である。 1:シリコンウエハー、2:酸化シリコン膜、
3,5:窒化シリコン膜、4:窒化アルミニウム
膜、6:タール系塗料層、7:ワツクス層、8:
リングフレーム、9:接着剤。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 少なくとも窒化アルミニウムと無機物との積
    層体からなる保持体により保持されたマスクを用
    いることを特徴とする、X線リソグラフイー法。 2 少なくとも窒化アルミニウムと無機物との積
    層体からなることを特徴とする、X線リソグラフ
    イー用マスク保持体。
JP59239455A 1984-11-05 1984-11-15 X線リソグラフイ−法及びx線リソグラフイ−用マスク保持体 Granted JPS61118754A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59239455A JPS61118754A (ja) 1984-11-15 1984-11-15 X線リソグラフイ−法及びx線リソグラフイ−用マスク保持体
US06/794,180 US4677042A (en) 1984-11-05 1985-11-01 Mask structure for lithography, method for preparation thereof and lithographic method
DE19853539201 DE3539201A1 (de) 1984-11-05 1985-11-05 Maskenstruktur fuer die lithografie, verfahren zu ihrer herstellung und lithografieverfahren

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59239455A JPS61118754A (ja) 1984-11-15 1984-11-15 X線リソグラフイ−法及びx線リソグラフイ−用マスク保持体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61118754A JPS61118754A (ja) 1986-06-06
JPH0481853B2 true JPH0481853B2 (ja) 1992-12-25

Family

ID=17045017

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JP59239455A Granted JPS61118754A (ja) 1984-11-05 1984-11-15 X線リソグラフイ−法及びx線リソグラフイ−用マスク保持体

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JP (1) JPS61118754A (ja)

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US5196283A (en) * 1989-03-09 1993-03-23 Canon Kabushiki Kaisha X-ray mask structure, and x-ray exposure process

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JPS61118754A (ja) 1986-06-06

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