JPH0476312A - ガス供給設備異常検出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はＬＰガス供給設備である圧力調整器の異常及び
、ガス供給配管からのガス漏れを検出するガス供給設備
異常検出装置に関するものである。

従来の技術 近年、ガス漏れによる爆発事故や、ガス器具の消し忘れ
による火災事故等を防ぐために、ガスメータの中にガス
漏れやガス器具の使用時間を監視し、長時間にわたって
ガス器具が使われ続けた場合、ガス器具の消し忘れであ
ると判断し、ガスの供給を遮断するガス遮断装置が組み
こまれるようになってきており、ガスメータから下流側
については安全が確保されるようになってきている。

方、ガスメータの上流側すなわち、ＬＰガスボンベから
ガスメータまでの安全管理については従来２年に１度人
が現場に出向いて安全チエツクを行っていた。

このような従来の安全管理について、その概要。

を第５図に従って説明する。

第５図は従来のガス供給設備における安全チエツク方法
のブロック図である。第５図において１はＬＰガスボン
ベ、２はボンベの元栓、３は圧力調整器、４はガスメー
タ、５はガス器具、６は圧力計、７はペンレコーダであ
る。

以上のように構成された従来のガス供給設備における安
全チエツク方法について、第５図を参照しながらその動
作について説明する。２年に１度人が現場に行き、圧力
調整器３とガスメータ４の間のガス配管の途中に圧力計
６を接続し、ペンレコーダ７によりガス配管内部のガス
圧力を測定する。圧力調整器３からガスメータ４までの
間のガス供給設備からのガス漏れについてはガスメータ
４においてガスメータに内蔵されているガス遮断弁を閉
じ、かつボンベ元栓２を閉じることによりチエツクする
。すなわち、もしガス漏れがあれば時間とともにペンレ
コーダ７に記録されるガス圧力は下がって行く、また、
圧力調整器３の圧力調整能力についてもチエツクされる
。ボンベ元栓２およびガスメータ４内のガス遮断弁を開
状態にし、ガス器具５を通常の使用状態として圧力計６
によりガス圧力を測定する。測定されたガス圧力が２３
０〜３３０■Ｈ，Ｏの間にあれば正常であり、それ以外
であれば圧力調整器３の故障であると判断さる。

発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記のような構成ではいちいち人が現場
に行きチエツク機器を設置して安全チエツクを行う必要
があり手間と時間がかかるという課題を有していた。

本発明は上記課題に鑑み、自動的にガス漏れ及び圧力調
整器の異常をチエツクすることのできるガス供給設備異
常検出装置を提供するものである。

課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明のガス供給設備異常検
出装置はガス供給設備である圧力調整器の下流側のガス
供給設備内のガス圧を検出する圧力検出手段と前記圧力
検出手段からの信号により制御されるタイマ手段と前記
タイマ手段からの信号によりガス供給設備に異常がある
かどうかを判定する判定手段と、前記判定手段からの信
号により動作する出力手段という構成を備えたものであ
る。

作用 本発明は上記した構成によって、自動的にガス供給設備
内のガス圧の変動を検出し、その変動パターンと時間と
の関係により正常なガス圧変動か異常なガス圧変動かを
識別することができ、人手による安全チエツクを省略で
きることとなる。

実施例 以下、本発明の一実施例のガス供給設備異常検出装置に
ついて、図面を参照しながら説明する。

第１図は本発明の実施例におけるガス供給設備異常検出
装置のブロック図である。第１図において１はＬＰガス
ボンベ、２はボンベの元栓、３は圧力調整器、４はガス
メータ、５はガス器具、８は圧力検出手段である圧力セ
ンサ、９はタイマ手段、１０は判定手段、１１は出力手
段、１２はリセット手段、１３はコンパレータ、１４及
びＩ５はそれぞれタイマ１及びタイマ２である。１６は
ＯＲ回路、１７はＲ−Ｓフリップフロップ、１８はイン
バータ、１９はＡＮＤ回路、２０はＯＲ回路、２１はラ
ッチ回路である。ａはコンパレータ１３の出力、ｂはタ
イマ１であるブロック１４の出力、Ｃはタイマ２である
ブロツク１５の出力、ｄはＲ−Ｓフリ、プフロップ１７
の出力、ｅはＡＮＤ回路１９の出力、ｆはラッチ回路２
１の出力である。なお従来例の第５図と同し機能を示す
ブロックは同一の番号を付与している。

以上のように構成された本発明の一実施例であるガス供
給設備異常検出装置について、以下第１図及び第２図を
用いてその動作を説明する。第２図Ａ、Ｂ、Ｃは本発明
の第１図に示すａ　−ｆの出力の例を示すタイムチャー
ト図である。

圧力調整器３の圧力調整機能が正常に動作している場合
にはガス器具使用状態ではガス供給設備内のガス圧は２
３０〜３３０Ｈ，Ｏの間に保たれている。しかしながら
ガス器具を使用していない時には圧力調整器３が正常で
あっても、ガス供給設備に日光が当りガス供給設備内に
閉じこめられているガスの温度が上昇するとガスが膨張
しようとしてガス圧が上昇し、３３０閣ＨｔＯをこえる
ことが考えられる。従って、圧力調整器３の異常による
圧力上昇か温度による圧力上昇かを識別する必要がある
。第１図に示す実施例においては温度上昇による圧力上
昇の場合には変化はゆっくりであり従って、いちど圧力
上昇したら数分間は圧力上昇を維持し、かつ２４時間以
上上昇を維持することもないということを利用している
。第２図（１）に示すタイムチャートは圧力調整器３が
異常を起こし、パルス的に圧力が上昇した場合の例であ
る。以下、この例について動作を説明する。コンパレー
タ１３は圧力センサ８の出力が３３０閣ＨｚＯを越えた
時出力を生じるように設定されている。その出力を第２
図（１）ａに示す、タイマｌであるブロック１４はコン
パレータ１３からの信号ａが旧ＧＨの時だけ動作し、信
号ａが旧ＧＨになってから例えば１分後にパルス信号を
出力するように構成されている。一方、タイマ２である
ブロック１５はコンパレータ１３からの信号ａがＨＩＧ
Ｈの時だけ動作し、信号ａが旧ＧＨになってから、例え
ば２４時間後にパルス信号を出力するように構成されて
いる。従って、信号ａが１分未満のパルス信号であれば
信号す及びＣとも出力は生じない、Ｒ−Ｓフリップフロ
ップ１７は信号Ｃによりリセットされ、信号ａによりセ
ントされる。従って、Ｒ−Ｓフリップフロップ１７の出
力信号ｄは第２図（１）ｄのようになりＡＮＤ回路１９
の出力信号ｅは同図ｅ１ラッチ回路２１の出力信号ｆは
同図ｆのようになり次段の出力手段１１に異常を知らせ
る。次に温度による圧力上昇の場合について第２図（２
）を参照しながら説明する。タイマ１であるブロック１
４は１分後に出力パルスが生じる。タイマ２であるブロ
ック１５の出力信号Ｃはコンパレータ１３の出力信号ａ
が２４時間以下でＬＯ−に下がるため出力パルスは生じ
ない。従ってＲ−Ｓフリップフロップ１７の出力信号ｄ
は信号すによりリセットされ、第２図（１）ｄのように
なりＡＮＤ回路１９の出力信号ｅは同図ｅ、ラッチ回路
２１の出力信号ｆは同図ｆのようになる。このように出
力は生じない。

次に圧力調整器３が異常を起こし連続して３３０１Ｈオ
０以上の圧力になった場合について第２図（３）を参照
しながら説明する。タイマ１であるブロック１４の出力
信号すには１分後に出力パルスが生じる。タイマ２であ
るブロック１５の出力信号Ｃには２４時間後に出力パル
スが生しる。従って、ＲＳフリップフロップ１７の出力
信号ｄは信号すによりリセットされ、第２図（１）ｄの
ようになり、ＡＮＤ回路１９の出力信号ｅは同図ｅのよ
うになる。しかしながら、ラッチ回路の入力にはＯＲ回
路２０を介して信号Ｃが入力するためラッチ回路２１の
出力信号ｆは同図ｆのようになり次段の出力手段１１に
異常を知らせる。異常を知らされた出力手段１１ではＬ
ＥＤを点灯あるいは点滅させて異常を人に知らせたり、
電話回線等を使用して警報を管理センタに報知する。あ
るいはガス供給設備内に設けられたガス遮断弁を動作さ
せ、ガスの供給をストップする。リセット手段１２は異
常復旧を行った時に本発明のガス供給設備異常検出装置
を初期状態に戻すためのものである。

以上のように本実施例によれば、圧力検出手段からの信
号があるレベル以上になった時タイマ１及びタイマ２を
動作させそれぞれあらかじめ定めた時間経過後信号を出
力するように構成されたタイマ手段と前記タイマ１から
の出力信号が生じる前に圧力検出手段からの信号がある
レヘル以下に下がった場合及び、前記タイマ２から出力
信号が生した場合には出力を生しるように構成された判
定手段を設けることにより、温度上昇による圧力上昇か
圧力調整器の異常による圧力上昇かを識別し、異常時に
人に報知できるガス供給設備異常検出装置を提供できる
こととなる。

第３図に本発明の他の実施例を示す。第３図の構成は第
１図の構成をより一般化した形で示している。タイマ手
段９及び判定手段１０の構成の仕方により最高圧力異常
（３３０■Ｈ２０を越える場合〕、最低圧力異常（２３
０ｍｍ　Ｈｚ　Ｏ以下の場合）、ガス漏れ検出の３つに
対応することができる。

（１）最高圧力検出のばし 圧力センサ８の出力が３３０−ＨｔＯを越えた時、タイ
マ手段９が動作を開始し、タイマ手段９の出力をＨＩＧ
Ｈにする。そして例えば２４時間後にタイマ手段９の出
力をＬＯＷにする。判定手段】Ｏではタイマ手段９から
の信号と圧力センサ８からの信号を監視し、２４時間連
続して圧力センサ８の信号が３３０　ｍ　Ｈｚ　０以上
であれば圧力異常であると判定し出力手段１１に信号を
出力する。

上記の例において監視時間を２４時間としたが、２４時
間にこだわるものではない。要は温度による圧力上昇の
影響を除去できるように時間設定を行えばよい。

（２）最低圧力検出の場合 圧力センサ８の出力が２３０−Ｈ，Ｏ以下の時タイマ手
段９が動作を開始し、タイマ手段９の出力をＨＩＧＩ＋
にする。そして例えは１時間後にタイマ手段９の出力を
ＬＯ−にする。判定手段１０ではタイマ手段９からの信
号と圧力センサ８からの信号を監視し、１時間連続して
圧力センサ８の信号が２３０■ＨｔＯ以下であれば圧力
異常であると判定し、出力手段１１に信号を出力する。

上記の例において監視時間を１時間としたが１時間にこ
だわるものではない。要はガス器具の使用を開始した時
に圧力調整器の応答の遅れやガス配管の伝達特性により
圧力センサ８の設置されている場所での瞬間的な圧力低
下が生しることがあるがこの影響を除去し７たりあるい
はＬ　Ｐガスボンベ交換時に一時的にガス圧が低下する
影響を除去できるように時間設定を行えばよい。

（３）ガス漏れ検出の場合 ガス器具が使われていない状態では温度上昇により圧力
上昇が生じる。例えば３０日間圧力の変化を監視した時
３０日のうち１日ぐらいは昼間のある期間ガス器具を使
用しない時があり、かつ日光による温度上昇があると思
われ従って、圧力上昇が必ず生じるはずである。もし３
０日間圧力を監視し一度も圧力上昇がないならばどこか
でガス漏れが発生していると判断できる。圧力センサ８
の出力が３３０ｓｓＨ３０以下の時タイマ手段９が動作
を開始し、タイマ手段９の出力をＨＩＧＨにする。そし
て例えば３０日間後にタイマ手段９の出力をＬＯ−にす
る０判定手段１０ではタイマ手段９からの信号と圧力セ
ンサ８からの信号を監視し、３０日間連続して圧力セン
サ８の信号が３３０ｍ　Ｈ＊　Ｏ以下であればガス漏れ
であると判定し、出力手段１１に信号を出力する。なお
、監視時間を３０日としたがなにも３０日にこだわるも
のではない。要はガス漏れとガス器具使用の区別がつく
ように時間設定すればよい。

なお、ガスメータ４の下流側のガス漏れを検出する装置
（例えば、流量センサを下流側に設置し、３０日間連続
して流量センサの出力があれば下流側のガス漏れ）を設
置し、前記装置からの信号と比較することにより、ガス
メータ４の上流側でのガス漏れを特定できるように構成
してもよい。

以上のように本実施例によれば、ガス供給設備である圧
力調整器の下流側のガス供給設備内のガス圧を検出する
圧力検出手段と前記圧力検出手段からの信号により制御
されるタイマ手段と前記タイマ手段からの信号により、
ガス供給設備に異常があるかどうかを判定する判定手段
と前記判定手段からの信号により動作する出力手段とい
う構成により最高圧力異常や最低圧力異常の圧力調整器
異常やガス供給設備からのガス漏れを検出することがで
きる。

第４図は本発明を３つの並列に設けた例である。

最高圧力異常検出手段２２、最低圧力異常検出手段２３
、ガス漏れ検出手段２４はそれぞれ第３図のタイマ手段
９と判定手段１０を有している。第４図の構成により３
つの異常検出を行うことができる。

なお、本発明のガス供給設備異常検出装置は圧力調整器
３の中に内蔵してもよいし、ガスメータ４に内蔵しても
よい。また、ガス供給設備異常検出装置全部を別ユニン
トとしてもよいし、一部例えば圧力センサ８を圧力調整
器３又はガスメータ４に内蔵させ、他の部分を別の場所
に設けてもよい。

発明の効果 以上のように本発明は、ガス供給設備である圧力調整器
の下流側のガス供給設備内のガス圧を検出する圧力検出
手段と前記圧力検出手段からの信号により制御されるタ
イマ手段と前記タイマ手段からの信号によりガス供給設
備に異常があるかどうかを判定する判定手段と前記判定
手段からの信号により動作する出力手段を設けることに
より、最高圧力異常や最低圧力異常の圧力調整器異常や
ガス漏れを検出することができるガス供給設備異常検出
装置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例におけるガス供給設備異常検
出装置のブロック図、第２図Ａ、　Ｂ、　Ｃは同装置の
各手段の出力を説明する波形図、第３図は本発明の他の
実施例におけるガス供給設備異常検出装置のブロック図
、第４図は本発明の応用を示すブロック図、第５図は従
来の装置のブロック図である。 １・・・・・・ＬＰガスボンベ、２・・・・・・ボンベ
の元栓、３・・・・・・圧力調整器、４・・・・・・ガ
スメータ、５・・・・・・ガス器具、８・・・・・・圧
力センサ、９・・・・・・タイマ手段、ｌＯ・・・・・
・判定手段、１４・・・・・・タイマ１．１５・・・・
・・タイマ２．２２・・・・・・最高圧力異常検出手段
、２３・・・・・・最低圧力異常検出手段。 代理人の氏名　弁理士　粟野重孝　はか１名第　２　区

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）ガス供給設備である圧力調整器の下流側のガス供
   給設備内のガス圧を検出する圧力検出手段と前記圧力検
   出手段からの信号により制御されるタイマ手段と前記タ
   イマ手段からの信号によりガス供給設備に異常があるか
   どうかを判定する判定手段と、前記判定手段からの信号
   により動作する出力手段とで構成されたガス供給設備異
   常検出装置。
2. （２）タイマ手段として圧力検出手段からの信号により
   制御される２つのタイマを有する請求項（１）記載のガ
   ス供給設備異常検出装置。
3. （３）圧力検出手段からの信号があるレベル以上になっ
   た時、２つのタイマを動作させそれぞれあらかじめ定め
   た時間経過後信号を出力するように構成されたタイマ手
   段と、一方のタイマからの出力信号が生じる前に圧力検
   出手段からの信号があるレベル以下に下がった場合及び
   、他方のタイマから出力信号が生じた場合には出力を生
   じるように構成された判定手段を有する請求項（２）記
   載のガス供給設備異常検出装置。
4. （４）圧力検出手段の信号があらかじめ定めたあるレベ
   ル以下又は、以上になった時から作動しあらかじめ定め
   たある時間経過後に出力を生じるタイマ手段を有する請
   求項（１）記載のガス供給設備異常検出装置。
5. （５）あらかじめ定めたある時間を計測する一方のタイ
   マと圧力検出手段からの信号があるレベル以下の時を計
   測する他方のタイマからなるタイマ手段と、前記一方の
   タイマで計測される時間以内に前記他方のタイマで計測
   される時間が連続してある時間以上続くことがなかった
   時に出力を生じるように構成された判定手段を有する請
   求項（２）記載のガス供給設備異常検出装置。