JPH0476762A - スペルチェック機能付き文書処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はスペルチェック機能付き文書処理装置に関し、
特に無視キーの操作に応動してミススペル単語をユーザ
ー辞書メモリに自動的に格納するようにしたものに関す
る。

〔従来技術〕

従来、ワードプロセッサやタイプライタなどの文書処理
装置には、単語辞書メモリを備え、各単語をスペルチェ
ックし且つミススペル単語に関連する候補単語を検索し
てデイスプレィに表示するようにしたものが広く実用に
供されている。

この種の文書処理装置には、単語辞書メモリ内に格納さ
れていない単語や略語や固有名詞などの文字列を格納（
登録）しておく為に通常書込み可能なユーザー辞書メモ
リが設けられ、これら両辞書メモリを介してスペルチェ
ックを行なうことで、固有名詞等に起因するミススペル
判定を防止するようになっている。

ところで、単語辞書メモリやユーザー辞書メモリを備え
た文書処理装置には、通常キーボード上に、ミススペル
単語に対して訂正を施さずに無視する為の無視キーとユ
ーザー辞書メモリに登録する為の登録キーとが設けられ
ている。スペルチェックモードを設定したＬ／Ｌモード
やストアモードなどで文書の入力中に、ミススペル単語
が検出されたときに、オペレータはその単語を無視する
ときには無視キーを操作し、ユーザー辞書メモリに登録
するときには登録キーを操作する。

ここで、−船釣にスペルチェック処理は文字入力処理よ
り遅い場合が多く、例えば固有名詞等をユーザー辞書メ
モリに登録する場合には、次のようなキー操作が行なわ
れる。即ち、カーソル移動キーを操作してカーソルでこ
の固有名詞を指示し且つ登録キーを操作して固有名詞を
ユーザー辞書メモリに登録する。更に、カーソル移動キ
ーを操作してカーソルを元の入力位置に移動させてから
入力操作を続行するようにしている。

また、既にテキストメモリに入力格納した文書データを
一括してスペルチェックするときに、検出されたミスス
ペル単語が固有名詞のときには、この固有名詞に対して
無視キーを操作して無視するか或いは登録キーを操作し
てユーザー辞書メモリに登録するようにしている。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来のユーザー辞書メモリを備えた文書処理装置におい
て、無視キーを操作するということは、例えば固有名詞
などの単語のように、訂正を施す必要もな（且つミスス
ペル扱いする必要もない場合であるにも拘わらず、無視
キーによる指令と登録処理とが積極的に連動していない
ので、ユーザー辞書メモリに格納する場合には、無視キ
ーとは別にカーソル移動キーや登録キーを複雑に組み合
わせて操作しなければならず、ユーザー辞書メモリへの
登録操作が複雑化するという問題がある。

更に、オペレータが、ユーザー辞書メモリが設けられて
いることを知らない場合やユーザー辞書メモリへの登録
の仕方を知らない場合には、固有名詞を入力する毎に警
告ブザーが繰り返して鳴動するという問題がある。

本発明の目的は、ユーザー辞書メモリへの単語の登録操
作を簡単化し得るようなスペルチェック機能付き文書処
理装置を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明に係るスペルチェック機能付き文書処理装置は、
第１図の機能ブロック図に示すように、文字や記号及び
種々の指令を入力する為の人力手段と、入力された或い
は予めメモリに格納された単語のデータを順々に受けて
格納する単語バッファと、多数の単語のスペル情報を格
納した単語辞書メモリと、書込み可能なメモリからなり
複数の文字列のデータを格納する為のユーザー辞書メモ
リと、単語バッファから単語のデータを受けて各単語に
ついて単語辞書メモリ及びユーザー辞書メモリを介して
スペルチェックを行なうスペルチェック手段とを備えた
スペルチェック機能付き文書処理装置において、入力手
段に設けられ、スペルチェック手段でミススペルと判定
された単語ハンファ内のミススペル単語に対して訂正を
施さない無視指令を入力する為の無視キーと、無視キー
から無視指令を受けたときに、当該ミススペル単語を前
記ユーザー辞書メモリに格納する登録手段とを備えたも
のである。

〔作用〕

本発明に係るスペルチェック機能付き文書処理装置にお
いては、単語バッファに順々に格納される各単語につい
てスペルチェック手段は単語辞書メモリ及びユーザー辞
書メモリを介してスペルチェックを実行する。ここで、
オペレータがミススペルと判定されたミススペル単語に
対して無視キーを操作したとき、登録手段はこの無視キ
ーから無視指令を受けて当該ミススペル単語をユーザー
辞書メモリに格納する。

〔発明の効果〕

本発明に係るスペルチェック機能付き文書処理装置によ
れば、無視キーと登録手段とを設け、無視キーによる無
視指令と登録手段の登録処理とを積極的に連動させたの
で、ミススペル単語を訂正せずに無視する無視キーの操
作に応動してミススペル単語が自動的にユーザー辞書メ
モリに格納され、ユーザー辞書メモリへの登録操作を格
段に簡単化することができる。

更に、ユーザー辞書メモリに格納する登録の仕方が判ら
ないオペレータでも、単語を容易に登録することができ
る。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例について図面に基いて説明する。

本実施例は英文電子タイプライタに本発明を適用した場
合のものである。

第２図に示すように、電子タイプライタ１の本体フレー
ム２の前部にはキーボード３が配設され、キーボード３
の後方で本体フレーム２内にはデイジ−ホイール式の印
字機構ＰＭが配設され、キーボード３の後部には１行分
の複数の単語を表示可能な液晶デイスプレィ１０が設け
られている。

キーボード３には、アルファベットキーと数字キーと記
号キーとを含む文字キー、スペースキーリターンキー、
デイスプレィ１０上のカーソルを左右方向に夫々移動さ
せるためのカーソル移動キ、スペルチェックモードを設
定或いは解除するためのスペルチエ７クモード設定キー
、検出されたミススペル単語に対して訂正を施すための
訂正キーと訂正を施さず無視する無視キー、その他種々
の機能キーが設けられている。

印字機構ＰＭはプラテンやキャリッジやデイジ−ホイー
ル及びこれらの駆動回路などを備えた一般的な構成のも
のである。

次に、この電子タイプライタ１の制御系は第３図のブロ
ック図に示すように構成されている。

表示機構ＤＭは、液晶デイスプレィ１０と、このデイス
プレィ１０に表示データを出力するための表示用ＲＡＭ
及び文字や記号などの多数のドツトパターンを格納した
キャラクタジェネレータＲＯＭを含むデイスプレィコン
トローラ１１とを備えた一般的な構成のものである。尚
、符号ＡＭはブザー１２とその駆動回路１３とを備えた
アラーム機構である。

制御装置ＣはＣＰＵ１６と、ＣＰＵ１６にデータバスな
どのバス１５を介して接続された入出力インターフェイ
ス１４、ＲＯＭ１７・１８及びＲＡＭ１９・２０とから
構成されている。

ＲＯＭ１７のプログラムメモリには、キーボード３から
入力されるコードデータに対応させて表示機構ＤＭ及び
印字機構ＰＭを制御する制御プログラム、そのコードデ
ータを入力データバッファ２１やテキストメモリ２２や
単語バッファ２３に格納する制御プログラム、カーソル
移動キーの操作に応じてカーソルを移動させるカーソル
移動制御プログラム、電源投入直後に印字機構ＰＭなど
を初期設定する初期設定処理制御プログラム、スペルチ
ェック制御プログラムなどが格納されている。

前記スペルチェック制御プログラムには、入力された或
いは予めテキストメモリ２２に入力格納された各単語に
ついて単語辞書メモリ１８及びユーザー辞書メモリ１９
を検索してスペルチェック処理を実行するためのスペル
チェック処理サブルーチンが格納されている。

ＲＯＭ１８の単語辞書メモリには、英語の単語のスペル
をチエツクするために、例えば約７０゜０００語の単語
のスペルデータが通常の辞書と同様にアルファベット順
に格納されている。

ここで、スペルチェック処理は周知の一般的なものなの
で簡単に説明すると、キーボード３から入力データバッ
ファ２１に入力され入力データバッファ２１から順次に
単語バッファ２３に格納された各単語について或いはキ
ーボード３から入力され入力データバッファ２１を経て
テキストメモリ２２に予め格納され且つテキストメモリ
２２から単語バッファ２３に供給された各単語について
辞書メモリ１Ｂ・１９に格納された多数の単語と比較し
てスペルをチエツクするものである。

バッテリでバックアップされたＲＡＭからなるユーザー
辞書メモリ１９には、単語辞書メモリ１８に格納されて
いない固有名詞などの多数の単語（但し、略語も含む）
の単語データが、例えば最大的２００まで格納される。

ＲＡＭ２０の入力データパンファ２１には、キーボード
３から順々に入力される１行分の文書のデータが更新し
つつ格納される。但し、通常の場合このデータがデイス
プレィ１０に表示される。

テキストメモリ２２には、ストアモードのときに入力デ
ータバッフ７２１から順々に供給される１行分ずつの文
書のデータが累積的に格納される。

単語バッファ２３には、スペルチェックモードのときに
タイプライタモードやＬ／Ｌモード（１行分のデータを
１行毎に印字するモード）において入力データバンファ
２１から順々に供給される１単語の単語データが格納さ
れ、或いはストアモードにおいてテキストメモリ２２か
ら順々に供給される１単語の単語データが格納される。

フラグメモリ２４には、スペルチェックモードのときに
セント（データが「１」）され、解除されたときにリセ
ット（データが「０」）されるスペルチェックモードフ
ラグＦ１のフラグデータが格納される。更に、ＲＡＭ２
０にはＣＰＵ１６で演算した演算結果を一時的に格納す
る各種メモリやカウンタやポインタなどが必要に応じて
設けられている。

次に、電子タイプライタ１の制御装置Ｃで行なわれるス
ペルチェック制御のルーチンについて、第４図（ａ）　
　・第４図（ｂ）のフローチャートに基いて説明する。

尚、図中符号Ｓｉ　　（ｉ＝１．２．３・・・）は各ス
テップを示す。

電子タイプライタ１に電源が投入されるとこの制御が開
始され、文書データの入力モードを設定したり、各メモ
リ２１〜２４をクリアするなどの一般的な初期設定が実
行され（Ｓ　１　）　、印字Ｉ！横ＰＭのキャリッジの
原点位置及びデイジ−ホイールの原点位置を設定するな
ど印字機構ＰＭの初期設定が実行される（Ｓ２）。

次に、キーボード３で文字キーやスペースキーなどのキ
ーが操作されたときには（Ｓ３：ＹｅＳ）、通常の電子
タイプライタと同様に操作されたキーに対応する処理が
実行され、同時にそのコードデータに対応する文字や記
号などがデイスプレィ１０に表示され（Ｓ４）、フラグ
Ｆｌがリセットされていてスペルチェックモードでない
ときには（Ｓ５　：Ｎｏ）、Ｓ３に戻る。ここで、スト
アモードやＬ／Ｌモードのときキー操作により入力され
る文字のコードデータや単語の区切りを指示する区切り
コード（スペース、カンマ、セミコロン、コロン、ピリ
オドなど）が順々に入力データバッファ２１に格納され
、またオペレータがスペルチェックモード設定キーを操
作すると、フラグＦ１がセットされるが、以下このスペ
ルチェックモードが設定されたものとして説明する。

キーボード３で種々のキーが操作されたときには（Ｓ３
　：Ｙｅｓ、３４、Ｓ５：Ｙｅｓ）、スペルチェック処
理料ｍ（第４図（ｂ）参照）が実行される（Ｓ６）。

この制御が開始されたときに区切りキー以外のキーが操
作されたときには（ＳＩＯ：Ｎｏ）、この制御を終了し
てリターンするが、スペースなどの単語の区切りキーが
操作されたときには（ＳｌＯ：Ｙｅｓ）、入力データバ
ッファ２１から最新の入力単語の単語データが読出され
て単語バンファ２３に格納され（Ｓｌｌ）、入力単語デ
ータについて単語辞書メモリ１８を用いてスペルチェッ
ク処理が実行され（Ｓ１２）、人力単語と同一の単語が
存在せずミススペルのときには（５，１３：ＹｅＳ）、
入力単語データについてユーザー辞書メモリ１９を用い
てスペルチェック処理が実行される（Ｓ１４）。一方、
入力単語がミススペルでないときには（Ｓ１３：Ｎｏ）
、この制御を終了してリターンする。そして、入力単語
と同一の単語が存在しないときには（Ｓ１５：Ｎｏ）、
ブザー１２の鳴動によりミススペルが警告され（３１８
）、メツセージ「訂正しますか？」がデイスプレィ１０
に表示される（３１９）。

そして、入力単語つまりミススペル単語を訂正するため
に訂正キーを操作したときには（Ｓ２０　：Ｙｅｓ、５
２１　：Ｎｏ、３２２：Ｙｅｓ）、このミススペル単語
の単語データが単語バッファ２３及び入力データバッフ
ァ２１から消去されるとともに、デイスプレィ１０から
消去され（Ｓ２３）、この制御を終了してリターンする
。その後、単語が再度入力される。

しかし、このミススペル単語が例えば固有名詞や略語な
どの文字列（以下、これらの文字列を代表して固有名詞
という）であり、この固有名詞を訂正せず無視するため
に無視キーを操作したときには（Ｓ２０・Ｓ２１　：Ｙ
ｅｓ）、この固有名詞のデータがユーザー辞書メモリ１
９の先頭位置に挿入格納され（Ｓ２４）、この制御を終
了してリターンする。

一方、単語辞書メモリ１８でスペルチェック処理した結
果ミススペルと判定された入力単語がユーザー辞書メモ
リ１９に格納されているときには（Ｓ１５：Ｙｅｓ）、
この単語の単語データがユーザー辞書メモリ１９内の先
頭位置に移動され（Ｓ１６）、入力単語がユーザー辞書
メモリ１９に存在したことをオペレータに知らせるため
に、通常のミススペルのときと異なる警告音でブザー１
２が鳴動され（Ｓ１７）、リターンする。尚、Ｓ１７は
省略することも可能である。

以上説明したように、無視キーによる無視指令とユーザ
ー辞書メモリ１９への登録処理とを積極的に連動させた
ので、訂正せずに無視する無視キーの操作に応動して固
有名詞や略語などのミススペルと判定された単語が自動
的にユーザー辞書メモリ１９に格納され、ユーザー辞書
メモリ１９への登録操作を格段に簡単化させることがで
きる。

更に、ユーザー辞書メモリ１９に格納する登録の仕方が
判らないオペレータでも、単語を容易に登録することが
できる。

ここで、前記スペルチェック処理制御を第５図に示すよ
うに、３２１と３２４との間にＳ５０〜Ｓ５６を追加し
て変更し、ミススペル単語を無視キーの操作で例えば３
回以上無視したときに、こノミススベル単語ヲユーザー
辞書メモリ１９に格納するようにしてもよい、尚、３１
〜Ｓ２４は前記実施例と同様なのでその説明を省略する
。即ち、無視キーが操作されたときには（Ｓ２１：Ｙｅ
Ｓ）、ミススペル単語についてＲＡＭ２０に別途設けた
補助単語メモリが検索され（Ｓ５０）、同一単語が存在
しないときには（Ｓ５１：Ｎｏ）、その単語が補助単語
メモリに格納され（Ｓ５２）、更にその単語に関連させ
て記憶するカウント値に「ｌ」が格納され（Ｓ５３）、
そのカウント値Ｎが３より小さいときには（Ｓ５５：Ｎ
ｏ）、この制御を終了する。一方、補助単語メモリを検
索した結果、同一単語が存在したときには（Ｓ５１：Ｙ
ｅｓ）、カウント［Ｎが「１」だけインクリメントされ
る（３５４）。そして、そのカウント値Ｎが「３」のと
きつまり３回無視されたときには（Ｓ５５：Ｙｅｓ）、
ブザー１２が鳴動され（Ｓ５６）、この単語がユーザー
辞書メモリ１９の先頭位置に格納されるとともに補助単
語メモリから消去され（２４）、リターンする。従って
、次回からこの単語に関してＳ１５でＹｅｓと判定され
てミススペルとならない。従って、この処理制御により
、無視する確率が高い単語だけがユーザー辞書メモリ１
９に自動的に格納される。

尚、前記スペルチェック処理制御の３２１において、ミ
ススペル単語を無視して新規の単語を入力するために文
字キーを操作したときにも、無視キーを操作したのと同
等に制御することも可能である。

尚、スペルチェック処理制御の３５５で判定されるカウ
ント値Ｎは、「２」でもよく、また「４」以上でもよい
。

尚、テキストメモリ２２に予め格納された単語を単語バ
ッファ２３に順々に供給してスペルチェック処理する場
合にも、本発明を通用することも可能である。

尚、単語辞書メモリやユーザー辞書メモリを備えスペル
チェックが可能な種々の言語の電子タイプライタやワー
ドプロセッサなど種々の文書処理装置に本発明を適用し
得ることは勿論である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の構成を示す機能ブロック図、第２図〜
第５図は本発明の実施例を示すもので、第２図は電子タ
イプライタの斜視図、第３図は電子タイプライタの制御
系のブロック図、第４図（ａ）　　・第４図（ｂ）はス
ペルチェック処理制御のルーチンの概略フローチャート
、第５図は変形例に係る第４図（ｂ）相当図である。 １・・電子タイプライタ、　　３・・キーボード、１６
・　・ＣＰＵ、　　１７・・ＲＯＭ（ブロク゛ラムメモ
リ）、　　１８・・ＲＯＭ　（単語辞書メモ１））、１
９・・ＲＡＭ　（ユーザー辞書メモリ）、　２０・・Ｒ
ＡＭ、　２３・・単語バ・ソファ、　Ｃ・・制御装置。 特許出願人　　ブラザー工業株式会社 第 図 ４図 （ａ） 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）文字や記号及び種々の指令を入力する為の入力手
   段と、入力された或いは予めメモリに格納された単語の
   データを順々に受けて格納する単語バッファと、多数の
   単語のスペル情報を格納した単語辞書メモリと、書込み
   可能なメモリからなり複数の文字列のデータを格納する
   為のユーザー辞書メモリと、単語バッファから単語のデ
   ータを受けて各単語について単語辞書メモリ及びユーザ
   ー辞書メモリを介してスペルチェックを行なうスペルチ
   ェック手段とを備えたスペルチェック機能付き文書処理
   装置において、 前記入力手段に設けられ、スペルチェック手段でミスス
   ペルと判定された単語バッファ内のミススペル単語に対
   して訂正を施さない無視指令を入力する為の無視キーと
   、 前記無視キーから無視指令を受けたときに、当該ミスス
   ペル単語を前記ユーザー辞書メモリに格納する登録手段
   とを備えたことを特徴とするスペルチェック機能付き文
   書処理装置。