JPH0478677B2 - - Google Patents
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- JPH0478677B2 JPH0478677B2 JP17244090A JP17244090A JPH0478677B2 JP H0478677 B2 JPH0478677 B2 JP H0478677B2 JP 17244090 A JP17244090 A JP 17244090A JP 17244090 A JP17244090 A JP 17244090A JP H0478677 B2 JPH0478677 B2 JP H0478677B2
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- slag
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Landscapes
- Soil Conditioners And Soil-Stabilizing Materials (AREA)
- Fertilizers (AREA)
Description
<産業上の利用分野>
本発明は現在はその利用が十分ではない製鉄、
製鋼スラグを有効に活用し、土壌改良材を造る方
法に関するものである。 <従来の技術> 最近酸性雨による植物の被害、ゴルフ場に於け
る農薬の被害など色々な自然破壊が問題となつて
いる。 一方製鉄、製鋼スラグは完全には利用されてお
らず、その廃棄場所にも困つている現状である。
しかし、これらのスラグ類は、下記第1表にも示
す如く石灰、硅酸の2成分が主なもので他にアル
ミナ、マグネシア、鉄、マンガン等植物の生育に
は有効成分ばかり含んでおり、有害となるものは
殆どない。
製鋼スラグを有効に活用し、土壌改良材を造る方
法に関するものである。 <従来の技術> 最近酸性雨による植物の被害、ゴルフ場に於け
る農薬の被害など色々な自然破壊が問題となつて
いる。 一方製鉄、製鋼スラグは完全には利用されてお
らず、その廃棄場所にも困つている現状である。
しかし、これらのスラグ類は、下記第1表にも示
す如く石灰、硅酸の2成分が主なもので他にアル
ミナ、マグネシア、鉄、マンガン等植物の生育に
は有効成分ばかり含んでおり、有害となるものは
殆どない。
【表】
現にこれらスラグは適当に粉砕されて、珪鉄肥
料や副産石灰等として利用されているのが現状で
ある。 しかるにこれらスラグは上記第1表にも併記し
如く、吸水性が小さく、保水性に欠ける為その肥
効が十分に発揮されないという欠点がある。 <発明が解決しようとする課題> 本発明は上述した如く、成分的には植物の生育
に有効成分を含むが保水性にかけるが為にそれを
有用に活用しきれないスラグに対し多孔質セラミ
ツクスを組み合わせることにより全体として保水
性に富む土壌改良材を提供することを目的とす
る。 <課題を解決する為の手段> 上記本発明の目的は、次の如き手段によつて解
決出来る。即ち、耐火粘土15〜30重量%、残部微
粉砕した製鉄、製鋼スラグからなる混合物を焼成
し、多孔質にするスラグよりの土壌改良材の製造
方法である。 ここで、用いるスラグ中に酸化鉄など焼成時に
ガス発生を伴う成分を多く含む場合には、スラグ
に混合する物質としては耐火粘土のみでよいが、
酸化鉄などのガス発生成分をあまり含まないスラ
グの場合には焼成してその後にポアが出来る有機
質(例えばノコクズ等)を5重量%以下の範囲で
添加することもある。 耐火粘土を15〜30%重量の範囲で添加するの
は、15重量%未満では製品の粘結性に欠けると共
に焼成までの取扱中の粉化が起こり易いためで、
一方30重量%を越えるとスラグの分量を低め吸水
性も小となりすぎるからである。 又焼成条件については、スラグの成分、及びそ
の他物質の混合比にもよるが大体900〜1050℃で
行い、その後の冷却は任意でよい。 <作用> 本発明では、スラグに耐火粘土単味、又は耐火
粘土と有機質を添加し、焼成することにより、有
機質は勿論、スラグや耐火粘土中に含まれている
ガス化成分が放出された跡が微細な孔となり無数
に出来る。得られる製品は石灰分を多量に含んだ
多孔質の一種のセラミツクスの如きものとなる。 従つてその吸収率は30〜41%ともなり、一般的
なスラグが上記第1表に示した如く1.0〜6.0%で
あるのと比べると著しく吸水性に富むものであ
る。 又得られる製品の石灰分(CaO)は25〜35重量
%でありこれはアルカリ肥料として十分である。 <実施例> 以下本発明の実施例を示す。 この実施例は、電気炉スラグ68重量%、木節粘
土27重量%及び有機質としてのノコクズ5重量%
を、混合の後電気炉にて1000℃で30分間保持し、
その後徐冷した。 得られた製品の吸水率は40.8%、見掛気孔率は
55.9%、嵩比重は1.37であつた。 <発明の効果> 以上述べて来た如く、本発明によれば従来あま
り有効利用されてはいない製鉄、製鋼スラグに耐
火粘土、又は耐火粘土と有機質を加え、焼成とい
う簡単な操作で吸水性に富む製品を得ることが出
来、長期に酸性土壌の中和及び農薬の効果保持を
図ることが出来る。従つて農薬の使用回数を減少
させ農薬類の被害を少なくする効果を有する。 又本発明で得られる製品は多孔質であるので土
壌の乾湿を調整して、土中の微生物増殖の担体の
働きをするので、スラグが有する肥効成分と相乗
して、土壌を植物の生育に最適な条件に保つとい
う効果をも奏するものである。
料や副産石灰等として利用されているのが現状で
ある。 しかるにこれらスラグは上記第1表にも併記し
如く、吸水性が小さく、保水性に欠ける為その肥
効が十分に発揮されないという欠点がある。 <発明が解決しようとする課題> 本発明は上述した如く、成分的には植物の生育
に有効成分を含むが保水性にかけるが為にそれを
有用に活用しきれないスラグに対し多孔質セラミ
ツクスを組み合わせることにより全体として保水
性に富む土壌改良材を提供することを目的とす
る。 <課題を解決する為の手段> 上記本発明の目的は、次の如き手段によつて解
決出来る。即ち、耐火粘土15〜30重量%、残部微
粉砕した製鉄、製鋼スラグからなる混合物を焼成
し、多孔質にするスラグよりの土壌改良材の製造
方法である。 ここで、用いるスラグ中に酸化鉄など焼成時に
ガス発生を伴う成分を多く含む場合には、スラグ
に混合する物質としては耐火粘土のみでよいが、
酸化鉄などのガス発生成分をあまり含まないスラ
グの場合には焼成してその後にポアが出来る有機
質(例えばノコクズ等)を5重量%以下の範囲で
添加することもある。 耐火粘土を15〜30%重量の範囲で添加するの
は、15重量%未満では製品の粘結性に欠けると共
に焼成までの取扱中の粉化が起こり易いためで、
一方30重量%を越えるとスラグの分量を低め吸水
性も小となりすぎるからである。 又焼成条件については、スラグの成分、及びそ
の他物質の混合比にもよるが大体900〜1050℃で
行い、その後の冷却は任意でよい。 <作用> 本発明では、スラグに耐火粘土単味、又は耐火
粘土と有機質を添加し、焼成することにより、有
機質は勿論、スラグや耐火粘土中に含まれている
ガス化成分が放出された跡が微細な孔となり無数
に出来る。得られる製品は石灰分を多量に含んだ
多孔質の一種のセラミツクスの如きものとなる。 従つてその吸収率は30〜41%ともなり、一般的
なスラグが上記第1表に示した如く1.0〜6.0%で
あるのと比べると著しく吸水性に富むものであ
る。 又得られる製品の石灰分(CaO)は25〜35重量
%でありこれはアルカリ肥料として十分である。 <実施例> 以下本発明の実施例を示す。 この実施例は、電気炉スラグ68重量%、木節粘
土27重量%及び有機質としてのノコクズ5重量%
を、混合の後電気炉にて1000℃で30分間保持し、
その後徐冷した。 得られた製品の吸水率は40.8%、見掛気孔率は
55.9%、嵩比重は1.37であつた。 <発明の効果> 以上述べて来た如く、本発明によれば従来あま
り有効利用されてはいない製鉄、製鋼スラグに耐
火粘土、又は耐火粘土と有機質を加え、焼成とい
う簡単な操作で吸水性に富む製品を得ることが出
来、長期に酸性土壌の中和及び農薬の効果保持を
図ることが出来る。従つて農薬の使用回数を減少
させ農薬類の被害を少なくする効果を有する。 又本発明で得られる製品は多孔質であるので土
壌の乾湿を調整して、土中の微生物増殖の担体の
働きをするので、スラグが有する肥効成分と相乗
して、土壌を植物の生育に最適な条件に保つとい
う効果をも奏するものである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 耐火粘土15〜30重量%、残部微粉砕した製
鉄、製鋼スラグから成る混合物を焼成することを
特徴とするスラグよりの土壌改良材の製造方法。 2 耐火粘土15〜30重量%、有機質5重量%以下
(0を含まず)、残部微粉砕した製鉄、製鋼スラグ
から成る混合物を焼成することを特徴とするスラ
グよりの土壌改良材の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17244090A JPH0459889A (ja) | 1990-06-28 | 1990-06-28 | スラグよりの土壌改良材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17244090A JPH0459889A (ja) | 1990-06-28 | 1990-06-28 | スラグよりの土壌改良材の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0459889A JPH0459889A (ja) | 1992-02-26 |
JPH0478677B2 true JPH0478677B2 (ja) | 1992-12-11 |
Family
ID=15942026
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17244090A Granted JPH0459889A (ja) | 1990-06-28 | 1990-06-28 | スラグよりの土壌改良材の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0459889A (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100481372B1 (ko) * | 1997-12-16 | 2005-06-20 | 주식회사 포스코 | 전로슬래그를이용한산성토양중화재의제조방법 |
EP0952201A1 (en) * | 1998-04-24 | 1999-10-27 | Createrra Inc. | Organic compost modifier and modified organic compost modified by the same |
KR100601083B1 (ko) * | 2001-08-31 | 2006-07-14 | 주식회사 포스코 | 투수성이 우수한 토양개량재 제조방법 |
KR100903637B1 (ko) * | 2002-12-24 | 2009-06-18 | 재단법인 포항산업과학연구원 | 탄소질 함유 토양 개량재 및 그의 제조 방법 |
KR101007779B1 (ko) * | 2003-12-23 | 2011-01-14 | 재단법인 포항산업과학연구원 | 제강슬래그를 이용한 성형체 및 그의 제조방법 |
JP5010808B2 (ja) * | 2005-02-10 | 2012-08-29 | 株式会社大林組 | 土壌改良工法及び土壌改良材 |
JP5769920B2 (ja) * | 2009-10-27 | 2015-08-26 | Jfeスチール株式会社 | 土壌改良材 |
JP5940701B2 (ja) * | 2015-03-13 | 2016-06-29 | Jfeスチール株式会社 | 土壌改良材 |
CN112195028B (zh) * | 2020-09-30 | 2022-01-11 | 鞍钢集团矿业有限公司 | 一种碱化水稻土复合改良剂及改良方法 |
-
1990
- 1990-06-28 JP JP17244090A patent/JPH0459889A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0459889A (ja) | 1992-02-26 |
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