JPH0475961B2 - - Google Patents

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JPH0475961B2
JPH0475961B2 JP19531387A JP19531387A JPH0475961B2 JP H0475961 B2 JPH0475961 B2 JP H0475961B2 JP 19531387 A JP19531387 A JP 19531387A JP 19531387 A JP19531387 A JP 19531387A JP H0475961 B2 JPH0475961 B2 JP H0475961B2
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JP
Japan
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gap
block
concrete
cast
jack
Prior art date
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JP19531387A
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English (en)
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JPS6439401A (en
Inventor
Hideo Betsupu
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PS KK
Original Assignee
PS KK
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、道路、空港及び貯水池の底版等の舗
装に適用されるPC版の構築方法に関するもので
ある。
(従来の技術) 従来のPC版の構築方法は、第3図に示すよう
に、既設版Aの端面に対し、ジヤツキを設置する
のに十分な間隙を置いて現場打ちコンクリートB
を打設し、この現場打ちコンクリートBの硬化後
に間隙内に設置した図示しないジヤツキをもつて
緊張材に所定の緊張力を付与し、最後に当該間隙
にあと埋めコンクリートCを打設していた。
(発明が解決しようとする問題点) 上記従来の方法の場合、ジヤツキを設置するた
めの空間が必要である等施工技術上の理由によ
り、あと埋めコンクリートに最小でも1m程度の
長さに亙つてPC舗装ではない部分があり、また、
目地が多くなり、特に大きな重量が掛かる空港等
の場合、このPC舗装ではない部分や目地のとこ
ろから早期に損傷を受け易いという欠点があつ
た。
本発明は、上記従来の欠点にかんがみ、PC舗
装でない部分が無くなり、目地が少なく損傷を受
け難いPC版の構築方法を提供することを目的と
する。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明は、既設版
の端面に対し所定目地幅及び緊張材の緊張時にお
ける所定伸び量に見合う第1の間隙を置いてコン
クリート製のブロツクを配置するとともに、一端
を前記ブロツクに挿入させ前記ブロツクの端部に
固定させた緊張材を所定位置に配置し、該ブロツ
クの前記第1の間隙の反対側にジヤツキの長さに
対応する第2の間隙を残して現場打ちコンクリー
トを前記既設版の延長方向に打設し前記緊張材の
他端側を該現場打ちコンクリート内に埋設させ、
該現場打ちコンクリートの硬化後に前記第2の間
隙内に設置したジヤツキで前記ブロツクを前記第
1の間隙側に移動させて前記緊張材に所定緊張力
を付与し、前記第2の間隙にあと埋めコンクリー
トを打設し、該あと埋めコンクリートの硬化後に
前記ジヤツキを撤去することを特徴とするPC版
の構築方法を要旨とするものである。
(作用) 本発明に係るPC版の構築方法は、コンクリー
ト製のブロツクに挿入させた緊張材の一端を当該
ブロツクの端部に固定させ、既設版の端面に対し
所定目地幅及び当該緊張材の緊張時における所定
伸び量に見合う第1の間隙を置いて前記ブロツク
を配置するとともに、当該緊張材の他端側を所定
位置に配置し、該ブロツクの前記第1の間隙の反
対側にジヤツキの長さに対応する第2の間隙を残
して現場打ちコンクリートを既設版の延長方向に
打設し、この現場打ちコンクリートの硬化後に前
記第2の間隙内に設置したジヤツキで当該ブロツ
クを前記第1の間隙側に移動させて前記緊張材に
所定緊張力を付与し、前記第2の間隙にあと埋め
コンクリートを打設し、このあと埋めコンクリー
トの硬化後に前記ジヤツキを撤去して、このコン
クリートも含めた舗装版全体をPC版とする。
(実施例) 次に、本発明の実施例について、2個のブロツ
クを使用する場合を例として、図面を参照しなが
ら説明する。
第1図a及びbは、本発明の実施例に係るPC
版の構築方法を示す縦断面図、第2図は、その部
分平面図である。
本発明に係るPC版の構築方法は、コンクリー
ト製の第1のブロツク1に形成した挿入孔1aに
挿入させた緊張材としてのPC鋼材3の一端を当
該第1のブロツク1の端部に固定させてあり、既
設版4の端面4aに対し所定目地幅及び当該PC
鋼材3の緊張時における所定伸び量に見合う第1
の間隙C1を置き第1のブロツク1を配置すると
ともに、当該第1のブロツク1に対しジヤツキ6
の長さに対応する出し2の間隙C2を置いて第2
のブロツク2を形成配置し、当該PC鋼材3の他
端側を第2のブロツク2に形成した貫通孔2aに
挿通させて所定位置に配置し、第1の間隙C1
び第2の間隙C2を残して現場打ちコンクリート
5を既設版4の延長方向に打設し、この現場打ち
コンクリート5の硬化後に第2の間隙C2内に設
置した複数のジヤツキ6で当該第1のブロツク1
を前記第1の間隙C1側に移動させてPC鋼材3に
所定緊張力を付与し、各ジヤツキ6を避けて第2
の間隙C2にあと埋めコンクリート7を打設し、
このあと埋めコンクリート7の硬化後にジヤツキ
6を撤去し、各ジヤツキ6を撤去した跡の空洞S
に無収縮コンクリート8を打設し、当該あと埋め
コンクリート7も含めた舗装版全体をPC版とす
るようになつている。
先ず、本発明の実施例において使用する機器及
び部材について説明する。
第1のブロツク1は、プレキヤストコンクリー
ト製の直方体であつてPC鋼材3が挿入される挿
入孔1aを有し、先行して打設された既設版4の
端面4aに対し所定目地幅に該PC鋼材3の緊張
時における所定伸び量を加えた値になつている第
1の間隙C1を置いて形成配置してある。
第2のブロツク2は、プレキヤストコンクリー
ト製の直方体であつてPC鋼材3が貫通する貫通
孔2aを有し、第1のブロツク1に対しジヤツキ
6の長さに対応する第2の間隙C2を置いて形成
配置してある。
PC鋼材3は、前記第1のブロツク1の挿入孔
1aに挿入させた一端を前記第1のブロツク1の
端部に固定させてあり、前記貫通孔2aに挿通さ
れ、PC版を延設しようとする所定位置に配置し
てある。
ジヤツキ6は、現場打ちコンクリート5の硬化
後に第2の間隙C2内に設置し、前記PC鋼材3に
所定緊張力を付与する例えば電動油圧式のものを
使用する。
次に、上記各機器及び部材を使用して行う本発
明の実施例に係るPC版の構築方法について説明
する。
第1の間隙C1及び第2の間隙C2をそれぞれ
置いて第1のブロツク1及び第2のブロツク2
を所定の位置に据付又は場所製作配置する。
第1のブロツク1の挿入孔1aに挿入させた
PC鋼材3の一端を当該第1のブロツク1の端
部に固定させるとともに、当該PC鋼材3を第
2のブロツク2の貫通孔2aに挿通し延設しよ
うとしているPC版の所定位置に配置する。
第1の間隙C1及び第2の間隙C2を残して長
さの長い現場打ちコンクリート5を既設版4の
延長方向に打設し、当該PC鋼材3の他端側を
当該現場打ちコンクリート5内に埋設させる。
現場打ちコンクリート5の強度を確認しPC
鋼材3の他端を軽く引張つて当該PC鋼材3の
弛みをなくした後、第2の間隙C2に設置した
複数のジヤツキ6で当該第1のブロツク1を前
記第1の間隙C1側に移動させてPC鋼材3に所
定緊張力を付与する。この所定緊張力により第
1のブロツク1のみが既設版4の方へ移動して
第2の間隙C2は当初の間隙にPC鋼材3の伸び
量及び現場打ちコンクリート5の弾性収縮量を
加えた値になり、他方、第1の間隙C1は当初
の間隙からPC鋼材3の伸び量を差し引いた値
でこれが丁度所定目地幅になる。
ジヤツキ6を避けて第2の間隙C2にあと埋
めコンクリート7を打設する。
あと埋めコンクリート7の強度を確認した
後、ジヤツキ6を解放し撤去する。
ジヤツキ6を撤去した跡の空洞Sに無収縮コ
ンクリート8を打設する。
かくしてあと埋めコンクリート7も含めた舗装
版全体がPC版となり、PC構造でない部分がな
い。
なお、本発明に係るPC版の構築方法は、上記
実施例に限定されるものではなく、前述と同様に
第1のブロツク1及び第2のブロツクを配置し、
前述の場合よりも短い第1のPC鋼材を前述と同
様に配置し、第1の間隙及び第2の間隙を残し
て、現場打ちコンクリートを打設し前記第1の
PC鋼材の他端側を当該現場打ちコンクリート内
に埋設し、現場打ちコンクリートには当該第1の
PC鋼材と一部重複する第2のPC鋼材をもつて正
規のプレスレストを付与し、以後、前述と同様に
第2の間隙内に設置したジヤツキ6で第1のPC
鋼材に所定の緊張力を付与し、当該第2の間隙へ
のコンクリートの打設、ジヤツキ6の解放撤去を
行うこともできる。この場合、緊張時における第
1のPC鋼材の伸び量が小さいので緊張後の第1
の間隙即ち目地幅を所期の値に合わせるのが容易
であるという利点があり、第2のブロツクを省略
することも可能である。
また、各ブロツクは、プレキヤストブロツクで
なくて、設置位置に事前に場所打ちコンクリート
で造つたものであつてもよく、緊張材としては、
PC鋼材に代えFRP製ロープを使用してもよい。
更に目地の構造は、公知の例えば特公昭52−
23411号公報等その他に開示されたものの中から
任意に選定することができる。
(発明の効果) 本発明は以上のように構成され、既設版の端面
に対し所定目地幅及び緊張材の緊張時における所
定伸び量に見合う第1の間隙を置いてコンクリー
ト製のブロツクを配置するとともに、一端を前記
ブロツクに挿入させ前記ブロツクの端部に固定さ
せた緊張材を所定位置に配置し、該ブロツクの前
記第1の間隙の反対側にジヤツキの長さに対応す
る第2の間隙を残して現場打ちコンクリートを既
設版の延長方向に打設し前記緊張材の他端側を該
現場打ちコンクリート内に埋設させ、該現場打ち
コンクリートの硬化後に前記第2の間隙に設置し
たジヤツキで前記ブロツクを前記第1の間隙側に
移動させて前記緊張材に所定緊張力を付与するこ
とにより、PC版の端部にジヤツキを設置するた
めのジヤツキスペースを必要とせず、特に貯水池
の築造における床掘を要する場合、ジヤツキスペ
ースを必要としない分に相当する当該池の側壁面
の掘削土量が少なくて済み、前記第2の間隙にあ
と埋めコンクリートを打設し、該あと埋めコンク
リートの硬化後に前記ジヤツキを撤去することに
より、従来の場合の如きPC舗装ではない部分が
なくなつて版全体がPC構造体となり、目地数を
最小にして目地の部分に損傷が生ずるの確実に回
避でき、現場打ちコンクリートに付与されるプレ
ストレスがブロツクを通じて伝達されるので、乾
燥収縮等によるひび割れを防止するために早期に
プレストレスを与えるとき、定着部の強度を保つ
ことができ、早期プレストレス導入が従来に比較
して容易であり、且つプレストレスが版全体の断
面に均等に作用し局部応力を生じさせない等の効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図a及びbは、本発明の実施例に係るPC
版の構築方法を示す縦断面図、第2図はその部分
平面図、第3図は従来の方法の一例を示す縦断面
図である。 1……第1のブロツク、1a……挿入孔、2…
…第2のブロツク、2a……貫通孔、3……PC
鋼材、4……既設版、4a……端面、5……現場
打ちコンクリート、6……ジヤツキ、7……あと
埋めコンクリート、8……無収縮コンクリート、
C1……第1の間隙、C2……第2の間隙、S……
空洞。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 既設版の端面に対し所定目地幅及び緊張材の
    緊張時における所定伸び量に見合う第1の間隙を
    置いてコンクリート製のブロツクを配置するとと
    もに、一端を前記ブロツクに挿入させ前記ブロツ
    クの端部に固定させた緊張材を所定位置に配置
    し、該ブロツクの前記第1の間隙の反対側にジヤ
    ツキの長さに対応する第2の間隙を残して現場打
    ちコンクリートを前記既設版の延長方向に打設し
    前記緊張材の他端側を該現場打ちコンクリート内
    に埋設させ、該現場打ちコンクリートの硬化後に
    前記第2の間隙内に設置したジヤツキで前記ブロ
    ツクを前記第1の間隙側に移動させて前記緊張材
    に所定緊張力を付与し、前記第2の間隙にあと埋
    めコンクリートを打設し、該あと埋めコンクリー
    トの硬化後に前記ジヤツキを撤去することを特徴
    とするPC版の構築方法。
JP19531387A 1987-08-06 1987-08-06 Construction of pc panel Granted JPS6439401A (en)

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JP19531387A JPS6439401A (en) 1987-08-06 1987-08-06 Construction of pc panel

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