JPH0478782A - 自転車用ブレーキレバー装置 - Google Patents

自転車用ブレーキレバー装置

Info

Publication number
JPH0478782A
JPH0478782A JP19230990A JP19230990A JPH0478782A JP H0478782 A JPH0478782 A JP H0478782A JP 19230990 A JP19230990 A JP 19230990A JP 19230990 A JP19230990 A JP 19230990A JP H0478782 A JPH0478782 A JP H0478782A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brake
brake lever
rotation
inner wire
center
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19230990A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshimasa Yamazaki
敏正 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maeda Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Maeda Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Maeda Kogyo Co Ltd filed Critical Maeda Kogyo Co Ltd
Priority to JP19230990A priority Critical patent/JPH0478782A/ja
Publication of JPH0478782A publication Critical patent/JPH0478782A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Flexible Shafts (AREA)
  • Mechanical Control Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本願発明は自転車用ブレーキレバー装置に関する。
【従来の技術】
一般に、自転車のブレーキ装置は、第9図に示すような
、ブレーキレバー装置2と、第10図に示すようなブレ
ーキ本体3とを、インナワイヤWlとこれに套挿される
アウタワイヤW2とからなるブレーキワイヤWによって
連結して構成されている。上記ブレーキレバー装置2は
ハンドルパー1に取り付けられる一方、ブレーキ本体3
はフレームの退部に取り付けられる。 上記ブレーキレバー装置2は、第9図に示すように、基
部4に形成された環状クランプ部5をハンドルパー1の
グリップ部の近傍に套挿する等してハンドルパー1に対
して取り付けられる中空状ブレーキブラケット6と、こ
のブレーキブラケット6の中空部7の左右壁8a、8b
に掛は渡されたレバー軸9を中心として基端部10が回
動可能に支持されたブレーキレバー11とを備えて大略
構成される。そして、ブレーキ本体3から導かれてきた
上記ブレーキワイヤWのアウタワイヤW2の端部は、ブ
レーキブラケット6の前端部に設けた調節ボルト12の
頭部止着孔13に差し込まれて止着される一方、上記ア
ウタワイヤW2の端部から引き出されたインナワイヤW
1は、上記止着孔13の底部から延びる貫通孔14を通
って上記ブレーキブラケット6の中空部7に導入され、
先端のニップル15が略し字状のブレーキレバーllの
中間部に止着される。 また、ブレーキ本体3は、たとえばキャリパブレーキに
おいては、第1θ図に示すように、車輪のリム!6を挟
んで対向し、ブレーキワイヤWを牽引操作することによ
って上記リム16を両側から挟圧する方向に揺動する一
対のブレーキアーム17.17を備え、上記各ブレーキ
アーム17゜17の先端部に上記リム16の側面に対向
するようにブレーキシュー18.18が取り付けられて
いる。上記ブレーキシュー18.18は、ブレーキアー
ム17,17に対する取り付は手段を備えたシューホル
ダー19.19と、このシューホルダー19.19に基
部を嵌合保持されるゴム製のブレーキブロック20.2
0とを備える。上記ブレーキブロック20.20は、そ
の制動面20a。 20aがリム16の表面と所定隙間りを開けて平行に対
向するように上記シューホルダー19,19に取り付け
られる。 ブレーキレバー11を制動方向(矢印P方向)に回動操
作すると、インナワイヤwlの先端のニップル15も上
記レバー軸9を中心として同方向に回動し、インナワイ
ヤwlがブレーキブラケット6に止着されたアウタワイ
ヤW2から引き出されてインナワイヤW2とアウタワイ
ヤW2との間に軸方向に相対動が与えられ、このブレー
キワイヤWの相対動が上記ブレーキアーム17.17を
上記ブレーキシュー18.18がリム16に近接する制
動方向に揺動させ、各ブレーキブロック20.20が車
輪のリム16を挟圧して車輪を制動するのである。
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記ブレーキブロック20.20の制動面2
0a、20aとリムlの表面との間の隙間り、 hは、
ブレーキの性能、とくにブレーキの応答性を高めるため
にできる限り小さく設定するのが好ましい。 ところが、上記両隙間り、hを、小さく、しかもリム1
6の両側において均一に設定することは困難であり熟練
を要する作業である。また、車輪の制動を繰り返すと、
上記ブレーキブロック20゜20の制動面20 a、 
 20 aが摩耗して上記隙間りが広がってくる。さら
に、上記インナワイヤWlには、制動操作時に強大な引
っ張り力が作用するため、次第に伸びが生じ、上記ブレ
ーキブロック20.20の制動面20a、20aとリム
16との間の隙間りがさらに広がる。このため、上記ブ
レーキブロック20.20の制動面20a、20aとリ
ム16の表面との間には、必要以上の隙間りが形成され
てしまうことが多い。 ブレーキブロック20.20の制動面20a。 20aとリム16表面との間の上記隙間り、 hが大き
くなると、ブレーキブロック20.20の制動面20a
、20aをリム16の表面に当接させるまでに、上記隙
間りの分ブレーキレバー11を余分に回動させる必要が
ある。したがって、制動をかけるためのブレーキレバー
11の回動操作量が大きくなり、ブレーキの応答性が悪
くなる。このため、急ブレーキに対応できなくなる恐れ
が生じて危険である。 また、ブレーキ1/バー11の回動操作範囲が大きくな
るために、ハンドルパー1とブレーキレバ11の操作ア
ーム部21の間隔も広くなり、操作アーム部2Iに手が
届きにくくなるという問題が生じる。 上記問題を解決するために、ブレーキレバー110回動
軸9とインナワイヤw1の正着点22との距離を大きく
し、ブレーキレバー11の回動量に対してインナワイヤ
W1の牽引量を大きくすることも考えられるが、そうす
ると、制動力が低下し、またブレーキレバー11と操作
アーム部21との間が広がるt:め、かえってブレーキ
の操作性が低下してしまうという問題が発生する。 本願発明は、上述の事情のもとで考え出されたものあっ
て、上記従来の問題を解決し、車輪の制動を行うまでの
ブレーキレバーの回動量を減少させ、しかも、制動効果
を低下させることのないブレーキレバー装置を提供する
ことをその課題とする。
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本願発明では、次の技術的
手段を講している。 すなわち、本願の請求項1に記載した発明は、ブレーキ
ブラケットと、これに対して基部が回動可能に支持され
たブレーキレバーとを備え、インナワイヤとこれに套挿
されるアウタワイヤとからなるブレーキワイヤのアウタ
ワイヤの端部を上記ブレーキブラケットに止着するとと
もに、上記アウタワイヤの端部から延びるインナワイヤ
の端部を上記ブレーキレバーに止着してなる自転車用ブ
レーキレバー装置において、 上記ブレーキレバーは、その回動量に応じて、その回動
中心と上記インナワイヤの止着点との間の距離が変化す
るようにブレーキブラケットに支持されていることを特
徴とする。 また、本願の請求項2に記載した発明は、制動効果を発
揮しない回動操作範囲における上記ブレーキレバーの回
動中心と上記インナワイヤの正着点との間の距離を、制
動効果を発揮しうる回動操作範囲における上記ブレーキ
レバーの回動中心と上記インナワイヤの止着点との間の
距離より長く設定したことを特徴とする。 さらに、本願の請求項3に記載した発明は、上記ブレー
キレバーが、制動効果を発揮しない回動操作範囲の回動
中心となる第一の回動中心と、制動効果を発揮しうる回
動操作範囲の回動中心となる第二の回動中心とを備え、
上記第一の回動中心と上記インナワイヤ止着点との間の
距離を、上記第二の回動中心と上記インナワイヤ止着点
との間の距離より長く設定したことを特徴とする。
【発明の作用および効果】 本願発明に係るブレーキレバーは、その回動量に応じて
、その回動中心とインナワイヤの止着点との間の距離が
変化するようにブレーキブラケットに対して支持されて
いる。 一般に、ブレーキレバー装置は、いわゆるてこの原理に
よって、インナワイヤを牽引操作するものであり、回動
中心がてこの支点に、操作アーム部がてこの力点に、そ
してインナワイヤの止着点がてこの作用点となる。した
がって、ブレーキレバーの回動中心とインナワイヤの止
着点との間の距離を変化させると、インナワイヤを牽引
するために必要な操作アーム部の操作力および操作アー
ム部の回動量に対するインナワイヤの牽引量が変化する
。 すなわち、ブレーキレバーの回動中心とインナワイヤの
止着点との間の距離を大きくすると、てこの支点と作用
点との間の距離が大きくなることから、操作アーム部の
回動量に対するインナワイヤの牽引量が増加する一方、
その牽引力は低下する。逆に、ブレーキレバーの回動中
心とインナワイヤの正着点との間の距離を小さくすると
、てこの支点と作用点との間の距離が小さくなるため、
操作アーム部の回動量に対するインナワイヤの牽引量が
減少する一方、その牽引力は増大する。 本願発明は上記ブレーキレバーの原理に着目したもので
あり、ブレーキレバーの回動中心とインナワイヤの止着
点との間の距離を、その回動量に応じて連続的にあるい
は段階的に変化させることにより、ブレーキレバーの回
動操作を効率よく行い、ブレーキレバーの性能および操
作性を向上させるものである。 通常、ブレーキレバーの回動操作において、制動効果を
発揮しない回動操作範囲がその大部分を占める。したが
って、制動効果を発揮しない回動操作範囲におけるブレ
ーキレバーの回動中心とインナワイヤの止着点との間の
距離を、制動効果を発揮しうる回動操作範囲における上
記ブレーキレバーの回動中心と上記インナワイヤの止着
点との間の距離より長く設定すると以下に説明する効果
を得ることができる。 すなわち、制動効果を発揮しない回動操作範囲において
は、上記ブレーキレバーの回動中心とインナワイヤの止
着点との間の距離が大きくなることから、操作アーム部
の回動操作量に対するインナワイヤの牽引量が増加する
。一方、上記回動操作範囲においては、操作アーム部の
操作力が増加するとともに牽引力が低下するか、制動効
果を発揮しない領域であるため問題は生じない。この結
果、ブレーキレバーか、制動効果を発揮しうる回動領域
に達するまでのブレーキレバーの回動操作量を減少させ
ることが可能となり、ブレーキの応答性が格段に向上す
る。 一方、制動効果を発揮しうる回動操作範囲においては、
上記ブレーキレバーの回動中心とインナワイヤの止着点
との距離が短くなることから、インナワイヤに対する牽
引力が増加し、制動力が増加してブレーキ性能が向上す
る。この結果小さな回動操作力によって大きな制動力を
得ることができるとともに、微妙なブレーキコントロー
ルを行うこうとも可能となる。 さらに、全体としてブレーキレバーの回動操作範囲を減
少させることができるため、操作アーム部とハンドルパ
ーのグリップ部との間隔を小さく設定することが可能と
なり、手指がブレーキレバーに掛かりに(いという問題
も解消し、ブレーキレバー装置の操作性が大幅に向上す
る。
【実施例の説明] 以下、本願発明の実施例を第1図ないし第8図に基づい
て具体的に説明する。なお、従来例と同等の部材には同
一の符号を付しである。 第1図ないし第5図に本願発明の第一の実施例を示す。 第一の実施例に係るブレーキレバー装置23は、第1図
に示すように、樹脂等で一体形成されたブレーキブラケ
ット24と、このブレーキブラケット24の中空部7に
おいて基端部lOが回動可能に支持されるブレーキレバ
ー26とを備える。 上記ブレーキブラケット24は、基部4に形成された環
状クランプ部5をハンドルパー1のグリップ部の近傍に
套挿し、図示しない挟圧ネジ等によって締め付は保持さ
せることにより、ハンドルパー1に対して取り付けられ
ている。また、上記ブレーキブラケッ、ト24の先端部
前壁には、中空部7に連通するねじ穴27が形成されて
おり、このネジ穴27にはアウタワイヤW2の一端を保
持する調節ボルト12がねじ込まれている。 上記ブレーキレバー26は、上記ブレーキブラケット2
4の中空部7に収容され、後に説明するように、上記ブ
レーキブラケット24の左右壁8a、8bに設けた二つ
の支軸25a、25bを介し、これらが選択的に回動中
心となるように支持される基端部lOと、上記基端部l
Oからほぼ直交状に延出形成され、ハンドルパー1と所
定の間隔を開けて配置される操作アーム部21とを備え
た略し字状をしており、この略り字屈曲部近傍に、イン
ナワイヤwlの先端のニップル15を係止するニップル
係止孔28が設けられている。 第7図に示すブレーキ本体3から導かれてきたブレーキ
ワイヤWのアウタワイヤW2の端部は、上記調節ボルト
12の頭部止着孔13に差し込まれることによって、ブ
レーキブラケット24に対して止着される一方、上記ア
ウタワイヤW2の端部から引き出されたインナワイヤw
lは、上記調節ボルト12の止着孔13の底部から反対
側に貫通する貫通孔14および上記ねじ穴27を経てブ
レーギブラケット24の中空部7に導入され、先端のニ
ップル15が上記ニップル係止孔28に係止されること
により、ブレキレバー26に対して止着されている。 上述した操作アーム部21を制動方向(矢印P方向)に
回動操作すると、インナワイヤW1の先端のニップル1
5も、上記ブレーキレバー26とともに同方向に回動し
、インナワイヤwlかブレーキブラケット24に止着さ
れたアウタワイヤW2から引き出されて、インナワイヤ
wlとアウタワイヤW2との間に軸方向の相対動が与え
られ、このブレーキワイヤWの相対動によってブレーキ
本体3が作動させられるのである。 さて、本実施例係るブレーキレバー装置23においては
、ブレーキブラケット24の中空部7に設けた二つの支
軸25a、25bが選択的にブレーキレバー26の回動
中心となり、ブレーキレバー26の回動範囲によって、
その回動中心とインナワイヤwlの止着点22との間の
距離か変化するように構成される。 すなわち、第1図および第2図に示すように、第一の支
軸25aは、ブレーキブラケット24の基端側において
、第二の支軸25bは、ブレーキブラケット24の先端
側において、それぞれ中空部7の左右壁8a、Bb間を
掛は渡すようにして固定されている。 一方、上記ブレーキレバー26の基端部10には、上記
第一の支軸25aが通挿される第一のガイド孔29aと
、上記第二の支軸25bか通挿される第二のガイド孔2
9bとが形成される。上記第一のガイド孔29aは、上
記第二のガイド孔29bの第2図左端(第二の回動中心
0.)を中心とする所定中心角(β)の円弧状となって
おり、第二のガイド孔29bは、第一のガイド孔29a
の第2図左端(第一の回動中心0□)を中心とする所定
中心角(α)の円弧状となっている。 ff11図および第2図は、ブレーキレバー26の非操
作時での状態を示しており、このとき、ブレーキレバー
26は、ブレーキ本体側の戻しバネによって図の反時計
回り方向の弾性モーメントを受けているため、第一の支
軸25aについては第一のガイド孔29aの左端(0,
)に、第二の支軸25bについては第二のガイド孔29
bの右端に当接させられる。 次に、上記のレバー非操作時の状態からブレーキレバー
26を制動方向、すなわち、第1図および第2図の時計
回り方向に回動操作する場合について考える。 この場合、ブレーキレバー26は、第一の支軸25aを
中心としてのみ回動可能であって、第二の支軸25b中
心として回動することはできない。 第一の支軸25aは、上記第一の回動中心01に位置し
ており、この第一の回動中心OIを中心としてブレーキ
レバー26が時計回り方向に回動しようとしたとき、第
二の支軸25bが問題なく第二のガイド孔29b内をス
ライドできるか、第一のガイド孔29aは上記第二の支
軸25bを中心とする円弧と一致していないため、ブレ
ーキレバー26が第二の支軸25bを中心として時計回
り方向に回動しようとしても、第一の支軸25aが第一
のガイド孔り9a内をスライドすることができないから
である。 上記第一の支軸25aを中心としだ回動は、第3図に示
すように、第二の支軸25bか第二のガイ)・孔29b
の左端、すなわち第二の回動中心O3に一致するまで続
く。 そして、さらにブレーキレバー26を図の時計回り方向
に回動させようとすると、ブレーキレバー26は、上記
第二〇回動中心0.にある第二の支軸25bを中心とし
て回動することができる。 上記第一のガイド孔29aは、第二の回動中心0゜を中
心とする円弧状となっているため、第一の支軸25aが
この第一のガイド孔り9a内をスライドできるからであ
る。そして、このような第二の支軸25bを中心とする
ブレーキレバー26のの回動は、第4図に示すように、
第一の支軸25aが第一のガイド孔29aの右端に当接
するまで続く。 一方、ブレーキレバー26に対する操作力を緩めると、
インナワイヤwlによってブレーキレバ−26に伝達さ
れるブレーキ本体3の戻しバネの弾力により、上記と逆
の経過をたどってブレーキレバー25は、第1図の非操
作状態に戻る。 上記のように、本実施例におけるブレーキレバー26は
、非操作時からの回動初期(非操作時からの回動角αま
での範囲)においては、第一の回動中心01を中心とし
て回動し、非操作時からの回動終期(非操作時からの回
動角がαを越える範囲)においては、第二〇回動中心O
8を中心として回動するのである。 ところで、上記第一の回動中心O1からインナワイヤ止
着点22までの距離は、上記第二の回動中心O1からイ
ンナワイヤ止着点22までの距離より長い。したがって
、第一の回動中心01を中心とする初期回動操作におい
ては、インナワイヤwlの牽引量を稼ぐことができ、第
二の回動中心01を中心とする終期回動操作においては
、より大きなインナワイヤwlの牽引力を得ることがで
きる。 たとえば、上記第一の回動中心01を中心とする初期回
動操作によって、ブレーキ本体3におけるブレーキブロ
ック20が、リム】6に当接するまでの作動を行わせ、
上記第二の回動中心O2を中心とする終期回動操作によ
って上記ブレーキブロック20によるリム16に対する
制動力付与作動を行わせるようにすると、ブレーキレバ
ー26の全体としての回動範囲をそれほど大きくとらな
くても、ブレーキブロック20のリム16への近接作動
、ないしこれに続くリム!6に対する制動作動を効率的
になしうる。これにより、ブレーキレバー26の操作に
対するブレーキ本体3の制動作動応答性が非常に改善さ
れるのである。 第6図ないし第8図に本願発明の第二の実施例を示す。 これらの図に示すブレーキレバー装置は、ブレーキレバ
ー26を中間リンク部材30を介してブレーキブラケッ
ト24に支持することにより、上記中間リンク部材30
の両端部に設けられ、上記ブレーキブラケットおよびブ
レーキレバーを連結する二つの支軸31a、31bが、
選択的に上記ブレーキレバー26の回動中心0+、Os
となるように構成されている。そして、第一の実施例と
同様に、ブレーキレバー26の回動範囲によって、その
回動中心とインナワイヤwlの止着点22との間の距離
が変化するように構成されている。 上記中間リンク部材30は、ブレーキブラケット24の
中空部7の内側において互いに略平行に対向する左右壁
部32a、32bと、この左右壁部32a、32bの一
側に設けられ、上記左右壁部32a、32bを所定F[
l’Jiを開けて一体的に連結する連結壁部33とを備
える。上記左右壁部32a、32bの基端側には、上記
ブレーキブラケット24の左右壁8a、8bに掛は渡し
状に設けられた第一の支軸31aに通挿される貫通孔3
4が設けられる一方、上記左右壁部32a、32bの先
端側には、この左右壁部32a、32bに掛は渡すよう
にして上記ブレーキレバー26を支持する第二の支軸3
1bが設けられている。また、上記連結壁部33の基端
には、上記中間リンク部材30の時計回り方向の回動を
規制する回動阻止片35が突出形成されている。 一方、上記ブレーキブラケット24の中空部7には、そ
の左右壁8a、8bに掛は渡し状に設けられた第一の支
軸31aと、上記連結壁部33の外側が当接して上記中
間リンク部材30の反時計回り方向の回動を規制する第
一の回動阻止部36と、上記回動阻止片35が当接して
中間リンク部材30の時計回り方向の回動を規制する第
二の回動阻止部37とを備える。 上記構成によって、上記中間リンク部材30は、上記連
結壁部33と上記第一の回動阻止部36とが当接する回
動位置と、上記回動阻止片35と第二の回動阻止部37
とが当接する回動位置との間の回動範囲において回動し
うるように、上記第一の支軸31aに支持されている。 なお、第6図において、符号3Bで示すネジは、先端部
を上記連結壁部33に当接させることにより、上記中間
リンク部材30の反時計回り方向の回動位置を調節する
調節ネジである。 ブレーキレバー26は、その基端部10の左右壁39a
、39bに貫通形成した支持孔4oを、上記中間リンク
部材30の左右壁部32a、32bに掛は渡し状に設け
た第二の支軸31bに套挿することにより、上記中間リ
ンク部材30に対して回動可能に支持される。また、上
記ブレーキレバー26の基端部内縁には、上記中間リン
ク部材30の連結壁部33の内側に当接して、上記ブレ
ーキレバー26の上記中間リンク部材30に対する反時
計回り方向の回動を規制する当接片41か形成されてい
る。 さらに、上記中間リンク部材30の内側において、上記
第一の支軸31aに、第一のコイルバネ42が套挿され
ており、その一端42aがブレーキブラケット24の中
空部底面に係止される一方、他端42bが上記中間リン
ク部材30の連結壁部33の内側に係止されることによ
り、上記中間リンク部材30が、第一の支軸31aを中
心として反時計回り方向へ弾力付勢されている。一方、
上記第二の支軸31bには、第二のコイルバネ43が套
挿され、その一端43aが中間リンク部材30の左右壁
部32a、32bに掛は渡し状に設けられた係止軸部4
4に係止される一方、他端43bが上記ブレーキレバー
26の上記当接片41の内側に係止されており、上記プ
レーキレ/(−26が、第二の支軸31bを中心として
反時計回り方向へ弾力付勢されている。なお、上記第二
のコイルバネ43の弾力は、上記第一のコイルバネ42
の弾力より大きく設定されている。 第6図はブレーキレバー26の非操作時での状態を示し
ている。このとき、ブレーキレバー26および中間リン
ク部材30は、ブレーキ本体側の戻しバネ、上記第一の
コイルバネ42、および上記第二のコイルバネ43によ
って、図の反時計回り方向の弾性モーメントを受けてい
るため、上記中間リンク部材30の連結壁部33外側が
、上記ブレーキブラケット24の第一〇回動阻止部36
に当接するとともに、上記ブレーキレバー26の当接片
41が、上記中間リンク部材30の連結壁部33の内側
に当接している。 次に、上記ブレーキレバー26の非操作時の状態から、
ブレーキレバー26を制動方向、すなわち、第6図の時
計回り方向く矢印P方向)に回動操作する場合について
考える。 この場合、上記第一の支軸31aに套挿され上記リンク
部材30を反時計回り方向へ付勢する第一のコイルバネ
42の弾力が、上記第二の支軸31bに套挿され上記ブ
レーキレバー26を反時計方向回り方向へ付勢する第二
のコイルバネの弾力より小さいため、ブレーキレバー2
6は上記中間リンク部材30と一体的に、上記第一の支
軸31aを中心(第一の回動中心0.)として時計回り
方向へ回動する。この第一の支軸31aを回動中心とし
た回動は、第7図に示すように、上記リンク部材30の
連結壁部基端に設けた回動阻止°片35が、上記ブレー
キブラケット24の第二の回動阻止部37に当接するま
で続く。 そして、さらにブレーキレバー26を図の時計回り方向
に回動させようとすると、上記リンク部材30の回動が
上記第二〇回動阻止部37によって規制されるため、第
8図に示すように、ブレーキレバー26は、上記第二の
コイルバネ43の弾力に抗して上記第二の支軸31bを
中心(第二の回動中心0.)として回動させられる。 一方、ブレーキレバー26の操作力を緩めると、上イン
ナワイヤwlによってブレーキレバー26に伝達される
ブレーキ本体の戻しバネの弾力、上記第二のコイルバネ
43の弾力および上記第一のコイルバネ42の弾力によ
って、ブレーキレバー26は、上記と逆の過程をたどっ
て第1図の非操作状態に戻る。 上述したように、第二の実施例に係るブレーキレバー装
置においても、非操作時からの回動初期においては、第
一の回動中心01を中心として回動し、非操作時からの
回動終期においては第二の回動中心O2を中心として回
動する。しかも、第一の回動中心01からインナワイヤ
止着点22までの距離は、上記第二の回動中心0.から
インナワイヤ止着点22までの距離より長い。したがっ
て、本実施例においても、上記第一〇回動中心01を中
心とする初期回動操作においては、インナワイヤwlの
牽引量を稼ぐことができる一方、第二〇回動中心0.を
中心とする終期回動操作においては、より大きなインナ
ワイヤW1の牽引力を得ることができ、上記第一の実施
例で得られた効果と同様の効果を得ることができる。 本願発明は、上述の実施例に限定されることはない。実
施例においては、二つの回動中心(010、)を備える
ブレーキレバー装置を示したが、偏心カム等を利用して
、ブレーキレバーの回動中心がブレーキレバーの回動に
つれて連続的に変化するように構成することもできる。 また、他の手段によってブレーキレバーの回動中心と、
インナワイヤの止着点との距離を変化させることも可能
である。 また、第一の実施例においては、ブレーキブラケット2
4の左右壁8a、8bに一対の支軸25a、25bを設
ける一方、ブレーキレバー26に一対のガイド孔29a
、29bを形成したが、第5図に示すように、ブレーキ
レバー26の基端部lOの左右壁10a、10bに両件
側に突出する支軸30a、30bをそれぞれ設けるとと
もに、ブレーキブラケット24の左右壁8a、8bにガ
イド孔31a、31bを形成することもてきる。 この場合、第一のガイド孔31aは、第二のガイド孔3
1bの第5図右端(第二の回動中心Ot)を中心とする
所定中心角(β)の円弧状となっており、第二のガイド
孔31bは、第一のガイド孔31aの第5図右端(第一
の回動中心0.)を中心とする所定中心角(α)の円弧
状となっている。 したがって、本例においても上記実施例と同様に、ブレ
ーキレバー26は、非操作時からの回動初期においては
、第一の回動中心01を中心として回動し、非操作時か
らの回動終期においては、第二の回動中心0.を中心と
して回動する。 また、第二の実施例において、中間リンク部材30を弾
力付勢するために、第一のコイルバネ42を設けたが、
設けなくとも同様の効果を発揮することができる。 さらに、実施例においては、キャリパブレーキのブレー
キレバー装置に本願発明を適用したが、バンドブレーキ
、ディスクブレーキ等ブレーキワイヤWを用いる他のブ
レーキレバー装置に本願発明を適用することもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本願発明に係る第一の実施例の部努断面図、第
2図は第1図の要部の拡大図、第3図および第4図は本
願発明の詳細な説明するための部分断面図、第5図は第
一の実施例の変形例を示す断面図、第6図ないし第8図
は本願発明に係る第二の実施例を示す断面図、第9図は
従来のブレーキレバー装置の部分断面図、第10図はブ
レーキ本体の正面図である。 22・・・(インナワイヤの)止着点、24・・・ブレ
ーキブラケット、26・・・ブレーキレバー、W・・・
ブレーキワイヤ、wl・・・インナワイヤ、w2・・・
アウタワイヤ、01・・・第一の回動中心、0.・・・
第二の回動中心。 第2図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ブレーキブラケットと、これに対して基部が回動
    可能に支持されたブレーキレバーとを備え、インナワイ
    ヤとこれに套挿されるアウタワイヤとからなるブレーキ
    ワイヤのアウタワイヤの端部を上記ブレーキブラケット
    に止着するとともに、上記アウタワイヤの端部から延び
    るインナワイヤの端部を上記ブレーキレバーに止着して
    なる自転車用ブレーキレバー装置において、 上記ブレーキレバーは、その回動量に応じ て、その回動中心と上記インナワイヤの止着点との間の
    距離が変化するようにブレーキブラケットに支持されて
    いることを特徴とする、自転車用ブレーキレバー装置。
  2. (2)制動効果を発揮しない回動操作範囲における上記
    ブレーキレバーの回動中心と上記インナワイヤの止着点
    との間の距離を、制動効果を発揮しうる回動操作範囲に
    おける上記ブレーキレバーの回動中心と上記インナワイ
    ヤの止着点との間の距離より長く設定したことを特徴と
    する、請求項1に記載のブレーキレバー装置。
  3. (3)上記ブレーキレバーは、制動効果を発揮しない回
    動操作範囲の回動中心となる第一の回動中心と、制動効
    果を発揮しうる回動操作範囲の回動中心となる第二の回
    動中心とを備え、上記第一の回動中心と上記インナワイ
    ヤ止着点との間の距離を、上記第二の回動中心と上記イ
    ンナワイヤ止着点との間の距離より長く設定したことを
    特徴とする、請求項1に記載の自転車用ブレーキレバー
    装置。
JP19230990A 1990-07-19 1990-07-19 自転車用ブレーキレバー装置 Pending JPH0478782A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19230990A JPH0478782A (ja) 1990-07-19 1990-07-19 自転車用ブレーキレバー装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19230990A JPH0478782A (ja) 1990-07-19 1990-07-19 自転車用ブレーキレバー装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0478782A true JPH0478782A (ja) 1992-03-12

Family

ID=16289132

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19230990A Pending JPH0478782A (ja) 1990-07-19 1990-07-19 自転車用ブレーキレバー装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0478782A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006292049A (ja) * 2005-04-08 2006-10-26 Kawasaki Heavy Ind Ltd 車輌用変速機構
JP2010057919A (ja) * 2008-09-02 2010-03-18 Olympus Medical Systems Corp 操作機構及び医療機器
JP2013190919A (ja) * 2012-03-13 2013-09-26 Nifco Inc レバー装置
US8777839B2 (en) 2008-09-02 2014-07-15 Olympus Medical Systems Corp. Shock absorbing mechanism and medical instrument
JP2017073978A (ja) * 2015-10-13 2017-04-20 株式会社大進 高枝鋏

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006292049A (ja) * 2005-04-08 2006-10-26 Kawasaki Heavy Ind Ltd 車輌用変速機構
JP2010057919A (ja) * 2008-09-02 2010-03-18 Olympus Medical Systems Corp 操作機構及び医療機器
US8777839B2 (en) 2008-09-02 2014-07-15 Olympus Medical Systems Corp. Shock absorbing mechanism and medical instrument
JP2013190919A (ja) * 2012-03-13 2013-09-26 Nifco Inc レバー装置
JP2017073978A (ja) * 2015-10-13 2017-04-20 株式会社大進 高枝鋏

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2624916B2 (ja) キャリパーブレーキとユニット式連結部材
JPH01314683A (ja) 自転車用制御レバーの調節サポート
US5501301A (en) Bicycle brake arm having a brake shoe clearance adjusting mechanism
JPH1086881A (ja) 自転車用ブレーキ装置
JPH0478782A (ja) 自転車用ブレーキレバー装置
US4852698A (en) Side-pull type caliper brake
EP0010417B1 (en) Brake device for a cycle
EP1995149B1 (en) Tilt steering apparatus
JPH09328089A (ja) 自転車用ブレーキ装置
EP0791531B1 (en) Cantilever brake device
JPS5851460Y2 (ja) キヤリパ−ブレ−キのセンタ−調整装置
JPH0378311B2 (ja)
EP0554909B1 (en) Brake caliper support structure for a bicycle
JPH08119177A (ja) 自転車用ブレーキ装置とブレーキレバー
JPH0242555Y2 (ja)
US5865276A (en) Cantilever brake device
JPH0439100Y2 (ja)
KR0136576Y1 (ko) 휠 얼 라인먼트 센서의 고정장치
JPH0224713Y2 (ja)
JPS6131536Y2 (ja)
JP2566851Y2 (ja) サイドプル式キャリパーブレーキ
US5738188A (en) Brake apparatus having toe-in setting member between brake shoe and clamping mechanism for use for cycle
JP2002180427A (ja) 道路標識支柱固定装置
JPS633916Y2 (ja)
JP3064340U (ja) 自転車用のブレ―キ装置