JPH0473140A - 金属部材表面のゴムライニング - Google Patents

金属部材表面のゴムライニング

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JPH0473140A
JPH0473140A JP2185408A JP18540890A JPH0473140A JP H0473140 A JPH0473140 A JP H0473140A JP 2185408 A JP2185408 A JP 2185408A JP 18540890 A JP18540890 A JP 18540890A JP H0473140 A JPH0473140 A JP H0473140A
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rubber
hard
hard rubber
soft
metal
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JP2185408A
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Kazuo Fujii
和夫 藤井
Takenori Sasaka
佐坂 武紀
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JFE Steel Corp
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、鋼板にめっきや酸洗等の薬液処理する装置の
金属部材表面のゴムライニングに関する。
[従来の技術] 従来、鋼板の電気めっきや酸洗を行う処理槽等では、耐
食性や絶縁性を確保するために、5S41などの金属の
表面に天然硬質ゴムなどの硬質ゴムをライニイングして
いる。
このような硬質ゴムは加熱、冷却の繰返しによる熱疲労
に弱く1例えば第4図に示すように、型鋼材lのライニ
ング2には、コーナ一部にクラック3が入りやすい。
これは硬質ゴムの熱膨張(収り率が金属に比べて約10
倍太き(、特に冷却時において、硬質ゴムの収縮が金属
に拘束されてゴム内部に引張り応力が発生し、硬質ゴム
は伸びが小さいことからクラック発生に至るものである
第6図に、60℃からIO’Cに冷却した時の天然硬質
ゴムに発生するミーゼス応力分布の計算結果を示した。
応力はコーナ一部表層が最も大きく、最大2.58kg
/mrri’に達している。天然硬質ゴムの引張り強さ
は第2表に特性を示すように、lOoCてほぼ4.0 
k g / m rn’であることから、この応力は十
分に高い値であり、この温度変イヒが繰返されるところ
では熱疲労によるクラックの発生が避けられない。この
ようなりラックが発生すると金属の1食性や絶縁性が低
下するという問題がある。
〔発明が解決しようとする課題] 近年、例えば鋼板のめつきでは、合金めっき等の開発に
より、一つのめつき槽で多種類のめっきを行うようにな
った。このため、硬質ゴムは、操業(例えば処理液温度
60℃)のあと液抜き・水洗(常温、例えば冬期の場合
10℃)を経て処理液替後、操業(例えば60℃)とい
うように前述した温度変化を繰返して受けるため、クラ
ックの発生を避けることができないという問題があった
このようなりラックの発生に対する対策としては、伸び
の大きい軟質ゴムをライニングすれば防止することがで
きるが、一般に軟質ゴムは硬質ゴムに比べて耐熱性、′
tFt薬品性に劣り、短期間で劣化することから使用で
きないという問題もあった。
本発明はこのような問題点を解決したライニング方法を
提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段j クラックの発生を防止するには、硬質ゴムと金属の熱膨
張差を吸収するが、又は高い応力が発生するのはごく表
層部のみであるから、この表層部分のみゴム材質を改善
することの2つが考えられる。
本発明は、金属部材表面に、軟質ゴムと硬質ゴムとの互
層のライニングを施すことを特徴とする。この互層は、
いずれが金属側であってもよい。
(作用j 第1図に本発明のゴムライニング構造を示す。
第1図(a)は金属1表面に先ず軟質ゴム4を張りその
上に硬質ゴム5を張った構造である。金属lと硬質ゴム
5の熱膨張差を中間の軟質ゴム4て吸収することにより
、クラックの発生を防止することができる。また、耐熱
性、耐薬品性などについては硬質ゴム5て持たせている
ここで、軟質ゴムとは、20℃において硬度HA≦80
(ショアへタイプ)で伸び100%以上のもの、また、
硬質ゴムとは一20’CJこおいで硬度HO≧65(シ
ョアDタイプ)で、伸び50%以下のものである。
第1図(b)は、金属lの表面にまず硬質ゴム5を張り
、その上に軟質ゴム4を張った構造である。
ゴムの加硫時、硬質ゴム5の表層は、軟質ゴム4との融
合で、準硬質の中間的な性質を持ったゴムに変化し、ク
ラックが発生にくいゴムとなる。
なお、表面の軟質ゴム4は劣化しやすいという欠点を持
っているが、たとえ軟質ゴム4が劣化しても下層の硬質
ゴム5で1食性や絶縁性を維持することができる。
[実施例] 第1図によって本発明の1実施例を説明する。
第1図(a)は金属1表面にまず厚み2mmで硬度HA
=50前後(ショアへタイプ)の天然軟質ゴム4を張り
、その上に厚み2mm、硬度)10=801Ti7後(
ショアDタイプ)の天然硬質ゴム5を張ったものである
第1図(b)は、金属1表面に厚み3mmの天然硬質ゴ
ム5を張り、その上に厚み5 m m、硬度H^=60
前後のブチルゴム4を張ったものである。
ここでまず、これらゴムライニングの耐クラツク性を評
価するために、第2図にフローシートを示すヒートサイ
クルテストを行った。テストビスは、第3図に示すよう
に、長さ250mm、断面75mmX75mmX6mm
のSS41製等辺山形鋼6に前述の第1図(al 、第
1図(b)に示したうイニングを施したもの及び比較材
として既設天然硬質ゴムをライニングしたものの3種を
作成した。これらのテストピースをそれぞれを順次−2
0°C190℃、常温、−20°Cに温度変化させるヒ
ートサイクルを繰返して、クラックの発生をi認した。
結果を第1表に示す。既設天然硬質ゴムライニングを施
したテストビー又はヒートサイクル1回目で、コーナ部
全長にクラックが発生した。これに対し、第1図(a)
、第1図(b)のライニングを施したテストピースはヒ
ートサイクル15回の繰返しでもクラック等の発生は全
(認められず、これらゴムライニングは大幅な耐クラツ
ク性向上効果があることを確認した。
つぎに、実操業での効果を確認するために、第1図(a
)、第1図(b)に示す両タイプのゴムライニングを施
しためっき槽を製作し、実機として使用した。実操業に
おいても、クラック等は発生せず、大幅な耐クラツク性
向上を示している。
なお、第1図(a)のゴムライニング構造において、表
面の天然硬質ゴム5が2mmと薄く、機械的衝撃による
クラックが発生することがある。
したがって、硬質ゴム5表面にさらに軟質ゴムを張って
3層とし、硬質ゴム5の機械的衝撃を保護すると一層望
ましい。
また、第1図(b)のタイプのゴムライニングにおいて
は、表層の軟質ゴム4が劣化しやすいという欠点をもっ
ているため、ブチルゴム、ハイパロン、クロロブレン等
の耐薬品性に優れる軟質ゴムを用いるとさらに好適であ
る。
なお、硬質ゴムとしては、上記天然硬質ゴム以外に、S
BR系硬質ゴム、SBR系硬質ゴムなどの合成ゴムや、
これらのブレンドゴムでもよい。
第 表 〔発明の効果1 本発明のゴムライニングを施すことにより、ゴムライニ
ングのクラック発生による設備腐食劣化や絶縁の低下が
皆無となり、操業の安定化、設備の安定化及び補修費の
大幅な削減が可能となつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のゴムライニング構造を示す部分断面図
、第2図はヒートサイクルテスト方法のフローシート、
第3図はテストピースの説明図、第4図はゴムライニン
グのクラック発生の説明図、第5図はゴムライニング熱
応力計算結果のモデル図、第6図はその計算結果を示す
応力分布線図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 軟質ゴムと硬質ゴムとの互層のライニングからなる
    ことを特徴とする金属部材表面のゴムライニング。
JP2185408A 1990-07-16 1990-07-16 金属部材表面のゴムライニング Expired - Lifetime JPH072395B2 (ja)

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JPH0473140A true JPH0473140A (ja) 1992-03-09
JPH072395B2 JPH072395B2 (ja) 1995-01-18

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ID=16170272

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JPH072395B2 (ja) 1995-01-18

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