JPH047496Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH047496Y2
JPH047496Y2 JP7728986U JP7728986U JPH047496Y2 JP H047496 Y2 JPH047496 Y2 JP H047496Y2 JP 7728986 U JP7728986 U JP 7728986U JP 7728986 U JP7728986 U JP 7728986U JP H047496 Y2 JPH047496 Y2 JP H047496Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid side
liquid
branching
branch pipes
main pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP7728986U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62189568U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP7728986U priority Critical patent/JPH047496Y2/ja
Publication of JPS62189568U publication Critical patent/JPS62189568U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH047496Y2 publication Critical patent/JPH047496Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、空気調和装置に関し、さらに詳しく
は、2台の室内機を有する空気調和装置における
液側配管の分岐構造に関するものである。
(従来の技術) 室外機側に膨張機構を配置し、該室外機に液側
配管およびガス側配管を介して2台の室内機を接
続するようにしてなる空気調和装置は、従来から
よく知られている。そして、液側配管の分岐部に
おいては、第4図図示の如く、分岐前の液側主管
6aと分岐後の液側分岐管6b,6bとを同一平
面上にて接続するようにするのが普通であつた。
(考案が解決しようとする問題点) 上記の如き構成の空気調和装置を冷房運転する
場合、液側配管内を流通する冷媒は、気液混合状
態の二相流となつているため、分岐前の液側主管
6aに湾曲部R(第4図参照)があつたりすると、
第5図図示の如く、冷媒における気相Gと液相L
との比重差によつて分岐前に二相が分離し、液側
分岐管6b,6bへ分配される冷媒の状態が不均
一(即ち、一方の液側分岐管6bに液相が偏り、
他方の液側分岐管6bに気相が偏る)となり、過
熱運転等の原因となるという問題があつた。
本考案は、上記の点に鑑みてなされたもので、
液側分岐管相互間における冷媒液相の偏流を防止
し得るようにすることを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案では、上記問題点を解決するための手段
として、第1図および第2図に示すように、膨張
機構4を有する1台の室外機Aと、2台の室内機
B,Bとを液側配管6およびガス側配管7を介し
て接続してなる空気調和装置において、前記液側
配管6における分岐前の液側主管6aと分岐後の
液側分岐管6b,6bとを同一平面上にて直交す
る如く配置し且つ前記液側主管6aの接続部を湾
曲させて液側分岐管6b,6bに対して垂直に接
続せしめている。
(作用) 本考案では、上記手段によつて次のような作用
が得られる。
即ち、冷房運転時において、分岐前の液側主管
6aを流通する気液二相の冷媒は、湾曲された接
続部を経て分岐後の液側分岐管6b,6bに対し
て垂直に流下する際に、第3図図示の如く、分岐
方向から見て二相となるように気相Gと液相Lと
に分離される。従つて、液側分岐管6b,6bに
対しては、液相Lが均等に分配されることとなる
のである。
(実施例) 以下、第1図ないし第3図を参照して、本考案
の好適な実施例を説明する。
本実施例の空気調和装置は、第1図図示の如
く、圧縮機1、四路切換弁2、室外フアン8を付
設した室外熱交換器3、膨張機構4およびアキユ
ムレータ15を備えた1台の室外機Aと、互いに
並列接続された電磁弁10,11および室内フア
ン9を付設した室内熱交換器5をそれぞれ備えた
2台室内機B,Bとを液側配管6およびガス側配
管7を介して接続して構成されている。なお、符
号12,13は逆止弁、14はバイパスキヤピラ
リチユーブである。
そして、前記液側配管6は、分岐前の液側主管
6aと分岐後の液側分岐管6b,6bとによつて
構成されている。
次に、第2図および第3図を参照して液側配管
6の分岐部の構成について述べる。
前記液側主管6aと液側分岐管6b,6bと
は、同一平面上にて直交する如く配置されてお
り、T型継ぎ手6cを介して連結されている。そ
して、液側主管6aの接続部は、湾曲されて液側
分岐管6b,6bに対して垂直に接続せしめられ
ている。
このような分岐部構造とすると、冷房運転時に
おいて、分岐前の液側主管6aを流通する気液二
相の冷媒は、湾曲された接続部を経て分岐後の液
側分岐管6b,6bに対して垂直に流下すること
になり、この垂直流下の際に、第3図図示の如
く、分岐方向から見て二相となるように気相Gと
液相Lとに分離され、液側分岐管6b,6bに対
しては、液相Lが均等に分配されることとなるの
である。従つて、各室内機B,Bへの冷媒偏流が
防止されることとなり、冷房能力を最大限に発揮
させることができることとなる。
また、本実施例においては、液側主管6aと液
側分岐管6b,6bとを同一平面上に配置してい
るが、かくすることによつて、分岐前後の配管を
同一ライン上に施工することができる。
本考案は、図示の実施例に限定されるものでは
なく、考案の要旨を逸脱しない範囲において適宜
設計変更可能なことは勿論である。
(考案の効果) 叙上の如く、本考案によれば、膨張機構4を有
する室外機Aと2台の室内機B,Bとを接続する
液側配管6における分岐前の液側主管6aと分岐
後の液側分岐管6b,6bとを同一平面上にて直
交する如く配置し且つ前記液側主管6aの接続部
を湾曲させて液側分岐管6b,6bに対して垂直
に接続せしめたので、冷房運転時において、液側
主管6aを流通する気液二相の冷媒が、湾曲され
た接続部を経て分岐後の液側分岐管6b,6bに
対して垂直に流下する際に、分岐方向から見て二
相となるように気相Gと液相Lとに分離され、液
側分岐管6b,6bに対して、液相Lが均等に分
配されることとなり、各室内機B,Bへの冷媒偏
流が防止され、冷房能力を最大限に発揮させるこ
とができるという実用的な効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例にかかる空気調和装
置の冷媒系統図、第2図は、第1図の空気調和装
置における液側配管の分岐部の構造を示す斜視
図、第3図は、第2図の−断面図、第4図
は、従来例における液側配管分岐部を示す平面
図、第5図は、第4図のV−V断面図である。 4……膨張機構、6……液側配管、7……ガス
側配管、6a……液側主管、6b……液側分岐
管、A……室外機、B……室内機。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 膨張機構4を有する1台の室外機Aと、2台の
    室内機B,Bとを液側配管6およびガス側配管7
    を介して接続してなる空気調和装置において、前
    記液側配管6における分岐前の液側主管6aと分
    岐後の液側分岐管6b,6bとを同一平面上にて
    直交する如く配置し且つ前記液側主管6aの接続
    部を湾曲させて液側分岐管6b,6bに対して垂
    直に接続せしめたことを特徴とする空気調和装
    置。
JP7728986U 1986-05-21 1986-05-21 Expired JPH047496Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7728986U JPH047496Y2 (ja) 1986-05-21 1986-05-21

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7728986U JPH047496Y2 (ja) 1986-05-21 1986-05-21

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62189568U JPS62189568U (ja) 1987-12-02
JPH047496Y2 true JPH047496Y2 (ja) 1992-02-27

Family

ID=30925153

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7728986U Expired JPH047496Y2 (ja) 1986-05-21 1986-05-21

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH047496Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3040642B1 (en) 2013-08-28 2021-06-02 Mitsubishi Electric Corporation Air conditioner

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62189568U (ja) 1987-12-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3204546B2 (ja) 熱交換器
JPH047496Y2 (ja)
WO2021228027A1 (zh) 冷媒整流管及空调室内机
JPH0426847Y2 (ja)
JPH0443167B2 (ja)
JPS6340765Y2 (ja)
JPH0235914B2 (ja)
JP3410309B2 (ja) 空気調和機の分流管
JPH0218448Y2 (ja)
JPH045932Y2 (ja)
JP2000314573A (ja) 空気調和機用熱交換器
JPH10318618A (ja) 空気調和機
JPH10196984A (ja) 空気調和機
JPS62147296A (ja) フイン付熱交換器
JPS63131965A (ja) 空気調和機
JPH031592B2 (ja)
JPS593351Y2 (ja) ヒ−トポンプ式冷暖房装置
JP3405428B2 (ja) 空気調和機
JPS58177765U (ja) セパレ−ト形空気調和機
JPH045972Y2 (ja)
JPS5965374U (ja) 空冷ヒ−トポンプ式空気調和装置
JPH0117006Y2 (ja)
JPH0367968A (ja) 冷媒凝縮器用熱交換器
JPH0240459Y2 (ja)
JPS5988658U (ja) 空気調和機