JPH0481368B2 - - Google Patents

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JPH0481368B2
JPH0481368B2 JP14856185A JP14856185A JPH0481368B2 JP H0481368 B2 JPH0481368 B2 JP H0481368B2 JP 14856185 A JP14856185 A JP 14856185A JP 14856185 A JP14856185 A JP 14856185A JP H0481368 B2 JPH0481368 B2 JP H0481368B2
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JP
Japan
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signal
negative feedback
multipath interference
receiver
multipath
Prior art date
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JP14856185A
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English (en)
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JPS628623A (ja
Inventor
Satoru Tazaki
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Faurecia Clarion Electronics Co Ltd
Original Assignee
Clarion Co Ltd
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Publication date
Application filed by Clarion Co Ltd filed Critical Clarion Co Ltd
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Publication of JPS628623A publication Critical patent/JPS628623A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明はFM負帰還ループを備えたFM受信
機に関し、特にマルチパスノイズを低減できるよ
うにしたFM受信機に係わるものである。
[発明の概要] この発明は、受信信号中に含まれるマルチパス
妨害による振幅変調成分を検出し、その検出レベ
ルが大なるときはFM負帰還ループの帰還量を大
にしてマルチパスノイズを低減できるようにした
ものである。
[従来の技術] FM受信機は、受信入力電力が十分大きいとき
は、AM受信機に較べるとS/N比が良好で高品
質である。
ところで。近年FM受信機を搭載した車両が増
えている。車載用のFM受信機でFM放送を受信
する場合は、車両走行に伴なう弱電界受信領域の
発生のため、比較的ノイズが多くなる。これらの
ノイズ中には、弱電界時のスキツプノイズ、パル
ス性ノイズ、およびマルチパス歪に起因するマル
チパスノイズ等が含まれる。
従来のこのような各種ノイズに対する除去手段
としては、まずパルス性ノイズに対してはパルス
ノイズキヤンセラー回路が提案されており、パル
ス性ノイズが有効に除去されて受信信号の品質向
上が図られている。またスキツプノイズおよびマ
ルチパスノイズに対しては、ハイブレンド回路お
よびハイカツトコントロール回路が提案されてい
る。これらの回路は、受信電界強度を検出して電
界強度が弱くなつてきたときは、ステレオの左右
セパレーシヨンをコントロールして徐々にモノラ
ル受信に切換え、または高域成分をカツトして
S/N比の向上を図るようにしたものである。
一方、上記のような各種のノイズ除去手段他
に、FM受信機自身のフレツシユホールドを改善
してS/N比を向上させる手段として従来から
FM負帰還方式を用いたFM受信機が知られてい
る。
ここにスレツシユホールドとは、FM受信機の
内部雑音に打ちかつS/N比改善限界の受信電力
を指し、受信信号のレベルがこの電力レベル以下
になるとS/N比は急激に劣化する。FM負帰還
方式は、オーデイオ信号出力を局部発振器にフイ
ードバツクして局部発振器の発振信号をオーデイ
オ信号でFM変調し、中間周波信号の周波数が、
受信信号の周波数と、FM変調された局部発振信
号の周波数との差になるように負帰還させたもの
である。FM負帰還すると中間周波信号の周波数
偏移が圧縮されて、FM負帰還方式を用いていな
いFM受信機と較べると、数分の1程度の微弱な
電波までスレツシユホールドの改善された高感度
のFM受信機が得られる。
[発明が解決しようとする問題点] マルチパスノイズは、放送電波の直接波と、山
や建物等からの反射波との干渉によつて生ずるマ
ルチパス歪に起因するノイズである。このマルチ
パスノイズの除去手段としては、前述のようにハ
イブレンド回路およびハイカツトコントロール回
路がある。
しかしながらFM受信機が車両に搭載され、車
両の走行に伴なつて直接波と反射波の方向が頻繁
に変化するとマルチパスノイズが頻発する状態が
生じる。そしてこのような頻発状態に応じてハイ
カツト回路が動作、非動作を繰返すと、受信機か
らの再生音が、いわゆるフワフワしたものになつ
て、音質的に違和感が生じるという問題点があつ
た。
この発明は、このような従来の問題点に着目し
てなされたもので、本来スレツシユホールド改善
のために用いられているFM負帰還ループを利用
して、マルチパスノイズの低減を図ることを目的
としている。
[問題点を解決するための手段] かかる目的を達成するために、この発明に係わ
るFM受信機は、FM負帰還ループを備えたFM
受信機において、受信信号中に含まれるマルチパ
ス妨害による振幅変調成分を検出するマルチパス
妨害検出回路と、該マルチパス妨害検出回路の検
出信号レベルに応じて前記FM負帰還ループの帰
還量を制御する帰還量制御手段とを有している。
[作用] マルチパス検出回路により、受信入力信号中に
含まれるマルチパス妨害による振幅変調成分が検
出され、帰還量制御手段によりその検出信号のレ
ベルが大なるときは負帰還ループの帰還量が大に
なるように制御される。この結果オーデイオ信号
の出力は、受信信号波の振幅に依存しなくなり、
当該オーデイオ信号には、マルチパス妨害の影響
が現われなくなる。
[実施例] 以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
まず構成を説明すると、図中符号RXはFM受
信機の本体回路、NFはFM負帰還ループで、FM
受信機の本体回路RXは、アンテナANTが接続
された高周波アンプ1、第1混合器2、局部発振
器3、中心周波数が10.7MHz(中間周波数)の第
1バンドパスフイルタ4、リミツタ機能を含む第
1中間周波アンプ5、および検波器6で構成さ
れ、検波器6からオーデイオ信号E0が出力され
る。
FM負帰還ループNFは、オーデイオ信号E0
局部発振器3にフイードバツクして、局部発振器
3の発振信号を当該オーデイオ信号E0でFM変調
するもので、局部発振器3と、第1混合器2との
間にFM変調器7が配設され、検波器6から分岐
された帰還線路がオーデイオ信号E0を帯域制限
するローパスフイルタ8を介して、FM変調器7
に接続されている。9は後述の帰還量制御手段を
構成する低周波アンプである。
そしてさらにこの発明においては、上記FM負
帰還ループNFを利用して、マルチパス妨害を除
去するために、次のようなマルチパス妨害検出回
路U1と、この検出回路U1の検出信号レベルに応
じてFM負帰還ループNFの帰還量を制御する帰
還量制御手段U2とが配設されている。
マルチパス妨害検出回路U1は、高周波アンプ
1からのFM受信信号と局部発振器3からの発振
信号を入力して中間周波数に変換する第2混合器
11、10.7MHzを中心周波数とする第2バンドパ
スフイルタ12、第2中間周波アンプ13、この
中間周波アンプ13の出力端子にコンデンサCを
介して接続された振幅変調成分検出器14、アン
プ15および整流回路16で構成され、整流回路
16の出力端子が帰還量制御手段U2を構成する
利得制御回路17に接続されている。
帰還量制御手段U2は、手段の利得制御回路1
7と低周波アンプ9とで構成されている。
18は利得調整回路、19はオーデイオ信号
E0のプリアンプで、この両回路18,19は、
FM負帰還ループNFの帰還量をマルチパス妨害
の検出レベルに応じて制御することに伴なうオー
デイオ信号E0の出力低下を補なうために配設さ
れている。
次に作用を説明する。
いま、アンテナANTに、e=E1cosptの信号
波でFM変調された受信信号が入力し、高周波ア
ンプ1から次のような受信信号波e1が出力されて
いるものとする。
e1=Acos(ω1t+X1sinpt+φ1) ……(1) A:受信信号波の振幅 ω1=キヤリアの角周波数 X1:変調指数(=ρ1E1/p) ρ1:比例定数 E1:信号波の振幅 p:信号波の角周波数 φ1=位相 一方、FM負帰還ループNFからフイードバツ
クされたオーデイオ信号E0でFM変調された局部
発振器3からの発振信号をe0とすると、 e0=Bcos(ω2t+X2sinpt+φ2) ……(2) B:発振信号の振幅 ω2=局部発振器3の発振信号の角周波数 X2:FM変調器7の変調指数 (=Kρ2E0/p) K=変調効率 ρ2:比例定数 (1),(2)両式から第1混合器2の中間周波出力ei
は、 ei=e1・e0=A・Bcos{(ω12)t +(X1-X2)sinpt+(φ12)} ……(3) (3)式より中間周波信号eiの変調指数は受信信号
波のものと異なつている。
検波器6の検波特性を線形とすると、検波出力
(オーデイオ信号)の振幅E0は、(3)式の位相を時
間で微分したものであるから、 E0=αa1AB(X1−X2)p =αa1AB[(ρ1E1/p) −(Kρ2E0/p)]p =αa1AB(ρ1E1−Kρ2E0) ……(4) α:比例定数 a1:検波効率 上記(4)式からFM負帰還方式を用いたFM受信
機のオーデイオ信号出力は、 E0=αa1ABρ1E1/ (1+αa1KABρ2) ……(5) となる。
上記(5)式は、負帰還ループNFが付加されてい
なければ、FM受信機の出力は(αa1ABρ1E1とな
ることを示している。そして負帰還ループNFの
付設により、受信システム全体の利得が負帰還要
因(1+αa1KABρ2)により変化することを示し
ている。
そしてαa1KABρ2≫1となるように帰還量を大
に設定すれば、前記(5)式は E0=ρ1E1/Kρ2 ……(6) と表すことができる。
上記(6)式からFM負帰還ループNFの帰還量を
大にすると、オーデイオ出力信号E0は、受信信
号波e1および局部発振信号e0の振幅変化、ならび
に検波効率a1には依存しなくなる。
このことから、この発明では、マルチパス妨害
の大きさのレベルをマルチパス妨害検出回路U1
で検出し、この検出信号に基づいて帰還量制御手
段U2を介してFM負帰還ループNFの帰還量を制
御し、マルチパス妨害の程度が大きいときには当
該帰還量を大に制御することによりFM受信機の
オーデイオ出力E0にマルチパス妨害の影響が現
われないようにしている。
マルチパス妨害検出回路U1の動作を述べると、
受信信号波e1がマルチパス妨害を受けていると、
これが第2混合器11で中間周波数に変換され、
第2中間周波増幅器13で増幅されたのち、コン
デンサCを介して、振幅変調成分検出器14によ
りマルチパス歪を受けた振幅変調成分が取り出さ
れる。振幅変調成分は、アンプ15で増幅された
のち整流回路16でマルチパス妨害の大きさに対
応した直流レベルの信号に変換される。この直流
レベル信号により利得制御回路17および低周波
アンプ9からなる帰還量制御手段U2が作動し、
FM負帰還ループNFは当該直流レベル信号の大
きさに対応した帰還量に制御される。この結果マ
ルチパス妨害の程度が大なるときは、その影響が
オーデイオ信号出力に現われないように制御され
る。
FM負帰還ループNFの帰還量が大になると、
これに応じて第1混合器から出力される中間周波
信号の周波数偏移が小さくなり変調指数が小さく
なつて検波器6の検波出力レベル、即ちオーデイ
オ信号E0の出力レベルが低下するが、このとき
は利得調整回路18およびプリアンプ19が作動
したオーデイオ信号E0の出力低下が補なわれる。
[発明の効果] 以上詳述したようにこの発明によれば、マルチ
パス妨害による振幅変調成分を検出するマルチパ
ス妨害検出回路と、このマルチパス妨害検出回路
の検出信号レベルに応じてFM負帰還ループの帰
還量を制御する帰還量制御手段とを備えさせたの
で、アンテナから入力する受信信号にマルチパス
歪が含まれても、オーデイオ出力信号はマルチパ
ス妨害の影響を受けることがないという効果が得
られる。またFM受信機を車載用としても、マル
チパスノイズの除去手段として従来のハイカツト
コントロール回路を備えたFM受信機のように、
再生音がフワフワして音質的に違和感が生じると
いうことがない。
【図面の簡単な説明】
図はこの発明に係わるFM受信機の実施例を示
すブロツク図である。 RX……FM受信機の本体回路、NF……FM負
帰還ループ、U1……マルチパス妨害検出回路、
U2……帰還量制御手段。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 FM負帰還ループを備えたFM受信機におい
    て、 受信信号中に含まれるマルチパス妨害による振
    幅調整分を検出するマルチパス妨害検出回路と、 該マルチパス妨害検出回路の検出信号レベルに
    応じて前記FM負帰還ループの帰還量を制御する
    帰還量制御手段とを有することを特徴とするFM
    受信機。
JP14856185A 1985-07-05 1985-07-05 Fm受信機 Granted JPS628623A (ja)

Priority Applications (1)

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JP14856185A JPS628623A (ja) 1985-07-05 1985-07-05 Fm受信機

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JPS628623A JPS628623A (ja) 1987-01-16
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