JPH0738619B2 - Fmステレオ受信機 - Google Patents
Fmステレオ受信機Info
- Publication number
- JPH0738619B2 JPH0738619B2 JP8560688A JP8560688A JPH0738619B2 JP H0738619 B2 JPH0738619 B2 JP H0738619B2 JP 8560688 A JP8560688 A JP 8560688A JP 8560688 A JP8560688 A JP 8560688A JP H0738619 B2 JPH0738619 B2 JP H0738619B2
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- Japan
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- signal
- level
- stereo
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Description
【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明はFMステレオ受信機に関する。
背景技術 FMステレオ受信機の従来例を第3図に示す。この受信機
において、アンテナ1に到来したFM放送電波はフロント
エンド部2において増幅され中間周波信号に変換され
る。そして、リミッタ機能を有するIF(中間周波)アン
プ3において増幅された後、FM検波回路4に印加され
る。この検波回路4においてFM検波信号であるコンポジ
ット信号に変換された信号はパルス性雑音除去装置5に
供給される。このパルス性雑音除去装置5は、例えば、
上記コンポジット信号を通過させるゲート回路と、上記
コンポジット信号からハイパスフィルタによってパルス
成分を検出して上記制御信号を出力するパルス検出回路
と、上記ゲート回路が遮断状態のとき遮断直前の上記コ
ンポジット信号のレベルを出力するホールド回路とから
構成される。パルス性雑音除去装置5の出力は左右チャ
ンネル信号を得るマルチプレックス復調回路6に供給さ
れる。この左右チャンネル信号は、セパレーション(分
離度)を制御するセパレーション制御回路7に供給さ
れ、更に高域レベルを減衰させる周波数特性制御回路8
を経てL及びR出力端子に供給される。
において、アンテナ1に到来したFM放送電波はフロント
エンド部2において増幅され中間周波信号に変換され
る。そして、リミッタ機能を有するIF(中間周波)アン
プ3において増幅された後、FM検波回路4に印加され
る。この検波回路4においてFM検波信号であるコンポジ
ット信号に変換された信号はパルス性雑音除去装置5に
供給される。このパルス性雑音除去装置5は、例えば、
上記コンポジット信号を通過させるゲート回路と、上記
コンポジット信号からハイパスフィルタによってパルス
成分を検出して上記制御信号を出力するパルス検出回路
と、上記ゲート回路が遮断状態のとき遮断直前の上記コ
ンポジット信号のレベルを出力するホールド回路とから
構成される。パルス性雑音除去装置5の出力は左右チャ
ンネル信号を得るマルチプレックス復調回路6に供給さ
れる。この左右チャンネル信号は、セパレーション(分
離度)を制御するセパレーション制御回路7に供給さ
れ、更に高域レベルを減衰させる周波数特性制御回路8
を経てL及びR出力端子に供給される。
一方、受信電界強度に比例したレベルを検出すべくIFア
ンプ3のIF信号レベルがAM検波回路9に供給される。こ
のAM検波回路9の出力信号は抵抗11及びコンデンサ12か
らなるLPF(ローパスフィルタ)10を介して平滑されて
セパレーション制御回路7及び周波数特性制御回路8に
制御電圧として印加される。なお、AM検波回路9の出力
信号はS(シグナル)メータへのレベル信号として用い
られる。
ンプ3のIF信号レベルがAM検波回路9に供給される。こ
のAM検波回路9の出力信号は抵抗11及びコンデンサ12か
らなるLPF(ローパスフィルタ)10を介して平滑されて
セパレーション制御回路7及び周波数特性制御回路8に
制御電圧として印加される。なお、AM検波回路9の出力
信号はS(シグナル)メータへのレベル信号として用い
られる。
かかるFMステレオ受信機においては、IFアンプ3内のIF
信号を検波したAM検波回路9の出力がLPF10によって平
滑されるとIF信号レベルの大きさに応じて変化する制御
電圧が発生する。この制御電圧レベルに応じてセパレー
ション制御回路7においては、左右チャンネル信号の分
離度が制御され、周波数特性制御回路8においては各チ
ャンネル信号の高域レベルが制御される。すなわち、受
信信号レベルが小さくなるほど左右チャンネル信号の分
離度が低くなり、また各チャンネル信号の高域レベルが
減衰される。これにより緩やかな電界の変化、すなわち
弱電界ないし微弱電界時のノイズ等による音質劣化が防
止されている。
信号を検波したAM検波回路9の出力がLPF10によって平
滑されるとIF信号レベルの大きさに応じて変化する制御
電圧が発生する。この制御電圧レベルに応じてセパレー
ション制御回路7においては、左右チャンネル信号の分
離度が制御され、周波数特性制御回路8においては各チ
ャンネル信号の高域レベルが制御される。すなわち、受
信信号レベルが小さくなるほど左右チャンネル信号の分
離度が低くなり、また各チャンネル信号の高域レベルが
減衰される。これにより緩やかな電界の変化、すなわち
弱電界ないし微弱電界時のノイズ等による音質劣化が防
止されている。
しかしながら、かかる従来のFMステレオ受信機において
は、マルチパス妨害が発生しても、その妨害による電界
変動分がLPF10により減衰されてしまうので分離度及び
高域レベルの制御が十分行なわれず、マルチパス歪によ
り音質劣化を良好に防止することは困難であった。
は、マルチパス妨害が発生しても、その妨害による電界
変動分がLPF10により減衰されてしまうので分離度及び
高域レベルの制御が十分行なわれず、マルチパス歪によ
り音質劣化を良好に防止することは困難であった。
発明の概要 そこで、本発明の目的は、マルチパス歪の発生に対して
素早く応答してマルチパス歪による音質劣化を良好に防
止し得るFMステレオ受信機を提供することである。
素早く応答してマルチパス歪による音質劣化を良好に防
止し得るFMステレオ受信機を提供することである。
本発明のFMステレオ受信機においては、受信信号を周波
数変換して得られた中間周波信号をAM検波するAM検波手
段と、該AM検波手段の出力信号レベルに応じた第1直流
電圧を発生する第1直流電圧発生手段と、AM検波手段の
出力信号中の交流成分レベルに応じた第2直流電圧を発
生する第2直流電圧発生手段と、第1直流電圧と第2直
流電圧との差電圧を発生する差電圧発生手段と、中間周
波信号をFM検波するFM検波手段と、該FM検波手段の出力
信号を差電圧レベルに応じた復調特性でステレオ復調す
るステレオ復調手段とを備えたFMステレオ受信機であ
り、差電圧発生手段は第2直流電圧を第1直流電圧以下
に抑制する抑制手段を含むことを特徴としている。
数変換して得られた中間周波信号をAM検波するAM検波手
段と、該AM検波手段の出力信号レベルに応じた第1直流
電圧を発生する第1直流電圧発生手段と、AM検波手段の
出力信号中の交流成分レベルに応じた第2直流電圧を発
生する第2直流電圧発生手段と、第1直流電圧と第2直
流電圧との差電圧を発生する差電圧発生手段と、中間周
波信号をFM検波するFM検波手段と、該FM検波手段の出力
信号を差電圧レベルに応じた復調特性でステレオ復調す
るステレオ復調手段とを備えたFMステレオ受信機であ
り、差電圧発生手段は第2直流電圧を第1直流電圧以下
に抑制する抑制手段を含むことを特徴としている。
実 施 例 以下、本発明の実施例を第1図を参照しつつ詳細に説明
する。
する。
第1図に示した本発明の一実施例たるFMステレオ受信機
において、第3図に示した受信機と同一部分は同一符号
を用いて示しており、AM検波回路9の出力はLPF10に接
続されると共にコンデンサ15に接続されている。コンデ
ンサ15はAM検波回路9の信号中の交流成分を抽出する。
一方、FM検波回路4の出力信号から高域成分を抽出する
ためにHPF(ハイパスフィルタ)20が設けられている。
このHPF20の出力信号はコンデンサ15の出力信号と加算
器21によって加算されてアンプ16に供給される。アンプ
16の出力には整流回路17が接続され、更に、整流回路17
の出力にはLPF18が接続されている。LPF18は抵抗22及び
コンデンサ23からなる。このLPF18の出力及びLPF10の出
力は減算器24に接続されている。減算器24はLPF10の出
力電圧からLPF18の出力電圧を差し引いた電圧を出力す
る。この減算器24から出力される電圧がセパレーション
制御回路7及び周波数特性制御回路8に制御電圧として
供給される。
において、第3図に示した受信機と同一部分は同一符号
を用いて示しており、AM検波回路9の出力はLPF10に接
続されると共にコンデンサ15に接続されている。コンデ
ンサ15はAM検波回路9の信号中の交流成分を抽出する。
一方、FM検波回路4の出力信号から高域成分を抽出する
ためにHPF(ハイパスフィルタ)20が設けられている。
このHPF20の出力信号はコンデンサ15の出力信号と加算
器21によって加算されてアンプ16に供給される。アンプ
16の出力には整流回路17が接続され、更に、整流回路17
の出力にはLPF18が接続されている。LPF18は抵抗22及び
コンデンサ23からなる。このLPF18の出力及びLPF10の出
力は減算器24に接続されている。減算器24はLPF10の出
力電圧からLPF18の出力電圧を差し引いた電圧を出力す
る。この減算器24から出力される電圧がセパレーション
制御回路7及び周波数特性制御回路8に制御電圧として
供給される。
更に、本発明によるFMステレオ受信機においては、LPF1
8の出力とLPF10の出力との間に抑制手段としてオペアン
プ25及びPNPトランジスタ26からなるリミッタ回路が接
続されている。すなわち、オペアンプ25の反転入力端子
はトランジスタ26のエミッタと共にLPF18の出力に接続
され、非反転入力端子はLPF10の出力に接続されてい
る。オペアンプ25の出力端子はトランジスタ26のベース
に接続され、トランジスタ26のコレクタはアース接続さ
れている。その他の構成は第3図に示した受信機と同様
である。なお、マルチプレックス復調回路6、セパレー
ション制御回路7及び周波数特性制御回路8がステレオ
復調手段を形成する。
8の出力とLPF10の出力との間に抑制手段としてオペアン
プ25及びPNPトランジスタ26からなるリミッタ回路が接
続されている。すなわち、オペアンプ25の反転入力端子
はトランジスタ26のエミッタと共にLPF18の出力に接続
され、非反転入力端子はLPF10の出力に接続されてい
る。オペアンプ25の出力端子はトランジスタ26のベース
に接続され、トランジスタ26のコレクタはアース接続さ
れている。その他の構成は第3図に示した受信機と同様
である。なお、マルチプレックス復調回路6、セパレー
ション制御回路7及び周波数特性制御回路8がステレオ
復調手段を形成する。
かかる構成の本発明によるFMステレオ受信機において
は、IFアンプ3内のIF信号を検波したAM検波回路9の出
力がLPF10によって平滑されるとIF信号レベルの大きさ
に応じて変化する第1直流電圧e1が発生する。一方、マ
ルチパスが存在するとIFアンプ3内のIF信号の振幅が変
化してエンベロープ成分が発生する。このエンベロープ
成分の信号レベルはマルチパス歪の大きさに応じたレベ
ルとなる。従って、AM検波回路9から出力信号がコンデ
ンサ15に供給されることによりAM検波回路9から出力信
号の交流成分、すなわちマルチパス歪によるIF信号中の
エンベロープ成分が抽出される。また、FM検波回路4の
出力信号からその高域成分、すなわちマルチパス歪を含
む成分がHPF20によって抽出される。コンデンサ15の出
力電圧及びHPF20の出力電圧は加算器21によって加算さ
れてアンプ16に供給され、そしてアンプ16による増幅出
力は整流回路17において整流される。整流回路17の出力
信号はLPF18において平滑され、LPF18の出力電圧はマル
チパス歪の大きさに応じた第2直流電圧e2となる。減算
器24は第1直流電圧e1から第2直流電圧e2を差し引き差
電圧e1−e2を制御電圧として出力する。制御電圧は受信
信号レベルに応じて変化するが、マルチパスが発生する
とマルチパス歪の大きさに応じて低下する。この制御電
圧レベルに応じてセパレーション制御回路7において
は、左右チャンネル信号の分離度が制御され、周波数特
性制御回路8においては各チャンネル信号の高域レベル
が制御される。よって、受信信号レベルが小さくなるほ
ど、またマルチパス歪の大きさが大きくなるほど左右チ
ャンネル信号の分離度が低くなり、各チャンネル信号の
高域レベルが減衰される。
は、IFアンプ3内のIF信号を検波したAM検波回路9の出
力がLPF10によって平滑されるとIF信号レベルの大きさ
に応じて変化する第1直流電圧e1が発生する。一方、マ
ルチパスが存在するとIFアンプ3内のIF信号の振幅が変
化してエンベロープ成分が発生する。このエンベロープ
成分の信号レベルはマルチパス歪の大きさに応じたレベ
ルとなる。従って、AM検波回路9から出力信号がコンデ
ンサ15に供給されることによりAM検波回路9から出力信
号の交流成分、すなわちマルチパス歪によるIF信号中の
エンベロープ成分が抽出される。また、FM検波回路4の
出力信号からその高域成分、すなわちマルチパス歪を含
む成分がHPF20によって抽出される。コンデンサ15の出
力電圧及びHPF20の出力電圧は加算器21によって加算さ
れてアンプ16に供給され、そしてアンプ16による増幅出
力は整流回路17において整流される。整流回路17の出力
信号はLPF18において平滑され、LPF18の出力電圧はマル
チパス歪の大きさに応じた第2直流電圧e2となる。減算
器24は第1直流電圧e1から第2直流電圧e2を差し引き差
電圧e1−e2を制御電圧として出力する。制御電圧は受信
信号レベルに応じて変化するが、マルチパスが発生する
とマルチパス歪の大きさに応じて低下する。この制御電
圧レベルに応じてセパレーション制御回路7において
は、左右チャンネル信号の分離度が制御され、周波数特
性制御回路8においては各チャンネル信号の高域レベル
が制御される。よって、受信信号レベルが小さくなるほ
ど、またマルチパス歪の大きさが大きくなるほど左右チ
ャンネル信号の分離度が低くなり、各チャンネル信号の
高域レベルが減衰される。
このような動作において、非常に大きなマルチパス歪が
生じた場合には第2直流電圧e2が第1直流電圧e1を越え
る可能性がある。しかしながら、第2直流電圧e2が第1
直流電圧e1を越えようとすると、上記したリミッタ回路
が作動してLPF18のコンデンサ23の電荷をトランジスタ2
6のエミッタ・コレクタ間を介してアースに放電させ、
これにより第2直流電圧e2を第1直流電圧e1にほぼ等し
くする。よって、減算器24から出力される差電圧e1−e2
は常に0V以上に維持される。
生じた場合には第2直流電圧e2が第1直流電圧e1を越え
る可能性がある。しかしながら、第2直流電圧e2が第1
直流電圧e1を越えようとすると、上記したリミッタ回路
が作動してLPF18のコンデンサ23の電荷をトランジスタ2
6のエミッタ・コレクタ間を介してアースに放電させ、
これにより第2直流電圧e2を第1直流電圧e1にほぼ等し
くする。よって、減算器24から出力される差電圧e1−e2
は常に0V以上に維持される。
第2図は本発明の他の実施例を示している。このFMステ
レオ受信機においては、差電圧発生手段が電流源27、バ
ッファアンプ28及び抵抗29から構成されている。LPF10
の出力電圧、すなわち第1直流電圧e1がバッファアンプ
28及び抵抗29を介して電流源27に供給され、電流源27に
流れる電流の大きさはLPF18から出力される第2直流電
圧e2によって制御される。これにより、第2直流電圧e2
が大きくなるに従って電流源27を流れる電流が多くな
り、セパレーション制御回路7及び周波数特性制御回路
8に供給される制御電圧が低下する。なお、その他の構
成は第1図に示した受信機と同様であり、HPF20はパル
ス性雑音除去装置5内に設けられたものでも良い。
レオ受信機においては、差電圧発生手段が電流源27、バ
ッファアンプ28及び抵抗29から構成されている。LPF10
の出力電圧、すなわち第1直流電圧e1がバッファアンプ
28及び抵抗29を介して電流源27に供給され、電流源27に
流れる電流の大きさはLPF18から出力される第2直流電
圧e2によって制御される。これにより、第2直流電圧e2
が大きくなるに従って電流源27を流れる電流が多くな
り、セパレーション制御回路7及び周波数特性制御回路
8に供給される制御電圧が低下する。なお、その他の構
成は第1図に示した受信機と同様であり、HPF20はパル
ス性雑音除去装置5内に設けられたものでも良い。
なお、上記した本発明の各実施例においては、AM検波回
路9の出力信号の交流成分とFM検波回路4の出力信号の
高域成分とを加算器21によって加算してアンプ16に供給
しているが、AM検波回路9の出力信号の交流成分のみを
アンプ16に供給しても良い。
路9の出力信号の交流成分とFM検波回路4の出力信号の
高域成分とを加算器21によって加算してアンプ16に供給
しているが、AM検波回路9の出力信号の交流成分のみを
アンプ16に供給しても良い。
発明の効果 以上の如く、本発明のFMステレオ受信機においては、IF
信号をAM検波した信号レベルに応じた第1直流電圧を発
生し、またAM検波した信号から交流成分レベルを抽出す
ることによりマルチパスによるIF信号のエンベロープ成
分を得て、その交流成分レベルに応じた第2直流電圧を
発生し、第1直流電圧と第2直流電圧との差電圧に応じ
たミューティング量、分離度及び高域減衰量等の復調特
性でFM検波回路の出力信号をステレオ復調することが行
なわれる。すなわち、マルチパス歪の大きさに応じてス
テレオ復調の際の分離度及び高域減衰量を制御すること
ができるので、マルチパスの発生に対して素早く応答し
て聴感歪を低減させることができる。また、第2直流電
圧を第1直流電圧以下に抑制する抑制手段が設けられて
いるので、大きなマルチパス妨害を受けた場合に第1直
流電圧と第2直流電圧との差電圧が減少し過ぎることが
防止されマルチパス害の消滅後に良好なステレオ状態へ
急速に復帰させることができる。
信号をAM検波した信号レベルに応じた第1直流電圧を発
生し、またAM検波した信号から交流成分レベルを抽出す
ることによりマルチパスによるIF信号のエンベロープ成
分を得て、その交流成分レベルに応じた第2直流電圧を
発生し、第1直流電圧と第2直流電圧との差電圧に応じ
たミューティング量、分離度及び高域減衰量等の復調特
性でFM検波回路の出力信号をステレオ復調することが行
なわれる。すなわち、マルチパス歪の大きさに応じてス
テレオ復調の際の分離度及び高域減衰量を制御すること
ができるので、マルチパスの発生に対して素早く応答し
て聴感歪を低減させることができる。また、第2直流電
圧を第1直流電圧以下に抑制する抑制手段が設けられて
いるので、大きなマルチパス妨害を受けた場合に第1直
流電圧と第2直流電圧との差電圧が減少し過ぎることが
防止されマルチパス害の消滅後に良好なステレオ状態へ
急速に復帰させることができる。
第1図は本発明の実施例を示すブロック図、第2図は本
発明の他の実施例を示すブロック図、第3図はFMステレ
オ受信機の従来例を示すブロック図である。 主要部分の符号の説明 3……IF増幅回路 4……FM検波回路 5……パルス性雑音除去装置 6……マルチプレックス復調回路 7……セパレーション制御回路 8……周波数特性制御回路 10,18……LPF 21……加算器 24……減算器 27……電流源
発明の他の実施例を示すブロック図、第3図はFMステレ
オ受信機の従来例を示すブロック図である。 主要部分の符号の説明 3……IF増幅回路 4……FM検波回路 5……パルス性雑音除去装置 6……マルチプレックス復調回路 7……セパレーション制御回路 8……周波数特性制御回路 10,18……LPF 21……加算器 24……減算器 27……電流源
Claims (3)
- 【請求項1】受信信号を周波数変換して得られた中間周
波信号をAM検波するAM検波手段と、前記AM検波手段の出
力信号レベルに応じた第1直流電圧を発生する第1直流
電圧発生手段と、前記AM検波手段の出力信号中の交流成
分レベルに応じた第2直流電圧を発生する第2直流電圧
発生手段と、 前記第1直流電圧と第2直流電圧との差電圧を発生する
差電圧発生手段と、前記中間周波信号をFM検波するFM検
波手段と、前記FM検波手段の出力信号を前記差電圧レベ
ルに応じた復調特性でステレオ復調するステレオ復調手
段とを備えたFMステレオ受信機であって、前記差電圧発
生手段は前記第2直流電圧を前記第1直流電圧以下に抑
制する抑制手段を含むことを特徴とするFMステレオ受信
機。 - 【請求項2】前記FM検波手段の出力信号の高域成分を抽
出する抽出手段を含み、前記第2直流電圧発生手段は前
記AM検波手段の出力信号と前記FM検波手段の出力信号の
高域成分とを加算して得た信号から交流成分レベルを抽
出することを特徴とする請求項1記載のFMステレオ受信
機。 - 【請求項3】前記抑制手段はリミット回路からなること
を特徴とする請求項1記載のFMステレオ受信機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8560688A JPH0738619B2 (ja) | 1988-04-07 | 1988-04-07 | Fmステレオ受信機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8560688A JPH0738619B2 (ja) | 1988-04-07 | 1988-04-07 | Fmステレオ受信機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01256829A JPH01256829A (ja) | 1989-10-13 |
JPH0738619B2 true JPH0738619B2 (ja) | 1995-04-26 |
Family
ID=13863488
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8560688A Expired - Fee Related JPH0738619B2 (ja) | 1988-04-07 | 1988-04-07 | Fmステレオ受信機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0738619B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3018634B2 (ja) * | 1991-09-05 | 2000-03-13 | 日本電気株式会社 | Fm雑音低減回路 |
-
1988
- 1988-04-07 JP JP8560688A patent/JPH0738619B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01256829A (ja) | 1989-10-13 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |