JPH06106401A - 回転体の切削加工法 - Google Patents
回転体の切削加工法Info
- Publication number
- JPH06106401A JPH06106401A JP28072992A JP28072992A JPH06106401A JP H06106401 A JPH06106401 A JP H06106401A JP 28072992 A JP28072992 A JP 28072992A JP 28072992 A JP28072992 A JP 28072992A JP H06106401 A JPH06106401 A JP H06106401A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- disk
- hub
- cutting
- bearing surface
- rotating body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 title claims abstract description 22
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims abstract description 15
- 238000003754 machining Methods 0.000 abstract description 4
- 239000011553 magnetic fluid Substances 0.000 description 2
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 2
- 238000010924 continuous production Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000010354 integration Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Turning (AREA)
- Rotational Drive Of Disk (AREA)
- Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ハードディスクドライブ用モータを構成する
回転体ハブに対し、ディスク支持面と軸受面を同時に高
精度に切削加工可能な方法を提供する。 【構成】 ハブ3をディスクの非支持面で工作機械のチ
ャックMにより把持させ、バイトNにより矢印a’,
b’,c’の経路で、チャッキングを外しかえずに同時
(または連続的)に加工し、ディスクの支持面a,bと
軸受面cを切削加工する。 【効果】 軸受面に対するディスク支持面の同心度、垂
直度の高精度のハブ加工が実現でき、それによりディス
クの振れの極めて少ない駆動用モータの製作が可能とな
る。
回転体ハブに対し、ディスク支持面と軸受面を同時に高
精度に切削加工可能な方法を提供する。 【構成】 ハブ3をディスクの非支持面で工作機械のチ
ャックMにより把持させ、バイトNにより矢印a’,
b’,c’の経路で、チャッキングを外しかえずに同時
(または連続的)に加工し、ディスクの支持面a,bと
軸受面cを切削加工する。 【効果】 軸受面に対するディスク支持面の同心度、垂
直度の高精度のハブ加工が実現でき、それによりディス
クの振れの極めて少ない駆動用モータの製作が可能とな
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転体の切削加工法に
係るもので、主としてハードディスクドライブ用モータ
におけるディスク支持ハブ面の切削加工に適した回転体
の切削加工法に関する。
係るもので、主としてハードディスクドライブ用モータ
におけるディスク支持ハブ面の切削加工に適した回転体
の切削加工法に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は動圧軸受を用いたハードディスク
(磁気記録媒体)ドライブ用モータを示す。図2におい
て、1はベース板、2はベース板に立設された固定軸、
3はハブ、4はハブと一体な軸受部、5はスラスト軸
受、6は磁性流体、7はシール用マグネット、8は駆動
用マグネット、9は駆動用コイル、10はヨークであ
る。
(磁気記録媒体)ドライブ用モータを示す。図2におい
て、1はベース板、2はベース板に立設された固定軸、
3はハブ、4はハブと一体な軸受部、5はスラスト軸
受、6は磁性流体、7はシール用マグネット、8は駆動
用マグネット、9は駆動用コイル、10はヨークであ
る。
【0003】上記構成のディスクドライブ用モータで
は、図3に示すように、ディスクを取り付ける軸方向の
支持面a、半径方向の支持面bおよび軸受面cの面触れ
が極めて少ないことが要求され、近年、記録密度の上昇
のため、この要求は更に厳しくなっている。
は、図3に示すように、ディスクを取り付ける軸方向の
支持面a、半径方向の支持面bおよび軸受面cの面触れ
が極めて少ないことが要求され、近年、記録密度の上昇
のため、この要求は更に厳しくなっている。
【0004】従来の切削加工は、モータとして組立てか
ら工作機械に把持させて軸受面cの切削加工を行ない、
加工後工作機械から一度取り外し、軸心をボールベアリ
ングで支承させ、工作機械に再び把持させ、モータ自体
を回転させた状態で支持面a,bを切削加工する方法が
とられている。
ら工作機械に把持させて軸受面cの切削加工を行ない、
加工後工作機械から一度取り外し、軸心をボールベアリ
ングで支承させ、工作機械に再び把持させ、モータ自体
を回転させた状態で支持面a,bを切削加工する方法が
とられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記切
削加工法では、工作物であるモータ組立体を工作機械に
2回把持させ、軸受面cと支持面a,bを別々に切削加
工するため、軸受面と支持面の関係精度を出しにくい。
また、ボールベアリングで工作物を支持した場合、ボー
ルベアリング自体のわずかな揺れが支持面a,bの切削
加工に影響し、加工精度は更に出しにくくなる。
削加工法では、工作物であるモータ組立体を工作機械に
2回把持させ、軸受面cと支持面a,bを別々に切削加
工するため、軸受面と支持面の関係精度を出しにくい。
また、ボールベアリングで工作物を支持した場合、ボー
ルベアリング自体のわずかな揺れが支持面a,bの切削
加工に影響し、加工精度は更に出しにくくなる。
【0006】
【発明の目的】本発明は、上記の問題を解消するために
なされたもので、一回の把持で前記支持面および軸受面
の切削加工ができる回転体の切削加工法を提供すること
を目的としている。
なされたもので、一回の把持で前記支持面および軸受面
の切削加工ができる回転体の切削加工法を提供すること
を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、支軸に支持さ
れて回転し、被回転部材を支持する支持面と前記支軸を
支承する軸受面とを一体的に構成してなる回転体の切削
加工法において、前記回転体を把持した状態で、前記支
持面と前記軸受面を同時、もしくは連続的に面加工する
ことを要旨としている。
れて回転し、被回転部材を支持する支持面と前記支軸を
支承する軸受面とを一体的に構成してなる回転体の切削
加工法において、前記回転体を把持した状態で、前記支
持面と前記軸受面を同時、もしくは連続的に面加工する
ことを要旨としている。
【0008】
【作用】上記切削加工法によれば、回転体の一回の把持
で、被回転部材の支持面と支軸の軸受面を切削加工する
ので、支持面と軸受面の関係精度を出しやすく、かつ高
精度の加工面が得られる。
で、被回転部材の支持面と支軸の軸受面を切削加工する
ので、支持面と軸受面の関係精度を出しやすく、かつ高
精度の加工面が得られる。
【0009】
【実施例】図1(A),(B),(C)に、図1〜図2
のハブ3を切削加工する工程図を示す。図1(A)にお
いて、ハブ3をディスクの非支持面側で工作機械のチャ
ックMで把持させ、ハブ3の荒取り加工を行なったあ
と、図3のディスク支持面a,bおよび軸受面cを切削
すべく、矢印a,b,cの経路で、チャッキングを外し
かえずに同時切削加工(連続加工でもよい)を行なえ
ば、軸受面2に対するディスク支持面bの同心度、支持
面aの垂直度の極めて高精度なハブを加工することがで
き、したがってディスクの振れの極めて少ない駆動用モ
ータに構成することができる。また、軸受部4とハブ3
の一体化により部品も少なくなり、コスト的にも有利で
ある。
のハブ3を切削加工する工程図を示す。図1(A)にお
いて、ハブ3をディスクの非支持面側で工作機械のチャ
ックMで把持させ、ハブ3の荒取り加工を行なったあ
と、図3のディスク支持面a,bおよび軸受面cを切削
すべく、矢印a,b,cの経路で、チャッキングを外し
かえずに同時切削加工(連続加工でもよい)を行なえ
ば、軸受面2に対するディスク支持面bの同心度、支持
面aの垂直度の極めて高精度なハブを加工することがで
き、したがってディスクの振れの極めて少ない駆動用モ
ータに構成することができる。また、軸受部4とハブ3
の一体化により部品も少なくなり、コスト的にも有利で
ある。
【0010】このあと、図1(B)に示すように、ハブ
3を上下逆にチャックMに把持させ、図2に示す駆動用
マグネット8を設置するため穴ぐり切削加工を行なう。
図1(C)に切削加工完了後のハブを示す。
3を上下逆にチャックMに把持させ、図2に示す駆動用
マグネット8を設置するため穴ぐり切削加工を行なう。
図1(C)に切削加工完了後のハブを示す。
【0011】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明によれば、
例えば、ハードディスクドライブ用モータのハブの切削
加工に実施して、軸受面に対するディスク支持面の同心
度、垂直度の極めて高精度のハブ加工ができ、したがっ
てディスクの振れの極めて少ない駆動用モータを製作す
ることができる。
例えば、ハードディスクドライブ用モータのハブの切削
加工に実施して、軸受面に対するディスク支持面の同心
度、垂直度の極めて高精度のハブ加工ができ、したがっ
てディスクの振れの極めて少ない駆動用モータを製作す
ることができる。
【図1】本発明の一実施例による回転体の切削加工法の
工程図である。
工程図である。
【図2】従来のハードディスクドライブ用モータの断面
図である。
図である。
【図3】モータを構成するハブの断面図である。
1 ベース板 2 固定軸 3 ハブ 4 ハブと一体な軸受部 5 スラスト軸受 6 磁性流体 7 シール用マグネット 8 駆動用マグネット 9 駆動用コイル 10 ヨーク a ディスク支持面 b ディスク支持面 c 軸受面 M チャック N 切削バイト
Claims (2)
- 【請求項1】 支軸に支持されて回転し、被回転部材を
支持する支持面と前記支軸を支承する軸受面とを一体的
に構成してなる回転体の切削加工法において、前記回転
体を把持した状態で、前記支持面と前記軸受面を同時、
もしくは連続的に面加工することを特徴とする回転体の
切削加工法。 - 【請求項2】 回転体の被回転部材の非支持面側を回転
体の把持部とした請求項1に記載の回転体の切削加工
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28072992A JPH06106401A (ja) | 1992-09-25 | 1992-09-25 | 回転体の切削加工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28072992A JPH06106401A (ja) | 1992-09-25 | 1992-09-25 | 回転体の切削加工法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06106401A true JPH06106401A (ja) | 1994-04-19 |
Family
ID=17629135
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28072992A Pending JPH06106401A (ja) | 1992-09-25 | 1992-09-25 | 回転体の切削加工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06106401A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0857880A1 (en) * | 1997-02-04 | 1998-08-12 | Koyo Seiko Co., Ltd. | Method for processing shaft for hub unit |
JP2002519204A (ja) * | 1998-06-30 | 2002-07-02 | シーゲイト テクノロジー エルエルシー | 流体軸受の機械加工工程 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04111703A (ja) * | 1990-08-31 | 1992-04-13 | Nagano Nippon Densan Kk | スピンドルモータのロータの加工方法 |
-
1992
- 1992-09-25 JP JP28072992A patent/JPH06106401A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04111703A (ja) * | 1990-08-31 | 1992-04-13 | Nagano Nippon Densan Kk | スピンドルモータのロータの加工方法 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0857880A1 (en) * | 1997-02-04 | 1998-08-12 | Koyo Seiko Co., Ltd. | Method for processing shaft for hub unit |
KR100273663B1 (ko) * | 1997-02-04 | 2000-12-15 | 타카미츄 무토 | 허브유닛용축의가공방법 |
JP2002519204A (ja) * | 1998-06-30 | 2002-07-02 | シーゲイト テクノロジー エルエルシー | 流体軸受の機械加工工程 |
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