JPH0478823B2 - - Google Patents

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JPH0478823B2
JPH0478823B2 JP62265291A JP26529187A JPH0478823B2 JP H0478823 B2 JPH0478823 B2 JP H0478823B2 JP 62265291 A JP62265291 A JP 62265291A JP 26529187 A JP26529187 A JP 26529187A JP H0478823 B2 JPH0478823 B2 JP H0478823B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crankshaft
bearing
crankcase
engine
cap
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP62265291A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01110836A (ja
Inventor
Mitsuru Arai
Katsuzo Iwazawa
Kenji Kitajima
Nobuyuki Mogi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Niigata Engineering Co Ltd
Original Assignee
Niigata Engineering Co Ltd
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Publication date
Application filed by Niigata Engineering Co Ltd filed Critical Niigata Engineering Co Ltd
Priority to JP26529187A priority Critical patent/JPH01110836A/ja
Publication of JPH01110836A publication Critical patent/JPH01110836A/ja
Publication of JPH0478823B2 publication Critical patent/JPH0478823B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
    • F02F7/00Casings, e.g. crankcases or frames

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、吊メタル構造のクランクケースにお
いて、軸受の外されたクランク軸をクランクケー
ス内の所定支持位置で回転自在に支えることがで
きるクランク軸の点検要具に関するものである。
[従来の技術] 例えば船舶の主機関に使用される中速・低速機
関においては、クランクシヤフトの支持・軸受構
造として台板を用いたものが採用されてきた。第
5図及び第6図に示すように、このような機関は
クランクケース1の下端面に台板2をテンシヨン
ボルト3で固定した構造になつている。そして該
機関は、台板2の内部に設けられた支持部4と、
これに上側から固定されたキヤツプ5によつて、
クランク軸6をクランクケース1内において回動
自在に軸受・支持した構造を有している。このよ
うな構造によれば、機関に発生する爆発力・慣性
力等は台板2が支えることになる。ところが、最
近の機関では燃費や出力の向上に伴つてこれらの
作用力も増大しており、これは機関の設計上厳し
い条件になつている。従つて、基本的構造は前述
のままで、肉厚の増加等によつて剛性の向上を図
ろうとすれば、機関重量が過大となつてしまい、
コスト面からも不利になつてしまう。
このような課題を解決するため、すでに小形高
速機関においては、下端面が開放されたクランク
ケース内にクランク軸を吊下げて支持する吊メタ
ル構造が採用されている。第3図及び第4図は、
吊メタル構造のクランクケースの示す断面図であ
る。このクランクケース7は底面側が開放されて
おり、図示はしないがこの底面側にオイルパンが
設けられるようになつている。クランクケース7
内の下半部には、所定の間隔で複数箇所にアーチ
形の軸受リブ8がそれぞれ形成されている。この
軸受リブ8の上方部分は、クランク軸9の軸受部
10の上半部となるもので、その半円筒形の内周
面には半リング形状の割メタル8aが装着されて
いる。また、軸受リブ8の上方部分には、支持さ
れるクランク軸9をはさむように一対の植込スタ
ツド11,11が固設されている。また各軸受リ
ブ8の下方には、クランクケース7の対向する両
壁部を水平に貫通する各一対の横ボルト孔12,
12がそれぞれ設けられており、各横ボルト孔1
2の内端は軸受リブ8の内方に突出したボス13
になつている。
そして、この軸受リブ8の割メタル8aには下
方からクランク軸9の主軸が係合し、さらに半リ
ング形状の割メタル14aを有する軸受部材とし
てのキヤツプ14が、固設されている。即ち、こ
のキヤツプ14には前記植込スタツド11,11
に対応する一対のスタツド孔15,15が設けら
れており、該キヤツプ14はこのスタツド孔15
を植込スタツド11に挿通されて前記軸受リブ8
に下側から当接している。そして、スタツド孔1
5から突出した植込スタツド11にナツト16を
しめつけることにより、キヤツプ14と軸受リブ
8はクランク軸9をはさんで一体に固定されてい
る。また、キヤツプ14の両側面には、ねじ孔1
4bがそれぞれ設けられており、このねじ孔14
bが水平な横ボルト孔12の前記ボス13に当接
している。そしてこの横ボルト孔12には横ボル
ト17が挿入されており、該横ボルト17は前記
キヤツプ14のねじ孔14bにねじ込まれてキヤ
ツプ14の位置を確実に固定している。
即ちクランク軸9は、クランクケース7の軸受
リブ8に取付けられた軸受部10の下半部となる
キヤツプ14によつてクランクケース7内に吊下
げられた構造になつている。
[発明が解決しようとする問題点] 以上説明したような吊メタル構造の機関によれ
ば、比較的軽量で所期の剛性を確保することがで
きるが、この構造を中・大形機関に採用した場
合、例えば船舶等の定期点検時にクランク軸及び
主軸受部品の分解点検が困難になるという問題点
があつた。即ち、このような構造でクランク軸の
全周面を検査するには軸受部品を外さなければな
らないが、吊られた重量の重いクランク軸をクラ
ンクケース内で一度落してしまうと、クランクケ
ース底面に設けられた貧弱なオイルパンでは対応
不可能であつたり、あるいは復旧に大変な手間が
かかつてしまう。このような事情から、特に重量
型の低速機関においては、吊メタル構造の採用に
なかなか踏切れなかつた。
[発明の目的] 吊メタル構造の機関においてクランク軸の表面
を簡単にもれなく検査できるようにするため、ク
ランク軸をクランクケース内の軸受支持位置に回
動自在に下側から支持できる点検要具を提供する
ことを目的としている。
[問題点を解決するための手段] 本発明に係るクランク軸の点検要具は、軸受部
の上半部をなすクランクケースの軸受リブに軸受
部の下半部をなす軸受部材を下側から固定してク
ランク軸を回動自在に支持する吊メタル構造のク
ランクケースにおけるクランク軸の点検要具にお
いて、軸受部材から外された軸受部の下方におい
て該軸受部材の固定手段を用いてクランクケース
に着脱自在に取り付けられるとともに、クランク
軸の周囲に下方から少くとも2点で接触して軸受
部材の外されたクランク軸を回動自在に支持する
複数のローラを具備することを特徴としている。
[作用] 本発明の点検要具は、ローラによつてクランク
軸を下方から少くとも2点で支えるので、この点
検要具を複数個用いれば、軸受部材をすべて取外
しても、クランク軸はクランクケース内で落下す
ることなく基の位置で回動自在に支えられる。
[実施例] 本発明の一実施例を第1図及び第2図によつて
説明する。この点検要具は、吊メタル構造の機関
におけるクランク軸の点検に有用なものであり、
前記ボス13,13間に取外し自在に固定され
て、軸受部材すべてが取外された状態にあるクラ
ンク軸9を基のままの位置で回動自在に支持する
ことができるものである。第1図及び第2図に示
すように、クランクケース7の前記ボス13,1
3の間には、前記キヤツプ14の固定に用いられ
る横ボルト17を利用して、略角棒状の軸受台2
0が、水平状態でねじ固定されている。この軸受
台20の前面に形成されて一対の凹部20a,2
0aには、前記一対の植込スタツド11,11が
嵌入しており、さらに軸受台20の前面にボルト
止めされた板21によつてこの植込スタツド1
1,11は軸受台20と一体になつている。即
ち、この軸受台20は、吊メタル構造のクランク
ケース7に既設の2種類の植込スタツド11、及
び横ボルト17によつて、クランクケース7側に
確実に取付けられている。そして、この軸受台2
0には上下に貫通した一対のねじ孔20b,20
bが設けられており、各ねじ孔20bには下端面
からジヤツキボルト22がそれぞれねじ込まれて
先端を上面側に突出させている。次に、前記軸受
台20の上面には軸受23が載設されている。第
2図に示すように、この軸受23は、前記ジヤツ
キボルト22,22の先端に係合する一対の凹部
24a,24aが設けられた座板24と、座板2
4の上面に固設された一対の支持板25,25
と、座板24の後端面に固設されて前記軸受台2
0の後面に引掛る係止板26とを有している。一
対の支持板25,25の間には、適当な間隔をお
いて2本のローラ軸27,27が同じ高さで平行
に設けられている。そして両ローラ軸27,27
には各1個のローラ28がそれぞれ回動自在に設
けられている。また前記各ローラ軸27の一方の
軸端にはグリースニツプル29が設けられてい
て、このグリースニツプル29は図示しない注油
孔を介してローラ軸27の周面に設けられた油溝
27aに連通している。なお、以上の構成におい
て、この点検要具をクランクケース7に取付けた
場合、クランクケース7側に軸受されたクランク
軸9の主軸に対し、前記一対のローラ28,28
が下側から接触するか、もしくは若千の間隔をあ
けてクランク軸9の下方にローラ28,28が位
置するようになつている。
次に吊メタル構造の機関において、前記点検要
具を用いて行なうクランク軸9の点検作業につい
て簡単に説明する。
まず、少くとも2箇所のキヤツプ14を外す。
この状態では、クランク軸9は他の箇所で軸受部
10によつてクランクケース7側に取付けられて
おり、クランクケース7内における支持位置は変
つていない。そして、キヤツプ14を外した前記
2箇所に前記点検要具をそれぞれ取付け、各ジヤ
ツキボルト22を調整することによつて各要具の
ローラ対をクランク軸9に下側から接触させる。
そして最後に、残りのキヤツプ14をすべて取外
す。このようにすれば、クランク軸9は少くとも
2組のローラ対上に回動自在に載置された状態と
なるから、クランク軸9をターニングさせれば、
クランク軸9の全周面をもれなく検査することが
できる。またクランク軸9の支持は回動自在のロ
ーラ対によつているから、当該支持部分のクラン
ク軸表面を傷つける心配はない。また以上の説明
では、2組の要具を用いてクランク軸9の両端を
支持したが、クランク軸が特に重く、3個所以上
で支持する必要がある場合には、3組以上の要具
を使用してもさしつかえない。
[発明の効果] 本発明に係るクランク軸の点検要具によれば、
吊メタル構造の機関において、クランク軸をクラ
ンクケース内の所定の支持位置で回動自在に下側
から支えることができ、クランク軸の位置は元の
ままで機関側の軸受部材をすべて取外すことがで
きるので、同機関におけるクランク軸の全面検査
を容易に行なうことができるという効果がある。
このため、例えば重量型の低速機関等においても
吊メタル構造を採用できるようになつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す正面図、第2
図は同実施例の断面図、第3図は吊メタル構造の
機関を示す一部切欠正面図、第4図は第3図のV
−V切断線における断面図、第5図は台板を有す
る従来の機関の断面図、第6図は同機関の一部切
欠側面図である。 7……クランクケース、8……軸受リブ、9…
…クランク軸、10……軸受部、14……軸受部
材としてのキヤツプ、28……ローラ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 軸受部の上半部をなすクランクケースの軸受
    リブに軸受部の下半部をなす軸受部材を下側から
    固定してクランク軸を回動自在に支持する吊メタ
    ル構造のクランクケースにおけるクランク軸の点
    検要具において、 軸受部材が取り外された軸受部の下方において
    該軸受部材の固定手段を用いてクランクケースに
    着脱自在に取り付けられるとともに、クランク軸
    の周面に下方から少なくとも2点で接触して軸受
    部材の外されたクランク軸を回動自在に支持する
    複数のローラを具備することを特徴とするクラン
    ク軸の点検要具。
JP26529187A 1987-10-22 1987-10-22 クランク軸の点検要具 Granted JPH01110836A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26529187A JPH01110836A (ja) 1987-10-22 1987-10-22 クランク軸の点検要具

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JP26529187A JPH01110836A (ja) 1987-10-22 1987-10-22 クランク軸の点検要具

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JPH01110836A JPH01110836A (ja) 1989-04-27
JPH0478823B2 true JPH0478823B2 (ja) 1992-12-14

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JP26529187A Granted JPH01110836A (ja) 1987-10-22 1987-10-22 クランク軸の点検要具

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0887536B1 (de) * 1997-06-25 2003-01-02 Wärtsilä Schweiz AG Verfahren zur Inspektion einer Lagerschale und Verfahren zum Ausbau einer Schubstange bei Grossdieselmotoren, Werkzeugsatz hierfür, sowie Grossdieselmotor mit eingebautem Werkzeugsatz
US7315362B2 (en) * 2005-05-18 2008-01-01 Sears Brands, Llc. System and method for inspecting a mower

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5856474Y2 (ja) * 1979-04-12 1983-12-26 株式会社池貝 内燃機関の支持装置

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