JPH0475049B2 - - Google Patents

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JPH0475049B2
JPH0475049B2 JP59181897A JP18189784A JPH0475049B2 JP H0475049 B2 JPH0475049 B2 JP H0475049B2 JP 59181897 A JP59181897 A JP 59181897A JP 18189784 A JP18189784 A JP 18189784A JP H0475049 B2 JPH0475049 B2 JP H0475049B2
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alkali metal
metal compounds
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  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
  • Carbon And Carbon Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明はハロゲンおよび/またはハロゲン化水
素を除去するための吸着剤および該水素化合物を
含有する気体を処理する方法に関する。 石油化学工場、化学工場のプロセスガス、製鉄
所などの副生ガス、電解水素、改質用水蒸気、そ
の他各種の排ガスなどにはハロゲン、ハロゲン化
水素が含まれており、このハロゲン、ハロゲン化
水素は微量でも人体に極めて有害であり、装置な
どの金属面に対して腐食作用がありまた触媒毒作
用も呈するので、化学反応などの工程で問題とな
ることが多い。 ガス中のハロゲン、ハロゲン化水素を除去する
方法として、アルカリ性溶液などによる薬液洗浄
法あるいは活性炭などを用いる吸着法などが提案
されているが、除去効果が悪く、効率のよい吸着
剤が望まれていた。 本発明者らは、このような実情に鑑み、鋭意検
討した結果、活性炭に亜鉛化合物とアルカリ金属
化合物、アルカリ土類金属化合物、Al、Ti、V、
Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cd、Pbの金属化合物を
含有せしめることによつて、ガス中のハロゲン、
ハロゲン化水素を非常に効率よく除去できること
を見出し、本発明を完成した。 すなわち本発明は、 1(1) 亜鉛化合物と (2)(a) アルカリ金属化合物の一種以上、 (b) アルカリ土類金属化合物の一種以上および (c) Al、Ti、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cd
およびPbの化合物の一種以上からなる群か
ら選ばれた(a)、(b)、(c)の一種以上 とを活性炭に含有せしめてなるハロゲンおよび/
またはハロゲン化水素を除去するための吸着剤 2 ハロゲンおよび/またはハロゲン化水素を含
有する気体を、 (1) 亜鉛化合物(以下第一成分ということもあ
る)、 (2)(a) アルカリ金属化合物の一種以上、 (b) アルカリ土類金属化合物の一種以上および (c) Al、Ti、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cd
およびPbの化合物の一種以上からなる群か
ら選ばれた(a)、(b)、(c)の一種以上(以下第二
成分ということもある) とを活性炭に含有せしめてなる吸着剤に接触させ
ることを特徴とする該気体からハロゲンおよび/
またはハロゲン化水素を除去する方法 である。 本発明の吸着剤は活性炭に前記第一成分および
第二成分を含有せしめることによつて製造するこ
とができる。 この場合に用いられる活性炭は、石炭、コーク
ス、木炭、ヤシガラ、樹脂などを原料として公知
の方法により製造されたもので、その比表面積が
200〜200m2/gのものであれば、いかなるもので
もよく、その形状はたとえば球状、円柱状、破砕
状、粉末状、繊維状などガスの処理方法に応じて
適当なものが使用される。 本発明において第一成分として用いられる亜鉛
化合物としては、たとえば炭酸塩、塩基性炭酸
塩、硝酸塩、硫酸塩、リン酸塩、ケイ酸塩、ハロ
ゲン化物、酸化物、水酸化物などの無機酸塩また
は無機化合物、ギ酸塩、酢酸塩、シユウ酸塩など
の有機酸塩などが挙げられる。 第二成分の一つであるアルカリ金属化合物とし
ては、Li、Na、K、Rb、Csのたとえば炭酸水素
塩、炭酸塩、硝酸塩、ホウ酸塩、ケイ酸塩、硫酸
塩、ハロゲン化物、水酸化物などの無機化合物、
ギ酸塩、酢酸塩、シユウ酸塩、安息香酸塩、フエ
ノール類の塩、スルホン酸類の塩などの有機酸塩
などが挙げられる。 またもう一つの第二成分であるアルカリ土類金
属化合物としては、Be、Mg、Ca、SrおよびBa
のたとえば炭酸塩、硝酸塩、硫酸塩、リン酸塩、
ハロゲン化物、酸化物、水酸化物などの無機酸塩
または無機化合物、ギ酸塩、酢酸塩、シユウ酸塩
などの有機酸塩などがあげられる。 他の第二成分であるAl、Ti、V、Cr、Mn、
Fe、Co、Ni、Cd、Pbの化合物としてはこれら
の金属の炭酸塩、炭酸水素塩、硝酸塩、ホウ酸
塩、ケイ酸塩、硫酸塩、リン酸塩、ハロゲン化
物、水酸化物、アンモニウム塩、酸化物などの無
機酸塩または無機化合物、ギ酸塩、酢酸塩、シユ
ウ酸塩、安息香酸塩、フエノール類の塩、スルホ
ン酸類の塩などの有機酸塩などが挙げられる。 本発明の吸着剤は活性炭に第一成分および第二
成分の双方を含有せしめたものであるが、この場
合、第二成分として、アルカリ金属化合物〔以下
成分(a)ということもある〕単独、アルカリ土類金
属化合物〔以下成分(b)ということもある〕単独ま
たはAl、Cr、Ti、V、Mn、Fe、Co、Ni、Cd、
Pbの化合物〔以下成分(c)ということもある〕単
独を含有せしめたものであつてもよいが、これら
のうち成分(a)と成分(b)、成分(b)と成分(c)、または
成分(c)と成分(a)のように二種の成分を含有せしめ
たものでもよく、成分(a)、成分(b)および成分(c)の
三種の成分を同時に含有せしめたものでもよい。
また第一成分として二種以上の化合物を含有せし
めたものでもよく、第二成分として、たとえば成
分(a)内の二種の異なつた成分を含有せしめるとい
うように同種の成分内の二種以上の異なつた成分
を含有せしめたものでもよい。 金属化合物含有活性炭中の第一成分の含量は活
性炭1g当り金属として0.1mg−原子〜3.0mg−原
子、好ましくは0.2mg−原子〜2.0mg−原子であ
り、第二成分の含量は活性炭1g当り金属として
0.1mg−原子〜5.0mg−原子、好ましくは0.2mg−原
子〜4.0mg−原子である。 本発明の吸着剤は活性炭に各成分を担持もしく
は添着せしめたものでもよく、また活性炭原料に
各成分を添加したのち、これを賦活して得られる
ものでもよい。また第一成分、第二成分の一部を
活性炭原料に添加してこれを賦活し、これに残り
の成分を添着せしめたものでもよい。各成分を活
性炭に添着する場合は、添着後乾燥または焼成す
るのがよい。 活性炭に各成分を添着する方法としては、各成
分を水(酸またはアルカリ水溶液を含む)、各種
の溶媒などに溶解または懸濁させた液を活性炭に
含浸または散布する方法が考えられる。また、前
記の調製法において、乾燥は、約130℃以下の温
度で、添着活性炭中の水または溶媒を蒸発させる
工程をいい、また焼成は、約130℃以上の温度で
乾燥した添着活性炭を不活性ガス、炭酸ガス、水
蒸気、燃焼肺ガスなどの雰囲気で加熱し、金属化
合物の一部または全部を熱分解させる工程をい
う。 上記方法において、第一成分、第二成分(ただ
しアルカリ金属化合物を除く)として酸化物以外
のものを活性炭に添着した場合は、添着後乾燥ま
たは焼成など熱処理するのがよく、また第一成
分、第二成分(ただしアルカリ金属化合物を除
く)を活性炭に添着して熱処理をしないときは、
第一成分、第二成分(ただしアルカリ金属化合物
を除く)は酸化物を用いるのがよい。第二成分と
してアルカリ金属の水酸化物、炭酸塩、重炭酸塩
以外のアルカリ金属化合物を活性炭に添着した場
合には添着後乾燥または焼成などの熱処理をする
のがよく、アルカリ金属化合物を添着したのち熱
処理をしない場合にはアルカリ金属化合物として
水酸化物、炭酸塩、重炭酸塩を用いるのがよい。 本発明において、ハロゲンとはF2、Cl2、Br2
およびI2であり、ハロゲン化水素とはHF、HCl、
HBrおよびHIである。 本発明を用いてガス中のハロゲン、ハロゲン化
水素を除去するには、ハロゲン、ハロゲン化水素
を含有するガスと吸着剤とを接触させればよい。 接触方法としては、たとえば固定層、移動層、
流動層などの公知の手段が用いられる。この場合
の接触温度は、600℃以下、好ましくは0〜300℃
であり、圧力は300Kg/cm2以下、好ましくは0.1〜
250Kg/cm2である。また接触時間は25℃、1Kg/
cm2換算で1/10〜100秒、好ましくは1/5〜80秒であ
る。 以下に実施例を挙げて本発明をより具体的に説
明する。 実施例 1 BET比表面積1150m2/gの16〜24meshの活性
炭A0に所定量の第一成分(硝酸亜鉛)と第二成
分(アルカリ金属の硝酸塩、アルカリ土類金属の
硝酸塩、およびAl、Ti、V、Cr、Mn、Fe、Co、
Ni、Cd、Pbの硝酸塩(Vのみは硫酸塩))とを
溶解した水溶液を均一に散布した。 得られた添着物50mlを4cmφの石英ガラス製カ
ラムに充填し、窒素ガスを線流速10cm/secで流
通しながら昇温速度5℃/minで加熱し、300℃
で30分間焼成した。 得られた吸着剤中の各金属化合物の含量は、第
1表に示すように、活性炭1g当りそれぞれ金属
として0.2〜2.0mg−原子であつた。 なお、対照として、前述と同様の方法で活性炭
A0に各金属の硝酸塩を単独で添着し、さらに窒
素ガス中、300℃で30分焼成した吸着剤を調製し
た。 このようにして得られた吸着剤の各15mlを1.6
cmφのガラス製カラムに充填し、HCl−20ppmお
よびCl2−10ppm含有のガス(N2−97.5vol%、
H2O−2.5vol%)を線流速40cm/sec(30℃換算)、
温度200℃で流通し、HCl−Cl2(全Cl換算)の除
去率の経時変化を調べ結果を第1表に示した。 実施例 2 実施例1の吸着剤A0、A1、A3、A9、B2、B3
B4、C1、C6、C9、D1、D2、D3、D6、D8および
D10の各15mlを1.6cmφのガラス製カラムに充填
し、HCl−20ppmおよびCl2−10ppm含有の30℃
のガス(H2−8vol%、N2−92vol%)を線流速40
cm/secで流通し、HCl−Cl2(全Cl換算)の除去
率の経時変化を調べ結果を第2表に示した。
【表】
【表】
【表】 実施例 3 実施例1の吸着剤A0、A1、A3、B2、C6、D3
よびD10の各15mlを1.6cmφのガラス製カラムに充
填し、HCl−20ppm、Cl2−10ppm含有のガス
(N2−97.5vol%、H2O−2.5vol%)、HBr−
20ppm、Br2−10ppm含有のガス(N2−97.5vol
%、H2O−2.5vol%)、およびHI−20ppm、I2
10ppm含有のガス(N2−97.5vol%、H2O−
2.5vol%)をそれぞれ線流速40cm/sec(30℃換
算)、温度250℃で流通し、HCl−Cl2(全Cl換算)
HBr−Br2(全Br換算)およびHI−I2(全I換算)
がカラムからリークするまでの時間(それぞれの
除去率が95%に達するまでの時間)を求め、結果
を第3表にまとめた。
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (1) 亜鉛化合物と (2)(a) アルカリ金属化合物の一種以上、 (b) アルカリ土類金属化合物の一種以上および (c) Al、Ti、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cd
    およびPbの化合物の一種以上からなる群か
    ら選ばれた(a)、(b)、(c)の一種以上 とを活性炭に含有せしめてなるハロゲンおよびま
    たはハロゲン化水素を除去するための吸着剤。 2 ハロゲンおよび/またはハロゲン化水素を含
    有する気体を、 (1) 亜鉛化合物と (2)(a) アルカリ金属化合物の一種以上、 (b) アルカリ土類金属化合物の一種以上および (c) Al、Ti、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cd
    およびPbの化合物の一種以上からなる群か
    ら選ばれた(a)、(b)、(c)の一種以上 とを活性炭に含有せしめてなる吸着剤に接触させ
    ることを特徴とする該気体からハロゲンおよび/
    またはハロゲン化水素を除去する方法。
JP59181897A 1983-09-22 1984-08-30 有害ガス吸着剤 Granted JPS6161618A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59181897A JPS6161618A (ja) 1984-08-30 1984-08-30 有害ガス吸着剤
US06/653,091 US4594231A (en) 1983-09-22 1984-09-21 Method for removal of poisonous gases

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JP59181897A JPS6161618A (ja) 1984-08-30 1984-08-30 有害ガス吸着剤

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Publication Number Publication Date
JPS6161618A JPS6161618A (ja) 1986-03-29
JPH0475049B2 true JPH0475049B2 (ja) 1992-11-27

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