JP3136899B2 - 記録方法および記録媒体および記録装置 - Google Patents

記録方法および記録媒体および記録装置

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JP3136899B2
JP3136899B2 JP06105429A JP10542994A JP3136899B2 JP 3136899 B2 JP3136899 B2 JP 3136899B2 JP 06105429 A JP06105429 A JP 06105429A JP 10542994 A JP10542994 A JP 10542994A JP 3136899 B2 JP3136899 B2 JP 3136899B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は記録媒体に情報を記録す
る記録方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、記録媒体に情報を記録すると
きには、記録再生ヘッドによる記録再生部分が隣接トラ
ックに掛からないようにトラック幅やトラック間隔で記
録するようにしてきた。例えば、光記録再生の場合に
は、記録再生光スポットがトラックをトラッキングする
とき、十分な光強度を有する部分が隣接トラックのマー
クに掛からないようなトラック間隔で記録されていた。
以下、図面を参照しながら、上述した従来の記録方法の
一例について説明する。
【0003】図16は、記録媒体原盤に情報を記録する
記録装置を概略の構成を示す構成図である。図16にお
いて、7は光源を含む光学系を、8は光学系7から出射
された光ビームを記録媒体9に集光させる対物レンズ
を、10はモーターを、11は送り機構を示している。
また、記録媒体9はガラス原盤で、その上にフォトレジ
ストが塗布されており、光ビームが照射された部分は露
光状態になる。
【0004】ここで、モーター10により記録媒体9は
回転させられ、光学系7から情報に応じて変調された光
ビームが対物レンズ8により記録媒体9に集光され、送
り機構11により記録媒体9が半径方向に送られるの
で、記録媒体9上に螺旋状に露光状態161の列が形成
されて、記録媒体9上に記録される。このように、情報
がすべて記録された後、現像等の工程を経て記録媒体原
盤が形成され、この原盤を用いて再生専用光記録媒体が
形成される。
【0005】次に、上記方法により形成された光記録媒
体に、再生用光ビームを照射して情報を再生する場合に
ついて説明する。図17,18は光記録媒体から情報を
再生する際の、記録再生光スポットとマークの位置関係
を示した概念図である。ここで、171,181は光記
録媒体を、172はマークを、173は再生光スポット
を示している。
【0006】図17に示すように、マーク172の幅よ
りも大きなスポット径の光スポット173を所定の位置
に照射させることにより、光記録媒体171に記録され
ている情報を再生することができる。ここで、図18に
示すように、マーク172の記録密度を向上させるため
に、トラック間隔(Tp)を小さくしていくと、隣接す
るトラック上のマークをも光スポット173で検出して
しまいクロストークとなる。
【0007】よって光スポットの有効径をD、トラック
幅をWとすると、トラック間隔(Tp)を(D+W)/
2程度以上とすることによって、クロストークを十分小
さくすることができる(例えば、特許登録番号1079
267号)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな記録方法では、トラック間隔をさらに小さくしよう
とするとクロストークが増加して、ディジタル信号を記
録したときにエラーが増加するという問題があった。
【0009】本発明は従来の記録方法、ここでは光記録
方法のこのような課題を考慮し、クロストークを低減さ
せ、狭トラック化ができる記録方法を提供するものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明の記録方法は、第1の状態と第2の状態のい
ずれかを、記録すべき情報に応じて選択しながらトラッ
クに沿って配列することにより、ディジタル情報を記録
媒体に記録するものであって、入力される情報を順次一
時記憶手段に一時記憶し、記録すべき情報に応じて選択
された第1もしくは第2の状態をトラック上に形成して
記録するとき、この記録部分に近接する隣接トラック部
分を含む部分に、記録される情報を上記一時記憶手段か
ら読み出して、この一時記憶手段から読み出された情報
に応じて、上記第1もしくは第2の状態の寸法を調整す
るように構成するものである。
【0011】
【作用】本発明は上記した構成によって記録することに
より、再生の際の近接部分からの影響を予め予想して、
この影響を打ち消すように記録信号を補正することがで
きるので、再生時に隣接トラックからのクロストークを
軽減でき、記録密度を向上することができる。
【0012】
【実施例】以下に、本発明の一実施例について図面を参
照しながら説明する。
【0013】(実施例1)図1は、本発明にかかる第1
の実施例における記録装置の構成図である。図1におい
て、1、2、3はそれぞれ第1、第2、第3のシフトレ
ジスタ、4、5は第1、第2のFIFO(ファースト・
イン・ファースト・アウト)メモリで、第1のシフトレ
ジスタ1、第1のFIFOメモリ4、第2のシフトレジ
スタ2、第2のFIFOメモリ5、第3のシフトレジス
タ3はこのの順に直列に接続されて一時記憶手段を構成
し、第1のシフトレジスタ1に入力されるデータビット
列は第3のシフトレジスタ3に向かって順次クロックに
同期して送られて行く。
【0014】6はPWM変調器で、第1のシフトレジス
タ1のレジスタ1a、1b、1c、第2のシフトレジス
タ2のレジスタ2a、2b、2c、第3のシフトレジス
タ3のレジスタ3a、3b、3cからの並列出力信号が
入力されており、これらの入力に応じて幅が調整された
パルスを発生する。
【0015】7は光源を含む光学系、8は対物レンズ、
9は記録媒体で、記録媒体9は原盤上にフォトレジスト
を塗布して構成されており、対物レンズ8は光学系7か
ら放射される光束を記録媒体9上に収束する。
【0016】10はモーターで、記録媒体9を所定の速
度で回転する。11は送り機構で、光学系7および対物
レンズ8から成る光ヘッドを記録媒体9の半径方向に移
動させる。
【0017】以上のように構成された記録装置の動作に
ついて、図2のフローチャートを参照しながら説明す
る。光学系7から出射される光ビームは、対物レンズ8
により記録媒体9上に収束して光スポットを形成する。
記録媒体9上に合焦された光ビームは、反射されて光学
系7に戻される。光学系7に戻ってきた光ビームから記
録媒体9上における光ビームの合焦状態を示すフォーカ
ス誤差信号が得られ、フォーカス制御手段(図では示し
ていない)は、この信号に基づき常に光ビームが合焦状
態で記録媒体9上に集光されるように対物レンズ8の位
置をその光軸方向に制御する。
【0018】記録される被記録情報は必要に応じて予め
コード変換されており、この変換された後の“1”もし
くは“0”をチャンネルビットと呼ぶ。このチャンネル
ビットの“1”に対応してマークを形成し、“0”に対
応してマークを形成しないこととする。
【0019】記録を開始すると、まず一時記憶手段を構
成する第1のシフトレジスタ1、第1のFIFOメモリ
4、第2のシフトレジスタ2、第2のFIFOメモリ
5、第3のシフトレジスタ3の保持する各ビットをすべ
て“0”にクリアする。続いて、チャンネルビットが外
部クロックに応じて第1のシフトレジスタ1から第1の
FIFOメモリ4、第2のシフトレジスタ2、第2のF
IFOメモリ5、第3のシフトレジスタ3へと順次送ら
れて行く(図2の第1の過程)。
【0020】入力されたチャンネルビットの数nが1ト
ラック内に記録されるチャンネルビットの数Nを超え、
過去に入力されたチャンネルビットが第2のシフトレジ
スタ2のレジスタ2bまで転送されると、被記録ビット
としてこのレジスタ2bによって保持される(図2の第
2の過程)。すなわち、レジスタ2bは記録値保持手段
をも構成する。
【0021】上記被記録ビットが記録媒体9上のnトラ
ック目のmビット目に記録される場合について、さらに
以後の動作を詳しく説明する。このとき、第1のシフト
レジスタ1の各レジスタ1a、1b、1cには、被記録
ビットの記録位置の1トラック後の隣接部分、すなわち
n+1トラック目のm+1、m、m−1ビット目に記録
されるべきチャンネルビットがそれぞれ保持されるよう
に、第1のFIFOメモリ4の実効的な長さが設定され
ている。
【0022】また、第2のシフトレジスタ2の各レジス
タ2a、2cにはそれぞれ被記録ビットの直前と直後、
すなわち、nトラック目のm+1ビット目に記録される
べきチャンネルビットと、m−1ビット目に既に記録さ
れたチャンネルビットとが保持される。
【0023】さらに、第3のシフトレジスタ3の各レジ
スタ3a、3b、3cには、被記録ビットの記録位置の
1トラック前の隣接部分、すなわち、n−1トラック目
のm+1、m、m−1ビット目に既に記録されたチャン
ネルビットが、それぞれ保持されるように第2のFIF
Oメモリ5の実効的な長さが設定されている。
【0024】このように、上記レジスタ群1a,1b,
1c,2a,2c,3a,3bおよび3cは、周囲情報
生成手段を構成し、被記録ビットの記録位置に隣接する
周囲に記録されるチャンネルビットの値を保持する(図
2の第3の過程)。
【0025】次に、記録手段を構成するPWM変調器6
と光学形7と対物レンズ8との動作について詳しく説明
する。図3は、PWM変調器6の一実施例を示す回路図
である。図3において、20〜27は抵抗、28は演算
増幅器で、演算増幅器28はレジスタ1a、1b、1
c、2a、2c、3a、3bおよび3cの保持している
チャンネルビットの値を、それぞれ抵抗20〜27によ
って重み付けをしてから加算する。
【0026】29はローパスフィルターで、クロックに
同期して、第2のシフトレジスタ2内を転送されるチャ
ンネルビットに応じて変化するレジスタ2bから出力さ
れる矩形波を鈍った波形に変形する。
【0027】30はコンパレータ、31はコンパレータ
30の非反転入力、32は反転入力で、このコンパレー
タ30は、非反転入力32に入力される演算増幅器28
の出力信号をしきい値として、非反転入力に入力される
ローパスフィルタ29からの出力信号を波形整形する。
33は電圧源で、コンパレータ30のしきい値にバイア
スを与える。
【0028】以上のように構成されたPWM変調器6の
動作について図4の信号波形図を参照しながら説明す
る。
【0029】まず、第2のシフトレジスタ2のレジスタ
2bに被記録ビットとして“0”が保持されている場合
は、非反転入力31にローレベルの信号が入力されるの
で、レジスタ1a、1b、1c、2a、2c、3a、3
bおよび3cに保持されている周囲情報の値にかかわら
ず、コンパレータ30からの出力はローレベルの信号と
なる。
【0030】次に、クロックによって第2のシフトレジ
スタ2の中に保持されているチャンネルビットが転送さ
れて、レジスタ2bに保持されている被記録ビットの値
が“1”に変化する場合を考える。このとき、レジスタ
2bの出力はローレベルからハイレベルに急峻に変化す
るが、ローパスフィルタ29を通過すると、この立ち上
がりエッジ部分は緩やかな上昇波形となって非反転入力
31に入力される。この入力のレベルが反転入力32に
入力されているしきい値を越えると、コンパレータ30
の出力はハイレベルに立ち上がる。
【0031】周囲情報として保持されている全チャンネ
ルビットが“0”のときには、上記しきい値は図4の
(a)に示すように最も低くなり、コンパレータ30か
ら出力される信号の立ち上がりエッジのタイミングはも
っとも早くなる。また、周囲情報として保持されている
“1”のチャンネルビットが増えるにしたがって、上記
しきい値は上昇してコンパレータ30の出力信号の立ち
上がりエッジのタイミングは遅くなる。
【0032】周囲情報の全チャンネルビットが“1”に
なると、図4の(b)に示すようにしきい値は最も高く
なって上記立ち上がりエッジのタイミングは最も遅くな
る。また、レジスタ2bに保持されている被記録ビット
が“1”から“0”に変化すると、非反転入力31に緩
やかな下降波形が入力される。この場合には、周囲情報
として保持されている“1”のチャンネルビットが増え
るにしたっがって上記しきい値が上昇すると、コンパレ
ータ30の出力信号の立ち下がりエッジのタイミングが
早くなる。
【0033】このようにして、周囲情報として保持され
ている“1”のチャンネルビットが増加するにしたがっ
て、コンパレータ30の出力する正方向のパルス幅は短
くなる。
【0034】以上のように、コンパレータ30は、レジ
スタ2bに保持されている被記録ビットに応じて生成し
た正パルスを周囲情報によってパルス幅変調した後に出
力することになる。
【0035】次に、PWM変調器6から出力されたパル
ス信号は光学系7に入力される。ここで、PWM変調器
6から出力されるパルス信号がローレベルのときは光ビ
ームを照射せず、ハイレベルになったときにのみ光ビー
ムを照射するように光学系7は制御されている。この光
学系7より出射された光ビームは、対物レンズ8により
記録媒体9上に照射され、この照射された部分は露光状
態となる。よって、PWM変調器6で生成されたパルス
の幅の長さに応じた長さの露光状態のマークが記録媒体
9上に形成されることとなる。
【0036】上記した方法を用い、記録媒体9をモータ
ー10により回転させ、送り機構11により記録媒体9
の半径方向に記録媒体9を送ることにより、PWM変調
器6から出力されるパルスの幅に応じた長さのマーク列
が螺旋上に記録媒体9上に形成されることとなり、記録
媒体の原盤が形成できる。そしてこの原盤を現像してマ
ーク部分に窪みを形成し、これを型取りして複製するこ
とによって再生専用記録媒体が製造できる。
【0037】このようにして製造された記録媒体に収束
した光スポットを照射して情報を再生する場合の動作に
ついて説明する。但し、再生用の光スポットが、所定の
トラックに記録されているマークの形成されたチャンネ
ルビット部分を走査しているとする。
【0038】1チャンネルビットの長さが光スポットの
直径よりも長くなると、いわゆる符号間干渉の影響を受
けるようになり、このマークに隣接する前後のチャンネ
ルビット位置にマークが存在すると、この状態での再生
信号は、孤立した1チャンネルビットのマークの大きさ
よりも大きいマークを再生したのと同様の信号となって
しまう。また、トラック間隔が狭くなって光スポットが
隣接トラックに掛かるようになると、隣接位置にマーク
が存在してもクロストークの影響で、より大きなマーク
を再生したのと同様の信号になる。
【0039】そこで本実施例では、このような符号間干
渉やクロストークによってマークが大きく見える分を打
ち消す程度に、周囲情報生成手段の出力に重み付けをす
るように抵抗20〜27の値が決められている。したが
って、近接部分にマークが存在するとき、すなわち、ク
ロストークおよび符号間干渉の影響を受けるときには通
常の記録よりも長さの短いマークが形成されているの
で、再生の時はクロストークおよび符号間干渉によりマ
ークが短くなっている分を補うこととなる。
【0040】以上のように、本実施例によれば、トラッ
ク間隔を狭くしてもクロストークの影響の少ない再生信
号を得ることができる。
【0041】このようなクロストークの低減方法は、例
えば、米国特許第5,012,460号に開示されてい
るような、トラッキング用の制御マークを記録する領域
とデータを記録する領域とを分離し、制御マークは2ト
ラック周期で変化して2トラック周期のトラッキング誤
差信号を得るようにしてトラック間隔を狭くしても安定
なトラッキングを可能とした、いわゆる交代フラグサン
プルサーボ方式と併用することによって特にその効果が
顕著になる。このような記録媒体を得るためには、記録
すべき情報の中に周期的に、制御マークに対応した信号
を挿入する。
【0042】以上のように、チャンネルビットを一時記
憶手段に記憶し、記録すべき被記録ビットに対応してマ
ークを形成するときには、その記録位置に近接する隣接
トラック部分を含む部分に記録されるチャンネルビット
の値を、一時記憶手段に記憶されているチャンネルビッ
トの値を参照して識別し、識別したチャンネルビットの
値に応じてマークの長さを変えることによって、再生の
際の近接部分からの影響を予め予想して、この影響を打
ち消すように記録信号を補正することができる。それに
よって、再生時のクロストークおよび符号間干渉を軽減
できるので、通常の記録よりも再生信号のジッターを低
減でき、高密度記録が可能となる。
【0043】(実施例2)図5は、本発明にかかる第2
の実施例の記録方法を実現するための記録装置の構成図
である。なお、図1と同じものについては同一符号を用
いている。図5において、52は光量制御装置で、レジ
スタ1b,2bおよび3bからの出力に応じて光学系7
の出射する光量を制御する。光量の制御された光学系7
から出射される光ビームは、対物レンズ8によって第1
の実施例と同様に収束されて光スポットを形成し、記録
媒体9上にマークが形成される。
【0044】以上のように構成された本実施例の記録装
置の動作を、n番目のトラックに記録する場合について
説明する。本実施例では、隣接トラックに記録されるチ
ャンネルビットだけを識別して形成するマークの大きさ
を変化するようにした。
【0045】被記録ビットを記録すべき位置の両側のト
ラックの隣接位置に記録される各チャンネルビットは、
それぞれ第1および第3のシフトレジスタにそれぞれ含
まれるレジスタ1bおよび3bに保持されており、これ
らの信号は共に光量制御装置52に入力される。これら
のレジスタ1bおよび3bが、周囲情報生成手段を構成
する。
【0046】光量制御装置52は、レジスタ2bに保持
されている被記録ビットが“1”のときには1チャンネ
ルビット幅のパルスを発生する。このパルスの波高値
は、レジスタ1bおよび3bからの出力によって変調さ
れる。すなわち、レジスタ1bおよび3bからの出力が
共にローレベルのときには両隣に記録されるチャンネル
ビットは共に“0”であり、波高値は最も高い値とす
る。
【0047】光学系7は、光量制御装置52の出力する
パルスの波高値に応じた光量の光束を出射し、記録媒体
9上にはこの出射光量に応じた幅のマークが形成され
る。
【0048】図6は、上記した記録方法で記録媒体9上
に形成されたマークの模式図を示す。ここで61,62
および63は、それぞれ光量制御装置52の出力するパ
ルスの最も高い波高値,中間の波高値および最も低い波
高値に対応するマークの記録幅を示す。
【0049】今、記録すべき情報にコード変換を施さ
ず、そのままビット“1”をマーク有り、ビット“0”
をマーク無しに対応させるNRZ変調を用いて記録する
ものとする。この場合のチャンネルビットは、記録すべ
き情報のデータビットと本質的に同じものとなる。この
ときの代表的な記録パターンを、本実施例に基づいて記
録したときのマークの形状を図7の模式図に示す。
【0050】同図(a)はビット“1”を読み取るとき
の最悪パターン、(d)はビット“0”を読み取るとき
の最悪パターンである。ここで、最悪パターンとは、従
来の記録方法で記録したときに最も読み取りエラーの生
じ易いパターンを意味する。さらに同図(b)および
(c)は、それぞれ(a)および(d)に対してクロス
トーク量の最も異なるパターンを示す。
【0051】このときのマークの幅は、 マーク71の幅:0.30μm マーク72の幅:0.27μm マーク73の幅:0.24μm で、トラック間隔を0.6μmとし、波長680nmの
光をNAが0.6の対物レンズで収束した光スポットで
これらのパターンを再生したときの再生波形を、図8の
信号波形図に示す。同図の80a,80b,80cおよ
び80dは、それぞれ第7図(a),(b),(c)お
よび(d)の各パターンを再生したときの信号波形であ
る。
【0052】同図の斜線部分はアイパターンのアイを示
すもので、このアイの高さの信号振幅に対する比率とし
て表される開口率が大きくなると、読み取りエラーの発
生が少なくなる。信号80aと信号80bの差および信
号80cと信号80dの差は、いずれもクロストークの
差によるものである。
【0053】図9は、図7と同様のパターンを従来の記
録方法で、マークの幅を0.3μmで一様にして記録し
た場合の再生波形を示す信号波形図である。このときの
再生光スポットは図8の場合と同じである。同図におい
て、90a,90b,90cおよび90dは、それぞれ
図7(a),(b),(c)および(d)に対応して従
来方法で記録した各パターンをそれぞれ再生したときの
再生波形を示す。信号90aと信号90bの差および信
号90cと信号90dの差は、いずれもクロストークの
差によるものである。
【0054】図8と図9の比較から明らかなように、本
実施例によればクロストークが抑圧され、アイパターン
のアイの開口率を向上することができる。
【0055】以上のように、記録すべき情報を一時記憶
手段に記憶し、記録すべき位置に近接する隣接トラック
部分を含む部分に記録されるチャンネルビットの値を識
別し、この近接部分に記録されるチャンネルビットの値
に応じて光量を変えて記録することにより、再生の際の
隣接トラックからのクロストークを含む近接部分からの
影響を予め予想して、この影響を打ち消すように記録信
号を補正することができる。したがって、再生時にクロ
ストークを軽減できるので、通常の記録よりもトラック
間隔を狭くして記録することができ、高密度記録が可能
となる。
【0056】(実施例3)図10は、本発明にかかる第
3の実施例における記録装置の構成図である。なお、図
1および図5と同じものについては同一符号を用いてい
る。図10において、101は幅信号生成回路、107
は光学系で、幅信号生成回路101はレジスタ1bおよ
び3bの出力する値に応じた信号を出力し、光学系10
7はレジスタ2bに保持されている値が“1”のときに
光束を出射するとともに、幅信号生成回路101の出力
に応じて光スポットのトラック横断方向の幅が変化する
ように光束を変化させる。
【0057】チャンネルビットを一時記憶し、被記録ビ
ットの記録位置に隣接するトラックに記録されるチャン
ネルビットの状態を識別するところまでは、第2の実施
例で述べた通りである。第2の実施例と異なるのは、レ
ジスタ1bおよび3bに保持されている周囲情報に応じ
て、光スポットのトラック横断方向の幅を変化させる点
である。すなわち、本実施例では、幅信号生成回路10
1は、周囲情報に含まれる2つのチャンネルビットの両
方が“1”のときには第1の幅信号、上記2つのチャン
ネルビットの一方が“1”で他方が“0”の場合には第
2の幅信号、上記2つのチャンネルビットの両方とも
“0”の場合には第3の幅信号をそれぞれ出力する。
【0058】幅信号生成回路101から第1の幅信号が
出力されると、光学系107は、トラック横断方向の幅
が最も小さな光スポットが記録媒体9上に収束されて最
も幅の狭いマークが形成され、上記第2の幅信号が出力
されると光スポットの幅は少し広がり、上記第3の幅信
号が出力されると光スポットの幅はさらに大きくなる。
このように、光スポットの幅が大きくなると、マークの
幅もそれに対応して大きくなる。
【0059】光スポットの幅を変化させる手段は特に限
定されないが、トラック横断方向に曲率を持った円筒レ
ンズ状の電気光学素子に印加する電圧を変化して焦点距
離を変える方法や、電気光学結晶などを用いた光シャッ
ターで光束を部分的に遮蔽して、トラック横断方向の光
束径を変化させる方法などを用いることができる。
【0060】以上のように、記録すべき位置に近接する
隣接トラック部分に記録されるチャンネルビットの値を
識別し、この近接部分の記録値に応じて光スポットのト
ラック横断方向の径を変化させながら記録することによ
って、再生時にクロストークが軽減されるような記録が
でき、トラック間隔を狭くして記録密度を向上すること
が可能となる。
【0061】(実施例4)図11は、本発明にかかる第
4の実施例の記録方法を実現するための記録装置の構成
図である。なお、図1および図5と同じものについては
同一符号を用いている。
【0062】図11において、110は記録媒体で、相
変化型の記録膜が形成されており、高パワーの光を照射
するとマークが記録され、低パワーの光を照射するとマ
ークか消去される。111は光学系で、第1と第2の2
つの光束を出射する。112は第1の光量制御装置、1
13は第2の光量制御装置で、入力される信号に応じて
それぞれ上記第1および第2の光束の光量を制御する。
114はANDゲート、115は遅延回路で、ANDゲ
ート114はレジスタ1bおよび2bが共に“1”のと
きにハイレベルの出力となり、遅延回路115はAND
ゲート114の出力を遅延する。
【0063】光学系111から出射される第1および第
2の2つの光ビームは、対物レンズ8によって記録媒体
110上に収束されて、第1および第2の2つの光スポ
ットを形成する。
【0064】図12は、第1および第2の光スポットの
位置関係を示す概念図である。同図に示すように、第1
の光スポット121はトラックの中心を図の矢印の方向
に走査し、第2の光スポット122は第1の光スポット
121が走査しているトラックと1周前に走査した隣接
トラックとの間を、第1の光スポット121から一定の
間隔をおいて後続する。ここでは、情報は記録媒体11
0の内周から外周に向けて記録する場合を示しており、
この場合には第2の光スポット122は第1の集光スポ
ット121が走査しているトラックと内周側の隣接トラ
ックとの間を走査する。
【0065】本実施例においては、レジスタ1bに保持
されているチャンネルビットを被記録ビットとし、第1
の光量制御手段112は、被記録ビットが“1”のとき
には第1の光スポット121が高パワーとなり、“0”
のときには低パワーとなるように光学系111を制御す
る。記録媒体110の記録膜は、初期の状態では結晶状
態となっており、これを高パワーの第1の光スポット1
21で照射すると照射部分に非晶質のマークが形成され
る。また、第1の光スポット121を低パワーにする
と、照射部分は照射前の状態にかかわらず結晶質とな
り、非晶質のマークが形成されている場合には消去され
る。
【0066】第1の光スポット121がレジスタ1bに
保持されている被記録ビットを記録しているとき、レジ
スタ2bには丁度1トラック前に記録したチャンネルビ
ットが保持されている。したがって、第1の光スポット
121の照射部分とその1トラック前の隣接部分の両方
にマークが形成される場合には、ANDゲート114の
入力はどちらも“1”となってハイレベルを出力する。
この出力は、遅延回路115によって遅延される。
【0067】この遅延回路115による遅延時間は、第
1の光スポット121の走査部分を第2の光スポット1
22で走査するまでの時間差に対応する。上記の2つの
光スポットの間隔が一定で、記録媒体110が一定の角
速度で回転する場合には、遅延回路115の遅延時間を
半径に比例して変化させる。
【0068】こうすることによって、走査しているトラ
ックの半径位置にかかわらず、遅延回路115は、第1
の光スポット121に対する第2の光スポット122の
走査の遅れ時間だけ常に遅延することができる。
【0069】上記したように、1トラック前のトラック
と並んで第1の光スポット121がマークを形成すると
きに、ハイレベルとなるANDゲート114の出力は遅
延回路115で遅延され、第2の光スポット122が上
記した並んだマークの間を走査するときに、ANDゲー
ト114から出力された上記ハイレベルの出力が第2の
光量制御手段113に入力される。
【0070】第2の光量制御手段113は、ハイレベル
の信号が入力されると、第2の光スポット122が低パ
ワーとなって照射部分を消去する。このように第2の光
スポット122の走査部分の両側にマークが形成されて
いない場合には、第2の光量制御手段113への入力信
号がローレベルになり、第2の光量制御手段113は第
2の光スポット122が消滅するように光学系111を
制御する。
【0071】このようにして、第2の光スポット122
の両側にマークが形成されているときには、それらのマ
ークの互いに向かい合う側の側辺部の一部が消去されて
幅が狭くなる。
【0072】図13は上記のようにして形成されたマー
ク群を示す模式図である。同図において、131は両隣
のトラックのいずれの隣接部分にもマークが形成されて
いない場合のマーク幅を、132は一方の隣接トラック
の隣接部分にだけマークが形成されている場合のマーク
幅、133は両隣のトラックのいずれの隣接部分にもマ
ークが形成されている場合のマーク幅をそれぞれ示す。
【0073】以上のように、記録すべきチャンネルビッ
トを一時記憶手段に記憶し、被記録ビットに対応してマ
ークを形成するときには、その位置に隣接する1トラッ
ク前の部分のマークの有無を識別し、この隣接部分にマ
ークが存在するときには上記した隣接する両方のマーク
の一部を消去して幅を狭くするので、再生の際の隣接ト
ラックからの影響を予め予想して、この影響を打ち消す
ようにマークの幅を補正することができ、再生時にクロ
ストークを軽減できる。したがって、このような記録方
法を行えば、通常の記録よりもトラック間隔を狭くする
ことができ、高密度記録が可能となる。
【0074】(実施例5)図14は、本発明にかかる第
5の実施例における記録装置の構成図である。なお、図
1および図5と同じものについては同一符号を用いてい
る。
【0075】図14において、140は磁気ディスク、
141は磁気ヘッド、142は電流制御装置で、磁気ヘ
ッド141は電流制御装置142から供給される電流に
応じて磁気ディスク140に磁気記録する。記録媒体9
の記録面は当初、全面の磁化がいろいろな方向であるも
のとし、“0”に対応する領域をトラック方向で進行方
向の向きの磁化を保持している領域(これをSと呼ぶ)
とし、“1”に対応する領域をトラック方向で進行方向
とは逆向きの磁化を保持している領域(これをNと呼
ぶ)とする。
【0076】本実施例の記録装置の動作を図15の概念
図を参照しながら以下説明する。記録すべきチャンネル
ビットをFIFOメモリ4,5、第1のシフトレジスタ
1、第2のシフトレジスタ2および第3のシフトレジス
タ3から成る一時記憶手段に記憶し、隣接トラックの記
録状態を識別する過程は第2の実施例で述べたとおりで
ある。
【0077】電流制御装置142は、磁気ヘッド141
に流す電流の向きをレジスタ2bに保持されている被記
録ビットの値に応じて変化させ、図15に示すように、
一方の方向に磁化した第1の磁化領域151もしくは他
方の方向に磁化した第2の磁化領域152を形成する。
同図中に示す矢印は磁化の向きを示し、トラックを複数
領域に分割している仕切り線は、第1の磁化領域151
と第2の磁化領域152との境界を示す。
【0078】図15に示すnトラックを再生すると、信
号153が得られる。この信号153がしきい値154
を横切るタイミングは、クロストークの影響で、第1の
磁化領域151と第2の磁化領域152の境界位置から
ずれたものとなる。破線で示す信号155は、クロスト
ークが無い場合の信号波形を表すものである。
【0079】このクロストークの影響は、第1のシフト
レジスタ1および第3のシフトレジスタ3に保持されて
いるチャンネルビットの値から推定できるので、電流制
御装置142は第1のシフトレジスタ1および第3のシ
フトレジスタ3に保持されている値に応じて、クロスト
ークの影響が打ち消されるように電流の向きを切り換え
るタイミングを調整する。その結果、信号153は、好
ましいタイミングでしきい値154を横切ることにな
る。
【0080】以上のように、隣接トラックの状態を認識
して電流の向きを切り換えるタイミングを調整すること
により、クロストーク成分を補償した磁気記録が可能と
なり、トラック間隔を狭くして記録密度を向上すること
ができる。
【0081】なお、上記実施例ではいずれも、記録媒体
として表面にフォトレジストが塗布された光記録媒体の
記録原盤や相変化型の光記録媒体や磁気記録媒体を用い
たが、記録媒体の種類には特に限定されないことは言う
までもない。
【0082】また、上記実施例ではいずれも、一時記憶
手段としてFIFOメモリとシフトレジスタを用いてい
るが、ランダムアクセスメモリを用いてアドレスを巡回
させながら記憶するいわゆるリングメモリを用い、所定
のアドレスを読みだして周囲情報を得るような構成にし
ても本願発明の記録方法を行うことは可能である。
【0083】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように本
発明は、記録すべき位置に近接する隣接トラック部分の
記録状態に応じて、再生時のクロストークを相殺するよ
うにマークの幅や大きさを変えてマークを形成する構成
によって、再生時のクロストークを軽減でき、これによ
ってトラック間隔を狭くした高密度記録ができるという
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる第1の実施例における記録装置
の構成図
【図2】本発明にかかる第1の実施例における記録方法
の流れ図
【図3】本発明にかかる第1の実施例におけるPWM変
調器の構成図
【図4】本発明にかかる第1の実施例におけるPWM変
調器の動作を説明する信号波形図
【図5】本発明にかかる第2の実施例における記録装置
の構成図
【図6】本発明にかかる第2の実施例における記録装置
による記録状態を示す模式図
【図7】本発明にかかる第2の実施例における記録装置
による最悪パターンの記録状態を示す模式図で (a)はビット”1”を読み取るときの最悪パタ−ンの
図 (b)は(a)に対してクロストーク量が最も異なるパ
タ−ンの図 (c)はビット”0”を読み取るときに対してクロスト
ーク量の最も異なるパタ−ンの図 (d)はビット”0”を読み取るときの最悪パタ−ンの
【図8】本発明にかかる第2の実施例における記録装置
により記録された最悪パターンの再生波形を示す信号波
形図
【図9】従来の記録装置により記録された最悪パターン
の再生波形を示す信号波形図
【図10】本発明にかかる第3の実施例における記録装
置の構成図
【図11】本発明にかかる第4の実施例における記録装
置の構成図
【図12】本発明にかかる第4の実施例における記録媒
体上での第1および第2の光スポットの位置関係を示す
概念図
【図13】本発明にかかる第4の実施例の記録装置によ
り形成したマーク列の模式図
【図14】本発明にかかる第5の実施例における記録装
置の構成図
【図15】本発明にかかる第5の実施例の記録装置で記
録した状態を示す概念図
【図16】従来の光記録装置の概略の構成を示す構成図
【図17】従来の光記録方法により記録されたマークと
再生光スポットの関係を示す概念図
【図18】従来の光記録方法により記録されたマークと
再生光スポットの関係を示す概念図
【符号の説明】 1、2、3 シフトレジスタ 4、5 FIFOメモリ 6 PWM変調器 7 光学系 9 記録媒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石橋 広通 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−244854(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 20/10 G11B 7/00

Claims (33)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の状態と第2の状態の2状態を有す
    る情報から記録すべき情報を選択し、トラックに沿って
    配列することによりディジタル情報を記録媒体に記録す
    る記録方法であって、一時記憶手段に記憶されている情
    報をすべて消去する第1の過程と、入力される情報を
    一時記憶手段に一時記憶する第の過程と、入力され
    る単位情報もしくは前記一時記憶手段から読み取った単
    位情報の何れかに応じたビット値を、記録すべき被記録
    ビットとして保持する第の過程と、前記被記録ビット
    を記録する前記記録媒体上の記録位置に近接する隣接ト
    ラック部分を含む部分に、記録される情報を示す周囲情
    報を前記一時記憶手段から読み出された情報に基づいて
    生成する第の過程と、前記第の過程で保持した被記
    録ビットに応じた第1の状態あるいは第2の状態の何れ
    かを、前記第の過程で生成した周囲情報に応じた大き
    さで前記トラックに形成する第の過程とを有すること
    を特徴とする記録方法。
  2. 【請求項2】 前記第2の過程で入力される情報を順次
    前記一時記憶手段に一時記憶することを特徴とする請求
    項1記載の記録方法。
  3. 【請求項3】 前記第2の過程で入力される情報が前記
    記録媒体より再生して得られることを特徴とする請求項
    1に記載の記録方法。
  4. 【請求項4】 第の過程は、第1の状態もしくは第2
    の状態の少なくとも何れか一方を、周囲情報に応じて幅
    または長さの少なくとも何れか一方を変化させて形成す
    る過程であることを特徴とする、請求項1記載の記録方
    法。
  5. 【請求項5】 第の過程は、所定の方向に磁化した状
    態を第1の状態とし、前記第1の状態と逆に磁化した状
    態を第2の状態とし、周囲情報に応じた大きさで形成す
    る過程であることを特徴とする、請求項1または何れ
    かに記載の記録方法。
  6. 【請求項6】 記録媒体全面の初期状態が第1の状態で
    あり、第の過程は、第の過程で保持した被記録ビッ
    トに対応する状態が第2の状態の場合のみ、前記第1の
    状態を前記第2の状態に変化させる過程であることを特
    徴とする、請求項1記載の記録方法。
  7. 【請求項7】 第の過程は、集束された光ビームを選
    択的に照射して照射部分を第2の状態に変化させ、マー
    クを形成する過程であることを特徴とする、請求項1ま
    たは何れかに記載の記録方法。
  8. 【請求項8】 第の過程は、周囲情報に応じて光ビー
    ムの光量または光ビームの集束状態の少なくとも何れか
    一方を変化させる過程であることを特徴とする、請求項
    記載の記録方法。
  9. 【請求項9】 第の過程は、光ビームによりマークを
    形成し、形成された前記マークの一部に光ビームを再度
    照射し、前記マークの寸法と異ならせる過程であること
    を特徴とする、請求項記載の記録方法。
  10. 【請求項10】 第1の状態と第2の状態の2状態を有
    する情報から記録すべき情報を選択し、トラックに沿っ
    て配列することによりディジタル情報を記録媒体に記録
    する記録方法であって、入力される情報を一時記憶手段
    に一時記憶する第1の過程と、入力される単位情報もし
    くは前記一時記憶手段から読み取った単位情報の何れか
    に応じたビット値を、記録すべき被記録ビットとして保
    持する第2の過程と、前記被記録ビットを記録する記録
    媒体上の記録位置に近接する隣接トラック部分及び前記
    被記録ビットが位置するトラック上に、記録される情報
    を示す周囲情報を前記一時記憶手段から読み出された情
    報に基づいて生成する第3の過程と、前記第2の過程で
    保持した被記録ビットに応じた第1の状態あるいは第2
    の状態の何れかを、前記第3の過程で生成した周囲情報
    に応じた大きさで前記トラックに形成する第4の過程と
    を有することを特徴とする記録方法。
  11. 【請求項11】 前記第1の過程で入力される情報を順
    次前記一時記憶手段に一時記憶することを特徴とする請
    求項10記載の記録方法。
  12. 【請求項12】 前記第1の過程で入力される情報が前
    記記録媒体より再生して得られることを特徴とする請求
    項10に記載の記録方法。
  13. 【請求項13】 第4の過程は、第1の状態もしくは第
    2の状態の少なくとも何れか一方を、周囲情報に応じて
    幅または長さの少なくとも何れか一方を変化させて形成
    する過程であることを特徴とする、請求項10記載の記
    録方法。
  14. 【請求項14】 第4の過程は、所定の方向に磁化した
    状態を第1の状態とし、前記第1の状態と逆に磁化した
    状態を第2の状態とし、周囲情報に応じた大きさで形成
    する過程であることを特徴とする、請求項10または1
    3何れかに記載 の記録方法。
  15. 【請求項15】 記録媒体全面の初期状態が第1の状態
    であり、第4の過程は、第2の過程で保持した被記録ビ
    ットに対応する状態が第2の状態の場合のみ、前記第1
    の状態を前記第2の状態に変化させる過程であることを
    特徴とする、請求項10記載の記録方法。
  16. 【請求項16】 第4の過程は、集束された光ビームを
    選択的に照射して照射部分を第2の状態に変化させ、マ
    ークを形成する過程であることを特徴とする、請求項1
    0または15何れかに記載の記録方法。
  17. 【請求項17】 第4の過程は、周囲情報に応じて光ビ
    ームの光量または光ビームの集束状態の少なくとも何れ
    か一方を変化させる過程であることを特徴とする、請求
    項16記載の記録方法。
  18. 【請求項18】 第4の過程は、光ビームによりマーク
    を形成し、形成された前記マークの一部に光ビームを再
    度照射し、前記マークの寸法と異ならせる過程であるこ
    とを特徴とする、請求項16記載の記録方法。
  19. 【請求項19】 マークを情報に応じてトラックに沿っ
    て離散的に配置し情報を記録し、隣接するトラック部分
    及び前記被記録ビットが位置するトラック上を含む前記
    マークの近接部分におけるマークの有無に応じて、前記
    マークの寸法を調整することを特徴とする記録媒体。
  20. 【請求項20】 トラックがサーボ領域と記録領域とに
    分離されており、マークを情報に応じてトラックに沿っ
    て離散的に配置し情報を記録し、隣接するトラック部分
    を含む前記マークの近接部分におけるマークの有無に応
    じて、前記マークの寸法を調整することを特徴とする記
    録媒体。
  21. 【請求項21】 マークの寸法が、前記マークの幅また
    は長さの少なくとも何れか一方であることを特徴とす
    る、請求項19または20何れかに記載の記録媒体。
  22. 【請求項22】 マークが、光学的に読み取り可能な形
    態で形成されていることを特徴とする請求項19または
    20何れかに記載の記録媒体。
  23. 【請求項23】 トラックがサーボ領域とデータ領域と
    に分離されていることを特徴とする請求項19記載の記
    録媒体。
  24. 【請求項24】 前記サーボ領域には、前記トラックを
    横断する方向の位置ずれに応じて変化するトラッキング
    誤差信号を検出する制御マークが、前記トラッキング誤
    差信号を2トラック周期で変化させて形成することを特
    徴とする、請求項20または23何れかに記載の記録媒
    体。
  25. 【請求項25】 マークが、磁気的に読み取り可能な形
    態で形成されていることを特徴とする、請求項19また
    は20何れかに記載の記録媒体。
  26. 【請求項26】 第1の状態と第2の状態の2状態を有
    する情報から記録すべき情報を選択し、トラックに沿っ
    て配列することによりディジタル情報を記録媒体に記録
    する記録装置であって、入力される情報を一時記憶する
    一時記憶手段と、前記一時記憶手段に記憶されている情
    報をすべて消去する消去手段と、入力される単位情報も
    しくは前記一時記憶手段から読み取った単位情報の何れ
    かに応じたビット値を、記録すべき被記録ビットとして
    保持する記録値保持手段と、前記被記録ビットを記録す
    る記録媒体上の記録位置に近接する隣接トラック部分を
    含む部分に、記録される情報を示す周囲情報を前記一時
    記憶手段から読み出した情報に基づいて生成する周囲情
    報生成手段と、前記記録値保持手段に保持されている被
    記録ビットに応じた第1の状態あるいは第2の状態の何
    れかを、前記周囲情報に応じた大きさで前記トラックに
    形成する記録手段とを備えたことを特徴とする記録装
    置。
  27. 【請求項27】 第1の状態と第2の状態の2状態を有
    する情報から記録すべき情報を選択し、トラックに沿っ
    て配列することによりディジタル情報を記録媒体に記録
    する記録装置であって、入力される情報を一時記憶する
    一時記憶手段と、入力される単位情報もしくは前記一時
    記憶手段から読み取った単位情報の何れかに応じたビッ
    ト値を、記録すべき被記録ビットとして保持する記録値
    保持手段と、前記被記録ビットを記録する記録媒体上の
    記録位置に近接する隣接トラック部分及び前記被記録ビ
    ットが位置するトラック上に、記録される情報を示す周
    囲情報を前記一時記憶手段から読み出した情報に基づい
    て生成する周囲情報生成手段と、前記記録値保持手段に
    保持されている被記録ビットに応じた第1の状態あるい
    は第2の状態の何れかを、前記周囲情報に応じた大きさ
    で前記トラックに形成する記録手段とを備えたことを特
    徴とする記録装置。
  28. 【請求項28】 前記一時記憶手段に記憶される情報を
    順次一時記憶することを特徴とする請求項26または2
    7何れかに記載の記録装置。
  29. 【請求項29】 前記一時記憶手段に記憶される情報が
    前記記録媒体より再生して得られることを特徴とする請
    求項26または27何れかにに記載の記録装置。
  30. 【請求項30】 記録手段が、トラックに沿って形成す
    る第1の状態または第2の状態の少なくとも何れか一方
    の幅または長さの少なくとも何れか一方を、周囲情報に
    応じて制御することを特徴とする請求項26または27
    何れかに記載の記録装置。
  31. 【請求項31】 記録手段が、光量が変調された光ビー
    ムをトラックに沿って移動しながら照射することによっ
    て被記録ビットに応じて状態を選択的に変化して記録す
    る際に、周囲情報に応じて前記光ビームの光量または収
    束状態の何れかを制御することを特徴とする請求項30
    記載の記録装置。
  32. 【請求項32】 記録手段が、光量が変調された光ビー
    ムをトラックに沿って移動しながら照射することによっ
    て被記録ビットに応じて状態を選択的に変化して記録す
    る初期記録手段と、光量が変調された光ビームを前記初
    期記録手段によって記録された部分の一部を照射して周
    囲情報に応じて前記記録された部分の一部を消去する選
    択消去手段とから構成されてることを特徴とする請求項
    30記載の記録装置。
  33. 【請求項33】 記録手段が、トラックに沿って形成す
    る第1および第2の状態の少なくとも一方の長さを周囲
    情報に応じて制御することを特徴とする請求項26また
    は27何れかに記載の記録装置。
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