JPH0473004B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0473004B2 JPH0473004B2 JP60217470A JP21747085A JPH0473004B2 JP H0473004 B2 JPH0473004 B2 JP H0473004B2 JP 60217470 A JP60217470 A JP 60217470A JP 21747085 A JP21747085 A JP 21747085A JP H0473004 B2 JPH0473004 B2 JP H0473004B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- emergency
- clutch
- control device
- vehicle
- solenoid valve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 2
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 1
- 210000005240 left ventricle Anatomy 0.000 description 1
Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本発明は、車両用クラツチの非常用制御装置に
関し、特に、電子制御装置が故障した際でも、ク
ラツチアクチユエータを制御する非常手段により
クラツチの接・断を可能とする車両用クラツチの
非常用制御装置に関する。
関し、特に、電子制御装置が故障した際でも、ク
ラツチアクチユエータを制御する非常手段により
クラツチの接・断を可能とする車両用クラツチの
非常用制御装置に関する。
（従来技術）
最近、マイクロコンピユータからなる電子制御
装置により制御される車両が増えてきた。この種
車両は、内燃機関の回転数制御、変速機のギヤ切
換制御、クラツチ制御の外、各種のアクセサリ制
御まで電子制御装置にて行なうようになつてき
た。電子制御装置により車両を制御するには、被
制御装置を駆動する各種アクチユエータに設けた
各種センサからの信号により電子制御装置が制御
を受ける各種アクチユエータの次の制御量を演算
した後、これらに制御信号を発し、被制御装置の
動作制御を行なうものである。
装置により制御される車両が増えてきた。この種
車両は、内燃機関の回転数制御、変速機のギヤ切
換制御、クラツチ制御の外、各種のアクセサリ制
御まで電子制御装置にて行なうようになつてき
た。電子制御装置により車両を制御するには、被
制御装置を駆動する各種アクチユエータに設けた
各種センサからの信号により電子制御装置が制御
を受ける各種アクチユエータの次の制御量を演算
した後、これらに制御信号を発し、被制御装置の
動作制御を行なうものである。
（従来技術の問題点）
ところで、これまでの電子制御装置により制御
される車両においては、各種センサが故障して車
両が不意に停止したような場合のバツクアツプ処
置として、電子制御装置を構成するマイクロコン
ピユータを用いたソフトウエアによるバツクアツ
プ処置を講じて、車両の安全運転または最低限の
車両の移動を可能にしていた。
される車両においては、各種センサが故障して車
両が不意に停止したような場合のバツクアツプ処
置として、電子制御装置を構成するマイクロコン
ピユータを用いたソフトウエアによるバツクアツ
プ処置を講じて、車両の安全運転または最低限の
車両の移動を可能にしていた。
しかしながら、電子制御装置自体の物理的な破
損や、これを構成するマイクロコンピユータの暴
走等があつたり、また、上記ソフトウエアによる
バツクアツプにては処置できない故障では車両を
動作させることはできず、高速道路上などで大事
故の発生する恐れがあつた。
損や、これを構成するマイクロコンピユータの暴
走等があつたり、また、上記ソフトウエアによる
バツクアツプにては処置できない故障では車両を
動作させることはできず、高速道路上などで大事
故の発生する恐れがあつた。
（発明の目的）
本発明は上述の如き従来の欠点を改善しようと
するものであり、その目的は、電子制御装置によ
り制御される車両において、電子制御装置及びア
クチユエータ関係の故障で車両が走行不能となつ
た場合に、車両の最低限の走行を可能とする電子
制御による車両のクラツチの非常用制御装置を提
供することにある。
するものであり、その目的は、電子制御装置によ
り制御される車両において、電子制御装置及びア
クチユエータ関係の故障で車両が走行不能となつ
た場合に、車両の最低限の走行を可能とする電子
制御による車両のクラツチの非常用制御装置を提
供することにある。
（発明の概要）
本発明の目的を達成するために、本発明は車両
の運転状態に応じて電子制御装置によりクラツチ
アクチユエータを駆動制御する自動クラツチ制御
装置において、通常時にポンプからの油圧をクラ
ツチ駆動回路に供給し、緊急時にポンプから油圧
を非常用油圧回路へ切り換える第１の非常用電磁
バルブと、緊急時に非常用油圧回路の油圧を用い
てクラツチを接あるいは断に選択的に駆動制御す
る第２の非常用電磁バルブと、緊急時に前記第１
と第２の非常用電磁バルブを駆動制御する非常用
制御装置と、該非常用制御装置に信号を与えてク
ラツチの緊急接と緊急断を指令する操作スイツチ
と、緊急時に電子制御装置に印加されている電圧
を非常用制御装置に切り換える切換手段と、を有
し、非常時に前記切換手段により非常用制御装置
を動作させ操作スイツチによりクラツチの動作状
態を指定してクラツチを緊急動作させることを特
徴とする車両用クラツチの非常用制御装置を提供
する。
の運転状態に応じて電子制御装置によりクラツチ
アクチユエータを駆動制御する自動クラツチ制御
装置において、通常時にポンプからの油圧をクラ
ツチ駆動回路に供給し、緊急時にポンプから油圧
を非常用油圧回路へ切り換える第１の非常用電磁
バルブと、緊急時に非常用油圧回路の油圧を用い
てクラツチを接あるいは断に選択的に駆動制御す
る第２の非常用電磁バルブと、緊急時に前記第１
と第２の非常用電磁バルブを駆動制御する非常用
制御装置と、該非常用制御装置に信号を与えてク
ラツチの緊急接と緊急断を指令する操作スイツチ
と、緊急時に電子制御装置に印加されている電圧
を非常用制御装置に切り換える切換手段と、を有
し、非常時に前記切換手段により非常用制御装置
を動作させ操作スイツチによりクラツチの動作状
態を指定してクラツチを緊急動作させることを特
徴とする車両用クラツチの非常用制御装置を提供
する。
（実施例）
次に本発明の一実施例を、図面を用いて詳細に
説明する。
説明する。
第１図は、車両のクラツチアクチユエータの概
略構成を示すブロツク図であり、第２図は、その
非常時のフローチヤートである。
略構成を示すブロツク図であり、第２図は、その
非常時のフローチヤートである。
図において、１はクラツチアクチユエータであ
り、クラツチ接の方向にそのピストンロツド９が
付勢されており、すなわち図において左方向に付
勢されており、右方向はクラツチ断である。なお
７はレリーズフオークである。２は、クラツチス
トロークセンサでありピストンロツド９の移動量
を検出して後述する制御装置４に信号として入力
している。３は、切換えスイツチであり、非常時
に後述する制御装置４への通電を遮断し、非常用
制御装置５に給電するためのものである。
り、クラツチ接の方向にそのピストンロツド９が
付勢されており、すなわち図において左方向に付
勢されており、右方向はクラツチ断である。なお
７はレリーズフオークである。２は、クラツチス
トロークセンサでありピストンロツド９の移動量
を検出して後述する制御装置４に信号として入力
している。３は、切換えスイツチであり、非常時
に後述する制御装置４への通電を遮断し、非常用
制御装置５に給電するためのものである。
４は、電子制御装置からなる制御装置であり、
正常時に、アクセル踏み込み量、エンジン回転
数、クラツチ回転車速等を入力としてクラツチの
係合量を制御するように働らき、クラツチのつな
ぎ量、すなわちピストンロツドの移動量は前述の
クラツチストロークセンサにより判断される。そ
して正常時にクラツチアクチユエータ１を作動す
る電磁バルブは電磁バルブV1，V2，V3，V4，V5
である。
正常時に、アクセル踏み込み量、エンジン回転
数、クラツチ回転車速等を入力としてクラツチの
係合量を制御するように働らき、クラツチのつな
ぎ量、すなわちピストンロツドの移動量は前述の
クラツチストロークセンサにより判断される。そ
して正常時にクラツチアクチユエータ１を作動す
る電磁バルブは電磁バルブV1，V2，V3，V4，V5
である。
ここで、電磁バルブV1，V4，V5は大流量の電
磁バルブであり、また、電磁バルブV2，V3はデ
ユーテイ制御の小流量の電磁バルブである。クラ
ツチ接・断の制御とこれら電磁バルブのオン・オ
フまたは開閉状態は次の通りである。
磁バルブであり、また、電磁バルブV2，V3はデ
ユーテイ制御の小流量の電磁バルブである。クラ
ツチ接・断の制御とこれら電磁バルブのオン・オ
フまたは開閉状態は次の通りである。
最速断時 V1オン（開）、V3オン（閉）、
V5オン（開） その他オフ
微速断時 V1オン（開）、V3オン（閉）
その他オフ
最速接時 V4オン（開）、V5オン（開）
その他オフ
微速接時 前バルブ オフ V3（開）
V2（開）
なお、本発明の実施例で示されているクラツチ
アクチユエータの電磁バルブによる制御の詳細は
特許出願59−242628号に開示されている。
アクチユエータの電磁バルブによる制御の詳細は
特許出願59−242628号に開示されている。
５は、非常用制御装置であり、詳細は後述する
非常用電磁バルブVe0，Ve1を作動するものであ
る。６は、非常用操作スイツチであり、ドライバ
ーが非常時にクラツチ接または断を指定するため
のものである。
非常用電磁バルブVe0，Ve1を作動するものであ
る。６は、非常用操作スイツチであり、ドライバ
ーが非常時にクラツチ接または断を指定するため
のものである。
非常用電磁バルブVe0は、非常用制御装置５か
らの指令によりオンされ、電磁バルブV1へのポ
ンプＰからの供給を遮断し、非常用電磁バルブ
Ve1へのポンプＰからの供油を行なうためのもの
であり、非常用電磁バルブVe1はこのポンプＰか
らの供油を用いてクラツチの接・断を行なうもの
である。
らの指令によりオンされ、電磁バルブV1へのポ
ンプＰからの供給を遮断し、非常用電磁バルブ
Ve1へのポンプＰからの供油を行なうためのもの
であり、非常用電磁バルブVe1はこのポンプＰか
らの供油を用いてクラツチの接・断を行なうもの
である。
次に第２図のフローチヤートを参照して非常用
の制御を説明する。
の制御を説明する。
今、たとえば正常時に作動する電磁バルブV1
のバルブ駆動用電気系が故障した場合には（トラ
ンジスタ破損、電磁バルブV1の故障、電線断線
等）、電磁バルブV1は開のまま、または閉のまま
となり、開のままでは油圧系がポンプＰからタン
クＴに短絡し、一方閉のままではクラツチアクチ
ユエータの左室に油を入れることができず、クラ
ツチ断の操作が不可能となり、車両の正常な走行
ができなくなる。
のバルブ駆動用電気系が故障した場合には（トラ
ンジスタ破損、電磁バルブV1の故障、電線断線
等）、電磁バルブV1は開のまま、または閉のまま
となり、開のままでは油圧系がポンプＰからタン
クＴに短絡し、一方閉のままではクラツチアクチ
ユエータの左室に油を入れることができず、クラ
ツチ断の操作が不可能となり、車両の正常な走行
ができなくなる。
このような場合、本発明では以下にフローチヤ
ートで示す非常用の制御が行なわれる。
ートで示す非常用の制御が行なわれる。
ステツプ１：切換スイツチがドライバーにより
制御装置４から非常用制御装置５に切換えられ
る。
制御装置４から非常用制御装置５に切換えられ
る。
ステツプ２：非常用制御装置５が作動し（制御
装置４への通電が遮断され）、 ステツプ３：非常用電磁バルブVe0がオンして
ポンプＰからの油圧が正常時の油圧回路（電磁バ
ルブV1への油路）から非常用油圧回路（非常用
電磁バルブVe1への油路）に切換えられる。
装置４への通電が遮断され）、 ステツプ３：非常用電磁バルブVe0がオンして
ポンプＰからの油圧が正常時の油圧回路（電磁バ
ルブV1への油路）から非常用油圧回路（非常用
電磁バルブVe1への油路）に切換えられる。
ステツプ４：ドライバーが指定した非常用スイ
ツチの指定位置（クラツチ接またはクラツチ断）
が読み込まれる。
ツチの指定位置（クラツチ接またはクラツチ断）
が読み込まれる。
ステツプ５：指定位置がクラツチ接であるかク
ラツチ断であるかが指定される。
ラツチ断であるかが指定される。
ステツプ６：クラツチ接の場合、非常用電磁バ
ルブVe1はオフのままに維持され、このためクラ
ツチアクチユエータの左室が電磁バルブV3，V2
を介してタンクに連結され、リターンスプリング
８の力でクラツチがつながれる。
ルブVe1はオフのままに維持され、このためクラ
ツチアクチユエータの左室が電磁バルブV3，V2
を介してタンクに連結され、リターンスプリング
８の力でクラツチがつながれる。
ステツプ７：一方クラツチ断と判断された場合
には、非常用電磁バルブVe1をオンし、クラツチ
アクチユエータの左室に油圧を供給してクラツチ
断が行なわれる。
には、非常用電磁バルブVe1をオンし、クラツチ
アクチユエータの左室に油圧を供給してクラツチ
断が行なわれる。
（発明の効果）
以上詳細に説明したように、本発明は、車両の
制御装置の故障または暴走、またはクラツチ制御
装置における電気系が故障した場合でも、まずこ
れへの電源の供給を停止した後、制御装置が休止
の状態でクラツチアクチユエータを制御する非常
手段によりクラツチの接・断を可能にし、車両を
低速で走行させることまたは路肩への車両移動等
の緊急時の走行が可能となつた。
制御装置の故障または暴走、またはクラツチ制御
装置における電気系が故障した場合でも、まずこ
れへの電源の供給を停止した後、制御装置が休止
の状態でクラツチアクチユエータを制御する非常
手段によりクラツチの接・断を可能にし、車両を
低速で走行させることまたは路肩への車両移動等
の緊急時の走行が可能となつた。
第１図は、車両のクラツチアクチユエータの概
略構成を示すブロツク図、第２図は、その非常用
の制御を示すフローチヤートである。 １……クラツチアクチユエータ、２……クラツ
チストロークセンサ、３……切換スイツチ、４…
…制御装置、５……非常用制御装置、６……非常
用操作スイツチ、７……レリーズフオーク、８…
…リターンスプリング、９……ピストンロツド、
V1，V2，V3，V4，V5……電磁バルブ、Ve0，
Ve1……非常用電磁バルブ。
略構成を示すブロツク図、第２図は、その非常用
の制御を示すフローチヤートである。 １……クラツチアクチユエータ、２……クラツ
チストロークセンサ、３……切換スイツチ、４…
…制御装置、５……非常用制御装置、６……非常
用操作スイツチ、７……レリーズフオーク、８…
…リターンスプリング、９……ピストンロツド、
V1，V2，V3，V4，V5……電磁バルブ、Ve0，
Ve1……非常用電磁バルブ。
Claims (1)
- １ 車両の運転状態に応じて電子制御装置により
クラツチアクチユエータを駆動制御する自動クラ
ツチ制御装置において、通常時にポンプからの油
圧をクラツチ駆動回路に供給し、緊急時にポンプ
から油圧を非常用油圧回路へ切り換える第１の非
常用電磁バルブと、緊急時に非常用油圧回路の油
圧を用いてクラツチを接あるいは断に選択的に駆
動制御する第２の非常用電磁バルブと、緊急時に
前記第１と第２の非常用電磁バルブを駆動制御す
る非常用制御装置と、該非常用制御装置に信号を
与えてクラツチの緊急接と緊急断を指令する操作
スイツチと、緊急時に電子制御装置に印加されて
いる電圧を非常用制御装置に切り換える切換手段
と、を有し、非常時に前記切換手段により非常用
制御装置を動作させ操作スイツチによりクラツチ
の動作状態を指定してクラツチを緊急動作させる
ことを特徴とする車両用クラツチの非常用制御装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60217470A JPS6277238A (ja) | 1985-09-30 | 1985-09-30 | 車両用クラッチの非常用制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60217470A JPS6277238A (ja) | 1985-09-30 | 1985-09-30 | 車両用クラッチの非常用制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6277238A JPS6277238A (ja) | 1987-04-09 |
| JPH0473004B2 true JPH0473004B2 (ja) | 1992-11-19 |
Family
ID=16704735
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60217470A Granted JPS6277238A (ja) | 1985-09-30 | 1985-09-30 | 車両用クラッチの非常用制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6277238A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63162647U (ja) * | 1987-04-14 | 1988-10-24 | ||
| JPH0628990B2 (ja) * | 1987-04-27 | 1994-04-20 | 日野自動車工業株式会社 | 油圧制御式クラツチ、トランスミツシヨンの非常用コントロ−ル装置 |
| JPH0278857U (ja) * | 1988-12-05 | 1990-06-18 |
-
1985
- 1985-09-30 JP JP60217470A patent/JPS6277238A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6277238A (ja) | 1987-04-09 |
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