JPH0480594B2 - - Google Patents

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JPH0480594B2
JPH0480594B2 JP58194113A JP19411383A JPH0480594B2 JP H0480594 B2 JPH0480594 B2 JP H0480594B2 JP 58194113 A JP58194113 A JP 58194113A JP 19411383 A JP19411383 A JP 19411383A JP H0480594 B2 JPH0480594 B2 JP H0480594B2
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Yutaka Tanaka
Daiji Nishizawa
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Japan Broadcasting Corp
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/01Conversion of standards, e.g. involving analogue television standards or digital television standards processed at pixel level

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Television Systems (AREA)
  • Picture Signal Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、時間フイルタおよび空間フイルタよ
りなり、例えばインタレース走査を順次走査に変
換するなど信号の構成を変換して補間する時空間
補間フイルタの通過特性を、入力画像信号が表わ
す画像の動き量に適応して制御する適応型時空間
補間フイルタに関し、特に、従来より行なわれて
いる入力画像信号のフレーム間差信号の大きさに
応じて形成した制御信号の他に画像の水平・垂直
エツジ部分の大きさに応じて形成した制御信号に
もよつて通過特性を制御して、画像信号に混入し
たノイズ、特に、いわゆるラインノイズに基づく
誤動作を防止し、安定に動作し得るようにすると
ともに、エツジ部の画質を向上させるようにした
ものである。
従来技術 従来のこの種適応型時空間補間フイルタ、特
に、2:1インターレース画像信号を線順次走査
画像信号に変換する際に画像信号の補間に使用す
る適応型時空間補間フイルタは、本発明者らの提
案に係る特願昭57−88018号および特願昭57−
155788号明細書に記載のとおりに、第1図に示す
ように構成してある。すなわち、入力2:1イン
ターレース走査画像信号をフイールドメモリ1−
1,1−2の縦続接続に供給して得た2フイール
ド遅延すなわち1フレーム遅延の画像信号と非遅
延の入力画像信号とについて、フレーム間和信号
を加算器3により形成するとともにフレーム間差
信号を減算器4により形成する。ついで、加算器
3からのフレーム間和信号を垂直高域フイルタ5
に供給するとともに、フイールドメモリ1−1,
1−2の中間接続点からの1フイールド遅延画像
信号を垂直低域フイルタ6に供給し、後述するよ
うにしてそれぞれの通過特性を制御したフイルタ
5,6の出力信号を加算器8により合成した高域
および低域の垂直空間周波数成分i1を前述した1
フイールド遅延画像信号i2に加算して得た補間済
み変換出力の線順次走査画像信号を取出す。一
方、減算器4からのフレーム間差信号αを適応制
御部7に供給し、本来画像の動き量に応じて大き
さが変化するフレーム間差信号αにより入力画像
信号の動き画像領域と静止画像領域との判定を行
なうとともに、その判定結果により、上述した高
域および低域の垂直空間フイルタ5および6の通
過特性を画像の動き量に応じて適応制御してい
る。
上述した構成による従来の適応型時空間補間フ
イルタの特性と2:1インターレース走査画像信
号のスペクトルとの関係は第2図に示すようにな
つている。図において、k0,k1,k2,k3およびk4
は、静止画像に対応する垂直空間周波数特性が最
も広く、かつ、時間周波数特性が一定の特性k0
ら動き量が大きい動き画像に対応する時間周波数
特性が最も広く、かつ、垂直空間周波数特性が一
定の特性k4まで順次に変化する時空間フイルタ特
性を表わし、また、座標原点に生ずる画像信号ス
ペクトルAに対して、走査によつて生ずる折返し
成分のスペクトルEは、2:1インターレース走
査画像信号に特有のスペクトルであり、変換出力
順次走査画像信号のスペクトルは、この折返し成
分スペクトルEを除いたものとなる。すなわち、
かかる順次の通過特性k0〜k4をそれぞれ呈する時
空間補間フイルタは、いずれも、順次走査への変
換に必要で、かつ、折返し成分スペクトルEの除
去に適合した通過特性の低域フイルタをなしてい
る。
まず、静止画像領域に対応する通過特性k0によ
つては垂直解像度の劣化は生じないが、例えば第
3図aに示すような縦線をなす画像が水平方向に
動いたときには同図bに示すような二重像妨害と
称する動きに基づく画像エツジ部のぼけが生ず
る。
したがつて、動き画像領域に対しては、第4図
に示すように段階的に変化する順次の通過特性
K0〜K3とすることにより、入力画像信号のフレ
ーム間差信号の大きさに応じて順次にフイルタ通
過特性を変化させ、もつて、フイールド内補間特
性の比重が相対的に増大していくようにする。し
かしながら、従来のこの種適応型時空間補間フイ
ルタにおいては、入力画像信号が表わす画像が動
き画像であるか静止画像であるかの判定およびフ
イルタ通過特性を変化させる制御信号の形成を入
力画像信号のフレーム間差信号の大きさのみに基
づいて行なつているので、画像信号伝送路その他
において画像信号に混入する各種のノイズに基づ
いて生ずる偽フレーム間差信号を誤つて制御信号
の形成に用いることによる誤動作を惹起する危険
性が甚だ大きい、という欠点があつた。
特に、つぎに述べるラインノイズと称する特殊
なノイズが発生して混入した場合には、変換出力
再生画像に顕著な妨害画像となつて表われるの
で、再生画質が著しく劣化する欠点があつた。す
なわち、第5図aに示すような横線を表わす静止
画像の上下端いずれかの走査線に近接してライン
状のノイズが発生した場合には、本来の静止画像
ではフレーム間差信号が生じないのであるから、
フイルタ通過特性はk0となり、垂直解像度に劣化
が生じない落着いた画像となるべきであるのに反
し、図示のようなライン状のノイズの存在に起因
して偽のフレーム間差信号が形成され、その大き
さに応じ、k1〜k3のうちいずれかのフイルタ通過
特性を呈するような制御が行なわれるので、垂直
空間周波数領域に制限が加わり、第5図bに示す
ような垂直方向の過渡的な変化成分が現われ、そ
の変化成分がライン状ノイズの発生の態様に応じ
て変化するので、著しい画質劣化を生ずる。
発明の要点 本発明の目的は、上述した従来の欠点を除去
し、従来より行なわれている入力画像信号のフレ
ーム間差信号の大きさに応じたフイルタ通過特性
の制御の他に、入力画像信号が表わす画像の水
平・垂直のエツジ部分に対応する画像信号成分の
大きさに応じたフイルタ通過特性の制御を行な
い、画像信号に混入したラインノイズ等のノイズ
に基づく誤動作を防止して安定に動作するととも
に、エツジ部の画質を向上させるようにした適応
型時空間補間フイルタを提供することにある。
すなわち、本発明適応型時空間補間フイルタ
は、2個のフイールドメモリの縦続接続の両端に
おける入出力画像信号を互いに加算してなる時間
フイルタと、当該時間フイルタのフイルタ出力信
号および前記フイールドメモリの縦続接続におけ
る中間出力信号をそれぞれ入力とし、それぞれ複
数個の線周期遅延素子の縦続接続における順次の
段間遅延出力信号をそれぞれ互いに加重加算して
なる垂直方向高域フイルタおよび垂直方向低域フ
イルタのフイルタ出力信号を互いに加算してフイ
ルタ出力とする垂直空間フイルタとを備え、当該
垂直空間フイルタのフイルタ出力信号に前記フイ
ールドメモリの縦続接続における前記中間出力信
号を加算してなり、信号の構成を変換した入力画
像信号を補間する通過特性を前記入力画像信号を
表わす画像の動き量に適応して制御する適応型時
空間補間フイルタにおいて、前記フイールドメモ
リの縦続接続の両端間に生ずる前記入力画像信号
の有意のフレーム間差信号の有無に応じ、前記フ
イールドメモリの縦続接続における前記中間出力
信号をそれぞれ入力とする水平方向高域フイルタ
および他の垂直方向高域フイルタのフイルタ出力
としてそれぞれ得られる水平エツジ信号および垂
直エツジ信号により係数を相補的に変化させて通
過特性をそれぞれ制御した前記垂直方向高域フイ
ルタおよび前記垂直方向低域フイルタの各フイル
タ出力を互いに合成して前記中間出力信号に加算
することにより、補間出力画像信号を形成するよ
うにしたことを特徴とするものである。
実施例 以下に図面を参照して実施例につき本発明を詳
細に説明する。
まず、本発明適応型時空間補間フイルタの原理
的構成を第6図に示す。図示の構成においては、
順次に縦続接続した複数個のフイールドメモリ1
−1,1−2,1−3,…にインタレース走査画
像信号を供給し、それらのフイールドメモリの各
入出力画像信号、すなわち、入力画像信号および
順次に1フイールド期間ずつ遅延した画像信号を
信号処理回路10並びに2種類の補間処理回路1
1および12に並列に供給する。その信号処理回
路10においては、かかる順次遅延の画像信号を
処理して、フレーム間差信号o、水平高域成分か
らなる水平エツジ信号pおよび垂直高域成分から
なる垂直エツジ信号qを形成し、制御信号として
補間処理回路11のみに供給する。一方、補間処
理回路11,12は、いずれも、一般にはライン
メモリあるいはサンプルメモリからなる信号演算
回路を構成しており、そのうち、補間処理回路1
2においては順次遅延の入力画像信号に対して固
定の演算処理を施し、また、補間処理回路11に
おいては、上述した各制御信号o,p,qの制御
のもとに、入力画像信号が表わす画像の動き量に
応じた適応制御のための可変の演算処理を順次遅
延の入力画像信号に施し、それらの補間処理回路
11および12の処理出力信号rおよびsを加算
器13により加算合成して得た変換出力信号cを
順次走査画像信号の形態にて取出す。
つぎに、上述した原理的構成による本発明適応
型時空間補間フイルタの基本的動作乃至作用につ
いて説明する。
一般に、画像の基本的構成は、第7図a,b,
cにそれぞれ示すような縦線、斜線、横線からな
つているとみなすことができる。そのうち、同図
aに示す縦線を表わす画像信号は垂直高域成分を
有していないので、時空間補間フイルタの通過特
性は、動き画像・静止画像いずれの領域において
もフイールド内のみの補間特性k4とすることがで
きる。一方、同図cに示す横線を表わす画像信号
は水平方向の変化がないので、時空間補間フイル
タの通過特性は静止画像モードとしての補間特性
k0とした場合においても、水平方向の画像の移動
に対して第3図bに示したような二重像妨害は生
じない。したがつて、横線画像に対しては、動き
画像・静止画像いずれの領域においてもフイール
ド間の補間特性k0に固定することができる。さら
に、同図bに示す斜線を表わす画像信号は第5図
aに示したライン状ノイズに対して大きい画質劣
化を来たさないので、画像の動き量の如何に拘ら
ず、斜線画像のエツジ部に対応した画像信号の大
きさに応じ、フイルタ通過特性をk1〜k3のいずれ
かに選定することができる。なお、その場合には
垂直解像度の多少の低下を伴うことになる。ま
た、水平方向エツジ部に対する検出出力信号が大
きいときには斜線画像の動きによる二重像妨害が
大きくなるので、フイルタ通過特性をフイールド
内補間特性に近いものとする。さらに、横線画像
が垂直方向に移動するような場合には、垂直方向
の高域成分が大きい画像信号となり、かかる画像
信号のスペクトルは第2図において斜線陰影を施
して示した領域に分布するのであるから、伝送す
ることが不可能となる。したがつて、変換画像信
号伝送系における送信側に設置する前置フイルタ
により動き画像領域における垂直方向の高域成分
は除去されるのであるから、受信側に設ける補間
フイルタの通過特性には再生画像の画質が依存し
なくなり、横線画像の垂直方向への移動によつて
は受信側補間フイルタの通過特性に基づく画質劣
化は生じないことになる。なお、フレーム間差信
号の検出回路は、画像の動きによつて生ずる本来
のフレーム間差信号の有無を判定し得れば足りる
のであるから、フレーム間差信号がない場合には
その受信側補間フイルタの通過特性をフイールド
間補間特性k0とすることができる。
つぎに、上述した構成原理に基づく本発明適応
型時空間補間フイルタの具体的な詳細構成の例を
第8図に示す。図示の構成例においては、2個縦
続接続したフイールドメモリ1−1,1−2に入
力2:1インターレース走査画像信号を供給し、
第1図示の従来構成におけると同様に、縦続接続
の入出力端からそれぞれ得た非遅延の入力画像信
号と2フイールド遅延すなわち1フレーム遅延の
画像信号とについて、フレーム間和信号aを加算
器3により形成するとともに、フレーム間差信号
を減算器4により形成する。ついで、加算器3か
らのフレーム間和信号を係数器18および19に
供給して係数1−kおよびlをそれぞれ乗算する
とともに、フイールドメモリ1−1,1−2の中
間接続点からの1フイールド遅延画像信号をライ
ンメモリからなる垂直低域フイルタ14に供給し
て得た1フイールド遅延の垂直低域成分信号bを
係数器20および21に供給して係数1−lおよ
びkをそれぞれ乗算する。これらの係数器18〜
21の各係数値は後述するようにして水平・垂直
のエツジ信号の大きさに応じて変化するが、対の
係数lと1−lおよびkと1−kは相補的に変化
するので、各係数器18〜21の出力を加算器2
2により加算合成すると垂直低域成分信号bにフ
レーム間和信号aを加算したほぼ2倍の画像信号
振幅となるので、1/2乗算器23を介して取出し
た合成信号cは、第6図示の原理的構成における
補間処理回路11の出力信号rに相当したものと
なる。一方、補間処理回路12の出力信号sは、
第8図示の構成例におけるフイールドメモリ1−
1,1−2の中間接続点からの1フイールド遅延
信号に相当するので、この1フイールド遅延信号
と上述した合成信号cとを加算器24により加算
合成すると変換出力の順次走査画像信号が得られ
る。
さて、上述した1フイールド遅延信号を並列に
供給してある水平高域フイルタ15および垂直高
域フイルタ16は、それぞれ、画像信号中の水平
エツジ信号および垂直エツジ信号を抽出し、それ
らのエツジ信号の大きさに応じて係数器18〜2
1の係数値を制御して変化させる。すなわち、エ
ツジ信号が大きいほど係数k,lの値を、正規化
した0〜1の範囲内で大きく設定する。
一方、減算器4からのフレーム間差信号をフレ
ーム間差信号処理回路17に供給し、例えば所定
の閾値と比較するなどして有意のフレーム間差信
号の有無に応じて1,0と変化する制御信号rを
形成し、水平高域フイルタ15からの水平エツジ
信号とレベル“0”の信号との切換えを行なうス
イツチSW1および垂直高域フイルタ16からの垂
直エツジ信号とレベル“1”の信号との切換えを
行なうスイツチSW2をそれぞれ制御する。すなわ
ち、有意のフレーム間差信号有りとした場合に
は、双方のスイツチSW1,SW2を1側に倒して正
規化した水平および垂直のエツジ信号を出力し、
有意のフレーム間差信号なしとした場合にはk=
0,l=1をそれぞれの出力とする。しかして、
係数器18,19の入力信号a、係数器20,2
1の入力信号bおよびそれらの係数出力合成信号
cの間にはつぎの関係が成立する。
c={(1+k+l)a+(1−l+k)b}・
1/2 …(1) ここに、0≦k≦1,0≦l≦1 縦線画像についてはk>0,l=0であるから
(1)式は、 c={(1−k)a+(1+k)b}・1/2 (2) となる。この(2)式は係数器入力信号a,b間に
(1−k)<(1+k)なる関係があるので、フイ
ールド内内挿の特性に近似しており、k=1のと
きには c=b (3) となり、時空間補間フイルタの通過特性はk4とな
る。
一方、横線画像についてはk=0,l>0であ
るから、(1)式は c={(1+l)a+(1−l)b}・1/2 (4) となる。したがつて、この(4)式はフイールド間補
間の特性に近似し、l=1のときには c=a (5) となり、時空間補間フイルタの通過特性は静止画
像領域の特性k0となる。
さらに、斜線画像についてはk>0,l>0で
あるから、(1)式により時空間補間フイルタの通過
特性はk1〜k4のいずれかとなる。
なお、有意のフレーム間差信号が検出されない
ときには、c=aとなり、時空間補間フイルタの
通過特性は静止画像モードのk0となり、垂直解像
度の低下は全く生じない。
つぎに、第6図示の原理的構成に基づく本発明
適応型時空間補間フイルタの具体的構成の他の例
を第9図に示す。図示の構成例においては、入力
端近傍のフイールドメモリ1−1,1−2、加算
器3、減算器4並びに高域および低域の垂直空間
フイルタ5および6による構成は第8図示の構成
例と全く同一であるが、第8図示の構成例とは異
なり、高域および低域の垂直空間フイルタ5およ
び6の通過特性をフレーム間差信号並びに水平お
よび垂直のエツジ信号の大きさに応じ、直接に制
御して変化させることにより、時空間補間フイル
タ全体の通過特性を画像の動き量およびエツジ部
の検出量に適応させて制御し、それらのフイルタ
5,6の波出力信号を直接に加算器8により加
算合成したうえで、さらに加算器9により、フイ
ールドメモリ1−1,1−2の中間接続点からの
1フイールド遅延信号と加算合成して変換出力順
次走査画像信号を取出している。
一方、高域および低域の垂直空間フイルタ5お
よび6の通過特性を制御する制御信号σは、第8
図示の構成例におけると同様に水平および垂直の
高域フイルタ15および16から得た水平および
垂直のエツジ信号kおよびl並びにフレーム間差
処理回路17により減算器4からのフレーム間差
信号の大きさに応じて形成した1,0のフレーム
間差制御信号ζをアンドゲート25,26,2
7、減算器28、加算器29により論理演算して
形成している。すなわち、つぎの(6)式の関係が成
立つ。
σ=(k−l)ζ+σ0・(1−ζ) (6) ここに、ζ= 1:フレーム間差あり。
0:フレーム間差なし。
また、σ0は静止画像モードの通過特性k0に相当
し、σ0=−1となる。
しかして、有意のフレーム間差信号がある場合
には、ζ=1であるから、 σ=k−l (7) となり、制御信号σとフイルタ通過特性との関係
を第10図に示すように設定すれば、縦線画像の
エツジ信号の大きい部分にてl=0,k=1とな
る場合にはσ=1となり、フイルタ通過特性はフ
イールド内補間特性k4となる。
一方、横線画像においてはl=1,k=0とな
る場合にはσ=−1となり、フイルタ通過特性は
フイールド間補間特性k0となる。また、斜線画像
においては、−1<σ<1となるので、フイルタ
通過特性はk1〜k3のいずれかとなる。さらに、有
意のフレーム間差信号が検出されないときには、 σ=σ0(=−1) (8) となり、フイルタ通過特性は静止画像モードの特
性k0となる。
効 果 以上の説明から明らかなように、本発明によれ
ば、インターレース走査画像信号を順次走査画像
信号に変換する際などに使用する適応型時空間補
間フイルタの適応制御の回路動作をノイズに対し
て強くすることができ、誤動作による垂直方向エ
ツジ部の画質劣化や二重像妨害の発生を抑止する
ことができる。
また、その実施の態様によつては、垂直低域フ
イルタと係数器との組合わせによりフイルタ通過
特性を制御する際に係数器を連続可変制御のもの
にすれば、垂直低域フイルタの通過特性は固定に
したまま補間フイルタの通過特性を連続可変制御
することができる。
また、実施の他の態様によつては、高域および
低域の垂直フイルタに組合わせる係数器にリード
オンリメモリを使用すれば、不連続制御する場合
に有効である。
さらに、本発明適応型時空間補間フイルタにお
いては、通過特性の動き画像モードと静止画像モ
ードとの切換えをフレーム間差信号のみならず、
画像エツジ部信号の大きさによつても制御するの
で、フイルタ通過特性適応制御のノイズに基づく
誤動作による画質劣化を防止することができ、イ
ンターレース走査と順次走査との変換時のみなら
ず、動き画像領域と静止画像領域との別に対する
適応制御にはあらゆる場合に適用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は適応型時空間補間フイルタの従来の構
成例を示すブロツク線図、第2図は同じくその通
過帯域特性の例を示す線図、第3図a,bは走査
変換画像における二重像妨害発生の態様を順次に
示す線図、第4図は適応型時空間補間フイルタの
従来構成による通過帯域特性の他の例を示す線
図、第5図a,bは走査変換画像におけるライン
ノイズに基づく画質劣化発生の態様を順次に示す
線図、第6図は本発明適応型時空間補間フイルタ
の原理的構成を示すブロツク線図、第7図a,b
およびcは横線、斜線および縦線の各画像をそれ
ぞれ模式的に示す線図、第8図は本発明適応型時
空間補間フイルタの詳細構成の例を示すブロツク
線図、第9図は同じくその詳細構成の他の例を示
すブロツク線図、第10図は同じくそのフイルタ
通過帯域特性の例を示す線図である。 1−1,1−2,1−3…フイールドメモリ、
3,8,9,13,22,24,29…加算器、
4,28…減算器、5,16…垂直高域フイル
タ、6,14…垂直低域フイルタ、7…適応制御
回路、10…信号処理回路、11,12…補間処
理回路、15…水平高域フイルタ、17…フレー
ム間差信号処理回路、18,19,20,21…
係数器、23…1/2乗算器、25,26,27…
アンドゲート、SW1,SW2…スイツチ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 2個のフイールドメモリの縦続接続の両端に
    おける入出力画像信号を互いに加算してなる時間
    フイルタと、当該時間フイルタのフイルタ出力信
    号および前記フイールドメモリの縦続接続におけ
    る中間出力信号をそれぞれ入力とし、それぞれ複
    数個の線周期遅延素子の縦続接続における順次の
    段間遅延出力信号をそれぞれ互いに加重加算して
    なる垂直方向高域フイルタおよび垂直方向低域フ
    イルタのフイルタ出力信号を互いに加算してフイ
    ルタ出力とする垂直空間フイルタとを備え、当該
    垂直空間フイルタのフイルタ出力信号に前記フイ
    ールドメモリの縦続接続における前記中間出力信
    号を加算してなり、信号の構成を変換した入力画
    像信号を補間する通過特性を前記入力画像信号が
    表わす画像の動き量に適応して制御する適応型時
    空間補間フイルタにおいて、前記フイールドメモ
    リの縦続接続の両端間に生ずる前記入力画像信号
    の有意のフレーム間差信号の有無に応じ、前記フ
    イールドメモリの縦続接続における前記中間出力
    信号をそれぞれ入力とする水平方向高域フイルタ
    および他の垂直方向高域フイルタのフイルタ出力
    としてそれぞれ得られる水平エツジ信号および垂
    直エツジ信号により係数を相補的に変化させて通
    過特性をそれぞれ制御した前記垂直方向高域フイ
    ルタおよび前記垂直方向低域フイルタの各フイル
    タ出力を互いに合成して前記中間出力信号に加算
    することにより、補間出力画像信号を形成するよ
    うにしたことを特徴とする適応型時空間補間フイ
    ルタ。
JP58194113A 1983-10-19 1983-10-19 適応型時空間補間フイルタ Granted JPS6086987A (ja)

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