JPH0474281B2 - - Google Patents

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JPH0474281B2
JPH0474281B2 JP10311888A JP10311888A JPH0474281B2 JP H0474281 B2 JPH0474281 B2 JP H0474281B2 JP 10311888 A JP10311888 A JP 10311888A JP 10311888 A JP10311888 A JP 10311888A JP H0474281 B2 JPH0474281 B2 JP H0474281B2
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plate
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  • Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 『産業上の利用分野』 本発明は酸素を放電によりオゾン化するオゾン
発生装置に関するものである。
『従来の技術』 従来この種のオゾン発生装置として最も一般的
なものは、無声放電式と称し高圧高周波電源を印
荷する一方側電極をガラスやセラミツクス等の誘
電体に対して所定の間隙を有して対設し、さらに
該誘電体の一方側電極とは反対側に接地側の相手
方電極を配してなり、該一方側電極と誘電体との
間隙に強放電界を発生せしめて、この放電界中を
酸素または空気等の原料気体を通過せしめるよう
になしている。
また、近時は誘電体の一面に金属箔状の一方側
電極パターンを、他面に相手方電極を積層(該誘
電体内に相手方電極を埋設することもある)し、
該一方側電極パターンを積層した面に沿面放電を
発生させ、この沿面放電界に原料気体を接触させ
る沿面放電式のオゾン発生装置が提案されてい
る。
『本発明が解決しようとする問題点』 しかし、上記従来のオゾン発生装置は放電によ
り発生する熱をいかに効率的に除去するかという
課題と、放電界にいかに原料気体を効率的に接触
させるかという課題とが残存している。
高温放電界でのオゾン生成は、一度発生したオ
ゾンが加熱により分解され、その結果としてオゾ
ン発生効率を低減するし、空気を原料とした場合
は有害なNOXが共に発生することが知られてい
る。このNOXの発生理由は必ずしも明確には判
明していないがオゾンが分解する際に活性化した
酸素が窒素と化合するのが主たる原因とされてい
る。
すなわち、上記した従来のオゾン発生装置にお
いては、前者の無声放電式は、一方側電極の外面
と相手方電極の外面とを夫々電気的には絶縁した
状態で冷却する必要が有り、冷却装置が複雑化す
る欠点を有している。具体的には冷却に冷却水を
循環させるとしたら、一方側電極の冷却水系と相
手方電極の冷却水系とは電気的に接続されること
なく分離しなくてはならないことになる。
また、後者の沿面放電式は、一方側電極と誘電
体と相手方電極とが面接触しているため、相手方
電極の外面を冷却することで効率的に沿面放電界
を冷却することができ、さらに沿面放電界の上方
は適宜絶縁材で覆つておきこの絶縁材と誘電体と
の間を原料気体が通過するようになせば、相手方
電極の外面とこの絶縁材の外面とを電気的に導通
した簡易な冷却手段で冷却することもできる利点
も有するが、この沿面放電式は一方側電極パター
ンおよび沿面放電層が薄いため、一方側電極が放
電により消耗・破損されることが有り耐久性に劣
るという欠点と、通過する原料気体が沿面放電界
と面接触するかの状態を呈し原料気体の全量が放
電界と接触しずらくオゾン発生効率が低くなると
いう欠点を有していた。
そこで本発明は上記欠点に鑑み、一方側電極乃
至放電界を簡易な手段で効率的に冷却でき、しか
も原料気体の全量が確実に放電界中を通過するこ
とのできるオゾン発生装置を提供することを目的
としたものである。
『問題点を解決するための手段』 上記の目的に沿い、先述特許請求の範囲を要旨
とする本発明の構成は前述問題点を解決するため
に、金属製平板1の表裏両最外面に同一平面上に
並置される多数の平面部2,2,2…を配し、該
金属製平板1の各平面部2以外の部位は該平面部
2より離れる方向に向つて順次深くなる多数の凹
部3,3,3…となし、この各凹部3は少なくも
該金属製平板1の一辺から他辺まで連続するよう
なし、さらに該金属製平板1には表面側の凹部3
より裏面側の凹部3に連通する小孔4を開穿して
一方側電極10を構成し、上記一方側電極10の
表裏両面には夫々セラミツクス板11を介して相
手方電極12を重合してなる技術的手段を講じた
ものである。
『作用』 それ故本発明オゾン発生装置は、一方側電極1
0と相手方電極12,12との間に高圧高周波電
源を印荷すると、各凹部3内で放電界が形成され
る。
上記各凹部3内での放電界は、平面部2がセラ
ミツクス板11に重合しているため、この平面部
2の外周近くでは沿面放電が発生する。そして、
平面部2の外周より離れた部位においては間隙が
順次大きくなるので無声放電が発生することにな
る。この沿面放電と無声放電との組合せは沿面放
電が無声放電を誘発し尖頭電流等の急激な電流値
の変化を防ぐ作用を呈する。
そして、この放電状態にある凹部3には一方側
電極10の一辺側から他辺側に向つて原料気体を
通過せしめると、該原料気体は該凹部3内に発生
した放電界を通過してオゾン化される。
また、小孔4は原料気体が自由に金属製平板1
の表裏側に移動し、流路を複雑化し一部に渦流を
も形成し放電界との接触確率と接触時間を多くな
し、さらに、金属製平板1の表裏側の流量を平均
化しオゾン化効率の変動を防止する作用を呈す
る。
さらに、一方側電極10の表裏両面には夫々セ
ラミツクス板11を介して相手方電極12を重合
してなるため、セラミツクス板11の内面は一方
側電極10の平面部2に接触し、相手方電極12
はその内面をセラミツクス板11の外面に接触す
こととなり、該一方側電極10は断熱性の高い空
気層を介することなく熱伝導性を高効率的に保つ
て相手方電極12,12の外面にまで連結し、し
かも該両相手方電極12,12は電気的には同極
となるものである。
『実施例』 次いで、本発明の実施例を添付図面に基いて説
明する。
図中、1は一方側電極10を構成する金属製平
板である。
上記金属製平板1は、その表裏両最外面に同一
平面上に並置される多数の平面部2,2,2…を
配し、該金属製平板1の各平面部2以外の部位は
該平面部2より離れる方向に向つて順次深くなる
多数の凹部3,3,3…となし、この各凹部3は
少なくも該金属製平板1の一辺から他辺まで連続
するようなし、さらに該金属製平板1には表面側
の凹部3より裏面側の凹部3に連通する小孔4を
開穿して一方側電極10となしてある。
上記平面部2と凹部3と小孔4とはプレス成形
や掘削成形さらにはエツチング成形等の従来公知
な製法で形成すればよい。そして、該平面部2と
凹部3との面積比は適宜に選定すればよいが、両
者は交互に位置して全面に均一に配されることが
望ましく、平面部2は後述セラミツクス板11と
の接触面を確保し、同一平面に位置させることで
機械的精度(一方側電極10と後述相手側電極1
2との距離精度)を簡単に得られるようになし、
また該接触面が所定の面積でセラミツクス板11
に接触することで熱伝導を良好に保ち、さらには
この平面部2がセラミツクス板11の内面を均一
に受けることで該セラミツクス板11の機械的強
度を補うようになしている。
また、上記面凹部3は放電スペース及び原料気
体の流路を確保するもので第1図及び第3図実施
例においては、この凹部3は第2図及び第3図に
最も明かに示すごとく断面台形の平行な直線状の
溝状に構成され、平な底面3″と斜面部3′,3′を
有してなり、該凹部3内には表面側の凹部3より
裏面側の凹部3に連通する小孔4を並設してな
る。なお、この凹部3は第3図に示されるような
直線状ではなく複雑に曲つて金属製平板1の一辺
から他辺までの距離を長くするとともに、各列の
凹部3から他の列の凹部3へ原料気体が流れ込む
ことができるようになして通過原料気体が迷路状
の複雑な流路を通るようになすと放電界との接触
確率と接触時間とを大きくなすことが可能であ
る。
第4図乃至第6図実施例は上記の原料気体と放
電界との接触確率と接触時間とを大きくなす目的
からして製造された一方側電極10で、金属製平
板1(実際には、高純度チタン板を使用)を一度
ラス網状に加工し、該ラス網を挟圧ローラ等でプ
レスし表裏面における最突出部を相互に連続しな
い程度に平面化して製造している。したがつて、
ラス網の各網目が小孔4となり、押潰された最突
出部が平面部2となり、金属製平板1に規則的
(チドリ状の)なスリツトを入れこの金属製平板
1を該スリツトと直角方向に引伸した際に捻じれ
た部位が傾斜面3′乃至凹部3を構成することに
なる。したがつて、このラス網状の一方側電極1
0は従来公知な加工法の組合せで上記のごとき複
雑な形状を容易に実現でき、通過気体はチドリ状
に配された平面部2,2,2…をぬつて進むこと
になり、さらには適宜小孔4より反対面側に第6
図矢印Pで示すごとくに移動し複雑に蛇行、渦流
を生ずることになる。なお、この製法による一方
側電極10の表裏両面の形状は対称に表われず、
表面と裏面側とでは平面部2と凹部3との面積比
が相違するものであつたが、後述するセラミツク
ス板11,11を両面に重合して各凹部3で構成
される流路に原料気体を供送したところでは小孔
4の存在により両面側での内圧、及び流速は略一
定となり、特別な支障を有していないことが判明
した。
そして、上記一方側電極10の表裏両面には
夫々セラミツクス板11を介して相手方電極12
を重合してなる。すなわち、このセラミツクス板
11はその内面を一方側電極10の各平面部2
に、外面を相手方電極12の内面に夫々接触する
ことになる。上記セラミツクス板11はアルミナ
純度96%以上で厚みが1mm以下のものを使用して
おり、また相手方電極12は導電性塗料をセラミ
ツクス板11の外面に塗付してなるが、この相手
方電極12は金属薄板を使用したり、導電性の放
熱板を使用してもよいことは無論である。
そして、第1図乃至第3図図示例においては上
記両セラミツクス板11は二枚を一方側電極10
の厚みと一致する間隔を有して対設し、両者の周
縁には枠状シール剤20を配し、さらに中央部に
は下辺部まで到達しな仕切21を介在せしめて、
二つの収納室S1,S2と下部で両収納室S1,
S2を連結する連結路部S3とを形成してある。
そして、この、両収納室S1,S2内に一方側電
極10が夫々収納されるが、一方側の収納室S1
の上辺部には原料気体の流入口23が、他方側の
収納室S2の上辺部にはオゾン流出口24が配さ
れ、該流入口23より流入した原料気体は先ず一
方側の収納室S1を通過し次いで連結路部S3を
通つて他方側の収納室S2内に流入した最後にオ
ゾン流出口24より流出するようになつている。
したがつて、この場合一方側電極10,10はそ
の凹部3が連続する方向を第1図上下方向となし
ているのは無論である。
さらに、上記セラミツクス板11の外側には
夫々相手方電極12が重合されるものである。ま
た、図では省略したが、本発明装置は冷却水循環
水槽に浸潰して水冷するか、相手方電極12の外
面を外気または冷却用の気流に接触させて空冷す
るようになしてある。
なお、図中、30は上記一方側電極10と両相
手方電極12との間に高圧高周波供給電源を供給
する従来公知な電源装置を示すものである。
『発明の効果』 本発明は上記のごときで一方側電極10の平面
部2がセラミツクス板11に重合しているため、
該セラミツクス板11の強度は補強され、このセ
ラミツクス板11を薄いものを使用でき効率的な
放電ができ、また、沿面放電と無声放電とを共に
利用するため、尖頭電流による電源への負担セラ
ミツクス板11の疲労等が防止でき、また、セラ
ミツクス板11を薄く構成できることに加え一方
側電極10とセラミツクス板11と相手方電極1
2とは全面ではないが相互に接触する面を有する
ため、放電により生じた熱は最外面の両相手方電
極12,12まで高い熱伝導率で伝わり、この両
相手方電極12,12つ冷却することで効率的に
放電熱を除去するができるオゾン発生装置を提供
することができるものである。
また、本本発明は凹部3に小孔4を配したこと
により、原料空気は一方側電極10の一面側から
他面側へ移動することが有り、この際の曲流は気
流を乱して渦流を惹起し原料気体を混合して放電
界との全量接触を確保し、常に安定した効率でオ
ゾンを発生するオゾン発生装置を提供することが
できるものである。
さらに、特筆すべきは、本発明オゾン発生装置
は一方側電極10と一対のセラミツクス板11,
11と同じく一対の相手方電極12,12の五層
構造であるため全体として薄型に構成でき、しか
も両外面側は電気的に相手方電極12,12であ
るため全体を冷却水槽に浸潰するなどの簡易な方
法で効率的に放電熱を除去できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明オゾン発生装置の一実施例を示
す正面図、第2図A−A線拡大断面図、第3図は
本発明に使用される一方側電極の平面図、第4図
は別の実施例における一方側電極の平面図、第5
は同一方側電極の底面図、第6図はB−B線拡大
断面図である。 1〜金属製平板、2〜平面部、3〜凹部、4〜
小孔、10〜一方側電極、11〜セラミツクス
板、12〜相手方電極。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 金属製平板1の表裏両最外面に同一平面上に
    並置される多数の平面部2,2,2…を配し、該
    金属製平板1の各平面部2以外の部位は該平面部
    2より離れる方向に向つて順次深くなる多数の凹
    部3,3,3…となし、この各凹部3は少なくも
    該金属製平板1の一辺から他辺まで連続するよう
    なし、さらに該金属製平板1には表面側の凹部3
    より裏面側の凹部3に連通する小孔4を開穿して
    薄板状の一方側電極10を構成し、 上記一方側電極10の表裏両面には夫々セラミ
    ツクス板11を介して相手方電極12を重合して
    なるオゾン発生装置。
JP10311888A 1988-04-26 1988-04-26 オゾン発生装置 Granted JPH01275403A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4730977B1 (ja) * 2010-09-13 2011-07-20 オウミ技研株式会社 オゾン発生装置

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