JP2583757B2 - 音場制御回路 - Google Patents

音場制御回路

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JP2583757B2 JP61215460A JP21546086A JP2583757B2 JP 2583757 B2 JP2583757 B2 JP 2583757B2 JP 61215460 A JP61215460 A JP 61215460A JP 21546086 A JP21546086 A JP 21546086A JP 2583757 B2 JP2583757 B2 JP 2583757B2
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【発明の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本発明は、マルチパス妨害時の音場制御回路、特に中
間周波増幅器/検波器用ICに含まれる放送電波の強さに
比例するシグナルメータ電圧を利用して、FMステレオ復
調器ICに含まれるブレンド機能およびハイカット機能を
制御する制御電圧発生回路に関する。
B.発明の概要 シグナルメータ電圧に重畳するオーディオ出力成分を
打ち消すために、検波器出力のオーディオ出力を利用す
る。各々のオーディオ出力成分を全波整流器で直流電圧
に変換し、その電圧を比較器で比較し、その誤差電圧の
大きさに比例する減衰量を制御し、検波器出力のオーデ
ィオ出力成分を減衰させ、さらにシグナルメータ電圧に
含まれるオーディオ出力と位相を合せるために、遅延回
路を通じその減衰量だけ減算器で差し引いた信号を制御
電圧発生回路の入力信号とする。
C.従来の技術 車載用FM受信機で、レーレー分布則にしたがって振幅
変動を起こすマルチパスフェージングの影響を受けてい
るFM放送を受信すると、復調出力に強烈な雑音が生じ、
受信品質が著しく劣化してしまう。この雑音を軽減する
ために、車載用FM受信機ではマルチパスフェージングに
対して、周波数利得特性および分離度特性を自動的に制
御する方法により、S/N比の改善を図っている。
第4図は従来の音場制御回路を含むFM受信機のステレ
オ検波段の構成を示すブロック図で、図中、一点鎖線で
囲まれた部分が音場制御回路1であり、2は中間周波入
力、3は中間周波増幅器/検波器用IC、4はステレオ検
波器(マルチプレクサ)、5は左チャンネルオーディオ
出力、6は右チャンネルオーディオ出力、7はシグナル
メータ電圧端子、8は制御電圧発生回路を表わす。
すなわち、音場制御のために、第4図に示されるよう
に、中間周波増幅器/検波器用IC3に含まれるシグナル
メータ電圧端子7に現れる電圧、つまり放送電波をレベ
ル検波して、その電波の強さに比例する電圧に変換する
回路から得られるシグナルメータ電圧を利用する。そし
て、振幅変動を伴うマルチパスフェージングが発生する
と、シグナルメータ電圧にその振幅変動に伴う急峻な電
圧変化が現われる。音場制御回路1はこの変化を検出
し、その変化量に応じて、分離度および周波数利得特性
を制御する電圧を作る。
D.発明が解決しようとする問題点 しかし、このシグナルメータ電圧上には検波出力成分
が回りこんでしまう。そのため、この検波出力成分がマ
ルチパスフェージングによる振幅変動成分より大きい
と、この検波出力成分のために、その振幅変動成分が埋
もれてしまい、検出不能になってしまう場合がある。そ
のため、この検波出力成分が入力されないように、高域
通過フィルタ等で制限するが、必ずしも十分とは言えな
い。すなわち、第2図はシグナルメータ電圧に重畳する
成分の波形を示し、(a)は検波出力成分のみの波形、
(b)は小さな振幅変動成分を含む検波出力の波形、
(c)は大きな振幅変動成分を含む検波出力の波形を示
すものとすれば、第2図(b)に示すように、振幅変動
成分が検波出力成分より小さいと、検出不能になってし
まい、(c)に示すような状態にならなければ検出でき
ない。したがって、(b)に示すような状態では動作し
ないように、ある閾値を設け、その値以下では応答しな
いような構成にすることも使われているが、十分とは言
えない。小さな振幅変動成分は検出されないことになっ
てしまうからである。
本発明の目的は、検波出力成分に埋もれたマルチパス
による振幅変動成分も検出でき、マルチパス妨害抑圧の
制御に使用することができるマルチパス妨害時の音場制
御回路を提供することである。
E.問題点を解決するための手段 上記目的を達成するために、第1の発明による音場制
御回路は、受信信号の電界強度に対応したシグナルメー
タ信号を生成する手段と、受信信号を検波し、第1のオ
ーディオ成分信号を出力する手段と、前記シグナルメー
タ信号から、第2のオーディオ成分信号を取り出す手段
と、前記第1のオーディオ成分信号と第2のオーディオ
成分信号のレベルを比較し、該比較に基づく第1の制御
信号を出力するレベル比較手段と、前記第1の制御信号
に応じて、前記第1のオーディオ成分信号のレベルを調
整し出力するレベル制御手段と、レベル調整された第1
のオーディオ成分信号を、前記シグナルメータ信号から
減算する減算手段と、前記減算手段の出力に基づく第2
の制御信号を出力する制御信号発生手段と、前記第2の
制御信号に応じて第1のオーディオ成分信号に基づくFM
ステレオ復調手段の分離度制御及びハイカット制御の少
なくとも一方を制御する手段と、を有することを要旨と
する。
また第2の発明による音場制御回路は、受信信号の電
界強度に対応したシグナルメータ信号を生成する手段
と、受信信号を検波し、第1のオーディオ成分信号を出
力する手段と、前記シグナルメータ信号から第2のオー
ディオ成分信号を取り出す手段と、第1のオーディオ成
分信号と第2のオーディオ成分信号のレベルを比較し、
両信号のレベル差に基づく第1の制御信号を出力するレ
ベル比較手段と、前記第1の制御信号に基づき前記レベ
ル差を0に近づけるように前記第1のオーディオ成分信
号のレベルを調整し出力するレベル制御手段と、前記レ
ベル調整された第1のオーディオ成分信号を、前記シグ
ナルメータ信号から減算する減算手段と、前記減算手段
の出力に基づく第2の制御信号を出力する制御信号発生
手段と、前記第2の制御信号に応じて第1のオーディオ
成分信号に基づくFMステレオ復調手段の分離度制御及び
ハイカット制御の少なくとも一方を制御する手段と、を
有することを要旨とする。
F.作用 本発明の要点は、IF ICに含まれる検波器でFM検波さ
れたオーディオ出力を利用して、シグナルメータ電圧に
重畳するオーディオ出力成分を打ち消すことである。こ
うすることにより、シグナルメータ電圧にはマルチパス
妨害による振幅変動成分のみが残ることになり、オーデ
ィオ出力成分による誤動作を防止でき、かつオーディオ
出力成分に埋もれた振幅変動成分をも検出できるように
なる。
G.実施例 以下に、図面を参照しながら、実施例を用いて本発明
を一層詳細に説明するが、それらは例示に過ぎず、本発
明の枠を越えることなしにいろいろな変形や改良があり
得ることは勿論である。
第1図は、本発明による音場制御回路を含むFM受信機
のステレオ検波段の構成を示すブロック図で、破線で囲
まれた検波出力成分打消し回路9が本発明によって加え
られた部分である。図中、第4図と共通する引用番号は
第4図におけるものと同じか、またはそれに対応する部
分を表わし、10は低域通過フィルタ、11,12は全波整流
器、13は比較器、14は電圧制御減衰器、15は遅延回路、
16は減算器、17はシグナルメータ電圧入力、18は振幅変
動成分入力、19は制御電圧出力を表わす。
制御電圧発生回路8は、シグナルメータ電圧に重畳す
るマルチパス妨害による振幅変動成分を検出し、その大
きさに依存してシグナルメータ直流電圧を入力とし、そ
のシグナルモータ直流電圧を、振幅変動成分の大きさに
比例してそのシグナルメータ直流電圧を下げていき、そ
の下げた直流電圧を制御出力電圧としてブレンドおよび
ハイカット動作を制御する。
破線で囲まれた検波出力成分打消し回路9は、制御電
圧発生回路8に入力される振幅変動成分を検出しやすい
ように、シグナルメータ電圧に重畳しているオーディオ
出力成分を打ち消して振幅変動成分のみにする回路であ
る。
シグナルメータ電圧に重畳しているオーディオ出力成
分を低域通過フィルタ10を介して取り出す。この低域通
過フィルタ10はカットオフ周波数が15kHzで、−12dB/oc
t位の特性のフィルタで十分である。この低域通過フィ
ルタ10を介して全波整流器11でオーディオ出力成分を直
流電圧に変換する。この電圧は比較器13の一つの入力端
子(負端子)へ入力される。
中間周波増幅器/検波器用IC3で検波されたオーディ
オ出力を取り出し、全波整流器12にて直流電圧に変換
し、この電圧を比較器13の他方の入力端子(正端子)へ
入力して比較する。つまり、シグナルメータ電圧に重畳
しているオーディオ出力成分と検波出力であるオーディ
オ出力成分の大きさを一致するように制御するためであ
る。
これらの出力成分が比較され、その差電圧で減衰器14
の減衰量を制御する。比較器13の差電圧が大きいほど減
衰量が大きくなる構成にしておく。この電圧制御減衰器
14で減衰されたオーディオ出力成分は、シグナルメータ
電圧に重畳されているオーディオ出力成分との位相を合
せるために遅延回路15により位相制御される。位相がほ
ぼ合った各々のオーディオ出力成分を減算器16に入力す
れば、減算器16の出力はマルチパス妨害による振幅変動
成分のみ残ることになる。この減算器16の出力を制御電
圧発生回路18の入力とすれば、オーディオ出力成分によ
る誤動作を防止することができる。
本発明による検波出力成分打消し回路9の他の一つの
変形として第3図に示す回路も同様に動作することがで
きる。第3図に示す回路は、検波器出力のオーディオ成
分を取り出し、それを電圧制御減衰器14を介して全波整
流し、シグナルメータ電圧に含まれるオーディオ出力成
分とその全波整流したものを比較し、比較器13の出力が
OVになる(検波器出力とシグナルメータ電圧に重畳して
いるオーディオ出力成分が等しくなる)ように制御す
る。そのとき、電圧制御減衰器14の減衰量が一定になる
ようにする。こうすることにより、オーディオ出力成分
の大きさが自動的に一致するようになり、より完全なも
のとなる。
H.発明の効果 以上説明した通り、本発明によれば、シグナルメータ
電圧に重畳するオーディオ出力成分による誤動作が防止
され、かつ従来オーディオ出力成分に埋もれていたよう
なマルチパス妨害による振幅変動成分を検出できるよう
になり、より正確なブレンド/ハイカット制御電圧を作
ることができるという利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明による音場制御回路を含むFM受信機の
ステレオ検波段の構成を示すブロック図、第2図はシグ
ナルメータ電圧に重畳する成分の波形を示す図、第3図
は本発明の他の一つの実施の態様による音場制御回路の
構成を示すブロック図、第4図は従来の音場制御回路の
構成を示すブロック図である。 1……音場制御回路、2……中間周波入力、3……中間
周波増幅器/検波器用IC、4……ステレオ検波器(マル
チプレクサ)、5……左チャンネルオーディオ出力、6
……右チャンネルオーディオ出力、7……シグナルメー
タ電圧端子、8……制御電圧発生回路、9……検波出力
成分打消し回路、10……低域通過フィルタ、11,12……
全波整流器、13……比較器、14……電圧制御減衰器、15
……遅延回路、16……減算器、17……シグナルメータ電
圧入力、18……振幅変動成分入力、19……制御電圧出
力。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受信信号の電界強度に対応したシグナルメ
    ータ信号を生成する手段と、 受信信号を検波し、第1のオーディオ成分信号を出力す
    る手段と、 前記シグナルメータ信号から、第2のオーディオ成分信
    号を取り出す手段と、 前記第1のオーディオ成分信号と第2のオーディオ成分
    信号のレベルを比較し、該比較に基づく第1の制御信号
    を出力するレベル比較手段と、 前記第1の制御信号に応じて、前記第1のオーディオ成
    分信号のレベルを調整し出力するレベル制御手段と、 レベル調整された第1のオーディオ成分信号を、前記シ
    グナルメータ信号から減算する減算手段と、 前記減算手段の出力に基づく第2の制御信号を出力する
    制御信号発生手段と、 前記第2の制御信号に応じて第1のオーディオ成分信号
    に基づくFMステレオ復調手段の分離度制御及びハイカッ
    ト制御の少なくとも一方を制御する手段と、 を有することを特徴とする音場制御回路。
  2. 【請求項2】受信信号の電界強度に対応したシグナルメ
    ータ信号を生成する手段と、 受信信号を検波し、第1のオーディオ成分信号を出力す
    る手段と、 前記シグナルメータ信号から第2のオーディオ成分信号
    を取り出す手段と、 第1のオーディオ成分信号と第2のオーディオ成分信号
    のレベルを比較し、両信号のレベル差に基づく第1の制
    御信号を出力するレベル比較手段と、 前記第1の制御信号に基づき前記レベル差を0に近づけ
    るように前記第1のオーディオ成分信号のレベルを調整
    し出力するレベル制御手段と、 前記レベル調整された第1のオーディオ成分信号を、前
    記シグナルメータ信号から減算する減算手段と、 前記減算手段の出力に基づく第2の制御信号を出力する
    制御信号発生手段と、 前記第2の制御信号に応じて第1のオーディオ成分信号
    に基づくFMステレオ復調手段の分離度制御及びハイカッ
    ト制御の少なくとも一方を制御する手段と、 を有することを特徴とする音場制御回路。
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