JPH048152A - 有鉄心形単相ブラシレスモータ - Google Patents

有鉄心形単相ブラシレスモータ

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JPH048152A
JPH048152A JP2107170A JP10717090A JPH048152A JP H048152 A JPH048152 A JP H048152A JP 2107170 A JP2107170 A JP 2107170A JP 10717090 A JP10717090 A JP 10717090A JP H048152 A JPH048152 A JP H048152A
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JP
Japan
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pole
permanent magnet
magnet rotor
poles
magnetic
Prior art date
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Pending
Application number
JP2107170A
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English (en)
Inventor
Manabu Shiraki
学 白木
Masaji Fujisawa
藤沢 正司
Masayuki Aisaka
逢坂 政行
Osami Miyao
宮尾 修美
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shicoh Engineering Co Ltd
Original Assignee
Shicoh Engineering Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH048152A publication Critical patent/JPH048152A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の産業上の利用分野] 本発明は、特別な自起動処理手段を用いる事無く、僅か
に永久磁石回転子を構成する円環状のマグネット部材へ
のN極、 S;iの着磁を工夫するのみで、自起動でき
るように構成した有鉄心形単相ブラシレスモータに関し
、特に低い電圧から立ち上げ、しかも回転可変速制御が
極めて容易で、また比較的大きなトルクを必要とするフ
ァンモータなどに適し1巻線数も多くでき、また反トル
クも生ぜず、効率が良好で大きなトルクが得ら九で尚且
つ組み立てが簡単になり、安価に量産できるものに関す
る。
[従来技術] ブラシレスモータでは、永久磁石回転子のN極、S極の
磁極をホール素子等の位置検知素子で検出し、該位置検
知素子からの信号をトランジスタに入力し、ステータ電
機子をオン、オフして永久磁石回転子を回転させている
ここにおいて、ブラシレスモル夕では、永久磁石回転子
のN極、S極の磁極をホール素子等の位置検知素子を用
いて電機子巻線に切換通電する為の回路(駆動回路。電
子転流回路また半導体整流回路ともいう。)がモータの
相数分だけ必要になるため、高価になる欠点がある。
したがって このように高価になる相数の多いブラシレ
スモータを、単に送風して冷却させる目的に使用される
ファンモータ等に用いることはコスト的に得策でない。
この為、ファンモータにおいては2位置検知素子が1個
で済み、然も駆動回路が1相分で足り。
安価に構成できる単相ブラシレスモータが使用されてい
る。
この単相ブラシレスモータは、何らかの手段を施さない
限り通常の場合、原理的に9通電切換点において、トル
クが零となる。所謂「死点」がある。
そのため、単相ブラシレスモータでは、電機子巻線(ま
たは電機子巻線と巻線した巻線突8iりと永久磁石回転
子によって得られる電磁トルクに加えて、コギングトル
ク発生部材等によるコギングトルクを付加することによ
り、死点箇所におけるトルクが零になるのを防ぎ、当該
モータの死点位置における停止現象を解消し、自起動で
きるようにしている。
このように死点の問題を解消して自起動できるようにし
た。特に有鉄心形単相ブラシレスモータの従来方式の代
表的なものを以下に示すと、先ず最も代表的なものとし
ては、特公昭61−35797号のように、N極、sr
iの磁極を持つ2極の永久磁石回転子と、これに対向す
るステータ電機子の巻線突極面間の径方向の空隙に傾斜
ができるように、突極面の径方向の長さを徐々に短くな
るようにした有鉄心形単相ブラシレスモータがある。
この種のものに類似するものとしては、実開昭60−1
28483号、特開昭60−183958号、特開昭6
0−213290号、USP4゜496.887号など
に多くに見られる。
空隙に傾斜を設ける事無く、空隙に段差を形成するよう
にしたものとしては、特開昭62.−’147943号
に示す有鉄心形単相ブラシレスモ〜りかある。これは、
マグネットロータの磁極の一部の内面部にボールシュー
を張り付けたもので、実質的に空隙に段部を付けたもの
である。尚1巻線突極に四部を形成することで空隙に段
差を付けた特公昭39−10013号の有鉄心形単相ブ
ラシレスモータも知られている。
この種のものに類似するものとしては、特開昭61−1
12561号、実開昭61−478号実開昭61−84
681号、特開昭61−18340号、特開昭61−2
69656号、特開昭61−293148号、特開昭6
:2−18958号などに多数党られる。
tた突極の構造を工夫することで自起動できるようにし
たものとしては、特開昭61−54845号の有鉄心形
単相ブラシレスモータのように巻線突極の一方を幅を狭
く形成し、他方の幅の広い巻線突極側に偏位させたもの
がある。これに類似したものとしては1幅の狭い巻線突
極の代わりに補助突極を用いたものもある。この場合の
補助突極には巻線を巻き付けたもの9巻線を巻き付けな
いものなど種々知られている。
また主巻線突極と補助突極とを周方向にずらせ且つ軸方
向に渡って2段に重ね合わせたもの、また主巻線突極と
補助突極、主巻線突極と主巻線突極との互いに永久磁石
回転子と対向する面積に差を付けたもの、或は主突極と
補助突極の電機子巻線の巻線巻き付は部の幅を変えたも
のなどがある。例えばこれらに類似するものとしては、
特開昭62−1523.61号、実開昭61−4688
1号、実開昭61−46882号、実開昭614688
4号、特開昭61−92151号、実開昭61−202
178号、実開昭62−68476号、特開昭61−8
1162号、実開昭61−114976号、実開昭53
−154312号など多数見られる。
次に代表的に自起動できる有鉄心形単相ブラシレスモー
タの方法は、永久磁石回転子と磁気的に吸引し合うティ
テントトルク発生用の補助磁石を用いる方法である。こ
の種のものとしては1例えばLi5P4,103,19
1号の有鉄心形単相ブラシしスモークのように、永久磁
石回転子の発生する磁界内に、即ち永久磁石回転子と空
隙を介して対向する突極面にデイテントトルク発生用磁
石を用いたものがある。この種の方法を採用したものと
しては、その他に特開昭61−161943号、USP
3,433,987号、実開昭63143069号、U
SP4,728,833号に示すものがある。
次に代表的な別の自起動できる有鉄心形単相ブラシレス
モータとしては、特開昭59−67862号に示すよう
に永久磁石回転子の外周に電磁石構体を配設した電磁石
駆動方式の有鉄心形単相ブラシレスモータがあり、この
方式のものも多数見られる。
また自起動させることが出来るように実開昭62−81
473号に見られるようにコギングトルク発生部材を工
夫した有鉄心形単相ブラシレスモータ等が多数ある。例
えば、この種のM似するものとしては、USP4,40
4,484号などがある。
また永久磁石回転子の着磁を工夫することで自起動でき
るようにした有鉄心形単相ブラシしスモークも見られる
。例えば、USP4,793203号の有鉄心形単相ブ
ラシレスモータのように永久磁石回転子のN極とS極の
磁極の幅を工夫したものである。このような永久磁石回
転子の着磁幅を変えたものとしては、他にもLISP4
,737.674号、特開昭53−23010号、特公
昭58−25024号、特開昭58−95971号等の
ものが見られる。
また永久磁石回転子の着磁の工夫でも着磁の強度に差を
付けて自起動できるようにしたものもある。例えば、永
久磁石回転子のN極及びS極の一部を他の部分よりも強
く着磁した有鉄心形単相ブラシレスモータがある。
この種の着磁ビークや着磁ピッチに特徴のあるものとし
ては、他に類似するものとして、特開昭62−1479
44号、特開昭62−173966号、実開昭61−4
1383号、特開昭59−50760号、特開昭59−
67861号、特開昭59−139852号等がある。
また代表的な実質的無着磁部を用いた有鉄心形呈相ブラ
シレスモータとしては、USP4.115.715号の
ようにマダイ・ットロータにN極。
si、o極(無着磁極)を交互に形成したちのである。
これに類似するものとしては、特開昭62−15236
2号2特公昭60−46634号、特開昭53−230
08号、特開昭5734761号、特開昭56−810
71号等がある。
[従来技術の問題点] 先ず従来の空隙に傾斜を形成する方法及び空隙に段差を
付ける有鉄心形単相ブラシレスモータ及びこれに類似す
るものは、空隙の径方向の長さが増加するので、大きな
トルクが得られず、非常に効率の悪いものとなる欠点が
ある。
また巻線突極に隣接する他の補助突極を含む巻線突極の
開角幅を狭く形成し、一方の巻線突極に偏位させる方法
は1巻線突極の幅が狭くなるため9巻線しずらく、補助
突極によって渦流損が発生するので、効率が悪く、又補
助突極によって発生するコギングトルクが大きく、滑ら
かに回転できない欠点を持つ。
また巻線突極と偏位した他の巻線突極が放射方向に一体
して形成したものは1巻線突極間の電機子巻線を巻線す
るためのスロット幅が狭くなり。
特に多数の突極を形成して大きなトルクを得る目的のも
のに構成した場合には、量産しずらく、而も電機子巻線
を多数ターン巻線できないなど、量産性、効率の点でも
劣り、大きなトルクを得ることができない欠点がある。
またコギングトルクを利用したものと異なるデイテント
トルクを利用して自起動できるようにしたものは、その
磁気的な吸引力が異なり、使用目的が異なるため、−概
に両者の比較を行うことができない。従って1本発明の
解決しようとしている従来技術とは別にする。
電磁石を用いて自起動できるようにした有鉄心形羊相ブ
ラシレスモータでは、構造が複雑になり、量産性に優れ
ず、コストの高いものになる欠点かある。特に、この場
合、比較的大きなトルクを必要とするものを構成しよう
とすると、上記の欠点は更に増長されるものとなる。
究極片の外周に位置する図示しない永久磁石回転その下
端部にコギングトルク発生部材を配設して7永久磁石回
転子の漏洩する漏洩磁束を利用してたものは、小型で比
較的トルクが小さなものなどには最適なものであるが、
大型の比較的大きなトルクを必要とする場合で巻線突極
の数が多い場合などには1巻線突極と永久磁石回転子と
の磁気的な吸引力が、永久磁石回転子の漏洩磁束とコギ
ングトルク発生部材との磁気的な吸引力よりも大きくな
る為、安全且つ確実な自起動を起こさせる場合には、充
分とはいえない惧れがある。
また顕像する他の有鉄心形ブラシレスモータの場合にも
同じような難点があるか、又は更に別の難点まで合わせ
持つ欠点があった6 次に、永久磁石回転子のN極とS極の着磁幅が異なる形
式の有鉄心形単相ブラシレスモータは。
コギングトルクを利用して自起動できるようにしたもの
ではないため、滑らかに回転できる利点がある。しかし
、大きなトルクが得られない欠点がある。
また永久磁石回転子の着磁の強弱を形成した有鉄心形単
相ブラシレスモータなどは、その着磁の付は方が厄介で
、量産性に優れず1着磁の強弱の付は方によっては、安
全且つ確実な自起動ができない惧れがあった。
[発明の課題] 本発明は、特別な自起動処理手段を用いる事無く、僅か
に永久磁石回転子を構成する円環状のマグネット部材へ
のN極、S極の着磁を工夫するのみで、自起動できるよ
うに構成し、しかもその着磁は着磁ヨークに細工してお
くのみで極めて容易に行うことができ、特に低い電圧か
ら立ち上げることができるようにして回転可変速制御を
極めて容易に行えるようにし、しかも比較的大きなトル
クを発生させることができ、効率が良好で1組み立てが
簡単になり、安価に量産できるようにした有鉄心形ブラ
シレスモータを得ることを課題になされたものである。
[発明の問題点を解決するための手段]本発明では、上
記の従来の有鉄心形単相ブラシレスモータの問題点を解
決する為になされたもので1本発明の第1の課題は、下
記構成要素■乃至■からなることを特徴とする有鉄心形
単相ブラシレスモータを提供することによって達成でき
る。
構成要素01回動自在に支持されたN極、S極の磁極を
交互に2P (Pは1以上の整数)個有する円環状の永
久磁石回転子を備えていること。
構成要素■;該永久磁石回転子と径方向の空隙を介して
永久磁石回転子の略一磁極幅の開角幅に形成した突極片
を持つ巻線突極を同相位置の適宜箇所にm(mは1以上
の整数)個形成したステー電機子鉄心の任意のk(kは
1以の整数、K≦m)個の巻線突極に電機子巻線を巻線
して形成した単相構造のステータ電機子とを相対的に回
動するように配置しであること。
構成要素■;上記永久磁石回転子は、そのN極、S極の
磁極はその開角が上記巻線突極の突極片の開角幅とほぼ
一致する開角幅に形成された当該磁極を有する円環状の
ものに形成されていること。
構成要素■;上記永久磁石回転子は、そのN極、S極の
磁極の他端部が上記突極片の軸方向の側片端部と平行な
端部となるように当該N極、S極の磁極を永久磁石回転
子を形成する円環状マグネット部材に着磁形成すること
で形成していること。
構成要素■;上記永久磁石回転子は、そのN極、 S′
lf!の磁極の一端部が、該一端から1/4乃至3/4
磁極幅の角度θに渡り、該θの位置に至るに従って徐々
に当該N極、S極の磁極の上記突極片との対向面積が少
なくなるように当該N極。
S極の磁極を永久磁石回転子を形成する円環状マグネッ
ト部材に着磁形成していること。
本発明の第2の課題は、上記第1の課題を達成する為の
有鉄心形単相ブラシレスモータにおいて、上記電機子巻
線を巻線したに個の巻線突極と同数個のN極、S極の磁
極を上記円環状のマグネ・ソト部材に着磁形成して上記
永久磁石回転子を形成することで達成できる。
口発明の作用] 永久磁石回転子2の各磁極2N、2Sの他端が突極片1
5の端部と平行になるように形成されているため、当該
突極片15と各磁極2N、2Sとで、大きなコギングト
ルクが発生し、しかも上記永久磁石回転子2の電磁!2
N、2Sの一端部は、あたかも切欠部を形成しであるか
の如くスキュー着磁を施しであるため、突極片20と各
磁極2N、2Sの磁石面積の多い対向位置において伯の
部分に比較して大きなコギングトルクを発生する。この
ため 無通電時には、必ず、永久磁石回転子2が死点位
置から避けた自起動できる位置に停止している。この為
、起動時2通電すると(低い電圧で回転の立ち上げを行
うことができる)、必ず、永久磁石回転子2は、所定方
向に自起動して回転する。また回転中においては、電機
子巻線9群に通電することによって発生する電磁トルク
の切れ目、即ち死点となる位置には、永久磁石回転子2
の各磁極2N、2Sと突極片15とによる磁気的吸引力
によって引き起こされるコギングトルクが発生するので
、一回転中のいかなる点においても回転トルクが発生す
る。この結果。
一回転中のいかなる点においても回転トルクが発生して
いるため、連続回転を続行することができる。
またコギングトルクは、これ専用のコギングトルク発生
部材を設けて発生させているのでなく。
電機子巻線9を巻線した巻線突極8群からなるステータ
電機子12と対向する駆動用の永久磁石回転子2の各磁
極2N、2Sが上記したように自起動できるように一端
部をスキュー着磁しているために自起動用のコギングト
ルクが徐々に自然と発生するため、特別な部材を必要と
せす、安価に自起動可能な有鉄心形単相ブラシレスモー
タ1を形成できる。
[発明の実施例コ 第1図は本発明の有鉄心形単相ブラシレスモータ1の分
解斜視図2第2図は同縦断面図2第3図は同単相ブラシ
レスモータ1に用いたステータ電機子鉄心7と永久磁石
回転子2との対応図、第4図は同羊相ブラシレスモータ
1の無通電時における当該単相ブラシレスモータ1と永
久磁石回転子2との関係を示す展開図、第5図は同単相
ブラシレスモータ1の最大起動トルク発生時における当
該単相ブラシレスモータ1と永久磁石回転子2との関イ
系を示す展開図で、以下、第1図乃至第5図を参照して
本発明の一実施例を説明する。
固定板3は、その中央部にベアリングハウス4分同一部
材にて一体形成している。固定板3の上部に形成したベ
アリングハウス4の外周には、その中心に回転軸5を回
動自在に通すための貫通孔6を有するステータ電機子鉄
心7が固定されている。上記ベアリングハウス4の内周
上下両端部には、ホールベアリング10.11を収納し
、該ボールベアリング10.11によって回転軸5を回
動自在に支持している。上記ベアリングハウス4の外周
には、ステータ電機子鉄心7の6個の巻線突!li、8
−1.  ・・・、8−6それぞれに電機子巻線9−1
.・・・、9−6を巻線して形成したステータ電機子1
2が適宜な手段によって固定されている。
該ステータ電機子12は、径方向の微細な空隙13を介
して円環状のロータヨーク14の内周に固定された円環
状の永久磁石回転子2と相対的回動をなすように対向配
設している。
ステータ電機子鉄心7は、積層鋼販で形成されたもので
、ベアリングハウス4の外周に固定され、半径外側方向
に等間隔に6個の放射方向に延びたT字型の巻線突極8
を形成している。巻線突極8は、この半径方向の外周先
端部に上記永久磁石回転子2を形成するN極の磁極2N
、S極の磁極2Sと径方向の空隙13を介して対向する
突極片15を形成している。巻線突極8は1反トルクが
入らず、大きなトルクが得られて効率良好な有鉄心形単
相ブラシレスモータ1を形成する為に。
上記突極片15の開角を永久磁石回転子2のN[i。
2N、S極2Sの一磁極の幅と略々等しい幅の開角幅に
形成している。この実施例の有鉄心形単相ブラシレスモ
ータ1では9回転軸5に固定されたカップ型ロータヨー
ク14の内面に円環状のマグネント部材23にほぼ60
度のピッチでT幅[55°1に磁化されたN極2N、S
極2Sの磁極を交互等間隔に有する6極の円環状の永久
磁石回転子2を固設して9回転子16を形成している。
尚1円環状永久磁石回転子2のN極2NとS極2S間の
記号0で示しである部分は、0極(無着磁部若しくは実
質的無着磁部)24を示す。
従って7突極片15の開角幅は、永久磁石回転子2の1
磁極幅をT幅とするとき、それと等しく略Tの開角幅「
55°コに形成している。このような略T幅の開角幅に
形成された突極片15を有する巻線突極8は、同相位置
で且つ単相配置となるように等間隔配置に6個の巻線突
極8−1、・・・、8−6を形成している。6個の巻線
突極8−1.・・・、8−6それぞれには電機子巻線9
−1.・・・、9−6を巻線しである。
第4図及び第5図に示すように電機子巻線9−1の一方
の端子9−1a、電機子巻線9−2の他方の端子9−2
b、電機子巻線9−3の一方の端子9−3a、電機子巻
線9−4の他方の端子94b、電機子巻線9−5の一方
の端子9−5a及び電機子巻線9−6の他方の端子9−
6bをそれぞれ直列接続して半導体整流回路16に接続
し電機子巻線9−1の他方の端子9−1b、電機予巻I
!9−2の一方の端子9−2a、電機子巻線9−3の他
方の端子9−3b、電機子巻線9−4の一方の端子9−
4a、電機子巻線9−5の他方の端子9−5b及び電機
子巻線9−6の一方の端子9−6aをそれぞれ直列接続
して半導体整流回路17に接続している。位置検知素子
として用いた1個のホール素子やホールICなどの磁電
変換素子20は固定板3の上部に螺子18を用いて固設
した回路配設基板19の上面の適宜な位置に配設して永
久磁石回転子2のN極2N、S極2Sの磁極を検出でき
るようにしている。この磁電変換素子20は、望ましい
位置に配設する必要があり、たとえば1巻線突極8−1
の突極片15の他方の端部の下方位置に配設する。上記
回路配線基板1つの上部には、半導体整流装置17を配
設している。
第4図及び第5図において、22−1は正側電源端子 
22 2は負側電源端子を示す。
二のように形成された有鉄心形単相ブラシレスモータ1
か、単相ブラシレスモータでありなから、特別な自起動
処理手段を用いなくても、自起動回転及び連続回転でき
るようにする為に2円環状永久磁石回転子2を形成する
N極2N、 512Sの磁極を次のように形成する。
まず第1の条件として、その開角が上記巻線突極8の突
極片15の開角幅と略一致する開角幅に形成し、第2の
条件として、上記磁極2N、2Sの他端部が上記突極片
15と軸方向において平行な端部2Na、2Saを備え
たものに着磁形成し、第3の条件として、上記永久磁石
回転子2の磁極2N、2Sの一端部2Nb、2Sbは、
該磁極2N、2Sの一端から1/4乃至3/4磁極幅の
角度θに渡り、該θの角度位置に至るに従って徐々に当
該磁極2N、2Sの上記突極片15との対向面積が少な
くなるように斜めに円環状マグネット部材23に着磁形
成することでスキュー着磁部分21を有すること。
望ましくは、上記スキュー着磁部分21の開角θは、略
T/2度[27,5°]にする。
上記θのスキュー着磁部分21は、磁極2N。
2Sの軸方向の上部に至るに従って、スキュー着磁部分
21の着磁面積が小さくなるように形成しているのは、
磁電変換素子20か磁極2N、2Sを検出することがで
きるようにするためである。
このようなスキュー着磁部分21を形成した磁極2N、
2Sを持つ永久磁石回転子2を備えた有鉄心形単相ブラ
シレスモータ1によると、無通電時、磁極2N、2Sは
第4図に示すような状態で停止する。
即ち、これは磁&2N、2Sの磁力面積の多い部分が突
極片15と磁気的に安定した位置で停止することによる
。この安定した状態の停止時は。
第4図の状態から明らかなように、磁電変換素子20が
1例えば磁8iii2N[または磁極2S]を検出して
おり、自起動して回転トルクを発生することができる状
態にある。
従って、第4図を参照して、電源端子221.22−2
を通して公知の半導体整流装置17に電源が投入されて
いるとすると、磁電変換素子20の出力端子からN[i
の磁極2Nを検出した信号が出力され、公知の半導体整
流装置17内のトランジスタが低い電圧から立ち上げて
動作させることができ、電機子巻線9−1.・・・、9
−6群には、同図に示すように電流が流れ2巻線突極8
−1.・・・、8−6に発生する磁極と永久磁石回転子
2との反発・吸引現象によって矢印F方向の回転トルク
が発生し、同方向に永久磁石回転子2を有する回転子1
6が回転する。回転子16が矢印F方向に少し回転した
状態で、第5図に示すような最大回転トルクが発生する
状態になり。
このとき最大回転トルクが発生して2回転子16は矢印
F方向に回転する。この後に1回転トルクを発生しない
死点位置があるものの2回転子16は慣性によって矢印
F方向に回転していき、再度、第4図のようにコギング
トルクが発生して自起動できる状態になるので9回転ト
ルクが発生し1回転子16は回転を続行する。
[発明の効果] 本発明は、特別に別個新たにコギングトルク発生部材を
設けることなく、単に永久磁石回転子のを形成する円環
状のマグネット部材にN極、S極の磁極を着磁形成する
のを工夫するのみで、低い電圧から立ち上げて動作させ
ることができる可変速制御に適した位置検知素子が1個
の有鉄心形単相ブラシレスモータを容易に形成できる。
。 勿論2以上のように1部品点数の増加がなくすなわち部
品点数が少なくて済むので9組立が容易で、安価に信頼
性の高いものを構成できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の有鉄心形単相ブラシレスモタの分解斜
視図、第2図は同縦断面図、第3図は同単相ブラシレス
モータに用いたステータ電機子鉄心と永久磁石回転子と
の対応図、第4図は同単相ブラシレスモータの無通電時
における当該単相ブラシレスモータと永久磁石回転子と
の関係を示す展開図、第5図は同単相ブラシレスモータ
の最大起動トルク発生時における当該単相ブラシレスモ
ータと永久磁石回転子との関係を示す展開図である。 [符号の説明]・ 1・ ・有鉄心形単相ブラシレスモータ。 2・  永久磁石回転子、2N・・・N極の磁極、2S
・・・S極の磁極、3・・・固定板。 4・・ ベアリングハウス、5・・・回転軸6・・・貫
通孔、7・・ ステータ電機子鉄心。 8.8−1.  ・・・、8−6・・・巻線突極9.9
−1.  ・・・、9−6・・・電機子巻線。 10.11・・・ボールベアリング 12・・・ステータ電機子、13・・・空隙。 14・ ・ロータヨーク、15・・・突極片。 16・・・回転子、17・・・半導体整流回路。 18・・・螺子、19・・・回路配線基板。 20・・・磁電変換素子、21・・・スキュー着磁部、
22−1・・・正側電源端子 22−2・・・負側電源端子、23・・・円環状マグネ
ット部材、24・・・0極(無着磁部若しくは実質的無
着磁部)。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記構成要素1乃至5からなることを特徴とする
    有鉄心形単相ブラシレスモータ。1 N極、S極の磁極
    を交互に2P(Pは1以上の整数)個有する円環状の永
    久磁石回転子を備えていること。 2 該永久磁石回転子と径方向の空隙を介して永久磁石
    回転子の略一磁極幅の開角幅に形成した突極片を持つ巻
    線突極を同相位置の適宜箇所にm(mは1以上の整数)
    個形成したステータ電機子鉄心の任意のk(kは1以上
    の整数、K≦m)個の巻線突極に電機子巻線を巻線して
    形成した単相構造のステータ電機子を設け、上記円環状
    の永久磁石回転子と相対的に回動するように配置してあ
    ること。 3 上記永久磁石回転子は,N極,S極の磁極の開角が
    上記巻線突極の突極片の開角幅とほぼ一致する開角幅に
    形成された当該磁極を有する円環状のものに形成されて
    いること。4 上記永久磁石回転子は、そのN極、S極
    の磁極の他端部が上記突極片の軸方向に延びた周方向の
    端部と平行な端部となるように当該N極,S極の磁極を
    永久磁石回転子を形成する円環状マグネット部材に着磁
    形成することで形成していること。 5 上記永久磁石回転子は,そのN極,S極の磁極の一
    端部が,該一端から1/4乃至3/4磁極幅の角度θに
    渡り、該θの位置に至るに従つて少しずつ当該N極、S
    極の磁極の上記突極片との対向面積が多くなるように当
    該N極、S極の磁極を永久磁石回転子を形成する円環状
    マグネット部材にスキュー着磁形成していること。
  2. (2)上記電機子巻線を巻線したk個の巻線突極と同数
    個のN極、S極の磁極を上記円環状マグネット部材に着
    磁形成して上記永久磁石回転子を形成してなることを特
    徴とする請求項(1)に記載の有鉄心形単相ブラシレス
    モータ。
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