JPH048151A

JPH048151A - スピンドルモータ加工方法

Info

Publication number: JPH048151A
Application number: JP10776890A
Authority: JP
Inventors: Teruhiko Tsuji; 輝彦辻; Tadashi Okada; 岡田　忠
Original assignee: Nidec Corp
Current assignee: Nidec Corp
Priority date: 1990-04-24
Filing date: 1990-04-24
Publication date: 1992-01-13

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明はスピンドルモータ加工方法に関する。

〔従来の技術と発明が解決しようとする課題〕ハブに磁
気ディスク等が取付けられるスピンドルモータでは、デ
ィスク上のトラックに対するヘッドによる情報の書込み
・読取りに、誤動作を生しさせないため、回転軸心の倒
れを極小さくすることが好ましい。そのため、従来では
、各部品を高精度に仕上げた後、各部品を組付けていた
。

しかし、各部品を高精度に仕上げていた場合でも各部品
を組付けてスピンドルモータを組立てたときには、各部
品の精度だけでは満足な組立精度が保証されず、高密度
化に伴い情報の書込み・読取りに誤動作を生じる虞れが
生してきた。

また、ハブに光ディスク又は光磁気ディスクが載置され
るスピンドルモータでも、情報の書込み・読取りに誤動
作を生しさせないため、ディスクを水平に保持すること
が好ましく、単に部品の精度を高めるのみではディスク
を十分高精度に水平に保持することが困難になってきた
。

そこで、本発明では、ハブに取付けられる磁気ディスク
の書込み・読取りを正確に行えるスピンドルモータを、
簡単に製造することができるスピンドルモータ加工方法
を提供することを第１の目的とする。

また、本発明では、ハブに載置されるディスクの書込み
・読取りを正確に行えるスピンドルモータ加工方法を提
供することを第２の目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

上述の第１の目的を達成するために、本発明に係る−の
スピンドルモータ加工方法は、ハブをシャフトを介して
ブラケットに組付けた後、該ブラケットをシャフト軸心
形りに回転させつつ該ブラケットの裏面側の取付面を切
削仕上げ加工するものである。また、上述の第２の目的
を達成するために、本発明に係る他のスピンドルモータ
加工方法は、外端面を記録ディスクが当接する当接面と
したハブを、シャフトを介してブラケットに組付けた後
、該ハブをシャフト軸心形りに回転させつつ該ハブの上
記当接面を切削仕上げ加工するものである。

〔作　用〕

上述の−のスピンドルモータでは、取付面を、ハブの回
転中のシャフト軸心に対しての直交面とすることができ
、このスピンドルモータを取付面を介して固定部に取付
けた場合、ノ＼プのシャフトに対する振れ精度を向上さ
せることができる。

また、上述の他のスピンドルモータでは、当接面を、ハ
ブの回転中のシャフト軸心に対しての直交面とすること
ができ、ハブの当接面のシャフトに対する振れ精度を向
上させることができる。

〔実施例〕

以下、実施例を示す図面に基づいて本発明を詳説する。

第２図は本発明に係る加工方法により組立てられるスピ
ンドルモータを示し、このスピンドルモータは、ブラケ
ット２と、該ブラケット２に一端部４ａが固着されるシ
ャフト４と、該シャフト４に軸受８．８を介して回転自
在に取付けられるハブｌと、該シャフト４に外嵌される
ステータ５と、ハブ１の内周面にロータヨーク６を介し
て取付けられるロータマグネット７と、等を備えたもの
である。そして、ブラケット２は裏面側に円盤状の突隆
部９が設けられ、内面側にハブｌの外鍔部１０が遊嵌状
に挿入状とされる凹窪部１１が設けられている。つまり
、突隆部９より外周側の裏面をもって取付面３が形成さ
れ、この取付面３が図示省略の固定部に取付けられる。

なお、ステータ５は、円環状のステータコア５ａと、該
ステータコア５ａのティースに巻設されるコイル５ｂと
、からなり、該ステータコア５ａがシャフト４に固着さ
れる。

しかして、本発明に係る加工方法は第２図に示すように
、ハブ１をシャフト４を介してブラケット２に組付けた
後、取付面３を切削仕上げ加工するものであり、この場
合、第１図に示すような工作機械が使用される。即ち、
第１図において、１２は機械本体であり、該本体１２に
は回転シャツ）１３が突設されている。また、１４は該
シャフト１３に対向する支持シャフトであり、保持体１
５にて回転自在に枢支されている。そして、回転シャフ
ト１３の軸心と支持シャフト１４の軸心とは一致し、各
シャフト１３．１４の先端部はテーパ部１３ａ、１４ａ
とされている。なお、シャツ目４は保持体１５に対して
軸心方向の往復動が可能とされ、シャフト間寸法の調整
が可能とされている。

即ち、第２図に示すように組付けられたスピンドルモー
タのシャフト４の他端面１６の中央に設けられた円錐状
の小凹窪部１７に、回転シャフト１３のテーパ部１３ａ
の先端部を係合させると共に、シャフト４の一端面１８
の中央に設けられた小凹窪部１９に、支持シャフト１４
のテーパ部１４ａの先端部を係合させる。従って、回転
シャフト１３の軸心と支持シャフト１４の軸心とが、ス
ピンドルモータのシャフト軸心０．に一致することにな
り、回転シャツ目３をその軸心形りに矢印で示す方向に
回転駆動させれば、シャフト１３．１４にて挟持された
シャフト４が軸心０１廻りに回転し、ブラケット２は該
軸心０１廻りに矢印で示す方向に回転することになる（
第１図）。

そして、この回転中に、バイト２０の刃部をブラケット
２の取付面３に当てて該取付面３を切削する。

従って、取付面３をシャフト軸心０１に対しての実質上
直交面とすることができ、このスピンドルモータを、固
定部に固定して回転駆動させた場合、ハブ１は正規の細
心層りに実質上水平に回転し、該ハブｌに取付けられる
磁気ディスクの如き記録ディスクの読取り誤差等の発生
を抑えることができる。

次に、第３図は軸回転型のスピンドルモータの加工方法
を示し、この場合のスピンドルモータは、第４図に示す
ように、円筒部２１を有するブラケ・ント２と、該円筒
部２１に軸受８．８を介して枢支されるシャフト４と、
該シャフト４の他端部に固着されるハブ１と、該円筒部
２１に外嵌されるステータ２２と、ハブ１の内周面にロ
ータヨーク２３を介して取付けられるロータマグネット
２４と、を備えたものである。

従って、この場合、取付面３を切削仕上げ加工する場合
、第３図に示す工作機械が使用される。

即ち、第３図において、２６は静止シャフトであり、こ
の静止シャフト２６の外側には回転体２５が回転自在に
配設され、この回転体２５には、該シャフト２６の軸心
と平行に配設されるロッド２９が、突設されている。ま
た、２７はシャフト２６に対向するシャフトであり、保
持体２８に軸線方向に移動自在に保持されている。この
場合も、シャフト２６．２７の軸心を一致させている。

即ち、第４図に示すように組付けられたスピンドルモー
タのシャフト４の他端面１６の小凹窪部１７に、シャフ
ト２６のテーパ部２６ａの先端部を係合させると共に、
シャフト４の一端面１８の小凹窪部１９に、シャフト２
７のテーパ部２７ａの先端部を係合させて、シャツＨ６
，２７にてシャフト４を挟持保持させる。この場合、ロ
ッド２９を、ブラケット２に貫設された取付孔３０（ブ
ラケット２を固定する際に利用する）に挿通させる。従
って、シャフト２６の軸心とシャフト２７の軸心とがシ
ャフト軸心Ｏと一致し、回転体２５が回転駆動すれば、
ロッド２９は軸心Ｏ１廻りに回転することになり、ブラ
ケット２は軸心０１廻りに矢印の方向に回転することに
なる。

そして、この回転中に、ハイド２０にて取付面３を切削
する。

従って、この場合も、取付面３をシャフト軸心０１に対
しての実質上直交面とすることができ、ブラケット２を
取付けた際ハブｌは実質上水平に回転するようになる。

次に、第５図は、第６図に示すように外端面を光ディス
ク、光磁気ディスクの如き記録ディスクが当接する当接
面３１としたハブ３２を備えたスピンドルモータの加工
方法を示している。即ち、この場合のスピンドルモータ
は、第６図に示すように、円筒部３３を存するブラケッ
ト３４と、該円筒部３３に軸受３５．３５を介して枢支
されるシャフト３６と、該シャフト３６の一端部に固着
されるハブ３２と、円筒部３３に外嵌されるステータ３
７と、ハブ３２の内周面に固着されるロータマグネット
３８と、を備えたものであり、該ハブ３２の外端面には
凹所３９が設けられ、該凹所３９内には、環状のヨーク
部材４０を介して吸着用マグネット４１が装着されてい
る。

しかして、この場合、記録ディスクが当接する当接面３
１を切削仕上げ加工するものであって、この加工には、
第５図に示す工作機械が使用される。

即ち、この工作機械は、ブラケット３４の突隆部４２を
チャックする挟持部材４３と、支持部材４４に回転自在
に枢支された回転シャフト４５と、当接面３Ｉを切削す
るハイド２０と、を備えたものである。そして、この場
合の回転シャフト４５は、先端にスポンジ、ゴム、等の
弾性材４５が付設されている。なお、この弾性材４６は
、第６図に示すように、円環状体からなり、その先端面
４７が、吸着用マグネット４１に圧接する。また、シャ
フト４５の軸心はこのスピンドルモータのシャフト３６
の軸心０゜に一致する。

従って、シャフト４５をその軸心層りに回転させると、
その回転にともなってハブ３２が軸心ｏ２廻りに回転す
ることになり、この回転中において、当接面３１をハイ
ド２０にて切削する。

即ち、この場合、ハブ３２をシャフト軸心ｏ３１つに回
転させつつ当接面３１を切削仕上げ加工することになり
、これにより該当接面３１を実質上水平に平坦に加工す
ることができ、この当接面３１に載置される記録ディス
クは実質上水平に回転されるようになり、読取り誤動作
等の発生を抑えることができる。

なお、本発明は上述の実施例に限定されず、本発明の要
旨を逸脱しない範囲で設計変更自由であり、例えば、第
３−に示す工作機械においては、ソヤフト２６がその軸
心廻りに回転しないものであるが、回転するものであっ
てもよく、また、ロンド２９の数としても、１本に限る
ものではない。

〔発明の効果〕

本発明は上述の如く構成されているので、次に記載する
効果を奏する。

請求項１記載のスピンドルモータ加工方法によれば、取
付面３をハブｌの回転中のシャフト軸心ＯＩに対しての
直交面とすることができ、該取付面３を固定部に固定し
た場合、回転中においてハブ１に取付けられた記録ディ
スクと例えば読取へンドとの微小間隔を常に一定に保持
することができ、該記録ディスクの正確な書込み・読取
りが行える。即ち、トラック密度の高いディスクに適応
することができる。

請求項２記載のスピンドルモータ加工方法によれば、当
接面３１を、ハブ３２の回転中のシャフト軸心０２に対
しての直交面とすることができ、回転中においてこの当
接面３１に当接された記録ディスクと例えば光学的読取
装置との間隔を常に一定に保持することができ、正確な
書込み・読取りが行える。

また、上述のどちらの加工方法であっても、汎用のＮＣ
旋盤を使用することによって容易に行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の組立加工中を示す簡略図、
第２図はその組立方法にて組立てられたスピンドルモー
タの拡大断面図、第３図は他の実施例の組立加工中を示
す簡略図、第４図はその組立方法にて組立てられたスピ
ンドルモータの拡大断面図、第５図はさらに別の実施例
の加工中を示す簡略図、第６図はその組立方法にて組立
てられたスピンドルモータの拡大断面図である。１．３２・・・ハブ、２．３４・・・ブラケット、３・
・・取付面、４．３６・・・シャフト、３１・・・当接
面、０１・・・軸心。第５図

Claims

【特許請求の範囲】１、ハブ１をシャフト４を介してブラケット２に組付け
た後、該ブラケット２をシャフト軸心Ｏ＿１廻りに回転
させつつ該ブラケット２の裏面側の取付面３を切削仕上
げ加工することを特徴とするスピンドルモータ加工方法
。２、外端面を記録ディスクが当接する当接面３１とした
ハブ３２を、シャフト３６を介してブラケット３４に組
付けた後、該ハブ３２をシャフト軸心Ｏ＿２廻りに回転
させつつ該ハブ３２の上記当接面３１を切削仕上げ加工
することを特徴とするスピンドルモータ加工方法。