JPH0475585B2 - - Google Patents

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JPH0475585B2
JPH0475585B2 JP59097969A JP9796984A JPH0475585B2 JP H0475585 B2 JPH0475585 B2 JP H0475585B2 JP 59097969 A JP59097969 A JP 59097969A JP 9796984 A JP9796984 A JP 9796984A JP H0475585 B2 JPH0475585 B2 JP H0475585B2
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Manabu Sugai
Yasuyoshi Kagohashi
Hiroshi Aoki
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、磁気記録再生装置、例えば自動車内
に設置して使用する車載用磁気記録再生装置等の
磁気記録再生装置に関するものである。
本発明の磁気記録再生装置は、再生専用の装置
又は再生と記録とが可能な装置に適用できる。
従来例の構成とその問題点 第1図は従来の自動車用の磁気記録再生装置を
示している。第1図において、1は本体であり、
この本体1には第2図に示すカセツトハーフ2が
挿入されるカセツト挿入口3が形成されている。
カセツトハーフ2がカセツト挿入口3に挿入され
ると、本体1内のモータが回転しカセツトハーフ
2内の磁気テープがA方向又はB方向に走行さ
れ、再生状態になる。なおA方向はカセツトハー
フ2のA面を再生する場合の走行方向であり、B
方向はカセツトハーフ2のB面を再生する場合の
走行方向である。5は再生動作を停止させ、カセ
ツトハーフ2をカセツト挿入口3より外に排出す
るための操作釦、6,7は再生状態より早送り
(FF),又は早戻し(REW)動作を行うための操
作釦である。例えば、今A面を再生している状態
で操作釦6を押すと、矢印A方向に磁気テープ4
を早送り(FF)する。一方、A面再生状態にお
いて操作釦7を押すと、磁気テープ4は矢印B方
向に早戻し(REW)される。逆に、B面再生状
態において、操作釦6を押すと、A方向へ早戻し
(REW)され、操作釦7を押すとB方向に早送り
(FF)される。
このように、従来のこの種の磁気記録再生装置
においては、A面又はB面再生状態に応じて、操
作釦6は早送り用の操作釦,又は早戻し操作釦と
なる。同様に操作釦7もA面又はB面再生状態に
応じて、早戻し用操作釦,又は早送り用操作釦と
なるものであり、A面再生状態かB面再生状態で
あるかを把握しないと早送り,又は早戻し動作を
行うために、どちらの操作釦6,7を操作したら
よいのかわからない欠点があつた。なお、第1図
において8はトーンを調整するためのつまみ、9
は音量を調整するためのつまみである。
発明の目的 本発明は、上記従来の欠点を除去するものであ
り、A面再生状態であつても、またB面再生状態
であつても、例えば第1図における操作釦6は早
送り(FF)専用の操作釦となり、操作釦7は早
戻し(REW)専用の操作釦となる磁気記録再生
装置を提供することを目的とするものである。
発明の構成 本発明は、上記目的を達成するために、磁気テ
ープの走行方向切換機構に連動して係合状態が変
る回動部材,可動部材を用い、早送り専用レバー
または早戻し専用レバーの駆動力を可動部材を介
して回動部材に伝達して、この回動部材を回動さ
せ、この回動部材の回動方向に応じて磁気テープ
の早送り,早戻し方向を制御することを特徴とす
るものである。
実施例の説明 以下に、本発明の一実施例について説明する。
第3図,第4図において、11はシヤーシであり
このシヤーシ11の両側部には上方に折曲げられ
た側板12,12′が一体に形成されている。1
3,14および13′,14′は側板12,12′
に形成されたガイド孔、15,15′は挿入され
たカセツトハーフ33を支持する断面コ字状のカ
セツト支持体であり、このカセツト支持体15,
15′に形成されたピン16,17および16′,
17′が上記ガイド孔13,14および13′,1
4′に挿入され、カセツト支持体15,15′は上
記ガイド孔13,14および13′,14′にガイ
ドされ、上下に移動する。18,18′は側板1
2,12′にピン19,19′で回動自在に支持さ
れた略L字状のレバーであり、このレバー18,
18′の上部には切欠係合部20,20′が形成さ
れている。上記レバー18,18′の遊端には穴
が形成されている。この穴には、側板12,1
2′のガイド孔13,13′を貫通したカセツト支
持体15,15′のピン16,16′が挿入されて
いる。21,21′は上記L字状のレバー18,
18′を一方向に付勢するスプリングである。2
2,22′はレバー18,18′に植設されたピン
23,23′に係合するとともに、側板12,1
2′に植設されたピン24,24′にガイドされる
駆動板であり、この駆動板22,22′はプラン
ジヤー25の可動棒26に機械的に連結され、可
動棒26が吸引されると駆動板22,22′はス
プリング21,21′に抗して後退する。27,
27′は駆動板22,22′に形成された長穴であ
り、この長穴27,27′に上記ピン24,2
4′が挿入される。28,28′はシヤーシ11に
固定された軸、29,29′はカセツト検出アー
ムであり、一方のカセツト検出アーム29の中央
にはピンが植設され、他方のカセツト検出アーム
29′の中央にはピンが挿入される長孔が形成さ
れている。このカセツト検出アーム29,29′
の一端はコ字状に折曲げられ、この折曲げ部分が
上記軸28,28′に回動自在に支持されている。
30,30′は上記カセツト検出アーム29,2
9′に一体に形成された係合片であり、この係合
片30,30′はカセツト検出アーム29,2
9′より上方に伸び、途中で前方に折曲げられて
おり、上面はL字状となつている。31,31′
は上記カセツト検出アーム29,29′の遊端を
下方に折曲げてなカセツト検出片である。32は
軸28′に支持され、一端がカセツト検出アーム
29′に係合し、他端がシヤーシ11に係合され
たスプリングであり、このスプリング32によつ
てカセツト検出アーム29,29′の遊端が前方
に移動するように付勢される。
第5図,第6図は、カセツトハーフがカセツト
支持体15,15′に挿入された場合のカセツト
検出アーム29,29′等の動作を示している。
第5図に示すように、カセツトハーフ33が挿
入される前段階では、スプリング32の弾性力に
よつてカセツト検出アーム29,29′の遊端は
前方に出て、X状になつている。
ここで、スプリング32の弾性力に抗してカセ
ツトハーフ33をカセツト支持体15,15′に
挿入していくと、カセツトハーフ33の前面がカ
セツト検出アーム29,29′のカセツト検出片
31,31′に当り、カセツト検出アーム29,
29′を軸28,28′を中心にして回動させる。
カセツト検出アーム29,29′が回動していく
と、このカセツト検出アーム29,29′に一体
に形成された係合片30,30′もレバー18,
18′の切欠係合部20,20′に係合しながらカ
セツト検出アーム29,29′とともに回動する。
カセツトハーフ33がさらに後方に押されてい
くと、スイツチ(図示せず)がオンしプランジヤ
ー25が働き、駆動板22,22′を後退させる。
駆動板22,22′が後退すると、レバー18,
18′の切欠係合部20,20′との係合が外れ、
カセツト支持体15,15′はカセツトハーフ3
3を支持したまま、下方に移動し、カセツトハー
フ33は再生又は記録位置にセツトされる。
第3図において、34はシヤーシ11の面に沿
つて摺動するスライド板であり、このスライド板
34はプランジヤー25により、前方に駆動され
る。このスライド板34には磁気ヘツド35が取
付けられている。36,36′はピンチローラで
あり、このピンチローラ36,36′は上記スラ
イド板34の前方への移動に伴つて前方に移動
し、キヤプスタン軸37,37′に押圧される。
上記キヤプスタン軸37,37′はシヤーシ11
に固定された軸受に回転自在に支持されるととも
に下端にはフライホイール38,38′(第4図
参照)が固定されている。39はモータであり、
このモータ39の回転軸にはプーリ40が固定さ
れている。このプーリ40およびフライホイール
38,38′にはベルトが張架されている。した
がつて、モータ39が回転すると、フライホイー
ル38,38′が回転し、キヤプスタン軸37,
37′が回転するものである。
41はシヤーシ11に摺動自在に支持された
FFレバーであり、このFFレバー41は早送り
(FF)動作を行うときに操作される。42はシヤ
ーシ11に摺動自在に支持されたREWレバーで
あり、このREWレバー42は早戻し(REW)動
作を行うときに操作される。43はシヤーシ11
に摺動自在に支持されたイジエクトレバーであ
り、このイジエクトレバー43は早送り(FF)
動作又は早戻し(REW)動作を停止する場合、
およびカセツトハーフ33を外部に排出する場合
に操作される。上記イジエクトレバー43を押す
と、スイツチ(図示せず)が働き、プランジヤー
25が動作し、駆動板22,22′が前進し、レ
バー18,18′が回動し、カセツト支持体15,
15′を上方に移動させる。レバー18,18′が
所定位置まで回動すると、このレバー18,1
8′の内側面に当接して回動が阻止されていた係
合片30,30′の係合が解除され、カセツト検
出アーム29,29′はスプリング32の弾性力
により回動し、カセツトハーフ33を前方に排出
する。
なお、本実施例におけプランジヤー25は、上
記のように駆動板22の駆動、スライド板34の
駆動等を行う。
次に、上記実施例において、カセツトハーフ3
3を挿入してから再生動作を行い、カセツトハー
フ33を排出するまでの一連の動作について説明
する。
まず、カセツトハーフ33をカセツト支持体1
5,15′に挿入されたカセツトハーフ33によ
つて、遊端が前方に移動していたカセツト検出ア
ーム29,29′が後方に押される。カセツト検
出アーム29,29′が所定位置まで回動すると、
スイツチがオンしプランジヤー25が動き、駆動
板22,22′が後退し、レバー18,18′が回
動する。レバー18,18′が所定位置まで回動
すると係合片30,30′と、レバー18,1
8′の切欠係合部20,20′との係合が外れ、カ
セツト支持体15,15′は下方に移動し、カセ
ツトハーフ33は再生可能位置(又は記録可能位
置)にセツトされる。カセツトハーフ33が再生
可能位置にセツトされると、モータ39が回転す
るとともにスライド板34が前方に移動し、この
スライド板34に固定された磁気ヘツド35がカ
セツトハーフ33内の磁気テープに接触する。ま
た、スライド板34の前方への移動に伴つて、ピ
ンチローラ36,36′も前方に移動し、このピ
ンチローラ36,36′とキヤプスタン軸37,
37′とで磁気テープを挾持する。モータ39の
回転力はベルトを介してフライホイール38,3
8′に伝えられ、キヤプスタン軸37,37′を回
転させ、磁気テープを走行させ、再生又は記録が
行なわれる。
再生又は記録(録音)動作が終了し、イジエク
トレバー43を押すと、スイツチがオンしソレノ
イド25が働き、駆動板22,22′を前進させ、
レバー18,18′を回動させる。レバー18,
18′が所定位置まで回動すると、カセツト検出
アーム29,29′の係合片30,30′とレバー
18,18′の切欠係合部20,20′とが係合
し、レバー18,18′によつて回動が阻止され
ていたカセツト検出アーム29,29′がスプリ
ング32の付勢力によつて回動し、カセツトハー
フ33を前方に排出する。
なお、記録又は再生状態においては、フライホ
イール38,38′に形成された径小の歯車44,
44′(第7図〜第12図参照)と、リール軸4
5,45′に形成された歯車46,46′とに他の
歯車を噛合させ、フライホイール38,38′の
回転力をリール軸45,45′に伝達することに
より、カセツトハーフ33内の磁気テープを走行
させる。
次に、本実施例の特徴である早送り,早戻し機
構について第7図〜第12図とともに説明する。
第7図〜第9図は磁気テープのA面走行時の動作
説明図、第10図〜第12図はB面走行の動作説
明図である。
第7図〜第12図において、100はシヤーシ
11に摺動自在に支持されたスライド板であり、
このスライド板100には長穴101,102が
形成され、シヤーシに設けられたピンが上記長穴
101,102に挿入されている。スライド板1
00は矢印X,Y方向に摺動可能である。10
3,104はスライド板100に固定されたピン
である。105は三角形状の回動板であり、この
回動板105の孔106には、シヤーシに設けら
れたピン107が挿入され、このピン107を中
心に回動板105は回動できる。三角形状の回動
板105の第1の頂点部分と上記スライド板10
0とは、ピンにより連結されており、スライド板
100がX方向に摺動すると、回動板105はピ
ン107を中心にして反時計方向に回動し、逆に
スライド板100がY方向に摺動すると、回動板
105は時計方向に回動する。108は可動部材
であり、この可動部材108の一端は上記回動板
105の第2の頂点部分にピン109で連結され
ている。110,111は可動部材108の中央
付近の左右に形成された切欠き、112は可動部
材108の他端に形成された長穴である。113
は切換板であり、この切換板113はX,Y方向
に動き得る。切換板113の一端にはピン114
が固定され、このピン114は可動部材108の
長穴112に挿入されている。115は回動板で
あり、この回動板115にはV字状の穴134が
形成されている。このV字状の穴134には、プ
ランジヤー25の可動棒26に固定されたピン1
35(第4図参照)が挿入される。上記プランジ
ヤー25への通電は、走行方向切換用のマニユア
ルスイツチ,又は磁気テープの終端検出時に自動
的に駆動されるスイツチによつて制御され、プラ
ンジヤー25への通電毎に回動板115は時計方
向,反時計方向に交互に回動される。116は回
動板115に形成された孔であり、この孔116
にはシヤーシに固定されたピンが挿入され、回動
板115はこのピンを中心に時計方向又は反時計
方向に回動する。回動板115と切換板113と
はピン117により連結されている。118は回
動アームであり、この回動アーム118の孔11
9には、シヤーシに固定されたピン120が挿入
され、回動アーム118はこのピン120を中心
にして、時計方向又は反時計方向に回動できる。
回動アーム118の一端と切換板113とはピン
ン121で連結されている。
第7図〜第12図において、45,45′はリ
ール軸であり、このリール軸45,45′は、シ
ヤーシに固定された基板47(第4図参照)に回
転自在に支持される。46,46′はリール軸4
5,45′に設けられた歯車、37,37′はシヤ
ーシに固定された軸受に回転自在に支持されたキ
ヤプスタン軸、38,38′はキヤプスタン軸3
7,37′に固定されたフライホイール、44,
44′はフライホイール38,38′に形成された
径小の歯車、48,48′はフライホイール38,
38′に形成された径大の歯車である。122,
122′はアームであり、このアーム122,1
22′には孔123,123′が形成されている。
孔123,123′には、シヤーシに固定された
ピン(図示せず)が挿入され、アーム122,1
22′はこのピンを中心に回動可能である。12
4,124′は上記アーム122,122′に回転
自在に支持された歯車である。125は回動部材
であり、この回動部材125には孔126が形成
され、シヤーシに固定されたピンが上記孔126
に挿入され、回動部材125は時計方向又は反時
計方向に回動可能である。127,128は回動
部材125に固定されたピンであり、このピン1
27,128は孔126に対して反対側に固定さ
れている。129はスプリングであり、このスプ
リング129の端部はそれぞれ上記アーム12
2,122′に係止されている。このスプリング
129の弾性力により、アーム122,122′
は互に接近する方向に付勢される。130,13
0′は、アーム122,122′の一部分をほぼ直
角に折曲げてなる作動部である。41はFFレバ
ーであり、このFFレバー41は矢印Z,Z′方向
に摺動可能にシヤーシに支持されている。131
はFFレバー41に形成された孔であり、この孔
131の孔縁の一部は、FFレバー41の摺動方
向(Z,Z′方向)に対して傾斜した傾斜縁132
が形成されている。42はREWレバーであり、
このREWレバー42は矢印Z,Z′方向に摺動可
能にシヤーシに支持されている。REWレバー4
2の外縁の一部には、REWレバー42の摺動方
向(Z,Z′方向)に対して傾斜した傾斜縁133
が形成されている。
次に、第7図〜第12図に示す機構の動作につ
いて説明する。
第7図はA面走行時(A面の再生時、又は記録
時)の状態を示している。このA面走行時におい
ては、モータ39の回転力がベルトを介してフラ
イホイール38,38′に伝達され、フライホイ
ール38は反時計方向に回転し、フライホイール
38′は時計方向に回転する。このA面走行時に
は、歯車(図示せず)がフライホイール38の径
小の歯車44と、リール軸45に設けられた歯車
46とに噛合する結果、リール軸45が反時計方
向に回転し、カセツトハーフ内のリールの内、リ
ール軸45に係合するリールが回転駆動される。
また、A面走行時には、回動板115は反時計方
向に回動した状態にあり、このため切換板113
はX方向に摺動した状態にあり、このため可動部
材108はピン109を支点として時計方向に回
動した状態にある。可動部材108がピン109
を支点として、時計方向に回動した状態において
は、回動部材125のピン128が可動部材10
8の切欠き111に入り、回動部材125のピン
127は可動部材108の切欠き110より外れ
る状態にある。
第7図に示すA面走行状態において、早送り
(FF)を行う場合には、第8図に示すようにFF
レバー41をZ方向に押す。FFレバー41がZ
方向に動くと、FFレバー41の傾斜線132に
よつてピン104が押される結果、スライド板1
00はX方向に摺動する。スライド板100がX
方向に摺動すると、回動板105は反時計方向に
回動し、この回動板105に連結された可動部材
108は、Z′方向に動く。可動部材108がZ′方
向に動くと、回動部材125のピン128が可動
部材108によつて駆動される。この結果、回動
部材125は時計方向に回動する。回動部材12
5が時計方向に回動すると、この回動部材125
によつてアーム122がキヤプスタン軸37方向
に押され、このアーム122に支持されている歯
車124がフライホイール38の径大な歯車48
とリール軸45の歯車46とに噛合する。(なお、
FFレバー41を押圧した際には、それまでフラ
イホイール38の回転力をリール軸45の歯車4
6に伝達するために、フライホイール38の径小
の歯車44とリール軸45の歯車46とに噛合し
ていた歯車はFFレバー41の押圧に応じて移動
し、フライホイール38の回転力をリール軸45
に伝達できない状態になる。) 第8図に示すように、FFレバー41を押圧す
ることにより、アーム122に支持された歯車1
24が、フライホイール38の径大な歯車48と
リール軸45の歯車46とに噛合すると、フライ
ホイール38の回転力が、径大な歯車48,歯車
124を介してリール軸45の歯車46に伝達さ
れ、リール軸45が高速(第7図に示すA面走行
時よりも高速)で、反時計方向に回転する。すな
わち、A面の早送り(FF)動作が行なわれる。
一方、第7図に示すA面走行状態において、
REWレバー42を矢印Z方向に押すと、第9図
に示すように、REWレバー42の傾斜縁133
によつて、ピン103が駆動され、スライド板1
00はY方向に摺動する。スライド板100がY
方向に動くと、回動板105は時計方向に回動
し、可動部材108は矢印Z方向に動く。可動部
材108が矢印Z方向に動くと、可動部材108
の切欠き111に係合しているピン128が駆動
され、回動部材125は反時計方向に回動し、ア
ーム122′を反時計方向に回動させ、アーム1
22′に支持された歯車124′を、フライホイー
ル38′の径大な歯車48′とリール軸45′の歯
車46′とに噛合させる。アーム122′に支持さ
れた歯車124′が、フライホイール38′の径大
な歯車48′とリール軸45′の歯車46′とに噛
合すると、フライホイール38′の時計方向の回
転力が、径大な歯車48′、アーム122′の歯車
124′、リール軸45′の歯車46′に伝達され、
リール軸45′は時計方向に高速で回転する。す
なわち、A面の早戻し(REW)動作が行なわれ
る。
第10図は、B面走行時(B面の再生時又は記
録時)の状態を示している。このB面走行状態に
おいては、歯車(図示せず)がフライホイール3
8′の径小の歯車44′と、リール軸45′に設け
られた歯車46′とに噛合する結果、フライホイ
ール38′の時計方向の回転が前記歯車を介して
リール軸45′に伝わり、リール軸45′を時計方
向に回転させる。また、第10図に示すB面の走
行状態においては、回動板115は時計方向に回
動した状態にあり、この回動板115に連結され
た切換板113はY方向に摺動した状態にある。
切換板113がY方向に摺動した状態において
は、可動部材108はピン109を中心に反時計
方向に回動した状態にある。可動部材108が反
時計方向に回動した状態においては、可動部材1
25のピン128は可動部材108の切欠き11
1より出た状態にあり、かつ回動部材125のピ
ン127が可動部材108の切欠き110内に入
つた状態になる。
第10図に示すB面走行状態において、第11
図に示すようにFFレバー41を矢印Z方向に押
すと、FFレバー41によつてスライド板100
は矢印X方向に駆動される。スライド板100が
X方向に駆動されると、このスライド板100に
連結された回動板105は反時計方向に回動し、
この回動板105に連結された可動部材108は
矢印Z′方向に動く。可動部材108が矢印Z′方向
に動くと、可動部材108の切欠き110に係合
するピン127が駆動され、回動部材125は反
時計方向に回動し、アーム122′を反時計方向
に回動させる。アーム122′が反時計方向に回
動すると、アーム122′に支持された歯車12
4′が、フライホイール38′の径大な歯車48′
とリール軸45′の歯車46′とに噛合する。この
ため、フライホイール38′の回転は、径大な歯
車48′、歯車124′、リール軸45′の歯車4
6′に伝達され、リール軸45′は時計方向に高速
で回転する。すなわち、B面の早送り(FF)動
作が行なわれる。
一方、第10図に示すB面の走行状態において
第12図に示すように、REWレバー42をZ方
向に押すと、スライド板100はY方向に動き、
回動板105は時計方向に回動し、可動部材10
8は矢印Z方向に動く。可動部材108は矢印Z
方向に動くと、可動部材108によつてピン12
7が駆動され、回動部材125は時計方向に回動
し、アーム122を時計方向に回動させる。アー
ム122が時計方向に回動すると、このアーム1
22に支持された歯車124がフライホイール3
8の径大な歯車48と、リール軸45の歯車46
とに噛合する。この結果、フライホイール38の
反時計方向の回転が、径大な歯車48、歯車12
4、リール軸45の歯車46に伝達され、リール
軸45が反時計方向に高速で回転する。すなわ
ち、B面の早戻し(REW)動作が行なえる。
以上のように、磁気テープのA面走行時(第7
図)またはB面走行時(第10図)において、
FFレバー41を押すと、A面又はB面の早送り
(FF)動作が行なわれる。また、A面走行時又は
B面走行時において、REWレバー42を押すと、
A面又はB面の早戻し(REW)動作が行なわれ
るものである。すなわち、A面走行状態であつて
も、またB面走行状態であつても、レバー41を
押せば早送り(FF)動作が行なわれ、またレバ
ー42を押せば早戻し(REW)動作が行なわれ
るものである。
なお、上記実施例では回動部材125にピン1
27,128を設けるとともに、可動部材108
に切欠き110,111を形成しているが、逆に
回動部材125に切欠き110,111を形成
し、回動部材108にピン127,128を設け
てもよいものである。
次に本発明を上記実施例に基づいて説明する。
本発明は、第7図〜第12図に示すように、回動
自在に支持された回動部材125と、磁気テープ
の走行方向切換機構(プランジヤー25、回動板
115など)に連動して第1の位置または第2の
位置に移動可能な切換板113と、端部が上記切
換板113に結合された可動部材108と、上記
回動部材125または上記可動部材108に形成
された第1、第2のピン127,128と、上記
可動部材108または上記回動部材125に形成
され上記第1、第2のピンにそれぞれ係合可能な
第1、第2の切欠き110,111と、摺動自在
に支持された早送り専用レバー41および早戻し
専用レバー42と、上記早送り専用レバー41、
早戻し専用レバー42のそれぞれの摺動動作に応
答して互いに逆方向に摺動するスライド板100
と、上記スライド板100と上記可動部材108
の他端部とを連結し上記スライド板100の摺動
動作に基づいて上記可動部材108を駆動する連
結部材105とを具備し、上記切換板113の上
記第1の位置または第2の位置への移動に伴つて
上記第1のピン127と第1の切欠き110との
係合又は上記第2のピン128と上記第2の切欠
き111との係合との係合切換えを行い、上記ス
ライド板100の摺動動作に伴なう上記可動部材
108の移動方向に応じて上記回動部材125を
互いに逆方向に回動させ、上記回動部材125の
回動方向に応じて磁気テープの早送り、早戻し方
向を変更すことを特徴とする磁気記録再生装置に
ある。
上記構成からなる本発明は、磁気テープの走行
方向切換機構に連動して、可動部材108を移動
させて回動部材125のピン127と可動部材1
08の切欠き110との係合から、回動部材12
5のピン128と可動部材108の切欠き111
との係合へ、または逆に回動部材125のピン1
28と可動部材108の切欠き111との係合か
ら、回動部材125のピン127と可動部材10
8の切欠き110との係合へ係合を切換え、また
早送り専用レバー41、早戻し専用レバー42の
摺動動作によりスライド板100をスライドさ
せ、このスライド動作に基づいて可動部材108
を移動させることにより、この可動部材108の
切欠き110または111に係合するピン127
または128を駆動して回動部材125を回動さ
せて早送り方向、早戻し方向を変更するものであ
る。
本発明において、早送り専用レバー41を押し
た場合と、早戻し専用レバー42を押した場合と
では、スライド板100は互いに逆方向にスライ
ドし、可動部材108も逆方向へ移動する。しか
しながら、磁気テープの走行方向に応じて可動部
材108に係合するピン127,128が切換え
られ、例えばA面再生状態では可動部材108の
切欠き111とピン128が係合するのに対し、
B面再生状態では可動部材108の切欠き110
とピン127が係合する。したがつて、A面再生
状態において早送り専用レバー41を押した場合
には、可動部材108によつてピン128が駆動
されて回動部材125は時計方向に回動し(第8
図)、B面再生状態において早送り専用レバー4
1を押した場合には可動部材108によつてピン
127が駆動されて回動部材125は反時計方向
に回動する(第11図)。このように、本発明は、
走行方向の切換えに応じて可動部材108に係合
するピンを切換え、また早送り専用レバー41ま
たは早戻し専用レバー42の操作に基づいて可動
部材108をその長手方向に移動させることによ
り、可動部材108でピン127または128を
駆動し、回動部材125を時計方向、反時計方向
に回動させて磁気テープの早送り方向、早戻し方
向を切換えるものである。
発明の効果 本発明は、上記のような構成であり、本発明に
よれば磁気テープがA面走行状態又はB面走行状
態であつても、早送り専用レバー又は早戻し専用
レバーを動作させれば、早送り又は早戻しが行な
える利点を有するものである。
また本発明では、走行方向切換えに伴なう可動
部材の移動と、早送り専用レバーまたは早戻し専
用レバー押圧に伴う可動部材の移動とを利用し
て、ピンと切欠きとの係合切換およびピン駆動を
行つているため、簡単な構造で、磁気テープの走
行方向にかかわらず、その走行方向に応じた磁気
テープの早送り、早戻しを行うことができる利点
を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の磁気記録再生装置の正面図、第
2図はカセツトハーフの上面図、第3図は本発明
の一実施例における磁気記録再生装置の上面斜視
図、第4図は同下面斜視図、第5図、第6図は同
装置のカセツト検出アームの動作を示す上面図、
第7図〜第12図は同装置の動作を説明するため
の要部の分解斜視図である。 11…シヤーシ、12,12′…側板、13,
13′,14,14′…ガイド孔、15,15′…
カセツト支持体、16,16′,17,17′…ピ
ン、18,18′…レバー、19,19′…ピン、
20,20′…切欠係合部、21,21′…スプリ
ング、22,22′…駆動板、23,23′…ピ
ン、24,24′…ピン、25…プランジヤー、
26…可動棒、27,27′…長孔、28,2
8′…軸、29,29′…カセツト検出アーム、3
0,30′…係合片、31,31′カセツト検出
片、32…スプリング、23…カセツトハーフ、
34…スライド板、35…磁気ヘツド、36,3
6′…ピンチローラ、37,37′…キヤプスタン
軸、38,38′…フライホイール、39…モー
タ、40…プーリ、41…FFレバー、42…
REWレバー、43…イジエクトレバー、44,
44′…歯車、45,45′…リール軸、46,4
6′…歯車、100…スライド板、101,10
2…長穴、103,104…ピン、105…回動
板、106…孔、107…ピン、108…可動部
材、109…ピン、110,111…切欠き、1
12…長穴、113…切換板、114…ピン、1
15…回動板、116…孔、117…ピン、11
8…回動アーム、119…孔、120…ピン12
1…ピン、122,222′…アーム、123,
123′…孔、124,124′…歯車、125…
回動部材、126…孔、127,128…ピン、
129…スプリング、130,130′…作動部、
131…孔、132…傾斜縁、133…傾斜縁、
134…穴、135…ピン。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 回動自在に支持された回動部材と、磁気テー
    プの走行方向切換機構に連動して第1の位置また
    は第2の位置に移動可能な切換板と、端部が上記
    切換板に結合された可動部材と、上記回動部材ま
    たは上記可動部材に形成された第1、第2のピン
    と、上記可動部材または上記回動部材に形成され
    上記第1、第2のピンにそれぞれ係合可能な第
    1、第2の切欠きと、摺動自在に支持された早送
    り専用レバーおよび早戻し専用レバーと、上記早
    送り専用レバー、早戻し専用レバーのそれぞれの
    摺動動作に応答して互いに逆方向に摺動するスラ
    イド板と、上記スライド板と上記可動部材の他端
    部とを連結し上記スライド板の摺動動作に基づい
    て上記可動部材を駆動する連結部材とを具備し、
    上記切換板の上記第1の位置または第2の位置へ
    の移動に伴つて上記第1のピンと第1の切欠きと
    の係合又は上記第2のピンと上記第2の切欠きと
    の係合との係合切換えを行い、上記スライド板の
    摺動動作に伴なう上記可動部材の移動方向に応じ
    て上記回動部材を互いに逆方向に回動させ、上記
    回動部材の回動方向に応じて磁気テープの早送
    り、早戻し方向を変更することを特徴とする磁気
    記録再生装置。
JP59097969A 1984-05-16 1984-05-16 磁気記録再生装置 Granted JPS60242536A (ja)

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