JPH0475417B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0475417B2 JPH0475417B2 JP60014552A JP1455285A JPH0475417B2 JP H0475417 B2 JPH0475417 B2 JP H0475417B2 JP 60014552 A JP60014552 A JP 60014552A JP 1455285 A JP1455285 A JP 1455285A JP H0475417 B2 JPH0475417 B2 JP H0475417B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure
- range
- line pressure
- torque
- gear
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 11
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 8
- 230000000875 corresponding effect Effects 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000001276 controlling effect Effects 0.000 description 3
- 230000002596 correlated effect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Control Of Transmission Device (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は自動変速機のライン圧制御装置、特に
マニユアルバルブを変速段固定レンジにした状態
でライン圧がエンジン出力トルク毎に適切な値と
なるよう制御するための装置に関するものであ
る。
マニユアルバルブを変速段固定レンジにした状態
でライン圧がエンジン出力トルク毎に適切な値と
なるよう制御するための装置に関するものであ
る。
(従来の技術)
自動変速機はライン圧により各種摩擦要素を選
択作動されて所定の変速を行なうが、ライン圧が
エンジン出力トルクにマツチしたものでないと、
作動されるべき摩擦要素が滑つてその焼付きを生
じたり、動力損失が大きくて性能及び燃費の悪化
を招いたり(ライン圧が低過ぎる場合)、摩擦要
素の作動時にその締結容量過大により大きな変速
シヨツクを生じたり(ライン圧が高過ぎる場合)
する。
択作動されて所定の変速を行なうが、ライン圧が
エンジン出力トルクにマツチしたものでないと、
作動されるべき摩擦要素が滑つてその焼付きを生
じたり、動力損失が大きくて性能及び燃費の悪化
を招いたり(ライン圧が低過ぎる場合)、摩擦要
素の作動時にその締結容量過大により大きな変速
シヨツクを生じたり(ライン圧が高過ぎる場合)
する。
そこで通常は、米国ゼネラルモーター社製
THM200−4R型自動変速機で用いられている第
3図に示すような回路により、ライン圧をエンジ
ン出力トルクに対応した値に調整するのが普通で
ある。第3図において1はライン圧制御用のレギ
ユレータバルブ、2はオイルポンプ、3はマニユ
アルバルブを夫々示し、レギユレータバルブ1は
エンジン出力トルクに対応したトルク圧、即ちス
ロツトル開度比例のスロツトル圧PTHを図中上方
(ライン圧上昇方向)に受け、オイルポンプ2か
らのオイルを第4図中aの如くエンジン出力トル
ク(スロツトル開度)の増大につれ高くなるライ
ン圧PLとなして回路4よりマニユアルバルブ3
に供給する。マニユアルバルブ3は自動変速(D)レ
ンジにされた状態で、回路4からのライン圧PL
を対応ポートから常時作動されるべき摩擦要素へ
供給したり、変速制御を司どるシフトバルブに供
給し、これらシフトバルブによる制御下で他の摩
擦要素にライン圧を選択的に供給することにより
自動変速機を所定通り変速させることができる。
THM200−4R型自動変速機で用いられている第
3図に示すような回路により、ライン圧をエンジ
ン出力トルクに対応した値に調整するのが普通で
ある。第3図において1はライン圧制御用のレギ
ユレータバルブ、2はオイルポンプ、3はマニユ
アルバルブを夫々示し、レギユレータバルブ1は
エンジン出力トルクに対応したトルク圧、即ちス
ロツトル開度比例のスロツトル圧PTHを図中上方
(ライン圧上昇方向)に受け、オイルポンプ2か
らのオイルを第4図中aの如くエンジン出力トル
ク(スロツトル開度)の増大につれ高くなるライ
ン圧PLとなして回路4よりマニユアルバルブ3
に供給する。マニユアルバルブ3は自動変速(D)レ
ンジにされた状態で、回路4からのライン圧PL
を対応ポートから常時作動されるべき摩擦要素へ
供給したり、変速制御を司どるシフトバルブに供
給し、これらシフトバルブによる制御下で他の摩
擦要素にライン圧を選択的に供給することにより
自動変速機を所定通り変速させることができる。
ところで、マニユアルバルブ3を図示の如く第
2速固定()レンジ(変速段固定レンジ)にす
る時、回路4からのライン圧PLにより作動され
るべき摩擦要素がバンドブレーキである場合、当
該レンジでのエンジンブレーキ走行中にこのバン
ドブレーキがトレーリング方向に回転するブレー
ギドラムをつかむことになるため、バンドブレー
キを前記のように制御されるライン圧により作動
させるのでは中途スロツトル開度域において締結
力不足を生じ、バンドブレーキが滑るのを否めな
い。
2速固定()レンジ(変速段固定レンジ)にす
る時、回路4からのライン圧PLにより作動され
るべき摩擦要素がバンドブレーキである場合、当
該レンジでのエンジンブレーキ走行中にこのバン
ドブレーキがトレーリング方向に回転するブレー
ギドラムをつかむことになるため、バンドブレー
キを前記のように制御されるライン圧により作動
させるのでは中途スロツトル開度域において締結
力不足を生じ、バンドブレーキが滑るのを否めな
い。
そこで、マニユアルバルブ3のレンジで回路
4と通ずる回路5からのライン圧PL相当のレ
ンジ圧(変速段固定レンジ圧)P〓をレギユレー
タバルブ1にライン圧上昇方向へ供給し、これに
よりライン圧PLを第4図中bで示す如く全スロ
ツトル開度域に亘り調圧上限値に保つて、バンド
ブレーキが滑る問題を解決していた。
4と通ずる回路5からのライン圧PL相当のレ
ンジ圧(変速段固定レンジ圧)P〓をレギユレー
タバルブ1にライン圧上昇方向へ供給し、これに
よりライン圧PLを第4図中bで示す如く全スロ
ツトル開度域に亘り調圧上限値に保つて、バンド
ブレーキが滑る問題を解決していた。
(発明が解決しようとする課題)
しかしかかる従来のライン圧制御装置では、エ
ンジンブレーキ走行を所望し、スロツトル開度を
全閉付近の低開度にした状態で、マニユアルバル
ブ3をDレンジからレンジに切換えた時、ライ
ン圧PLが高過ぎ、これにより作動されるバンド
ブレーキが容量過大となり、当該レンジ切換えに
ともなう変速が大きな変速シヨツクを発生するも
のとなつて自動変速機の商品価値を著しく損なつ
ていた。
ンジンブレーキ走行を所望し、スロツトル開度を
全閉付近の低開度にした状態で、マニユアルバル
ブ3をDレンジからレンジに切換えた時、ライ
ン圧PLが高過ぎ、これにより作動されるバンド
ブレーキが容量過大となり、当該レンジ切換えに
ともなう変速が大きな変速シヨツクを発生するも
のとなつて自動変速機の商品価値を著しく損なつ
ていた。
かと言つてこのシヨツクを軽減するため、ライン
圧を第4図中cの如くに低下させようとすると、
回路構成上全スロツトル開度域に亘りライン圧
が、この低い値になつてしまい、レンジでスロ
ツトル開度を増大した走行中、ライン圧が低過ぎ
てバンドブレーキだけでなく他の摩擦要素も滑
り、自動変速機がほとんど作動不能になつてしま
う。
圧を第4図中cの如くに低下させようとすると、
回路構成上全スロツトル開度域に亘りライン圧
が、この低い値になつてしまい、レンジでスロ
ツトル開度を増大した走行中、ライン圧が低過ぎ
てバンドブレーキだけでなく他の摩擦要素も滑
り、自動変速機がほとんど作動不能になつてしま
う。
従つて、結局はレンジのライン圧を第4図中
bの如くになして、レンジ切換えにともなうシヨ
ツクの問題は未解決のままにするのが実情であつ
た。
bの如くになして、レンジ切換えにともなうシヨ
ツクの問題は未解決のままにするのが実情であつ
た。
本発明は変速段固定レンジではライン圧制御特
性を小スロツトル開度域と大スロツトル開度域で
別々の特性にし、又これら特性を相関なしに別個
に設定し得るようにすることで、夫々の特性が共
に好ましいものとなるようにすることを目的とす
る。
性を小スロツトル開度域と大スロツトル開度域で
別々の特性にし、又これら特性を相関なしに別個
に設定し得るようにすることで、夫々の特性が共
に好ましいものとなるようにすることを目的とす
る。
(課題を解決するための手段)
この目的のため本発明は、マニユアルバルブの
自動変速レンジでエンジン出力トルクに対応した
トルク圧を作用されてこのトルク圧に応じオイル
ポンプからのオイルを摩擦要素作動用のライン圧
に調圧するレギユレータバルブを具え、マニユア
ルバルブを変速段固定レンジに切換える時これか
らの変速段固定レンジ圧をもレギユレータバルブ
にライン圧上昇方向へ作用させてライン圧を変速
段固定レンジ圧に応じた所定値にするようにした
自動変速機において、 前記変速段固定レンジ圧が作用する受圧面を前
記トルク圧が作用する受圧面とは別個にレギユレ
ータバルブに設定し、 前記トルク圧に応動し、このトルク圧が設定値
以上の間前記レギユレータバルブへの変速段固定
レンジ圧の供給を中止する切換弁を変速段固定レ
ンジ圧回路中に挿入したことを特徴とするもので
ある。
自動変速レンジでエンジン出力トルクに対応した
トルク圧を作用されてこのトルク圧に応じオイル
ポンプからのオイルを摩擦要素作動用のライン圧
に調圧するレギユレータバルブを具え、マニユア
ルバルブを変速段固定レンジに切換える時これか
らの変速段固定レンジ圧をもレギユレータバルブ
にライン圧上昇方向へ作用させてライン圧を変速
段固定レンジ圧に応じた所定値にするようにした
自動変速機において、 前記変速段固定レンジ圧が作用する受圧面を前
記トルク圧が作用する受圧面とは別個にレギユレ
ータバルブに設定し、 前記トルク圧に応動し、このトルク圧が設定値
以上の間前記レギユレータバルブへの変速段固定
レンジ圧の供給を中止する切換弁を変速段固定レ
ンジ圧回路中に挿入したことを特徴とするもので
ある。
(作用)
切換弁は、トルク圧が上記設定値未満の間のみ
変速段固定レンジ圧をレギユレータバルブに供給
して、ライン圧を変速段固定レンジ圧に応じた所
定値に上昇せしめ、それ以外変速段固定レンジ圧
をレギユレータバルブに供給せずに、ライン圧制
御をトルク圧に応じた通常のままにまかせる。そ
して、レギユレータバルブの変速段固定レンジ圧
受圧面をトルク圧受圧面とは別個に設定するから
トルク圧が設定値未満の間におけるライン圧特性
をそれ以外のトルク圧領域におけるライン圧特性
とは別に、又両者を相関関係なく設定し得ること
となり、夫々の特性を共に好ましいものにして、
前者のトルク圧領域ではライン圧を前記シヨツク
防止上要求される値に設定し、又後者のトルク圧
領域ではライン圧を摩擦要素が滑ることのないよ
うな値に設定することができる。
変速段固定レンジ圧をレギユレータバルブに供給
して、ライン圧を変速段固定レンジ圧に応じた所
定値に上昇せしめ、それ以外変速段固定レンジ圧
をレギユレータバルブに供給せずに、ライン圧制
御をトルク圧に応じた通常のままにまかせる。そ
して、レギユレータバルブの変速段固定レンジ圧
受圧面をトルク圧受圧面とは別個に設定するから
トルク圧が設定値未満の間におけるライン圧特性
をそれ以外のトルク圧領域におけるライン圧特性
とは別に、又両者を相関関係なく設定し得ること
となり、夫々の特性を共に好ましいものにして、
前者のトルク圧領域ではライン圧を前記シヨツク
防止上要求される値に設定し、又後者のトルク圧
領域ではライン圧を摩擦要素が滑ることのないよ
うな値に設定することができる。
(実施例)
以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に説
明する。
明する。
第1図は第3図に示す自動変速機に本発明の着
想を適用したもので、図中第3図におけると同様
部分を同一符号にて示す。
想を適用したもので、図中第3図におけると同様
部分を同一符号にて示す。
本発明においては、変速段固定レンジ圧回路5
を5a,5bに分断し、この分断回路間に切換弁
6を介挿する。切換弁6はばね6aで図中下限位
置に弾友されたスプール6bを具え、このスプー
ル位置で回路5a,5bを開通し、スプール6b
が図中下端面に作用するトルク圧としてのスロツ
トル圧PTHにより図示位置より上昇する時、回路
5bを回路5aから遮断してドレンポート6cに
通ずるものとする。なお、後者のスプール位置は
スロツトル圧PTHが第2図中TH1以上のスロツト
ル開度域に対応する値になる時達成されるようば
ね6aのばね力を決定する。
を5a,5bに分断し、この分断回路間に切換弁
6を介挿する。切換弁6はばね6aで図中下限位
置に弾友されたスプール6bを具え、このスプー
ル位置で回路5a,5bを開通し、スプール6b
が図中下端面に作用するトルク圧としてのスロツ
トル圧PTHにより図示位置より上昇する時、回路
5bを回路5aから遮断してドレンポート6cに
通ずるものとする。なお、後者のスプール位置は
スロツトル圧PTHが第2図中TH1以上のスロツト
ル開度域に対応する値になる時達成されるようば
ね6aのばね力を決定する。
そして、レギユレータバルブ1にはスプール1
aの図中下端に同軸にプラグ1b,1cを順次対
設し、これらプラグ間に回路5bからのレンジ
圧P〓が供給される室1dを画成すると共に、プ
ラグ1bから遠いプラグ1cの側にスロツトル圧
PTHが供給される室1eを画成する。かくて、レ
ギユレータバルブ1にレンジ圧受圧面と、スロ
ツトル圧受圧面とが別個に設定されることとな
る。
aの図中下端に同軸にプラグ1b,1cを順次対
設し、これらプラグ間に回路5bからのレンジ
圧P〓が供給される室1dを画成すると共に、プ
ラグ1bから遠いプラグ1cの側にスロツトル圧
PTHが供給される室1eを画成する。かくて、レ
ギユレータバルブ1にレンジ圧受圧面と、スロ
ツトル圧受圧面とが別個に設定されることとな
る。
かかる構成において、エンジブレーキ走行を所
望し、スロツトル開度を第2図中TH1以下にし
た状態でマニユアルバルブ3をDレンジからレ
ンジに切換えると、スロツトル圧PTHが低いため
切換弁スプール6bはばね6aにより下限位置に
保たれて回路5a,5bを開通し、一方当該レ
ンジで回路5aに出力されたライン圧PL相当の
レンジ圧P〓は回路5bを経てレギユレータバ
ルブ1にライン圧上昇方向へ供給され、ライン圧
PLを第2図中dの如くDレンジでのライン圧a
より上昇させる。ここで、レンジ圧P〓が作用
するレギユレータバルブ1の受圧面積(室1dの
受圧面積)を従来より小さくし、ライン圧値dが
第4図中cで示すライン圧値相当のものとなるよ
うにすると、上記レンジ切換えにともなう変速が
シヨツクなしに行なわれ、前記シヨツクの問題を
解決することができる。なお、レンジ圧P〓は
スロツトル圧PTHより高く、プラグ1cプラグ1
bから離れた位置に保つため、スロツトル圧PTH
はライン圧制御に関与しない。
望し、スロツトル開度を第2図中TH1以下にし
た状態でマニユアルバルブ3をDレンジからレ
ンジに切換えると、スロツトル圧PTHが低いため
切換弁スプール6bはばね6aにより下限位置に
保たれて回路5a,5bを開通し、一方当該レ
ンジで回路5aに出力されたライン圧PL相当の
レンジ圧P〓は回路5bを経てレギユレータバ
ルブ1にライン圧上昇方向へ供給され、ライン圧
PLを第2図中dの如くDレンジでのライン圧a
より上昇させる。ここで、レンジ圧P〓が作用
するレギユレータバルブ1の受圧面積(室1dの
受圧面積)を従来より小さくし、ライン圧値dが
第4図中cで示すライン圧値相当のものとなるよ
うにすると、上記レンジ切換えにともなう変速が
シヨツクなしに行なわれ、前記シヨツクの問題を
解決することができる。なお、レンジ圧P〓は
スロツトル圧PTHより高く、プラグ1cプラグ1
bから離れた位置に保つため、スロツトル圧PTH
はライン圧制御に関与しない。
同じレンジでスロツトル開度を第2図中
TH1以上にするパワーオン走行時は、これに対
応したスロツトル圧PTHが切換弁スプール6bを
ばね6aに抗して上昇させ、回路5bを回路5a
から遮断すると共にドレンポート6cに通じてレ
ギユレータバルブ1へのレンジ圧供給を中止す
る。かくてレギユレータバルブ1はスロツトル圧
PTHのみによりライン圧制御を行ない、このライ
ン圧を第2図中eで示す如く、Dレンジでの特性
aと同じ特性を以つて、つまりスロツトル圧PTH
に応じて変化させ、摩擦要素の滑りを防止するこ
とができる。
TH1以上にするパワーオン走行時は、これに対
応したスロツトル圧PTHが切換弁スプール6bを
ばね6aに抗して上昇させ、回路5bを回路5a
から遮断すると共にドレンポート6cに通じてレ
ギユレータバルブ1へのレンジ圧供給を中止す
る。かくてレギユレータバルブ1はスロツトル圧
PTHのみによりライン圧制御を行ない、このライ
ン圧を第2図中eで示す如く、Dレンジでの特性
aと同じ特性を以つて、つまりスロツトル圧PTH
に応じて変化させ、摩擦要素の滑りを防止するこ
とができる。
(発明の効果)
かくして本発明ライン圧制御装置は上述の如
く、トルク圧(図示例ではスロツトル圧PTH)に
応動し、これが設定値(スツトル開度TH1)以
上の間レギユレータバルブ1への変速段固定レン
ジ圧P〓の供給を中止して、レギユレータバルブ
がトルク圧PTHに応じたライン圧制御を行うよう
にし、合せてレギユレータバルブのトルク圧受圧
面と変速段固定レンジ圧受圧面とを別個に設定し
たから、トルク圧が上記設定値未満の間における
ライン圧特性とそれ以外のトルク圧領域における
ライン圧特性とを別々の特性にし、又これら特性
を相関なく別個に設定することができ、前者の低
トルク域のライン圧を従来より低くして変速段固
定レンジへの切換時におけるシヨツクの問題を解
消し得るし、これによつても変速段固定レンジで
の大トルク域パワーオン走行中に摩擦要素が滑る
問題を生ずることがなくなる。
く、トルク圧(図示例ではスロツトル圧PTH)に
応動し、これが設定値(スツトル開度TH1)以
上の間レギユレータバルブ1への変速段固定レン
ジ圧P〓の供給を中止して、レギユレータバルブ
がトルク圧PTHに応じたライン圧制御を行うよう
にし、合せてレギユレータバルブのトルク圧受圧
面と変速段固定レンジ圧受圧面とを別個に設定し
たから、トルク圧が上記設定値未満の間における
ライン圧特性とそれ以外のトルク圧領域における
ライン圧特性とを別々の特性にし、又これら特性
を相関なく別個に設定することができ、前者の低
トルク域のライン圧を従来より低くして変速段固
定レンジへの切換時におけるシヨツクの問題を解
消し得るし、これによつても変速段固定レンジで
の大トルク域パワーオン走行中に摩擦要素が滑る
問題を生ずることがなくなる。
第1図は本発明ライン圧制御装置の一実施例を
示す回路図、第2図は同じくそのライン圧制御特
性図、第3図は従来のライン圧制御回路図、第4
図は同じくそのライン圧制御特性図である。 1……レギユレータバルブ、2……オイルポン
プ、3……マニユアルバルブ、4……ライン圧回
路、5a,5b……変速段固定レンジ圧回路、6
……切換弁、PTH……スロツトル圧(トルク圧)、
P〓……レンジ圧(変速段固定レンジ圧)、PL…
…ライン圧。
示す回路図、第2図は同じくそのライン圧制御特
性図、第3図は従来のライン圧制御回路図、第4
図は同じくそのライン圧制御特性図である。 1……レギユレータバルブ、2……オイルポン
プ、3……マニユアルバルブ、4……ライン圧回
路、5a,5b……変速段固定レンジ圧回路、6
……切換弁、PTH……スロツトル圧(トルク圧)、
P〓……レンジ圧(変速段固定レンジ圧)、PL…
…ライン圧。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 マニユアルバルブの自動変速レンジでエンジ
ン出力トルクに対応したトルク圧を作用されてこ
のトルク圧に応じオイルポンプからのオイルを摩
擦要素作動用のライン圧に調圧するレギユレータ
バルブを具え、マニユアルバルブを変速段固定レ
ンジに切換える時これからの変速段固定レンジ圧
をもレギユレータバルブにライン圧上昇方向へ作
用させてライン圧を変速段固定レンジ圧に応じた
所定値にするようにした自動変速機において、 前記変速段固定レンジ圧が作用する受圧面を前
記トルク圧が作用する受圧面とは別個にレギユレ
ータバルブに設定し、 前記トルク圧に応動し、このトルク圧が設定値
以上の間前記レギユレータバルブへの変速段固定
レンジ圧の供給を中止する切換弁を変速段固定レ
ンジ圧回路中に挿入したことを特徴とする自動変
速機のライン圧制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1455285A JPS61175358A (ja) | 1985-01-30 | 1985-01-30 | 自動変速機のライン圧制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1455285A JPS61175358A (ja) | 1985-01-30 | 1985-01-30 | 自動変速機のライン圧制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61175358A JPS61175358A (ja) | 1986-08-07 |
JPH0475417B2 true JPH0475417B2 (ja) | 1992-11-30 |
Family
ID=11864308
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1455285A Granted JPS61175358A (ja) | 1985-01-30 | 1985-01-30 | 自動変速機のライン圧制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61175358A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56141446A (en) * | 1980-04-02 | 1981-11-05 | Toyota Motor Corp | Oil-pressure control device in automatic transmission for car |
-
1985
- 1985-01-30 JP JP1455285A patent/JPS61175358A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56141446A (en) * | 1980-04-02 | 1981-11-05 | Toyota Motor Corp | Oil-pressure control device in automatic transmission for car |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61175358A (ja) | 1986-08-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
GB2076084A (en) | Torque ratio control device for a v-belt type continuously variable transmission for vehicles | |
JPS6115299B2 (ja) | ||
GB2077373A (en) | Shift Control Mechanism in an Automatic Transmission for Vehicles | |
JPS5828458B2 (ja) | ジドウヘンソクキノ ユアツセイギヨソウチ | |
US4419910A (en) | Shift control mechanism in an automatic transmission for vehicles | |
JPH0475417B2 (ja) | ||
JP2003269497A (ja) | トルク伝達機構のための圧力制御装置 | |
JPS6248109B2 (ja) | ||
JPH0481055B2 (ja) | ||
JPH0559289B2 (ja) | ||
JPS6148026B2 (ja) | ||
JP2002295666A (ja) | オートマティックトランスミッション並びにその運転法 | |
KR100387842B1 (ko) | 자동변속기의 라인압 가변제어시스템 | |
JPH0434012B2 (ja) | ||
JPH02292567A (ja) | 自動変速機の油圧制御装置 | |
JPS642803B2 (ja) | ||
JPS6145379Y2 (ja) | ||
JP3533908B2 (ja) | 油圧制御装置 | |
JPH0520921Y2 (ja) | ||
JPH05590Y2 (ja) | ||
JPH0532615B2 (ja) | ||
JPS63291751A (ja) | 車両用自動変速機の油圧制御装置 | |
JP4492006B2 (ja) | 自動変速機の油圧制御装置 | |
JP2002266996A (ja) | 自動変速機の油圧制御装置 | |
JP2588173B2 (ja) | 自動変速機のライン圧制御装置 |