JPH0479039A

JPH0479039A - レーザ光のパワー制御方法

Info

Publication number: JPH0479039A
Application number: JP2193756A
Authority: JP
Inventors: Kenji Nakao; 賢治中尾; Osamu Ota; 修太田
Original assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Current assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Priority date: 1990-07-20
Filing date: 1990-07-20
Publication date: 1992-03-12

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、文書ファイル、データファイル等に使用され
る光デイスク駆動装置、光磁気ディスク駆動装置等にお
けるレーザ光のパワーを制御する方法に関する。

〔従来の技術〕

第５図、第６図は、光ディスク、光磁気ディスクに対し
て記録、再生等を行う際のレーザ光の出力変化を示して
おり、第５図は光ディスク１に対する光変調記録の場合
を、第６図は光磁気ディスク４に対する磁界変調記録の
場合を、夫々示している。

第５図は、レーザ装置２から出射されるレーザ光の出力
波形を表しており、図中（ｇｌは再生時の、図中（ｈｌ
、　（ｉ）は記録時の、図中（ｊｌ、　（ｋｌは消去時
のレーザ光の出力波形である。（ｇｌに示すような出力
を有するレーザ光により通常再生を行い、記録命令が出
ると、レーザ変調回路（図示せず）により記録データに
対応して（ｈｌのように変調されたレーザ光が光ディス
ク１に照射されて、データが光ディスク１に記録される
。記録が終了すると、（ｇ）のように再生状態に戻る。

消去命令が出ると、例えば光ディスク１が光磁気記録で
あれば、磁石３の極性が逆になって、レーザ光はハイパ
ワーとなって（ｊｌのような出力となる。

第６図は、レーザ装置５から出射されるレーザ光の出力
波形を表しており、図中（ｍｌ、　（ｎ）は記録（オー
バライド）時の、図中ｉｏ）、　ｆｐｌは再生時のレー
ザ光の出力波形である。この場合には、光変調記録方式
における記録時のパルス波形（第５図の（ｈ））はない
が、レーザ光のハイパワーモードにおける出力波形（第
６図の（ホ））は光変調記録方式における消去時の波形
（第５図の（ｊ））と全（同じである。磁界変調記録方
式では、新たに記録する場合、消去を行わないでオーバ
ライドを行う。つまり、（ｍｌのように光出力を上げ、
電磁コイル６にて記録データに対応した磁界変調が行わ
れて、光磁気ディスク４にデータが記録される。

〔発明が解決しようとする課題〕

上述したようなレーザ光の出力制御を行った場合、レー
ザ光の波高値を一定にしようとする、つまりサーボをか
けると、波高値が安定するまでの間に時間の遅れが生じ
る。この時間的遅れを具体的に説明すると、第５図（ｉ
ｔのように書込みデータパルスの立上りに遅れが生じ、
（ｋｌのように立上りのなまりが生じる。制御系のスル
ーレートが有限であり、容量成分またはインダクタンス
成分等による過渡応答の結果、このような遅れが生じる
。

そして、（ｉ）のような場合にはパワー不足となって記
録エラーが発生し、また、（ト））のような場合にはパ
ワー不足となって消去エラーが発生する。

本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、出射
するレーザ光のパルス幅またはパルス数を調整して記録
、再生、消去時におけるレーザ光のパワーを制御するこ
とにより、従来のような過渡応答は発生せず、記録エラ
ー、消去エラー等が発生しないレーザ光のパワー制御方
法を提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

本願に係る第１発明のレーザ光のパワー制御方法は、記
録媒体に対して記録、再生、消去を行うべくパルス状に
出射されるレーザ光のパワーを制御する方法であって、
前記レーザ光のパルス幅を制御して記録、再生、消去時
における所定のレーザ光のパワーを実効的に得ることを
特徴とする。

本願に係る第２発明のレーザ光のパワー制御方法は、記
録媒体に対して記録、再生、消去を行うべくパルス状に
出射されるレーザ光のパワーを制御する方法であって、
前記レーザ光のパルス数を制御して記録、再生、消去時
における所定のレーザ光のパワーを実効的に得ることを
特徴とする。

〔作用〕

本願の第１発明のレーザ光のパワー制御方法では、波高
値が一定であるレーザパルス出射を行い、再生時にはそ
のパルス幅を短くして実効出力を小さくし、記録、消去
時にはそのパルス幅を長くして実効出力を大きくする。

本願の第２発明のレーザ光のパワー制御方法では、波高
値が一定であるレーザパルス出射を行い、再生時にはそ
のパルス数を少なくして実効出力を小さくし、記録、消
去時にはそのパルス数を多くして実効出力を太き（する
。

このようにすると、パルス幅またはパルス数を制御する
ことにより、記録、再生、消去の各モードの切換えが可
能となり、レーザ光のパワーについてはそれが一定の波
高値を維持するような制御を行うだけで良く、過渡現象
は生じない。この結果、レーザ光のパワーの立上りの遅
れは生じず、記録エラー、消去エラー等は発生しない。

〔実施例〕

以下、本発明をその実施例を示す図面に基づいて具体的
に説明する。

第１図は、本願の第１発明におけるレーザ光の出力波形
を示しており、第１図において、（ａｌは再生モードに
おける再生用パルス列を、（ｂ）は記録モードにおける
記録用パルス列を、ｆｃｌは消去モードにおける消去用
パルス列を夫々示しており、また、ｔｅｌは実効パワー
の波形を示し、（ｆ）はパルス波高を示している。第２
図は第１図の詳細図であり、第２図（Ａ）、　　（Ｂ）
、（Ｃ）は、夫々再生モード。

記録モード、消去モードにおける出力波形（パルス状Ｂ
）を示し、第２図（Ｄ）はパルスの出力りィミングを決
定するために出力されるタイミングクロックを示してい
る。

通常の再生時にあっては、第２図（Ｄ）に示すようなタ
イミングクロックに同期させて、（ａ）に示すような短
いパルス幅を有するレーザ光を出射させる。なお、この
際のパルス幅は、第２図（Ａ）の破線にて示すような再
生パワーが実効的に得られるように決定される。記録命
令が出ると、記録データに応じて（ｂｌに示すような長
いパルス幅と短いパルス幅とを有するレーザ光を、タイ
ミングクロックに同期させて出射させる。なお、この際
のパルス幅は、第２１Ｅ］　（Ｂ）の破線にて示すよう
な記録パワーが実効的に得られるように決定される。

消去命令が出ると、（Ｃ）に示すような長いパルス幅を
有するレーザ光を、タイミングクロックに同期させて出
射させる。なお、この際のパルス幅は、第２図（Ｃ）の
破線にて示すような消去パワーが実効的に得られるよう
に決定される。

第１発明にあっては、以上のようなパルス幅制御を行う
ことにより、記録、再生、消去の各モードにおいて、第
１図ｔｅｌに示すようなレーザ光の所望のパワーを実効
的に得ることができる。そして、各モードの切換え時に
おいても、第１図（ｆｌに示すように、波高値が一定に
なるようなパワー制御を行うだけで良いので、従来のよ
うな過渡現象は発生しない。

第３図は、本願の第２発明におけるレーザ光の出力波形
を示しており、第３図において、（ａｌは再生モードに
おける再生用パルス列を、（ｂ）は記録モードにおける
記録用パルス列を、（Ｃ）は消去モードにおける消去用
パルス列を夫々示しており、また、ｔｅｌは実効パワー
の波形を示し、（ｆ）はパルス波高を示している。第４
図は第３図の詳細図であり、第４図（Ａ）、　　（Ｂ）
、　　（Ｃ）は、夫々再生モード。

記録モード、消去モードにおける出力波形（パルス状態
）を示している。

通常の再生時にあっては、（ａ）に示すような予め設定
された一定のパルス間隔にてレーザ光を出射させる。な
お、この際のパルス間隔（パルス数）は、第４図（Ａ）
の破線にて示すような再生パワーが実効的に得られるよ
うに決定される。記録命令が出ると、記録データに応じ
て（′ｂ）に示すような部分的にパルス間隔を狭くした
レーザ光を出射させる。なお、この際のパルス間隔（パ
ルス数）は、第４図（Ｂ）の破線にて示すような記録パ
ワーが実効的に得られるように決定される。消去命令が
出ると、（Ｃ）に示すような連続的にパルス間隔を狭く
したレーザ光を出射させる。なお、この際のパルス間隔
（パルス数）は、第４図（Ｃ）の破線にて示すような消
去パワーが実効的に得られるように決定される。

第２発明にあっては、以上のようなパルス数制御を行う
ことにより、記録、再生、消去の各モードにおいて、第
３図（ｅ）に示すようなレーザ光の所望のパワーを実効
的に得ることができる。そして、第１発明と同様に、各
モードの切換え時においても、第３図（ｆ）に示すよう
に、波高値が一定になるようなパワー制御を行うだけで
良いので、従来のような過渡現象は発生しない。

なお本実施例では、記録、再生及び消去が可能な記録媒
体における制御方法について説明したが、これらの３種
の処理すべては行えない記録媒体、例えば再生のみが可
能な記録媒体についても本発明を適用できることは勿論
である。

〔発明の効果〕

以上のように本願の制御方法では、記録、再生。

消去の各モードについてパワーの切換えを行う際に、第
１発明ではパルスの幅のみを調整し、第２発明ではパル
スの数のみを調整するだけで良いので、従来の制御方法
において問題であった過渡現象が生じず、記録エラー、
消去エラー等が発生しない、またその制御方法が容易で
ある等、本発明は優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は第１発明におけるレーザ光の出力波形図、第２
図は第１図の詳細図、第３図は第２発明におけるレーザ
光の出力波形図、第４図は第３図の詳細図、第５図、第
６図は従来の制御方法を示す原理図である。（ａｌ・・・再生用パルス列　（ｂ）・・・記録用パル
ス列（Ｃ１・・・消去用パルス列ｔｅ＋・・・実効出力波形（ｆｌ・・・パルス波高特許

Claims

【特許請求の範囲】１、記録媒体に対して記録、再生、消去を行うべくパル
ス状に出射されるレーザ光のパワーを制御する方法であ
って、前記レーザ光のパルス幅を制御して記録、再生、消去時
における所定のレーザ光のパワーを実効的に得ることを
特徴とするレーザ光のパワー制御方法。２、記録媒体に対して記録、再生、消去を行うべくパル
ス状に出射されるレーザ光のパワーを制御する方法であ
って、前記レーザ光のパルス数を制御して記録、再生、消去時
における所定のレーザ光のパワーを実効的に得ることを
特徴とするレーザ光のパワー制御方法。