JPH0477774A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JPH0477774A
JPH0477774A JP2193495A JP19349590A JPH0477774A JP H0477774 A JPH0477774 A JP H0477774A JP 2193495 A JP2193495 A JP 2193495A JP 19349590 A JP19349590 A JP 19349590A JP H0477774 A JPH0477774 A JP H0477774A
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JP
Japan
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developing roller
toner
radius
developer
developing
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JP2193495A
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Kazuhiko Kikuchi
和彦 菊地
Shigeto Yoshida
成人 吉田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
[発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、電子写真装置や静電記録装置において、静電
潜像保持体に形成された静電潜像を可視化する現像装置
に関する。 (従来の技術) 一成分現像剤を用いる現像方法の一つとして、加圧現像
法(lspresslon Deveropsent)
が知られている。 この加圧現像法は、現像ローラの表面にブレードと呼ば
れるものの先端を圧接させることにより、その摩擦でト
ナーに電荷を付与して現像ローラの表面にトナー薄層を
形成することを一つの特徴としている。そのため磁性材
料が不要で装置の簡素化及び小型化が可能となり、トナ
ーのカラー化も容易となる等多くの利点を有している。 またこの加圧現像法を採用した現像装置において、ブレ
ードの圧接部には樹脂やゴム弾性体が通常用いられ、さ
らにこの圧接部は、現像ローラ表面に均一な厚さのトナ
ー層を形成する目的からアール形状とする場合が多い。 (発明が解決しようとする課題) しかしながら、このようにブレードの圧接部の形状をア
ールとした場合、その曲率半径が現像処理の良否に直接
の影響を及ぼす要素となる。 本発明はこのような課題を解決すべくなされたもので、
現像ローラの半径及び現像剤の平均粒子半径との関係か
ら、現像剤薄層形成手段の圧接部における半円状断面部
分の望ましい曲率半径の範囲を定め、これにより画像濃
度の低下や紙上刃ブリの増加等を押えて、長期の使用に
おいても画質の劣化が生じることのない現像装置の提供
を目的としている。 [発明の構成] (課題を解決するための手段) 第1の発明の現像装置は上記の目的を達成するために、
静電潜像保持体に対向して配置された現像ローラと、こ
の現像ローラの表面に現像剤薄層を形成する現像剤薄層
形成手段とを具備し、現像ローラの表面に形成された現
像剤薄層を静電潜像保持体に近接または接触させること
によって静電潜像を可視化する現像装置において、現像
剤薄層形成手段は、現像ローラの表面と現像剤を挟んで
圧接される半円状断面部分を持つ圧接部を有し、かつこ
の圧接部の半円状断面部分の曲率半径をr(mm) 、
現像ローラの半径をR(mm)とすると、 2≦R/r≦20 を満足することを特徴としている。 第2の発明の現像装置は上記の目的を達成するために、
静電潜像保持体に対向して配置された現像ローラと、こ
の現像ローラの表面に現像剤薄層を形成する現像剤薄層
形成手段とを具備し、現像ローラの表面に形成された現
像剤薄層を静電潜像保持体に近接または接触させること
によって静電潜像を可視化する現像装置において、現像
剤薄層形成手段は、現像ローラの表面と現像剤を挟んで
圧接される半円状断面部分を持つ圧接部を有し、かつこ
の圧接部の半円状断面部分の曲率半径を「(mm) 、
現像剤の平均粒子半径をrt(mm)とすると、 】00≦r / r t≦1000 を満足することを特徴としている。 (作 用) 本発明では、現像ローラの半径及び現像剤の平均粒子半
径との関係から、現像剤薄層形成手段の圧接部における
半円状断面部分の望ましい曲率半径の範囲を定めたので
、画像濃度の低下や紙上刃ブリの増加等を押えて、長期
の使用においても画質の劣化が生じることのない現像装
置を実現することが可能となる。 (実施例) 以下、本発明の実施例を図面を参照しながら詳細に説明
する。 第1図は本発明に係る一実施例の接触型−成分非磁性現
像装置(以下、単に現像装置と呼ぶ。)の全体構成を示
す断面図である。 同図に示すように、この現像装置10は、静電潜像保持
体である感光体ドラム11表面に形成された静電潜像の
上に現像剤である非磁性トナー(以下、単にトナーと呼
ぶ。)Aを転移させて静電潜像を可視化するための現像
ローラ]2と、トナーAを収容したトナー収容器13と
、このトナー収容器13内のトナーAを撹拌するミキサ
ー】4と、トナー収容器13内のトナーAを現像ローラ
12に供給するトナー供給ローラ15と、現像ローラ1
2表面にトナー薄層を形成するための現像剤薄層形成手
段であるブレード16とからその主要部が構成されてい
る。 次にこの現像装置10における現像プロセスについて説
明する。 トナー容器13内に収容されたトナーAは、ミキサー】
4により撹拌されつつトナー供給ローラ15の方向に送
られ、さらにこのトナー供給ローラ15により現像ロー
ラ12に供給される。ここで、トナーAは、回転する現
像ローラ12の表面との摩擦により負に帯電し現像ロー
ラ12の表面に静電的に吸着して搬送される。この後、
現像ローラ12表面に付着したトナーAは、ブレード1
6によりその搬送量が規制されて薄層化されると同時に
、現像ローラ12及びブレード16との摩擦により再び
摩擦帯電して緻密なトナー層となって搬送される。この
後、現像ローラ12の表面に付着したトナーAは、感光
体ドラム11との接触により感光体ドラム11表面の静
電潜像の上に転移する。これにより静電潜像が可視化さ
れる。転移しなかった現像ローラ12表面のトナーAは
、リカバリーブレード(マイラーフィルム)17を擦り
抜はトナー容器13内に戻る。 ところで、この実施例では、負帯電の有機感光体ドラム
]1を使用した反転現像方式を採用しているため、トナ
ーAとして負帯電性のトナーが用いられ、ブレード16
としてはトナーAを負帯電させやすい材質のものを使用
している。また感光体ドラム]1の表面電位は一550
Vであり、これに対して現像ローラ12の金属シャフト
12aへは、現像バイアス電位として一200Vが保護
抵抗を介して印加されるようになっている。また現像ロ
ーラ12は、感光体ドラム11の表面と常に1〜5mm
程度の接触幅(現像ニップ)を有しながら感光体ドラム
11の回転速度に対し約1〜4倍程度の速度で回転して
いる。 なお、上述の現像プロセスにおいて何らがの原因で現像
ローラ12からトナーAが落ちると本体装置内または転
写紙を汚してしまうため、本実施例では、トナーAを溶
着させるような可塑剤等からなるトナー溶着部材18を
現像装置1oの下部に取付けている。またこれにより、
現像装置1゜を上下反対に置いた場合でもトナーAの散
乱を防ぐことかできる。 上記のブレード16は、第1のブレードホルダ16a1
スペーサ16b及び第2のブレードホルダ16cにより
装置本体に支持されている。また19は第1のブレード
ボルダ16gに取付けられ、ブレード16の裏面との間
にモルトブレン等からなる発泡材20を挟持するための
バッフル板である。このようにバッフル板19とブレー
ド16の裏面との間に発泡材20を挟持することで、ト
ナー容器13からのトナーAの漏れやブレード16の振
動を防止している。 またこのブレード16は、その先端部分(チッ−1;’
162)で現像ローラ12の表面を適宜な力で押圧する
よう、回転軸21を支点として複数の圧縮スプリング2
2により常時付勢されている。これら圧縮スプリング2
2のバネ定数はブレード16(薄板バネ161)のバネ
定数よりも低いため、ブレード16のチップ162が摩
耗してもほとんどその加圧力に影響はない。 次に上述した現像ローラ12について詳細に説明する。 第2図は現像ローラ12を示す斜視断面図である。 この現像ローラ12に要求される特性としては、“導電
性及び弾性を有する”ということである。 これを満足する最も簡単な構成としては、例えば金属シ
ャフトの外周を導電性ゴムローラで覆ったもの等が挙げ
られるが、この実施例の現像方式では、トナーを現像ロ
ーラ12の表面に圧接させつつ搬送することから表面の
平滑性が要求される。 そこで、この実施例の現像ローラ12は、金属シャフト
12aの外周に、例えば導電性シリコンゴムやウレタン
ゴム等からなる弾性体層12bを設け、さらにこの弾性
体層12bの表面に導電性ポリウレタン系の導電層12
cを設けて二層構造としている。 弾性体層12bとしては、導電性のものとそうでないも
のが考えられるが、導電層12cに剥離や傷が生じる場
合を考慮して導電性のものの方が望ましい。 弾性体層12bのゴム硬度は、現像ローラ]2と感光体
ドラム11との間に適当なニップを得るための荷重や現
像ローラ12のトルクに直接影響を与える要素となる。 また、梱包時や長時間の放置によるJ l5K6301
に示される永久歪については、これが10%を越えると
画像に現像ローラ回転周期のムラが生じることが分って
いるので、弾性体層12bの圧縮歪は10%以下、望ま
しくは5%以下としなければならない。ゴム硬度と永久
歪との関係は一般にゴム硬度が高い程永久歪は小さくな
るという傾向があるので、材料と相互のバランスが重要
となる。 また、ここで無視できないことは、感光体ドラム11や
ブレード16との圧接により生じた現像ローラ12表面
の歪みの回復速度である。歪みを残したままの状態で現
像を行うと、濃度ムラ、地力ブリ等が発生しやすくなり
画質が大幅に劣化する。 その対策として、梱包時等、現像装置10を本体装置に
装着する前の状態においては、感光体ドラム]1及びブ
レード16を現像ローラ12から離した位置に保つ方法
が考えられる。 ところが、本体装置に現像装置]0を装着してトナーを
トナー容器13内に収容した後は、感光体ドラム11に
ついては非動作時に現像ローラ12から離れた位置に退
避させればよいが、ブレード16はトナー容器13内の
トナーをせき止める役割をも有しているので定位置から
動かすことはできない。 このため、ブレード16の圧接による現像ローラ12表
面の変形については、本体装置がレディー状態からファ
ーストプリントを開始する際の、現像ローラ12が回転
を開始してから実際に現像を開始するまでの時間内、例
えば10sec以内に残留歪みが10μm以下にまで回
復していることが要求される。 第3図は導電層12cの膜厚T(μm)か異なる3種類
の現像ローラを対象にそれぞれの残留歪みと回復時間と
の関係を示すグラフである。 同図から、残留歪み(μm)は、弾性体層12bが同じ
であれば導電層12Cの膜厚T(μm)に依存し、導電
層12cの膜厚Tが100μm以下であれば、上記の“
10sec以下で残留歪みが10μm以下”という条件
を満足することが分る。 また、導電層12cは、直接トナーや感光体ドラム11
と接触される面であるため、可塑剤、可硫剤、プロセス
オイル等のしみ出しによりトナーや感光体ドラム11表
面を汚染しないものに限り、その表面の平滑性について
は、最大表面粗さが3μm以下であることが望ましい。 それ以上になると表面の凸凹の模様が画像に現れやすく
なる。 この最大表面粗さが、3μm以下の導電層12cの平滑
度を実現する方法としては、弾性体層12bの上に十分
な膜厚の導電層12cを付けた後、後加工(研磨)によ
り所定の外径、表面粗さに仕上げる方法が考えられるが
、この方法だとコストが高くなる。そこで、後加工を要
することなく仕上げる方法が望まれるが、そのためには
弾性体層12bの表面粗さ、導電層12cの膜厚、及び
導電層12cを形成するための塗料の粘度を最適に選択
しなければならない。すなわち、塗料の粘度が低いもの
ほど、かつ弾性体層12bの表面粗さが大きいほど、導
電層12cの膜厚を太き(しなければならない。 また、導電層12cを形成するための塗料については、
弾性体層12b表面に塗料を塗布する方法に応じて、同
じ塗料でも希釈量を変化させて粘度を斐えなければなら
ない。 第4図乃至第6図にその代表的な導電層塗料の塗布方法
を示す。 第4図はスプレーによる塗布方法、第5図はディッピン
グによる塗布方法、第6図はナイフェツジによる塗布方
法である。 それぞれの方法における塗料の粘度は スプレー法〈ディッピング法≦ナイフェツジ法となり、
前起導電層12c表面の平滑度(最大表面粗さ3μm)
を実現するために必要な塗料の膜厚T(μm)は、弾性
体層12bの最大表面粗さをRz(μm)とすれば、ス
プレー法においてはT≧5XRz、ディッピング法及び
ナイフエッジ法においてはT≧3XRzを満足すれば可
能となる。 したかって、導電層12(の膜厚T(μm)は、本体装
置がレディー状態からファーストプリントを開始する際
の、現像ローラ12の回転開始がら現像開始までの時間
をt s (see)とすれば、0≦
【S≦10のとき 3XRz≦T≦100 を満足すれば、高品位な画像を維持することができ、か
つ低コストの現像ローラ12を実現できる。 また、導電層12cの材料自体の伸びもここでは無視で
きない点である。すなわち、これが50%以下では、導
電層12cは弾性体層12bの弾性変形に追従できず、
特に弾性変形の大きい両端部で亀裂が生じやすくなる。 さらに弾性体層12bの材料自体の伸びと導電層12c
の材料自体の伸びとの差も200以下、つまりそれぞれ
の伸びをLeSLlとすればILe−Lit≦200を
満足しなければ、同様に導電層12cに亀裂が生じてし
まい、また現像ローラ12の1回転内の濃度ムラが生じ
やすくなってしまう。 さらに、導電層12cはトナーを負帯電させることから
正に摩擦帯電しやすい材料が要求され、トナー搬送性に
も優れていなければならない。現像ローラ12の特性と
して、金属シャフト12aと導電層12cの表面との間
の抵抗については、現像バイアス電源と金属シャフト1
2aとの間に任意の抵抗値の抵抗を介在させて現像実験
を行うことで、現像ローラ表面の電位と抵抗値及び画像
との相関を得た。その結果を第7図に示す。なお、この
ときの現像バイアス電源の電圧は一200Vである。 同図から明らかなように、抵抗値lXl0’Ω以上の抵
抗値において、白ベタ画像と黒ベタ画像とでは、現像時
の現像ローラ表面電位が違った値を示し、白ベタ画像で
は白地潜像電位に、黒ベタ画像では黒ベタ潜像電位に近
付く傾向を示す。 つまり大面積の画像部を有する画像では、画像部潜像電
位と現像ローラ表面電位との電位差が小さくなって濃度
の薄い画像となり、反対に画像部の面積が小さい細線画
像等の場合、現像ローラ表面電位は白地潜像電位に近付
くため画像部との電位差が大きくなり細線が太くなって
しまい、メリハリのない画像となってしまう。 このような現像ローラ表面電位の変動は、現像時に上記
抵抗中を流れる電流によって生じている。 すなわち、黒ベタ現像時には負に帯電したトナーが現像
ローラ12から感光体ドラム11へ移転するため、現像
ローラ12から現像バイアス電源に向かう電流が流れる
。白ベタ現像時には、感光体ドラム11の表面電荷が現
像ローラ12によって除電され、現像バイアス電源から
現像ローラ12へ向かう電流が流れる。このような電流
によって抵抗両端に電位差が生じ、上記のような現像ロ
ーラ表面電位の変動が生じるのである。 この傾向は、特に抵抗値がI X 1.0 ”Ω以上で
顕著であった。このことから、金属シャフト12aと導
電層12cとの間の現実の抵抗値は1×10”Ω以下、
好ましくはlX107Ω以下のときに良好な画像を得ら
れることが確認された。 但し、金属シャツ)12aと弾性体層12bとの間には
、実際は接着層やブライマー処理層等が存在するので、
これよりも低くする必要がある。 この実施例では弾性体層12bおよび導電層12cの抵
抗値をそれぞれlX106Ω・0m以下とすることで良
好な結果を得た。 以上のことから、本実施例の現像ローラ12においては
、弾性体層12bにゴム硬度(JIS−A)35’以下
、伸び250〜500%程度、抵抗値lXl0’Ω・0
m以下の導電性シリコンゴムまたは導電性ウレタンゴム
を使用し、導電層12Cは導電性ポリウレタン塗料、た
とえば日本ミラクトロン■社製の商品名“スバレックス
”抵抗値104〜105Ω・cm、伸び100〜400
%程度のものを使用した。この結果、現像ローラ12全
体としてのゴム硬度は30〜50’前後となった。また
、表面粗さ5〜10μmの弾性体層1、2 bに対して
、スプレー塗布により膜厚5o〜100μm程度の導電
層12cを形成することにより、最大表面粗さ3μmの
現像ローラ12を実現できた。これにより、歪みの回復
速度も良好で、高品位な画像が得られる現像ローラ12
を実現できた。 次にこの実施例の現像装置10におけるブレード16お
よびその周囲について説明する。 第8図はブレード]6の詳細を示す斜視図である。 同図に示すように、このブレード]6は、薄板バネ16
1の先端部に、例えばシリコンゴムやウレタン等のゴム
弾性体または樹脂からなる断面が半円形状のチップ16
2を長平方向にマウントし、その両端部にウレタンフオ
ーム等からなるシール材163を貼付けることにより構
成されている。 前記薄板バネ161は、ステンレスや銅系のバネ材より
なり、好ましくは、バネ定数が大きいとチップ162の
摩耗の速度が速いため、ステンレスよりもバネ定数が小
さいベリリウム銅・リン青銅・洋白等の銅系のバネ材を
使用することによりチップ162の摩耗を極力少なくす
ることができる。なお、この実施例ではコスト面からリ
ン青銅板を使用し、板厚はQ、  2mmのものを使用
したが、O,1〜2.0mmの範囲内であれば良好であ
った。 前記シール材163は、断面がチ・ツブ162の高さよ
りも厚いため、チ、ツブ162が現像ローラ12に圧接
されるときトナーの両端方向への移動を確実にシールす
ることができる。 ところで、このブレード16においては、チ・ツブ】6
2が現像ローラ12の表面に確実に圧接されなければト
ナー薄層の形成にムラが生しることから、チップ162
と現像ローラ12との接触部分についての粘度が要求さ
れる。実験により真直度50μm以下であれば、トナー
薄層形成のムラが無視できるレベルになることが分って
いる。 ところが、前述した米国特許3,152.012等に開
示されたブレードでは精度として100μmが限界であ
った。 そこで、本実施例では、薄板バネ161に断面が半円形
状のチップ162をマウントしてブレード16を構成し
た。これにより、チ・ツブ162の精度がたとえ100
μmだとしても、薄板バネ161の弾性により容易にし
かも確実にムラのないトナー層を現像ローラ12の表面
に形成することができた。 また、本実施例におけるブレード16においては、第9
図に示すように、チップ162は薄板バネ161の先端
からdlだけ離れた位置からマウントされている。すな
わち、この薄板バネ161の先端部分は、成形や接着に
よって薄板バネ161にチップ162をマウントすると
きの押え及び位置決めに利用される。これにより、薄板
バネ161の短手方向のマウント精度ひいては現像ロー
ラ12との接線方向の精度を向上させることができる。 なお、diはあまり大きくとるとトナーの流れによる圧
力により、トナー層形成不良が生じるおそれがあるため
0.5〜5mm程度が適当である。 望ましくは0.5〜2mm程度が最適である。また薄板
バネ161の長手方向両端部にはチップ162がマウン
トされていない部分が存在する。この部分に上述のシー
ル部材163が貼付けられる。 すなわちチップ162の長平方向の長さLpは、薄板バ
ネ161の長さLcよりもd2 十d3分だけ短いとい
うことになる。このd2 +d3の長さはシール性を考
えると片側最低2mm程度必要であるが、あまり長くと
りすぎると現像装置10自体が大きくなるため4〜30
mm程度、望ましくは4〜20mm程度にするのがよい
。 また、このときのチップ162の長さLpは、現像ロー
ラ12の有効現像幅よりも大きく、薄板バネ161の長
さLcは現像ローラ12の幅と同等もしくは現像ローラ
12のサイドシール(図示せず)にかかる程度に設定す
る。 また、現像ローラ12と当接する部分のチップ162の
曲率半径は、あまり小さいとトナーの帯電量が小さくな
って転写紙上のカブリが増大し、大きすぎると現像ロー
ラ12との接触幅が大きくなってその分必要回転トルク
が増大し、かつ現像ローラ12上のトナー層厚が薄くな
りすぎて画像濃度の低下を招くため、適当な範囲におさ
める必要がある。 チップ162において性能上望ましい曲率半径rの範囲
は、現像ローラ12の半径及びトナーの平均粒子半径に
左右されることが実験により確認された。 第10図は現像ローラ12の半径R(mm)とナツプ]
62の曲率半径r (mm)との比と画質(ベタ濃度及
びカブリの確率)との関係を示したグラフである。なお
、このグラフにおいて、白丸は現像ローラ12の半径R
が6mmの場合、黒丸は現像ローラ12の半径Rが20
mmの場合をそれぞれ示している。 このグラフから明らかなように、画像濃度が1.2以上
でしかもカブリの発生確率が2%以下の良好な画像を得
るためには、前記比(R/r)の値が、 2≦R/r≦20        −−−−−−(1)
の範囲にあればよいことが分った。 さらに第11図はチップ]62の曲率半径r(mm)と
トナーの平均粒子半径をrt(mm)との比と画質(ベ
タ濃度及びカブリの確率)との関係を示したグラフであ
る。なお、このグラフにおいて、白丸は)・ナーの平均
粒子半径rtか1.5μmの場合、黒丸はトナーの平均
粒子半径rtか7.5μmの場合をそれぞれ示している
。 このグラフから明らかなように、前記と同様、画像濃度
が1.2以上でしかもカブリの発生確率が2%以下の良
好な画像を得るためには、前記比(r / r t )
の値が、 100≦r/「1≦1000   ・・・・・・(2)
の範囲にあればよいことが確認された。 なお、上記の(1)式及び(2)式は、あくまでブレー
ド16における現像ローラ12との圧接部分が半円状断
面になっているものについて適用されるもので、ブレー
ド]6におけるその他の構成上の違いに左右されるもの
ではない。 次にトナー供給ローラ15について説明する。 トナー供給ローラ15は、現像ローラ12へのトナーの
供給と現像後の現像ローラ12上の残存トナーの掻き取
りという2つの役割を有している。 このトナー供給ローラ15は、金属シャフト15aの周
囲に、抵抗値]08Ω・cm以下の導電性を有する密度
0. 045 g/cm2、セル数50〜60セル/ 
25 m m程度の軟質発泡ポリウレタンフオーム層1
.5 bを設けて構成される。また、現像ローラ12に
対する接触深さは0.2〜1.0mm程度であり、回転
速度は現像ローラ12に対して反対方向に1/2〜等速
に設定されている。 そして現像ローラ12と同電位のバイアス電圧が加えら
れている。 かくしてこの実施例の現像装置によれば、現像ローラ1
2の半径R及びトナーの平均粒子半径rtとの関係から
、ブレード16のチップ162において性能上望ましい
曲率半径rの範囲が定まり、これにより画像濃度の低下
や紙上刃ブリの増加等を押えて、長期の使用においても
画質の劣化が生じることのない現像装置10を実現する
ことが可能となる。 なお、以上の実施例では現像ローラ12の支持体として
、金属シャフト1.2 gを用いたが、現像バイアス電
圧が給電できれば、例えば導電性の樹脂シャフト等でも
よく、また現像バイアス電圧を導電層12cまたは弾性
体層12bに給電するタイプの現像ローラにおいては、
支持体を導電性にする必要もなく絶縁性の材料でもよい
。 また、現像ローラ12の弾性体層12bおよび導電層1
2cの材料として、導電性シリコンゴムやウレタンゴム
、導電性ポリウレタン塗料を例に挙げたが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、この現像装置10にて要
求される特性を満足するものであれば何でもよい。 さらに、ブレード16は現像ローラ〕2の回転に対して
アゲンストの位置で支持されているが、現像ローラ12
の回転に対してウィズの位置で支持するようにしてもよ
い。 また以上の実施例では、接触非磁性−成分現像器を用い
ているが、これに限定されず、例えばACまたはDCバ
イアスの非接触現像器等を用いてもよい。 [発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、現像ロラの半径及
び現像剤の平均粒子半径との関係から、現像剤薄層形成
手段の圧接部における半円状断面部分の望ましい曲率崖
径の範囲を定め、これにより画像濃度の低下や紙上刃ブ
リの増加等を押えて、長期の使用においても画質の劣化
か生じることのない現像装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る一実施例の現像装置の全体構成を
示す断面図、第2図は第1図の現像装置における現像ロ
ーラの構成を説明するための斜視断面図、第3図は導電
層の層厚と歪みの回復速度との関係を示す図、第4図乃
至第6図はそれぞれ現像ローラの導電層を形成する方法
を説明するt−めの図、第7図は現像ローラの表面電位
と抵抗値及び画像との相関を示す図、第8図は第1図の
現像装置におけるブレードを示す斜視図、第9図は第8
図のブレードの正面図、第10図は現像ロラの半径とチ
ップの曲率半径との比と画質との関係を示したグラフ、
第11図はチップの曲率半径とl・ナーの平均粒子半径
との比と画質との関係を示したグラフである。 ]0・・・現像装置、]1・・・感光体ドラム、12・
・現像ローラ、16・・・ブレード、]6]・・薄板ハ
ネ、]62・・チップ。 d1願大     株式会社 東芝

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)静電潜像保持体に対向して配置された現像ローラ
    と、この現像ローラの表面に現像剤薄層を形成する現像
    剤薄層形成手段とを具備し、前記現像ローラの表面に形
    成された現像剤薄層を前記静電潜像保持体に近接または
    接触させることによって静電潜像を可視化する現像装置
    において、前記現像剤薄層形成手段は、前記現像ローラ
    の表面と現像剤を挟んで圧接される半円状断面部分を持
    つ圧接部を有し、かつこの圧接部の前記半円状断面部分
    の曲率半径をr(mm)、前記現像ローラの半径をR(
    mm)とすると、 2≦R/r≦20 を満足することを特徴とする現像装置。
  2. (2)静電潜像保持体に対向して配置された現像ローラ
    と、この現像ローラの表面に現像剤薄層を形成する現像
    剤薄層形成手段とを具備し、前記現像ローラの表面に形
    成された現像剤薄層を前記静電潜像保持体に近接または
    接触させることによって静電潜像を可視化する現像装置
    において、前記現像剤薄層形成手段は、前記現像ローラ
    の表面と現像剤を挟んで圧接される半円状断面部分を持
    つ圧接部を有し、かつこの圧接部の半円状断面部分の曲
    率半径をr(mm)、前記現像剤の平均粒子半径をrt
    (mm)とすると、 100≦r/rt≦1000 を満足することを特徴とする現像装置。
JP2193495A 1990-07-19 1990-07-19 現像装置 Pending JPH0477774A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5878972A (en) * 1996-08-29 1999-03-09 Ryobi Ltd. Release preventing device for fishing reel

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5878972A (en) * 1996-08-29 1999-03-09 Ryobi Ltd. Release preventing device for fishing reel

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