JPH087387A - 光磁気記録方法及び光磁気記録装置 - Google Patents
光磁気記録方法及び光磁気記録装置Info
- Publication number
- JPH087387A JPH087387A JP16626394A JP16626394A JPH087387A JP H087387 A JPH087387 A JP H087387A JP 16626394 A JP16626394 A JP 16626394A JP 16626394 A JP16626394 A JP 16626394A JP H087387 A JPH087387 A JP H087387A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magneto
- recording
- recorded
- data
- optical recording
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、光磁気記録方法及び光磁気記録装置
において、情報ピツトのエツジ位置変調によつてデータ
（ＤR0）を記録する際に、簡易な構成で確実に記録す
る。 【構成】光磁気記録媒体（２）に予め記録された基準ク
ロツクに同期し、かつ記録しようとするデータ（ＤR0）
の基本クロツクと同じ周波数の記録基本クロツク（ＣＬ
Ｋ）を生成し、記録しようするデータ（ＤR0）に応じて
記録基本クロツク（ＣＬＫ）の位相を微小にずらした記
録信号（ＤR1）を生成し、光磁気記録媒体（２）上の記
録領域が一定温度になるようレーザ光を照射しながら、
記録信号（ＤR1）に応じて外部磁界を変調して、データ
（ＤR0）を光磁気記録媒体（２）に記録するようにし
た。
において、情報ピツトのエツジ位置変調によつてデータ
（ＤR0）を記録する際に、簡易な構成で確実に記録す
る。 【構成】光磁気記録媒体（２）に予め記録された基準ク
ロツクに同期し、かつ記録しようとするデータ（ＤR0）
の基本クロツクと同じ周波数の記録基本クロツク（ＣＬ
Ｋ）を生成し、記録しようするデータ（ＤR0）に応じて
記録基本クロツク（ＣＬＫ）の位相を微小にずらした記
録信号（ＤR1）を生成し、光磁気記録媒体（２）上の記
録領域が一定温度になるようレーザ光を照射しながら、
記録信号（ＤR1）に応じて外部磁界を変調して、データ
（ＤR0）を光磁気記録媒体（２）に記録するようにし
た。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は光磁気記録方法及び光磁
気記録装置に関し、例えば光磁気デイスクに所望のデー
タを高密度記録する場合に適用し得る。
気記録装置に関し、例えば光磁気デイスクに所望のデー
タを高密度記録する場合に適用し得る。
【０００２】
【従来の技術】従来、光磁気デイスク装置の記録再生方
法として、情報ピツトの前端及び又は後端のエツジの位
置を、記録すべきデータに応じて所定の基準位置からス
テツプ状にシフトさせるエツジ位置変調によつて、デー
タを記録し再生するものが提案されている（特願平5-12
6437号）。この記録再生方法によれば、ピツト長及びピ
ツトエツジの位置の変化を高い精度で検出することがで
き、これまで不可能と思われていた微小な変化で情報を
記録し再生することが可能となり、これまで以上の高密
度記録を実現することができる。
法として、情報ピツトの前端及び又は後端のエツジの位
置を、記録すべきデータに応じて所定の基準位置からス
テツプ状にシフトさせるエツジ位置変調によつて、デー
タを記録し再生するものが提案されている（特願平5-12
6437号）。この記録再生方法によれば、ピツト長及びピ
ツトエツジの位置の変化を高い精度で検出することがで
き、これまで不可能と思われていた微小な変化で情報を
記録し再生することが可能となり、これまで以上の高密
度記録を実現することができる。
【０００３】このようにエツジ位置変調によつて、光磁
気デイスク上にデータを記録する原理は、図３に示すよ
うに、まず記録データに対応してＰＷＭ（Pulse Width
Modulation）変調した記録信号（図３（Ｂ））を生成す
る。そしてそのゼロクロス時における長さに対応する情
報ピツト（図３（Ａ））を形成する。このようにすると
情報ピツトのエツジの位置が、基準クロツク（図３
（Ｃ））で示す位置からステツプ状に変化する。この変
化量に応じて、情報ピツトの１つのエツジについて例え
ば０〜７までの８段階（すなわち３ビツト）のデータを
記録することができる。
気デイスク上にデータを記録する原理は、図３に示すよ
うに、まず記録データに対応してＰＷＭ（Pulse Width
Modulation）変調した記録信号（図３（Ｂ））を生成す
る。そしてそのゼロクロス時における長さに対応する情
報ピツト（図３（Ａ））を形成する。このようにすると
情報ピツトのエツジの位置が、基準クロツク（図３
（Ｃ））で示す位置からステツプ状に変化する。この変
化量に応じて、情報ピツトの１つのエツジについて例え
ば０〜７までの８段階（すなわち３ビツト）のデータを
記録することができる。
【０００４】このようにして記録されたデータを再生す
る原理は、図４に示すように、まず光磁気デイスクより
再生したＲＦ信号（図４（Ａ））を増幅して、２値化Ｒ
Ｆ信号（図４（Ｂ））を得る。データが記録された光磁
気デイスクにはクロツクピツトが形成されているため、
これを基準とした基準クロツク（図４（Ｃ））を生成
し、この基準クロツクに同期して、さらに鋸歯状波信号
（図４（Ｄ））を生成する。そしてこの鋸歯状波信号と
２値化ＲＦ信号とがクロスするタイミングにおける鋸歯
状波信号の値を検出することにより、情報ピツトのエツ
ジの位置を検出し、このようにして記録されたデータを
再生する。
る原理は、図４に示すように、まず光磁気デイスクより
再生したＲＦ信号（図４（Ａ））を増幅して、２値化Ｒ
Ｆ信号（図４（Ｂ））を得る。データが記録された光磁
気デイスクにはクロツクピツトが形成されているため、
これを基準とした基準クロツク（図４（Ｃ））を生成
し、この基準クロツクに同期して、さらに鋸歯状波信号
（図４（Ｄ））を生成する。そしてこの鋸歯状波信号と
２値化ＲＦ信号とがクロスするタイミングにおける鋸歯
状波信号の値を検出することにより、情報ピツトのエツ
ジの位置を検出し、このようにして記録されたデータを
再生する。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところで上述した情報
ピツトのエツジ位置変調による記録再生方法を用いる光
磁気デイスク装置においては、光磁気デイスク上に交番
磁界を印加しながら光変調記録するようになされてい
る。すなわちこの光磁気デイスク装置では、まず光磁気
デイスクのクロツクピツトを再生して得られる基準クロ
ツクに同期した記録基本クロツクを生成し、この記録基
本クロツクと同一周波数の交番磁界を発生して、光磁気
デイスクの記録位置に印加する。これと共に記録すべき
情報に応じて記録基本クロツクの位相を変化させ、この
記録基本クロツクに基づいて、光磁気デイスクの記録位
置にレーザ光を照射して光磁気記録する。
ピツトのエツジ位置変調による記録再生方法を用いる光
磁気デイスク装置においては、光磁気デイスク上に交番
磁界を印加しながら光変調記録するようになされてい
る。すなわちこの光磁気デイスク装置では、まず光磁気
デイスクのクロツクピツトを再生して得られる基準クロ
ツクに同期した記録基本クロツクを生成し、この記録基
本クロツクと同一周波数の交番磁界を発生して、光磁気
デイスクの記録位置に印加する。これと共に記録すべき
情報に応じて記録基本クロツクの位相を変化させ、この
記録基本クロツクに基づいて、光磁気デイスクの記録位
置にレーザ光を照射して光磁気記録する。
【０００６】ところがこの光磁気デイスク装置の場合、
光磁気デイスクに形成される情報ピツトは、蓄熱効果に
より１つ前の情報の光パルスの位置によつて、次に書き
込む情報ピツトの位置が本来書き込みたい位置からずれ
て書き込まれてしまい、結局情報ピツトを確実に記録で
きなくなる問題があつた。
光磁気デイスクに形成される情報ピツトは、蓄熱効果に
より１つ前の情報の光パルスの位置によつて、次に書き
込む情報ピツトの位置が本来書き込みたい位置からずれ
て書き込まれてしまい、結局情報ピツトを確実に記録で
きなくなる問題があつた。
【０００７】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、情報ピツトのエツジ位置変調によつてデータを記録
する際に、簡易な構成で確実に記録し得る光磁気記録方
法及び光磁気記録装置を提案しようとするものである。
で、情報ピツトのエツジ位置変調によつてデータを記録
する際に、簡易な構成で確実に記録し得る光磁気記録方
法及び光磁気記録装置を提案しようとするものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、光磁気記録媒体（２）に予め記録
された基準クロツクに同期し、かつ記録しようとするデ
ータ（ＤR0）の基本クロツクと同じ周波数の記録基本ク
ロツク（ＣＬＫ）を生成し、記録しようするデータ（Ｄ
R0）に応じて記録基本クロツク（ＣＬＫ）の位相を微小
にずらした記録信号（ＤR1）を生成し、光磁気記録媒体
（２）上の記録領域が一定温度になるようレーザ光を照
射しながら、記録信号（ＤR1）に応じて外部磁界を変調
して、データ（ＤR0）を光磁気記録媒体（２）に記録す
るようにした。
め本発明においては、光磁気記録媒体（２）に予め記録
された基準クロツクに同期し、かつ記録しようとするデ
ータ（ＤR0）の基本クロツクと同じ周波数の記録基本ク
ロツク（ＣＬＫ）を生成し、記録しようするデータ（Ｄ
R0）に応じて記録基本クロツク（ＣＬＫ）の位相を微小
にずらした記録信号（ＤR1）を生成し、光磁気記録媒体
（２）上の記録領域が一定温度になるようレーザ光を照
射しながら、記録信号（ＤR1）に応じて外部磁界を変調
して、データ（ＤR0）を光磁気記録媒体（２）に記録す
るようにした。
【０００９】また本発明においては、光磁気記録媒体
（２）に予め記録された基準クロツクに同期し、かつ記
録しようとするデータ（ＤR0）の基本クロツクと同じ周
波数の記録基本クロツク（ＣＬＫ）を生成するクロツク
生成手段（８）と、記録しようするデータ（ＤR0）に応
じて記録基本クロツク（ＣＬＫ）の位相を微小にずらし
た記録信号（ＤR1）を生成する記録信号生成手段（９）
と、光磁気記録媒体（２）上の記録領域が一定温度にな
るようレーザ光を照射しながら、記録信号（ＤR1）に応
じて外部磁界を変調して、データを光磁気記録媒体
（２）に記録する光磁気記録手段（５、６、１０、１
１）とを設けるようにした。
（２）に予め記録された基準クロツクに同期し、かつ記
録しようとするデータ（ＤR0）の基本クロツクと同じ周
波数の記録基本クロツク（ＣＬＫ）を生成するクロツク
生成手段（８）と、記録しようするデータ（ＤR0）に応
じて記録基本クロツク（ＣＬＫ）の位相を微小にずらし
た記録信号（ＤR1）を生成する記録信号生成手段（９）
と、光磁気記録媒体（２）上の記録領域が一定温度にな
るようレーザ光を照射しながら、記録信号（ＤR1）に応
じて外部磁界を変調して、データを光磁気記録媒体
（２）に記録する光磁気記録手段（５、６、１０、１
１）とを設けるようにした。
【００１０】
【作用】光磁気記録媒体（２）に予め記録された基準ク
ロツクに同期し、かつ記録しようとするデータ（ＤR0）
の基本クロツクと同じ周波数の記録基本クロツク（ＣＬ
Ｋ）を生成し、記録しようするデータ（ＤR0）に応じて
記録基本クロツク（ＣＬＫ）の位相を微小にずらした記
録信号（ＤR1）を生成し、光磁気記録媒体（２）上の記
録領域が一定温度になるようレーザ光を照射しながら、
記録信号（ＤR1）に応じて外部磁界を変調して、データ
（ＤR0）を光磁気記録媒体（２）に記録するようにした
ことにより、情報ピツトのエツジ位置変調によつてデー
タ（ＤR0）を記録する際に、簡易な構成で確実に記録し
得る。
ロツクに同期し、かつ記録しようとするデータ（ＤR0）
の基本クロツクと同じ周波数の記録基本クロツク（ＣＬ
Ｋ）を生成し、記録しようするデータ（ＤR0）に応じて
記録基本クロツク（ＣＬＫ）の位相を微小にずらした記
録信号（ＤR1）を生成し、光磁気記録媒体（２）上の記
録領域が一定温度になるようレーザ光を照射しながら、
記録信号（ＤR1）に応じて外部磁界を変調して、データ
（ＤR0）を光磁気記録媒体（２）に記録するようにした
ことにより、情報ピツトのエツジ位置変調によつてデー
タ（ＤR0）を記録する際に、簡易な構成で確実に記録し
得る。
【００１１】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
する。
【００１２】図１において、１は全体として本発明によ
る光磁気記録方法を適用した光磁気デイスク装置を示
す。光磁気デイスク２は、スピンドルサーボ回路３で制
御されるスピンドルモータ４により規定の回転数又は線
速度を満たすように回転駆動される。ピツクアツプ５は
レーザパワーコントロール回路６の制御に応じて、光磁
気デイスク２に対してレーザ光を照射し、光磁気記録又
は再生に必要な所定強度の光スポツトを照射する。また
ピツクアツプ５は光磁気デイスク２からの反射光を検出
し、その検出信号ＳMO、ＳRFを復調復号回路７及びＰＬ
Ｌ（Phase LockedLoop ）回路８に出力する。
る光磁気記録方法を適用した光磁気デイスク装置を示
す。光磁気デイスク２は、スピンドルサーボ回路３で制
御されるスピンドルモータ４により規定の回転数又は線
速度を満たすように回転駆動される。ピツクアツプ５は
レーザパワーコントロール回路６の制御に応じて、光磁
気デイスク２に対してレーザ光を照射し、光磁気記録又
は再生に必要な所定強度の光スポツトを照射する。また
ピツクアツプ５は光磁気デイスク２からの反射光を検出
し、その検出信号ＳMO、ＳRFを復調復号回路７及びＰＬ
Ｌ（Phase LockedLoop ）回路８に出力する。
【００１３】復調復号回路７は再生時、ピツクアツプ５
より供給された信号（ＭＯ信号）ＳMOを復調すると共に
復号して、出力信号処理回路（図示せず）に出力する。
ＰＬＬ回路８は、光磁気デイスク２に例えばエンボス加
工等でプリピツトとして予め一定間隔で形成されている
クロツクピツトに応じたＲＦ信号（光強度信号）ＳRFを
受け、このクロツクピツトに同期し、かつ光磁気デイス
ク２上に記録しようとする信号の基本クロツクの周波数
に一致するクロツク（以下記録基本クロツクと呼ぶ）Ｃ
ＬＫを生成し、多値デイジタル位相変調回路９に供給す
る。
より供給された信号（ＭＯ信号）ＳMOを復調すると共に
復号して、出力信号処理回路（図示せず）に出力する。
ＰＬＬ回路８は、光磁気デイスク２に例えばエンボス加
工等でプリピツトとして予め一定間隔で形成されている
クロツクピツトに応じたＲＦ信号（光強度信号）ＳRFを
受け、このクロツクピツトに同期し、かつ光磁気デイス
ク２上に記録しようとする信号の基本クロツクの周波数
に一致するクロツク（以下記録基本クロツクと呼ぶ）Ｃ
ＬＫを生成し、多値デイジタル位相変調回路９に供給す
る。
【００１４】ピツクアツプ５から照射されるレーザ光の
延長線上には、記録時にマグネツトドライブ回路１０の
制御に応じた外部磁界を、光磁気デイスク２に印加する
外部磁界発生用コイル１１が配置される。またピツクア
ツプ５は、サーボ回路１２の制御によつてフオーカスサ
ーボ、トラツキングサーボ及びスレツドサーボがかけら
れている。
延長線上には、記録時にマグネツトドライブ回路１０の
制御に応じた外部磁界を、光磁気デイスク２に印加する
外部磁界発生用コイル１１が配置される。またピツクア
ツプ５は、サーボ回路１２の制御によつてフオーカスサ
ーボ、トラツキングサーボ及びスレツドサーボがかけら
れている。
【００１５】ＥＣＣ付加変調回路１３は、入力信号処理
回路（図示せず）から供給されるデータＤINに誤り訂正
符号を付加すると共に変調して、記録データＤR0として
多値デイジタル位相変調回路９に出力する。多値デイジ
タル位相変調回路９は、記録基本クロツクＣＬＫの立上
がり及び立下がりエツジを、記録データＤR0に応じてス
テツプ状に微小にずらして多値のデイジタル位相変調
し、この結果得られる位相変調信号ＤR1をマグネツトド
ライブ回路１０に供給する。
回路（図示せず）から供給されるデータＤINに誤り訂正
符号を付加すると共に変調して、記録データＤR0として
多値デイジタル位相変調回路９に出力する。多値デイジ
タル位相変調回路９は、記録基本クロツクＣＬＫの立上
がり及び立下がりエツジを、記録データＤR0に応じてス
テツプ状に微小にずらして多値のデイジタル位相変調
し、この結果得られる位相変調信号ＤR1をマグネツトド
ライブ回路１０に供給する。
【００１６】以上の構成において、この光磁気デイスク
装置１では、データを記録する際、レーザ光による熱で
情報ピツトが形成される。従つてピツクアツプ５及びレ
ーザパワーコントロール回路６により記録領域を一定温
度に保つようにレーザパワーが制御される。またこれと
共に、多値デイジタル位相変調回路９より出力される位
相変調信号ＤR1に従つてマグネツトドライブ回路８で外
部磁界発生用コイル１１を制御し、これにより記録しよ
うとするデータの立上り及び立下りエツジに対応する磁
界変調信号によつて情報ピツトが光磁気デイスク２に形
成される。
装置１では、データを記録する際、レーザ光による熱で
情報ピツトが形成される。従つてピツクアツプ５及びレ
ーザパワーコントロール回路６により記録領域を一定温
度に保つようにレーザパワーが制御される。またこれと
共に、多値デイジタル位相変調回路９より出力される位
相変調信号ＤR1に従つてマグネツトドライブ回路８で外
部磁界発生用コイル１１を制御し、これにより記録しよ
うとするデータの立上り及び立下りエツジに対応する磁
界変調信号によつて情報ピツトが光磁気デイスク２に形
成される。
【００１７】この記録原理について、多値デイジタル位
相変調回路９で記録基本クロツクＣＬＫを４値に変調す
る例を図２に示す。まず基本記録クロツクＣＬＫ（図２
（Ａ））は、記録すべきデータＤR0に従つて基本クロツ
クのエツジを微小に変化させ多値デイジタル位相変調回
路９により変調され、位相変調信号ＤR1（図２（Ｂ））
としてマグネツトドライブ回路１０に供給される。また
上述したようにレーザは記録領域を一定温度に保つよう
に、例えば連続一定パワーＰｗを発生する（図２
（Ｄ））。
相変調回路９で記録基本クロツクＣＬＫを４値に変調す
る例を図２に示す。まず基本記録クロツクＣＬＫ（図２
（Ａ））は、記録すべきデータＤR0に従つて基本クロツ
クのエツジを微小に変化させ多値デイジタル位相変調回
路９により変調され、位相変調信号ＤR1（図２（Ｂ））
としてマグネツトドライブ回路１０に供給される。また
上述したようにレーザは記録領域を一定温度に保つよう
に、例えば連続一定パワーＰｗを発生する（図２
（Ｄ））。
【００１８】この状態で位相変調信号ＤR1に基づいてマ
グネツトドライブ回路１０で外部磁界発生用コイル１１
を駆動して、外部磁界を発生させ（図２（Ｃ））、デー
タを記録する。外部磁界は光磁気デイスク２の磁性膜が
十分磁化できる磁界の強さであり、外部磁界は図２
（Ｃ）において、記号「＋」で光磁気デイスク２が◎方
向に磁化され、記号「−」で×方向に磁化されるとす
る。
グネツトドライブ回路１０で外部磁界発生用コイル１１
を駆動して、外部磁界を発生させ（図２（Ｃ））、デー
タを記録する。外部磁界は光磁気デイスク２の磁性膜が
十分磁化できる磁界の強さであり、外部磁界は図２
（Ｃ）において、記号「＋」で光磁気デイスク２が◎方
向に磁化され、記号「−」で×方向に磁化されるとす
る。
【００１９】実際上発生し得る全てのパルス位置ｔ＝ｔ
0 、ｔ1 、ｔ2 、ｔ3 及びＴ／２＋ｔ0 、Ｔ／２＋ｔ1
、Ｔ／２＋ｔ2 、Ｔ／２＋ｔ3 において形成される情
報ピツトを重ね合わせて書くと、図２（Ｅ）に示すよう
に、磁化方向が反転する境界、すなわち情報ピツトにお
いてエツジに基準位置からステツプ的に、記録すべきデ
ータに従い微小な変位を与えて、エツジ位置変調による
デイジタル記録ができる。
0 、ｔ1 、ｔ2 、ｔ3 及びＴ／２＋ｔ0 、Ｔ／２＋ｔ1
、Ｔ／２＋ｔ2 、Ｔ／２＋ｔ3 において形成される情
報ピツトを重ね合わせて書くと、図２（Ｅ）に示すよう
に、磁化方向が反転する境界、すなわち情報ピツトにお
いてエツジに基準位置からステツプ的に、記録すべきデ
ータに従い微小な変位を与えて、エツジ位置変調による
デイジタル記録ができる。
【００２０】このような光磁気記録方法では、記録領域
をレーザ光で一定温度に保ちながら、情報を持つエツジ
の位置は変調磁界の反転の位置で決定される。このため
書き込もうとするデータの前のデータの位置によつて熱
干渉を受けることなく、通常の光磁気デイスクでオーバ
ーライトできる。磁界変調方式の光磁気デイスクを用い
るのでオーバーライト可能な光強度変調方式に比べて
も、構造の簡単な単層膜で光磁気デイスクを構成でき
る。
をレーザ光で一定温度に保ちながら、情報を持つエツジ
の位置は変調磁界の反転の位置で決定される。このため
書き込もうとするデータの前のデータの位置によつて熱
干渉を受けることなく、通常の光磁気デイスクでオーバ
ーライトできる。磁界変調方式の光磁気デイスクを用い
るのでオーバーライト可能な光強度変調方式に比べて
も、構造の簡単な単層膜で光磁気デイスクを構成でき
る。
【００２１】以上の構成によれば、光磁気デイスク２に
予め記録された基準クロツクに同期し、かつ記録しよう
とするデータＤR0の基本クロツクと同じ周波数の記録基
本クロツクＣＬＫを生成し、記録しようするデータＤR0
に応じて記録基本クロツクＣＬＫの位相を微小にずらし
た位相変調信号ＤR1を生成し、光磁気デイスク２上の記
録領域が一定温度になるようレーザ光を照射しながら、
位相変調信号ＤR1に応じて外部磁界を変調して、データ
ＤR0を光磁気デイスク２に記録するようにしたことによ
り、情報ピツトのエツジ位置変調によつてデータＤR0を
記録する際に、簡易な構成で確実に記録し得る。
予め記録された基準クロツクに同期し、かつ記録しよう
とするデータＤR0の基本クロツクと同じ周波数の記録基
本クロツクＣＬＫを生成し、記録しようするデータＤR0
に応じて記録基本クロツクＣＬＫの位相を微小にずらし
た位相変調信号ＤR1を生成し、光磁気デイスク２上の記
録領域が一定温度になるようレーザ光を照射しながら、
位相変調信号ＤR1に応じて外部磁界を変調して、データ
ＤR0を光磁気デイスク２に記録するようにしたことによ
り、情報ピツトのエツジ位置変調によつてデータＤR0を
記録する際に、簡易な構成で確実に記録し得る。
【００２２】また上述の実施例においては、光磁気デイ
スク２上にエンボスピツト等のプリピツトでクロツク情
報が予め記録されている場合について述べたが、クロツ
ク情報に限らず、トラツキング情報やセクタ、アドレ
ス、絶対時間等の位置情報をエンボストピツトで形成す
るようにしても良く、またエンボスピツトに限らずプリ
グルーブで光磁気デイスク上に予め記録するようにして
も良い。
スク２上にエンボスピツト等のプリピツトでクロツク情
報が予め記録されている場合について述べたが、クロツ
ク情報に限らず、トラツキング情報やセクタ、アドレ
ス、絶対時間等の位置情報をエンボストピツトで形成す
るようにしても良く、またエンボスピツトに限らずプリ
グルーブで光磁気デイスク上に予め記録するようにして
も良い。
【００２３】さらに上述の実施例においては、本発明を
光磁気デイスクでなるデイスク状記録媒体に記録基本ク
ロツクのエツジ位置を記録データに応じてステツプ状に
シフトさせて磁界変調記録した場合について述べたが、
記録媒体の形状はこれに限らず、カード形状やテープ形
状の記録媒体等種々の光磁気記録媒体の光磁気記録方法
及び光磁気記録装置に広く適用して好適なものである。
光磁気デイスクでなるデイスク状記録媒体に記録基本ク
ロツクのエツジ位置を記録データに応じてステツプ状に
シフトさせて磁界変調記録した場合について述べたが、
記録媒体の形状はこれに限らず、カード形状やテープ形
状の記録媒体等種々の光磁気記録媒体の光磁気記録方法
及び光磁気記録装置に広く適用して好適なものである。
【００２４】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、光磁気記
録媒体に予め記録された基準クロツクに同期し、かつ記
録しようとするデータの基本クロツクと同じ周波数の記
録基本クロツクを生成し、記録しようするデータに応じ
て記録基本クロツクの位相を微小にずらした記録信号を
生成し、光磁気記録媒体上の記録領域が一定温度になる
ようレーザ光を照射しながら、記録信号に応じて外部磁
界を変調して、データを光磁気記録媒体に記録するよう
にしたことにより、情報ピツトのエツジ位置変調によつ
てデータを記録する際に、簡易な構成で確実に記録し得
る光磁気記録方法及び光磁気記録装置を実現できる。
録媒体に予め記録された基準クロツクに同期し、かつ記
録しようとするデータの基本クロツクと同じ周波数の記
録基本クロツクを生成し、記録しようするデータに応じ
て記録基本クロツクの位相を微小にずらした記録信号を
生成し、光磁気記録媒体上の記録領域が一定温度になる
ようレーザ光を照射しながら、記録信号に応じて外部磁
界を変調して、データを光磁気記録媒体に記録するよう
にしたことにより、情報ピツトのエツジ位置変調によつ
てデータを記録する際に、簡易な構成で確実に記録し得
る光磁気記録方法及び光磁気記録装置を実現できる。
【図１】本発明の光磁気記録方法及び光磁気記録装置に
よる光磁気デイスク装置を示すブロツク図である。
よる光磁気デイスク装置を示すブロツク図である。
【図２】図１の光磁気デイスク装置の記録動作の説明に
供するタイミングチヤートである。
供するタイミングチヤートである。
【図３】従来の光磁気デイスクにおけるエツジ位置変調
による高密度記録方法の説明に供するタイミングチヤー
トである。
による高密度記録方法の説明に供するタイミングチヤー
トである。
【図４】図３の高密度記録方法で記録された光磁気デイ
スクの再生方法の説明に供するタイミングチヤートであ
る。
スクの再生方法の説明に供するタイミングチヤートであ
る。
１……光磁気デイスク装置、２……光磁気デイスク、３
……スピンドルサーボ回路、４……スピンドルモータ、
５……ピツクアツプ、６……レーザパワーコントロール
回路、７……復調復号回路、８……ＰＬＬ回路、９……
多値デイジタル位相変調回路、１０……マグネツトドラ
イブ回路、１１……外部磁界発生用コイル、１２……サ
ーボ回路、１３……ＥＣＣ付加変調回路。
……スピンドルサーボ回路、４……スピンドルモータ、
５……ピツクアツプ、６……レーザパワーコントロール
回路、７……復調復号回路、８……ＰＬＬ回路、９……
多値デイジタル位相変調回路、１０……マグネツトドラ
イブ回路、１１……外部磁界発生用コイル、１２……サ
ーボ回路、１３……ＥＣＣ付加変調回路。
Claims (2)
- 【請求項１】光磁気記録媒体に予め記録された基準クロ
ツクに同期し、かつ記録しようとするデータの基本クロ
ツクと同じ周波数の記録基本クロツクを生成し、 記録しようする上記データに応じて上記記録基本クロツ
クの位相を微小にずらした記録信号を生成し、 上記光磁気記録媒体上の記録領域が一定温度になるよう
レーザ光を照射しながら、上記記録信号に応じて外部磁
界を変調して、上記データを上記光磁気記録媒体に記録
するようにしたことを特徴とする光磁気記録方法。 - 【請求項２】光磁気記録媒体に予め記録された基準クロ
ツクに同期し、かつ記録しようとするデータの基本クロ
ツクと同じ周波数の記録基本クロツクを生成するクロツ
ク生成手段と、 記録しようする上記データに応じて上記記録基本クロツ
クの位相を微小にずらした記録信号を生成する記録信号
生成手段と、 上記光磁気記録媒体上の記録領域が一定温度になるよう
レーザ光を照射しながら、上記記録信号に応じて外部磁
界を変調して、上記データを上記光磁気記録媒体に記録
する光磁気記録手段とを具えることを特徴とする光磁気
記録装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16626394A JP3503764B2 (ja) | 1994-06-24 | 1994-06-24 | 光磁気記録方法及び光磁気記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16626394A JP3503764B2 (ja) | 1994-06-24 | 1994-06-24 | 光磁気記録方法及び光磁気記録装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH087387A true JPH087387A (ja) | 1996-01-12 |
| JP3503764B2 JP3503764B2 (ja) | 2004-03-08 |
Family
ID=15828146
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16626394A Expired - Fee Related JP3503764B2 (ja) | 1994-06-24 | 1994-06-24 | 光磁気記録方法及び光磁気記録装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3503764B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001001409A1 (fr) * | 1999-06-28 | 2001-01-04 | Fujitsu Limited | Support d'enregistrement magnetique et optique, procede et dispositif de reproduction d'un enregistrement magnetique et optique |
| JP2019080197A (ja) * | 2017-10-25 | 2019-05-23 | パイオニア株式会社 | 通信システム及び通信装置 |
| JP2019080198A (ja) * | 2017-10-25 | 2019-05-23 | パイオニア株式会社 | 通信装置、通信システム及び通信方法 |
-
1994
- 1994-06-24 JP JP16626394A patent/JP3503764B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001001409A1 (fr) * | 1999-06-28 | 2001-01-04 | Fujitsu Limited | Support d'enregistrement magnetique et optique, procede et dispositif de reproduction d'un enregistrement magnetique et optique |
| US6577560B2 (en) | 1999-06-28 | 2003-06-10 | Fujitsu Limited | Magneto-optic recording medium in which magnetic partition tracks are removed for high track density |
| JP2019080197A (ja) * | 2017-10-25 | 2019-05-23 | パイオニア株式会社 | 通信システム及び通信装置 |
| JP2019080198A (ja) * | 2017-10-25 | 2019-05-23 | パイオニア株式会社 | 通信装置、通信システム及び通信方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3503764B2 (ja) | 2004-03-08 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR910001275B1 (ko) | 정보 기록 재생 방법 및 광 디스크 기록 재생 장치 | |
| EP0578227B1 (en) | High density recording method for magneto-optical disc and magneto-optical recording and reproducing apparatus | |
| JP3558168B2 (ja) | 光学式情報再生装置 | |
| WO1998043241A1 (fr) | Dispositif de reproduction et d'enregistrement d'informations et circuit de detection de marques de reference | |
| JPH10134519A (ja) | 変調装置および復調装置とそれらの方法 | |
| JP3503764B2 (ja) | 光磁気記録方法及び光磁気記録装置 | |
| JPH0676399A (ja) | 光磁気記録方法、その記録装置およびその再生装置 | |
| US6587410B1 (en) | Recording/reproducing apparatus and method that can record/reproduce a signal properly, and to correct phase difference between control/driving signals to appropriate laser of magnetic drive circuit | |
| JP2776822B2 (ja) | 光ディスクの記録再生方法及びその装置 | |
| JP3036240B2 (ja) | 情報の記録再生制御方法 | |
| JP3813181B2 (ja) | 外部クロック発生装置及びデータ再生装置 | |
| US6295253B1 (en) | Magnetooptical disk unit capable of recording or reproducing signals having different domain lengths under the same conditions, signal recording method and signal reproducing method | |
| JPH0785307B2 (ja) | 光デイスク記録再生装置 | |
| JP2844810B2 (ja) | 光磁気記録再生装置 | |
| JP2861998B2 (ja) | 光ディスク記録再生方法及び装置 | |
| JPWO2002035528A1 (ja) | 再生クロックの位相を調整可能な光ディスク装置および位相調整方法 | |
| JPH08153349A (ja) | デイジタルデータ記録方法、デイジタルデータ記録装置、デイジタルデータ記録再生装置 | |
| JP3339841B2 (ja) | 記録／再生方式 | |
| JPH06176430A (ja) | 光磁気記録再生装置 | |
| JP3669450B2 (ja) | 記録装置および記録方法 | |
| JP3359054B2 (ja) | 光磁気情報記録再生装置 | |
| JPH06150549A (ja) | 光学式情報再生装置 | |
| JP3092523B2 (ja) | 光ディスク記録方法及び装置 | |
| JP2840685B2 (ja) | データ再生用クロック信号発生装置及びデータ再生装置 | |
| JP3588322B2 (ja) | 光磁気ディスク装置および記録方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20031204 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |