JPS5856474Y2 - 内燃機関の支持装置 - Google Patents

内燃機関の支持装置

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JPS5856474Y2
JPS5856474Y2 JP4923179U JP4923179U JPS5856474Y2 JP S5856474 Y2 JPS5856474 Y2 JP S5856474Y2 JP 4923179 U JP4923179 U JP 4923179U JP 4923179 U JP4923179 U JP 4923179U JP S5856474 Y2 JPS5856474 Y2 JP S5856474Y2
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JP
Japan
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engine
support
support device
internal combustion
crankshaft
Prior art date
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Application number
JP4923179U
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JPS55156887U (ja
Inventor
実 高木
Original Assignee
株式会社池貝
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は舶用或いは発電用高速ディーゼル機関等の内
燃機関を設備場所に据付ける場合の支持装置に関する。
一般に高速ディーゼル機関におけるクランク軸及びその
軸受の装架方法は機関本体の下部にオイルパン側から下
向きにボルトにより締着して軸承する所謂バンガーベア
リング形式を採用している。
この様な形式の機関をオーバーホールする際には従来機
関全体を機関台より取り外して機関室外に搬出してから
行っており、従つてその付帯工事に多額の経費が掛かる
上オーバーホールの所要工数が増加するなどの欠点があ
り、高速デ゛イーゼル機関を使用する場合特に舶用機関
の場合に問題となることがあった。
この考案の目的は如上の様な欠点を解決するため機関の
据付位置においてオーバーホールを行うことのできる改
良された内燃機関の支持装置を提供することである。
以下この考案を図面に基づいて説明する。
先づ第1A及び第1B図に示す従来の内燃機関の支持装
置においては、内燃機関1と減速逆転機又は発電機など
の被駆動機械2とがそれぞれの機枠本体の対向する端部
に一体的に形成された円板状のフランジカップリング3
を複数のボルト4により締着して一体的に直結され、第
1A図の右側に当る機関の自由端部に一対の取付脚5を
固着し、図の左側に当る機関の負荷側は直結した被駆動
機械の機枠両側に一対の取付脚6を固着して設は装置全
体が合計4個の取付脚に載置されて機関台7上に据付け
られている。
この様な機関の支持装置であるとその据付位置において
前述のバンガーベアリング形式の機関のクランク軸及び
その軸受を点検し必要に応じて部品の交換などを行なう
ことができないので前述の如く機関全体を機関室外に搬
出後に作業を行なわなければならない。
次に第2図乃至第5図に示すこの考案の一実施例の内燃
機関の支持装置の構成を説明すると、第2図の左側の機
関負荷側には被駆動装置2の機枠に一対の取付脚6を固
着して設けることは第1図の従来の場合と同様であるが
、機関1の自由端側はその端面に取付脚8を固着しこの
取付脚8を載置して支持する支持台9を機関1のクラン
ク軸の回転中心Cを中心として機関1と共に回動可能に
支持基台12に軸承して機関1の自由端側支持装置20
を構成し、更に機関1の負荷側には被駆動機械2と直結
される7ランジカツプリング3に近接してオーバーホー
ルの場合には機関1の外周下部を少なくとも2個所でロ
ーラ支持する一対の補助支持装置21を追設し、オーバ
ーホールに先だって先づフランジカップリング3を連結
する複数のボルト4を総て取り外して機関1と被駆動機
械との結合を解き、次いで機関1のみを据付位置におい
て支持装置20及び21に支持された状態のままでクラ
ンク軸の回転中心Cを回動中心として約180°回動し
て反転させることを特徴とするものである。
この支持装置の反転機構を更に詳細に述べると第3A図
、第3B図に示すように機関1の自由端側支持装置20
では機関1の端面にボルトにより締着された取付脚8を
載置して固着する支持台9は、この支持台9に軸端部を
一体的に固着して突設した回動軸10により機関1のク
ランク軸回転中心線と同心に回動し得る様に支持基台1
2の軸受11により軸承されており、機関台7上に据付
けられた支持基台12の軸受11より突出した回動軸1
0の先端部にはウオーム歯車13が固着されている。
一方支持基台12の上部にはウオーム歯車13と噛合す
るウオーム14が回転自在に軸承されており、このウオ
ーム14の一方の軸端に連結されたウオーム駆動装置1
5により回転駆動される様にし他方の軸端には手動調整
用のハンドル16が着脱自在に設けられている。
機関1の運転中は支持台9は2本の位置決めボルト17
により支持基台12に強固に締結されており振動による
変位を防止し機関1は運転位置に位置決めされている。
機関1のオーバーホール時にはこのボルト17を緩めて
抜き取る事により支持台9は回動可能の状態となる。
内燃機関は使用目的に応じてクランク軸の自由端より種
種の補機を駆動するための回転力を取り出す場合が多い
ので、これに備えて図示の如く回動軸10を中空として
この中を貫通してクランク軸端に固設した補機駆動軸1
8を回転自在に装架しその先端に設けたカップリング1
9に補機を接続して駆動することができる。
第4A図、第4B図は機関1の負荷側に配設した一対の
補助支持装置21を示したもので、3は機関1と被駆動
機械2との機枠に設けられ複数の連結ボルト4により一
体的に直結するフランジカップリングで、クランク軸の
回転中心と同心の大径の円板状に形成されており端面に
近接する円板外周に環状溝22を削設して、機関1のオ
ーバーホール時にはこの環状溝22に揺動して嵌挿され
る少くとも2個のローラ23により機関1の負荷側をク
ランク軸中心Cの位置を保って転勤支持できるように構
成されている。
機関1の運転時には先端にローラ23を回転自在に装着
した揺動腕24と一体に形成したレバー26をハンドル
27の操作により支軸25を中心として回動ローラ23
を環状溝22の機関支持位置Hから離れた下方の退避位
置りに揺動退避して保持せしめ、機関1の支持は被駆動
機械2の機枠に固設された第2図に示す一対の取付脚6
により行なわれる。
ローラ23を装着した揺動腕24は支軸25を介してク
ランク軸中心Cの下方対称位置にあって機関台7上に固
設された一対の補助基台28に揺動可能に軸承され従っ
てローラ23は上述の如く支持位置Hと退避位置りとの
間を揺動してそれぞれの位置に位置決めされる。
次にこの考案による前述の様な構成の機関のオーバーホ
ール時の作用について説明すると、先づ一対の補助支持
装置21のハンドル27を操作して揺動腕24先端のロ
ーラ23を退避位置りから外して支持位置Hに揺動して
位置決めすると、機関1は負荷側で支持し得る状態とな
る。
次いでフランジカップリング3の連結ボルト4を総て取
り外して被駆動機械2との直結を解き、更に機関自由端
側の支持装置20において位置決めボルト17を抜き取
って支持基台12と支持台9との接続を解くことにより
、機関1は回動し得る状態となるのでウオーム駆動装置
15を起動するとウオーム14、ウオーム歯車13、回
動軸10を経て支持台9に回転力が伝達され機関1はク
ランク軸中心Cを中心として低速で回動し始める。
機関1の負荷側は前述のようにフランジカップリング3
の外周下側で環状溝22に嵌挿されて支持位置Hにある
2個のローラ23により転動可能に支持されているので
機関1は両端を支持装置20及び補助支持装置21とに
支持されたまま据付位置にあってクランク軸中心Cを中
心として軽快に回動することが可能となる。
なお機関1の回動に先だって機関本体に装着される過給
機、ポンプ、冷却器排気管、潤滑油配管等の付属装置及
びシリンダヘッド29、オイルパン30等は分解除去し
ておくことは当然である。
機関1を約180°回動して反転せしめると第5図に示
す如くハンガーベアリング31が上向きとなりボルト3
2を緩めてハンガーベアリング31を取り外してもクラ
ンク軸33は落下することなく機関1に支承されたまま
であるのでクランク軸33を安全に上方に外すことがで
き引き続いて連接棒、ピストンを作業し易い角度に機関
1を傾動させて引き抜くことかで゛きる。
以上述べた如く本考案による内燃機関の支持装置により
運転中は機関がその運転位置に強剛に支持固着され、オ
ーバーホール時には据付位置にあって機関全体をそのク
ランク軸回転中心を中心として機動或いは手動手段によ
り回動する機能を備えた支持装置により反転することか
゛できるので、従来困難であった高速ディーゼル機関の
機関室の据付位置における分解点検修理か可能となるの
みならず、オーバーホールが完了すれば機関を直ちに正
規の運転位置に回動復帰して位置決め後フランジカップ
リングを介して被駆動機械と直結接続すれば良〈従来多
大の工数を要した機関室外への搬出穴に伴う機関の芯出
し作業を省略することができる等の優れた効果を奏する
ものであり、特に従来の高速テ゛イーゼル機関の最大の
欠点であった船舶内オーバーホールを達成することか゛
できる。
【図面の簡単な説明】
第1A図は従来の内燃機関の支持装置による据付配置図
、第1B図はその負荷側から見た据付図、第2図は本考
案による内燃機関の支持装置の全体図、第3A図は第2
図の機関自由端側支持装置の拡大正面図、第3B図は第
3A図のIII−III線に沿う拡大側面図、第4A図
は第2図の機関負荷側補助支持装置の拡大正面図、第4
B図は第4A図のIV−IV線に沿う拡大側面図、第5
図はオーバーホールの説明図である。 1・・・・・・内燃機関、2・・・・・・被駆動機械、
3・・・・・・フランジカップリング、6・・・・・・
取付脚、12・・・・・・支持基台、15・・・・・・
ウオーム駆動装置、20・・・・・由由端側支持装置、
21・・・・・・負荷側補助支持装置、23・・・・・
・ローラ、28・・・・・・補助基台、33・・・・・
・クランク軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被駆動機械と直結して運転される内燃機関の支持装置で
    あって、前記機関の自由端部を支持する支持台、この支
    持台に固着した回動軸を前記機関のクランク軸と同心に
    軸承する支持基台、この支持基台に配設され前記支持台
    を機関運転位置に締着する手段並びに前記支持台の回、
    動軸を介して前記機関をオーバーホール位置に回動する
    手段よりなる自由端側の支持装置と、前記クランク軸と
    同心の円板状に形成した前記機関の負荷直結端部の外周
    下部を係脱自在に支持するローラを備えた一対の負荷側
    の補助支持装置と、前記被駆動機械に固設した一対の取
    付脚とを備えてなり、前記機関を据付位置においてオー
    バーホール可能に支持することを特徴とする内燃機関の
    支持装置。
JP4923179U 1979-04-12 1979-04-12 内燃機関の支持装置 Expired JPS5856474Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP4923179U JPS5856474Y2 (ja) 1979-04-12 1979-04-12 内燃機関の支持装置

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JP4923179U JPS5856474Y2 (ja) 1979-04-12 1979-04-12 内燃機関の支持装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55156887U JPS55156887U (ja) 1980-11-11
JPS5856474Y2 true JPS5856474Y2 (ja) 1983-12-26

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ID=29288371

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JP4923179U Expired JPS5856474Y2 (ja) 1979-04-12 1979-04-12 内燃機関の支持装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01110836A (ja) * 1987-10-22 1989-04-27 Niigata Eng Co Ltd クランク軸の点検要具

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JPS55156887U (ja) 1980-11-11

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