JPH0438157A - 有鉄心形単相ブラシレスモータ - Google Patents

有鉄心形単相ブラシレスモータ

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JPH0438157A
JPH0438157A JP14281290A JP14281290A JPH0438157A JP H0438157 A JPH0438157 A JP H0438157A JP 14281290 A JP14281290 A JP 14281290A JP 14281290 A JP14281290 A JP 14281290A JP H0438157 A JPH0438157 A JP H0438157A
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JP
Japan
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permanent magnet
pole
salient pole
magnet rotor
winding
Prior art date
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Pending
Application number
JP14281290A
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English (en)
Inventor
Manabu Shiraki
学 白木
Osami Miyao
宮尾 修美
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Shicoh Engineering Co Ltd
Original Assignee
Shicoh Engineering Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の産業上の利用分野コ 本発明は、特別な自起動処理手段を用いる事無く、僅か
にステータ電機子鉄心の持つ巻線突極の突極片の形状を
工夫するのみで、自起動できるように構成した有鉄心形
羊相ブラシレスモータに関し、特に低い電圧から立ち上
げ、しがも回転可変速制御が極めて容易で1また比較的
大きなトルクを必要とするファンモータなどに適し2巻
線数も多くでき、また反トルクも生ぜず、効率が良好で
大きなトルクが得られて、安価に量産できるものに関す
る。
[従来技術] ブラシレスモータでは、永久磁石回転子のN極、S極の
磁極をホール素子等の位置検知素子で検出し、該位置検
知素子からの信号をトランジスタに入力し2ステ一タ電
機子をオン、オフして永久磁石回転子を回転させている
ここにおいて、ブラシレスモータでは、永久磁石回転子
のN極、S極の磁極をホール素子等の位置検知素子を用
いて電機子巻線に切換通電する為の回路(駆動回路。電
子転流回路また半導体整流回路ともいう。)がモータの
相数分だけ必要になるため、高価になる欠点がある。
したがって、このように高価になる相数の多いブラシレ
スモータを、単に送風して冷却させる目的に使用される
ファンモータ等に用いることはコスト的に得策でない。
この為、ファンモータにおいては1位置検知素子が1個
で済み、然も駆動回路が1相分で足り安価に構成できる
単相ブラシレスモータが使用されている。
この単相ブラシレスモータは、何らかの手段を施さない
限り2通常の場合、原理的に2通電切換点においてトル
クが零となる。所謂「死点」がある。
そのため、単相ブラシレスモータでは、電機子巻線(ま
たは電機子巻線を巻線した巻線突極)と永久磁石回転子
によって得られる電磁トルクに加えて、コギングトルク
発生部材等によるコギングトルクを付加することにより
、死点箇所におけるトルクが零になるのを防ぎ、当該モ
ータの死点位置における停止現象を解消し、自起動でき
るようにしている。
このように死点の問題を解消して自起動できるようにし
た。特に有鉄心形単相ブラシレスモータの従来方式の代
表的なものを以下に示すと、先ず最も代表的なものとし
ては、特公昭61−35797号のように、N極、S極
の磁極を持つ2極の永久磁石回転子と、これに対向する
ステータ電機子の巻線突極面間の径方向の空隙に傾斜が
できるように、突極面の径方向の長さを徐々に短くなる
ようにした有鉄心形単相ブラシレスモータがある。
この種のものに類似するものとしては、実開昭60−1
28483号、特開昭60−183958号、特開昭6
0−213290号、USP4496 887号などに
多くに見られる。
空隙に傾斜を設ける事無く、空隙に段差を形成するよう
にしたものとしては、特開昭62−147943号に示
す有鉄心形単相ブラシレスモータがある。これは、マグ
ネットロータの磁極の一部の内面部にボールシューを張
り付けたもので、実質的に空隙に段部を付けたものであ
る。尚7巻線突極に凹部を形成することで空隙に段差を
付けた特公昭39−10013号の有鉄心形単相ブラシ
レスモータも知られている。
この種のものに類似するものとしては、特開昭61−1
12561号、実開昭61−478号実開昭61−84
681号、特開昭61−18340号、特開昭61−2
69656号、特開昭61−293148号、特開昭6
2−18958号などに多数党られる。
また突極の構造を工夫することで自起動できるようにし
たものとしては、特開昭61−54845号の有鉄心形
単相ブラシレスモータのように。
巻線突極の一方を幅を狭く形成し、他方の幅の広い巻線
突極側に偏位させたものがある。これに類似したものと
しては1幅の狭い巻線突極の代わりに補助突極を用いた
ものもある。この場合の補助突極には巻線を巻き付けた
もの1巻線を巻き付けないものなど種々知られている。
また主巻線突極と補助突極とを周方向にずらせ且つ軸方
向に渡って2段に重ね合わせたもの、また主巻線突極と
補助突極、主巻線突極と主巻線突極との互いに永久磁石
回転子と対向する面積に差を付けたもの、或は主突極と
補助突極の電機子巻線の巻線巻き付は部の幅を変えたも
のなどがある0例えばこれらに類似するものとしては、
特開昭62−152361号、実開昭61−46881
号、実開昭61−46882号2実開昭61−4688
4号、特開昭61−92151号、実開昭61−202
178号、実開昭62−68476号、特開昭61−8
1162号、実開昭61−114976号、実開昭53
−154312号など多数見られる。
次に代表的に自起動できる有鉄心形単相ブラシレスモー
タの方法は、永久磁石回転子と磁気的に吸引し合うデイ
テントトルク発生用の補助磁石を用いる方法である。こ
の種のものとしては1例えばUSP4.103.191
号の有鉄心形単相ブラシレスモークのように、永久磁石
回転子の発生する磁界内に、即ち永久磁石回転子と空隙
を介して対向する突極面にデイテントトルク発生用磁石
を用いたものがある。この種の方法を採用したものとし
ては、その他に特開昭61−161943号、tJsP
3,433,987号、実開昭63143069号、U
SP4,728,833号に示すものがある。
次に代表的な別の自起動できる有鉄心形単相ブラシレス
モータとしては、特開昭59−67862号に示すよう
に永久磁石回転子の外周に電磁石槽体を配設した電磁石
駆動方式の有鉄心形単相ブラシレスモークがあり、この
方式のものも多数見られる。
また自起動させることができるように実開昭62−81
473号に見られるようにコギングトルク発生部材を工
夫した有鉄心形単相ブラシレスモータ等が多数ある。例
えば、この種の類似するものとしては、USP4,40
4.484号などがある。
また永久磁石回転子の着磁を工夫することで自起動でき
るようにした有鉄心形単相ブラシレスモータも見られる
。例えば、USP4,793203号の有鉄心形単相ブ
ラシレスモータのように永久磁石回転子のNiとS極の
磁極の幅を工夫したものである。このような永久磁石回
転子の着磁幅を変えたものとしては、他にもUSP4.
737 674号、特開昭53−23010号、特公昭
58−25024号、特開昭58−95971号等のも
のが見られる。
また永久磁石回転子の着磁の工夫でも着磁の強度に差を
付けて自起動できるようにしたものもある。例えば、永
久磁石回転子のN極及びS極の一部を他の部分よりも強
く着磁した有鉄心形単相ブラシレスモータがある。
この種の着磁ビークや着磁ピッチに特徴のあるものとし
ては、他に類似するものとして、特開昭6:2−147
944号、特開昭62−173966号、実開昭61−
41383号、特開昭5950760号、特開昭59−
67861号、特開昭59−139852号等がある。
才な代表的な実質的無着磁部を用いた有鉄心形単相ブラ
シレスモータとしては、USP4,115.715号の
ようにマグネットロータにN極S極、0極(無着磁極)
を交互に形成したものである。これに類似するものとし
ては、特開昭62−152362号、特公昭60−46
634号、特開昭53−23008号、特開昭57−3
4761号、特開昭56−81071号等がある。
[従来技術の問題点コ 先ず従来の空隙に傾斜を形成する方法及び空隙に段差を
付ける有鉄心形単相ブラシレスモータ及びこれに類似す
るものは、空隙の径方向の長さが増加するので、大きな
トルクが得られず、非常に効率の悪いものとなる欠点が
ある。
また巻線突極に隣接する他の補助突極を含む巻線突極の
開角幅を狭く形成し、一方の巻線突極に偏位させる方法
は1巻線突極の幅が狭くなるため9巻線しずらく、補助
突極によって渦流損が発生するので、効率が悪く、また
補助突極によって発生するコギングトルクが大きく、滑
らかに回転できない欠点を持つ。
また巻線突極と偏位した他の巻線突極を放射方向に一体
して形成したものは1巻線突極間の電機子巻線を巻線す
るためのスロット幅が狭くなり特に多数の突極を形成し
て大きなトルクを得る目的のものに構成した場合には、
量産しずらく、而も電機子巻線を多数ターン巻線できな
いなど、量産性、効率の点でも劣り、大きなトルクを得
ることができない欠点がある。
またコギングトルクを利用したものと異なるデイテント
トルクを利用して自起動できるようにしたものは、その
磁気的な吸引力が異なり、使用目的が異なるため、−概
に両者の比較を行うことができない。従って1本発明の
解決しようとしている従来技術とは別にする。
電磁石を用いて自起動できるようにした有鉄心形単相ブ
ラシレスモータでは、構造が複雑になり、量産性に優れ
ず、コストの高いものになる欠点がある。特に、この場
合、比較的大きなトルクを必要とするものを構成しよう
とすると、上記の欠点は更に増長されるものとなる。
突極片の外周に位置する図示しない永久磁石回転子の下
端部にコギングトルク発生部材を配設して、永久磁石回
転子の漏洩する漏洩磁束を利用して自起動できるように
したものは、小型で比較的トルクが小さなものなどには
最適なものであるが、大型の比較的大きなトルクを必要
とする場合で巻線突極の数が多い場合などには2巻線突
極と永久磁石回転子との磁気的な吸引力が、永久磁石回
転子の漏洩磁束とコギングトルク発生部材との磁気的な
吸引力よりも大きくなる為、安全且つ確実な自起動を起
こさせる場合には、充分とはいえない惧れがある。
また類似する他の有鉄心形ブラシレスモータの場合にも
同じような難点があるか、または更に別の難点まで合わ
せ持つ欠点があった。
次に、永久磁石回転子のN極とsiの着磁幅が異なる形
式の有鉄心形単相ブラシレスモータは。
コギングトルクを利用して自起動できるようにしたもの
ではないため、滑らかに回転できる利点がある。しかし
、大きなトルクが得られない欠点がある。
また永久磁石回転子の着磁の強弱を形成した有鉄心形単
相ブラシレスモータなどは、その着磁の付は方が厄介で
、量産性に優れず9着磁の強弱の付は方によっては、安
全且つ確実な自起動ができない惧れがあった。
[発明の課題] 本発明は、特別な自起動処理手段を用いる事無く、僅か
にステータ電機子鉄心の持つ巻線突極の周面の突極片の
形状の付は方を工夫するのみで自起動できるように構成
し、しかも特に低い電圧から卒ち上げることができるよ
うにして回転可変速制御を極めて容易に行えるようにし
、しかも比較的大きなトルクを発生させることができ、
効率が良好で1組み立てが簡単になり、安価に量産でき
るようにした有鉄心形ブラシレスモータを得ることを課
題になされたものである。
[発明の問題点を解決するための手段]本発明では、上
記の従来の有鉄心形単相ブラシレスモータの問題点を解
決する為になされたもので2本発明の課題は、下記構成
要素■乃至■からなることを特徴とする有鉄心形単相ブ
ラシレスモータを提供することによって達成できる。
構成要素■;N極、S極の磁極を交互に2P(Pは1以
上の整数)個有する永久磁石回転子を備えていること。
構成要素■;該永久磁石回転子と径方向の空隙を介して
永久磁石回転子の略一磁極幅の開角幅に形成した突極片
を持つ巻線突極を同相位置の適宜箇所にm(mは1以上
の整数)個形成したステータ電機子鉄心の任意のk<k
は1以の整数,K≦m)個の巻線突極に電機子巻線を巻
線して形成した華相構造のステータ電機子を設け、上記
永久磁石回転子と相対的に回動するように配置しである
こと。
構成要素■;上記永久磁石回転子は、N極、S極の一磁
極の開角が上記巻線突極の突極片の開角幅とほぼ一致す
る開角幅に形成されていること。
構成要素■;上記巻線突極の突極片は、その他方の側方
向の端部が上記永久磁石回転子のN極S極の磁極の軸方
向に延びた側方向の端部と平行な端部となるように形成
していること。
構成要素■;上記巻線突極の突極片は、その一端部が該
一端から1/4乃至3/4磁極幅の角度θに渡り、上記
θの位置から上記一端に至るに従って少しずつ当該突極
片に発生する磁極の磁力が軸方向に対してスキュー状に
弱くなるように当該一端部の上記永久磁石回転子と対向
する当該突極片面の凹部面積が多くなるようにスキュー
状の凹部を形成していること。
[発明の作用コ 本発明の作用については、どの実施例も同様なので、第
1実施例の有鉄心型単相ブラシレスモータ1についての
作用について、以下に説明する。
永久磁石回転子2のN極、S極の磁極2N2Sの側方向
の両端とステータ電機子鉄心7の巻線突&8(8−1,
・・・、8−6>の突極片15の他端15aが平行に通
過するように形成されているため、当該突極片15の他
端15aが上記永久磁石回転子2のN極、S極の磁極2
N2Sを通過するときに大きなコギングトルクが発生し
必ず自起動できるようにし、しかも上記突極片15の一
端部15bが軸方向に対してスキュしたスキュー状凹部
21を形成しているため、滑らかにコギングトルクが発
生し、滑らかな回転を行うことができるようになってお
り、また上記突極片15の一端部15bにスキュー状凹
部21を形成しているため、突極片15とN極、S極の
磁fi!2N、2Sとの磁気的吸引力が強く発生する対
向位置において他の部分に比較して大きな磁気的吸引力
を発生する。このため、無通電時には、必ず、永久磁石
回転子2が死点位置から避けた自起動できる位置に停止
している。この為、起動時。
通電するとく低い電圧で回転の立ち上げを行うことがで
きる)、必ず、永久磁石回転子2を持つ回転子16は、
所定方向に自起動して回転する。また回転中においては
、を撫子巻線9群に通電することによって発生する電磁
トルクの切れ目、即ち死点となる位置には、永久磁石回
転子2のN極S極の磁極2N、2Sと突極片15とによ
る磁気的吸引力によって引き起こされるコギングトルク
が発生するので1−回転中のいかなる点においても回転
トルクが発生する。
この結果、−回転中のいかなる点においても回転トルク
が発生しているため、連続回転を続行することができる
またコギングトルクは、これ専用のコギングトルク発生
部材を設けて発生させているのでなく。
駆動用の永久磁石回転子2の各磁極2N、2Sと対向す
る電機子巻線9を巻線した巻線突極8の突極片15が上
記したように自起動できるように一端部15bをスキュ
ー状凹部21に形成しているために自起動用のコギング
トルクが徐々に自然と発生するため、特別な部材を必要
とせず、安価に自起動可址な有鉄心形単相ブラシレスモ
ータ1を形成できる。
[発明の実施例コ [発明の第1実施例] 第1図は本発明の有鉄心形単相ブラシレスモタ1の分解
斜視図、第2図は同縮断面図、第3図は同単相ブラシレ
スモータ1に用いたステータ電機子鉄心7と永久磁石回
転子2との対応図、第4図は同単相ブラシレスモータ1
の無通電時における当該単相ブラシレスモータ1と永久
磁石回転子2との関係を示す展開図、第5区は同単相ブ
ラシレスモータ1の最大起動トルク発生時における当該
単相ブラシレスモータ1と永久磁石回転子2との関係を
示す展開図で、以下、第1図乃至第5図を参照して本発
明の第1実施例を説明する。
固定板3は、その中央部にベアリングハウス4を同一部
材にて一体形成している。固定板3の上部に形成したベ
アリングハウス4の外周には、その中心に回転軸5を回
動自在に通すための貫通孔6を有するステータ電機子鉄
心7が固定されている。このステータ電機子鉄心7は1
鉄粉入り樹脂によって一体形成されている。上記ベアリ
ングハウス4の内周上下両端部には、ボールベアリング
10.11を収納し、該ボールベアリング1011によ
って回転軸5を回動自在に支持している。上記ベアリン
グハウス4の外周にはステータ電機子鉄心7の6個の巻
線突g!8−1、・・・、8−6それぞれに電機子巻線
9−1、・・・、9−6を巻線して形成したステータ電
機子12が適宜な手段によって画定されている。
該ステータ電機子12は、径方向の微細な空隙13を介
して円環状のロータヨーク14の内周に固定された円環
状の永久磁石回転子2と相対的回動をなすように対向配
設している。
ステータ電機子鉄心7は、渦流損、鉄損を減らす目的で
上記したように鉄粉入り樹脂によって一体形成されたも
ので、ベアリングハウス4の外周に固定され、半径外側
方向に等間隔に6個の放射方向に延びたT字型の巻線突
極8を形成している。巻線突極8は、この半径方向の外
周先端部に上記永久磁石回転子2を形成するN極の磁極
2N、S極の磁極2Sと径方向の空隙13を介して対向
する突極片15を形成している。巻線突極8は2反トル
クが入らず、大きなトルクが得られて効率良好な有鉄心
形単相ブラシレスモータ1を形成する為に、上記突極片
15の開角を永久磁石回転子2のN極2N、S′!!i
2Sの一磁極の幅(T)と略々等しい幅(T)の開角幅
に形成している。
この実施例の有鉄心形単相ブラシレスモータ1では9回
転軸5に固定されたカップ型ロータヨーク14の内面に
円環状のマグネット部材23にほぼ60度のピッチでT
幅[55°]に磁化されたN極2N、S極2Sの磁極を
交互等間隔に有する6極の円環状の永久磁石回転子2を
固設して2回転子16を形成している。尚1円環状永久
磁石回転子2のN極2NとS極2S闇の記号Oで示しで
ある部分は、0極(無着磁部若しくは実質的無着磁部)
24を示す。
従って、突極片15の開角幅は、永久磁石回転子2の1
磁極幅をT幅とするとき、それと等しく略Tの開角幅[
55°]に形成している。このような略T幅の開角幅に
形成された突極片15を有する巻線突極8は、同相位置
で且つ単相配置となるように等間隔配置に6個の巻線突
極81、・・・、8−6を形成している。6個の巻線突
極8−1.・・・、8−6それぞれには電機子巻線9−
1.・・・、9−6を巻線しである。
第4図及び第5図に示すように電機子巻線91の一方の
端子9−1a、電機子巻線9−2の他方の端子9−2b
、電機子巻線9−3の一方の端子9−3a、電機子巻線
9−4の他方の端子9−4b、電機子巻線9−5の一方
の端子9−5a及び電機子巻線9−6の他方の端子9−
6bをそれぞれ直列接続して半導体整流回路16に接続
し電機子巻線9−1の他方の端子9−1b、電機子巻線
9−2の一方の端子9−2a、電機子巻線9−3の他方
の端子9−3b、電機子巻線9−4の一方の端子9−4
a、電機子巻線9−5の他方の端子9−5b及び電機子
巻線9−6の一方の端子9−6aをそれぞれ直列接続し
て半導体整流回路17に接続している0位置検知素子と
して用いた1個のホール素子やホールICなどの磁電変
換素子20は固定板3の上部に螺子18を用いて固設し
た回路配設基板1つの上面の適宜な位置に配設して永久
磁石回転子2のN極2N、S極2Sの磁極を検出できる
ようにしている。この磁電変換素子20は、望ましい位
置に配設する必要があり、たとえば1巻線突ri8−1
の突極片15の他方の端部(他端15a)の上方位1に
配設する。
上記回路配線基板19の上部には、半導体整流装置17
を配設している。
第4図及び第5図において、22−1は正側電源端子、
22−2は負側電源端子を示す。
このように形成された有鉄心形単相ブラシレスモータ1
が、単相ブラシレスモータでありながら、特別な自起動
処理手段を用いなくても、自起動回転及び連続回転でき
るようにする為に、ステータ電機子鉄心7が持つ巻線突
極8(81・・・、8−6>の突極片15(15−1、
・・・、15−6)を次のように形成する。
まず第1の条件として、上記巻線突極8の突極片15の
開角幅(T)を永久磁石回転子2のN極2N、S極2S
の磁極幅(T)と略一致する開角幅(T>に形成する。
この第1の条件は1反トルクのはいらない効率の良好な
有鉄心形単相ブラシレスモータ1を形成するための条件
である。
第2の条件として、上記突極片15の他端15aを上記
磁極2N、2Sと軸方向において平行となる端部に形成
する。この第2の条件は、十分に大きなコギングトルク
を得て確実に自起動する有鉄心形単相ブラシレスモータ
1を得るための条件である。
第3の条件として、上記突極片15の一端部15bは、
該磁極片15の一端15cから1/4乃至3/4磁極幅
の角度θに渡り1該θの角度位置から一端15cに至る
に従って徐々に当該突極片15に発生する磁極の磁力が
軸方向に対してスキュー状に弱くなるように当該一端部
15cの上記永久磁石回転子2の磁極2N、2Sと対向
する当該突極片15面の凹部面積が多くなるようにスキ
ュー状の凹部21を形成していること。この第3の条件
は、第2の条件によって十分に大きな自起動用のコギン
グトルクを発生させたとしても。
低い電圧から立ち上げて、しかも可変速制御を極めて行
えるようにするために当該有鉄心形単相ブラシレスモー
タ1を滑らかに回転させることができるようにするため
の条件である。上記スキュ状の凹部21は 望ましくは
、上記スキュー状開角θは、略T/2度[27,5°]
にする。
上記θ幅のスキュー状の凹部21は、当該突極片15の
一端部15bを軸方向の上部に至るに従って、上記磁極
2N、2Sとの対向する面積が多くなるように形成して
いる。
このようなスキュー状の凹部21を突極片15の一端部
15bに形成した突極片15を持つ永久磁石回転子2を
備えた有鉄心形単相ブラシレスモータ1によると、無通
電時、磁極2N、2Sは第4図に示すような状態で停止
する。
即ち、これは突極片15と磁f!2N、2Sの磁力面積
の多い部分とが磁気的に安定した位置で停止することに
よる。この安定した状態の停止時は、第4図の状態から
明らかなように、磁電変換素子20が1例えば磁!2N
 Fまたは磁極2S]を検出しており、自起動して回転
トルクを発生することができる状態にある。
従って、第4図を参照して、電源端子221.22−2
を通して公知の半導体整流装置17に電源が投入されて
いるとすると、磁電変換素子20の出力端子からN極の
磁極2Nを検出した信号が出力され、公知の半導体整流
装置17内のトランジスタが低い電圧から立ち上げて動
作させることができ、電機子巻線9−1.・・・、9−
6群には、同図に示すように電流が流れ1巻線突極8−
1 ・・・28−6に発生する磁極と永久磁石回転子2
との反発・吸引現象によって矢印F方向の回転トルクが
発生し、同方向に永久磁石回転子2を有する回転子16
が回転する。回転子16が矢印F方向に少し回転した状
態で、第5図に示すような最大回転トルクが発生する状
態になりこのとき最大回転トルクが発生して1回転子1
6は矢印F方向に回転する。この後に1回転トルクを発
生しない死点位置があるものの1回転子16は慣性によ
って矢印F方向に回転していき、再度、第4図のように
コギングトルクが発生して自起動できる状態になるので
1回転トルクが発生し2回転子16は回転を続行する。
[発明の第2実施例コ 第6図は本発明の第2実施例を示す有鉄心形単相ブラシ
レスモータ1°の分解斜視図で、第1実施例の有鉄心形
単相ブラシレスモータ1と異なるのは、永久磁石回転子
2に代えて永久磁石回転子2°を用いているに過ぎない
従って、以下に於いては、永久磁石回転子2′のみにつ
いて説明する。
この永久磁石回転子2゛は、永久磁石回転子2のように
円環状のマグネット部材23にN&2N、S極2Sの磁
極を着磁した一体形のものと異なり、N極、S極の磁極
は、それぞれN極、 SN!の磁極を形成する永久磁石
2’ N、 2゛sを用い、この永久磁石2′\、2′
Sをロータヨーク14の内面に交互に接着などの手段を
用いて同定することて形成している。
この永久磁石回転子2°によると、永久磁石回転子2に
比較して1部品点数が多くなるものの材料費が安価にな
るため、自動機さえあれば、上記永久磁石回転子2より
も安価に形成することが可能である。
[発明の第3実施例コ 第7図は本発明の第3実施例を示す有鉄心形単相ブラシ
レスモータ1′°の分解斜視図で、第1及び第2実施例
の有鉄心形単相ブラシレスモータ1及び1°と異なるの
は2巻線突極8(8−1・・・、8−6>に代えて巻線
突極8′(8’−1,・・・、8’−6)を用いて突極
片15“を形成しているに過ぎない。
従って、以下に於いては、ステータ電機子12′を構成
する巻線突極8゛を有するステータ電機子鉄心7′のみ
について説明する。
このステータ電機子鉄心7゛は、ステータ電機子鉄心7
同様の形状になっているが、鉄粉入り樹脂で構成したも
のでなく、積層鋼板で形成したものとなっており1巻線
突極8同様の巻線突極8<s’−i、  ・ ・、8’
 −6)の半径外側方向の先端に形成された突極片15
′も、上記突極片15と同様な形状に形成されている。
尚、符号15′aは他端を、15°bは一端部を15°
Cは一端を、21°はスキュー状凹部を示す。
[発明の第4実施例コ 第8図は本発明の第4実施例を示す有鉄心形単相ブラシ
レスモータ1 ″の分解斜視図で、第3実施例の有鉄心
形単相ブラシレスモータ1パと異なるのは1巻線突極8
“ (8′ 1、・・・、8°−6)に代えて巻線突極8′(8° 
−1,・・・、8”−6)を用いて突極片15“を形成
しているに過ぎない。
従って、以下に於いては、ステータ電機子12°′を構
成する巻線突極8″を有するステータ電機子鉄心7°′
のみについて説明する。
このステータ電機子鉄心7″は、ステータ電機子鉄心7
°同様の形状になっているか、上記スキュー状凹部21
′を有する一端部15°bを積層鋼販を用いて積層して
一体する場合、自動機を用いて容易に形成できるが、自
動機を用いず製作すると1その積層形成がやっかいにな
る。
従って、この実施例における突極片15゛の場合では、
上記突極片15“の一端部15′bに代えてスキュー状
凹部21′°を有する一端部15゛bは、上記同様に鉄
粉入り樹脂で形成したものとなっている。このように突
極片15゛を形成すると、上記スキュー状の凹部21同
様のスキュー状切欠部21“′を一端部15“bに極め
て容易に形成できるし、該スキュー状の凹部21°′を
有する一端部15°′bを持つ突極片15 °を形成し
た巻線突極8゛を極めて容易に形成できる。
[発明の効果] 本発明は、特別に別個新たにコギングトルク発生部材を
設けることなく、単に巻線突極の突極片の形状を僅かに
変更するのみで、大きなトルクが得られ、確実に自起動
させることのできる十分な大きさのコギングトルクを発
生させることができ、しかも一部分においてスキュー状
凹部があるため、滑らかにコギングトルク及び電磁トル
クを発生させることができるので、滑らかな回転が可能
になり、低騒音化が期待てき、また、、低い電圧から立
ち上げて動作させることができる可変速制御に適した位
置検知素子が1個の有鉄心形単相ブラシレスモータを容
易に形成できる。
勿論6以上のように1部品点数の増加がなくすなわち部
品点数が少なくて済むので1組立が容易で、安価に信頼
性の高いものを構成できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例を示す有鉄心形単相ブラシ
レスモータの分解斜視図、第2図は同縦断面図、第3区
は同単相ブラシレスモータに用いたステータ電機子鉄心
と永久磁石回転子との対応図、第4図は同単相ブラシレ
スモータの無通電時における当該羊相ブラシレスモータ
と永久磁石回転子との関係を示す展開図、第5図は同羊
相ブラシレスモータの最大起動トルク発生時における当
該単相ブラシレスモータと永久磁石回転子との関イ系を
示す展開図、第6図は本発明の第2実施例を示す有鉄心
形単相ブラシレスモータの分解斜視図、第7図は本発明
の第3実施例を示す有鉄心形単相ブラシレスモータの分
解斜視図、第8図は本発明の第4実施例を示す有鉄心形
単相ブラシレスモータの分解斜視図である。 [符号の説明コ 1.1’ 、1’“、1”’  ・・・有鉄心形単相ブ
ラシレスモータ、2,2° ・・・永久磁石回転子。 2N・・・N極の磁極、2S・・・S極の磁極。 2’N・・・N極の永久磁石、2”S・・・S極の永久
磁石、3・・・固定板、4・・・ベアリングハウス、5
・・・回転軸、6・ ・貫通孔。 7・・・ステータ電機子鉄心。 8.8−1.  ・・・、8−6.8°、 8’ −1
・・・ 8°−6,8’ “、8″ 1 ・・・、8°°−6・・・巻線突極9 9−1. 
 ・・・19−6・・・電機子巻線。 10.11  ・・ボールベアリング。 12.12’ 、12”  ・・・ステータ電機子。 13・ ・空隙、14・・・ロータヨーク15.15−
1.  ・・・、15−6,1515°° ・・・突極
片。 15a、15’ a、15°°a・・・他端15b、1
5°b、15°°b・・・一端部。 16・・・回転子、17・・・半導体整流回路。 18・・・螺子、19・・・回路配線基板20・・・磁
電変換素子 21.21’ 、21“  ・・・スキュー状切矢部 22−1・・・正側電源端子、22−2・・・負側電源
端子、23・・・円環状マグネット部材24・・・0極
(無着磁部若しくは実質的無着磁部)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  下記構成要素1乃至5からなることを特徴とする有鉄
    心形単相ブラシレスモータ。  1. N極,S極の磁極を交互に2P(Pは1以上の
    整数)個有する永久磁石回転子を備えていること。  2. 該永久磁石回転子と径方向の空隙を介して永久
    磁石回転子の略一磁極幅の開角幅に形成した突極片を持
    つ巻線突極を同相位置の適宜箇所にm(mは1以上の整
    数)個形成したステータ電機子鉄心の任意のk(kは1
    以の整数,K≦m)個の巻線突極に電機子巻線を巻線し
    て形成した単相構造のステータ電機子を設け,上記永久
    磁石回転子と相対的に回動するように配置してあること
    。  3. 上記永久磁石回転子は,N極,S極の一磁極の
    開角が上記巻線突極の突極片の開角幅とほぼ一致する開
    角幅に形成されていること。  4. 上記巻線突極の突極片は,その他方の側方向の
    端部が上記永久磁石回転子のN極,S極の磁極の軸方向
    に延びた側方向の端部と平行な端部となるように形成し
    ていること。  5. 上記巻線突極の突極片は,その一端部が該一端
    から1/4乃至3/4磁極幅の角度θに渡り,上記θの
    位置から上記一端に至るに従って少しずつ当該突極片に
    発生する磁極の磁力が軸方向に対してスキュー状に弱く
    なるように当該一端部の上記永久磁石回転子と対向する
    当該突極片面の凹部面積が多くなるようにスキュー状の
    凹部を形成していること。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5300735A (en) * 1990-03-19 1994-04-05 Hitachi, Ltd. Interconnected multilayer boards and fabrication processes thereof
US5480048A (en) * 1992-09-04 1996-01-02 Hitachi, Ltd. Multilayer wiring board fabricating method

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5300735A (en) * 1990-03-19 1994-04-05 Hitachi, Ltd. Interconnected multilayer boards and fabrication processes thereof
US5480048A (en) * 1992-09-04 1996-01-02 Hitachi, Ltd. Multilayer wiring board fabricating method

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