JPH0441645Y2 - - Google Patents

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JPH0441645Y2
JPH0441645Y2 JP1986053885U JP5388586U JPH0441645Y2 JP H0441645 Y2 JPH0441645 Y2 JP H0441645Y2 JP 1986053885 U JP1986053885 U JP 1986053885U JP 5388586 U JP5388586 U JP 5388586U JP H0441645 Y2 JPH0441645 Y2 JP H0441645Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はFMステレオ受信機に関し、特に、S
メータ成分出力に応じてステレオ復調手段の周波
数特性及び分離度特性に応じてステレオ復調手段
の周波数特性及び分離度特性(ハイカツト/ブレ
ンド動作)を制御する受信機の改良に係る。
[従来の技術] 車載用FMステレオ受信機がレーレー
(Rayleigh)分布則にしたがつて、振幅変動を起
こすマルチパスフエージングの影響を受けている
FM放送を受信すると、復調出力に強烈な雑音が
生じ、受信品質が著しく劣化する。この雑音を軽
減するために、車載用FMステレオ受信機では、
マルチパスフエージングに対して周波数利得特性
および分離度特性を自動的に制御する、いわゆる
ハイカツト/ブレンド動作により、SN比の改善
を図る方法が実用されている。このハイカツト/
ブレンド動作は、第3図に示されるように、中間
周波数(以下本明細書においてはIFと略記す
る。)に変換された放送電波をレベル検波して得
られる。電界強度に比例するシグナルメータ電圧
(Sメータ成分出力)を利用してハイカツト/ブ
レンド動作に対する制御電圧を作つている。すな
わち、シグナルメータ電圧に含まれるマルチパス
妨害による振幅変動成分を検出して、その振幅変
動成分を電圧に変換し、元のシグナルメータ電圧
と合成してその電圧を下げて制御電圧が作られ
る。
ここで、第3図に基づいて従来のハイカツト/
ブレンド動作を制御する制御電圧発生回路の動作
について概略説明する。第3図中、1はIF信号
入力端子、2はIF増幅器及び検波器を含むIFIC、
3はシグナルメータ電圧出力端子、4は制御電圧
発生回路、5はステレオ復調器、6は分離度調整
制御入力端子、7は周波数利得調整制御入力端
子、8は左ステレオ出力、9は右ステレオ出力を
表わす。C1,C2はコンデンサ、R1,R2,R3,R4
は抵抗である。
IF増幅および検波を行なうIFIC2に含まれる
シグナルメータ電圧出力端子3からのシグナルメ
ータ電圧は半固定抵抗R1を介して、制御電圧発
生回路4へ入力される。さらに該回路4にはシグ
ナルメータ電圧出力端子3からコンデンサC2
介して、シグナルメータ電圧に重畳しているマル
チパス妨害による振幅変動成分が入力される。
この振幅変動成分の大きさに依存して、入力さ
れたシグナルメータ電圧を下げて、それが制御出
力電圧としてステレオ復調器5に含まれる分離度
(ブレンド)調整制御端子6および周波数利得調
整(ハイカツト)制御端子7へ入力される。
[考案が解決しようとする課題] しかし上述した従来のFMステレオ受信機にお
けるハイカツト/ブレンド動作の制御方式には下
記のような問題がある。
FMステレオ受信機、特に車載用のものでは、
隣接チヤンネルを受けにくくするという目的で
IFICにおいてIF帯域用フイルタを狭帯域にして
使つている。この狭帯域化のためのシグナルメー
タ電圧にオーデイオ信号が重畳してしまう。即
ち、FM信号は瞬時毎にオーデイオ信号に基づい
て搬送波周波数を変化させるものである。したが
つてIFフイルタの帯域が狭いと変化する周波数
がその帯域からはずれた場合に振幅変調の成分を
発生してしまい、その成分がオーデイオ成分とし
て出力されてしまう。
つまり、IFフイルタの肩特性のスロープによ
りFM−AM変換をされてしまうことが原因であ
る。
この減少を防ぐには、IFフイルタの帯域を広
帯域にすれば解決するば、車載用の場合には困難
である。また、この振幅変動成分はリミツタ機能
をもたせれば除去できるが、Sメータ電圧を出力
するレベル検波部はこのリミツタ機能を有してい
ない。その理由はリミツタ機能を働かせると、電
界強度のレベルに応じたシグナル電圧の直線性が
保てなくなつてしまうからである。
さて、第3図における制御電圧発生回路4はシ
グナルメータ電圧に振幅変動成分がなければ、入
力されたシグナルメータ電圧をそのまま出力す
る。ところが、上記理由によりこのシグナルメー
タ電圧には、マルチパス妨害がなくても、IF検
波されたオーデイオ出力成分と相関の高い信号が
重畳され、この信号が振幅変動成分として制御電
圧発生回路4に入力されるが、該回路4は上記信
号がマルチパス妨害によるものか否か判断できな
いので、誤動作する場合がある。
つまり、マルチパス妨害による振幅変動成分が
発生していない場合にシグナルメータ電圧には第
4図aに示す前記理由によるオーデイオ成分のみ
が含まれている。したがつて、このオーデイオ成
分で制御電圧発生回路4が動作しないようにしな
ければならない。しかし、第4図c,bのように
前記オーデイオ成分と同時にマルチパス妨害によ
る振幅変動成分が含まれると、制御電圧発生回路
4は振幅変動成分とオーデイオ成分を判別できな
いので、同図bのようにマルチパス妨害による振
幅変動成分がオーデイオ成分より小さい場合に
は、動作天の設定が困難になる。また同図cのよ
うな上記振幅変動成分がオーデイオ成分より大き
い場合には、動作設定が比較的簡単に行なえる。
これにはばらつき等もあり、第4図b,cの状態
が混在する。このように、従来の制御電圧発生回
路では、Sメータ電圧に前記オーデイオ成分およ
びマルチパス妨害による振幅変動成分が含まれて
いると、動作設定が簡単に行なえる場合と困難な
場合が極端な形で存在した。
本考案の目的は、ハイカツト/ブレンド動作を
始める振幅変動成分の大きさが簡単に設定でき、
しかも前記理由によるオーデイオ成分に起因する
誤動作を防止することができる受信機を提供する
ことである。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案による受信
機は、IF変換手段の出力をステレオ復調する復
調手段と、上記IF変換手段からSメータ成分出
力を得るSメータ成分出力手段と、上記Sメータ
成分出力に含まれている振幅変動成分からオーデ
イオ成分信号を除去しオーデイオ成分が除去され
た振幅変動信号を得るオーデイオ成分除去手段
と、上記Sメータ成分出力レベルを上記振幅変動
信号のレベルに応じて制御した復調制御信号を出
力する制御手段と、を有し、上記復調制御信号に
応じて前記復調手段の周波数特性及び分離度特性
を制御することを特徴とする。
[作用] 本考案の受信機において、Sメータ成分出力に
含まれる振幅変動西部より前記オーデイオ成分が
除去され、得られた振幅変動信号のレベルに応じ
てSメータ成分出力レベルが制御されて復調制御
信号が出力され、この復調制御信号により前記ハ
イカツト/ブレンド動作の制御が行なわれる。
[実施例] 以下図面に示す本考案の実施例を説明する。
第1図は本考案による受信機の構成を示すブロ
ツク図で、図中、第3図に共通する引用番号は第
3図におけるものと同じか、またはそれに対応す
る部分を表わし、10は反転増幅器、11は位相
設定器、12は利得設定器、13は加算器であ
る。すなわち、図中、破線で囲まれた部分が本考
案によつて加えられた部分であり、前記オーデイ
オ成分除去手段が構成される。
シグナルメータ電圧に重畳している前記オーデ
イオ成分ステレオ復調器5に入力するオーデイオ
信号は振幅比が大きく異なる。また、お互いの位
相も多少ずれている。そこで、ステレオ復調器5
に入るオーデイオ信号をコンデンサC3を介して
反転増幅器10に入力する。そして、その出力の
位相を前記オーデイオ成分と合わせるために位相
調整を行なう位相設定器11に入力する。さら
に、振幅比を1:1にするために、シグナルメー
タ電圧に重畳されているオーデイオ成分との振幅
比を1にするように、利得設定器12で利得設定
を行なう。
このようにして得られた、位相調整し利得設定
されたオーデイオ信号を加算回路13に入力し、
Sメータ電圧に含まれている振幅変動成分と加算
する。その結果、制御電圧発生回路4の入力には
前記オーデイオ成分が消去されたマルチパス妨害
による振幅変動成分が入力されるので、前記誤動
作は解消する。
第2図はシグナルメータに重畳して入力するオ
ーデイオ成分(実線)と復調器に入力するオーデ
イオ成分(破線)との位相関係と振幅関係を示す
グラフで、前者に較べて後者の位相は△θだけ遅
れ、振幅△Vだけ大きいことを示している。
なお、反転増幅器10の代わりに非反転増幅回
路を用い、加算器13の代わりに減算回路を用い
ても全く同様に構成できることは勿論である。
[考案の効果] 以上説明した通り、本考案によれば、オーデイ
オ成分による誤動作が防止でき、しかもマルチパ
スによる振幅変動成分の大きさによる動作点の設
定が簡単になるという利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による受信機の一実施例の構成
を示すブロツク図、第2図はシグナルメータに重
畳して入力するオーデイオ成分とステレオ復調器
に入力するオーデイオ成分の位相関係と振幅関係
を示すグラフ、第3図は従来の受信機の構成を示
すブロツク図、4図はシグナルメータ電圧に重畳
される交流成分を説明するための波形図である。 1……中間周波数信号入力端子、2……IFIC、
3……シグナルメータ電圧出力端子、4……制御
電圧発生回路、5……ステレオ復調器、6……分
離度調整制御入力端子、7……周波数利得調整制
御入力端子、8……左ステレオ出力、9……右ス
テレオ出力、10……反転増幅器、11……位相
設定器、12……利得設定器、13加算器、C1
C2,C3……コンデンサ、R1,R2,R3,R4……抵
抗。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) IF変換手段の出力をステレオ復調する復調
    手段と、上記IF変換手段からSメータ成分出
    力を得るSメータ成分出力手段と、 上記Sメータ成分出力に含まれている振幅変
    動成分からオーデイオ成分信号を除去しオーデ
    イオ成分が除去された振幅変動信号を得るオー
    デイオ成分除去手段と、 上記Sメータ成分出力レベルを上記振幅変動
    信号のレベルに応じて制御した復調制御手段を
    出力する制御手段と、 を有し、上記復調制御信号に応じて前記復調
    手段の周波数特性及び分離度特性を制御するこ
    とを特徴とする受信機。 (2) 上記オーデイオ成分除去手段が上記復調手段
    に入力されるオーデイオ成分を抽出し、このオ
    ーデイオ成分に応じた信号を上記振幅変動成分
    より引算するように構成したことを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の受信機。 (3) 上記オーデイオ成分除去手段が上記復調手段
    に入力されるオーデイオ成分を反転する反転
    器、位相を調整する位相設定器、及び利得を調
    整する利得設定器を備え、これら反転器、位相
    設定器、及び利得設定器により生成された反転
    オーデイオ成分を上記振幅変動成分に加算する
    ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
    項記載の受信機。
JP1986053885U 1986-04-10 1986-04-10 Expired JPH0441645Y2 (ja)

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JPS62167437U JPS62167437U (ja) 1987-10-23
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