JPH0473120A - 射出成形法による摺動部品および射出成形用金型 - Google Patents

射出成形法による摺動部品および射出成形用金型

Info

Publication number
JPH0473120A
JPH0473120A JP18772190A JP18772190A JPH0473120A JP H0473120 A JPH0473120 A JP H0473120A JP 18772190 A JP18772190 A JP 18772190A JP 18772190 A JP18772190 A JP 18772190A JP H0473120 A JPH0473120 A JP H0473120A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cold slag
mold
cavity
injection molding
sliding surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18772190A
Other languages
English (en)
Inventor
Koshiro Ueda
上田 公志郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
Priority to JP18772190A priority Critical patent/JPH0473120A/ja
Publication of JPH0473120A publication Critical patent/JPH0473120A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、射出成形法によって成形される摺動部品お
よび射出成形用金型に係わり、特に、摺動画へのコール
ドスラグの露出を防止することができるものに関する。
「従来の技術」 近年、冷蔵庫、エアコン等に使用されているロータリー
コンプレッサのベーンとして、コンプレッサの高回転化
の要請の対応して、内部に中空部を設は慣性重量を低減
さけたものか使用されてきている。このようなベーンを
製造する一手段として、粉末冶金による方法があるが、
この方法では中空ベーンの形状および軽量化のために肉
厚を可能な限り薄くすることが要求されるため、プレス
金型の構造上成形が非常に困難である。
そこで、近年、中空部を有するベーンを簡単に製造する
手段として、例えば、特開昭64−35091号公報に
記載のものが提供されている。これは、射出成形法を利
用したものであり、水アトマイズ粉末とバインダとを混
合、混練してこれらを可塑化し、所定形状の金型により
成形体を成形する射出成形後、脱脂、焼結することによ
り中空ベーンを製造するものである。
[発明が解決しようとする課題j ところが、上記射出成形方法によろベーン(摺動部品)
においては、射出成形時、成形機の先端部にある比較的
低温度の成形材料(コールドスラグ)が、成形品の形状
らしくは成形条件等の要因により成形体の摺動面に現れ
ることがある。このように、コールドスラグが現れると
、摺動面の面粗度が低下し、また、成形材料の流れか複
数となり、再び合流した際に完全に圧着しないで亀裂も
しくは細かいラインとなって残るいわゆるウェルドライ
ンも発生し易くなり、焼結の際にクラックが生じ易いと
いう問題があった。
「発明の目的」 この発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、摺動
面へのコールドスラグの現出、およびこのコールドスラ
グの混入に起因するウェルドラインの発生を防止するこ
とができる射出成形法による摺動部品および射出成形用
金型を提供することを目的としている。
「課題を解決するための手段」 上記目的を達成するために、この発明の射出成形法によ
る摺動部品は、非摺動面にコールトスラフ溜りとなる凸
部か形成されているらのである。
まf二、射出成形用金型は、成形材料か射出されて摺動
部品か成形される金型の非摺動面を成形する部位に、コ
ールドスラグ溜りとなる凹部を形成するとともに、この
凹部に通じる成形材料の流路の断面積を他の流路の断面
積より大きく設定したしのである。
「作用 」 この発明にあっては、金型に形成されたコールドスラグ
溜りとなる凹部に通じる成形材料の流路の断面積か他の
流路の断面積より大きく設定されているので、射出成形
の際にコールドスラグか成形材料に押され凹部に通じる
流路を流れて該凹部に確実に流入する。したがって、成
形された摺動部品では、コールドスラグが非摺動面に凸
部として現出するので、摺動面へコールドスラグが現出
することがない。
「実施例」 以下、図面を参照してこの発明の一実施例を説明する。
第1図はこの発明の摺動部品であるベーンを示す。この
ベーンはロータリーコンプレッサを構成する部品であり
、符号lはベーン本体を示す。このベーン本体lは有底
四角筒状のものであり、その開口端面中央部には、この
部分を台形状に切り欠いてなる切欠部2が形成されてい
る。この切欠部2の底部には、ベーン本体1の底部まで
延在されて該ベーン本体1の内部を仕切るフィン3か形
成されている。そして、このベーンでは、ベーン本体l
の上下面1 a、 l bs左右両側面1 c、 1 
d、および先端面1eが摺動面とされており、開口端面
lfが非摺動面とされている。
また、上記開口端面!r側に位置するフィン3の端面に
は凸部4が形成されている。この凸部4はコールドスラ
グ溜りであり、後述する射出成形用金型に凹部を形成す
ることにより、成形の際にコールドスラグが凹部に流入
して形成されたものである。上記凸部4の大きさはベー
ンの大きさ、牙ヨ状、射出成形の条件等により適宜設定
されろものである。
上記構成のベーンては、コールドスラグか凸部4として
非摺動面に現出するのて、摺動面の面粗度か低下するこ
となく、しかし、この凸部4はへ一ノをロータリーコン
ブしツサのロータに押圧するスプリングの位置決めKI
材にしなるという+11点かある。
次に、上記構成のベーンを成形する射出成形用金型につ
いて説明する。
第2図は射出成形用金型の断−面を示すものである。こ
の図に示す金型は、ベーンlの上下面1albおよび左
右両側面1 c、 l dを形成する四角筒状の第1金
型5と、この第1金型5の開口右端面に当接してベーン
1の先端面1eを形成する長方形板状の第2金型6と、
上記第1金型5の開口左端面に当接するとともに、該第
1金型5内に位置けしめられて、ベーンlの開口端面1
f、フィン3を形成する第3金型7とを主体として構成
されている。
ヲ 上記第2金型6の中央部には、コンパウンド(成形材料
)か流れるランナ8か形成されており、このランナ8の
人口にはスプル9か接続されている。
このスプル9はブツシュlOの中央部に形成されており
、このブツシュlOは金型保持部材11に固定されてい
る。そして、スプル9に射出されたコンパウンドはラン
ナ8を通って、その出口(ゲート)8aから金型内に流
入するようになっている。
また、上記第1金型5と第3金型7との間にはへ一ン本
体1を形成するためのキャビティ(流路)12が形成さ
れており、第3金型7にはフィン3を形成するためのキ
ャビティ(流路)13が形成されている。このキャビテ
ィ13は上3己ランナ8の延長上に位置しており、その
流路断面積はキャビティ12の流路断面積の2倍に設定
されている。
さらに、上記キャビティ13の左端側に対向する第3金
型7の部位には凹部14が形成されている。
この凹部14はコールドスラグ溜りてあり、射出成形の
際にコールドスラグが流入するようになっている。この
凹部14の大きさはベーンの大きさ、形状、射出成形の
条件等により適宜設定されるものてめろ。
上記構成の金型で射出成形を行う場合、可塑化されたコ
ンパウンドをスプル3に所定の圧力で射出する。すると
、このコンパウンドかランナ8を通ってゲート8aから
金型内に流入し、キャビティ12.13に流入してベー
ンか形成される。このとき、成形機の先端部にある比較
的低温度のコールドスラグは、コンパウンドの射出圧力
に押されてランナ8を通りゲート8aから金型内に流入
するが、キャビティ13の流路断面積かキャビティ12
の流路断面積の2倍であり、しかも、ゲート8aに対向
した位置に凹部14が形成されているので、コールドス
ラグはキャビティ13を通って凹部14に確実に流入す
る。したがって、成形されたヘーノの摺動面(上下面1
 a、 l b、左右両側面1 c、 1 d、および
先端面1e)へコールドスラグが現出することがないの
て、該摺動面の面粗度が低下することがなく、コールド
スラグの現出に起因するウェルトラインの発生を防止す
ることができる。ちなみに、上記金型により成形された
成彩体を焼結したところ、コールドスラグおよびウェル
トライノの発生に起因するクラックの発生率は約1%程
度であり、従来の5〜6%に比へて格段に低下した。
第3図は射出成形用金型の他の実施例を示すものである
。この図に示す金型は上記第3金型7の形状を変更した
乙のであり、その他の部分は上記金型と同様であるので
、同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。
この図に示す金型の第3金型16はベーン本体!内に2
つのフィンを増設するように構成したちのであり、この
第3金型16には2つのフィンを形成するためのキャビ
ティ(流路)17.17がキャピテイ13を挾んで対称
に形成されている。このキャビティ17.17の流路断
面積は上記キャビティ12と同一すなわちキャビティ1
3の流路断面積の1/2に設定されている。
このような構成の金型では、上記実施例の金型と同様の
効果を得ることができるのは勿論のこと、コンパウンド
の充填かより均一に行なわれ、しかしコールドスラグか
凹部14に確実に流入するのてさらにウェルトライノの
発生を防止することができろととら1こ、成IF三され
1ニベーノ1こは2つのフィンか増設されこれらフィン
によりベーン本体1が補強されるので、焼結の際におけ
るベーンの変形を防止することかできる。
なお、上記実施例ではキャビティ13の流路断面積をキ
ャビティ12.17の2倍に設定したが、この発明にお
いては少なくとも1.2倍以上に設定すればよい。これ
は、12倍未満てはコールドスラグかキャビティ12.
17側に流れて凹部14に流入しなくなる恐れかあるか
らである。
まrこ、上記実施例では、この発明をロータリーコンプ
レッサのベーンに適用した例について述べたが、ベーン
以外のその他の摺動面を有する産業機器の摺動部品に適
用することができるのはいうまでもない。
「発明の効果」 以上説明したように、この発明によれば、射出成形の際
に、金型に形成された四部にコールドスラグが確案に流
入し、成形体の非摺動面に凸部として現出するので、成
形された摺動部品の摺動面へのコールドスラグの現出を
防止することができる。したがって、摺動面の面粗度の
低下を防止することができろとともに、コールドスラグ
の混入に起因するウェルドラインの発生を防止すること
ができる。また、成形された摺動部品には非摺動面にコ
ールドスラグ溜りとなる凸部が形成されているので、こ
の凸部を位置決め用の部材や他の部材を係合固定するも
のに利用できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はこの発明の一実施例を示すもので
あり、第1図はベーンの斜視図、第2図は射出成形用金
型の要部を示す断面図、第3図は他の実施例の射出成形
用金型の要部を示す断面図である。 5・・第1金型、6・・・・・・第2金型、7.16・
 第3金型、 12.13.17 − ・キャピティ(流路)14−・
・・凹部、

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)射出成形法により成形後、焼結されてなる摺動部
    品において、非摺動面にコールドスラグ溜りとなる凸部
    が形成されていることを特徴とする射出成形法による摺
    動部品。
  2. (2)成形材料が射出されて摺動部品が成形される金型
    の非摺動面を成形する部位に、コールドスラグ溜りとな
    る凹部を形成するとともに、この凹部に通じる成形材料
    の流路の断面積を他の流路の断面積より大きく設定した
    ことを特徴とする射出成形用金型。
JP18772190A 1990-07-16 1990-07-16 射出成形法による摺動部品および射出成形用金型 Pending JPH0473120A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18772190A JPH0473120A (ja) 1990-07-16 1990-07-16 射出成形法による摺動部品および射出成形用金型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18772190A JPH0473120A (ja) 1990-07-16 1990-07-16 射出成形法による摺動部品および射出成形用金型

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0473120A true JPH0473120A (ja) 1992-03-09

Family

ID=16211015

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18772190A Pending JPH0473120A (ja) 1990-07-16 1990-07-16 射出成形法による摺動部品および射出成形用金型

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0473120A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4546695A (en) Louvered grille unit and method of its manufacture
US5947682A (en) Pump housing and a manufacturing method therefor
JPS6216465B2 (ja)
JPH0473120A (ja) 射出成形法による摺動部品および射出成形用金型
JP2638678B2 (ja) 中空プラスチック製品の寸法を制御する方法およびプラスチック製品を製造するのに必要なクランプ力を低減する方法
JPH091597A (ja) 前面パネルの成形方法
JPH08144970A (ja) スクロール型コンプレッサー用チップシール及びその製造方法
JP3401437B2 (ja) スクロール型コンプレッサ用チップシールの製造方法および成形型装置
KR200194537Y1 (ko) 사출금형의 절단형 런너 게이트구조
JPH05293856A (ja) ウエルド強度改善射出成形方法および射出成形用金型並びに射出成形品
JP4395950B2 (ja) 射出成形体及び複合射出成形体の成形方法
JPS63120620A (ja) レンズ複合体の成形用金型
JP4019574B2 (ja) 金属複合成形体の製造方法
JPH0798345B2 (ja) インジェクションプレス成形の金型装置およびその成形方法
JP2681509B2 (ja) スクロール部材の被膜成形用金型
JPS624368Y2 (ja)
JPH03288609A (ja) 射出成形方法
JP2002219553A (ja) 鋳造装置、鋳造成形品、及びスクロール
CN117258426A (zh) 具有过滤器元件的家用器具和用于借助热塑性塑料泡沫注塑成型制造过滤器元件的方法
JPH11320622A (ja) 中空射出成形装置の加圧流体注入部構造
JPH0223581A (ja) テープカセット並びにその成形方法及びその成形用型
JPH03203618A (ja) ガス圧入成形用金型
JP2004122793A (ja) 成形型
JPS59165636A (ja) 樹脂封止用金型
JPH11351164A (ja) スクロール型圧縮機用チップシールおよびその製造方法